消防士として働いているけれど、さまざまな理由で転職をしたいと考えている方は多いです。
国民からすれば、消防士は人の命を救ってくれるヒーローのような存在です。
そのような期待から、プレッシャーやストレスを感じてしまう方も少なくありません。
ただ、消防士としてしか働いていない場合、どのような企業に転職をしていいのかわからないという方も多いです。
そこで今回の記事では、消防士が転職を成功させる方法を紹介します。
おすすめの転職先や転職エージェントを紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
消防士におすすめの転職サイト・転職エージェント
まずは消防士におすすめの転職サイト・転職エージェントを紹介します。
絶対に登録しておくべきなので、転職を決意したら登録しておきましょう!
ここで紹介する転職サイト・転職エージェントは以下のとおりです。
- doda
- GATEN職
- リクルートエージェント
- パソナキャリア
- マイナビエージェント
これらのサイトについて紹介します。
転職サイト比較ランキング!本当に優秀な転職サイトはどれなのか?
doda
求人数 | 約260,000件 |
---|---|
対応地域 | 全国47都道府県 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
dodaの特徴
- 取り扱い求人数が約20万件
- エンジニア・技術職・営業の求人が多い
- 面接対策などのエージェントサービスも手厚い
- 年収査定やレジュメビルダーなど転職準備のコンテンツが充実
- 転職フェアなども豊富
「doda」は老舗の転職エージェントであり、さまざまな業界の求人が多いです。
また、1人1人にそった懇切丁寧なサポートが特徴で、消防士の方であっても安心して転職活動を進められます。
模擬面接のレベルが高いので、本当の面接の前に練習をしてもらうのにとてもおすすめです!
GATEN職
求人数
約5000件
対応地域
全国
料金
無料
公式サイト
https://gaten.info/
運営会社
株式会社アール・エム
検索機能が豊富で求人を見つけやすい
動画から求人を探せる
- GATEN職の特徴現場系の転職サイト
- 体力を活かせる仕事が多い
- 写真や動画の掲載が豊富
「GATEN職」は、肉体労働が中心のガテン系職種に特化した求人サイトです。
日本全国の建設業の求人を中心に、運輸や製造業などの求人も掲載しています。
体を動かす仕事がしたい、体力を活かしたいと考えている人におすすめです。
リクルートエージェント
- 求人数:20万件
- 対象エリア:全国
POINT
- 業界最大手のため安心感がある
- 多くの職種・業界の求人を取り扱う
- スキルがない人にも親身なサポートを実施
リクルートエージェントは、業界最大手の「リクルート」が運営元の転職エージェントであり、安心感があると言えます。
また取り扱う職種・業界は幅広く、求人数も豊富に持つことが特徴です。
スキルがない人に対しても、親身なサポートを実施するため、消防士の方であっても、安心して利用することができるでしょう。
パソナキャリア
- POINT客様満足度4年連続第1位
- 目指す業界や企業に精通した転職コンサルタントによるサポート
- 徹底したキャリアカウンセリングでマッチング力が高い
- 書類添削や面接対策もできる
キャリアアドバイザーの手厚いサポートに定評があり、その結果として2019年から4年連続オリコン顧客満足度調査転職エージェントにおいて、1位を獲得しています。
業種・職種に偏りはなく、さまざまな企業を探せるのも特徴ですね。
年収アップ率67%という数値もかなり高く、年収をあげたいと思っている方にもおすすめです!
特に東京や名古屋、大阪エリアの求人が多いため、その周辺で転職先を探している方はぜひ利用してみてくださいね。
それ以外にもパソナキャリアでは、無料で参加できる転職セミナーや転職相談会も開催されているので、役に立つ転職知識も身につきます!
