長年付き合った彼氏と結婚、そしてその結婚を機に退職…。
そんなシンデレラストーリーは、昔から多くの女性の憧れでもあります。
しかし昨今の風潮では、結婚後も夫婦ふたりとも何らかの形で仕事しているのも当たり前、「専業主婦なんて甘え」なんて意見もよく耳にします。
しかし寿退社は、特に現在進行系で仕事辞めたいと思っている方にとって魅力的なもの。
実際調査では、およそ20%以上の人が、結婚とどうじに仕事をやめているというデータもあります。
とはいえ、結婚したすべての人が、仕事を辞めてしまうのが幸せかというとそうでもありません。
夫婦の状況に合わせた働き方を二人で考えて選ぶべきです。
今回は、「結婚して仕事辞めたい」の願いで仕事を辞めてしまうリスク、仕事を辞めるべき人の特徴と働き続けたほうがいい人の特徴まで調べていきたいと思います。
結婚後仕事を辞めるデメリット
まずは、今みなさんが一番心配しているところであろう、仕事を辞めるのと同時に結婚してしまうデメリット、そのリスクについて調べていきましょう。
仕事を辞めてしまうわけですから、当然そこにはリスクが潜んでいます。
寿退社には、それなりのリスクがつきまとうわけで、そのリスクを無視していきなり決断してしまうのは大きな危険性が孕んでいるのです。
仕事を辞めると収入が途切れる
どんな理由であれ、今回仕事を辞めてしまうわけですから、そこから収入が一気に0になって途切れてしまうリスクは十分理解しておくべきです。
そこまでの生活安定収入を受けていたとしても、そこからは援助なしに、夫の収入のみで生きていく覚悟が必要です。
夫が破格の高収入なら良いですが、多くの場合一般企業のサラリーマン。
収入がどれくらいあるのか、自分でしっかり理解できているはずです。
結婚前の生活とは一切変わってしまうという覚悟はありますか?
貯金が貯まらない
収入が途切れてしまうことで、将来のために貯金することができません。
生活に必要なお金を賄うので精一杯なため、貯金に回す余裕がないのです。
結果的に将来に対して不安な気持ちを抱いたまま日々生活を強いられてしまうことでしょう。
むしろ、時には家計が赤字になり、それまでの貯金を切り崩して生活するなんてこともあり得るのです。
自由に使えるお金が減る
収入がないので、自由に使えるお金もなくなってしまいます。
そのため、自分がほしいと思ったものを買えない、自分が行きたいと思った場所にも移動できない(時間もない)ということになります。
自分にとって、特に金銭的な自由を手放したくないあなたは、結婚と同時に転職するべきではないかもしれません。
お金がたくさんあるというのは、そのまま「選択肢が広い」という意味なのですから。
キャリアが途切れてしまう
仕事を辞めるということは、そこまででキャリアが途切れてしまうということです。
それまでスキルや経験を生かして、順調に出世街道を歩んでいたとしても、仕事を辞めてしまえばそこでキャリアはおじゃんです。
キャリアを生かしたまま、結婚生活を送るのは難しいです。
現在の日本は、キャリアと結婚を両立させるのが難しい国となっています。
結婚後仕事を辞めるメリット
結婚をきっかけに仕事を辞めることには、もちろんメリットもいくつかあります。
自分の中でメリットとデメリットを天秤にかけて、そのメリットは十分自分にとって価値あるものだと感じたなら、結婚で仕事を辞めてしまってもいいと思っています。
ストレスフリーな生活が手に入る
仕事を辞めるわけですから、もうそれからは仕事のことで悩む必要はなくなります。
しかも仲いい夫と暮らせる…。
ここには幸せしかありません。
寿退社してしまえば、そこからはストレスのない生活が待っています。
家事・育児に専念できる
専業主婦の仕事は主に家事や育児です。
仕事を辞めてしまえば、そこからは家事と育児に集中することができます。
とはいえ、家事や育児は思ったより大変。
それまで感じていた気苦労を、今後は家事から感じることになると思います。
ですが、仕事と家事、育児を両立する苦労を思えば良い、と思えるかもしれませんよね。
自由な時間が手に入る
仕事を辞めてしまえば、今後は自分の時間を仕事に縛られることがなく、自分のために使える自由な時間が手に入るでしょう。
それまでできなかったあれやこれやを、仕事をやめればできるのです。
時間はいくらお金を積んでも手に入らない、とても貴重な資材です。
結婚して仕事辞めたい人はどれくらいいるのか?
