総務・人事といった管理部門の転職活動は、その専門のサービスを活用することが大切。
管理部門は人気が高く競争率も高いため、エージェントなどを活用しながら転職活動を進めていきましょう。
しかしなぜ競争率が高いからエージェントを活用すべきなのか?そもそもどの転職エージェントを活用すべきなのかなど、気になるポイントもあります。
今回は総務・人事の転職時におすすめの転職エージェントや、より転職活動を成功させるためのポイントなどをご紹介していきます。
- 第二新卒やフリーターの転職に特化
- 経歴や学歴に自信がなくても求人を紹介してもらえる
- キャリアアドバイザーのサポートが手厚い
総務・人事・労務の転職は非公開求人で出されることが多い
一般的に事務職と呼ばれる総務・人事・労務などは人気度が高い職種。
一般的な求人サイトなどには求人が卸されず、転職エージェントなどの非公開求人として募集をかけられることが多いです。
そのため、総務・人事で転職をしたいと考えているのであれば、転職エージェントに登録をして、求人紹介をして貰うことが大切です。
総務・人事・労務の転職に強い転職エージェント
ただ適当に転職エージェントを利用するのではなく、総務や人事の求人に強い転職エージェントを選んで利用することが大切です。
目的や自分の属性にあった転職エージェントを利用しないと、条件にあう求人が見つからず、登録自体を断られてしまうケースも。
そこでこの項目では、総務・人事に強い転職エージェントをご紹介していきます。
ヒュープロ
- 求人数:約11,000件
- 非公開求人数:多数
- 対応地域:東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・福岡
- 運営会社:株式会社ヒュープロ
ヒュープロは士業や管理部門に強い転職エージェントです。
税理士や会計業界ではトップクラスの公開求人数を誇っており、士業や管理部門での転職を検討している方はマストで利用するべき転職エージェントですね!
また業界特化に特化している転職エージェントということもあり、アドバイザーが業界に対してとにかく詳しいこともメリットの一つです。
それ以外にも、ヒュープロでは働きやすい個人事務所から業界特化型事務所・BIG4・プライム上場企業の求人まで幅広い求人を掲載しています。
士業や管理部門での転職を検討している方は、ぜひヒュープロを利用してみてください。
MS-Japan
- 求人数:約5000件
- 非公開求人数:約9割
- 対応地域:全国
- 運営会社:株式会社MS-Japan
- 管理部門・士業の求人に強いエージェント
- アドバイザーは全員管理部門の転職支援のプロ
- 提案力が高い
MS-Japanは管理部門特化型の転職エージェントで、登録率や転職決定率も高い評判を誇ります。
利用者の満足度も高い傾向にあり、特に管理部門経験者におすすめの転職エージェントです。
またアドバイザーも管理部門に精通している精鋭が揃っているため、安心して任せられます。
大手人材会社の場合、管理部門は他の業種と兼務していたり、担当者が少なかったりとすることが多いのです。
しかしMS-Japanは、在籍するアドバイザーが全員管理部門に特化しているため、安心して利用できます。
dodaエージェントサービス
求人数 | 約260,000件 |
---|---|
対応地域 | 全国47都道府県 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
dodaが提供するエージェントサービスは、求人やサービスの評判が総合的に高く、総務・人事の転職活動時に登録しておきたいサービスです。
取り扱い求人数はやく10万件と、業界トップクラス。その中でも非公開求人は8割~9割を占めるため、高待遇の求人も期待できます。
またキャリアアドバイザーは自分専任と企業担当の2人体制でサポートが手厚いのも魅力的。
万全な体制で総務の転職に臨むことができるサービスです。
LHH転職エージェント(旧:Spring転職エージェント)
- 求人数:約17000件
- 非公開求人数:全体の6~7割
- 対応地域:全国
- 運営会社:アデコ株式会社
- 各領域に特化したコンサルタントが在籍
- コンサルタントが一貫してサポートをしてくれる
- 外資系の求人が充実
アデコが提供するSpring転職エージェントもおすすめのエージェントです。
Spring転職エージェントは、世界に拠点を持つアデコグループが提供する転職エージェント。そのため求人も外資系が多いのが特徴的です。
また各業界に精通しているアドバイザーも在籍しています。
もちろん総務・人事の転職支援に強いアドバイザーいるので、傾向に沿った支援を受けることができるのも魅力的ですね。
パソナキャリア
- 求人数:約10万件
- 非公開求人数:全体の8割
- 対応地域:全国
- 運営会社:株式会社パソナ
POINT
- キャリアアドバイザーのサポートが手厚いと評判
- 女性の転職支援に強い傾向
- 事務・管理職の求人も充実
パソナキャリアは、特にサポートの手厚さ・女性の転職支援に強い傾向にあります。
もともと派遣領域では業界トップクラスを誇るパソナが運営をしています。派遣領域で培った女性への転職支援やサポートの実績を生かした手厚いサポートを受けることができます。
求人紹介だけでなく、利用者のキャリアの棚卸や書類の書き方・面接練習などもしっかりと対応してもらえるため、初めての転職活動でも安心して取り組むことができます。
女性なら登録をしておきたいエージェントサービスです。
リクルートエージェント
- 求人数:約20万件
- 非公開求人数:全体の6~7割
- 対応地域:全国
- 運営会社:株式会社リクルート
POINT
- 取り扱い求人数は業界トップクラス!
