「仕事に行きたくない」
「学校をサボりたい」
一度は何もしたくないと思ったことがありますよね。
ただ「ニートになりたい」と言っても簡単になれるものではありません。
この記事では、実際のニートの生活や、ニートになってしまう原因から方法、必要な準備までを幅広く解説しています。
そもそもニートってなに?
ニートについて皆さんは詳しくご存知でしょうか?ここではニート自体を解説して行きます!
ニートの定義
ニートという言葉はイギリスが発端で、「Not in Education, Employment or Training」という言葉の頭文字をとりNEETとなりました。
そして正確には16歳から19歳までの若者で、家事や通学、就職をせず、職業訓練すら受けていないもののことを言います。
つまり働く意思を持たない人々のことです。
世間一般のニートのイメージ
私たち世間一般でいうニートのイメージは、実際の定義とは少しかけ離れていますね。
世間で言うニートのイメージは、10代後半から50代前半の働かずに家で引きこもっている人間のことを指す場合が多いです。
また投資などで収入を得ている人間に対しても、家などに引きこもっている場合、ニートの対象として見られる場合が多く、幅広い対象をニートと捉えて認識されています。
ニートの特徴
ここで一つ疑問に浮かんでくるのが、ニートに共通する特徴です。
どんな人がニートになりやすく、どんな人ならなりづらいのか気になると思います。
まず、ニートになりやすい人の特徴をまとめると以下の通りです。
- 「人間関係で失敗したトラウマがある」
- 「大きな挫折を経験したことから立ち直れていない」
- 「転職や就職で失敗した」
共通していることは、「失敗や挫折」などの苦い思い出が払拭できていないという点ですね。
逆に、ニートになりにくい人の特徴をまとめると以下の通りです。
「自分に自信を持っている」
「逆境でも立ち向かうことができる」
「気持ちの切り替えが早い」
共通している事は、「挫折からの復帰の速さ、自己肯定感の高さ」であり、メンタルを強く保つという点がニートのなりやすさを左右していると思われます。
ニートになるためにはお金が必要!資金を作る方法
ニートになるにはお金がかかります。
ニートも生き物であるため、ご飯も食べるし娯楽も必要だからです。
ここではニートがお金を得る方法や、生活で主に使う費用を説明していきます!
ニートをしつつお金を得る方法
ニートはお金を得る手段が限られています。
その中でも、どのような方法ならお金を得ることが出来るのでしょうか?
ニートがお金を得る方法で考えられるものは以下の通りです。
「親や身内からの資金援助」
「投資などによる資産の運用」
「アフィリエイト」
特に、親や身内からの資金援助に関しては難易度が低く1番現実的な方法です。
しかし、親や身内がいつまで資金を援助してくれるか分からない点や、何より多大な迷惑をかけてしまう為、デメリットが多い方法になります。
他の2つは、最初にまとまった資金が必要で、成功するまで地道な努力が必要になってくるため、ニートがお金を得るのに現実的であるとは言えません。
このように、ニートが楽にお金を得る方法は現実的に考えられないものばかりなのです。
それに加え、お金を得る方法があったとしても、それに地道な努力と時間をかけているのであれば、あなたはその時点でニートではないのです。
ニートが使う大まかなお金
ニートが使うお金は、その人の生活水準により様々ですが、総務省による家計調査によると、単身世帯の消費支出金額は平均161,753円でした。
主な内訳としては以下の項目が挙げられます。
食費 | 39,063円 |
---|---|
住居 | 23,300円 |
光熱・水道 | 13,098円 |
家具・家事用品 | 5,487円 |
被服及び履物 | 5,047円 |
保険医療 | 7,384円 |
交通・通信 | 19,303円 |
教育娯楽 | 17,993円 |
その他の消費支出 | 31,071円 |
しかし、上記でも記述した通り、これらの数字は平均であり、人によって大きく差が出ます。
住居は都心と地方では大きく違いますし、食費に関しても、食が細い人と太い人では全然違います。
そのため、ニートになりたいと考えているのであれば、自分の大まかな支出表を作っておくことをおすすめします。
他にも、ニートであっても国民年金や、住民税、国民年金保険は払う必要が出てくるため、生活費にプラスしてお金がかかってしまいます。
こうして見ると、ただ生きているだけでも多くのお金が必要なことが分かります。
ニートになる際のメリット
ニートになることによってどのようなメリットがあるのでしょうか?
多くの人がニートになりたがるのは、何か得することがあるからだと考えられます。
ここでは、ニートになって得することを解説していきます!
時間を大量に使える
ニートになると、仕事をしている人や学校に通っている人に比べて時間を多く使うことが出来ます。
一般的に社会人や学生は、通勤通学、仕事や学校で一般的に合計7時間~9時間ほどを費やしていると考えられます。
ニートはそのほとんどを自分の時間に充てることが可能なため、単純に1日の使える時間をその分増やすことが出来ます。
よってニートになる前や、なってから直ぐの段階で、自分のやりたいことや目標を明確にし、時間を計画的に使った方が、浮いた時間を楽しく有意義に過ごすことが出来ると思います。
しかし、楽しい時間の使い方や、有意義な時間の使い方は人それぞれの為、どこか遠くへ旅行に行ったり、思う存分だらだら過ごしたりと様々なことが挙げられると思います。
働かなくて済む
ニートのそもそもの利点として、働かなくてよいことが挙げられます。
そもそも働かないことのメリットとは何なのでしょうか?
