近年、リモートワークの普及などにより、一度都心で就職や進学をした方がもう一度、地元に帰ってくる「Uターン就職」を選ぶ方が増えてきています。
しかしその反面、「地方に実際に住んでみて逆に後悔した」「思ったような生活にならなかった…」となるパターンも!
さらに、住む場所も働く環境もガラッと変わるため、かえって給与や待遇が変わって苦労する方も多くいます。
そこで今回は、Uターン就職に潜む意外な落とし穴と、後悔しないために抑えておくべきポイントについてご紹介します。
Uターン就職者は補助金や助成金を利用しよう!制度の内容を解説します!
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「Uターン就職」で大きく変化すること
「Uターン就職」では引っ越しを伴うため、住む環境や自分自身のライフスタイルがガラッと変わります。
①環境
都心からどのくらいの距離離れてしまうのかにもよりますが極端な話だと、都心から北海道や沖縄などに引っ越しをするのであれば、気候の変化がかなり大きく変わります。
気候が変 われば、それに対応した家づくりや都心で暮らしていたときと比べて、新たな対策によって 費用が掛かることもあります。
②ライフスタイル
「Uターン就職」は家族がいる場合、自分以外の環境も変えることになります。
特に、パートナーも仕事をしているのなら転職を余儀なくされますし、子供の習い事や学校、日々のお買い物の場所や休日の過ごし方などもガラッと変わります。
自分の転職場所が理想的であっても、一緒に住む人が上手くいくとは限らないので、しっかりと話し合いをする必要があります。
「Uターン就職」の流れとは?
一般的な「Uターン就職」の流れとしては、Uターンする地域の求人を探し、内定をもらってから引っ越しや退職の手続きを行います。
1人の場合は全て独断で決められますが、パートナーや子供がいるのであれば必ず事前に確認やライフスタイルが変わること、住む場所や就職先の条件面などを相談しなければいけません。
また、1人であっても家族がいたとしても、就職活動と引っ越しの順番を逆にしてしまうと、万が一決まらなかったときに対応しづらくなります。
ですので、この手順は間違わないように気を付けてください。
「Uターン就職」で後悔しやすいパターン4つ
いいことしかないのでは?と期待してしまうUターン就職ですが、実際に住んでみて「後悔してしまった…」というケースは実は少なくありません。
ここではUターン就職をした多くの方 がハマってしまった思わぬ落とし穴について4つご紹介します。
①収入が減ってしまった
悲しいことに、都心から地方への転職によって、全体的な収入が減ったというケースはよくある話。
厳密にいえば職種によっても変わりますが、いわゆる高給のお仕事は都心に比べ、地方の方がかなり少なく、平均賃金にも差があります。
ですので、年収に換算すると何十万何百万 といった落差が生じてしまうのです。
また、大企業から中小企業に転職するのであれば、福利厚生の面でも家賃補助などがなかったりする企業もたくさんあります。
②そもそも求人数が少ない
やはり地方は都心に比べ、人口がそもそも少ないといった特徴があります。したがって、そもそも会社数や求人数が限られ、就職活動自体が難しい傾向にあります。
転職では現職よりもいい環境で働きたいと考えられる方がほとんどでしょうが、都心で探すよりも自分の理想に近い会社を見つけるのは至難の業だと言えるでしょう。
また、地方で働くとなると営業であっても、関わる企業もまた少なかったり、裁量は広いですが、大きな仕事を任される機会はきわめて低くなります。
ですので、転職を機にキャリアアップや年収アップを重視する方にとっては、かなり狭き門になることを念頭に置いて就職活動をする必要があります。
③人間関係がめんどくさい
都心住みでは近隣住民とのかかわりがほとんどなかった方でも、地方住みになるとこういった近所づきあいは避けられないものとなります。
特に、これまでの地本に変える「Uターン就職」の場合だと学生時代の友人や知人、会社での付き合いなども顕著に影響するでしょう。
さらに、地方によってはUターン就職者への偏見や男尊女卑の考えを持つタイプの方とも付き合っていかなければなりません。
際に移り住んだ方の中には、「干渉しあわないほうが良い」と後悔する人もいます。
④環境面での選択肢が減った
地方では人口が少ないがために、公共交通機関や遊べる場所も変わってきます。
例えば、都心では徒歩で気軽にコンビニやスーパーに行けたとしても、地方では車を使わないといけない場所にあったり、営業時間が限られたりするなど。
ですので、車をそもそも持っていない方にとっては、都心で済むよりもかなり不便に感じるシーンが増えることが予想されます。
また、お子さんがいる場合も、都心ほど地方は進学先が限られていたり、教育面に特化した場所が少ないため、やはりそこでも教育格差が生じる可能性もあります。
「Uターン就職」で失敗を減らすポイント
では、「Uターン就職」で失敗を減らすためには、どういったポイントを抑えればいいのでしょうか。
ここでは大きく3つのポイントをご紹介していきます。
①引っ越し先の優先順位を決めておく
「Uターン就職」では、一般的な就職活動と異なり、就職する企業だけではなく住む場所についてもよく吟味しなければいけません。
いくらいい条件の企業があったとしても、居住地の アクセスや環境面をおざなりにしてしまうと、実際の生活で苦労をすることになります。
だからこそ、Uターン就職をするのであれば働く場所も大切ですが、「どんな生活をしていきたいか」を具体的にイメージするようにしましょう。
そして、自分の中で金銭面や周辺の環境面など、妥協してもいい点や優先順位をはっきりしておけば、比較的ギャップも生まれにくくなるはずです。
②転職先の待遇・環境面をしっかり把握しておく
Uターン就職を少しでも有利に進めたいのなら、転職先の待遇面や地元の環境を改めて把握するようにしましょう。
