「働き始めても、長続きせずにすぐに辞めてしまう」
「転職回数が多くなってしまって、履歴書に書くとマイナスイメージになる」
「できれば1社で長く働きたいのに、なんで自分は仕事が続かないのかわからない」
こんなふうに悩んでいませんか?
せっかく働き始めても、いつも何らかの理由で仕事を辞めることになって、職を転々としてしまう人は少なくありません。
実は仕事が続かない人には、特徴があるんです。
「仕事が続かない原因がわからなくて、次も同じ事になりそうで怖い」「自分になにか問題があるのではないか」と、ネガティブな思考になってしまう気持ち、よくわかります。
仕事が続かない理由はいろいろあると思いますし、仕方のない事情もあるとは思います。
しかしあまりに転職回数が多いと、いずれ転職活動がうまく行かなくなり、就職すらできなくなってしまうこと可能性も。
そこでこの記事では、仕事が続かない人の特徴を明らかにした上で、仕事を長続きさせるための解決策を解説していきたいと思います。
具体的には、
- 仕事が続かない人の特徴8つ
- 仕事が続かない人が長続きさせる10の解決策
- 仕事が続かない原因がわからないなら…
といった内容を書いていきます。
7分ほどで読めて、仕事を長続きさせるためのヒントが得られると思いますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
- 第二新卒やフリーターの転職に特化
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仕事が続かない人の特徴8つ
まずは、仕事が続かない人の特徴を8つほどご紹介していきます。
自分がこの特徴に該当していないか、注意しながら御覧ください。
目移りしやすい
「就職した会社よりもっと良い求人を見つけた」などと、目移りしやすい人は、仕事が長続きしない傾向があります。
バックや靴を買ったあとに、「もっと良い商品があるかも」とショッピングサイトをいつまでも見続けてしまった経験はありませんか?
このように一度手にしたものでも、あとあとになって「あっちのほうが良かった」といって、返品や買い直しをした経験が多い人は、目移りしやすい傾向があります。
これは求人でも同様のことが言えます。
就職したあとに、「もっと給料の高い求人があるかも」「もっと社風の良さそうな会社があったかも」と、求人サイトを見続けると、いずれ目移りしてしまうのは必然のこと。
また、友人や元同僚などが働いている会社のことを聞いて、「そっちのほうが良いかも」といわゆる「隣の芝が青く見える」状態も目移りしているケースの代表例です。
このように、普段生活で目移りしやすい人は、仕事においても仕事が続かない人と言えるでしょう。
仕事を探す時、考えたり調べたりしていない
仕事を探すとき、事前に会社のことや業界のことを調べていなかったり、そもそも自分がどんな仕事をしたいかを考えずに就職していたりする人は、仕事が続かない傾向があります。
これはつまり、「入社したあとのギャップ」によって仕事が続かないケースです。
企業研究や業界研究をしていないとギャップを感じやすい
事前に企業研究や業界研究をしっかりしていないと、入社したあとに、
- どんな仕事をするのか
- どんな雰囲気の中で仕事をすることになるのか
などを、把握しないまま就職することになるので、入社後に「こんなはずじゃなかった」とギャップを感じて、退職することになってしまいます。
自己分析がしっかりできていないとギャップを感じやすい
またそもそも、「自分がどんな仕事をしたいか」「自分にはどんな仕事が合っているか」をしっかり考える、つまり「自己分析」ができていない人も入社後のギャップを感じやすいでしょう。
給料が良いとか、勤務地が近いなどといった表面的な待遇の良さで仕事を選んでしまうと、仕事内容が自分に合わなかったり、自分がしたい仕事ではなかったりして、退職する結果になることも少なくありません。
このように事前に企業や業界について調べたり、自分の仕事についてしっかり考えずに就職したりする特徴がある人は、仕事が続かない人と言えます。
自立できていない
そもそも仕事は、やりたくなくてもやらなければいけない場面が多々あります。
このやらなければいけないことができない人、つまり自立ができていない人は、会社側からNGを出される形で、仕事を続けられないということになります。
