日本の自動車メーカーの中でも、「唯一無二」という個性が世界的に認められている自動車メーカーSUBARU。
日本の企業の中でもトップクラスの知名度を誇っており、SUBARUに転職したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
ただ、SUBARUのような有名企業への転職はどのように進めたら良いのか、転職経験が無いと想像もつきませんよね。
そこで、SUBARUの企業情報やおすすめの転職サイト・エージェントなど、転職に役立ちそうな情報をまとめました。
SUBARUの企業概要
まずは、SUBARUの企業概要から確認しましょう。
事業内容
SUBARUと言えば自動車というイメージが強いですが、自動車以外にも様々な事業を行っています。
そこで、SUBARUの代表的な事業をいくつか紹介します。
自動車関連事業
SUBARUを代表する次号が自動車関連事業です。
1958年に「スバル360」という車種を発売してから、SUBARUの自動車は半世紀以上にわたって人々に愛されています。
走りやすさに加えて愉しさを加えたのがSUBARUの自動車の魅力であり、今までに様々なSUBARU独自の技術が生み出されています。
航空宇宙関連事業
1917年にSUBARUの航空宇宙関連事業の母体である「中島飛行機」が創設されてから、100年以上様々な航空機の開発・生産を行っています。
特に、IT技術を融合した高度システムインテグレーション技術においては日本トップクラスの技術力を誇っています。
環境技術関連事業
元々SUBARUでは風力発電システムや塵芥車などといった環境技術に関連した製品開発・サービス提供も行っていました。
現在では様々な企業に事業を譲渡し、環境プラント設備の生産のみを行っています。
トップのメッセージ、企業理念
事業を通じてSUBARUブランドを磨く
2017年4月に、当社は、富士重工業株式会社から株式会社SUBARUに社名を変更しました。
「社名とブランドを統一する」ことで、更にブランドを磨く取組みを加速し、「SUBARU」を自動車と航空宇宙事業における魅力あるグローバルブランドに成長させていきたいと考えています。
また、新中期経営ビジョンのなかで、2020年のありたい姿として「大きくはないが強い特徴を持ち質の高い企業」というビジョンを掲げ、その実現に向け、お客さまに提供する商品・サービスは当然ながら、事業活動を通じた企業そのものの質や付加価値を高めていきたいと考えています。
当社は、「存在感と魅力ある企業」を目指すという経営理念のもと、これらの取り組みを通じて、CSR活動を一層推進し、持続可能な社会の実現に向け、地球環境保護や地域社会貢献などに積極的に取り組んでまいります。
代表取締役社長 兼 CEO
吉永 泰之
会社概要
会社名 | 株式会社SUBARU |
---|---|
所在地 | 東京都渋谷区恵比寿1-20-8エビススバルビル |
資本金 | 153,795 百万円(2017年3月末日現在) |
事業内容 | 自動車関連事業/航空宇宙関連事業/環境技術関連事業 |
従業員数 | 14,708人 |
SUBARUの採用職種・仕事内容
さて、SUBARUではどのような職種が募集されているのでしょうか。
現在、SUBARUで募集されている職種の一部を紹介します。
事務系総合職
将来の幹部候補として営業・マーケティング・人事など様々なSUBARUの事務系領域の業務を3~5年ごとのローテーションにより幅広く経験します。
総合職採用のため、幹部候補ではなく、営業や人事などといったポジションのエキスパートを任される場合もあります。
製造業での営業・マーケティング・調達購買・生産管理・アフターサービスのどれかを経験していることが応募の際の必須条件です。
また、営業などの業務において海外企業と取引を行うこともあるため、TOEIC600点以上の英語力・海外での営業経験があるとなお良いでしょう。
給与
- 月給:205,000円~
- 想定理論年収:428万円~
※給与は経験・能力を考慮の上決定
【本社】社内SE(全社ITインフラの企画立案/推進)
