トリマーの転職には、おススメの転職サイトや転職エージェントがあります。
大切なペットの身だしなみを整えるトリマーは非常に人気のあるお仕事ですが、転職するにあたりどの転職サイトを選ぶべきか迷ってしまう人もなかにはいることでしょう。
転職者の強い味方である転職サイト・転職エージェントとはいえ、自分に適したものを利用しなければ思ったような効果が得られません。
この記事では数ある転職サイト・転職エージェントのなかでも、トリマーの転職に特に強いものを5つに厳選して紹介します。
記事の最後ではトリマーの転職に役立つ情報も掲載するので、ぜひ最後まで目を通してくださいね!
トリマーの転職におススメの転職サイト・エージェント6選
さっそくトリマーにおススメの転職サイト・転職エージェントを見ていきましょう!
転職サイトや転職エージェントには、それぞれ違った強みや特徴があります。
この記事ではそれらを考慮したうえで、特におススメの転職サイト・転職エージェントを6つに厳選しました。
以下の6社を見てください。
トリマーの転職におススメの転職サイト・エージェント6選
- ペット求人ナビ
- トリマーエージェント
- トリマーJP
- アニマルジョブ
- trimeet
- doda
順番に解説していきます!
①ペット求人ナビ
ペット求人ナビはペットショップのスタッフやトリマー、獣医師から動物看護師まで、ペットに関わる多種多様なお仕事を取り扱っているので、幅広い選択肢の中からペットに携われます。
また「食事補助」「在宅勤務」「インターン」など、検索条件も豊富に用意されているため、それぞれのライフスタイルに合わせたお仕事探しが可能です。
雇用形態も正社員はもちろん、アルバイトや契約社員など選択肢が充実しています。
さらにスカウト機能の用意もあるので、求人探しに割く時間がない人でも企業から直接オファーが来るのを待つこともできます。
転職サイトを十分に活用するには、自身での求人検索とあわせてこうしたスカウト機能の活用が非常に有効です。
見逃していた優良企業から声がかかるだけでなく、自分がペット業界のどのような分野においてニーズがあるのかを知る指標にもなります。
日々新たな求人も公開されているので、こまめなチェックをおススメします!
ペット業界で活躍したい人は、ぜひ活用したい転職サイトの一つです!
②トリマーエージェント
トリマーエージェントの特徴
- キャリアアドバイザーのサポートがある
- 非公開求人が豊富
- トリマー専門の転職エージェント
続いておススメする転職エージェントは、こちらの「トリマーエージェント」です。
名前を見てもわかる通り、トリマーの求人を専門に扱う転職エージェントで、数多くの非公開求人を保有しています。
非公開求人は質が高いものが多く、満足度の高い転職を叶えるためにはぜひ視野に入れたいところです。
また、給与や休日の交渉などを担当のアドバイザーが代行してくれるので、非常に心強い味方になってくれますよ!
③トリマーJP
トリマーJPの特徴
- 求人数が豊富
- スカウトサービスがある
- 転職に役立つコラムが満載
続いて紹介する転職サイトが、こちらの「トリマーJP」です。
トリマー専門の転職サイトの中でも屈指の求人数を誇り、特に都内や近畿地方の求人が豊富です。
また、トリマーに関する質問ができる掲示板やトリマーの日常を描いた4コマ漫画など、楽しいコラムが満載なので楽しく転職活動がすすめられますよ!
ためになるブログも公開しているので、ぜひチェックしてみましょう。
④アニマルジョブ
アニマルジョブの特徴
- トリマー以外の求人も豊富
- 役立つ情報を掲載している
- 豊富な求人数
ペット業界に特化した転職サイトとして、こちらの「アニマルジョブ」も大変おススメです。
ペット業界のあらゆるお仕事を掲載しており、トリマー以外の選択肢も視野にいれられます。
もちろんトリマーの求人数も充実していて、約420件の求人が掲載されています。
また、「動物看護士になるには?」「トリマーになるには?」など、ペット業界の転職に役立つコラムも多いです。
⑤trimeet
trimeetの特徴
- 多様な就業場所を用意
- トリマー同士が交流できる掲示板がある
- Youtubeチャンネルがある
続いて紹介する転職サイトが、こちらの「trimeet(トリミート)」です。
大手の転職サイトと比較すると求人数は一歩及びませんが、その分質の高い求人がそろっています。
また、トリマー同士が交流できる掲示板があり、お仕事に関する様々な情報交換ができますよ!