たとえば基本的なことでは、「朝起きられないけど起きなければいけない」「満員電車に乗りたくないけど乗らなければいけない」「少し体調が悪くても出勤しないといけない」といったことができずに、勤怠が悪くなる人がいると会社としては困りますよね。
また「職場で苦手な人とコミュニケーションを取らないといけない」「売りたくない商品をお客様に勧めないといけない」といった、我慢や割り切りが必要な場面でも、自立ができていない人は、ストレスを溜めたり、嫌なことから逃げたりして、会社からの評価を下げる結果に。
このように自立ができていない人は、勤怠や会社からの評価を悪化させることになり、仕事が続かないことになってしまうのです。
多少の理不尽さは仕方ないことを理解していない
仕事や職場は、理想だけでは語れない部分が多くあります。
コンプライアンス遵守がこれほど叫ばれている現代ですが、実際の職場ではちょっとしたパワハラやセクハラのような言動、ほんの少しのサービス残業、休日の業務用携帯の対応、上司からの評価の不公平性など、理不尽なこともゼロではありません。
このような理不尽さは会社で働く以上、全く無くすことは不可能でしょう。
しかしこれを理解できていない人、少しは理不尽なことがあるとすぐに「ブラック企業」というレッテルを貼り、会社のせいにして転職を繰り返すという傾向があります。
このように、実際の仕事では多かれ少なかれ理不尽さが存在することを理解できていない人は、仕事が続かない人にならざるを得ないでしょう。
悪い面ばかりに目がいく
会社の悪い面ばかりに目が行ってしまうネガティブ思考を持った人も、仕事が続かない傾向があります。
先述した目移りする人は、「他の会社がよく見える」というポジティブな思考が強いのに対し、ネガティブな人は「自社の悪い面ばかりに目がいってしまう」ことによって、結果的に転職という選択をしてしまいます。
たとえば、「社長からのトップダウンで現場の意見を全然聞いてくれない」「部署間のコミュニケーションが不足していて、業務がスムーズにいかない」などといった会社の文句ばかり言っている人は、ネガティブ思考の特徴をもっているかもしれません。
どんな会社でも良い面悪い面があるもの。
仕事が続かない人は、それを理解せずに悪い面ばかりに目がいってしまい、結果的に不満をためて退職に至っている可能性があります。
目的や目標がない
あなたは仕事をする目的や目標について、考えたことがあるでしょうか?
日々忙しい中、目の前の仕事を終わらせることだけを考えてしまいがちになるのは、無理もありません。
しかし仕事は、大変なことも多々あるでしょうし、ストレスを感じることも決して少なくなく、目の前の仕事をする目的や目標を見いだせないまま仕事を続けていくと、どこかで踏ん張りが効かなくなるときが来ます。
仕事が続かない人の特徴は、その仕事をしている目的や目標をもたず、ただ仕事をこなしている傾向があるのです。
職場の人間関係がうまくいかない
現実に最も多い仕事が続かない人の特徴は、職場の人間関係がうまくいかないことではないでしょうか。
リクナビNextの調査では最も多い退職理由は、「上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(23%)」で、第3位に「同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(13%)」が入っています。
また「社長がワンマンだった(7%)」も6位にランクイン。
あわせるとなんと退職した人の約4割以上が、職場の人間関係を理由に退職していることがわかります。
引用:リクナビNext:転職理由と退職理由の本音ランキングBest10
このように、職場の人間関係を築くの苦手な人は、かなりの確率で仕事が続かないということが言えるでしょう。
人間関係の問題は、仕事が続かない人の特徴として最も多くの人が該当する可能性が高いので、もう少し具体的にご説明したいと思います。
人間関係がうまく行かない人の行動パターン① コミュニケーションを取らない
あなたの職場にも、周囲とコミュニケーションを取らない内向的な人、いませんか?
性格は人それぞれなので、内向的な人も外交的な人もいるのは当たり前で、それ自体は全く問題ありません。
しかし、「自分は内向的だから」といって周囲とコミュニケーションを取らなかったら、周りの人はどう思うでしょうか?