SUBARUグループのITインフラ企画・立案、プロジェクト推進、関係会社のITガバナンス、IT関連業務のインフラ支援を任されます。
基幹システム刷新プロジェクトのインフラ担当からスタートし、将来的にはデータセンター移設など様々なSUBARUのシステム関連業務を任される可能性があるポジションです。
幅広い業務を行うため、経営などに関わる業務にも携わることが出来ます。
応募にあたって、IT関連企業で5~10年以上業務経験があり、サーバーの企画・構築立案経験があることが必須です。また、英語を用いた実務経験があるとなお良いでしょう。
給与
- 月給:205,000円~
- 想定理論年収:428万円~
※給与は経験・能力を考慮の上決定
【東京事業所】知的財産職※異業界歓迎
SUBARUの自動車・航空部門における特許出願権利化・他社特許対応の推進などといった特許関連業務を任されるポジションです。
入社して2年ほどは特許関連業務を担当し、将来的には海外への駐在や係争・契約業務を経て知的財産企画や渉外業務など法務全般を任される予定となっています。
幅広い企業法務に関する知識を得られるポジションです。
こちらのポジションは応募するにあたって、3年以上知的財産職を経験していること、TOEIC700点以上レベルの英語力、パソコンに関する知識が必須となっています。
また、SIerなどのIT関連企業での業務経験があるとなお良いでしょう。
給与
- 月給:205,000円~
- 想定理論年収:428万円~
※給与は経験・能力を考慮の上決定
【東京】Eyesight(アイサイト)の先行研究開発
SUBARUが誇る運転支援機能「Eyesight」の先行研究開発を行います。
自動運転に関する先行研究開発や画像処理ロジックなど様々な先端技術開発に取り組めるポジションです。
こちらのポジションに応募する際には、画像認識プログラムの開発経験があることが必須となっています。また、光学系ハードウェアに関する知見・業務経験があるとなお良いでしょう。
給与
- 月給:205,000円~
- 想定理論年収:428万円~
※給与は経験・能力を考慮の上決定
【群馬製作所】社内の業務監査、改善支援
群馬地区内の事業所が法令やISO企画などに則って運用されているかどうかを監査するポジションです。
具体的にはISO14001統括、内部監査の推進、業務・規定類と法令の紐づけなどといった業務を行います。
こちらのポジションに応募する際には、監査経験が3年以上あることとなっています。
また、品質マネジメント、ISO・CSR・環境・安全衛生関連分野においての業務経験、大型機械・化学物質を取り扱う企業での業務経験があったり、ISO14001内部監査員資格を所持していたりするとなお良いでしょう。
給与
- 月給:205,000円~
- 想定理論年収:428万円~
※給与は経験・能力を考慮の上決定
【群馬製作所】シャシー設計(ブレーキ設計)
機械設計担当の2~3名程度のチームリーダーとして、ブレーキシステムを開発します。
具体的には、評価関連の部署や関連サプライヤと仕様を決めたり、業務推進のマネジメントを行ったりするポジションです。
入社してすぐの間は新車種の開発を任されますが、将来的に適性に基づいてブレーキ以外のシャシー部品を経験して、開発チーム全体を統括するポジションや、他の部門への異動の可能性もあります。
こちらのポジションは応募するにあたって、ブレーキシステムの機構設計の経験が必須です。
また、海外部署との連携も必要なため、メール読み書きレベルの英語力があるとなお良いでしょう。
給与
- 月給:205,000円~
- 想定理論年収:428万円~
※給与は経験・能力を考慮の上決定
SUBARUの給与・年収
転職する上で、おおよその年収を把握することはとても大切です。
そこで、SUBARU社員の平均年収をチェックしましょう。
全体の平均年収
SUBARU社員全体の平均年収は「627万円」でした。
SUBARUの他社とは一線を画した独自路線が徐々に評価され始めたことで業績も上昇しており、年収も徐々に上がっています。
年代別の平均年収
年代 | 平均年収 |
---|---|
20~24歳 | 309万円 |
25~29歳 | 459万円 |
30~34歳 | 505万円 |
