ITの技術が発展し続けることにより、それらに関わる仕事への需要が高まる今、セキュリティエンジニアも注目されている職業の一つです。

また、さまざまなITに関わる職種がIT技術を支えていますが、なかでもセキュリティエンジニアはどのような仕事をしているのでしょうか。

今回は、セキュリティエンジニアへ転職を検討している方に向けて、おすすめの転職エージェント・サイトを徹底解説します。

あわせて、セキュリティエンジニアに求められるスキルや仕事内容も詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

セキュリティエンジニアにおすすめの転職エージェント・サイト19選

転職活動をするほとんどの求職者が転職エージェントを利用する近年では、多くの転職エージェントやサイトが普及しており、どの転職サービスを利用すべきか決められない方も少なくありません。

ここからは、セキュリティエンジニアへの転職に役立つ、おすすめの転職エージェント・サイトを紹介します。

転職サービス選びでお悩みの方は、ぜひ以下を参考にしてください。

type転職エージェント

転職ドラフト

転職ドラフトは、自分のレジュメを登録すると、複数の企業から条件付きスカウトが届く仕組みです。

より条件がいいスカウトを受けられる、競争入札形式を採用しています。

年収アップを見込みやすいです。

また、内定が出る前に年収や業務内容を提示してもらえるので、選考が進んでから「こんなはずではなかった」とギャップに悩む可能性も少なくなっています。

他のエンジニアの情報も参照可能です。

年収アップを目指すセキュリティエンジニア経験者におすすめとなっています。

レバテックキャリア

運営会社	レバテック株式会社
求人数	約22,000件
対応している地域	首都圏
利用料金	無料
エージェントによる転職サポート	あり

レバテックキャリアは、今回紹介する転職サービスの中で、特にITやWebに関連する業界への転職に特化している転職エージェントです。

これまでの転職支援実績が豊富であることから、転職に関するノウハウや知識を多く持っているため、質の良いアドバイスがもらえるのが魅力。

また、一般的に公開されている公開求人の他に、レバテックキャリアの利用者限定の非公開求人も多く取り扱っているため、自分では見つけられないようなレアな求人の紹介にも期待できるエージェントです。

ワークポート

運営会社	株式会社ワークポート
求人数	約72,500件
対応しているエリア	全国
利用料金	無料
エージェントによる転職サポート	あり

ワークポートは、今回紹介する転職サービスの中でも、なるべく早く転職先を決めたい方におすすめの転職エージェントです。

ワークポートは登録するとその日中にスタッフから面談の連絡がくるため、求職者を待たせることなくスピーディーに転職活動を進められるのが特徴です。

また、紹介してもらえる求人のジャンルや数が豊富であり、幅広い選択肢の中から企業を選び出せるのも魅力の一つ。

比較的20〜30代向けの求人が多いので、新卒や第二新卒の若年層の方でも安心して利用できます。

doda

運営会社	パーソルキャリア株式会社
求人数	約200,000件
対応しているエリア	全国
利用料金	無料
エージェントによる転職サポート	あり

dodaは、今回紹介する転職サービスの中で、業界トップクラスの求人数を抱える転職サイトです。

サイトとエージェントの両面性を持ち備えていることから、希望すれば担当のエージェントから手厚いサポートが受けられるのも魅力。

また、年齢や住んでいる地域に問わず誰でも対応してもらえるので、利用する転職サービスにお悩みの方は、まずdodaを登録すると良いでしょう。

ビズリーチ

運営会社	株式会社ビズリーチ
求人数	約87,000件
対応しているエリア	全国
利用料金	無料(一部有料)
エージェントによる転職サポート	ヘッドハンターによる