「あの人は私達と仲良くなりたくないのかな」
「どんな人かわからないから、なんだかとっつきにくいし話題が見つからない」
このように思われたら、人間関係がうまくいく訳ありませんよね。
人間関係がうまく行かない人の行動パターン② 空気が読めない
人間関係でうまく行かない人は、職場のいろいろな場面で空気を読めない言動をして、知らないうちにヒンシュクを買っているケースがあります。
空気が読めずに相手を傷つけたり、不快な思いをさせたりしてしまう人は、知らないうちに周りから人がいなくなっていきます。
この問題が厄介なのは、空気が読めない人は、自分で空気が読めていないことに気づいていないことがほとんどなこと。
そのため対処や努力ができないことが、仕事が続かない悲劇を繰り返す結果になるのです。
人間関係がうまく行かない人の行動パターン③ プライドが高く言い訳や否定が多い
プライドが高い人は、自分が他人より下だったり、劣っていたりすることに対して敏感に反応します。
そのため、失敗したことを繕うための言い訳や、相手を否定して自分が優位に経とうとする言動が多くなる傾向があるのです。
一緒に働く人が言い訳したり、否定してきたりしたら、気分が良いものではありませんよね。
そのような人は周囲から距離を置かれ、いずれ孤立して、職場に居づらくなってしまいます。
メンタルに問題を抱えている
仕事が続かない人の特徴の中でも、自分だけの力では同仕様もなく、かつ早急に対処が必要なのが「メンタルに問題を抱えている」ケース。
たとえば、うつ病や統合失調症、メンタルの病気ではないですが発達障害など、根本的な問題を抱えている人は、業務上支障が出てしまい仕事を辞めざるを得なくなりがちです。
これは特徴というより「病気」や「障害」なので、自分ひとりではどうしようもなく、自分の状態に気づくことすらできない人も多いのが現状。
この状態のまま転職して違う環境にいっても、根本の問題は解決していないため、また同じような悩みが発生し、結果的に仕事が続かずに職を転々とする結果になります。
仕事が続かない人が長続きさせる10の解決策
ここまで仕事が続かない人の特徴をみてきました。
ではもし自分が、仕事が続かない人の特徴を持っていたとしたら、どうすれば長続きできるようになるのでしょうか?
この章では、仕事が続かない人が長続きさせるための解決策を7つご紹介したいと思います。
職場の人との人間関係を築く
まず解決すべきなのは、退職理由で最も多かった人間関係がうまく行かない状況をなんとかすることです。
人間関係にうまく行かない人の行動パターンの代表的な3つを挙げながら、それぞれ解決策をみていきたいと思います。
笑顔で挨拶をする
内向的な人はなかなか自分から話しかけられない人も多いでしょう。
こんな人が取るべき解決策は、「笑顔で挨拶すること」です。
自分から話しかけられなくても、「笑顔で」「挨拶すること」は相手の存在を承認することです。
挨拶することで相手がいることを認め、笑顔になることでそれを好意的に受け入れていると相手に伝えています。
そうすれば、相手は自然と話題を振ってきてくれたり、話しかけてきてくれたりします。
それにもできるだけ笑顔で応えるようにすれば良いのです。
本当に基本的なことですが、意外にこれができていない人が多いのが現実の職場。
意識して「笑顔で」「挨拶」をするようにしましょう。
「ありがとう」「ごめんなさい」を多めに言う
仕事が続かない人の特徴の1つである、空気が読めない人が仕事を長く続けるための短期的な解決法は、「ありがとう」「ごめんなさい」を多めに言うことです。
空気が読めない人は自分の言動が、相手を勇気づけているのか傷つけているのか、喜ばせているのか不快にさせているのか、の判断がつかない場面が多いことでしょう。
それを気付けるようにするのは、かなり時間がかかるのは想像に難くありません。
時間をかけて頑張っている間も、残念ながら空気が読めないあなたの評価は下がっていっています。
空気を読めているかわからなくても、「ありがとう」「ごめんなさい(すみません)」を言っておくことで、相手の気分を害して、自分への評価の低下を最小限に抑えられるでしょう。
小説を読む
空気が読めない人が、それを克服するには時間が必要です。
空気を読めるようになって、仕事を続ける人になるための中長期的な解決法は、「小説を読む」こと。
空気が読めないとは、言い換えると人の気持ちがわからないということです。
小説は外面ではわからない人間の心の動きや、内面が文字になっています。
「こういうとき人はこう思うんだ」「こういうことを言うとこう思われるんだな」という人の気持ちを、小説は教えてくれるのです。
即効性はないですが、何冊何十冊と読んでいくうちに、つかめてくるものがあるはず。