さらに「トリミングチャンネル」という自社の公式Youtubeチャンネルが解説されていて、トリミングの具体的な作業内容が確認できます。
⑥doda
求人数 | 約260,000件 |
---|---|
対応地域 | 全国47都道府県 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
最後に紹介するのが、総合型転職エージェントの大手である「doda」です。
あらゆる業界の求人を網羅的に取り扱っており、トリマーの求人もたくさんあります。
内定獲得までのサポートが非常に充実しており、応募書類の添削や面接通過の対策など、一人では心細い作業を強力に後押ししてくれますよ!
転職が初めての場合でも安心して転職活動に励めるので、プロのサポートを受けたい人はぜひ活用してください。
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トリマーの業務内容
次に、トリマーの業務内容についてもおさらいしておきましょう。
一口にトリマーといっても、実際に行う業務は幅広いです。
ペットのトリミングや爪のカットはもちろん、飼い主とのコミュニケーションをとったりトレンドを押さえたりと、さまざまなお仕事があります。
現在トリマーとして活躍している人はもちろん、これからトリマーに挑戦する人はこうした業務内容をしっかり押さえることが大切です。
ここではトリマーの主な業務内容を以下の2つに絞り、それぞれ解説していきます。
トリマーの業務内容
- トリマーはペット専門の美容師
- 健康状態のチェックも大切な仕事
順番に見ていきましょう。
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トリマーはペット専門の美容師
「トリマー」を一言で表すと、「ペット専門の美容師」といえるでしょう。
私たちが普段美容院や床屋さんで髪を切るように、ペットも同じように毛をカットします。
ペットの毛のカット作業は「トリミング」といい、トリマーのお仕事の最も基本的なものです。
飼い主の希望や流行、ペットの毛並みの状態などさまざまな要素を考慮し、最適なデザインにトリミングします。
また、トリミングだけがトリマーのお仕事ではありません。
シャンプーやリンス、ドライヤーなどを使って身体全体をきれいにしたり、耳掃除や歯磨き、爪切りを行ってペットの美容すべてを一手に引き受けるのです。
時には犬を訓練するお仕事(ハンドラー)の依頼がくることもあり、美容面だけでなく動物の生態に熟知していることが求められます。
健康状態のチェックも大切な仕事
美容面を管理するだけでなく、ペットの健康状態のチェックもトリマーの大切なお仕事です。
トリマーのお仕事現場では、ペットホテルを併設している所が多くあります。
時には預かる期間が長期にわたることも少なくなく、その間ペットの健康を維持することは非常に重要なお仕事なのです。
食事の管理や散歩など基本的なお世話はもちろん、ペットの状態をつぶさに観察して体調に異常がないか常に気を配ります。
こうした環境で働くトリマーは、基礎的な獣医学の知識が不可欠です。
身を置く職場によって求められるスキルが異なるのも、トリマーの特徴と言えます。
トリマーに向いている人5選
そんなトリマーですが、どのような人が向いているのでしょうか?
動物たちを相手にするお仕事なので、一般的な接客業やサービス業とは違う人物像が求められます。
トリマーに必要な素質は様々ありますが、ここでは特に重要な要素を以下の5つに絞りました。
トリマーに向いている人5選
- 動物に対する思いやりがある人
- コミュニケーション能力のある人
- 提案力のある人
- 流行に敏感な人
- 手先が器用な人
それぞれしっかり押さえてください!
転職で求められるスキルとは?そもそも転職にスキルは必要なのか?
①動物に対する思いやりがある人
動物に対する思いやりを持っていることは、トリマーとしての第一条件といえます。
動物たちは人間の言葉を話せないので、コミュニケーションを取るのが非常に難しいです。
時には激しく吠えられたり場合によっては噛みつかれたりすることもありますが、動物たちがなぜそうした行動を取るのかを冷静に分析し、常に愛情をもって接しなければいけません。
動物愛護的な観点からはもちろん、トリマーとしてクライアントから信頼を得る意味でも、こうした態度は必要不可欠です。
動物たちを乱暴に扱うトリマーに、自分の大切なペットを預けたい人はいませんよね。
動物に対する思いやりがある人は、トリマーとして一番大切な要素を既に備えているといえます。
②コミュニケーション能力のある人
動物たちと接することが多いトリマーですが、当然飼い主とやり取りをする機会も多いです。
飼い主が満足するスタイルにトリミングするには、飼い主の希望をしっかりとヒアリングしなければいけません。
そのためには高いコミュニケーション能力やヒアリング能力、理解力といった総合的な対人能力が必須です。
こちらの希望にキチンと耳を傾けてくれないトリマーに、自分のペットを預けようとは思わないですよね。
飼い主の希望にキチンと傾聴できるひとは、トリマーに向いています。
③提案力のある人
ベテランのトリマーでも、ペットの毛並みによっては飼い主の希望通りにトリミングができないこともあります。
そうした場合に、流行や毛並みなどを考慮してよりよいスタイルを提案するのもトリマーの大切なお仕事です。
同時に、提案を受け入れてもらうためにはプレゼンテーション能力も重要です。
どんなに良い提案でも、しっかりとしたプレゼンテーションなしでは飼い主は納得しません。
「どんな理由で飼い主の希望するトリミングができないのか」「代わりにこのスタイルを提案したのはなぜか」といった事をわかりやすく説明して、飼い主に納得してもらう必要があるのです。
提案力に自信がある人なら、こうした作業もはかどりますよ!
