「プログラマー」というお仕事が世間に広く認知されるにつれ、プログラマーへの転職を考える人が増えてきています。
インターネットやさまざまな機械が普及するに従い、プログラマーの存在はますます社会の中で重要な地位をしめています。
中には未経験からプログラマーへの転職を考えている方もいるのではないでしょうか?
でも中には、「プログラマーって難しそうだし、未経験じゃ転職できないかも・・。」と不安になってしまう方もいますよね。
この記事ではそんな方に向けて、未経験からプログラマーに転職する方法や、役立つ情報などをさまざま解説していきます。
ぜひ参考にしてみて下さい!
そもそもプログラマーってどんなお仕事?
プログラマーとはどんなお仕事なのかをもう一度おさらいしておきましょう。
プログラマー(PG)とは、機械を動かすための言語である「プログラミング言語」を用いて、機械の制御やソフトウェアの開発(プログラミング)などを行う人の事です。
普段なにげなく使っているスマートフォンやPC、ゲームなどにとどまらず、工作ロボットの動作やWEBページの制作なども、プログラミングによって行われています。
機械と密接につながった現代では、こうしたプログラミングを行うプログラマーは、非常に重要なお仕事といえるでしょう。
システムエンジニアとは何が違うの?
プログラマーと混同されやすいお仕事に、「システムエンジニア」があります。
プログラマー募集の求人を探している時に、この「システムエンジニア」という言葉を目にした方も多いのではないでしょうか?
「システムエンジニア(PG)」とはクライアントが望むシステムを聞き取り、どのような形でそれらを実現させるかを考えて、システムの設計図ともいえる「仕様書」を作成したり、作業の計画を立てたりする人の事です。
対してプログラマーは、システムエンジニアが作成した仕様書や計画書をもとに、実際にプログラミングを行ってそれらを実際に動作するシステムに創り上げる人のことです。
システムエンジニアにもプログラミングの知識やスキルは必要ですが、クライアントとの打ち合わせや仕様書の作成などが主な業務になるため、プログラマーと比較するとプログラミングに携わる事はすくないです。
「システムエンジニアはシステムを考える人、プログラマーはそれを具現化する人」と覚えておきましょう。
未経験でもプログラマーに転職できる?
結論からいうと、未経験でもプログラマーへの転職は可能です!
一般的にプログラマーというと、専門性が高く、未経験者は敬遠されがちと思われることがおおいですが、何故未経験者でもプログラマーへの転職が可能なのでしょうか?
主な根拠を3つあげてみました。
- IT業界の人材不足
- 未経験者歓迎の求人が多い
- スキル習得の機会が多い
順番にみていきましょう!
IT業界の人材不足
まず第一に挙げられる理由として、「IT業界の人材不足」があげられるでしょう。
実は、現在日本では慢性的なIT人材不足が続いており、将来的にはさらに人材が不足していくと考えられているのです。
経済産業省が2019年に発表した調査によると、2030年の時点にはIT人材は最大79万人もの不足が見込まれるとの結果が示されています。
情報社会となった現代では、IT人材の不足は社会機能の低下に直結する恐れがあるため、今や一人でも多くのIT人材を輩出することは非常に重要な課題のひとつであり、プログラマーの需要も年々増加しているのです。
プログラマーに転職したい方にとっては、非常に良いタイミングといえるでしょう。
未経験者歓迎の求人が多い
専門性の高いお仕事の一つであるプログラマーですが、実は未経験者歓迎の求人もたくさんあります。
上で述べた通り、現在日本ではプログラマーの需要は増加傾向にあり、加えてIT業界の人材不足が深刻であることから、企業は研修やOJTの指導などを行うことで、たとえ現在未経験の状態であっても将来のプログラマーとしての活躍を期待するのです。
未経験がネックとならないのは嬉しい点ですね!
