毎日同じ時間に起き、朝ご飯を食べ、決まった時間に出勤する。
見たくもない上司の顔をみてご機嫌をとってみたり。
いつもと変わり映えのない朝礼を行い、なにごともなく仕事をこなし1日が終わってしまう・・・。
それを1日だけではなく、何年、何十年も繰り返し行われるわけです。
新入社員のときにはモチベーションがひたすら高かったのに、入社して数年経つと仕事にも慣れ、しまいには飽きてしまいモチベーションが下がってしまう。
本当にこのままでいいのか?と思っている方も多いのではないでしょうか。
確かに同じ仕事を続けているとモチベーションは下がってしまいがちですが、そもそもなぜやる気を失ってしまうのか。
その原因と、モチベーションを上げるために試しておきたいことをお伝えしますのでぜひ参考にしてみてください。
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社会人の「働く目的」は「生活・家族のため」
そもそもの問題として、世の中で働いている人たちは、どんな事を最優先目的として暮らしているのか。
O-uccino 「働く目的・モチベーション」に関する実態調査
働く上での一番のモチベーションは人それぞれですが、オウチーノの調査によると、もっとも多くの人のモチベーション源となっているのは「生活・家族のため」のようです。
そして若年層ほど、「自由に使えるお金が欲しい」「貯蓄する」という返答が多くなっています。
働く上でのモチベーションは、「お金」や「生活」という基盤がまずあって、その上に「働きがい」や「キャリア」など、仕事上のモチベーション源が生まれてくるのでしょう。
マズローの欲求5段階説を考える
アメリカの心理学者アブハムマズローは、人間の欲求には5つの段階があるという説を定説しました。
欲求ピラミッドの一番下「生理的欲求」こそ、生きる上で誰もが求める欲求。食べたい、寝たい、などです。
この欲求をクリアしてはじめて、その上の欲求へ意識が移るのです。
2段階目の、「自分の健康や安全を確保したい」という安全欲求をクリアすると、「集団に属したい」という社会的欲求になります。
そこまで満たしていてはじめて、仕事や生活の中で「尊厳欲求」、俗にいう承認欲求が出てきます。
その上の「自己実現欲求」は、自分能力を最大限使って創造的活動をしたい、というその名の通り自己実現への欲求となります。
生活を維持したいというのは、「低次の欲求」であり、ここでいうと安全欲求に含まれるでしょうか。
このマズローの定義をみて、自分がどの段階に居るのか理解すれば、自ずと自分が進むべき道も見えてくるのではないでしょうか。
そもそも自分が「安全欲求」を満たせてないなら、今よりお金がもらえるなど、良い条件の職業への転職。
チームからの信頼感を得たいという「社会的欲求」を満たしてないなら、別部署へ移してもらうよう計らう、または同業他社へ転職するなどしてください。
承認欲求から上の段階をクリアするには、自分のキャリアについて本気で考える必要が出てきますよね。
モチベーションを低下させる原因とは?
ではなぜ社会人は、仕事をしていくなかでモチベーションが低下していくのでしょうか。
プライベートでは、好きなことを何十時間でもでき、知らない間に1日が過ぎていたなんてこともあるはずが、仕事ではぜんぜんダメ。
一刻も早く帰りたい、そう思ってしまいます。
その原因について考えていきましょう。
正当な評価をされない
一生懸命仕事をしていて、結果もだしているはず。
しかし、思うような評価を与えられないことがしばしばあります。
ここで覚えていただきたいのは、評価は自分でするものではなく、他人がするもの。
見ている人は見ているんだと、あのメジャーリーガーのイチローもそういっていました。
頑張っているはずなのになぜ?と思う方は行動や発言がどうだったかを考えてみてください。
「会議で口数は少なくありませんか?」
「質問や疑問をもたずにスルーしていませんか?」
「もし後輩や部下がいた場合的確な指示はしていますか?」
結果だけではなく行動や発言、それらすべてを合わせた結果が評価になるということです。
毎日同じことをしているため飽きる
仕事=ルーティンワークです。
毎日おなじことを繰り返して、ついには嫌になることもきっとあるでしょう。
でも実は、その小さな積み重ねが経験となりその経験が将来に活かせるようになってくるのです。
半年前の自分と比べてどうでしょうか。
また1年前では・・・?
