新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないですが、誰しも「いつ収束するのか」と悩んでいます。
しかし知っての通り新型コロナウイルスは未知のウイルス。
どういった状況で増えて、どういった状況で収まるのか、専門家にも検討がつきません。
そんな中有力視されているのが、新型コロナウイルスは夏には収束するという説です。
世界中の誰しも新型コロナウイルスの影響を受けている今、藁にもすがる思いで「夏収束」にかけたいところですが…。
どうしてコロナウイルスの夏収束が囁かれているのか
以前から根強い指示を受けているのが、新型コロナウイルス感染拡大は夏に収束する説です。
現在も世界中の人々を苦しめており、アメリカでは死者が日に日に増している状況。
夏に感染拡大が収束すればそれに越したこともないですが…。
新型コロナウイルスは日光や高温多湿に弱い説
新型コロナウイルスは、中東アジアや南米など、高温多湿の場所ではそこまで爆発的に感染拡大していません。
それを受けて、今世界では「新型コロナウイルスは強い光や高温に弱いのではないかという通説がまかり通っています。
実際の所すでに、高温多湿の状態では、ドアの取手表面などで感染力が長く持続しないことが研究結果に示されています。
これにより、夏には新型コロナウイルスの感染拡大が収まるのでは…というのが一つの説です。
確かに話だけ聞くと、説得力があるように感じてしまいますが…。
トランプ大統領も夏収束に期待
トランプ大統領も夏収束に期待を寄せています。
一刻の大統領としては、これだけ長い期間国の機能が低下している状況は看破できないので、強い言葉で「ありそうな意見」を述べているようにも見えます。
日本なら「無責任なことは言えない」として、こういった不確定な未来への期待を口にすることはないと思いますが、さすがアメリカといった感じですね。
専門家は「コロナウイルスの夏収束はない」という意見
トランプ大統領も強い期待を寄せている「コロナ夏収束論」ですが、専門家は疑問視しています。
専門家は夏には感染者増加ペース自体は落ち着くだろうが、感染リスクが完全になくなるには至らないとしています。
現在新型コロナウイルスの免疫を獲得している集団がないため、はっきりとしたことは誰も言えません。
第一に、現時点で温度が高く、湿度も高い地域で感染者が出ている時点で、「夏には収まる」という楽観的な意見はちょっと能天気すぎるようにも思えます。
Twitterでは「日光浴」が新型コロナウイルス観戦リスクをおさえるという意見が出ているが…
溜めずに吐かせて頂きますね~??❤️まだむんさまも、吐き出してくださいね❤️
日光浴、コロナウイルスが2~3分で消滅するらしいですよ?三密に気を付けて日光浴しましょう☀️— Reon.no1 (@31313110) April 28, 2020
トランプさんがコロナには日光浴だ❗️って言ってたよね??んじゃ今年の夏は海で真っ黒に焼くぞー?