- 運営は大手人材会社のリクルートのため安心感は抜群
- 各業界に精通しているアドバイザーが在籍
人材大手のリクルートが提供する『リクルートエージェント』は、求人数が業界トップクラス。
とにかくたくさんの求人をチェックしたい人には、うってつけのエージェントです。
また運営はリクルートなので、安心感も申し分ないです。
これまでの転職支援実績や、各業界に特化した『リクナビ薬剤師』『リクルートドクターズキャリア』といったエージェントサービスや、ハイクラス向けの転職エージェント『リクルートダイレクトスカウト』など、関連サービスも充実。
各社で培った転職支援の実績を生かしたサポートを受けることができるのも、リクルートのポイントですね。
ハイクラス向けなら
管理部門の中でも、より高いポジションや役職・キャリアアップ目指すのであれば、ハイクラス向けの転職エージェントを活用が大切。
ここではハイクラス向けの総務転職にも強いエージェントをご紹介していきます。
JACリクルートメント
- 求人数:約12000件
- 非公開求人数:約9割
- 対応地域:全国
- 運営会社:株式会社 ジェイエイシーリクルートメント
- ハイクラス・エグゼクティブの転職支援に特化している
- 外資系の求人も豊富
- キャリアアップも目指せる
JACリクルートメントは、30代~50代のハイクラス向けの転職エージェントです。
ハイクラスやエグゼクティブ向けの支援を強みとしており、管理部門としての経験を生かしながらキャリアアップをしていきたい人にもピッタリのサービスです。
ビズリーチ
- 求人数:約12000件
- 非公開求人数:約9割
- 対応地域:全国
- 運営会社:株式会社ビズリーチ
転職エージェントではありませんが、ビズリーチもおすすめのサービスです。
総務・人事の転職エージェントの選び方
総務の転職エージェント、結局いっぱいあって、どこを選んだらいいのかわからない…
どのエージェントを活用したらいいの?
基本的に総務の転職時には、複数の転職エージェントに登録をして活動を進めることがおすすめです。
一つのエージェントに集中して登録をするのも良いですが、そうなると1社のアドバイザーの意見のみとなってしまい、考えなども偏りがち。
複数のエージェントを利用し、それぞれのアドバイザーからサポートをしてもらうことで、視点も多角化します。
そのため初めのうちは、複数のエージェントへ登録をし、転職活動が活発になるにつれて自分が良いなと思うエージェントに絞って利用していくことをオススメします。
まずは気になるエージェントを2~3個ほど登録してみましょう!迷ったらdodaやパソナキャリアなど大手人材会社のサービスの利用をオススメします。
総務・人事の転職時にはエージェントを活用すべき理由
総務の求人はあまり公に公開されることが少ないため、エージェントに登録をして求人紹介を受けることが良いとおススメしました。
しかしそれ以外にも転職エージェントを利用すべき理由があります。
それではなぜ、総務・人事の転職活動時には転職エージェントを利用すべきなのか、その理由を解説していきます。
POINT
- 人気のため非公開求人で出す企業が圧倒的に多い
- 働きながらでも最大限で転職活動を進めていける
- 面接対策や履歴書の添削などを受けることができる
ポイントを一つずつ解説していきます。
人気のため非公開求人で出す企業が圧倒的に多い
総務・人事を始め、管理部門・事務職など所謂バックオフィスの求人は、とても人気が高いです。
新卒求人でも枠がとても少なく、倍率もとても高い職種です。
そういった事情から、選考時に応募が殺到しないように、ある程度絞って選考を行うところが多いのが現状です。
そのため総務の転職を成功させるには、転職エージェントの利用は必要不可欠となるでしょう。
働きながらでも最大限で転職活動を進めていける
転職エージェントでは、求人紹介の他にも様々なサポートを受けられます。
POINT
- 求人紹介
- 自分の代わりに企業への連絡や日程調整を進めてくれる
- 面接の実技練習や提出書類の添削
- 内定後の条件交渉や入社日のすり合わせ
- 入社後のアフターフォロー
このように、様々なサポートを受けることができます。
仮に求人サイトなどを活用し、一人で転職活動を進めていく場合、上記を全て一人で進める必要があります。
