「職場に嫌いな人がいるけど、仕事上話さないわけにはいかないし、どう付き合っていけばいいかわからない」
「どう頑張っても好きになれない人がいて、もはや見るだけでストレス」
職場に嫌いな人がいると、とてもストレスですよね。
仕事上コミュニケーションを取らないわけにはいかないので、話すたびに嫌な思いをして精神衛生上良くないことも。
職場は、気の合う者同士が集まっているところではありませんので、合わない人も必ずでてきます。
嫌いな程度にもよりますが、本当に嫌いな人に出会ってしまった場合、仕事に行くのが苦痛になるでしょう。
この記事では、職場に嫌いな人がいるときの対処法と、その付き合い方をご紹介していきます。
これらを実践することで、少なからずストレスを減らせると思いますので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。
職場にいる嫌いな人との付き合い方
職場に嫌いな人がいるとき、その人とどう付き合っていけばいいか悩みますよね。
嫌いなので近づきたくはないけど、無視するわけにもいかない。
そんな職場にいる嫌いな人との付き合い方を、ご紹介していきます。
頑張って好きになる努力をしてみる
一度試す価値があるのが「好きになる努力をする」こと。
嫌いな人を嫌いなまま、同じ職場で働き続けた場合、どうやってもストレスからは逃れられません。
しかし「嫌い」が「好き」になれば、状況は一変します。
ストレスだったものが一気に楽しいものに変わり、仕事にいくのが楽しくなるでしょう。
こういう状況が作れるのなら、それに越したことはありませんよね。
「嫌い」を「好き」にするための方法① 新たな一面を知る
「嫌い」を「好き」にするために必要なのは、その人の「新たな一面を知る」こと。
相手にネガティブな感情を抱いているときは、その人の一面しか見られていないことがあります。
一度「嫌い」という感情を抱いてしまうと、もうその人のこと知ろうとしなくなってしまうので、新たな一面を知ることもできなくなり、「好き」に変わるのが困難になります。
そのため、意識的に相手を知ろうとする努力が必要です。
よく観察したり、人づてや直接でも良いのでその人の情報を収集したりして、新たな一面を見つけてみれば、その人への印象もガラッと変わるかもしれません。
「嫌い」を「好き」にするための方法② 相手の良いところを見つける
「相手の良いところを1日1つ見つける」というのも、自分の認識を変えるのに効果的です。
嫌いがゆえに悪いところしか見えていなかった状態が、意識的に良いところを探すことで、自然に良い面を見られるようになっていきます。
続けているうちに、いつの間にか「嫌い」が「好き」に変わる場合もあります。
嫌いな人を好きになるのは、難易度は高めかもしれませんが、もし達成できれば状況は一気に好転するはずですので、一度チャレンジしてみることをオススメします。
距離を置く
嫌いな人との付き合い方で、最も簡単な方法は「距離を置く」ことです。
嫌いな人と極力コミュニケーションを取らないことで、ストレスは大きく軽減されます。
相手を好きになる努力をすることも大切ですが、相手に嫌がらせをされていたり、一般的に見ても人間的にNGな人だったりするのであれば、仲良くなるのは無駄。
そんな人に時間をかけるのはもったいないので、距離を置くのが最適な対処法になります。
相手が、仕事上で接する必要のない人であればコミュニケーションはゼロで構いません。
しかし、そうもいかない場合は、できるだけ必要最低限のコミュニケーションにとどめて、それ以上のことは関わらないようにするようにしましょう。
要件は基本メールや付箋などで
コミュニケーションの方法も、なるべく間接的なものを選んだ方がストレスは少ないです。
仕事上で関わらなければいけない場合、直接話をするとストレスがかかります。
直接話す必要のない内容であれば、メールや付箋などの間接的なコミュニケーションをとるようにしましょう。
特にメールであればエビデンスに残りますし、事前にしっかりロジックを組んで話ができるので、何かトラブルがあったときでも有利になります。
相手が人間的にパワハラや嫌がらせなどNGな行為をしている場合でも、証拠として会社や上司に見せることができるので、そういう意味でもメールなどの間接的なコミュニケーションはオススメです。
仕事上の関係なので、コミュニケーションは避けられないこともありますが、なるべくストレスの少ない間接的な付き合い方をするようにしましょう。
職場に嫌いな人がいるときの対処法4つ
職場に嫌いな人がいるときは、付き合い方も工夫が必要ですが、そのほかにもいくつか対処法があります。
嫌いな人に感情を左右されないために、効果的な対処法をご紹介します。
愚痴る
職場の嫌いな人がいるときの対処法は、その人の愚痴を言うこと。