何か新しいことができていたり、難しかったことが少しずつできていたりするのではないでしょうか。
人間は同じことの繰り返しで成長する生き物です。
工場の流れ作業でもそう。
最初はすごい作業が遅かった人でも1年後、3年後、さらには5年後と経験を積んでいくだけで、作業スピードが鬼のように早くなっているはずです。
また、テキパキ仕事をしながらまわりのこともみれるようになってきます。
「飽きたからもういいや!」なんて考えずに、先のことをイメージして仕事にはげみましょう。
給料がアップしないしボーナスもなし
社員旅行に、定期的なイベント開催。羽振りもよく、このままこの会社は安泰だ!、なんて思っていたが数年後にはそれもなくなり、社員への給料もあがらなくなり、いままでもらっていたボーナスもなくなる。
こんなケースはよくあります。
また先ほどもお話したように個人的な評価が悪くなったりすると、昇給どころか減給、なんてことにも・・・。
同僚や上司と性格が合わない
家族と過ごす時間以上に、会社にいる時間のほうが多い場合もあります。
もちろん同僚や上司と目を合わし会話をするだけですが、会社が大きくなればなるほど嫌な人、気が合わない人、一緒にいるだけで吐き気がする同僚・上司、など絶対1人はいるはずです。
可能な限り距離をとりたいものですが、そうもいかないときはモチベーションが低下してしまいがちです。
労働環境が悪いブラック企業で働いている
劣悪な労働環境で働いている方は数多くいらっしゃいます。
それが大企業であったとしてもです。
悲惨な会社ですと、始発の電車に乗り、帰りは終電をなくして社内で寝泊まりする、なんてこともあるでしょう。
たびたびメディアでも大手企業の労働環境が問題視され、有名な企業だから大丈夫!というわけにもいかなくなっています。
ただ、いろいろ問題になってきてから少しずつ労働環境の改善を進めている企業も増えたようです。
次回の転職はブラック企業を見極めて
ブラック企業は、実際にその企業で働いてみないとわからない…。と思っていませんか?
実はブラック企業を見極めるのは、働く前に可能です。
ブラック企業から早めに脱出して、転職エージェントなどを活用して、ホワイト企業への転職を成功させてください。
そもそも仕事が自分にあってない
そもそも仕事内容が自分にあっていないなら、仕事に対するモチベーションを上げるのは難しいです。
「どうすればモチベーションを上げられるのか」の前に「今の仕事は自分にあってるのか」を考えてみましょう。
自分にあった天職についていれば、仕事の勉強も努力もまったく苦にならず、モチベーションは上がる一方です。モチベーションが高ければ、自ずと成果と報酬もついくてるはず。
人のために働けてない
自分の仕事が、誰かのためになっている…。
そんな実感があれば、つらい仕事でもモチベーション高く仕事できるはず。
いくら収入が高くとも、「誰のためにもならない仕事」は、やりがいも何もありません。
モチベーションを高く保つのは、ちょっと難しいでしょう。
身体を壊している
単純に身体を壊していると、モチベーションどころの話ではありません。
村上春樹は小説の中で、「疲れていると、すべての感覚が鈍る」と書いていました。
身体の調子が万全でないと、モチベーション高く保つのは不可能なのです。
ブラック企業など、悪い環境で働いており、それにより身体を壊していると、モチベーションを保っていられないということですね。
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モチベーションが下がることにより起こりうること
モチベーションが下がる原因は理解できたことでしょう。
しかしその気持ちをそのままにして仕事をし続けていると、どのようなことが起こるのでしょうか。
もちろん、いい方向にすすむことはまずありえません。
やる気がないからいつまでたっても能力が向上しない
モチベーションが下がっているということは、仕事にたいしてやる気がないということです。
するとどうでしょうか。
自分のやりたくない仕事は、無意識にだれかに押し付け、その場しのぎの仕事をただひたすら続ける。
よくありがちなのが、社内の電話対応です。
会社によっては3コールまでに電話をうけましょう、という決まりがあります。
「ほかにも社員はいるし誰か対応してくれるだろう・・・。」
なんて思っていると、いつかは注意されることになるでしょう。
電話対応も立派な仕事です。
お客様からのさまざまな問い合わせをうけ、対応し解決することで、自分自身の能力は向上していくものです。
またそういうことを繰り返していくうちに、仕事の仕方を忘れ、しまいには後輩にまで実力を抜かされてしまうなんてことになったらどうでしょう。
それはなんとしても避けたいところです。
やる気がないのは態度にも行動にもあらわれますから注意しましょう。
自分がこの会社に必要なのかを自問自答してしまう
モチベーションが下がったまま仕事をしていると、本当に自分はこの会社に必要なのか?
