高校や大学を卒業し、4月から社会人デビューということで、期待に胸をはずませていたはずなのに…、
「仕事を辞めたい」
このように思い、悩んでいる人もいるでしょう。
また、
「新卒入社1年未満で辞めると、もう次がないっていうけれど本当かな?どうすれば良いだろう。」
と頭を抱えている人もいるのではないでしょうか。
私は面接官の仕事もしているのですが、新卒ですぐに仕事を辞めてしまった人からの応募も、何度か経験があります。
今回の記事では、仕事を辞めたい新卒が「考えるべきポイント」について、様々な角度から徹底解説いたします。
新卒で仕事を辞めたい主な理由とは?
仕事を辞めたい理由は人それぞれですが、特に新卒で仕事を辞めたい理由について、主なものは下記の通りです。
- 人間関係での悩み
- 仕事内容がきつい
- 仕事がないので暇すぎる
- 労働条件が合わない
- セクハラ・パワハラなどのハラスメントがある
人間関係での悩み
会社という組織で働くと「社内での人間関係」や「取引先との対人関係」など、様々な人間関係が生じます。
更に学生時代の友人だけとの付き合いとは異なり、幅広い年齢の人と関わる必要があるので、人間関係での悩みが生じやすいと言えます。
下記に、会社での人間関係の悩み例を挙げます。
- 上司の対応が理不尽
- 話の合わない上司がいる
- 同僚ばかりひいきされる
- ノリが体育会系なので辛い
など。
私がまだ若かりし新入社員だった頃を思い出すと、実際に毎日このような人間関係で悩んでいました。
しかし人間関係で会社を辞めても、また新たな会社で、同じように人間関係で悩むことは多いです。
本当は上司が部下の悩みに気づき、事態を改善してくれれば一番良いのですが、なかなかそうはいきません。
「人間関係の困りごとに関する対応力」をつけると、それが経験となり強みにもなり、今後人間関係の悩みが出た際に、うまく切り抜けることができるようになります。
仕事内容がきつい
仕事をしてお金を稼ぐということは、楽なことばかりではなく、きついことも多々あります。
ただそれが「甘えによる考え」なのか「実際にきつい仕事内容なのか」は、新卒だと判断がつかないこともあるでしょう。
1つの判断材料として、下記のような状況であれば、実際にきつい仕事を与えられていると言える可能性があります。
ベテランと同じノルマを与えられている
新卒にいきなりベテランと同じノルマを与えることは、無謀と言えるでしょう。
段階を踏んで、徐々にノルマをベテランに近づけるのが普通です。
上司が部下をフォローすることが一切ない
特に新卒に対しては、社会人経験が浅いということで、上司は「進捗状況確認」や「不足している知識を補う」などのフォローをする必要があります。
しかし、そういったことが一切ない場合には、新卒1人で仕事や悩みを抱えることになります。
そうすると、結果的にきつい仕事を与えられていることになります。
仕事がないので暇すぎる
「忙しすぎること」も辞めたくなる原因になりますが、逆に「仕事がなくて暇すぎる」ことも辞めたくなる原因になります。
暇な社員がいるということは、会社としてもタダ働きさせているようなものです。
本来であれば暇な社員がいたら、上司が仕事をきちんと割り振っていくべきですが、上司が忙しすぎて部下の面倒を見切れない時があります。
このようなケースで暇な場合は、新卒の問題ではなく、会社としての問題であることが多いです。
ただ経験者として言えることは、自分だけが暇な状態が1年も続くことはほとんどありません。
(※自分以外のほとんどの人が常に暇な場合は、会社の業績悪化が関係している可能性があります。
その場合には暇が続き、ある日会社が倒産することもあり得ます。)
そのうちに忙しくなるので、下記のようなことを試しながら、持て余した時間を潰すと良いでしょう。
徹底的に掃除をする
自分の机周りをはじめ、会社全体の掃除をします。
私は暇が原因で、会社中を毎日徹底的に掃除したことがありますが、なんとそれを表彰されたことがあります。(非常に複雑な気持ちでしたが・・・)
本気で掃除をすると、かなり時間を潰せてスッキリするうえに、感謝されることもあるのでオススメです。
上司に「手伝えることは無いか?」と相談する
上司に「手伝えることは無いか?」と相談することは、自分が「暇である」とアピールすることにもなります。
あまりに相談にいく頻度が高いと鬱陶しく思われますが、仕事をもらえることもあるので、一度試してみると良いでしょう。
パソコンの勉強や、仕事に関連のある資格の勉強をする
暇な時間に、スマホを触っていたり、ネットサーフィンをすることはオススメしません。
これらの行為を行った場合には「懲戒免職の対象になる」と就業規則に記載されていることもあります。