先の説明では、地方は収入が下がりやすいと述べましたが、もしあなたが金銭面ではなく自由な時間を取ることを優先したいのであれば、地方での暮らしの方が合っているかもしれません。
例えば、家族との時間を大切にしたいと考える方は、地方でリモートワークができる企業を探してみて下さい。
また、地元に戻るからある程度の勝手がわかっているといえども、やはり何年か空いているだけでも周辺の環境や生活状況が大きく変わっている可能性もあります。
ですので、家賃や実際に住もうと考えている場所の雰囲気などは、当時のままのイメージでなく、改めて実際に赴くなどしてしっかりと自分の目で確認してみて下さいね。
③長期的なライフプランをイメージする
Uターン就職で後悔しないためには、数年後だけではなく、5年や10年など長期的に見て将来性があるかどうかイメージできるかが大事なポイントになります。
特に、単身ではなく子供やパートナーともども移動するのであれば、教育面や就職面、金銭面などをよく考えなければいけません。
つまり、ただ単に住みやすそうだからと決めてしまってはいけないということですね。
一見、都会よりも地方の方が生活費が抑えられると思いがちですが、都会と違って、買い物をする場所が限られています。
さらに、そこに行くまでの交通費でかえって出費がかさむケースもあります。
このように、転職や引っ越しはその後の人生が大きく変わるきっかけとなるため、何年後も自分が住み続けられそうか、自分の家族にとっても住みよい場所かどうかを相談してから 決めるようにしましょう。
都会と地方に住む際のメリット・デメリットを比較することが大事!
都会と地方に住む際には、メリットとデメリットを比較することが大事です。
地方に移り住む際のデメリットは以下の通りです。
- 会社の規模が小さくなり、待遇が悪くなる可能性がある
- 上場企業や大企業が少なく、キャリアアップが望めない
- 人間関係が閉鎖的であり、新しい出会いがない
- 都会と比べて地域とのつながりが多く、干渉したくない人には辛い
- 遊ぶ場所やスーパーなど、娯楽が限られている
反対に、地方に住むことでのメリットには以下のものが挙げられます。
- 子供や親など家族が近くにいるので安心できる
- 「子育て支援」「移住支援金制度」を受けられるところがある
- 1人でもプライベートな時間を取りやすい
- 人口が少ないので、教育面や就職面での倍率が低い
都会に住む中で感じていたストレスなどが、地方で住むことによって解消されることが分かっていたり、デメリットよりもメリットの方が多いと感じられるのなら、地方での暮らしにむいているかもしれませんね。
新卒でのUターン就職を成功させたい!疑問点や不安点を解消します
Uターン就職におすすめのサイト・エージェント
最後にUターン就職におすすめのサイト・エージェントを紹介します。
具体的におすすめのサイト・エージェントは以下の通りです。
- doda
- リクナビNEXT
これらについてそれぞれ解説します。
dodaエージェント
求人数 | 約260,000件 |
---|---|
対応地域 | 全国47都道府県 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
dodaエージェントの特徴
- 取り扱い求人数が桁違い
- エンジニア・技術職・営業の求人が多い
- 面接対策などのエージェントサービスも手厚い
- 年収査定やレジュメビルダーなど転職準備のコンテンツが充実
- 転職フェアなども豊富
dodaは取り扱っている求人数がけた違いに多いです。
そのためUターン就職・転職に向いている求人も見つけやすいのが特徴的です!
面接対策や履歴書の添削等いろいろ対応してもらえるので、安心して利用できます。
ほかにもエージェントサービスも手厚いと定評があるので、ぜひ利用してみてくださいね。
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dodaのエージェントは転職におススメのサービス!評判・口コミを徹底解説
リクナビNEXT
リクナビNEXTの特徴
- 求人数が多い
- 若年層向けの求人に強い
- スカウトサービスがある
リクナビNEXTにはキャリアアドバイザーによるサポートはありません。
しかし掲載されている求人の数はトップクラスなので、非常におすすめ!
マイペースに就職・転職活動を進めたいと考えているのであれば、ぜひ利用してみてくださいね。
キャリアアドバイザーによる求人紹介はありませんが、スカウトサービスはあるので効率的に進めることはできます!
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まとめ~引っ越しを伴う転職は思い通りにならないこともある!~
今回は、「Uターン就職」で失敗しやすい意外な落とし穴や、Uターン就職において後悔しないためにチェックすべきポイントなどについてご紹介してきました。
「Uターン就職」では、仕事内容だけではなく、環境と自分や家族のライフスタイルがガラッと変わります。
例えば、これまでは電車通勤が主だったのに対し、地方になると車が必須に!
そういった関係から、都会では徒歩圏内でスーパーやショッピングができる商業施設があるものの、地方では手軽に遊びに行けなくなることが予想されます。
よく「Uターン就職」で後悔してしまうところと言えば、そういった環境面の変化に対応できないことのほかに、人間関係の構築や就職先の条件面等も挙げられます。
都会だとドライに済んでいたところも地方だと近所づきあいが重要視されます。
今回、「Uターン就職」において後悔を減らすためのポイントをいくつかご紹介してきましたが、やはり都会から地方へと就職する場合、環境が良くも悪くも変わるため、思い通りにならないことは必ずあります。
その点を踏まえて、どこが妥協できるのかできないのかなど、自分の中での優先順位を決めていけば、総合的にUターン就職の成功に繋がります!
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