もし自分が少しでも空気が読めないかもと感じるのであれば、少しずつで良いので小説を読むことを習慣化してみてください。
自分の失敗談を話す
高くなってしまったプライドを捨てるのは、正直簡単ではありません。
時間がかかるのを前提にして、コツコツと努力を積み重ねていくことも重要ですが、それを待っていられない人もいるでしょう。
そんな人におすすめのすぐに結果が出る解決策が、「自分の失敗談を話す」ことです。
プライドの高い人は相手より上に立ちたい、つまりマウントを取りたい気持ちが出てしまうので、それをカバーするためにあえて「自分の失敗談=自虐ネタ」を話すようにするのです。
そうすれば基本はプライドが高い人と思われていても、「この人もそんな一面があるんだ」と親近感をもってくれるようになるでしょう。
悪い面の背景を見るようにする
仕事が続かない人の特徴の1つである、「悪い面ばかりに目が行く」人に効果的な解決策は、「悪い面の背景を見るようにする」ことです。
物事や人の悪い面には、必ずそうなった理由や背景があるはずです。
例えば、いつも決断が遅い優柔不断な上司であっても、そうさせている背景には過去大きな失敗して会社に損害を与えた経験があって、慎重になっているのかもしれません。
ネチネチと嫌味を言ってくるお局がいたら、過去その人も同じように嫌味を言われたからそうしているのかもしれませんし、プライベートでもっと大きな悩みを抱えているストレスがそうさせている可能性もあります。
人や物事の悪い面を見てしまう人は、表面的なものの見方がクセになっている可能性があります。
「そんなのその人のことだから自分には関係ない」と思うかもしれませんが、その悪い面が表出してしまっている背景を想像するだけでも、少し優しい気持ちが生まれてくるはずです。
悪い面の理由や背景をイメージして、少しずつ優しさや許容する心を身につけることができれば、結果的に自分のストレスが減って仕事が長続きするようになるでしょう。
求人を見ない
目移りしやすくて仕事が続かない人は、「求人を見ない」ようにして物理的に目移りしない状況をつくるのが最も効果的です。
人は誰しも、隣の芝は青く見えるもの。
就職したあとも、配信停止しないと転職サイトから求人情報のメールがくるので、つい見てしまったりすると、「こっちのほうが良いじゃん」となってしまいがちです。
これを回避するには、転職サイトからのメール配信を解除するなど、物理的に求人情報サイトにアクセスしないようにするしかありません。
意識的に求人を見ないことで、目移りすることもなくなり今の会社で集中して仕事が続けられるようになるはずです。
働く目的や目標を定める
あなたはイソップ寓話の「3人のレンガ職人」という話を知っていますか?
知らない人のために簡単に説明すると、
Aさんは「ただ壁を作っている」という認識、
Bさんは「家族を養うために壁を作っている」という認識、
Cさんは「歴史に残る大聖堂を作っている」という認識をそれぞれ持っていた。
最もモチベーションが低かったのはAさんで、最もモチベーションが高いのはCさんだった。」
という話です。
仕事が続くか続かないかはモチベーションが大きく影響します。
「3人のレンガ職人」の話のように、目の前の仕事を目的や目標を持たずにやっているとモチベーションは保ちにくく、逆に目的や目標が明確にある人は、少々のことではモチベーションを下げずに踏ん張ることができるでしょう。
仕事を長続きさせるには、自分がその仕事をする目的や目標を深く考えて、見つけ出すことがとても重要になるのです。
多少の理不尽さはあるものと心得る
仕事が続かない人は、もしかすると綺麗事を信じすぎているかもしれません。
「働き方改革」や「コンプライアンス」などの言葉が巷を飛び交い、一昔前の日本と比べても今はとても働きやすい環境の会社が多いのは事実です。
とはいっても、それは完璧なものではありません。
ちょっとしたサービス残業はあるでしょうし、パワハラのような厳しい言い方をする上司、飲み会になると際どい下ネタを降ってくる同僚は、そう簡単には無くならないでしょう。
この一つ一つに敏感に反応し、「それはコンプライアンス違反だ!」と声を荒らげるのは得策ではありません。
どんなにホワイトな会社であろうと、多少なりともそういったことはあるはずなので、その度に職を変えていたら仕事が長続きしなくても仕方がありませんよね。
「これ以上は無理」というラインを持っておくのはもちろん必要ですが、綺麗事ばかり言っていても損をするのは自分。
ある程度は目をつむることも、一つの仕事が続けるコツといえるでしょう。
仕事を続けることで得られるものを考える
仕事が続かない人は、その仕事をすることで得られるものを見失っている可能性があります。