同じ職場で同じ思いを持っている人ならベストですが、そういう人が見つからない場合は仕事に関係のない友人でもOKです。
一般的に愚痴は良くないものとして認識されています。
ただ、ストレスをコントロールするためには、少しくらいの愚痴は必要なときもあるはずです。
心の中にたまっている負の感情を吐き出して、共感してもらえたら、嫌いな人への負の感情が意外に小さくなっていることも。
お酒と一緒で、たくさん飲んだら体に悪いですが、少しであれば気持ちをすっきりさせて、また仕事を頑張ろうと思える良い薬になります。
ストレスを溜め込んでどこかで爆発したり、体調を崩してしまったりするよりも、少し愚痴を言って、適度なガス抜きをするのが賢明な対処法だと思います。
好きな人のことだけ考える
嫌いな人のことを考えているときと、好きな人のことを考えているとき、どちらの方が幸せを感じられるかというと、圧倒的に後者でしょう。
もしあなたが仕事中に嫌な思いをしているだけでなく、プライベートでも嫌いな人のことを考えて悩んでいるのであれば、その人のせいで二重に自分の時間を奪われていることに。
嫌いな人がいたとき、相手を変えることはできませんが、自分がその人のことを考えるか考えないかは、自分で決められます。
オススメな方法としては「嫌いな人のことを考えないようにしよう」としてしまうと、逆に頭から離れなくなるので、「好きな人のことを考えよう」とすること。
そうすると、好きな人で頭がいっぱいになって、嫌いな人はいつの間にか追い出されていきます。
嫌な気分から解放されるだけでなく、とてもハッピーな気持ちになれることでしょう。
パワハラや嫌がらせなどがあればすぐ会社に報告
「自分に合わない」「なんか嫌だ」という理由で嫌いなのであれば、ある意味自分にも責任があるので我慢も必要だと思います。
しかし「パワハラ」や「嫌がらせ」など、人道的にNGな行為を相手にされていて、嫌いになっているのであれば、それは然るべき対応をしたほうが良いです。
会社や上司へ報告すれば対応してくれるはずですが、もし会社が動いてくれないのであれば労働基準監督署などの公的機関に報告するのも一手。
いずれのケースでも注意すべきポイントは、必ずパワハラや嫌がらせを受けている動かぬ証拠を用意しておくことです。
メールなどの文面でも良いですし、口頭で言われている場合は隠れて録音するなど、誰がどう見ても明らかに相手が悪いという証拠をとってから、報告するようにしてください。
おもいきって転職する
職場に嫌いな人がいるときの最もシンプルな対処法は「転職」です。
転職すればほぼ確実に、永遠に嫌いな人と縁を切ることができます。
転職先の会社にその人が転職してくる可能性はゼロではありませんが、限りなく低いでしょう。
ただし転職活動は大変ですし、転職した後も新しく仕事を覚えたり人間関係を築いたりするストレスもあるでしょう。
環境を変えても、転職先の会社でまた嫌いな人に出くわす可能性までは、排除できません。
このようなリスクを踏まえたうえで、転職をするか否かを決断する必要はありますが、
「このままこの人と働いていたら体調を崩すかもしれない」
「これ以上嫌いな人はおそらくいないだろう」
「嫌いな人がいるだけでなく、仕事やキャリア、給与など他の部分にも不満がある」
「パワハラや嫌がらせを会社に報告しても、対応してくれない」
などという状況にある場合は、迷わず転職することをオススメします。
注意・決して相手を変えようとしないこと
嫌いな人との付き合い方や、対処法をお伝えしてきましたが、絶対に持っておくべき考え方は「嫌いな人を変えようとしない」こと。
原則、相手を変えることはできません。
相手に変えたほうが良い性格や、言動があったとしても、それを変えることはあなたにはできないのです。
仮にですが、あなたがものすごく時間と労力を使って、その人が奇跡的に変わったとしても、その人の人生にはプラスかもしれませんが、あなたの人生へのプラスは微々たるもの。
コスパが悪すぎるのです。
そんなことに大切な時間を使うのであれば、もっと自分の人生を豊かに、幸せに生きることに時間を使ってあげてください。
まとめ
いかがでしたか?
職場に嫌いな人がいるときの対処法と、付き合い方がお分かりいただけたと思います。
ある程度は努力が必要な部分もありますが、嫌いな人がいるせいで自分の大切なものを失うのはもったいない。
できるだけストレスなく付き合っていく方法を模索したうえで、「もう我慢ができない」というラインまで達したら、会社へ相談したり、転職したりして、嫌いな人と関わらない人生を選択するのも賢明な判断です。
付き合っていくにしても、縁を切るにしても、決めるのはあなた自身。
相手は変えられない、という原則をしっかり認識したうえで、極力ストレスのない会社生活を送れるように行動していきましょう。