スキル習得の機会が多い
プログラミングスキルを身につける機会が多い事も見逃せない点です。
IT人材の需要やプログラミングへの興味の増加などに伴い、プログラミングスクールやプログラミングの入門書などの数も増加しています。
大阪に本社を置くコンサルティング会社「船井総合研究所」とIT企業の「GMOメディア」が共同で行った調査では、2022年のプログラミング教育市場は302億円という結果がでています。
このことからも、現在ではプログラミングを学ぶ機会は豊富にあるといえるでしょう。
未経験からプログラマーへ転職する方法
上では、未経験者でもプログラマーへ転職できる根拠を3つ挙げてみました。
では、未経験者がプログラマーへ転職する場合、具体的にはどのような方法があるのでしょうか?
以下にオススメな方法を2つあげました。
順番にみていきましょう。
就職サポート付きのプログラミングスクールへ通う
先程、プログラミングスクールが増加傾向にあることを解説しました。
そんな中、最近ではプログラミングスキルを教えるだけではなく、その後の就職サポートまで行ってくれるプログラミングスクールも増えてきています。
未経験者がプログラマーへ転職する上で心配なのはスキルだけではありませんよね。
技術の習得と将来の転職とを同時に狙えるプログラミングスクールへ通うことは、非常に堅実で有効な方法の一つといえるでしょう。
後程オススメのプログラミングスクールの紹介も行いますので、ぜひそちらも参考にしてみてくださいね!
未経験者OK&研修が充実している求人をみつける
未経験でプログラマーとして働く上では、大前提として未経験者OKの求人に応募することは当然ですが、それだけでは不安が残ります。
応募にあたっては、未経験者OKであると同時に「研修制度が充実している」かどうかも重要な要素といえるでしょう。
研修期間が長ければ、仕事の流れや実際の業務に必要なプログラミングスキルなどを焦らず習得していくことができます。
プログラマーは非常に専門性の高いお仕事です。
一朝一夕ではスキルを習得することはできません。
研修やOJTなどで、じっくりと時間をかけて育成してくれる会社であれば、必要以上に焦る必要はないでしょう。
多くの場合、研修期間は1ヵ月から3ヵ月程度に設定されていることが多いですが、企業によっては6ヵ月間もの研修期間を設けているところもあります。
スキル習得のスピードには、個人の能力や普段の学びの頻度などによって差があるため、入社後にどのようにスキルを習得していくのかも見据えたうえで、研修期間を考慮しましょうね!
プログラマーに求められる能力
度々述べているように、非常に専門性の高いお仕事であるプログラマーですが、実際の現場ではどのような能力が求められるのでしょうか?
ここではプログラミングの現場で歓迎される主な能力を3つあげました。
- 集中力
- コミュニケーション能力
- 学び続ける姿勢
プログラマーとして働く上ではどれも重要なものですので、しっかり確認しましょう!
集中力
プログラマーのお仕事は長時間画面に向かってプログラムを打ち込む作業が主なものになります。
一つでも打ち間違えがあると、のちのちの機械の動作に重大な不具合が発生する恐れもあるため、高い集中力をもって仕事をすることは大変重要です。
特に、ある程度プログラミング業務に慣れてきたとしても、惰性で仕事をしていたのではいけません。
また万が一不具合が発生した場合も、集中力や注意力が散漫な状態では不具合の原因を突き止める事は出来ないでしょう。
以上の事から、プログラミングの世界では高い集中力は非常に重要かつ歓迎される能力のひとつだと言えます。
コミュニケーション能力
プログラマーのお仕事は、ただ黙々とプログラムを打ち込むだけではありません。
上で述べたように、プログラマーはシステムエンジニアが作成した仕様書に沿って作業をします。
そのため、作業の進捗状況の報告や仕様書の内容のすり合わせなどを行う事も日常的にあります。
自分の考えを分かりやすく伝えたり、相手の話をよく理解したりと、コミュニケーション能力が要求される機会は多くあります。
学び続ける姿勢
IT業界は日々進化を続けており、新しい技術も次々と開発されています。
そんなIT業界で働く人には、IT業界の時代の流れに素早く対応したり、新しい技術に常に触れ続けたりする姿勢が非常に重要です。
プログラマーにも同じことが言えます。
プログラミング言語には様々な種類がありますが、中には時代遅れとなって、今ではほとんど、あるいは全く使われなくなったものも少なくありません。
IT業界の時代の流れに取り残されないためにも、常に最新のITトレンドに触れ続ける姿勢は、プログラマーにとって大変重要な要素のひとつです。
未経験者がプログラマーへ転職する上でのポイント!