例えば、労働によって体力を使う必要がなくなるため、心身ともにストレスを抱える機会が減ります。
また、やりたくない業務や、難しい業務を抱える必要もなくなります。
学校にも通わずに済むため、苦手な科目に挑戦する必要もありません。
通勤通学の時間も決まっていないため、朝も好きな時間まで寝ていることが出来るうえ、夜も遅くまで起きておくことが出来ます。
人との交流を減らせる
他人と関わることが苦手な人が、ニートには多いと思います。
そんな人達がニートになることによって上げられる利点として、人との交流を減らせるという事が挙げられます。
人との交流は、苦手な人にとってはストレスの原因にもなります。
職場では、苦手な上司や同僚との関わりなど、学校では、いじめや苦手な同級生との関わりなど、人と交流することは、それだけでも強いストレスを抱えるリスクを孕んでいます。
これらが原因で、ニートになるしかないと考えている人も少なくないのでは無いでしょうか?
ニートになる際のデメリット
ニートにはメリットの他にも、デメリットが多くついてきます。
デメリットはメリットと同じように、人によって大きく異なるため、ここでは、全てニートが感じていると思われるデメリットを主に解説していきます。
お金を稼ぐ方法が少ない
最初に挙げられるデメリットですが、ニートはお金を稼ぐ方法が、社会人やフリーターと比べて非常に少ないのです。
よって、自分の時間が多く確保できたとしても、お金のかかるような趣味や遊びを頻繁に行うことは出来ないのです。
再就職が難しい
次に、再就職が難しいことが挙げられます。
ニートの期間が長ければ長い分、履歴書を書く際に発生する空白の期間も伸びてしまいます。
就職活動の際に、企業は当然この空白の期間に疑問を持ちます。
この期間に、何か就職に有利な活動をしていたというのであれば話は別ですが、ただ時間を使いつぶしていたというのであれば、他の現役就活生や転職活動を行っている人に比べて、企業からの評価が下がってしまうというのが現状です。
世間からの視線
最後に、ニートになるという事は、世間からだらしないというイメージが付くことになります。
そうなると、自分の周りの人からの対応が冷たくなり、人が離れていく要因にもなります。
もしかすると、家族からも見放されて独りになるかもしれません。
たとえ、人との交流が少ない方が気楽な人であっても、周りと一切の繋がりが切れてしまうと、生きていくこと自体が難しくなります。
心に余裕の無い現状の脱却方法
ここまでニートの特性や、メリット・デメリットを記述してきました。
すべてに目を通した人は、ニートになるという事が、どれだけリスクの大きいことかが理解できたと思います。
そこで、ニートになる前に改善したほうが良いことや、やった方がよいことをここでは解説して行きます!
自分に合った就職・転職先を見つける
まずは、自分に合った環境を探すことが大切です。
環境が合っていれば、おのずと居心地が良くなります。
まだ就職をしていないのであれば就職先や学校、今の職場を苦と感じているのであれば、転職先を真剣に探してみましょう。
誰かに悩みを相談してみる
周りに頼れる人がいるのであれば、その人に自分の悩みや相談したい事を話してみましょう。
誰かに話すだけでも、問題解決の糸口を見つけられ、新たな視点を得ることが出来ます。
それによって自分の道が広がることもあるのです。
思考の癖を治す
ニートになってしまう人は、全員がそうではありませんが、日々の小さな「逃げ」の思考を積み重ねていることが多いです。
逃げることは必ずしも間違いではありませんが、人生には、しなくてはならない挑戦や立ち向かわなくてはいけない壁もあるのです。
そんな機会が訪れた時のために、日ごろから問題に立ち向かう姿勢を身につけましょう。
生活習慣を変えてみる
そして、生活習慣を変えるだけでも人は大きく変わります。
特に、夜更かしが常習化している人は、自律神経が乱れている傾向にあり、思考の鈍りや不眠などに悩まされています。
それにより、さらに生活習慣が乱れて負のスパイラルに陥るのです。
今、生活習慣がだらしない人は、少しづつでも良いので改善していきましょう。
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ニートになりたいと思っても、現実的には厳しいことがわかったかと思います。
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ニートになるには資金が必要!働き方を変える方が現実的
この記事ではニートになる方法についてまとめました。
ニートとして生活していくために必要な資金を用意するのが難しく、一切働かないことは現実的ではありません。
親のすねかじりをすればニートをできるかもしれませんが、世間体が気になると難しいです。
そのため、自分に合う仕事を見つけて、働くことが苦ではなくなるようにするのがおすすめです。
ぜひいろいろな仕事を見て、転職を検討してみてくださいね。