最もわかりやすいのは、お金。
給料は毎月同じ日に、現金ではなく通帳に数字が書かれているだけなので、当たり前の事になってしまって、ともすると有り難みを忘れてしまいがちです。
しかしスマホ代や家賃が払えているのも、目の前の美味しいラーメンに舌鼓をうてているのも、その給料があるからに他なりませんし、仕事が続かずに辞めてしまえば当然給料はゼロになります。
「職歴」や「経験」も仕事で得られるものの1つ
また「職歴」や「経験」も仕事で得られるものの1つ。
形にならないので分かりづらいですが、この「職歴」「経験」は転職時に大きな力を発揮します。
転職するときに求人を探すと思いますが、応募要件に「事務経験○○年以上」などという文言を見ることは少なくないでしょう。
また、「職歴」が多いと履歴書を書くのも大変な上、書類選考が通りづらくなりますし、仮に通ったとしても面接官に「ウチでもすぐ辞めるんじゃ?」とマイナスイメージを持たれてハンデを負った状態でのスタートとなります。
このように仕事をやめたくなったら、その仕事を続けることで得られるものを書き出してみるなど、意識的に探し出してみることをおすすめします。
転職を決断するのは、それからでも遅くはないはずですので。
自己分析と企業研究を徹底的にする
仕事が続けるための解決策として、これが核心かもしれません。
新卒での就活の際に、おそらく誰もが通っているであろう「自己分析」と「企業研究」。
あまりに基本的であるが故にスルーしてしまいがちなこの2つは、やはり仕事を長続きさせるためには最も重要なものといえます。
自己分析によって自己理解を深めることは、高収入などの表面上の条件ではなく、「やりたいこと」や「できること」、また「やりたくないこと」や「できないこと」を明確にした上で求人を選べるようにしてくれます。
同時に「企業研究」や「業界研究」をしっかりすることで、自己分析の結果見出した、仕事に対しての希望を満たせる会社・業界かどうかを正確に見極めることができます。
この2つをすることで、「自分と会社・業界とのマッチングの精度をどれだけ高められるか」が、仕事を長く続けるための基本的かつ最重要なことだと心得ましょう。
仕事が続かない原因がわからないなら客観的な意見を聞こう
仕事が続かない人は、その原因が自分自身でわからないこともしばしば。
まずは原因がわからないと対策の打ちようがないので、原因がわからないなら客観的に判断してくれる第三者の力を借りるのが賢明です。
ここでは仕事が続かない人が、客観的な意見を聞くときにおすすめの相談相手をご紹介していきます。
1人だけではなく、できるだけたくさんの人に相談していろいろな視点からアドバイスをもらうようにしてくださいね。
知人や友人に相談
まずは信頼できる知人や友人に相談するのがベターです。
昔からあなたのことを知ってくれている人であれば、それだけあなたがどんな人か知っていて、その上でのアドバイスをしてくれます。
大学のゼミの教授や、就職して現役で働いている先輩なども良いと思います。
会って間もない人だと、あなたのことを殆ど知らないので、会ったその時の印象でしか
知人や友人に相談するとき注意点
ただしこのよう友人や知人は、仕事や転職については、素人であることがほとんどでしょう。
そのためもらえるアドバイスとしては、少し偏ったものになったり、短絡的なものになったりしてしまうことも否めません。
友人・知人に相談する際は、あくまで「自分がどうみられているか」「自分がどういう人間か」という自己分析を主目的にして、聞くようにしましょう。
キャリアコンサルタントに相談
仕事や転職のことについて悩んでいる人が、客観的な意見をもらうために最も適切な相手は「キャリアコンサルタント」です。
キャリアコンサルタントは国家資格で、キャリアコンサルティングについて専門的な知識と技能を身につけて国家試験に合格した人しかなることはできません。
面談や適切な自己分析ツールなどを用いてその人の適性や経験、希望などを明確化してくれ、職業選択や能力開発に必要な情報をくれる、キャリアの専門家です。
実際に求人を紹介してくれることはないですが、自分がなぜ仕事が続かないのか、仕事を続けるにはどうすればよいのか、などについて気づきを与えてくれるはずです。
キャリアコンサルティングを受ける際の注意点
注意点はキャリアコンサルタントによって、スキルに差があるため良い人に当たらないとイマイチの結果になってしまう可能性があること。
なるべく評判を確認する、実績がある人を選ぶ、サイトがしっかりしているか確認する、などの事前調査をしっかりするようにしましょう。