先程、未経験者でもプログラマーに転職できる根拠を3つあげました。
しかし、未経験者がプログラマーに転職するには押さえておきたいポイントもあります。
ここでは3つのポイントを挙げてみました。
- 「未経験者歓迎」でも事前の予習は必要!
- どの分野のプログラマーを目指すのか明確に!
- 面接対策は万全に!
それぞれ順を追って解説していきます。
どれも転職を成功させる上で非常に重要なものですので、一つ一つしっかり確認してくださいね!
「未経験者歓迎」でも事前の予習は必要!
いくら未経験者歓迎の求人であっても、知識が全くない状態では採用は難しいでしょう。
求人に記載されている「未経験」とは、多くの場合「実務経験」の事をさします。
つまり、今回の場合に例えると「プログラマーとしての勤務経験が無くても応募ができる」という意味です。
ここで気を付けたいのは、「実務経験はなくてもある程度の知識は要求される」という点です。
予備知識もないまま入社した場合、職場の先輩は「そもそもプログラミングとは何か?」といった極めて初歩的な段階から教育をしなければなりません。
いくら研修が充実しているといっても、知識が全くない人と予備知識がある人とでは、面接の通過率にも大きく差がついてしまうでしょう。
度々解説している通り、プログラミングに関するスキルや情報に触れる機会はたくさんあります。
転職活動中は、積極的に予備知識を身につけていきましょう!
どの分野のプログラマーを目指すのか明確に!
現在、プログラマーは非常に幅広い分野で活躍しています。
工作ロボットの制御にプログラマーがかかわっている一方、普段プレイしているゲームの開発にもプログラマーが携わっているのです。
また、最近飲食店や計亭電話ショップなどでよく見かける「接客ロボット」の動作も、全てプログラムによって制御されています。
以上のように非常に幅広いプログラマーの世界の、どのような分野で活躍するプログラマーになりたいのかをしっかりと確立することは、未経験者がプログラマーに転職するためにまず取り組むべきといって良いほど重要な事と言えるでしょう。
未経験の状態では望む分野への転職は難しいかもしれませんが、将来的なキャリアプランを鮮明にするためにも、活躍したい分野は必ず明確にしておきましょうね!
面接対策は万全に!
プログラマーに限らず、未経験の分野への転職には万全の面接対策が必須です。
中でも「転職という大きな決断をした中で、なぜプログラマーの道を選んだのか」といった質問は、未経験者がプログラマーへ転職する面接では高確率でなされます。
企業としても、明確な転職の理由もない応募者は採用したいと思いませんよね。
曖昧な返答をしてしまわないよう、何度もシミュレーションを重ねることが大切です。
面接の突破率を上げるために心掛けるべき点については、後程詳しく解説しますので、そちらも参考にしてください!
年齢によっては転職は難しい??
転職するにあたって不安な要素として挙げられるのが「年齢」です。
プログラマーの世界に限らず、転職する上で年齢がネックになってしまうことは否めません。
加えて未経験ともなると、より転職の成功は厳しいものになると考えられます。
特にプログラマーの場合は、職業全体の平均年齢が32歳前後と若いこともあり、30代後半以降からは転職成功の確率が下がってしまうことは覚悟する必要があるでしょう。
ただし、だからといってプログラマーへの道を諦める必要はありません。
やり方によっては、年齢をものともしない熱意が逆に評価されることも期待できますよ!