また多くの会社で、社員のインターネット閲覧履歴を管理しているので、どんなサイトを閲覧しているかはすぐバレます。
業務に関係ないサイトの閲覧や、スマホでの暇つぶしは、評価にも響く可能性が高いです。
事前に上司に許可を得る必要はありますが、暇な時間に「パソコンの勉強」や「仕事に関連のある資格の勉強」をすると、時間を潰せるうえに、勉強熱心であると思ってもらえます。
私は暇な時に、上司に許可をとったうえで、エクセルの関数の勉強をしていました。
労働条件が合わない
労働条件が合わないことも、新卒が会社を辞めたくなる原因の1つです。
今までの学校生活とは違い、会社生活では「残業」や「休日出勤」をする必要も出てくるので、辛いなと思うこともあるでしょう。
多少は、社会人としては致し方ない部分ではあります。
しかし、月の残業時間が100時間などの残業を強いられるのであれば、体が壊れる前に辞める方向で考えた方が良いでしょう。
セクハラ・パワハラなどのハラスメントがある
如何なる理由があっても、ハラスメント行為はNGです。
「セクハラ」「パワハラ」などの有名なハラスメントから「スメハラ」「パタハラ」などのハラスメントまで、今日ではハラスメントの種類は多岐に渡ります。
会社によっては、ハラスメントに対する相談窓口もあるので、そういったところに相談をすることも良いでしょう。
新卒で仕事を辞めたいと思っても辞めない方がいいケースとは?
新卒で仕事をやめたいと思っても、辞めないほうがいいケースもあります。
具体的に、以下に当てはまっているのであれば、辞めないほうがいいですよ。
- 人間関係が嫌
- 仕事内容が嫌
- 転職先ややりたいことが決まっていない
それぞれ詳しく解説しますね。
人間関係が嫌
職場の人間関係が悪いと、仕事をやめたいと思うかもしれません。
ただ、毎日8時間以上一緒にいるとなると、嫌なところは見えてきてしまいます。
そのため、人間関係だけで転職をしたいと考えるのはおすすめできません。
また、転職をしなくても部署異動や人員配置を変更してもらうことはできるかもしれません!
いきなり転職を考える必要はないので、踏みとどまってみましょう。
もちろん、会社内でいじめやパワハラなどが横行している場合には転職しても問題ありませんね。
ただ「先輩が嫌い」「同僚と合わない」という理由だけで転職するのはやめてくださいね。
仕事内容が嫌
仕事をしている以上、自分のやりたくない仕事やつまらない仕事というのはありますよね。
それが嫌で転職を検討されている場合にも、注意が必要です。
特に新卒の場合、雑務を担当しなければいけない会社はとても多いです。
雑務しかせずに「仕事がつまらない」と言っても、他の会社で通用するわけがありません。
最低でも経験を積んでからでしか任せてもらえない仕事を経験した上で、仕事が合っていないの判断しましょうね。
転職してから「前職のほうが仕事させてもらえていた…」ということもしばしばあります。
仕事内容が嫌な場合にも、部署異動や仕事の相談をした上で行動の決断をしましょう。
転職先ややりたいことが決まっていない
「この会社を辞めたいけどやりたいことは決まっていない」という方も多いです。
勢いだけで仕事を辞めてしまうと、その後どうしていいのかわからなくなってしまいます。
転職活動をするにもかなりの時間やコストが掛かるので、ある程度貯金がないと転職活動すら危うくなってしまいますよね。
特に仕事を辞めてから転職活動をしようと考えている場合には、収入がないのに支出は増える状態になります。
ダラダラ過ごしていたら貯金が尽きてしまうので、転職するにしても現在の仕事についたまま、転職活動をしてくださいね。
就活時と同じように、自分のやりたいことややりたくないことをまとめて、転職活動をおこないましょう。
新卒入社3年未満の退職って実は多い!?離職率について
「会社を辞めたくても、最低3年は続けるべき」という言葉を耳にする人も多いでしょう。
しかし、実際には新卒入社3年未満で退職している人は、案外多いのです。
厚生労働省の発表によると、平成29年度の大卒の「新卒入社」の3年以内の離職率は下記の通りです。
27.9%
【事業所規模:5~29人】
22.5%
【事業所規模:30~99人】
15.5%
【事業所規模:100~499人】
11.4%
【事業所規模:500~999人】
9.5%
【事業所規模:1000人以上】
7.8%
事業所規模が5人未満の会社では、新卒10人のうち2.7人は3年未満で辞めていて、事業所規模が1000人以上の会社でも、新卒10人のうち7.8人は辞めていると考えると、決して少ない数字ではありません。
参考:~厚生労働省より~
新卒入社3年未満の退職は、次の職探しにどう響く?