ビズリーチは、今回紹介する転職サービスの中で、特にハイクラス求人に特化している転職エージェントです。

ビズリーチに登録すると、まずは企業とのマッチングに必要な職務経歴やスキルを記入するフォームが出てきます。

登録後は、優秀なヘッドハンターがそれらの情報をもとに企業を見つけ出してくれるので、求職者はスカウトを待つだけ。

登録さえしてしまえば、あとはヘッドハンターもしくは企業からのオファーを待つ仕組みなので、忙しい方でも便利に利用できる転職エージェントです。

パソナキャリア

運営会社	株式会社パソナ
求人数	約36,000件
対応しているエリア	全国
利用料金	無料
エージェントによる転職サポート	あり

パソナキャリアは、今回紹介する転職サービスの中で、年収アップを目指せると話題の転職エージェントです。

さらには、女性の転職支援にも非常に力を入れていることから、ライフスタイルが変化しやすい女性でも、比較的希望に近い企業に出会えるのが強みです。

また、未経験者募集案件も多く取り扱っているので、未経験の方にもおすすめできる転職サービスです。

リクルートダイレクトスカウト

運営会社	株式会社リクルート
求人数	非公開
対応しているエリア	全国
利用料金	無料
エージェントによる転職サポート	あり

リクルートダイレクトスカウトは、今回紹介する転職サービスのなかで、大手求人や優良企業の求人を多く取り扱い、年収アップを目指す方におすすめの転職サイトです。

また、リクルートダイレクトスカウトは主にスカウト制で、登録した後はヘッドハンターが企業とのマッチングを行ってくれます。

さらには、自身でヘッドハンターの選択をできるのも、リクルートダイレクトスカウトの魅力。

自分のペースで時間をかけてじっくり企業を選びたい方、忙しくてまだ転職活動に集中できない方に、おすすめの転職サイトです。

リクルートエージェント

運営会社	株式会社リクルート
求人数	約700,000件
対応しているエリア	全国
利用料金	無料
エージェントによる転職サポート	あり

リクルートエージェントは、今回紹介する転職サービスのなかで、最も求人数が多く、会社の規模が業界ナンバーワンの転職エージェントです。

保有求人数は、公開求人と非公開求人を合わせて60万件超え。幅広いジャンルや職種から企業を選択することが可能です。

また、これまでの支援実績も数多く積んでいることから、ノウハウや経験を活かした質の良いサポートが受けられます。

手厚いサポートを受けたい方、幅広い選択肢の中から自分に合った企業を見つけたい方に、リクルートエージェントはおすすめです。

ウズキャリIT

運営会社	株式会社UZUZ
求人数	非公開
対応しているエリア	全国
利用料金	無料
エージェントによる転職サポート	あり

ウズキャリITは、今回紹介する転職サービスのなかで、未経験でもIT業界を目指しやすい環境が整っている転職エージェントです。

ウズキャリITでは、未経験者が少しでもITに関する知識を身につけるために、無料の動画教材やセミナーを提供しているのが特徴です。

また、ベンチャー企業から中小企業、大手企業まで幅広い会社規模の求人を取り扱っているため、自分の理想の働き方に合った選択ができます。

ただ、未経験者や20代の若年層向けの転職エージェントなので、その他の年代の方は他の転職サービスと併用しながら利用するのがおすすめです。

Webist(ウェビスト)

運営会社	株式会社クリーク･アンド･リバー社
求人数	約9,500件
対応しているエリア	全国
利用料金	無料
エージェントによる転職サポート	あり

Webistは、今回紹介する転職サービスのなかで、ITやWeb業界への転職支援に特化している転職エージェントです。

さらには、大手企業や優良企業などの求人を多く取り扱っており、求人数はそれほど多くないのにも関わらず、紹介してもらえる求人の質が良いことで人気を集めています。

ただ、求人は都市部に集中している傾向にあるため、地方への転職をお考えの方は注意が必要です。

Midworks

運営会社	株式会社 Branding Engineer
求人数	約9,400件
対応しているエリア	東京都/千葉県/埼玉県/神奈川県
利用料金	無料
エージェントによる転職サポート	あり

