日本を代表する証券会社である野村證券。
国内でもトップクラスの企業であるため、野村證券で働くことに憧れている方も多いのではないでしょうか。
しかし、野村證券のような大企業への転職活動をどのように進めて行けば良いのかは、経験が無くてわからないという方も多いでしょう。
そこで、野村證券への転職活動はどこの転職エージェントを頼るべきなのか、そもそも野村證券はどんな企業なのかなどといった野村證券の転職活動に役立つ情報を紹介します!
野村證券の企業概要
まず、野村證券がどんな企業なのか、企業概要を調べていきましょう。
事業内容
野村証券は証券業を中心に様々な事業を行っています。
そこで、野村證券の事業の中でも代表的なものを紹介します。
ホールセール部門
金融機関や機関投資家などといった法人を相手に資金調達やM&Aのアドバイス・サポートを行います。
日本だけでなく世界の金融情勢を見て行っており、野村證券のグローバル展開を支える事業です。
営業部門
日本全国にある支店・営業所で個人・法人を対象に資産運用に関する相談などを行っています。
ホールセールIT部門
株などの取引を行うお客様に対して、ITソリューションの企画・開発・運用を行います。
トップのメッセージ、企業理念
私が入社したのは1985年ですので、実に32年が経過したことになります。
私は決して器用な人間ではなく、どちらかと言えば不器用な人間です。
入社後、国内営業からキャリアをスタートしたわけですが、過去を振り返ると、成功よりも失敗の記憶が多く思い出されます。
今仕事をせずして、いつ行うのかといったやりがいのある環境が広がっているのです。
野村證券の中で活躍するために、皆さんに心がけておいていただきたい点が三点あります。
一つ目は「向上心」。日々変化する金融環境や経済情勢の中、自ら成長しようという意欲を持ち、自ら進んで努力していくことが大切です。
二つ目は「主体性」。上からの指示を待つのではなく、自分の頭で考え、判断して、チャレンジング・スピリッツを持って行動すること。
そして三つ目は「誠実」であること。常に社会やお客様にとって何が一番大切なのかを考え、高い倫理観を持って行動することです。
この三点を理解して実践できる方は、野村證券でも必ず活躍する人材となるでしょう。
今、野村證券は時代の流れという大きな追い風を受けています。
若い皆さんに、自分自身の力を思いっきりぶつけてもらいたい。
刻々と変化するマーケットに向き合い、経済のダイナミズムを肌で感じてもらいたい。
若い皆さんの力を、この野村證券というフィールドで存分に発揮していただきたい。
心からそう願っています。
会社概要
会社名 | 野村證券株式会社 |
---|---|
所在地 | 〒103-8011 東京都中央区日本橋1-9-1 |
資本金 | 100億円 |
事業内容 | 証券、商品先物取引業 |
従業員数 | 13,030人(2017年3月31日現在) |
野村證券の採用職種・仕事内容
さて、野村證券ではどのような職種の募集が行われているのでしょうか。
そこで、野村證券で募集されている職種をいくつかピックアップして紹介します。
営業部門ウェルス・マネジメント業務
富裕層を対象に資産運用の相談に乗ったり、サービスの提案を行ったりします。
この職種に応募するにあたって、以下の条件が必要な職種です
- 金融機関での経験
- 一種外務員資格
- 大卒以上の学歴
- 金融商品に関する知識
給与
当社規定による実績連動報酬。
入社後5年までの最低保証額は月25万円
国内IT戦略部ITおよびビジネスプロセスの企画に関する業務
営業部門のIT・ビジネスプロセスに関する企画立案を行います。
具体的には営業部門と連携して以下を担当します。
- 営業担当者が使うシステム等の企画立案
- プロジェクト
- 稼働システムの運用管理
こちらの職種に応募するにあたって、以下が応募の条件となっております。
- 大卒以上の学歴
- システム開発経験
- 営業経験
給与
当社規定による実績連動報酬。
入社後5年までの最低保証額は月25万円
コンプライアンス・オフィサー
インサイダー取引などを防止するために取引審査を行ったり、コントロールルームで法人の情報管理を担当したりします。
全体的に不正取引を防止する業務を任される職種です。
こちらの職種に関しては売買審査業務もしくはコントロールルーム業務の実務経験があることに加えて、海外拠点とのコミュニケーションをとる必要があるため、英語スキルがあることが応募条件です。
給与
当社規定による実績連動報酬。
入社後5年までの最低保証額は月25万円
ジュニア・バンカー アナリスト
顧客企業の担当者に対してリレーションシップを構築し、以下の業務などを行う。
- M&Aや債券
- 株式の引受
- ソリューションの提案
こちらの職種に応募するにあたっては大卒以上の学歴が必須で、金融業界での実務経験とビジネスレベルの英語力があると良いでしょう。
給与
当社規定による実績連動報酬。
入社後5年までの最低保証額は月25万円
インベストメント・バンキング業務における引受に関連する業務全般
インベストメントバンキング業務における引受に関する業務を担当します。
具体的には固着企業の株式・債権の発行による資金調達の提案業務などを行います。