結婚して、実際に仕事を辞めたいと思っている人はどれくらいいるのか。
仕事辞めたい割合も調べてみましょう。
マイナビニュースによると割合はおよそ24%
2013年の記事にはなりますが、独身女性のうち、寿退社を希望する人の割合はなんと24%にとどまるという結果がでています。
日本は以前より夢みがちな女性の割合が減り、今は現実的な女性が多くなっていることがわかります。
2013年でこの結果ですから、もしかすると今ではもっとその割合が減っているかもしれません。
女性は昔のように、結婚に対して過度に夢を見ず、きちんと結婚後正しく見通しを立てていることがわかります。
調査ではまず、「仮に結婚した際、仕事を続けますか」と質問。全体で最も多く選択されたのは「夫の年収に満足しても仕事を続ける」(55.6%)だった。一方、「夫の年収に満足できれば仕事を辞める」(21.0%)、「夫の年収に満足できなくても仕事を辞める」(3.1%)と、結婚のタイミングで仕事を辞めたいという意思を示した人は全体の24.1%にとどまり、寿退職を夢見る人は少数派という結果だった。
引用:独身女性のうち、寿退社希望24%、夫の年収の希望額500万円以上は約半数
将来に不安を感じる人が専業主婦を嫌がる傾向
専業主婦が以前より少なくなっているのは、将来に対してシビアな女性が増えているからにほかなりません。
ただでさえ不安定な日本社会、ひいては世界経済。
そのなかで、夫の収入一本で暮らす専業主婦という働き方は、かなりリスキーです。
以前より女性たちは、そうした現実に気づき始めているのです。
それに、今は昔より女性の社会進出も盛んです。
企業の中において、女性の存在感が大きくなっていることもその要因といえるでしょう。
結婚と仕事の両立は難しい
とはいえ、結婚してキャリアを活かしたまま、妻として家庭を守るというその思想はなかなか叶えられません。
日本の思想には、「妻は家で家事をするべき」という思想がまだ残っています。
その思想と、「女性がバリバリ仕事する」という価値観は相容れません。
どちらかを捨てないと、どちらも手に入れることは、少なくとも現代日本では難しいです。
これが男性なら、結婚と子育ての両立が可能なのですが…。
まだまだ妻のために福利厚生など整えている企業は多くないのです。
妻の役割は多い
それもそのはず。
妻がやるべき作業、仕事はとても多いのです。
炊事洗濯から、育児、家庭内の庶務など、やりだしたらきりがありません。
ここに会社での仕事が入り込む余地はないのです。
結婚と同時に仕事を辞めるべき人
では具体的に、結婚と同時に仕事を辞めてしまったほうがいい人はどんな人なのか。
寿退社に向いている人がどんな人か、具体的に調べておきましょう。
すでに裕福
寿退社によって収入が途絶えてしまうわけですが、収入が途絶えてしまっても問題ないくらい裕福なら、仕事を辞めても問題はないです。
仕事がなくても、収入がなくても問題なく暮らせるくらいお金があるか、そこは寿退社の向き不向きを考える上でいの一番に考えるべきポイントでしょう。
お金があるということはつまり、今後の生活が成り立たなくなるリスクに対してリスクヘッジできるということなのですから…。
すぐに社会復帰できる「資格持ち」
結婚して仕事を辞めてしまったとしても、すぐに社会復帰できるくらい強い資格を持っている人は、寿退社しても問題ありません。
潰しの効く国家資格持ち、難関資格取得者は、思い切って寿退社してしまった方が、負担の少ない生活を送ることができるでしょう。
子供がいる
すでに子供がいる女性は、お子さんのために仕事を続けるべきでないでしょう。
乳幼児の段階で預かってくれる施設を探すのは現実的ではありません。
何はともあれ、子供のことを優先に考えてあげるべきです。
すでにお子さんがいる方は、少なくとも子育てが落ち着くタイミングまでは、仕事から離れるという決断が必要でしょう。
結婚後も仕事を続けるべき人
結婚した後も仕事を続けるべきな人もいます。
仕事を辞めることで、結果的に生活が苦しくなってしまうような人は、どんな形であれ仕事を続ける判断を下しましょう。
将来が不安
将来が不安なら、仕事を辞めるべきではありません。
自分の将来が大丈夫なのか不安、そんな時は行動あるのみです。
つまり、仕事を続けてください。
働いて働いて、自分の将来が絶対大丈夫だという状況になるまで、生活を落ち着けることのないようにしましょう。
ただでさえ人間は、何もしない時間が長いと色々考えて不安になってしまうものです。
将来が不安なら常に動き続けてください。
金銭的に苦しい
金銭的に苦しい方は、当然ですが仕事を辞めるべきではありません。
言うまでもなく仕事を辞めて収入が途切れるリスクは大きすぎます。
仕事をする一番のメリットは、働いた対価である収入を得られることです。
金銭的に余裕がない人が、そのメリットを捨てるという選択肢はありません。
仕事を辞めたい 結婚 まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、結婚を機に仕事辞めたいと考えている世の女性に向けて情報を提供しました。
現在の日本は、以前のように寿退社が当たり前の時代ではありません。
女性だってバリバリキャリアを積んで、男性に負けない働き方だって選べる時代です。
結婚で仕事辞めたい!と考える前に、今自分が一番やるべきことはなにか?考えてみるべきでしょう。