普段漫画を読んでいて、漫画家さんがいくら稼いでいるか気になったことありませんか。
本記事では、漫画家の年収と漫画家になる方法・仕事内容を紹介していきます。
漫画家を目指している方は、本記事を参考に漫画家を目指していきましょう。
尾田栄一郎の年収っていくら?31億の年収の内訳と大人気漫画家の魅力を徹底解説
漫画家の平均年収
既に数えきれないほどの漫画家がいて、さらにどんどん新人が出てきています。
年収は、平均約500万円と言われていますが、数億円以上稼ぐ漫画家もいればまだ全く稼げていない漫画家もいます。
そこで、有名漫画家3人を例に年収を紹介していきます。
吾峠呼世晴(鬼滅の刃)
吾峠呼世晴は、2016年から少年ジャンプにて『鬼滅の刃』の連載をスタートし、2023年9月現在で漫画全23巻、アニメ全55話の人気漫画です。
映画「劇場版「鬼滅の刃」無限列車編」は、興行収入が400億円を超え、日本映画の興行収入ランキング1位を塗り替えました。
そんな作品である『鬼滅の刃』の作者である吾峠呼世晴の年収は、推定13億円と言われています。
鳥山明(ドラゴンボール)
鳥山明は、代表作に『ドラゴンボール』『Dr.スランプ』『SAND LAND』などがある大人気漫画家です。
そんな漫画家の鳥山明は、推定年収12億円と言われています。
ただ、人気ゲーム「ドラゴンクエスト」のキャラデザインなど漫画以外の活動も行っており、それらの活動を含めれば推定年収12億円以上の年収があると予想されます。
尾田栄一郎(ワンピース)
尾田栄一郎は、1997年から少年ジャンプにて『ワンピース』の連載をスタートし、今なお連載が続いている大人気漫画の作者です。
2015年には、最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズとしてギネス認定されています。
そんな作品である『ワンピース』の作者である尾田栄一郎の年収は、推定10億円と言われています。
漫画家の仕事内容とは?
漫画家の仕事と聞くと、絵を描くとこを想像します。
ですが、漫画家の仕事は絵を描くことだけではありません。
漫画を完成させるためには、「編集者との打ち合わせ・資料集め」→「プロット」→「ネーム」→「下描き」→「ペン入れ」→「仕上げ」という工程を踏む必要があります。
ここでは、それぞれの工程について紹介していきます。
漫画家を目指している方はしっかり目を通していきましょう。
編集者との打ち合わせ・資料集め
実際に何かの作業に入る前に、構想している作品に関して担当編集者との打ち合わせや資料集めを行います。
ここで大まかな連載内容・編集部の要望・ページ数・連載期間など重要な情報が伝えられます。
プロット
プロットとは、物語の大筋・構想という意味です。
漫画を描く前に行う仕事で、書く内容は主に「キャラクターの性格設定」「作品の世界観」「ストーリー構成」です。
人気漫画にするためには、一番おろそかにできない仕事です。
ネーム・絵コンテの作成
ネームとは、セリフやストーリーの流れをコマ割りにしたページに落とし込んだ漫画の設計図のことです。
作品の担当編集者のチェックを受けながら、ストーリーをしっかり固めていきます。
下描き
下書きは、ネームに沿って鉛筆で原稿用紙に描くことです。
筆圧に気を付けて描く必要があり、強く描いてしまうと印刷に出てしまうことがあります。
ペン入れ
ペン入れでは、数種類のペンを使用しそれぞれのペンの特性を理解して描き分ける必要があります。
ここからはアシスタントも作業に加わり、枠線引き、吹き出し、キャラクター、背景の順番でペン入れを行います。
仕上げ
最後に、ベタ塗り・トーン処理・ホワイト修正などの作業を行い仕上げていきます。
最近では漫画業界でもデジタル化が進み、仕上げの作業はコンピュータを使用して行う漫画家が増えてきています。
漫画家を目指す方法
漫画家になるには、大きく3つの方法があります。
ここでは、3つそれぞれを詳しく紹介していきます。
新人賞からデビュー
出版社では、新人賞を開催しています。
コンペティション形式のため、描いた作品を必ず見てくれることがメリットとしてあります。
郵送やWebでの応募も可能になっているため、地方に住んでいる方でも参加することが可能です。
応募した作品が大賞を獲得すると、担当編集者がつきデビュー出来ることもあるため、漫画家を目指している方はぜひ挑戦しましょう。