と考えることがあります。
よかれと思ってやった仕事が、上司にダメ出しされ、まわりをみて行動したことが、それが逆に迷惑だと伝えられる。
こうなってしまっては、なにをするにしてもネガティブにしかとらえることができません。
結果的に委縮してしまい、仕事をこなすのでなく、作業をしているだけの人間と化してしまうのです。
上司や部下、同僚、誰からも頼られなくなる
やる気もでないし、仕事も進んでやろうともしない。
注意されてから行動におこしたり、はたまた注意されても受け流すだけ。
周りの人間から説教されてきたことが、だんだんと怒ることもされなくなり距離を取られ、話しかけられなくなり誰からも頼られなくなります。
気づいたら窓際に追いやられて、退職するしか道がなくなってくることもあります。
絶対にやっておこう!モチベーションをアップさせる方法
では、下がりきって冷え切ったモチベーションを、いかしにしてアップさせるか。
これさえできてしまえば、ポジティブ思考になり、精神を病んでしまうこともなさそうです。
仕事中に甘いものを食べる
脳を休ませるためには、脳に栄養を与える必要があります。
そのために、脳に糖分を送りましょう。
おすすめなのは、カカオ多めのチョコレートです。
カカオにはポリフェノールの他、脳にいい成分がたくさん。
仕事中にチョコレートを食べる時間を設けることで、仕事にメリハリもつきます。
仕事はゲームと考えよう
仕事はゲームです!「何をいっているの?」と思ってしまうかもしれませんが、子供のころに夢中になったテレビゲーム。とても楽しかった記憶があります。
休日は朝起きたらすぐにゲーム機をたちあげ好きなゲームをプレイする。
朝ごはんも昼ご飯も食べずに無我夢中にやっていたら、いつのまにか外は真っ暗。
「あれ?もう1日が終わったの?」こんなこともあったでしょう。
メジャーなゲームでいえばドラクエでしょうか。
街を行き来し、敵を倒しお金をゲットする。
そのお金で武器や防具を買い、またさらに強いエリアへ向かっていきます。
また途中途中で仲間を手にしクリアしていくという。
それを仕事に変換できたらどうでしょう。
考えただけでめちゃめちゃテンションが上がってきませんか?
毎日の出勤が冒険へと向かい、さまざまな業務を1つ1つこなしていくのが敵を倒し経験値を増やす。
その貯めた経験値が給料となりすきなものを購入する。
こう考えると仕事に対するイメージがガラッとかわりますよね。
そして上司はボスです。
嫌なことをいわれたり、難しい仕事をおしつけられても、敵のように倒してしまえばいいのです。
小さなことでも目標をたてる
ゲームと同じ感覚ではありますが、とにかく小さなことでも目標をたてること。
例えば、事務員の場合だと社内にかかってくる電話対応を、いつもは50件しかとれなかったのを100件に設定してみたり、毎日3つのミスをしていたのを1つまでにしてみたり・・・。
この小さな目標をたてることで、そのノルマを達成していき、またもう1段階の目標をたててみる。
自分自信でたてていた目標が結果的に評価としてでることもありますので、ぜひ何か1つでもいいので実行してみてください。リアルにこれは昇給や昇格につながってきます。
独立することを目標にがんばってみる
これもモチベーションを上げる1つの方法です。
上司に指示されるのが苦痛だったり、やりたいことがなかなかできなかったりそのたびに、モチベーションが下がることがあります。
そこから抜け出すために、「将来独立するために今は耐えてがんばる」。
という気持ちを持って何か自分にしかできないことを習得し、独立ということもできます。
例えば、ライティングやSEOの勉強をして、フリーのWEBライターを目指すとか、デザイン職であれば、デザインの勉強をしつつHTMLやCSSなども付属で覚え、フリーのデザイナーとして活躍できます。
飲食店だったりするとわかりやすく、自分の店をもつため調理や接客技術を盗んで独立、なんてことも可能ですよね。
適度な休憩をとること
努めている会社の休憩はお昼だけですか?