こちらの職種に応募するにあたって、大卒以上の学歴があることが必須条件となっています。
また、公認会計士などといった金融関連の資格を持っていたり、中級以上の英語力があったりするとなお良いでしょう。
給与
当社規定による実績連動報酬。
入社後5年までの最低保証額は月25万円
M&Aバンカー
M&Aアドバイザーとして企業の財務分析や価値評価、ストラクチャリングに加えて、M&Aの際の交渉支援・書類作成などを担当します。
こちらの職種は応募するにあたって金融機関などで企業財務分析や価値評価の実務経験・ビジネスレベルの英語力が必須です。
また、弁護士などといったM&A助言業務に関する資格を持っているとなお良いでしょう。
勤務地に関してはインベストバンキングに関連する別部署や海外転勤の可能性があります。
給与
当社規定による実績連動報酬。
入社後5年までの最低保証額は月25万円
野村證券の給与・年収
それでは、野村證券への転職後の自分の年収をイメージするために、野村證券の平均年収を調べてみましょう。
全体の平均年収
野村證券社員全体の平均年収は「1,204万円」でした。
やはり大手証券会社ということもあり、平均年収は世間一般と比べてもかなり高いと言えるでしょう。
年代別の年収
年代 | 平均年収 |
---|---|
20~24歳 | 310万円 |
25~29歳 | 905万円 |
30~34歳 | 1016万円 |
35~39歳 | 1051万円 |
40~44歳 | 1180万円 |
45~49歳 | 1320万円 |
50~54歳 | 1433万円 |
55~59歳 | 1415万円 |
60~65歳 | 1150万円 |
野村證券の競合企業と平均年収比較
会社名 | 平均年収 |
---|---|
野村證券 | 1204万円 |
三菱UFJ証券HD | 1224万円 |
大和証券グループ本社 | 1170万円 |
極東証券 | 950万円 |
日本証券金融 | 944万円 |
野村證券と他の国内の証券会社で平均年収を比較してみました。
このように野村證券は国内の証券会社の中でもトップクラスの年収を誇っている企業です。
海外展開にも力を入れており、今後も年収が高くなる期待のある企業と言えます。
給与に関する口コミ・評判
給与に関してはかなり実力主義です。年収は他の企業より高いですが、どれだけ結果を出せるかどうかに関してはかなりシビアな企業だと思います。
年収がかなり高いので稼ぎたい方には良い企業だと思います。完全実力主義で25歳くらいから同世代の社員での給与の差が一気に開きます。
年収は高いですが、その分忙しいです。特に、営業職は実力主義の面が強く、年功序列よりも自分の力だけで上を目指したい方には良い企業だと思います。
野村證券の福利厚生制度
野村證券の福利厚生制度にはどのようなものがあるのでしょうか。
そこで、野村證券の代表的な福利厚生を紹介します。
保養所
国内3か所の野村證券保養所に加えて、ハワイなど海外にも保養所を持っています。
たくさんの選択肢から宿泊先を選ぶことが出来るため、旅行の際に保養所を利用している社員も多いです。
スポーツ施設の利用割引
社員の健康管理・体力づくりのために提携しているスポーツクラブ・ゴルフ場を割引料金で利用することが出来ます。
従業員持株会
自分が働く企業の株式を給与の一部で購入し、社員の資産形成を支援します。
1,000円単位から始めることが出来、持ち分が売買単位株に達すると個人口座に引き出して使うことも可能です。
財形貯蓄制度1,000円単位で積み立てが出来ます。
一般財形貯蓄・財形住宅貯蓄・財形年金貯蓄の3種類を利用することが出来、一部においては非課税枠を設定することも可能です。
福利厚生に関する口コミ・評判
国内だけでなく海外にも保養所があり、従業員であれば自由に使える点が良いと思います。
福利厚生に関しては種類は少ないですが、その代わりに一つ一つがしっかりしているので満足しています。
證券会社ということもあり、社員の資産形成を支援する制度が充実していると思います。
勤務時間・休日休暇
野村證券で働く上で心配なのが、勤務時間や休暇に関する決まりですよね。
そこで、野村證券の勤務時間・休日休暇に関する制度を紹介します。
リフレッシュ休暇制度
野村證券では年に1度土日を含めて連続で9日の休暇を取得できるリフレッシュ休暇制度を採用しています。
7連休である夏季休暇とリフレッシュ休暇で年2回1週間の休暇を取得することが出来ます。
早帰り運動
毎週水曜・金曜に早帰り運動を行い、所定外労働が出来るだけ発生しないようにしています。
また、前日深夜まで働いた部署の出社時間を遅くするなどといった取り組みも行っています。
育児支援休暇
出産休暇に加えて、子供が満2歳になる前日まで育児休暇を取得することが可能です。
出産休暇に関しては配偶者の出産時にも取得出来ます。
介護支援
親や配偶者などの介護のために、通算730日まで介護休業を取得することが出来ます。
また、勤務時間の短縮制度も存在しています。
勤務時間・休日休暇に関する口コミ・評判
早帰り制度を採用しており、出来るだけ時間通りに帰宅できる取り組みをしていますが、なかなか早帰りは難しいです。しかし、残業時をしたら次の日の出社時間を遅らせることが出来るので良いと思います。
