仕事をしなければ生活していくことは難しいものですが、仕事をするのがつらい、会社に行きたくないというような思いを感じてしまうことは誰しも経験があるのではないでしょうか。
好きではじめた仕事や自分に合っていると思うような仕事であっても、行き詰ったり辛さを感じたりということはあります。
そのような時に、無理をしてしまうと心も体も壊してしまう可能性がありますから、無理はよくありません。
今回はつらいと感じたときの乗り越え方や注意点について解説していきます。
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仕事がつらいと感じるのは自然なこと
仕事がつらいのは自分だけなのではないか、というような悩みを持つ方もいますが、これは違います。
仕事がつらいと思うことは、不自然なことではなく程度の差はあっても、誰しも一度は感じたことがある感情でしょう。
自分だけが特別に弱いといったことではなく、つらさを感じるのはおかしなことではありませんから、安心してください。
つらさを認めよう
つらさを感じることは決して自分だけではありませんし、そのような感情は自然なことです。
ですから、まずは「つらい」と感じている心を認めてあげましょう。
つらいと感じていることを認められずにいるとそれ自体がストレスになってしまう可能性があります。
つらさは誰しもが感じるものですから、そのような感情を持つことを否定する必要はありません。
認めたうえで対処する
自分のつらさを認めたうえで、それにどのように対応したらいいのかを考えていきましょう。
つらさを認めることで、何がつらいのかといったことも明確になりますし、それに対する適切な対応方法を探しやすくなります。
つらい状況がずっと続くわけではない
仕事がつらいという状況の乗り越え方としては、つらい状況が一生続くわけではないと思うことも大切になります。
人生の中でつらいことだけがずっと続いていくということはありませんから、目の前のつらさだけにとらわれないようにしてください。
仕事をする上で苦しいこともあるでしょうが、それを乗り越えればいいことが続くこともあります。
現状がつらいからと言って、苦しみが一生続いていくわけではない、乗り越えればいいことがある、というように考えてみてください。
目先のつらさだけを見てしまうと、それにとらわれて抜け出せなくなってしまいますから注意が必要です。
決断は急がない
仕事のつらさから辞めてしまいたいと思う人も多いでしょう。
しかし、つらい気持ちのまま決断を急ぐのはあまり良くありません。
まずは、気持ちを落ち着かせることが重要です。
ゆっくり休んでみよう
決断する前に、まずはゆっくりと休息を取るようにしましょう。
疲れやつらさが溜まっている時には正常な判断をすることは難しくなっています。
落ち着かない気持ちのままだと考えもまとまりにくいですから、とりあえずゆっくりと休んで心も体も落ち着かせるようにしましょう。
有給休暇を取りやすい職場なら、有休をとって一日のんびりしてみるというようなこともいいかもしれません。
重大な決断をするときには、自分の心と体をしっかりと整えてからおこなわなければ、後悔するような事態になることもありますので気を付けてください。
とりあえず仕事のことは忘れる
仕事がつらいという場合には、そればかり考えてしまって煮詰まってしまったり気持ちが落ち込んだり、ということが多くなっています。
考えすぎると、ストレスになり良くありませんから一旦仕事のことは忘れて過ごすようにするのが大切です。
体を動かす
仕事のことを忘れるといっても、簡単にいくものではありません。
ついつい考えてしまうということはよくあることですから、仕事に思考が向かないように何かに集中してみるといいでしょう。
運動が苦手ではないのなら、体を動かしてみることをおすすめします。
体を動かすことですっきりすることもありますし、スポーツに集中することで仕事へ意識が向くのを防ぐことができますから、友人とできるようなスポーツをしてみるというのもいい方法でしょう。
趣味に没頭する
趣味があるのなら、それに没頭することもおすすめです。
趣味や好きなことに集中することで、ストレス発散にもなりますし余計なことを考えずに済みます。
自分が楽しめることに集中することで、仕事や将来的な不安感を感じたり考え込んだりすることを防ぐことができますので、趣味があるのなら休日はそれに集中してみてはどうでしょうか。
小さな問題から対処してみる
つらい、という気持ちを感じてしまう理由はひとつとは限りません。
自分がなにを辛いと感じているのか整理してみましょう。
その中で、仕事の内容や量などへのつらさがあるということなら、ひとつずつ地道に解決していくことでつらさが軽くなるかもしれません。