— ヨコハマBJ (@COLNAGO13) April 28, 2020
誰が言い出したのか、「日光浴でコロナウイルスが消える」という意見が広まっています。
確かに紫外線に弱いウイルスは多いです。
しかし日光浴でウイルスを殺せたとしても、殺せるのは「体の表面についたウイルスのみ」。
体の中に入り込んでいるウイルスを殺すまでには至りません。
そして表面のウイルスを殺すには、手洗いすれば済む話です。
下手に日光浴して新型コロナウイルス感染リスクを高めるくらいなら、手洗いうがいの徹底をした方が予防効果は高そうです。
夏収束する場合の生活
「夏に新型コロナウイルス収束」のシナリオで生活がどうなるかを考えてみましょう。
楽しいこと、明るいことでも考えないと、今の生活気が病んでしまいます。
仕事
夏にコロナ騒ぎが落ち着けば、以前と同じく会社に出社して仕事なんてことができるようになります。
しかし以前よりソーシャルディスタンス意識が高まった現代人は、「人と人との距離感」を保つ努力をするはず。
結果、相変わらずフレックスタイム制、テレワーク対応をやめない企業が多くなりそうです。
そして結果的に、日本企業全体の働き方は大きく変わっていくのだと思います。
もし夏収束が現実になれば、社会全体が変わるスケジュールが早まることになりますが…。
転職活動
コロナウイルス騒ぎが終われば、採用活動も徐々にですが再開されるはず。
すでに多くの企業が倒産しているので、求人倍率は上がり、転職活動や就職活動は難しくなるかもしれません。
当分不景気が続くでしょうから、求人数が減ることも覚悟しておきましょう。
世界的な不況になっている現在、徐々にしか景気は戻らないのです。
教育
現在小学校などは休校になっています。
しかし夏収束ともなれば、「9月始業」も可能になります。
コロナウイルスが夏収束しない場合のシナリオ
我々は未来について考える時、「最悪のパターン」を考えておかないといけません。
コロナウイルス感染における最悪のパターンとは、今皆が夢見ている「コロナ夏収束」がやっぱり無かったケース。
夏に感染拡大が収束しない場合、どんな未来が訪れるのか。
悪い未来も予想して、その未来に対して身構えることも大切なのです。
経済は停滞
コロナウイルス感染拡大が収束しないのですから、相変わらず人は家に閉じこもったままです。
そうなると当然経済は回りません。
変わらず経済は停滞したままです。
日本は相変わらず、未曾有の大不況に苦しむことになります。
多くの失業者が出て、人々は露頭に迷い、犯罪を犯し、自殺するでしょう。
オリンピックも再延期または中止
東京オリンピックは「1年延期」を決定していますが、延期なんて話ではありません。
1年後の7月に新型コロナウイルス感染が完全に治まっているか疑問ですし、オリンピックともなれば大勢の人が移動します。
再びウイルスが世界中に撒き散らされる自体になりかねません。
オリンピックは延期どころか中止もあり得ます…。
オリンピックが中止になれば、6回目の中止となります。
ですが過去の中止理由はいずれも「戦争」による中止です。
今回コロナウイルス感染拡大でオリンピックが中止になれば、戦争以外の理由で中止されたはじめてのオリンピックということになります。
中国とアメリカが戦争
新型コロナウイルスは中国から広まったウイルスとされています。
そのため、今世界中から中国へのヘイトが溜まっている状況です。
特に憎しみを向けているのが、世界でも特に感染者数、死亡者数が多いアメリカです。
中国も中国で、「HIVはアメリカから生まれたが責任はとってない」などと反論しており、お互いすでに憎み合っている状況です。
アメリカの空母内で新型コロナウイルス感染が起こるなど、中国にとって戦争をしかけるには皮肉にも絶好のタイミングとなっています。
仮に夏コロナウイルス感染拡大が治まったとしても「季節性」の病気になる可能性あり
もしも、トランプ大統領の期待通り「夏に新型コロナウイルス感染収束」があったとします。
そしてじょじょに社会機能が戻ってきて、人々は街に出かけるわけです。
しかし新型コロナウイルスは完全になくなったわけではなく、季節性の感染リスクがあるウイルスである可能性があるので、「寒くなってきたころ再び感染爆発」なんてことも十分ありえるのです。
順調にいっても、新型コロナウイルス感染がおさまるのには2,3年かかるなんて意見もあります。
「夏にはなんとかなってるだろ」なんて甘い気分でいると、あとあと自分の首を占めるような悪い未来が到来する可能性もあるのです。
新型コロナウイルス夏には収束するのか まとめ
新型コロナウイルス感染拡大は夏に収まる試算があることを、アメリカのトランプ大統領が打ち出しています。
しかし専門家はその意見には慎重な意見。
私個人としても、「コロナも夏には治まってるやろ」なんて楽観的なことを考える気にはちょっとならないですね…。