ただ医者と同じで事前にいくら調べても、ハズレにあたってしまうことはあるので、それは想定に入れた上でセカンドオピニオン的に、何人かにキャリアコンサルティングを受けることをオススメします。
キャリアコンサルティングを受けるには、ココナラなどのスキル販売サイトでも可能でしょうし、厚生労働省が紹介しているキャリコンサーチというサイトで見つけても良いでしょう。
料金はまちまちですが、中には無料で行ってくれる人もいるので、ぜひ活用してみてください。
参考:キャリコンサーチ(キャリアコンサルタント検索システム)
転職エージェントに相談
仕事が続かない人が客観的な意見をもらうための相談相手として、「転職エージェント」もおすすめです。
転職エージェントは、仕事を紹介することを生業としている、いわば仕事についてのプロ集団。
会社や業界それぞれにどんな特徴があるかを熟知しているため、「企業研究」「業界研究」にはうってつけです。
また無料で利用可能なため、金銭的な負担なく足を運びやすいのも嬉しいところ。
ポイントは、1つだけではなくいろいろなエージェントを利用するのがおすすめ。
自己分析ツールがあるところや、総合型、業界や年齢層の特化型エージェントもあるので、自分に合ったところを見つけられるでしょう。
転職エージェントに相談する際の注意点
転職エージェントに相談する際の注意点は、時に強引に紹介をしてくるところがある点。
紹介者が入社して初めて売上が発生するビジネスモデルの構造上、仕方ないことですが、転職エージェントの担当がなんとかして自社から紹介しようと必死になっていることもあります。
そうすると多少マッチしていない点があっても、強引に紹介まで持っていかれて、入社後にギャップを感じてしまうことにもなりかねません。
「入社後6ヶ月以内は○%返金」などの退職ペナルティがあるところがほとんどですし、マッチしない人材を紹介したら紹介先企業からの信頼も失うことになるため、そうそう強引な紹介はされないとは思います。
しかし転職エージェントや担当者によって、上記のようなことがあり得ることだけは、頭に入れておいたほうが良いでしょう。
病院へ行く
あなたの仕事が続かない原因は、メンタルに問題を抱えているからかもしれません。
うつ病や統合失調症などを発症してしまっている場合は、業務上で抜け漏れが多くなってしまったり、感情の起伏が激しくなったりなど、多くの支障をきたします。
メンタルの疾患が原因で仕事が続かないのであれば、対策は1つ。
病院に行くこと以外はありません。
メンタルクリニックにいくことは、何も恥ずかしいことではありませんので、取り返しがつかなくなる前にぜひ相談してみてください。
病院へ行くとき注意点
病院にいくときは、病院選びに細心の注意を払う必要があります。
精神科やメンタルクリニックは、正直のところ品質にかなり差があるのが現実です。
悪いところに当たると、薬だけを大量に処方されるだけで根治治療をしてもらえず、ずっと通い続ける羽目になることも。
良い精神病院を探すには、以下のような公的機関を利用してしっかりとした病院を紹介してもらうようにしましょう。
※東京都福祉保健局「精神保健福祉相談機関のご案内」
※愛知県精神医療センター
まとめ
ここまで仕事が続かない人の特徴と長続きさせるための解決策、また悩んだときの相談相手などをご紹介してきました。
少し長くなったので、最後にまとめておきましょう。
特徴 解決策
目移りしやすい 求人を見ない
仕事を探す時、考えたり調べたりしていない 自己分析と企業研究を徹底的にする
転職エージェントを利用する
キャリアコンサルタントに相談する
自立できていない 友人・知人に相談する
仕事の大変さを理解していない 多少の理不尽さはあるものと心得る
悪い面ばかりに目がいく 悪い面の背景を見るようにする
目標や目的がない 働く目的や目標を定める
職場の人間関係がうまくいかない 笑顔で挨拶をする
「ありがとう」「ごめんなさい」を多めに言う
小説を読む
自分の失敗談を話す
メンタルに問題を抱えている 公的機関を利用して病院選びをする
しっかりとした病院へ行く
仕事が続かない人は、必ずなにか原因があるはず。
まずは自分と向き合って原因を突き止めましょう。
原因がわかったなら、あとはそれを解決するだけです。
いまは仕事が続かなくて深く悩んでいるかもしれませんが、1つ1つでOKです。
この記事に書いてある解決策を試してみてください。
大変に感じることも多いと思いますが、きっと気づけば1年、3年、5年と良いキャリアを積んでいけるはずです。
この記事があなたのキャリアを、より良いものにするための一助になれば嬉しいです。
陰ながら応援しています!
- 第二新卒やフリーターの転職に特化
- 経歴や学歴に自信がなくても求人を紹介してもらえる
- キャリアアドバイザーのサポートが手厚い