ここでは、年齢による不利を少しでも小さくするためにできることを3つ列挙しました。
- 成果物を作ろう!
- 前職の経験や実績をアピールしよう!
- 熱意ややる気をアピールしよう!
順番に解説していきます。
成果物を作ろう!
「成果物」とは、予備知識で得たプログラミングスキルを用いて作成したシステムやゲームなどの事です。
成果物を提示することで、予備知識を習得してきた事の証明になるだけでなく、具体的にどの程度のプログラミングスキルを習得してきたのかを、企業が判断することもできます。
また、今の自分のスキル以上に完成度の高い成果物を作ろうとするよりも、今の自分のスキルを最大限活かした成果物を作る方が無難です。
もちろん、成果物としては完成度が高いに越したことはありませんが、企業側も未経験の応募者に対して、必要以上に完成度の高い成果物を期待することはないでしょう。
簡単なパズルゲームやシステムなど、習得したスキルを確実に証明できる成果物づくりがオススメです!
前職の経験や実績をアピールしよう!
一般的には30代後半は、管理職やプロジェクトリーダーなど部下や後輩を引っ張る存在となっていることが多いです。
そういった経験がある場合には、面接の際にしっかりとアピールしましょう!
プログラマーに求められるものは、なにもプログラミングスキルだけではありません。
前職での実績や、リーダーシップなどを的確にアピールすれば、面接官に与える印象もグッと良くなりますよ!
熱意ややる気をアピールしよう!
社内での地位が確立しつつある30代後半で、未経験の分野であるプログラマーに転職を決意したウラには相当の熱意があるはずです。
そういった熱意ややる気をアピールしない手はありません!
未経験者OKの求人の多くは「ポテンシャル採用」といって、応募者のやる気や将来性などを重視します。
もちろん年齢の要素も含まれますが、しっかりとやる気をアピールすることで、年齢による不利を覆してしまうような想いが面接官に伝わることもありますよ!
プログラミングスキルの習得方法
記事の初めに「スキル習得の機会が多い」と述べました。
では具体的にどのような手段でスキルの習得が狙えるのでしょうか?
主なスキル習得法を3つ以下に挙げました。
自分に合う習得法をさがしてみましょう!
- プログラミングスクールへ通う
- 知人から指導を受ける
- 独学で習得する
順番に解説します。
プログラミングスクールへ通う
もっとも確実にスキルの習得が狙える方法が、プログラミングスクールに通うことです。
費用はかかるものの、現役の講師から直接指導をうけることで着実なステップアップが可能です。
特に、未経験者がプログラマーへ転職する上では、プログラミングスクールに通った事は、面接の際にも意欲をアピールするための大きな武器になるでしょう。
知人から指導を受ける
プログラミングスクールに通う費用を節約したい場合、スキルのある知人に指導を頼むのも一つの手です。
特に現役のプログラマーから指導を受けることが出来れば、職場での心構えや活躍するためのヒントなど、様々な役立つ情報をもらえることも期待できます。
知人にプログラミングスキルが高い方がいる場合、スキル習得の手段の候補として考えてみてもよいでしょう。
ただし、時間の都合などで指導を受けたくても受けられない場合もあることを忘れずに!