Midworksは、今回紹介する転職サービスのなかで、多数の独占求人を抱えているエージェントの一つです。

Midworksでは、一般的に公開されている求人情報の他に、Midworks登録者しかみることのできない非公開求人を多く取り揃えています。

非公開求人に応募するメリットは、競争率が低い点。常に新しい求人情報を取り入れ、見逃さないようにすることが大切です。

特にITエンジニアやデザイナーなどに特化しているエージェントなので、セキュリティエンジニアを目指している方にもおすすめです。

ギークリー

運営会社	株式会社Geekly
求人数	約20,000件
対応しているエリア	全国
利用料金	無料
エージェントによる転職サポート	あり

ギークリーは、今回紹介する転職サービスのなかで、ITやWeb、ゲーム業界に特化している転職エージェントの一つです。

ギークリーの強みは、書類作成代行を行ってもらえること。

転職活動では、選考に関わるさまざまな書類を作成しなければならないことが多く、億劫に感じる方も少なくありません。

ギークリーでは、転職活動のプロが丁寧に書類作成の代行を行ってくれるため、忙しい方でも安心して任せられます。

また、専門性の高いエージェントによるサポートが受けられるので、選考通過率も上げられること間違いなしです。

セルプロ転職

未経験者向けか経験者向けか

セキュリティエンジニアに転職したいが未経験だという場合、未経験者でも応募可能な企業がある転職サイトを選びましょう。

たとえばdodaのような、他の職種の求人も取り扱っている総合型転職エージェント・転職サイトは、未経験者でも応募可能な求人を比較的多く取り扱っている傾向があります。

経験者の場合は、エンジニアやIT業界に特化した転職エージェント・転職サイトがおすすめです。

これらの特化型サービスのアドバイザーは、専門的な知識や経験が豊富なため、より有益なサポートを提供してくれます。

またスカウト型の転職サービスも経験者向けであることが多く、あなたの経験・スキルに応じた年収アップ・キャリアアップを目指しやすいので、経験者におすすめです。

セキュリティエンジニアの求人数が多い

求人数が少ないと理想的な職場に出会えない可能性が高いので、求人数が多い転職エージェント・転職サイトを選ぶのがおすすめです。

大手の総合型転職エージェント・転職サイトは、セキュリティエンジニアの求人数も豊富な傾向にあります。

もし業界特化型のサービスやスカウト型のサービスを利用して、思うような求人がないと感じた場合は、大手の総合型転職エージェント・転職サイトとの併用も考えるといいでしょう。

なお、多くの転職エージェント・転職サイトは非公開求人を扱っており、会員登録すると、これらの一般には公開されていない求人情報にアクセスできます。

会員登録は基本的に、どの転職エージェント・転職サイトでも無料です。

まずは気軽に会員登録してみてください。

サポートが手厚い

多くの転職エージェントは、書類添削や面接対策などもおこなってくれます。

ただサポートしてくれる範囲は転職エージェントによって違いがあるので、「できるだけ多くのサポートを受けたい」と思っている人は、サポートの手厚さを比較して選ぶことも重要です。

特にブランクがある人や転職に慣れていない人は、サポートが充実している転職エージェントを選ぶと心強いでしょう。

セキュリティエンジニアにおすすめの転職エージェント・転職サイト利用の流れ

転職エージェントを初めて利用する方にとっては、どのような流れで利用するのか気になる方も少なくないでしょう。

転職エージェントの利用の流れは、利用するエージェントによっても異なることが多いですが、基本的には同じです。

ここからは、転職エージェントの一般的な利用の流れを7つのステップに分けて解説します。
転職エージェント・転職サイト利用の流れ

1. 転職エージェント・転職サイトを選択し登録
2. 転職エージェントと面談
3. 求人紹介を受ける
4. 応募書類の準備
5. 面接の日程調整
6. 面接対策を受ける
7. 内定後のフォロー

