様々な事情、様々な理由で「仕事辞めたい!」と思う方も多いはず。
現代は一つの仕事を続けるより、二社、三社と転職して渡り歩くのが当たり前の時代です。
そんな、次の職場を探している方の多くが悩んでいることがあります。
それが、「仕事辞めたいけど、上司に言い出せない」というもの。
上司に言い出せないと、仕事を辞めることはできません。
今の仕事、今の生活を手放して新天地で羽ばたきたいなら、「言い出せない」今の状況を打破する必要があります。
どうすれば上司に今の辞めたい思いを伝えて、「言い出せない」今の現状を打破できるのか。
今回は一緒に考えていきましょう。
どうして「仕事辞めたい」と言い出せないのか
どうして仕事を辞めたいと言い出せないのか。
その原因を考えてみて、そこから今後の展開も考えていきましょう。
上司に言い出せない理由がわかれば、言い出すための対策も多少見えてくるはずです。
職場に気を使っている
一番多いのはこの「職場に気をつかって仕事を辞めたいと言えない」ことではないでしょうか。
上司との関係性、同僚との関係性、その他職場への悪影響を過度に気遣った結果「言わない」という判断を下す人が多いです。
または、「辞めたい」ことを伝えることで、引き止めにあうことへの拒否感を感じている人も。
とにかく、言ったことで職場に与える影響を恐れて、「辞めたい」と言い出せない人が多いです。
生活を守りたい意思
「仕事を辞めたい」と会社に伝えて、転職活動を進めてしまうことで、現在の生活が破綻してしまうことを恐れる人も辞めたい意思を伝えられません。
人間は現在の生活を維持するための、「現状維持バイアス」というものがあります。
現状維持バイアスにとらわれてしまうと、人間は生活を維持するための行動にはしってしまうのです。
仕事辞めたいことを言い出せない職場とは
次は、「仕事を辞めたい」と言い出せない職場の特徴を考えていきましょう。
本当に雰囲気が伝えやすい、いい雰囲気の職場なら、「仕事を辞めたい」と簡単に伝えられるはずなのです。
どんな職場が、「仕事辞めたい」と伝えづらい職場なのでしょうか?
人手不足
人手不足に苦しむ職場で働いている人は、「仕事を辞めたい」と伝えづらいかもしれません。
「自分が辞めたらこの会社はまわらないのでは…」
なんて思ってしまったら、仕事を辞めたいなんて簡単には言えません。
自分がいないと…、と思って働いている時点で、職場と働いている人の間に共依存関係が出来上がっているのかもしれませんね。
上司からのプレッシャーが強い
上司からの圧力が強すぎて、「辞めたい」と伝えられないことも多いでしょうか。
風通しがよく、上司と社員の距離が近い会社ならば、すぐに「仕事辞めたい」と相談できるはずです。
それができないということは、上司と良い距離感が取れてないということではないでしょうか。
激務で働かされる 休みがない
日々の仕事が激務で、ほとんど仕事がない…という人も「仕事辞めたい」と言い出せないのではないでしょうか。
人間は、確かに働いてお金を稼ぐための行動を起こすべきです。
しかし働きすぎはよくありません。
働きすぎて、脳に疲労が溜まると、正常な判断力がなくなってしまうもの。
うまく物事を処理できなくなると、「辞めたい」と言い出すのが難しくなってしまいます。
仕事辞めたいと言い出せない理由別に対策を考える
本当は言わなければいけない、「辞めたい」という意思。
それが口に出せない理由から、どのように伝える流れを作っていくべきか。
辞めたいと言いたい人のための対策を考えていきましょう。
会社が人手不足ならとりあえず次職を決める
「仕事辞めたい」と伝えられない理由が、職場の人手不足によるものだったなら、すぐにでも転職活動をはじめてしまうのをおすすめします。
次の職場が決まっていれば、どれだけ辞めたいと言いづらくとも、会社を辞めざるをえません。
すでに転職活動を終えており、次の職場が決まっているならば、上司も「じゃあ仕方ない」と納得してくれるはず。
会社が人手不足であることと、あなたが転職したいと思っている事実には、何の因果関係もありません。
会社に人手が足りてないのは、あなたのせいではないのです。
人間関係が問題で「仕事辞めたい」と言えない場合もとりあえず転職活動を先に
人間関係が悪いことも、転職する大きな理由になりえます。
人間関係が悪い職場では、単純に働きにくいですし、職場で自分のポテンシャルを発揮しにくいです。
この場合も、とりあえず先に「転職活動」をはじめてしまうのをおすすめします。
転職活動を本格的に進めれば、「人間関係の悩み」で過度に思い悩むこともなくなりますし、未来への展望がはっきりしてくるのは嬉しいものです。
「人間関係の悩み」と、「不安な将来」と同時に思い悩むくらいなら、「転職活動」でその両方の悩みを解決してしまいましょう。
仕事辞めたい言い出しやすくするためにやること
あなたが、本当に「仕事辞めたい」と言いたいと強く願っているなら、仕事を辞めたいと言いやすくなる状況を作る必要があります。
しかし、「仕事辞めたい」という意思を伝えるのはそう簡単なことではありません。
その意思を伝えやすくなる、自分にとって過ごしやすい状況を作るにはどうすればいいか?