独学で習得する
他人の直接的な指導にたよらず、書籍や動画などを使って独学でプログラミングスキルを習得するのも一つの手です。
ただし、「自分のペースで学習ができる」、「費用を安く抑えられる」、「自分の好きな時間に学習できる」など一見するとメリットが多いように思えますが、プログラマーとして通用するだけの知識を独学で習得することは非常に困難と言わざるを得ません。
分からないところを質問できなかったり、モチベーションが保てなかったりして、独学でのプログラミングスキル習得の途中で挫折してしまう人も少なくないのです。
しかし、プログラマーの需要が高まるにつれ、良い教材が簡単に手に入るというのも事実です。
やりとげる自信のある方は、独学での習得を目指してみてもよいでしょう。
オススメのプログラミングスクール2選
上ではプログラミングスキルを身につける方法の一つとして、プログラミングスクールへ通う事を挙げました。
でも、「プログラミングスクールって沢山あるし、どれを選んだらいいかわからない…」という方もいますよね。
ここではオススメのプログラミングスクールを2つ挙げました。
スクール選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
ネットビジョンアカデミー
ネットビジョンアカデミーの特徴
- CCNA資格合格率が脅威の99%
- プロのサポートにより就職率98%
- 上京サポートがある
- 講師が全員エンジニア経験者
- 受講料・テキスト代完全無料
ネットビジョンアカデミーは、未経験からネットワークエンジニアを目指す人におすすめのスクールです。
提携企業から運営費を貰っていることもあり、受講者は完全無料でスクールに通えます。
ネットビジョンアカデミーでは資格取得から就職支援までをサポートしてくれるため、完全未経験からプログラマーになることができますよ!
もちろん講師はプログラマーを経験したことがあるため、充実したカリキュラムと講師陣です!
ネットビジョンアカデミーに興味のある方は、ぜひ登録してみてください。
コードキャンプ
CodeCampで用意されているコースの種類
- デザインマスターコース
- Webマスターコース
- オーダーメイドコース
- 4ヶ月で未経験からエンジニアに転職できるコース
2つ目にオススメするのが、こちらの「コードキャンプ」です!
講師陣の質の高さや、費用がやすい点などが高く評価されているプログラミングスクールのひとつで、とくにWEB開発の現場で必要なスキルを深く学べます。
転職サポートなどのサービスもあるため、未経験者がプログラマーを目指す上では是非候補にいれたいスクールのひとつです!
またコードキャンプでは、オンラインでマンツーマン指導を受けられるのがメリット。
マンツーマン指導なので、学校の合間や仕事が終わった後など、自分のペースに合わせて進められます。
オンラインで受講できるので、自宅やカフェなど、好きな場所から受講できるのも、メリットですね!
コードキャンプは、未経験からエンジニアを目指す人におすすめのスクールです。
プログラマーが携わる分野
ここまで何度か、自分がプログラマーとして活躍したい分野について振り返ることの大切さを解説してきました。
しかし、一口にプログラマーといっても、具体的なイメージが中々つかめない方もいるのではないでしょうか。
プログラマーが活躍する分野は多岐にわたるため、全てを網羅することはできませんが、ここでは例を3つ挙げました。
- 組み込み系プログラマー
- WEBプログラマー
- ゲームプログラマー
プログラマーが活躍する分野をイメージするための参考にしてみてくださいね!
組み込み系プログラマー
組み込み系プログラマーとは、洗濯機や電子レンジといった家電製品や、自動車や医療機器など、さまざまな機械に組み込まれた小型のコンピュータを制御するプログラムを作る人のことです。
現在使用されている機械のほとんどにプログラムが使用されているため、機械社会の現代において、組み込み系プログラマーは非常に大切なプログラマーといえるでしょう。
WEB系プログラマー
WEB系プログラマーとは、WEBページの作成や運用、管理などをプログラミング言語を用いて行うプログラマーです。
世界的な動画共有サイト「You Tube」や、レシピ検索で人気のサイト「COOKPAD」などの運営にもWEBプログラマーが携わっています。
現在インターネットを利用する人は全世界で50%以上おり、今後もこの数字は増え続けることが予想されています。
WEBページの制作に携わるWEB系プログラマーの需要も、それにともなって増加していくことでしょう。
お気に入りのサイトやSNSの運営に携わりたい方などにはオススメです。
ゲーム業界のプログラマー
プログラマーが活躍する業界として忘れてはならないもののひとつに、ゲーム業界があります。
IT業界と同じく、ゲーム市場も年々成長しており、2021年の世界のゲーム市場規模は約21兆9,000億円と非常に巨大なものです。
現在でも新たなゲームやハードが次々と開発、販売されており、今後も市場規模の拡大が予想されます。
未経験の状態からいきなりゲームプログラマーになることは難しいかもしれませんが、ゲームは世界的に需要のあるコンテンツのひとつです。
大好きなゲームシリーズの制作に携わりたい方は、将来的にはゲームプログラマーを目指してみるのもよいでしょう!