前項で、新卒入社3年未満の退職は、案外多いことをご紹介しました。
次に、これらの人達が次の職探しを行った際に「新卒入社3年未満の退職」は、どう響くかについてご紹介します。
実際に、私が面接官として採用面接を行う際に「新卒入社3年未満の退職」経験者が来ることも時々あります。
この人達に思うことは、率直に言うとこうです。
「ちょっと辞めるのが早いな。でも面接次第かな。」
この時に、面接で見ているポイントは下記の通りです。
- 退職理由
- 退職した経験を、どう捉えているか?
退職理由
退職理由は、中途の場合もそうですが、新卒でも同様に最もチェックするポイントでもあります。
しかし「人間関係が辛かった」とか「上司とソリが合わなかった」などの曖昧な退職理由だけでは、「人のせいにする人」と思われたり「甘い考えで辞めた人」と思われます。
実際に退職理由が「人間関係が辛かった」とか「上司とソリが合わなかった」なのであれば、面接官が納得できるような伝え方をする必要があります。
退職した経験を、どう捉えているか?
新卒入社で退職した会社について「会社と合わなかった」というような、単純な理由だけで終わらせている場合には、要注意です。
これだけだと面接官に「ちょっと嫌になると、すぐ会社を簡単に辞めてしまう人」や「短絡的な人」と思われるので、印象は悪くなります。
逆に「自分にも反省すべき点があったこと」や「退職経験を今後どう生かしたいか?」などの具体的な話を盛り込むことができれば、印象は変わります。
新卒1年未満の退職でも「仕方がない」と思ってもらえるケースは?
新卒1年未満で退職した人に対して、あまりよく思わない会社がほとんどでしょう。
ただ新卒1年未満で辞めても、下記のような退職理由であれば面接官に「仕方がない」と思ってもらえるので大丈夫です。
- 会社の倒産
- 会社が犯罪に手を染めていた
- 暴力行為があった
- ハラスメントが横行していた
- 残業時間が多すぎる
会社の倒産
会社の業績悪化に伴い倒産すると、従業員には働く意志があっても、どうにもすることができません。
会社の倒産が退職理由であれば、面接官も満場一致で「仕方がない」と思います。
ちなみに、会社が倒産していないのに「前職の退職理由は、会社の倒産です」などと嘘をつくと、すぐにばれてしまいますのでご注意下さい。
会社が犯罪に手を染めていた
会社に反社会的勢力との関係があったり、犯罪行為を平気で社員に行わせている場合があります。
新卒ではなかったのですが、実際に私も、過去に知らずにそういった会社で働いてしまっていたことがありました。
その会社は入社数ヶ月で辞めましたが、次の仕事の面接時に退職理由を言うと「そうであれば、数ヶ月で辞めるのも仕方がない」と思ってもらうことができました。
暴力行為があった
あまり多いケースではないのですが、実はこういった会社も存在するのが事実です。
社員に対し暴力をふるう行為は、どんな理由が背景にあれ、間違っていますし許してはいけないことです。
このような状況の場合は、一刻も早く会社を辞めるべきでしょう。
ハラスメントが横行していた
セクハラやパワハラは、NG行為です。
日常的にこれらのハラスメントが行われていた場合は、日々の仕事にも身が入らなくなるでしょう。
ハラスメントが横行している会社は、複数の人がハラスメントを平気で行っていることもよくあります。
このような状況を改善する様子が見られない会社に居ても、良いことはありません。
残業時間が多すぎる
月の残業時間が100時間を超えるなどの、残業時間が多すぎる場合にも、転職は致しかたないなと思ってもらえます。
ここまで残業が多いと、心身共に壊れる可能性が高いので、早めに退職することをオススメします。
上記のような例では、新卒で1年経たずに辞めたとしても「仕方がない」と思ってもらえます。
しかし、基本的には短い期間で辞めてしまった新卒に対しては、良くない印象を持つ会社がほとんどだということは、頭に入れておいた方が良いでしょう。
できる限り1年は続けた方が良い!新卒が会社を1年続ける方法とは?