いくつかコツをお教えします。
「いつ言うのか」を明確にする
まず、自分のなかで「いつまでに言う」「いつ辞めたいと言う」という時期を明確にしてしまうのをおすすめします。
「いつか上司に言おう」
など、ぼんやりした目標を立てていても、「辞めたい」と伝えるタイミングはだんだんと後ろ倒しになっていくはず。
自分の状況と合わせて、辞めたい意思を伝えるタイミングを決めてしまいましょう。
後輩に仕事を任せておく
自分が多くの仕事を任されており、その仕事の分量の多さによって「仕事辞めたい」と言い出せないなら、後輩を育てればいいのです。
自分がいなくとも、自分の仕事をこなす人がいれば、問題なく転職活動ができるというもの。
少しずつ後輩に自分の仕事を任せて、早めに「引き継ぎ」を行っておきましょう。
退職届を準備しておく
退職届を早い段階で作っておいて、カバンの中に忍ばせておくのもおすすめです。
この退職届を作っておくことにはメリットがいくつかあります。
まず、退職届を作っておくことで、「いつでも仕事を辞められる」という気分になり、気持ちが軽くなること。
もう一つが、退職届を出してしまうことで、上司に有無を言わさず仕事を辞められることです。
仕事をやめられない人の多くが、辞めたい気持ちに反して、実際の行動に移せていません。
まずは「退職届を書く」という行動から、あなたの転職活動をはじめてみませんか?
仕事を辞めた後の会社の悪影響を受け入れる
これは心構えの話になりますが、「仕事を辞めたい」と伝えて、実際に仕事をやめてしまった後会社が受ける悪影響を受け入れてしまいましょう。
あなたは、いまの会社で売上を出すために生きているわけではありません。
それに、会社だってすぐに補填を埋めるための行動を起こすはず。
あなたが辞めたあと会社がどうなるか、それはあなたの考えるところではありません。
上手に「辞めたい」ことを伝えるコツ
それでは、いざあなたが「仕事を辞めたい」と伝えたいと思った時、どのようにその意思を伝えるべきか。
上手に仕事を辞めたい意思を伝えるコツを紹介します。
上司の暇な時間を狙う
「仕事を辞めたい」と伝える相手、あなたの上司が暇な時間を狙って、「辞めたい」という意思を伝えましょう。
上司が忙しく働いているときは、話があると伝えても話を聞いてすらもらえないことがあるでしょう。
また、無理やり転職の意思を伝えたとしても、仕事に忙殺されている上司相手ではしっかりとあなたの意思が伝わらないリスクがあります。
「仕事を辞めたい」と伝えるタイミングは、なるべく上司が暇そうな時間帯を狙ってください。
引き止められた後の展開を考えておく
「仕事を辞めたい」意思を伝えたら、まず「引き止めに合う」とは考えておくべきです。
そうした引き止めにあったとしたら、どんな対応を取るのか。
引き止め後の展開を考えてから「仕事を辞めたい」と伝えましょう。
「これを言われたらこう返す」
と言った調子です。
いざとなったら「自己中」に考える
「仕事を辞めたい」
「仕事辞めたらどうしよう」
「家族が心配する」
「彼女が…」
など、自分以外の問題に気をつかっている人は、突き詰めて自己中に考えてしまいましょう。
あなたの人生はあなたのもの。
他人のことはいいから、まずは転職してしまう…なんて判断を下すのも時には有効です。
仕事を本格的に辞める前に転職活動を進めておく!