面接の突破率をあげよう!
先程も述べたように、面接の対策は万全にしておくことが重要です。
特に、未経験からプログラマーへ転職する場合にはなおさらで、未経験というハンデを如何に面接ではねのけるかが非常に大切になってきます。
せっかく書類選考が通ったのに、肝心の面接で落とされてしまっては、その後の転職活動のモチベーションも下がってしまいますよね。
ここでは、面接に臨むにあたって意識すべき点をあげていきます。
転職活動の関門の一つでもある面接を無事通過できるよう、一つ一つ目を通していきましょう!
- 将来のキャリアプランをしっかり立てておこう!
- その分野を選んだ理由を明確にしておこう!
- 学ぶ姿勢をアピールしよう!
では、それぞれ解説していきます!
将来のキャリアプランをしっかり立てておこう!
面接でよくなされる質問の一つに、「この会社でどのようなプログラマーになりたいのか」という質問があります。
プログラマーという未経験の分野に転職するにあたっては、中々難しい質問です。
働いたことのない世界でのキャリアプランが立てにくいのは当然ですよね。
しかし、この質問に曖昧に返答してしまうと、やる気や意欲を疑われてしまうことにもなりかねません。
「未経験の世界ですので、まずは試用期間中にしっかりとプログラミングの基礎を身につけ、レベルアップにしたがって新人の教育や上流工程の担当などより上位の業務に携わりたいとおもっています」といったように、自分のキャリアプランについて明確な返答ができるように、自分がなりたいプログラマー像をしっかりとイメージしておきましょう。
その分野を選んだ理由を明確にしておこう!
これまで何度も解説してきたように、プログラマーが活躍する分野は非常に幅広いです。
面接官としては、数あるプログラミングの分野からなぜこの会社が携わる分野を選んだのかは非常に気になるところです。
ここで返答に詰まってしまうと、面接官に「プログラマーとして働ければどこでもいいのか」という印象を与えてしまう恐れがあります。
「普及を続けるインターネットの世界に携わる一員に加わりたいとおもいました。」「昔から御社のゲームの大ファンで、プレイするだけではなく、開発する立場としても御社のゲームに携わりたいと思いました。」など、はっきりとした理由を答えられるようにあらかじめ質問に対する返答を用意しておきましょう。
ただし、「将来はゲームプログラマーとして働きたいので、御社で基礎を身につけようと思いました。」などと答えてしまうのは厳禁です!
採用する企業は、応募者にプログラミングスキルを教えるスクールではありません。
企業が第一に求めているのは、将来的に会社の利益になるような人材だと言うことをわすれずに!
学ぶ姿勢をアピールしよう!
未経験から転職する以上、学ぶ姿勢がかけていてはいくら面接官の質問に正しい返答をしても採用はされません。
プログラマーの世界は平均年齢が32歳前後と、他の職業と比べても若い傾向にあります。
ひょっとすると、指導や研修をしてくれる先輩が年下の可能性も大いにあります。
たとえ自分が思っていた以上に業務の習得が難しかったり、研修してくれる先輩が年下であったりしても、真摯に学ぶ姿勢があることをしっかりアピールしましょう。
また業務だけではなく、変化の激しいIT業界のトレンドなども常に吸収する姿勢を強調することも大切ですよ!
