看護師の転職先を選べない！職場が決まらない時の選び方と対処方法

看護師の転職先は選択肢がたくさんありますので、職場によって仕事内容が大きく異なります。

転職しようとしても、どういった転職先があるのか、どうやって選んだらいいのか迷いますよね。

やみくもに転職活動を進めてしまうと、前の職場のほうが良かったということにもなりかねません。

そこで今回は、看護師の転職先の選び方や、主な転職先の特徴などを紹介します。

自分にぴったりの転職先を見つけるために必要なポイントを見ていきましょう！

悩みのつきない看護師の転職　悩みの対処法はあるのか？

看護師の転職先を選ぶ方法とは？
次の転職先が決まりやすい看護師の特徴
次の転職先が決まりにくい看護師の特徴
看護師の主な転職先
看護師の転職におススメの転職エージェント3選
【まとめ】看護師の転職先の選び方

看護師の転職先を選ぶ方法とは？

転職先を調べる前に、下準備が必要です。

まずは、自己分析から始めることをオススメします。

分析の際に注目したい点は以下の3つです。

自分の性格を理解する
従事したい分野を考える
仕事で優先したいことを考える

これらについてそれぞれ解説します。

転職回数が多い看護師でも大丈夫！転職成功の秘訣を徹底解説！

①自分の性格を理解する

性格を知ることで、自分の強み・弱みが分かります。

強み・弱みが分かれば自分の性格に合いそうな転職先探しに役立ちますよね。

面接で自分の魅力をアピールするためにも、まずは自分のことを理解しておく必要があります。

家族や友人に聞いてみるのも、自分では気づけない発見があるのでオススメです。

自分のことをしっかり理解すると、転職で大事にしたいポイントを見つけられる可能性が上がりますよ！

②従事したい分野を考える

従事したい分野を一度しっかり考えてみましょう。

これまでの勤務経験や過去の体験から考えてみてもいいですし、他の看護師の話などを聞くのも手です。

看護観や価値観を見つめ直してみることで、自分に合った分野が見つかりやすくなりますよ。

分野が決まると、転職先の方向性も見えてきますよね！

③仕事で優先したいことを考える

業務内容、給料、休日、勤務形態、福利厚生などから重視したい点を考えてみましょう。

どれも大事な項目ですが、これまでの勤務経験から、優先順位を決めるのが大事なポイントになります。

自分の理想を全て叶えてくれる転職先はなかなかありません。

ですが、これだけは譲れないというポイントを絞って転職先を探せば、転職失敗のリスクが減らせます。

もっとスキルアップしたい、しっかり休日が欲しい、寮や保育設備があるところがよい等、自身の生活に合わせて優先順位を決めましょう。

次の転職先が決まりやすい看護師の特徴

転職が決まりやすい看護師は、以下のような特徴があります。

転職の動機が明確
情報取集をしっかりとしている
転職エージェントを利用している

それぞれ分けて解説します。

①転職の動機が明確

転職目的を曖昧にしないことが重要なポイントになります。

本当にやりたい仕事や自身のスキルに合った職に就けない可能性が高くなるためです。

そうなると昇進が難しくなったり、短期間で退職になったりと、キャリアにも影響が出かねません。

転職の動機がしっかりしていれば、条件なども絞れるので、転職先を探しやすくなります。

②情報取集をしっかりとしている

働きたい会社や施設が見つかっても、すぐにエントリーするのは危険です。

いざ転職しても、職場の雰囲気や待遇が思っていたものと違う、と言うのは困りますよね。

今の仕事とは別分野に挑戦する場合は、研修・教育体制が整っているかも重要です。

現在は各会社や施設で働く人のレビューを見られるサイトも多いので、一度しっかり調べてみたほうが良いです。

転職したい会社や施設を調べておけば、面接対策もしやすくなりますよ！

③転職エージェントを利用している

看護師の転職にはぜひ「転職エージェント」も活用することをオススメします。

「転職サイト」は使っていても「転職エージェント」は使ったことがない方も多いと思います。

「転職エージェント」は無料のアドバイザーが相談に乗ってくれます。

初めて転職する方は不安が多いと思いますが、サポートしてくれる人がいると安心ですよね！

