看護師業界は人の移り変わりが激しい業界です。
女性が多い業界ですから、女性にありがちな「結婚・出産」の期に転職、退職…。
なんて看護師が多いのは確かです。
しかしそうしたライフスタイルの移り変わりで現場を離れた看護師も、多少暇になったタイミングで現場に「カムバック」という形で転職することも多いです。
日本医療労働組合連合会の調査によると、看護師のおよそ20%が「仕事をいつもやめたい」と思っており、「ときどき辞めたい」と思っている54%と合わせるとおよそ7割強の人が転職を考えていることがわかります。
そして看護師は、資格さえ持っていれば、様々な病院、医療機関で働く選択肢があります。
看護師の転職先は選択肢がとても広いのです。
しかし当然、転職した全ての看護師が転職を成功させているわけではありません。
中には、転職した後「思ったのと違った」「もっと別のところへ転職するべきだった」と感じる看護師も多いのです。
そんな、転職してしまう看護師は、どういった理由で転職を失敗してしまうのか。
またどうすれば転職における失敗を防げるのか。
今回はそこのところを詳しく調べていきましょう。
転職に失敗した看護師の口コミ
まずは、実際に転職活動で失敗してしまった人の体験談から聞いていきましょう。
最近は社会全体が「転職」を推し進める雰囲気ですが、実際に転職活動を行った人のなかではやはり、「成功」と「失敗」で運命が二分してしまっています。
転職成功の体験談はネット上にあふれているので、今回は転職活動がうまく行かなかった人の体験談を聞いてみましょう。
やりがいある病院だけど年収が落ちました
以前働いていたクリニックは、仕事が単調で、「THE・流れ作業」って感じでした。なんか想定外の事態も起こらないし、これ私じゃなくてもいいな…なんて思って、もっとやりがいある仕事に転職しました。転職先の大学病院は、想定外の事態も多くて、業務は多いけどやりがいがありました!でも、年収が下がってしまって…。仕事と年収が見合わないな…なんて思ったり。
残業時間が長すぎて病みそう
小児科医院から転職した病院は、とにかく人手が足りなくて、毎日残業の連続でした。年収は上がったし、比較的働きやすい病院だとは思うけど、残業時間が多すぎて…。これなら転職しなくてよかったかな…なんて思ったり。
仕事と生活が両立できなくなった
転職先の病院は、労働環境が悪くて…。休みは取れないし、急患はあるしで…。事前の調査を怠ったツケが回ったのかもしれないですが、これじゃあちょっと仕事と生活の両立なんてムリですね。
看護師は「はじめての転職」で失敗する
今回転職失敗した看護師さんに話をきいて 感じたのは、「はじめての転職」で失敗しがちだなということ。
2回目、3回目の転職だと、過去の経験を活かして転職できますが、「はじめて」の転職は勝手がわからないものです。
はじめての転職を成功させるには、きちんと正しい手順で、正しい相談相手に相談することが必要です。
看護師が転職で失敗するパターン
それでは、もうちょっと具体的に「転職で失敗してしまう看護師」のパターンを調べていきましょう。
どんな看護師が転職で失敗してしまうのか。
転職失敗のパターンを知っておけば、自分が転職で失敗するケースを避けられるはずです。
パターン1:転職前のイメージからズレていた
転職サイトで転職した人に多いのが、求人票に書いてあった情報と実際に働いた職場のイメージがズレていた…というものです。
求人票や、病院側からのアピールはたいがい都合のいいことばかり言うので、実際の情報とはズレがあることが多いです。
前もって正しい情報を調べておけば、このミスは防げるはずです。
パターン2:転職先の人間関係が馴染めない
転職先の病院などで、他の職員との人間関係が馴染めない…なんてケースもよく聞きます。
せっかく転職したのに馴染めないとなると、下手したら再び転職する、なんてことにもなりまかねません。
このケースは職場の内情まで教えてくれるキャリアコンサルタントに話を聞くか、実際に見学して自身の目で確かめるしかありません。
パターン3:転職後やりたい仕事ができてない
転職前に期待していた部署に配属されず、転職後結局自分のやりたい仕事ができてない…なんてのも起こりうる転職失敗ケースです。
これも事前にしっかり「転職後の配属先」を調べておけば避けられる失敗です。
あまり、軽はずみな判断で転職に踏み切らないようにしてください。
パターン4:勤務環境が整ってない
労働環境が悪い職場への転職は、わかりやすく転職失敗だと言えるでしょう。
「休日」の設定、勤務時間の設定、その他現場で働く看護師にとって働きやすい現場か?
その様はとても重要です。
パターン4:転職前より条件が悪くなってしまった
転職は、以前の職場より良い職場へ移るためのもの。
転職によって、年収その他勤務条件が悪くなっては、転職した意味がなくなってしまいます。
転職後に条件を悪くしてしまうことのないよう、転職後の自分の状況もしっかり考えておきましょう。
こんな看護師は転職を失敗する!
転職失敗のケースまで学んだところで、転職で失敗する看護師の特徴も調べてみましょう。
転職活動でミスを犯しがちな看護師は、不思議と似ているものです。
プライドが高い!