大手企業とだけあって休暇制度は充実しています。介護休暇に関しては2年近く取得することが可能でかなり良いと思います。
子供の看護休暇を取得することが出来るので、子育てと両立しやすい企業だと思います。
特に、子育て支援に力を入れていて、女性が活躍しやすい企業だと思います。
有給は半日単位で取得することが出来るのでとても便利です。午前中は仕事をして午後から子供の学校行事に参加するなどといったことも出来ます。
社内の教育・研修制度
野村證券では働き方や社員のランクに応じて異なる人材育成制度を採用しています。
- 海外留学制度
- 語学研修
- NBA
- eラーニング
- 資格取得支援
野村證券は特にグローバルな人材の育成に力を入れており、語学関連の研修が充実しています。
教育・研修制度に関する口コミ・評判
教育制度に関してはかなり充実していると思います。社員であればeラーニングを自由に使うことが出来るのでこれを使って金融や語学はもちろん、自分の業務の範囲外のことも学べて良いです。
本社勤務の人は特に英語スキルのレベルアップに力を入れており、かなり語学研修が充実しています。しっかりと良い業績を残すことが出来れば海外留学も出来るので学びがいがあります。
仕事に必要な知識だけでなく、ライフプランなどに関する講義も定期的にしてくれるので、人生について見つめなおす機会が多くて助かっています。
職場の雰囲気や社風
転職する上で心配なのが新しい職場の雰囲気ですよね。
そこで、野村證券で実際に働いている人が感じる職場の雰囲気や社風をまとめました。
オンオフがはっきりしている
仕事をするときはきっちりする、休むときはしっかり休むと言う考えがあり、定時で帰ることが出来る部署もあります。
若手が意見を言いやすい社風なのでしっかりと自分の意見を主張し、やりたいことを実現出来る環境も整っています。
自分で時間を管理することが大切
休憩なども特に決まっておらず、自分でタスクを管理して仕事を進めていく必要があります。
ただ、その分時間に関しては自由なので慣れればかなり働きやすい企業という声が多いです。
職場の雰囲気や社風に関する口コミ・評判
特に、営業職は体育会系で上下関係がしっかりしていますが、プライベートを大切にする人が多く、仕事終わりの付き合いは少ないです。
支店勤務となった場合、場所によって雰囲気が異なりますが、どこも休みが取りやすく人間関係も良いです。礼儀がしっかりしていると上司からかわいがられるので、そのような人は特に働きやすいと思います。
上司によって差がありますが、どの部所も出来るだけ早く帰ることが出来るように仕事の効率化に取り組んでおり働きやすいです。
野村證券への転職で役立つ転職サイトorエージェント
野村證券のような大企業への転職をする場合、プロの転職エージェントによるアドバイスは必須と言えるでしょう。
そこで、野村證券への転職の際におすすめの転職エージェントを紹介します!
JACリクルートメント
JACリクルートメントはハイクラスの転職に特化した転職エージェントです。
そのため、利用するにあたってある程度の経歴を要求されますが、野村證券レベルの企業への転職を考えているのであればある程度の高い経歴は必須と言えるでしょう。
もちろんその分優良求人ばかりを取り扱っており、紹介してもらえる求人はどれも高い年収を誇るポジションばかりです。
金融業界や外資系企業の転職に強い転職エージェントなので、野村證券に限らず複数の証券会社に応募したいと思っているのであれば、JACリクルートメントへの登録はかなりおすすめです。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは大手の転職サイトなどを運営するリクルートが運営しており、転職実績は国内の転職エージェントの中でもトップクラスです。
幅広いレベルの企業の求人を取り扱っており、野村證券へ転職するレベルに到達していなくても、野村證券を目指すためのステップアップに良い企業を紹介してもらえる可能性が高いと言えるでしょう。
金融業界以外にも様々な業界の求人を取り扱っていることから、自分が活躍する業界のジャンルを変えてみたいと思っている時にもリクルートエージェントはかなり便利です。
野村證券などといった大手企業に限らず、転職を考えているのであればまずリクルートエージェントに登録することをおすすめします。
パソナキャリア
パソナキャリアは30代以降の転職に強い転職エージェントです。
日本全国各地に拠点を持っており、地方への転職にも強いことから、野村證券の地方支店への転職を希望する場合はパソナキャリアに登録をすると良いでしょう。
また、パソナキャリアはハイクラスだけでなくミドルクラスの転職にも強いです。
そのため、いきなり管理職を目指すのではなく、まずは自分のレベルに合ったポジションからスタートしてゆっくり管理職を目指していきたいという方におすすめの転職エージェントと言えるでしょう。
まとめ
野村證券への転職に役立ちそうな情報を紹介しましたがいかがでしたか?
野村證券のような大企業への転職はかなり難しいと言えるでしょう。
しかし、しっかりと野村證券で働くために必要なスキルと経験を身につけた上で転職活動に臨めば決して転職は不可能なことではありません。
ここで紹介した大手への転職サポート経験が豊富な転職エージェントを活用して、野村證券への転職を成功させてください!