未経験者のプログラマーには資格は必要??
未経験者がプログラマーへ転職するために、必要な資格はあるのでしょうか?
厳密にいえば、プログラマーへ転職するために必須な資格はありません。
ただし、IT関連の資格をもっていれば、面接の際の強力な武器にもなります。
そのため、たとえ未経験者であっても、転職活動と並行して出来る限り資格を取得しておくと、転職の成功率が大きくあがるでしょう。
それだけではなく、資格取得を目指して勉強する中で、ITに関する基礎的な知識を身につけることができますよ!
ここでは、プログラミング未経験者や初心者の方にオススメの資格を2つ紹介します。
- ITパスポート
- 基本情報技術者試験
どちらも、きちんと勉強をすれば未経験者でも十分取得できるような難易度です。
転職を成功させるためにも、ぜひ取得を視野にいれましょう!
ITパスポート
ITパスポートとは経済産業省が主催する国家試験で、ITに関する基礎的な知識を証明するものです。
試験内容は、AIやビッグデータに関する問題から、経営戦略や企業戦略などを扱う「ストラテジ系」、システムやソフトウェアの管理運営にかかわる「マネジメント系」そして二進法やPCが動く仕組みなどを扱う「テクノロジー系」に分けられます。
幅広い分野を総合的に扱うために、集中して勉強に取り組む必要がありますが、決して難易度が高いというわけではなく、合格率はおおむね50%と、比較的高い数値です。
中には小学生で合格した受験者も!
また、勉強する中でIT業界の基礎にふれる事もできますので、「何か資格を取得してから転職活動をしたい!」という方に非常にオススメです!
基本情報技術者試験
転職にあたってオススメのもう一つの資格が、こちらの「基本情報技術者試験」です。
こちらも経済産業省が行っている国家試験となります。
面接でいくら「ITに関する基礎的な技術がある」とアピールしても、面接官には具体的にどれほどのレベルの技術があるのか伝わりづらいですよね。
この基本情報技術者試験は、国がITに関する基礎的な技術があることを証明するためのものですので、この資格があることで、面接官は応募者のレベルをより具体的に理解できるようになります。
難易度は先程の「ITパスポート」と比較するとやや高めですが、1日2時間程度勉強をすればおおむね3ヵ月から4ヵ月程度で取得可能な、初心者にもオススメのものです。
以上解説した2つの資格をもっていれば、たとえ未経験者であっても採用される確率はグンとあがります。
ぜひ取得をめざしましょうね!
未経験でプログラマーに転職するにはエージェントのサポートも
ここまでは未経験者がプログラマーに転職するためのさまざまなヒントや情報を解説してきました。
ここで忘れてならないものが「転職エージェント」です!
未経験の分野への転職活動をする上では、転職エージェントサポートは必須のものといえます。
自分一人で求人を探すのは、時間の面でも体力の面でも困難です。
プロの支援を受けることで、より転職活動がスムーズになりますよ!
また、転職エージェントは一つだけではなく、複数登録するのがオススメです。
特に今回のように未経験でプログラマーという専門性の高いお仕事に転職するとなるとなおさらです。
以下に、オススメの転職エージェントをご紹介します。
上手に活用して、ぜひ転職を成功させてくださいね!