1.転職エージェント・転職サイトを選択し登録

まずは、自分の希望のサポートが受けられそうなエージェントを選択し、登録します。

職務経歴やスキル、資格など、フォームの指示に合わせて入力していきましょう。

2.転職エージェントと面談

登録が終わると転職エージェントと面談をします。

面談では、希望する職種や業界、勤務地、給与、スキルなどを伝えます。

エージェントは、それらの情報をもとに求人情報や転職のアドバイスをするので、全て正直に細かく伝えることがおすすめです。

3.求人紹介を受ける

担当のエージェントは、希望条件に合った求人情報を提供してくれます。

気になる企業には積極的に応募し、自分自身でも企業の情報を集めることが大切です。

4.応募書類の準備

応募する企業に提出する履歴書や職務経歴書、自己PRなどの書類をエージェントのサポートを受けながら準備します。

中には、作成代行を行っているエージェントもあるため、利用しているエージェントのサポート内容を確認しておくと良いです。

作成代行を行っているエージェントの場合は、作成の手間を省けるので、企業からの次の選考の連絡を待つだけです。

5.面接の日程調整

多くの転職エージェントでは、担当者が企業と面接の日程決めなどのやりとりをしてくれます。

そのため、複数の企業の面接予定がある方でも、担当者が調整してくれるので安心です。

6.面接対策を受ける

転職エージェントでは、ただ求人を紹介するだけでなく、面接対策を行っているところが多くあります。

そのため、面接前にエージェントから面接対策のアドバイスを受けることができるので、自信を持って面接に挑めるでしょう。

また、面接当日にエージェントが同席する場合もあります。

7.内定後のフォロー

内定が出た後も、エージェントからのフォローを受けられる場合があります。

入社日の調整や退職手続きのアドバイスなどを受けられるので、初めての転職活動でも心配ありません。

入社日まで気を抜かずに、しっかりと準備を整えておきましょう。

セキュリティエンジニアに強い転職エージェント・転職サイトを利用するメリット

転職活動をする方の中には「転職活動は自力でもできるのでは？」と、転職エージェントを利用する理由を疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