簡単なものから解決していこう
仕事の内容や量に不満やつらさがあるということなら、簡単なものから片付けていくようにしましょう。
難しい案件から始めてしまうと、なかなか仕事が終わらない、上手くいかない、仕事が全然減らないといったことになってしまって、更につらさが増してしまう可能性があります。
ですから、自分が抱えている案件を難易度ごとに整理して、簡単に終わらせられるもの、すぐに終わるような案件から片付けていくようにするといいでしょう。
簡単なものから終わらせることで仕事の量も減りますし、難しい案件にゆっくりと向き合う時間も取れます。
すぐに片付く仕事を終わらせることで、いつの間にかつらさが軽くなっているということもありますから、とりあえず簡単なものを片付けて自分の仕事を少なくしていくということが重要になります。
感じていることをそのまま紙に書き出してみる
頭の中だけですべての物事を整理するのはとても難しいことです。
順序立てて考えた気になっていても、上手くいかないことが多いですから、頭の中だけで考えるのはおすすめしません。
つらいことが何なのかわからないという場合には、思っていることを何でもいいので紙やノートに書き出してみるといいでしょう。
順序立てて上手く書く必要はありません。
自分が思ったことを思いのままに書くだけでいいので、とりあえず頭の中にある考えを紙に書き出してみてください。
そうすることで、何が問題なのか、どんなことにつらさを感じているのか、これからの対処方法はといったことについて考えやすくなります。
アウトプットすることが大切
紙にアウトプットするというのは、自分の考えをまとめるのには最適の方法です。
誰かに見られる訳でもありませんから、考えを自由に書いてみてください。
紙に書くことで自分の考えを整理しやすくなりますし、頭の中にあることを吐き出すことでストレス発散になったりすっきりしたりというような効果もあるのです。
支離滅裂でも構いませんし、仕事への不満でもなんでもいいので、頭の中身を吐き出してみましょう。
プライベートの時間を充実させてみる
仕事がつらい、上手くいかないと思っていてもその原因が本当に仕事だけなのかはわかりません。
仕事以外にもなにか問題があるのかもしれない、原因は仕事以外にもあるかもしれないということにも目を向けてみましょう。
プライベートを充実させる
プライベートが充実していないということが、仕事へと影響を及ぼすことも少なからずあります。
ですので、仕事にだけ目を向けるのではなくプライベートを充実させてみるというのもひとつの方法でしょう。
仕事が心配だったりついつい気になったりという気持ちはわかりますが、仕事以外の時間は気持ちを切り替えてプライベートの時間を大事にしてみてください。
仕事以外の時間を充実させて楽しいものにすることで、前向きになったりつらさが軽くなったりということもあります。
自分のつらさは仕事以外にも原因があるのかもしれないということを覚えておきましょう。
そうすることで、取れる対処の幅が広がります。
色々な対処を取れるようになることは、苦しさやつらさの解決に役立ちますから、仕事だけではなくプライベートにも目を向けられるような広い視点を持ちましょう。
一人で抱えている仕事が多い
自分が抱えている仕事の量は適切なのかどうかを考えることも重要です。
ひとりでおこなえる業務には限りがありますから、自分の許容量を超えていないか、過度に仕事を抱えていないかということを見直すのも大切でしょう。
自分の許容量を見極める
これぐらいなら大丈夫と思っていても、許容量を超えているという可能性もあります。
自分が抱えている仕事をきちんと整理して、多すぎないか、余計な仕事まで抱え込んでいないかということを見直してみてください。
自分が抱えられる以上の仕事を抱えていると、業務のスピードや質にも関わってきますから、自分の仕事をしっかりと把握して、その量が適切か見極めてください。
人に頼ってもいい
多くの仕事を抱えすぎていると、優先順位の低い仕事に追われてしまって残業が多くなるというようなこともありますし、大事な仕事が後回しになってしまって後から困ってしまうというようなこともあります。
このようなことが続いてしまうと、いっぱいいっぱいになって心が疲れてしまいますから、本当に自分にしかできない仕事なのか、仕事の優先順位はということを考えるようにしましょう。
ほかの人に頼めるような仕事ならどんどん任せてしまって構いません。
人に頼ることは悪いことではありませんし、仕事はひとりでするものではありませんから、任せられるような仕事なら躊躇わずにほかの人を頼ってください。
誰とでもうまく付き合おうとしないことも肝心