35~39歳 | 522万円 |
40~44歳 | 585万円 |
45~49歳 | 662万円 |
50~54歳 | 720万円 |
55~59歳 | 713万円 |
60~65歳 | 575万円 |
SUBARUの競合企業と平均年収比較
会社名 | 平均年収 |
---|---|
SUBARU(富士重工業) | 627万円 |
トヨタ自動車 | 851万円 |
日産自動車 | 795万円 |
日野自動車 | 650万円 |
SUZUKI | 625万円 |
SUBARUと他の国内自動車メーカーの平均年収を比較してみました。
トヨタや日産は海外でもとても知名度の高い自動車メーカーなので、高めの年収となっています。
SUBARUはこれらのメーカーと比べると、海外での販売力はまだ弱いので、年収が劣ってしまう点に関しても納得です。
ただ、SUBARUと同程度から下位の自動車メーカーも多く、SUBARUは競合の中でも中位程度の平均年収と言えます。
給与に関する口コミ・評判
年収に関しては業界の中では真ん中くらいだと思います。年功序列制なので、勤務年数が長ければ長いほど給料がもらえます。
月収は一般的な額ですが、ボーナスはそこそこ良いと思います。
忙しめの部署だと残業続きになってしまうこともありますが、残業代が全額支給されるため、忙しい部署に配属されるとかなり稼げます。
SUBARUの福利厚生制度
それでは、働く上で気になるSUBARUの福利厚生制度の一部を紹介します。
独身寮・社宅
SUBARUでは独身寮・社宅が用意されており、駐車場代込みで月2~3万円程度で利用することが出来ます。
カフェテリアプラン
SUBARUでは「WELBOX」というカフェテリアプランを採用しています。
社員食堂での食事代や寮費など様々な用途に使うことが出来るので社員からも好評です。
保養施設
正社員だけでなく期間従業員でもSUBARUが所有している保養施設を利用することが出来ます。
住宅手当
SUBARUでは一定の条件を満たした社員を対象に住宅手当が支給されます。
福利厚生に関する口コミ・評判
福利厚生に関してはかなり良いと思います。カフェテリアプランがあるので、自分の好きなことに会社から支給されるポイントを使うことが出来る点が便利です。
大手企業とだけあって年金制度もしっかりしており、将来も安泰だと思います。
色々な保養施設が全国各地にあるので、子供と一緒に長期の休みの間レジャー施設を格安料金で利用出来て助かっています。
勤務時間・休日休暇
フレックスタイム制(一部条件あり)
標準労働時間帯9:00~17:45(本社)、8:00~17:00(事業所)
コアタイム12:45~14:45(本社)、11:00~14:00(事業所)
※但し、使用規則は部署によって異なります。
年次有給休暇制度
SUBARUでは、入社時に10日分年次有給休暇が付与されます。
勤務年数に応じて最大20日まで取得することが可能です。
育児・介護休暇制度
SUBARUでは、社員が育児・介護をしながら仕事を続けられるように育児・介護休暇を取得することが可能です。
育児休暇に関しては、子供が2歳になって最初の4月まで取得をすることが出来ます。
復職率も90%と以上とかなり高く、長期の育児・介護休暇取得後も職場に戻りやすいです。
時短・フレックス勤務
育児・介護中の社員に対して、SUBARUでは短時間勤務制度の利用を推奨しています。
育児中の場合は子供が小学校4年生になるまで利用可能です。
また、フレックスタイム勤務に関しても、2016年からコアタイムを4時間から2時間に変更し、より社員が自分のライフスタイルに合わせて仕事をしやすいようになりました。
ノー残業デー
SUBARUでは、毎週水・金曜日と給料日をノー残業デーとしています。
この日は社員ほぼ全員が定時で退社し、仕事終わりに遊んだり食事に出かけたりすることが出来ます。
勤務時間・休日休暇に関する口コミ・評判
育児休暇がかなり取りやすいです。休暇取得後も時短勤務が出来るので子育てと両立しやすい企業だと思います。
有給に加えて、GWや年末年始もしっかり休めます。GWなどに関しては、休みが連続していない場合でもしっかり10日程度休めるので旅行にも行けます。