ただ、ひとつの作品で複数賞同時に応募できないケースがほとんどのため、応募先の特徴や読者層などしっかり分析したうえで応募しましょう。
持ち込みでデビュー
新人賞と並ぶ王道のデビュー方法に、持ち込みからのデビューがあります。
持ち込みでは、新人賞と異なりひとつの作品で複数社に持ち込むことが可能で、さらに編集者から直接アドバイスを貰えることが大きなメリットです。
実際に持ち込みをする際の注意点として、しっかりアポイントを取ってから持ち込みをしましょう。
また、編集部のホームページに持ち込む方法が記載してあるため、こちらも事前に確認してから持ち込みをしましょう。
専門学校からデビュー
漫画を描くために必要な知識や基礎技術を教えてくれる専門学校があります。
そこでは、プロの漫画家や編集者などが講師として基礎から教えてくれるため、早く技術の修得ができます。
また、出版社の編集者が作品を講評する制度を導入している学校も多く、そこで評価が高い学生には在学中に担当編集者がつくこともあります。
ただ、学校のためもちろん学費が必要になるため、新人賞や持ち込みよりも金銭的余裕が必要になります。
漫画家に求められるスキル
漫画家として活躍するためには絵を描くスキル以外にも必要なスキルがあります。
ここでは、重要なスキル3つを紹介していきます。
どのスキルも必須なので、漫画家を目指している方はしっかり目を通していきましょう。
精神力・継続力
漫画家にとって、締め切りは何よりも大事になります。
そして、締め切りに間に合うように何時間も原稿を描き続けます。
そんな仕事のスタイルであることを考えると、締め切りを厳守する精神力、原稿を描き続ける継続力は絶対必要です。
想像力・発想力
漫画家が最初に獲得を目指す仕事が連載枠の獲得です。
そのためには、編集者や読者に刺さるストーリーを作る必要があります。
そういったストーリーを創り出す想像力・発想力は絶対必要です。
コミュニケーション能力
漫画を描いていく仕事の中には、編集者やアシスタントとのコミュニケーションが欠かせません。
円滑な連携が取れない場合、人気作品であっても連載打ち切りになってしまう場合もあります。
漫画を描いているときはひとりの作業になるとしても、いろんな人とのコミュニケーションをおろそかにしないようにしましょう。
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漫画家で年収を上げる方法
漫画家として活躍するなかで、もっと稼ぎたくなることもあるでしょう。
ここでは、年収を上げていく方法を紹介していきます。
とにかく面白い漫画にする
まずは、描いている漫画をとにかく面白くすることが大事になります。
当たり前のことですが、最も重要になります。
面白い漫画を描くために、世に出ている面白い漫画を分析することも大事です。
最近ではキャラクターの人気で売り上げが伸びているケースもあり、ストーリーだけでなく面白いキャラクターを生み出すことも年収を上げるいい手段です。
イラストや情報発信でファンを増やす
漫画に関係していてもいなくても、SNSでイラストや情報を発信することも大事になります。
連載本誌を読んでいない人にもリーチすることができ、沢山のファンを獲得することができます。
また、SNSによって特徴が異なるため、いろいろなSNSを使うことが大事です。
個人でイラストの仕事を受ける
漫画とは別に、WebメディアやYouTubeの漫画動画などの仕事を獲得する方法もあります。
SNSと同様に自分の描く絵のPRになるため、新たなファンも獲得することができます。
クラウドソーシングなどを使って仕事を探していきましょう。
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【まとめ】漫画家の年収は人による!
いつの時代でも漫画は人気コンテンツであり、漫画家は小中学生のなりたい職業ランキングで常に上位を獲得するほど憧れの職業です。
漫画家の人数も星の数ほどおり、年収も数十億円稼いでいる漫画家もいればあまり稼げていない漫画家もいます。
ただ、今の時代はSNSやWeb漫画など人気を得る方法はたくさん存在します。
色々な方法を駆使して、人気漫画家になって年収を上げていきましょう。