④流行に敏感な人
人間のヘアスタイルに流行があるように、ペットのトリミングスタイルにも様々な流行があります。
飼い主のなかには流行を重視し、特定のスタイルを依頼しない人も少なくありません。
流行を敏感にキャッチしていないと、こうした飼い主の要望に応えられませんよね。
常にペット界のトレンドを把握することは、トリマーとして欠かせない作業です。
日ごろから流行に敏感な人であれば、こうした作業も苦になりません。
⑤手先が器用な人
トリマーとして活躍する上では、手先が器用な事は非常に強力なスキルです。
トリミング作業ではミリ単位でのカットも珍しくなく、繊細に作業をしなければ最悪の場合ペットの体に傷をつけてしまいかねません!
特に落ち着きがないペットのカットには非常に気を遣います。
お腹や生殖器官の周辺、顔回りなどをトリミングするには細心の注意が必要です。
手先が不器用なほど、細かなカットや安全に配慮したトリミングが難しくなります。
トリマーのお仕事には人間の美容師同様、繊細なハサミさばきが不可欠なのです。
トリマーの年収はどれくらい?
次に、トリマーの気になる年収についてもみてみましょう。
厚生労働省が毎年実施している「賃金構造基本統計調査」という調査があります。
令和3年に発表された調査結果によると、全国のトリマーの平均年収は約386万円でした。
出典:厚生労働省 職業情報提供サイト jobtag トリマー
この結果は年齢や経験などをすべてあわせた数字のため、キャリアによっては年収に差が生じますが、おおよその平均を知るには非常に参考になる数字です。
日本の全産業をあわせた平均年収はおおよそ450万円前後と言われており、この数字と比較するとやや少ない金額といえます。
しかし、独立開業したトリマーのなかには1000万円以上の年収をたたき出す人もいるなど、収入の差が非常に激しいお仕事です。
ペット業界はコロナ禍においても堅実に成長を続けており、市場の拡大にともなってトリマーの収入も増加することが期待されています。
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トリマーの年収を上げるためには?
トリマーの年収は職場の業績に大きく左右されますが、受け入れ可能なペット数には限りがあるため、集客増加による売上アップは年収向上につながりにくいです。
営業時間などを延長して受け入れ可能なキャパシティを増やしたとしても、新たな人員を確保したり安全面で懸念が残ったりと、課題も残ります。
年収アップのためには独立開業を果たすのも一つの道ですが、堅実な売り上げを得るには相当なスキルや経験が必要です。
そのため、まずは年収アップとスキルアップを狙うために規模の大きな職場への転職がおすすめです。
先ほど記事の中で紹介した転職サイトや転職エージェントなどを活用し、よりよい待遇の職場を見つけましょう。
コツコツと経験を重ねれば、独立開業も夢ではありません。
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トリマーが活躍する職場
トリマーはどのような職場で活躍しているのでしょうか?
トリマーが働く現場に目を通すことで、転職先の幅も広がります。
トリマーが活躍する場所はさまざまありますが、主な職場は以下の通りです。
トリマーが活躍する職場
- ペットサロン
- ペットショップ
- ペットホテル
- 動物病院
- ブリーダーの犬舎
先ほど紹介した転職サイト・転職エージェントでも、これらの職場の求人が豊富に用意されています。
選択肢を広げて求人探しを進めてください。
トリマーの転職Q&A
では次に、トリマーの転職によくある質問について回答していきます。
経験者・未経験者、どちらにも有益な情報なので、ぜひチェックしてみてくださいね。
トリマーの転職Q&A
- 転職サイトや転職エージェントを利用するポイントは?