人間関係が上手くいっていないという人も多くいるでしょう。
仕事をするうえで、人間関係は重要です。
しかし、それに悩みすぎてしまうとストレスがかかって仕事に行きたくない、仕事を辞めたいと思ってしまうこともあります。
ですので、あまり悩みすぎないようにしましょう。
誰とでもうまく付き合う必要はない
仕事での人間関係が大事だとは言っても、やはり人には相性というものがあります。
なかには性格が合わなかったりする人がいるのは仕方のないことでしょう。
そのような人ともうまく付き合おうとすると、なかなかうまくいかずにストレスがかかってしまうことになります。
ですから、あまりうまくやろうという意識を強く持ち過ぎないようにしてください。
性格が合わないのなら、過度に関わる必要はありませんから、仕事に必要な範囲で関わるといいでしょう。
適度な距離を持って、関わりすぎないようにすることが重要です。
味方になってくれる人と交流を深める
自分の味方になってくれるような相性の合う人と交流を深めていくというのも改善策としてはおすすめです。
味方になってくれる人が近くにいるというだけで心は軽くなるものですし、いざという時には相談などもできるでしょう。
ですので、自分と性格的にあっていたり仕事に対する考え方が近かったりする人と、積極的に交流を深めておくのも大切です。
時にはハッキリと意見を言うことも大切
仕事をしていると理不尽なことがあったり、自分の意見と違ったりということは多くあるでしょう。
そのような時に、もめたくないからと自分の意見を押し殺している人も少なくありません。
自分の意見を溜め込んでしまうとストレスがかかって仕事がつらくなってしまうこともありますから、我慢しすぎるのはやめてください。
ハッキリと伝える
自分の意見をハッキリと伝えることも時には重要です。
仕事の進め方などで意見があるのなら、それをハッキリと伝えてみてください。
そうすることで、ストレスなども軽くなります。
言いたいことを我慢し続けると結果的には、仕事がつらい、面白くないというような思考になってしまいますので、我慢をし続けるのではなく時には自分の意見を伝えることも重要です。
伝え方に気を付けよう
ハッキリと伝えると言っても、どんな言い方をしてもいい訳ではありません。
仕事を円滑に進めるためには、ある程度言い方に気を付ける必要があるでしょう。
また、伝えるべきことと伝えるべきでないことを、しっかりと把握することも大切です。
何でもかんでも言うのはあまりよくありません。
仕事をスムーズに進めるうえで伝えるべきことをきちんと伝える、ということを意識するようにしてください。
仕事に対する捉え方を考え直す
仕事がつらいという場合には、なぜ仕事をしているのかわからないということもあるでしょう。
このようなつらさの乗り越え方としては、仕事に対する考え方や捉え方と見直してみるということをおすすめします。
割り切った考え方をしてみよう
仕事をする意味に悩んでいるということならいっそ割り切って考えてみるというのもいいでしょう。
たとえば、生活をするために働いている、というように考えてみるのです。
生活をするためにはお金が必要です。
お金を稼ぐために働いている、というように割り切って考えることで働く意味が明確になります。
何のために働いているのかわからないというような状態より、目標や意味が明確になっている方が働くことに張り合いも出ますし、つらさも軽減するでしょう。
自分なりの意味を明確に
割り切った考え方をしてみるといった例を出しましたが、なにもそこにこだわる必要はありません。
自分なりに働くことの意味を明確にできればいいのです。
仕事をがんばってもっと責任ある立場になりたい、スキルを磨いていきたいというようなことでもなんでも構いません。
働く意味を曖昧なままにしていると働くことに疑問を感じてしまうこともありますから、目的をハッキリとさせてみてください。
自分の得意分野を探してみる
自分が苦手な業務ばかりだったり慣れない仕事が多かったりすると、仕事がつらくて辞めたいと思ってしまう原因になります。
苦手意識が強すぎて、嫌だなと思う気持ちが大きくなるということもあるでしょう。
このような時には、自分の得意分野に目を向けてみることが大切になります。
得意なことはなにか探す
人には向き不向きがあります。
嫌だなと思う仕事があれば楽しいと思える仕事もあるでしょう。
仕事内容が合っていないと思う場合には、自分に合っていると思える業務や得意分野は何かといったことをしっかりと考えて探してみてください。
会社に勤めていれば自分で仕事内容が選べないということもあるでしょうが、その中でも得意分野ややりたい業務へつながっていくような仕事で実績を作っていくことが大切です。