新卒社員は、できる限り仕事を1年は続けた方が良いと言えます。
理由は下記の通りです。
- 次の仕事が見つかりづらい
- 次の転職先が見つかっても、前職より条件面が下がる可能性がある
- 1年続けると、突破口が見えてくる場合がある
次の仕事が見つかりづらい
なんといっても、新卒1年未満で仕事を辞めると、次の仕事が見つかりづらいです。
会社には「根性がないのかもしれない」とか「何か言ったらすぐ辞めてしまうのかも」と思われることが多いからです。
面接に呼んでもらえず、書類だけで落とされることもあります。
次の転職先が見つかっても、前職より条件面が下がる可能性がある
次の転職先が見つかっても、前職よりも条件面が下がる可能性があります。
それは、新卒1年で辞めた人を採用してくれるような会社は、常に人手不足の会社や、ブラック企業である場合が多いからです。
年収も前職より下がったり、業務量の割り当ても多くなるなどの可能性があることを覚悟しましょう。
働きやすく人気のある企業は応募倍率も高く、数ヶ月で辞めた新卒を採用しなくても、他の応募者で賄えるものです。
1年続けると、突破口が見えてくる場合がある
「辞めたいな」と思う仕事もしばらく続けていると、慣れて気にならなくなったり、効率よく会社生活を送る方法が見つかることがあります。
そうすると「別に辞めなくても良いな」と思える場合があります。
次に、新卒が仕事を1年続けるのにオススメな方法をご紹介します。
- 頑張りすぎない
- 何か1つだけで良いので、目標を決める
- 人は人、自分は自分と思う
- 最初は誰でも初心者だと思う
頑張りすぎない
他人から「新卒で1年もしない段階で「辞めたい」と思うなんて、頑張りが足りない!」と言われることがあるかもしれません。
しかし実際はその逆で、頑張りすぎているからこそ、辞めたいと思うケースが多いのです。
頑張って上司の期待に応えようとするので、出来なかった場合に「ああ、自分はダメなんだ」と思ったり、頑張っているからこそ、他人が怠けているのを見てイラっとしたりするのです。
そうであれば、頑張らなければ良いのです。
頑張らずに「まあ良いか」と力を抜いて仕事をすると、今までより楽に仕事を行えるようになることがあります。
何か1つだけで良いので、目標を決める
「この会社に自分は必要なのだろうか?」などと存在意義が見えなくなった時に、特にオススメなのが「何か1つだけで良いので、目標を決める」ということです。
この時に「誰かに褒められたり、評価されなくても良い」と思うことがポイントです。
私の場合は「誰よりも早く電話に出て、会社で1番回数多く電話に出る人になろう!!」と目標を決めていました。
こういった小さな目標で良いので、会社で過ごすうえで、何か目標になることを決めると良いでしょう。
人は人、自分は自分と思う
「あの人は怠けていて、自分の方が人一倍仕事をしているのに、何で評価が一緒なの!!」と不公平に思う人もいるでしょう。
これは、自分と人を比べてしまっているからです。
「人は人、自分は自分」と思うと、周囲がどうであろうが気にならなくなります。
最初は誰でも初心者だと思う
上司によく怒られて、会社を辞めたいと思っている人に特にオススメなのが「最初は誰でも初心者だと思うこと」です。
その上司も新人だった頃がありました。
きっと、新人の頃に上司から怒られることもあったでしょう。
言うまでもなく、新卒入社の人はみんな初心者です。
出来なくて当然なので、人に何か言われても気にする必要はありません。
新卒で仕事を辞めるのは甘え?
新卒で転職をしようとしていると、「1年目で転職なんて甘えている!」「最低でも3年間は働いて判断しなさい」という言葉を聞くこともありますよね。
しかし本当に新卒で転職するのは甘えなのでしょうか。
結論としては、新卒で仕事を辞めて転職することは甘えではありません。
そもそも、近年の日本では終身雇用というよりは転職が当たり前になってきています。
そのため転職すること=悪と考えている人は減ってきています。
もちろん辞める理由にもよりますが、辞めても仕方ない理由があるのであれば甘えではないと覚えておきましょう!
新卒1年未満で辞めてしまった。次の転職で失敗しない為のポイントは?
新卒で会社を辞めたいと思っている人に対して、面接官の立場として言えることはこうです。
「なるべく1年は仕事を続けた方が良い」。
しかし、この記事を見てくださっている方の中には、新卒で1年を待たずに辞めてしまった人もいるでしょう。
そういった人達の為に、次の転職で失敗しない為のポイントをご紹介します。
- 「逃げ」ではなく「向き合う」転職を意識する
- 人や会社のせいにしない
- 新卒の時の就職活動より厳しいことを覚悟する
「逃げ」ではなく「向き合う」転職を意識する
もう既に会社を辞めている場合、その理由が「周囲との人間関係が嫌だった」とか「上司と合わなかった」とか「業務内容がつらかった」などという人もいるでしょう。
実はこれは、全て「逃げ」の転職です。
何故かと言うと、自分ではなく他人が主体だからです。
「逃げ」の転職は、その物事を解決できずに終わっているので、次の転職先でも同じことが繰り返される可能性が高いです。
しかし「向き合う」転職の場合には、問題が起こると、下記のように自分自身と向き合う流れになるので、次の転職では失敗が繰り返されにくくなる傾向があります。
★(例)周囲との人間関係が嫌で辞めた
↓
その嫌なことについて、自分から相手に対して努力できる部分は無かったか?