- 未経験者がトリマーになるには?
- トリマーのお仕事はキツイ?
- おススメの関連資格はある?
- トリミングが大変なペットは?
それぞれ見ていきましょう。
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転職サイトや転職エージェントを利用するポイントは?
A.複数のサービスの併用が王道です。
転職エージェントや転職サイトにはそれぞれ異なる強みやカラーがあります。
そのため、一社のみのサービスを利用すると、集められる求人に偏りがでてしまうのです。
これらのサービスを十分に活用するには、それぞれの強みを十分に活かすことが重要です。
特に、記事で紹介したペット業界に特に強いいわゆる「特化型」の転職サイト・転職エージェントと、幅広い業界の求人を多く取り扱う「総合型」の転職サイト・転職エージェントを併用すると、より密度の濃い転職活動ができますよ!
ただし、管理しきれないほどの数を併用するのは考えものです。
まずは2~3社程度の併用にとどめ、余裕があればその都度追加してください。
未経験でもトリマーになれる?
A.専門学校や養成機関などで経験を身につけるのが一般的です。
トリマーになるために必須の資格はありませんが、スキルが全くない状態では採用されません。
求人広告を見ていると「未経験OK」のものもありますが、これはあくまで「実務経験がなくても応募可能」という意味で、「トリマーの知識や経験が無くても応募可能」という意味ではないのです。
トリマーにはトリミングのスキルはもちろん、獣医学や動物看護、飼育方法などの知識がもとめられます。
まずは専門的な知識が学べる施設で、しっかり技術を身につけましょう。
トリマーのお仕事はキツイ?
A.体力的に消耗することが多いお仕事です。
トリミングに来る動物たちのなかには、気性が激しかったり臆病だったりして、じっとしていられない子たちも多くいます。
特に初めてトリミングを経験する子の場合は、器具におびえて暴れたり噛みついたりすることも珍しくありません。
また、大型犬のなかには体重が70kgを超える子もおり、持ち上げたり移動させたりする作業には体力を消耗します。
おススメの関連資格はある?
A.初心者には「JKC公認トリマー」、「JPLA公認トリマー」などがおススメです。
特に「JKC公認トリマー」は知名度が高く、トリマーとしてのスキルをアピールしやすいといえます。
JKC公認トリマーは、C級・B級・A級・教士・師範のグレードに分かれており、初心者はまずはC級の取得を目指しましょう。
スキルアップを狙う場合には、自分のレベルに合わせてより高いグレードの取得を目指してください。
トリミングが大変なペットは?
A.プードルのトリミングが大変と感じる人が多いです。
プードルのトリミングスタイルは実に300種類以上もあると言われており、すべてのスタイルに精通するのは、ベテランのトリマーでも至難の業です。
また生まれて初めてトリミングを経験する動物は、怖がってなかなか大人しくしてくれない子も少なくありません。
加えて水が苦手な子の場合はシャワーを済ませるのも一苦労で、場合によっては何人かで体を押さえながら作業することもあります。
トリマーに転職した人の口コミ
最後に、トリマーに転職した人の生の声を見てみましょう。
新型コロナウイルスの影響で仕事の先行きが不透明になり、転職を考えました。
子供のころから動物が大好きだったので、在職中に関連資格を取得し、転職サイトを利用してトリマーになりました。
動物たちと上手くコミュニケーションがとれずに悩むこともありますが、同じ子を何度も担当している内にお互い信頼感が芽生えることに何よりのやりがいを感じています。
子供のころ、飼っていたプードルのトリミングをお願いしていたトリマーさんに強くあこがれていました。
前職では畑違いの仕事をしていましたが、動物たちと触れ合う仕事に就きたいと考えて必死に勉強し、無事トリマーになることができました。
動物に好かれるタイプなので、トリミングやシャンプーなどはスムーズにこなせます。
一方で飼い主さんの要望を汲み取ることが苦手なので、今後はコミュニケーションスキルにも磨きをかけたいです。
まとめ~トリマーの転職には転職サイトの活用がおすすめ!~
この記事ではトリマーの転職に特におススメな転職サイトや転職エージェントを6つに厳選して解説しました。
トリマーは非常に専門性の高いお仕事なので、利用すべき転職サービスはペット業界に特化したものがおススメです。
またこれらのサービスを存分に活用するには、複数のサービスを併用するのが大切です。
それぞれの強みを活かすことで、より転職活動が充実します。
この記事で紹介した転職サイト・転職エージェントを活用して、ぜひ満足度の高い転職を叶えてください!