その上、働きながらでの転職活動となると、日中はなかなか連絡がしにくかったりとフルパワーで活動を進めるのが難しいですよね。
特に働きながらの転職活動を考えている人には、登録をおすすめです。
面接対策や履歴書の添削などを受けることができる
転職エージェントでは、面接の実技練習や書類の添削など、選考の対策にも力を入れています。
特に総務や人事といった職種では、経験や本人のスキルはもちろんこと、それをどう伝えていくかがカギとなります。
また選考を受けた企業には、選考結果とそのフィードバックを受けています。
ただ応募して終わりではなく、そのフィードバックを受けた上で次はどう改善していくかを一緒に考えてもらえるのも嬉しいポイントです。
総務・人事転職でのエージェントの利用の流れは?
実際に転職エージェントを活用していく場合、どのような流れで進められていくのでしょうか?
ここではサービスの利用の開始から内定までの流れを、詳しく解説していきます。
POINT
- 登録
- 担当者と面談
- 求人紹介
- 選考対策
- 面接
- 内定・入社
①登録
まずは公式サイトなどから、サービスの会員登録を行います。
名前・メールアドレスなどの連絡先を始め、現在の状況や保有資格・スキル、転職希望時期など簡単な質問に回答していきます。
②担当者と面談
登録が完了したら、次は担当のアドバイザーとの面談です
登録時に申告した情報を元に、詳しい内容のヒアリングや、希望職種・条件などを伝えていきます。
転職時に気になることや、相談しておきたいこともこのタイミングで専任のアドバイザーに相談することができます。
③求人紹介
アドバイザーとの面談が終わったら、次は求人紹介です。
自分専任のアドバイザーに伝えた希望条件などを元に、いくつか求人を紹介してもらえます。
その場ですぐに応募することも可能。一旦持ち帰って企業研究などを進めてから、応募することも可能です。
ただ非公開求人などは急に紹介されることも。スピーディーに進められていくため、応募しようと思ったことにはすでに先に内定が決まってしまっていることもあります。
気になった求人はすぐに応募したい旨を伝えることも大切です。
④選考対策
応募したい企業が決まったら、いよいよ選考対策です。
提出書類や面接に不安があっても、このタイミングでしっかりと対策を進めてもらえます。
基本的なマナーから面接実践など、自信をもって対応できるようにしっかりとレクチャーを受けることができます。
初めての転職活動でも安心して進めることができますね。
⑤面接
しっかりと対策をしたら、いよいよ企業との面接です。
必要なものなどは事前に担当のアドバイザーに聞いておき、万全の体制で挑みましょう。
⑥内定・入社
見事内定をゲットしたら、いよいよ入社です。
転職エージェントでは、内定後に希望条件のすり合わせ・交渉から、入社日の調整など最後の最後までしっかりとサポートをして貰えます。
内定が出たらハイ終わり!というわけではないので、安心してください。
また働きながらでの転職活動の場合、現職をスムーズに辞めるためのマナーなどもアドバイスを貰えます。
退職の引継ぎ・入社に向けた準備などでバタバタしがちな時期も、しっかりとサポートをして貰えるため、しっかりと準備に取り組むことができます。
アフターフォローも充実しているところも
転職エージェントの中には、入社後も定期的に状況のヒアリングをしてもらえるところも。
働き始めて何か気になることがあったり、万が一なにかトラブルがあっても、しっかりとサポートをしてもらえるのも嬉しいですよね。
多くのところは入社後1カ月~3か月の間はサポート対象のところも多いため、安心して仕事に臨むことができます。
総務転職の成功率を高めるエージェントの使い方
総務への転職を成功させるためにはいくつかのポイントを押さえることが大切。
そこでここでは、エージェントをより活用して転職成功の確率を高めるためのポイントを紹介していきます。
POINT
- 転職希望時期は「良いところがあればすぐにでも」と伝える
- 担当のアドバイザーとはできるだけ連絡を取り合う
- これまでの経歴やスキルは正直に申告
- 資格はできるだけ取得しておく
- 同じ求人に複数のエージェントから応募はしない
- 自分でも企業研究を行う
一つずつポイントを解説していきます。
転職の希望時期は「良いところがあればすぐにでも」と伝える