↓
「言い方を変えてみる」とか「あえて見ないようにする」とか「様々な性格の人がいるから、世の中面白いと考える」などの方法が思いついた
人や会社のせいにしない
何か問題が起こった時に、自分以外のせいにすることは簡単です。
しかし何か問題が起こった時に、自分以外のせいにし続けることは、他人が主軸で自分がそれに左右される人という図式になります。
更に起こった物事に対しても、何も解決しません。
人や会社のせいにするのではなく、起こった問題に対して「自分はどのように対処できたか(又はできるか)」と考えていくと、問題の解決につながります。
また自分が主軸となり、会社生活を過ごせるようになります。
新卒の時の就職活動より厳しいことを覚悟する
ハッキリと申し上げますが、新卒で1年を満たずに辞めた場合は、次の転職に関してみんなが羨むような人気企業にすんなり入れるとは思わない方が良いです。
就職活動を行っても、なかなか書類選考が通らないことも多いでしょう。
それでも書類選考が通った場合には、感謝の気持ちを持ちながら、1つ1つ丁寧に面接に挑むようにしましょう。
新卒が仕事を辞める手順
最後に新卒が仕事を辞める手順について紹介します。
仕事を辞めると決断したら下記の順序で準備を進めましょう。
- 就業規則を確認
- 退職届の作成
- 仕事の引き継ぎ
- 転職サイト・エージェントの利用
これらについてそれぞれ解説します!
就業規則を確認
まずは会社の就業規則を確認してください。
会社によっては、退職する月の2月前に退職の旨を伝える必要がある場合もあります。
法律上は退職の意思を伝えてから2週間後に退職可能となっていますが、就業規則を優先する会社がほとんどです。
誰に辞める旨を伝えればいいのかも重要なので、しっかりと調べておきましょう。
退職届の作成
続いては退職届の作成です。
退職願にしてしまうと、上司が却下することができるので気をつけてください。
退職届を作成して、上司が却下できない状況にする必要があります。
また、自分で退職届を作成するのが苦手な場合には退職代行サービスを利用するのもおすすめ。
退職代行サービスは退職届の作成や退職の手続きを全て肩代わりしてくれるサービスです。
当日に辞めることもできるので、一刻もはやくやめたいと考えている方にもおすすめですよ。
仕事の引き継ぎ
一年目の場合、引き継ぐ仕事はほとんどないかもしれませんが、何かしらある場合には引き継ぎをしておきましょう。
事前に資料を作成しておくとスムーズな引き継ぎができます。
転職サイト・エージェントの利用
最後は転職活動ですね。
転職サイトや転職エージェントを利用することで、手間をかけずに転職活動を進められます。
おすすめの転職エージェントは下記のとおりです。
- マイナビエージェント
- doda
- ビズリーチ
それぞれ紹介しますね。
マイナビエージェント
マイナビエージェントの特徴
- キャリアアドバイザーが丁寧にサポートしてくれる
- 非公開求人が多い
- サービスが充実している
- 20代など若者の転職に強い
doda
求人数 | 約260,000件 |
---|---|
対応地域 | 全国47都道府県 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
dodaエージェントの特徴
- 取り扱い求人数が桁違い
- エンジニア・技術職・営業の求人が多い
- 面接対策などのエージェントサービスも手厚い
- 年収査定やレジュメビルダーなど転職準備のコンテンツが充実
- 転職フェアなども豊富
ビズリーチ
ビズリーチの特徴
- スカウト型の転職エージェント
- 登録に審査がある
- 有料プランが用意されている
【まとめ】仕事を辞めたいと思っている新卒の対策方法
今回の記事では仕事を辞めたい新卒が「考えるべきポイント」について、様々な角度から徹底解説いたしました。
他のサイトでは「新卒で1年以内に仕事をやめても、次はあるから大丈夫!嫌だったら早く辞めてしまいましょう!!」なんて紹介されていることもありますが、やはり新卒の早期退職にはそれなりのリスクはあります。
これから仕事を辞める予定の新卒は、このことを頭にいれたうえで行動しましょう。