転職エージェントの利用では、自分では見つけられないようなレアな求人に出会える、より効率的に転職活動を進められるなど、さまざまなメリットがあります。

ここからは、転職エージェントを利用するからこその3つのメリットを紹介します。

転職活動の手間が省ける

転職エージェントを利用すると、求人情報の収集、書類作成や面接の手配などの手間を省けるなどのメリットがあります。

また、転職エージェントによっては、転職先を探す作業を全て代行してくれる場合もあります。

このことから、自分で転職活動をする場合に比べて、効率的に転職活動を進めることができます。

現職を続けながら転職活動を行う方、何から始めていいのかわからない方に、転職エージェントの利用は非常におすすめです。

書類添削や面接対策が受けられる

転職エージェントを利用すると、面接対策や転職に関するアドバイスを受けられるのがメリットです。

転職エージェントは、転職活動のプロフェッショナル。

面接の対策やアドバイスを受けることで、自分自身の強みをアピールする方法や、面接での落とし穴などを事前に知ることができるのが魅力です。

また、エージェントからのフィードバックを受けられるので、自分自身の言動や動作を改善することができます。

このことから、転職エージェントを利用すれば、より転職活動を成功に導くことができると言えます。

非公開求人を紹介してもらえる

転職エージェントに登録すると、一般的には公開されていない非公開求人にアクセスできるのがメリットです。

多くの転職エージェントでは、登録すると企業が公開していない求人情報にアクセスできます。

そのため、自力では出会うことのできない、レアな求人に出会える可能性が高まるのが強みです。

また、非公開求人の応募では、競合率が低いことが多いため、転職成功の可能性を高めることができます。

セキュリティエンジニアに強い転職エージェント・転職サイトを利用する際の注意点

面接対策ができたり、非公開求人にアクセスできたりと、転職成功率をアップさせられる転職エージェントの利用には、注意しなければならない点もいくつか存在します。

ここからは、より転職エージェントの利用で転職を成功させるために、事前に知っておくべき3つの注意点を紹介します。

複数のエージェントに相談する

転職エージェントを利用する際には、一つのサービスに絞らず複数のエージェントに相談することが大切です。

複数の転職エージェントに相談することで、より多くの求人情報を収集し、自分自身に最適な求人を見つけることができます。

ただし、複数のエージェントに登録する場合は、重複して求人情報が提供される可能性があるため注意も必要です。

自分でも求人情報を収集する

転職エージェントを利用する場合には、自分自身でも求人情報を収集することが大切です。

転職エージェントを利用すると、どうしてもエージェントに頼ってしまいがちになり、自分自身で行動しなくなってしまう方もすくなくありません。

エージェントから提供される求人情報だけに頼ってしまうと、自分自身の希望条件に合った求人情報を見逃してしまうことがあります。

自分自身でも積極的に興味のある求人情報を収集し、より多くの選択肢を持てるように努力が必要です。

セキュリティエンジニアの仕事内容

セキュリティエンジニアとは、情報セキュリティに関する専門知識を持ち、情報セキュリティにおける問題解決を行うために必要な技術的能力を持つエンジニアのことです。

セキュリティエンジニアは、主にコンピューターシステムやネットワークに関するセキュリティリスクを特定し、そのリスクを軽減するための対策を実施。

また、脅威や攻撃の検出、分析、対応なども担当します。

具体的な仕事内容としては、システムやネットワークのセキュリティ設計、構築、監視、メンテナンスなどが挙げられます。

セキュリティエンジニアは、情報セキュリティの重要性が高まる現代社会において、企業や組織において欠かせない存在です。

ここからは、セキュリティエンジニアの仕事内容を大きく3つに分けて解説します。

1. 企画・提案
2. 設計・実装
3. テスト・運用・保守

企画・提案

セキュリティエンジニアの仕事内容には、プロジェクトの企画・提案が含まれます。

セキュリティエンジニアは、情報セキュリティを確保するために、システムやネットワークに対するウイルスなどの脅威を予防・検知・対応するのが仕事。

そのため、セキュリティポリシーの策定やセキュリティ対策の企画・提案を行うことも重要な役割の一つです。

企画・提案には、セキュリティ対策の要件や課題を把握し、その解決策を提案すること、セキュリティ対策の改善点を見つけ出し、適切な施策を実施することが求められます。

これらのことから、セキュリティエンジニアは、技術的な知識だけでなく、ビジネス的な視点やコミュニケーション能力も必要とされています。

設計・実装

セキュリティエンジニアではプログラムの設計・実装も仕事内容の一つとして行われています。

また、セキュリティポリシーやガイドラインを策定し、それを実装することで、セキュリティレベルを高められます。

設計・実装段階でのセキュリティ対策は、その後の運用段階でのトラブルを減らすことができるため、セキュリティエンジニアの重要な役割の一つです。

テスト・運用・保守

セキュリティエンジニアは、プログラムを完成したあとにテスト・運用・保守を行うのが基本です。

セキュリティエンジニアでは、実装したセキュリティ対策が適切に機能しているかどうかをテストしなければなりません。