そして現在は、看護師専門の転職エージェントが多数あります。

現場の生の声が聞けたり、自分の希望条件にマッチした現場を紹介してもらえるので転職がしやすくなります。

転職する看護師が書くべき志望動機とは？【例文あり】

次の転職先が決まりにくい看護師の特徴

続いては、転職先が決まりにくい看護師の特徴を紹介します。

転職先に求める条件が多い
短期間で何度も転職している
スキルや経験に合った求人に応募していない

なかなか転職先が決まらない、という人で上記の3つに心当たりがある場合は必見です。

以下でそれぞれ解説します。

①転職先に求める条件が多い

転職動機を明確せずに転職先を探している可能性があります。

また、希望条件の優先順位がついていないと、条件に合う転職先が見つけにくくなります。

自己分析をしっかりと行い、自分が一番やりたいことは何か、一番優先すべき点は何かをじっくり考える必要があります。

②短期間で何度も転職している

採用する側からすると、短期間で転職を繰り返す人は「すぐ辞めてしまう人材だ」と判断します。

かといって、既に転職を繰り返していた場合、どう対処すれば良いのか悩みますよね。

まずは、しっかり自己分析をし、自分のスキルや生活に合った現場を見つけることが大事です。

面接では、転職を繰り返している理由を聞かれることが多いです。

退職理由はネガティブなものにせず、今後はどのようなキャリアを築きたいかなど、ポジティブな転職理由を言う方が良いでしょう。

やむを得ない理由での退職なら、問題解決に向けてどのように努力したのかを伝えるのも手です。

新しい職場では長く働きたい、という前向きな意思を伝えましょう。

③スキルや経験に合った求人に応募していない

自分ができる業務よりも高いレベルの職場ばかり応募しても、転職がうまくいきませんよね。

逆に、低すぎるレベルの職場を選んでもモチベーションが低下し、キャリアアップも難しくなります。

スキルや経験に合った仕事をするには、自己分析がきちんとできている必要があります。

それでもなかなか転職先が決まらない場合は、同僚にそれとなく聞いてみるのもいいでしょう。

勤務の様子を知っている人なら、自分では気づけないような良いところを知っている可能性が高いです。

自分の良い点とやりたいことをしっかりと掘り下げて、自分に合った職場を選びましょう。

どうして看護師は転職に失敗するのか？転職を失敗しないためのコツ

看護師の主な転職先

それでは最後に、看護師の主な転職先を紹介します。

病院
クリニック
一般企業
介護施設
保育園

看護師が働ける場は病院だけではありません。

色々な現場の特徴を知っておくと、条件に合った転職先を見つけやすくなります。

以下に看護師の主な転職先の仕事内容や勤務形態をまとめたので、参考にしてくださいね！

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①病院

病院の仕事内容

主に入院患者の健康管理の仕事です。

例えば、バイタルサインチェック、採血、点滴、カルテの作成等の医療行為を含む業務を行います。

患者の入浴や食事、ベッドの準備などの体力を使う仕事もあります。

医師が診察・手術を行う際の補助も看護師の仕事です。

病院の給料・病院の休日・勤務形態など

給料は、夜勤がある病院は平均より高くなる傾向があるようです。

週2日程度の不定休で、夜勤があります。

病院に向いている人

患者数が多いため、常にスピード感を持って行動できる人が向いています。

力仕事や夜勤があるので、体力と精神力がある人も望ましいです。

大変なことも多いですが、その分確実にスキルアップできます。

病院勤務での経験はどこに行っても重宝されるので、キャリアアップを考えている人にオススメです。

②クリニック

クリニックの仕事内容

病院と同じく、バイタルサインチェック、採血、点滴、カルテの作成等を行います。

入院患者に接する仕事は病院に比べて少なくなりますが、その分看護以外の雑務があります。

例えば、受付、消毒や清掃、薬品や美品の管理、事務手続きや電話対応など、一人で複数の仕事を任されます。

クリニックの給料・病院の休日・勤務形態など

給料は、平均よりも少ない傾向があるようです。

ですが、固定の休憩時間や休診日があり、残業も基本的にありません。