エージェントを利用する場合、転職の希望時期をヒアリングされます。
その際は、「良いところがあればすぐにでも転職を考えている」など、すぐ転職をする熱量があることをアピールしましょう。
転職エージェントでは、中には現在転職活動を考えていなくても登録ができるところもあります。
しかしアドバイザーも多くの利用者を抱えています。
面談を通じて本人の転職への温度感がそれほど高くないと判断した場合は、優先度を下げられてしまうことも。
少しでもいい求人を紹介してもらうためにも、転職への熱量をアピールすることが大切です。
担当のアドバイザーとはできるだけ連絡を取り合う
担当のアドバイザーとは、出来るだけ連絡を取るように心がけましょう。
アドバイザーも多くの転職希望者を抱えています。
そのためどうしても利用者の中で優先度が決まってしまいます。
少しでもキャリアアドバイザーの中の優先度を上げるために一番有効的な方法は、定期的に連絡を取るようにすることです。
良い求人が入ってきたとしても、利用者に連絡が取れないと、「そんなに転職を急いでいないのかもしれない」と判断されてしまい、他の利用者に求人が回ってしまうことも。
そのくらい連絡の取りやすさは重要な項目でもあるのです。
アドバイザーから連絡が来た場合はその日のうちに、また1日に1回は連絡をするようにして、アドバイーへ熱意をアピールするようにしていきましょう。
これまでの経歴やスキルは正直に申告する
転職活動時には、これまでの経歴やスキルなども正直に申告をするようにしましょう。
良い案件を紹介してもらいたいからと、これまでの経歴をもって申告をしてもどこかのタイミングでバレてしまいます。
特に入社後にそのことが発覚した場合、内定取り消しになりかねません。
そのため正直に申告をするようにしましょう。
資格はできるだけ取得しておく
総務・人事に限らず、管理部門・バックオフィスなどは、経験やスキルを特に重視されます。
そのため自分の実力を裏付けるためにも、資格などは取得しておくと尚よいです。
仮に未経験での転職を目指す場合も、資格があるのと無いのでは圧倒的に違います。
少しでも内定に近づけるためには、資格を取得しておき、自分の強みをアピールしていきましょう。
同じ求人に複数のエージェントから応募はしない
複数の転職エージェントを利用した場合、同じ案件を紹介されることもあります。
その場合、他の転職エージェントで紹介された求人を重複して申し込むことが無いようにしましょう。
企業としては、一度選考を落とした人が再応募してきたことになり、エージェントへのクレームになりかねません。
そうなるとエージェントからも登録を断られてしまいかねなくなってしまいます・
これまで応募した求人はメモをしておき、重複して応募をしてしまわないようにしましょう。
また応募したことがある企業をあらかじめエージェントに申告をしておくと、その企業の求人を省いて紹介をしてもらえます。
紹介されてから「一度応募したことがある企業だった…!」と無駄にならないように、事前に申告をしておきましょう。
自分でも企業研究を行う
エージェントでしょうかいされた求人は、自分でも企業研究を行うように心がけましょう。
転職のプロが紹介しているため、自分に合う求人を紹介して貰えますが、必ずしも自分に合うとは限りません。
紹介された求人であっても受け身でいるのではなく、自分でも企業研究を行うようにしましょう。
企業の公式サイトをはじめ、口コミサイトなどもしっかりとチェックしておきましょう。
総務の転職はエージェントを活用することが大切!
今回は総務の転職におすすめの転職エージェントや、エージェントの利用時に気を付けておきたいポイントなどをご紹介してまいりました。
総務や人事など管理部門の求人は、中途で採用するケースが少ない・人気の職種ということで、競争率が高いのも事実。
そのため非公開求人として取り扱われていることも多く、エージェントで紹介してもらうことが確実。
まずは気になるエージェントを2~3個ほど登録をして、活動を進めていきましょう。
その上で活用するポイントを押さえて活動をしていくことが大切です。
あなたのお役に立てていることを願います。
- 第二新卒やフリーターの転職に特化
- 経歴や学歴に自信がなくても求人を紹介してもらえる
- キャリアアドバイザーのサポートが手厚い