また、セキュリティインシデントが発生した場合には、その原因を追究し、適切な対応を行う必要があります。

運用や保守では、システムやネットワークの状況を監視し、セキュリティの脆弱性を常に把握しておくことが重要。

ITの需要が高まっている今では、セキュリティの運用や保守にもセキュリティエンジニアの技術が必要とされている傾向にあります。

これらのことから、セキュリティエンジニアとして活躍するためには、テスト・運用・保守においても高い技術力や知識を身につけておかなければならないでしょう。

セキュリティエンジニアの転職事情

セキュリティエンジニアの平均年収は約596万円です。

また、セキュリティエンジニアには需要と将来性があり、転職によって年収アップやキャリアアップが期待できます。

セキュリティエンジニアの平均年収は約596万円

求人ボックスの2023年掲載情報によると、セキュリティエンジニアの平均年収は約596万円という結果になっています。

参考:求人ボックス セキュリティーエンジニア

日本の一般企業の年収と比べると高い傾向にあり、さらには努力や実力次第でさらにアップさせられる夢のある職業です。

特に、関東や都市部では、年収の高い企業が集中しているので、年収アップを目指してセキュリティエンジニアに転職を考えている方は地域にも考慮することをおすすめします。

セキュリティエンジニアには需要と将来性がある

セキュリティエンジニアは、将来性が非常に明るい職種です。

DX化が進む現代において、個人情報漏洩やシステムダウンなどの、サイバー攻撃による被害が世界中で発生しています。

企業や組織でデータ漏洩が起きると、顧客の信頼を失うリスクが高まるため、高度な知識を持つセキュリティエンジニアによる対策が欠かせません。

セキュリティエンジニアの仕事がなくなる可能性は低く、今後も需要があるでしょう。

また、セキュリティエンジニアの仕事が完全にAI化される可能性は低いです。

AIはプログラミングを組むこともできますが、セキュリティエンジニアの仕事には、AIが対応できないクライアントとの打ち合わせも含まれます。

セキュリティエンジニア転職におすすめの資格

セキュリティエンジニアとして転職する際、必須の資格はありません。

しかし取得していると評価が高まる資格は、いくつかあります。

これらの資格は、セキュリティ関連の基礎～高度な知識を証明できるため、キャリアアップを目指す際に有利です。

さらに、セキュリティエンジニアの転職では、資格取得に加えて実務経験やスキルを強調することが重要です。

セキュリティエンジニアは未経験でも転職できる

セキュリティエンジニアは、未経験でも転職できる仕事です。

• サイバーセキュリティ人材は不足している
• 企業のデジタル化が進んでいる関係で、セキュリティ対策の重要性が増している

ただし、未経験歓迎の求人は少ない点に注意してください。

セキュリティエンジニアの未経験者向け求人は少ない

セキュリティエンジニアは失敗が許されない仕事なので、未経験歓迎の求人が少ないです。

大手転職サイト「doda」では、職種未経験歓迎のセキュリティエンジニアの公開求人は49件、業種未経験歓迎の公開求人は76件でした（2024年9月調査時点）。

一方で、doda全体のセキュリティエンジニア向け公開求人は1,864件以上です。

「セキュリティエンジニアは未経験でも転職可能だが、ほとんどが即戦力を求める経験者向けの求人で、未経験では転職しづらい」と言えます。

しかし少数ではありますが、セキュリティエンジニアを一から育成する研修プログラムが用意されている企業もあります。

dodaの求人では、ITスクールでの1～2ヵ月の研修が実施される企業も複数見られました。

未経験での転職は難しいですが、不可能ではありません。

未経験でセキュリティエンジニアになる方法

未経験で応募できるセキュリティエンジニア求人は、少数ながら存在しますが、「応募してもなかなか採用されない」と苦戦する可能性があります。

まったくの未経験でいきなりセキュリティエンジニアに転職するのは難しいと感じたら、まず基本的なITスキルを身につけるといいでしょう。

エンジニア職が未経験の人は、ほかのエンジニア職に転職し、実務経験を積む方法が一般的です。

ネットワーク、システム、アプリケーション関係の実務経験を積むことで、セキュリティエンジニアの仕事に役立つスキルや知識を実践的に身につけられます。

もしくは、社会人向けのITスクールに通い、エンジニアとしての知識を身につける方法もあります。

またセキュリティエンジニアは、常に登場し続ける新しい技術や手法を学び続ける必要がある、トラブルが起きると激務になるといった大変さもある仕事です。

未経験でセキュリティエンジニアに転職する際の面接や書類選考では、「価値のあるIT人材を目指したい」という意欲も重視されます。

セキュリティエンジニアへの転職は転職サイト・転職エージェントの活用がおすすめ

今回は、これからセキュリティエンジニアへの転職を目指す方に向けて、主におすすめの転職エージェントやサイトを紹介しました。

セキュリティエンジニアは、これからのIT技術の発展に大きく貢献し、需要が高まり続ける職業の一つです。

未経験でも目指すことは可能ですが、専門的な知識が必要な業界にはなるので、転職エージェントを利用することをおすすめします。

この記事で紹介した転職エージェント・サイトを参考に、効率よくスムーズな転職活動ができるよう、うまく利用してみてください。