それだけでは満足いく休憩をとれているとはいえません。
たとえどんな仕事だったとしても、朝から晩まで集中力を保ち続けることなんて不可能なのです。
疲労感だけが増え、モチベーションが下がってきます。
そのため、適度な休憩をはさむ必要があります。
職種によっては1時間ごとに10分の休憩を必ずはさまないといけない会社があります。
とくに工場のようなライン作業や、ハードワークでおなじみのテレアポ営業など。
工場に関していえば、同じ立ち位置で同じ作業を永遠とすることが多いため、徐々に作業効率がダウンします。
それをふせぐために、定期的な休憩をはさんでいるのです。
テレアポ営業も同じ。ひたすら何十、何百社と電話を掛け続けるため、頭がくるってしまいそうになります。
工場と同じように、こちらも50分や1時間に数分の休憩をはさむことで、脳をリセットし、仕事の効率化をはかっているのです。
もし、そのような休憩タイムがない場合は、行きたくもないトイレでもいいです。
その場から離れて空気を吸うようにしてみてください。
さすがにトイレにいって怒られることはありませんが、それも5分くらいにとどめておいてください。
調子に乗って長い時間席をはずしてばっかりいると、かならず注意されます。
休日は必ずストレス発散をすること
どんな業種・職種、役職であったとしても、かならず休日はあります。
なかには休まず働いているまじめな方もいらっしゃいますが、それではストレスがたまっていき、モチベーションが下がるどころか、体調を崩してしまい最悪の場合、休職や退職を考えてしまう場合もあります。
がんばって仕事をするのは構いませんが、週に1~2回は休暇を作り、仕事をいったんリセットする時間を設けてみてください。
また、その休日も、寝て過ごしたりだらだら過ごすのではなく、なにか新しい趣味などにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。なんでも構いません。
ボルダリングにチャンレンジしてみたり、思い切ってゴルフをしてみたり、釣りをしてみる、なんていうのもいいですね。
それが楽しいと思えるようになれば、その趣味のために仕事もがんばれますしモチベーションも上げることができるでしょう。
夜にランニングをしてみる
さきほどの、休む系の逆でこれも意外に効果があります。
帰宅後や休日の夜に少しの距離で構いません。
走ってみてください。あまりつかわない道を夜に走ってみると、とても新鮮な気持ちになれますし、なにより運動不足の解消もできます。
最初はむりせず1km走ることを目標にしてみてください。
以外に数分で完走してしまいます。
またスマートフォンをお持ちであれば、ランニング専用のアプリがあるためダウンロードしてみてください。
どれだけの距離を走ったのか、時間は何分かかったのか、消費カロリーはどれくらいか、などを知ることもできます。
記録がどんどん増えてくると意外と楽しいものですよ。
同僚や後輩、部下としっかりコミュニケーションをとる
たいへんだった就職活動を経て、入社して1年、2年、さらに数年と経過していく。
もちろん仕事にはずいぶん慣れてきているでしょうが、年月が経てば経つほどそのぶん後輩が入社してきます。
その後輩に仕事を教えていくのは自分の役目かもしれません。
自分の仕事をしつつほかの人を指導していくのは非常に大変。
後輩がなにかミスをしたときには自分が責任をとらないといけない場合もあります。
当然、モチベーションが下がるのはあたりまえです。
そんなときに、ともに苦労してきた同期入社の同僚に相談してみたり、もし部下や後輩がいるのなら、飲みにでも誘ってお互い本音を語ってみてください。
飲みの席だと、言えなかったことも気軽にいえるような不思議な環境でもあります。
ただしあたりまえですが、飲ませすぎや飲みすぎはNGです。
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マインドチェンジじゃモチベーションが上がらない…と思っている方は
上で紹介した「モチベーションアップ法」は、意識を変えることや、簡単にできる行動ばかりです。
モチベーションの落ち方が深刻で致命的なら、もっと根本的に解決するための方法を探していきましょう。
長期休暇を取って旅に出る
日本人は真面目すぎます。
「自分が休んだら他の人の迷惑になる」と考えていたり、「休んだ分仕事が溜まってしまう」と思ってしまう人が多いです。
しかし、そんなことばかり悩んでいる人ほど、モチベーションが上がらない傾向にあるのです。
思い切ってまとまった休みを取って、旅行にでもでかけてください。
一端脳と身体をリフレッシュさせることで、嘘みたいに仕事がやりやすくなることがあります。
うつ病の治療でも、「休む」ことが重要視されています。
一度仕事から離れてみることで、あなたは仕事に真摯に立ち向かうことができるはずです。
モチベーションアップのための転職をする
そもそも仕事が自分にあってないなら、モチベーションを上げられないのは上で言ったとおりです。
それならば、自分にあっていて、嫌でも勝手にモチベーションが上がっていく仕事に転職することで、この問題は解決します。
まずは「自分のやりたいこと」「スキルの棚卸し」からはじめましょう。
まとめ
モチベーションがひとたび下がってしまうと、なかなか元に戻したり上げたりするのは難しくなってきます。
ですから常に、モチベーションを上げられるような考えや行動をしておけば、仕事も積極的にできますし、やはりそれらは行動や発言にもあらわれ、まわりからもいい評価をされ頼られる存在になること間違いありません。
その評価でさらに自分を高め、描いている将来へ向かっていってください。
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