上でも少し触れましたが、本格的に仕事を辞めてしまう前に転職活動をはじめてしまうのが有効です。
上でも説明した通り、あらゆる転職理由によるストレスを軽減でき、転職活動にまつわるリスクヘッジができます。
もう少し詳しく、在職中に転職活動を進めるべき理由について説明します。
在職中に転職活動を進めればリスクが減る
在職中に転職活動を進めることで、大きく分けて二つのリスク防止ができます。
転職活動の金銭的な損失を抑えられる
当然ですが、今の仕事を退職してしまうとあなたの収入はゼロに。
在職中に転職活動を行うことで、収入がゼロになってしまう被害を無くせます。
うまく在職中に次の職場を決めることができれば、まったく収入が途切れることなく、転職することができます。
転職失敗のリスクを抑えられる
いざ「転職してやる!」と思っても、様々な理由で思うように転職できなかった…なんてこともあるでしょう。
在職中に転職活動を行うことで、仮に思うような転職ができなかったとしても、今の仕事を続ければ良いだけですから、転職に失敗して人生がご破綻…なんてこともなくなるのです。
じつは、一定年齢以上の人はおよそ2人に1人が、転職活動で躓いてしまっています。
在職中に転職することで、自分がいざ転職活動に失敗してしまったとしても、そのダメージを抑えられるのです。
転職エージェントに頼れば在職中に転職活動を進められる!
在職中に転職活動を進めたいと思ったとしたら、「転職エージェント」の活用をおすすめします。
転職エージェントには「キャリアアドバイザー」が在籍しており、利用者の転職をサポートします。
具体的には、「求人の提案」「書類作成のアドバイス」「面接対策」など、転職活動における大切な部分です。
今の職場で働きながら転職活動を進めるのは、多くの時間と手間がかかるので、多くのリソースを割かなければなりません。
キャリアアドバイザーの助けを得られれば、この面倒な手間をなくすことができるということです。
仕事を辞めたいあなたが登録するべき転職エージェント
具体的に、すぐにでも「仕事辞めたい」と伝えたいあなたが利用するべき転職エージェントをいくつか紹介します。
転職エージェントの数は多いですが、当然どれでもいい…ということはありません。
仕事を本格的に辞める決意をした後も、円滑に転職活動のサポートを行ってくれる転職エージェントをいくつか紹介します。
リクルートエージェント
リクルートエージェントはやっぱり利用しておきたいです。
転職エージェント最大手であるリクルートエージェントは、豊富すぎる求人数がその大きな魅力。
他の転職エージェントでは見ることのできない求人も、リクルートエージェントへ登録すればキャリアアドバイザーから紹介してもらうことができます。
そしてなんといってもその多くの利用者の転職を成功させた実績も大きいです。
過去多くの人を助けたノウハウで、あなたの転職もきっと助けてくれるはずです。
doda
求人数 | 約260,000件 |
---|---|
対応地域 | 全国47都道府県 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
dodaは、転職エージェントとしてリクルートエージェントに次ぐ業界第二位の地位を築いています。
業界第二位ということは、リクルートエージェントと同程度の求人数と、転職成功実績を持っていると思って良いです。
dodaとしても、リクルートエージェントとは違うポイントを打ち出して、いつも業界1位の座を虎視眈々と狙っています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
「仕事辞めたいけど伝えられない」
と悩んでいる方に向けて役立つ情報を提供しました。
そもそもどうして仕事を辞めたいと思っているのか。
円滑に仕事を辞めて転職活動に移るためにはどうすればいいのか。
正しく正解を見つけて、無駄なく転職してください。