実績を作っていけば、将来的に自分がやりたい業務を任せてもらえるといった可能性も大きくなります。
得意なことをするための第一歩だと思って仕事をしていくことで、ゆくゆくは辛さを乗り越えることができるでしょう。
仕事でうれしかったことを大事にする
仕事へのつらさを抱えている人は、目の前のつらさにとらわれるばかりに、ほかに目が向かなくなっているということがあります。
今までの仕事は本当につらいことばかりだったのでしょうか。
現在のつらさにだけ目を向けるのではなく、今までのことも思い出してみてください。
うれしかったことを思い出そう
仕事をしていればつらいことばかりではなくて、うれしかったことや達成感を感じたということも多くあるはずです。
今現在のつらさだけを考えるのではなくて、過去にあったうれしかったことなどを思い出してみてください。
携わっていたプロジェクトがうまくいった、上司から評価された、というように良かったことや喜びを感じたことを考えてみましょう。
そうすることで、仕事へのモチベーションを取り戻したりモチベーションを高くしたりということが可能です。
つらいと思うばかりに、それしか見えないということはよくあることです。
このような状態だと沈み込んでいってしまうばかりですから、ほかのことに目を向けるのが大切になります。
周りの評価を気にしない
仕事に対する評価を気にしすぎるあまりに、つらさが増えていくという人も多くいます。
仕事で評価を気にしてしまうのは仕方のないことでしょう。
やはり、きちんとした評価をもらいたい、もっと認めてもらいたいと思うのは人として当然のことです。
しかし、評価ばかりを気にしてしまうと、窮屈になってストレスが多くかかってしまいます。
このような場合には、もっと余裕を持つことが重要でしょう。
評価を得ようとがんばりすぎない
同僚と自分を比較したりより高い評価を得ようとしたりして、がんばりすぎてしまうと疲れてしまって仕事がつらいと思うようになってしまいます。
ある程度評価を気にするのは仕方のないことですが、評価ばかりを気にするのはいけません。
気にするなと言っても難しいことでしょうが、まずは自分の仕事にだけ集中するようにしましょう。
目の前の仕事を着実にこなしていくことが評価につながっていきます。
周りと過剰に比較する、どう思われているのかを気にしすぎるのは心理的にも良くありません。
ですから、ひとつずつ仕事をこなしていって、その先に評価があるというように考え方を変えることが大切です。
評価を得るためにがんばるのではなく、がんばった先に評価があるということを忘れないようにしてください。
1つの仕事にこだわらずに転職を考えてみる
仕事がつらい、という中にも色々なつらさがあるでしょう。
人間関係、仕事の量、任される仕事内容などさまざまですが、現在の仕事がそもそも合っていないということも考えられます。
もっとやりたいことがある、今の職場では得意分野を活かせないということなら、今現在の職場にこだわる必要はないでしょう。
転職という道も
そもそもやりたい仕事ではなくてつらい、もっと他の職種をしたいということなら、転職してみるという方法もあります。
転職するということは人生の中でも一大決心ですし、躊躇いがあるという人も多いでしょうが、今の職種や職場が合わなくてつらいということなら我慢していてもつらい気持ちはなかなか解消しません。
ほかの仕事でなら生き生きと働けるという可能性もありますから、転職を考えてみるのもひとつの方法です。
転職するにあたって、やりたいことや得意分野がなんなのか把握していないと、また合わないと思ってしまってつらくなることもあります。
ですから、転職する際にはしっかりと自己分析してください。
自分自身を褒めてみる
仕事のつらさを乗り越えるためには、自分自身を認めてあげてしっかりと褒めてあげることが大切になります。
つらいと思うのは、それだけ自分自身ががんばって仕事をしていることの証明です。
つらいと思うのは自然なことでいけないことではありません。
ですから、つらいと思うぐらいにがんばって仕事をしている自分を褒めてあげてください。
褒めるだけでなく、休養やご褒美を用意するというのもいいでしょう。
がんばった自分自身に対して、定期的にご褒美を用意するとモチベーションも上がりますし、つらい気持ちも軽くなるでしょう。
がんばっている自分を認めてあげて、ここまでがんばっているのだからこれ以上悩む必要はないのだと考えてみてください。
そうすることで、つらさが和らいで楽に仕事と向き合えるようになるでしょう。
自分を責めたりダメだと思ったりするのではなく、よくがんばっていると褒めてあげてくださいね。
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