病院よりもクリニックのほうが数が多いので、勤務場所や休日の条件が合う転職先が探しやすいのが特徴です。

クリニックに病院に向いている人

看護以外にもやることが多いので、臨機応変な対応が求められます。

そのため、仕事では看護だけでなく、幅広いスキルが身につきます。

安定した勤務形態のため、プライベートを大事にしたい人や、介護や子育て中の人も安心して働けます。

夜勤が無いので、病院勤務が体力的に辛くなってきた人にも働きやすいです。

③一般企業

一般企業の仕事内容

企業で働く人のための産業医として、健康診断の実施や、社員の心身の悩み相談を受けます。

基本的には相談が多いので、医療行為はほぼありません。

資料の作成等の事務作業を任されることもあります。

一般企業の給料・病院の休日・勤務形態など

給料は、所属する企業や勤務経験によってかなり差があるようです。

出勤日は企業と同じなので、土日休みも目指せます。夜勤もありません。

一般企業に病院に向いている人

企業に対して1〜2人の採用のため、看護師として色々な分野の知識・判断力が必要です。

何かあったときに相談相手がいないのは大変ですが、人間関係の問題は少なく、大人数で働くのが苦手な人には最適な仕事です。

ほとんどデスクワークのため、体力が心配な人にもオススメです。

ただ、採用人数が少ないので倍率はかなり高いです。

看護師専門の転職サイトや転職エージェントに登録しても、求人がほとんどありません。

④介護施設

介護施設の仕事内容

高齢者の健康管理がメインの仕事となります。

例えば、投薬管理やバイタルサインチェック、採血、点滴等を行います。

日常生活をサポートする介護職員が別にいるので、体力を使う仕事は少ないです。

誤嚥の心配がある入居者のみ食事補助をすることもあります。

また、施設内の医師の補助も看護師の仕事です。

介護施設の給料・病院の休日・勤務形態など

給料は、夜勤のある施設なら病院と変わりません。

夜勤がない施設は平均よりも下回るようです。

基本的には定時退社で、休日も曜日指定です。

介護施設に病院に向いている人

医師、介護職員、高齢の入居者、入居者の家族など、様々な人と関わります。

入居者に快適に過ごしてもらうために、施設内でのコミュニケーション能力は必須です。

入居者の中には高齢者特有の意思疎通が難しい人もいるので、根気強さがある人や介護経験者も向いています。

毎日プロの介護職員の仕事を間近で見られるため、介護の知識も身につきます。

高齢化社会に伴い施設数が増加していますので、介護施設での勤務経験はこれからも重宝されます。

⑤保育園

保育園の仕事内容

保育士のサポートと園児の健康管理が主な仕事です。

園児の健康を保つため、保育士や保護者へのアドバイスも行います。

手洗い場などに設置する、子供にも分かるような注意喚起のポスターや、保健だよりの作成も看護師の仕事です。

また、保育園での看護師は、保育士としてカウントされる園もあるため、子供に関わる仕事も行います。

保育園の給料・病院の休日・勤務形態など

土日休みですが、遠足などがある場合は土曜出勤もあります。

残業はありませんが、その分給料は平均よりも低い傾向があります。

保育園に病院に向いている人

園の看護師の人数が1〜2人のため、個人のスキルや判断力が問われます。

ですが、子供と関わる仕事ですので好きな人は保育園の看護師に向いています。

また、育児経験がある方も知識を活かせます。

休みが安定しているので、仕事とプライベートを分けたい人にもオススメです。

職場	給与	休日	夜勤	向いてる人
病院	夜勤があると高い	不定休	有	スピード感をもって仕事ができる体力・精神力があるスキルアップしたい
クリニック	安い	固定休(土日休有)	無	臨機応変に対応できる休日や勤務地を選びたいプライベートを大事にしたい
一般企業	企業により差がある	固定休(土日休有)	無	看護師の総合的な知識がある現場よりデスクワークがしたい少人数で働きたい
介護施設	夜勤があると高い	固定休(土日休有)	場所による	コミュニケーション能力がある介護の知識が豊富介護の知識を身に着けたい
保育園	安い	土日休み>(イベント時出勤)	無	育児の経験がある子供が好きプライベートを大事にしたい