プライドが高く、「人に助けを仰ぐ」のが下手な看護師は、転職先の人間関係で悩みがちです。
高いプライドの持ち主が、人間関係を苦にいくら転職を重ねたところで、転職先でも人間関係の悩みで苦しんでしまう未来は見えています。
転職活動において無用なプライドは置いておきましょう。
正しい目線で自分の未来をみて、転職先の自分の仕事について真剣に考えてください。
自分が前職である程度仕事の経験や知識を手に入れていたとしても、他のスタッフと馴染むことを優先して仕事してください。
自分にあった職場がわかってない
転職は、より自分にあった職場を探すための旅です。
その旅の中で、自分が目指すべき場所をしっかり理解していない看護師は、転職活動で失敗しがちです。
自分のスキル、自分の状況を考えてみて、自分が一番働きやすさを感じる職場はどこなのか。
これがわかってないと、転職活動を成功させるのは難しいです。
看護師が転職で失敗しないための秘訣
看護師の転職活動における失敗について学びましたが、それでは、その失敗を防ぐためにはどうすればいいのでしょうか。
看護師が転職で失敗しないための方法も気になりますよね?
事前の情報収集!
結局ここに尽きるのですが、事前に「転職先の情報収集」を行うことが一番大切です。
転職後どんな仕事をするのか。
転職後年収や待遇に変化はあるか。
転職先の人間関係は円滑か。
転職における知っておくべき情報を、事前にどれくらい集めておくことができるかで、転職の成功確率が上がります。
自分の中の転職理由を明確にする
自分のなかで「転職の優先事項」を決めておくことが大切です。
どうして転職するのか。
「年収」なのか「仕事内容」なのか「働きやすさ」なのか。
自分が転職でもっとも優先することは何なのか。
しっかり考えておきましょう。
看護師としての未来を考える
自分の将来についてあまり真剣に考えておらず、「なんとなく」で生きている看護師ほど、転職活動に失敗しがちです。
真剣に、自分が将来どうなっていたいか。
どんなところで働くことで、自分の将来像を現実のものにすることができるのか。
それらをもっと真剣に理解することで、転職する看護師がその転職活動を成功させることができるはずです。
転職エージェントに頼る
看護師専門の転職エージェントは少なくありません。
看護師業界に特化した転職エージェントに登録すれば、一人ひとりに専任のキャリアコンサルタントがつきます。
キャリアコンサルタントに相談すれば、転職活動にまつわるあらゆる相談ができるので、看護師の転職の失敗を防ぐことができるようになります。
転職に失敗しないための「看護師専門転職エージェント」
すぐ上で、転職活動に失敗したくない看護師は「転職エージェントを使え」とお伝えした通りです。
とはいえ、看護師専門の転職エージェントは一つではありません。
少なくない看護師転職エージェントの中で、どの転職エージェントが、どの要素においておすすめなのか。
具体例を調べていきましょう。
看護プロ
看護プロは、在籍しているキャリアコンサルタントの質の高さが自慢の看護師専門転職エージェントです。
キャリアコンサルタントの情報収集能力が高く、実際に現場で働いている人の声を集めて、その情報を利用者に提供しています。
看護プロで転職成功した方に向けて、お祝い金プレゼントも行っています。
提供される情報の質が高ければ高いほど、看護師の転職活動で失敗する確率を下げることができます。
レバウェル看護(旧:看護のお仕事)
公開求人数 | 約5.3万件 |
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対応エリア | 全国 |
運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
レバウェル看護の特徴
- アドバイザーのサポートが手厚い
- 累計利用者数の数は40万人
- アドバイザーとの連絡は LINE でも可能
レバウェル看護も、在籍しているキャリアコンサルタントの質が高いのはもちろんのこと、掲載求人数の多さが自慢。
質の高い非公開求人も多いので、ぜひ登録して非公開求人をチェックしてみてください。
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看護roo!
看護roo!は、数多い看護師専門転職エージェントの中でも、かなり大手の転職エージェント。
豊富な求人数、豊富な転職成功実績など、利用者にとって感じやすいメリット盛りだくさんです。
転職を失敗させないためには、転職成功実績豊富な転職エージェントを活用してください。
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転職に失敗する看護師の転職は独りよがり!必ず誰かに相談して
転職で失敗する看護師について調べていて思ったのが、転職に失敗する看護師の多くが「自分一人でなんでも判断しがち」ということです。
転職活動は自分の未来のための活動ですが、転職において自分ひとりで正しい判断を下すのは難しいです。
必ず「転職に関して知識や経験のある第三者」に相談するようにしてください。
転職経験のある看護師仲間に相談
まず転職に関する相談で気軽に相談できるのが「転職経験のある看護師仲間」への相談です。
まず身近な相談相手ということで、気軽に相談を持ちかけやすいですし、相手も身近な仲間にはより親身なアドバイスをくれますよね。
転職を考えた看護師は、まず身の回りで転職経験のある看護師仲間がいないか、探してみてください。
転職経験さえあれば、その転職活動が成功しても失敗しても、参考にすることができるはずです。
転職エージェントのキャリアコンサルタントに相談する
再三いうようですが、転職エージェントに登録して、キャリアコンサルタントに相談するのがやはりおすすめです。
キャリアコンサルタントに相談しながら転職することで、「求人情報の提案」から、「種類作成アドバイス」「面接のアドバイス」などを無料でうけることができます。
転職エージェントによっては、面接に同席してくれることも。
つまり、転職エージェントに登録さえすれば、転職活動における心配をすべて解消できるというわけです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
転職する看護師が、その転職活動を失敗させないためのコツを紹介しました。
転職活動を失敗させてしまう看護師は、たいてい自分一人の甘い考えで転職してしまいます。
失敗しない転職のためには、「転職活動に知識と理解のある相手への相談」が必須事項だと、私は考えています。