type転職エージェント
type転職エージェントの特徴
- 全国のさまざまな業界・職種に対応
- 中でもIT、ハイクラス、営業職、女性の転職支援に強み
- サービス開始から25年以上のノウハウ
type転職エージェントは、さまざまな業界・職種に対応していますが、中でもIT、ハイクラス、営業職、女性の転職支援を強みとしています。
プログラマーとして転職を考えている方はもちろん、幅広い求人の中から最適な職場を探したい方にもおすすめです。
またそれぞれの分野に豊富な経験を持つキャリアアドバイザーがいる、サービス開始から25年以上のノウハウがある、といった点も魅力となっています。
Direct type(ダイレクトタイプ)
Direct type(ダイレクトタイプ)の特徴
- ITエンジニアに特化したスカウト型の転職サービス
- スカウトを待つだけでOK
- 自分のペースで転職活動が進められる
「Direct type(ダイレクトタイプ)」は、ITエンジニアに特化したスカウト型の転職サービスです。
株式会社キャリアデザインセンターが運営しており、同社は「type」ブランドの転職サイトや転職エージェントでも知られています。
豊富な経験とネットワークを活かし、エンジニアにとって最適な転職支援を提供中です。
キャリアアドバイザーはいないので、自分のペースで転職活動が進められます。
転職ドラフト
転職ドラフトの特徴
- エンジニア向けの競争入札型転職サービス
- エンジニアを探している企業から、年収条件付きの指名が来る
- 年収アップしやすい
- 経験者におすすめ
「転職ドラフト」は、競争入札型の転職サービスです。
特にITエンジニアを対象としています。
自分のレジュメを登録しておくと、エンジニアを探している企業から、年収条件付きの指名が来るシステムです。
レジュメに対するレビューとフィードバックがあり、企業に効果的なアピールができるようサポートしてくれます。
doda
求人数 | 約260,000件 |
---|---|
対応地域 | 全国47都道府県 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
まずオススメのものの一つが、転職サービス大手の一つ「doda」です。
応募したい会社のイメージを丁寧にヒアリングしてくれるだけではなく、履歴書の上手な作成や面接のコツなど、転職活動に必要不可欠な事に関しても丁寧なアドバイスがうけられます!
求人数の多さも業界屈指を誇り、中でもIT業界の求人が多いことも特徴です。
面接対策などのエージェントサービスも手厚いので、初めての転職でも安心!
他にも年収査定やレジュメビルダーなど転職準備のコンテンツが充実しています。
ぜひdodaを利用してみてくださいね。
レバテックキャリア
レバテックキャリアの特徴
- コンサルタントがエンジニア出身
- キャリアコンサルタントの徹底サポート
- 内定率が高い
プログラマー、システムエンジニアなど、IT業界に特化した転職エージェントとして評価の高いものの一つが、こちらの「レバテックキャリア」です!
経験者はもちろん、未経験者でも応募可能な求人が豊富にあるため、初めてプログラマーを目指す方にもオススメな転職エージェントのひとつですよ!
転職をサポートしてくれるコンサルタントは、エンジニア出身なので現場ベースでの情報を共有してもらえます。
また内定率が高いこともあり、エンジニアに転職したい方にはおすすめです!
ぜひレバテックキャリアを利用してみてくださいね。
マイナビITエージェント
マイナビエージェントITの特徴
- 業界トップの求人数
- 非公開求人が多い
- コンサルタントの手厚いサポート
3つめにオススメするのが、こちらの「マイナビITエージェント」です!
名前の通りIT業界に焦点を絞った求人を取り扱っていて、プログラマーのお仕事に関しても様々な分野のものが用意されています。
業界トップクラスのIT求人を取り扱っており、いろいろな求人を見てみたいという方にもおすすめです。
また無資格・未経験でも転職できる求人を豊富に取り扱っています。
コンサルタントも手厚くサポートしてくれるので、安心して利用できますよ。
ぜひマイナビITエージェントの利用を検討してみてくださいね。
まとめ〜未経験からプログラマーになるには〜
この記事では未経験者がプログラマーへ転職するために役立つ様々な情報を解説してきました。
記事の冒頭でも述べた通り、いまやプログラマーというお仕事は、社会にとって大変重要なものの一つです。
とくにIT人材不足が深刻な日本では、一人でも多くのIT人材を輩出することは、大変重要な課題の一つでもあります。
記事でも述べた通り、未経験でもプログラマーに転職することは可能です!
この記事を参考に、ぜひプログラマーへの転職を成功させてください!