会社で月1日の有給消化を推奨していますが、時期によっては難しいです。ただ、有給が溜まっている場合、まとめて1週間程度の有給を申請して休むことも出来るので不満はありません。
社内の教育・研修制度
SUBARUでは社員自らが望むキャリアプランを実現できるように、様々な教育・研修制度を用意しています。
- 昇格時新任研修
- 職能別プログラム
- プロフェッショナルプログラム
- 通信教育
- 資格取得支援
教育・研修制度に関する口コミ・評判
自己申告制度があり、スキルさえ持っていれば自分が希望する部署へ異動することが出来ます。自分が好きな仕事が出来るように会社もサポートをしてくれるので働きやすいです。
昇格後に研修をしてくれるので、新しいポジションに必要なスキルを身につけたうえで業務を行うことが出来、安心して仕事を続けられます。
通信教育など、社員が個人的に学びたいことに対する支援もあるのでありがたいです。
職場の雰囲気や社風
転職する上で心配なのが職場の雰囲気や社風ですよね。
そこで、SUBARUで実際に働く社員が思う職場の雰囲気や社風を紹介します。
チームワークが良い!
国内の自動車メーカーの中では規模が小さめの企業ですが、開発も少人数グループで行うため、しっかり社員一人一人とコミュニケーションをとることが出来ます。
そして、複数のチームで連携して一つの問題に取り組むため、他のチームの人とも関わる機会が多く、会社全体で連帯感があります。
色々なことにチャレンジできる
SUBARUで働く社員は、幅広い分野を任されることが多いため、様々な分野に関して深い知識を持っています。
幅広い業務を担当するため、キャリアの選択肢もかなり広く、色々なことにチャレンジできる企業です。
職場の雰囲気や社風に関する口コミ・評判
昔からある企業特有の縦割り社会感はあまりないと思います。フランクな人が多く働きやすいです。
自分が担当したことが無い業務でも積極的にチャレンジさせてくれます。かなり自主性・積極性を重視してくれる企業だと思います。
色々な業務を担当するため、業務の範囲外の知識も身に付きます。開発担当が財務関連部署に異動するなどといったことも出来るのでやりたいことが出来る企業だと思います。
SUBARUへの転職で役立つ転職サイトorエージェント
SUBARUのような大企業への転職活動は、企業に特化した転職対策が必要なため、転職サポートのプロが在籍する転職サイト・エージェントを利用した方が有利です。
そこで、SUBARUへの転職におすすめの転職サイト・エージェントを紹介します。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは様々な転職サイトを運営する株式会社リクルートが運営する転職エージェントサービスです。
業界内でもトップクラスの求人数を誇り、取り扱っている非公開求人の数は10万件以上。
大手企業への転職実績も多く、転職活動をするならまず登録しておきたい転職エージェントと言えます。
JACリクルートメント
JACリクルートメントはハイクラス・ミドルクラスの転職に特化した転職エージェントです。
ある程度職務経験を積んでいる30代から40代をターゲットとしており、管理職クラスの求人を多数取り扱っています。
優良求人に特化しているため、スキル・経歴が足りていなければ良い求人を紹介してもらえる可能性は低いですが、条件を満たしていればSUBARU以外の優良求人を紹介してもらえることもあります。
パソナキャリア
パソナキャリアは都市部だけでなく地方の転職にも強い転職エージェントです。
SUBARUは地方にも事業所を展開しているため、地方の事業所への転職を希望しているのであればパソナキャリアがおすすめと言えるでしょう。
サポートの手厚さにおいても評判が高く、転職活動をした経験があまりない人でも安心です。
まとめ
SUBARUの転職活動に役立つ情報を紹介しましたがいかがでしたか?
SUBARUへの転職はとても難しくはありますが、しっかりとスキルと経歴を身につけた上で転職活動を行えば不可能ではありません。
ここで紹介した転職エージェントからアドバイスをもらって、是非転職活動を成功させてくださいね!