マイナビエージェント
マイナビエージェントの特徴
- キャリアアドバイザーが丁寧にサポートしてくれる
- 非公開求人が多い
- サービスが充実している
- 20代など若者の転職に強い
マイナビエージェントは大手人材会社のマイナビが運営している転職エージェントです。
利用者は他の転職エージェントと比較すると若者が多く、若年層の転職に強いので、消防士をやめる年齢が早い方におすすめですね。
具体的には、20代の方の転職で戸惑っている方は、ぜひご利用ください。
消防士が転職をしたいと考える理由3選
まずは、消防士が転職をしたいと考えてしまう主な理由を3つ紹介します。
消防士として働き続ければ、定年まで働き続けられるくらいの安定があるのですが、それでも辞めたいという方が多いです。
その理由を具体的に解説します。
消防士が転職をしたいと考える理由は以下の3点です。
- 訓練がきつい
- 職場での人間関係がうまくいかない
- 生活リズムに慣れない
これらについてそれぞれ解説します。
訓練がきつい
消防士として働くとなれば、いざというときのために、日頃から訓練をしなければなりません。
火災が発生すれば、重い防火服を着て動かなければいけませんよね。
また、家から火災が発生している場合、中にいる人を救出する必要があります。
人間をおぶって行動しなければいけないため、筋力も必須です。
ただ、消防士として働くのであれば、消防学校で訓練をしています。
それでも、その体力を維持するための訓練はしなければなりません。
終わりのない訓練に、嫌気が指してしまう方もいます。
このような理由で、消防士から転職をしたいと考える方がいることを覚えておきましょう。
職場での人間関係がうまくいかない
消防士は、昔ながらの上限関係が浸透している職場です。
そのため、先輩消防士が言っていることは絶対という風潮があります。
毎日同じメンバーと過ごさなければいけないため、少しでも人間関係に亀裂が入ってしまうと、それだけで過ごしにくくなってしまいますよね。
いわゆる「体育会系」の人間関係に慣れていない方は転職をしたいと思ってしまうことが多いです。
悲惨な現場を見ることで、ストレスを感じて転職を決意する方がほとんどだと思われているかもしれません。
しかし、実際には悲惨な現状を目の当たりにするよりも、人間関係で辞めている方が多いということも覚えておきましょう。
生活リズムに慣れない
消防士をするとなると、独特の勤務形態になりますよね。
勤務時間中は仮眠を取れるものの、ぐっすりと眠ることは難しいです。
また、非番の日であっても火事があれば、呼び出されてしまうのもストレスを感じてしまう点でしょう。
不規則な生活リズムになってしまい、それに慣れることができないという方が消防士から転職しようと決意します。
不規則な生活リズムになってしまうと、家族や友人、恋人との人間関係が上手く行かなくなってしまいます。
そのような点でも、消防士から転職したいと考える理由の一つです。
消防士から転職した人が後悔する理由
消防士から転職したいと考える方もいるかもしれませんが、消防士から転職した人が後悔することもあります。
公務員と民間企業の制度などの違いを理解しておかないと、転職後に後悔してしまう可能性が高いです。
ここでは具体的に消防士から転職した人が後悔する理由をまとめます。
民間企業と仕事への考え方が全く違う
消防士は公務員で非営利団体であり、民間企業は営利団体であるため仕事に対する考え方が大きく異なります。
営利団体は国や地方公共団体などの職員として、広く国民に対し平等に働くことを活動目的としていますよね。
仕事をする上での目標が大幅に違うことから、そのギャップに耐えられず後悔してしまう人が多いです。
消防士をやる目的と丸っきり変わることを理解しておかないと後悔してしまうと覚えておいてくださいね。
公務員時代の福利厚生と比較をしてしまう
公務員の福利厚生は、民間企業と比較しても福利厚生が充実しています。
具体的には以下のような福利厚生が受けられていますよね。
- 住宅手当
- 厚生年金
- 共済保険
- 年次休暇
- 病気休暇
- 特別休暇
- 介護休暇
- 扶養手当
- 育児休業手当
- 退職手当
上記以外にも多く手当があり、給与面以外の面で福利厚生が手厚いです。
しかし一般企業では、上記の福利厚生よりも優れていることはほとんどありません。
大手企業であれば、福利厚生がそろっていることもありますが、ベンチャー企業やスタートアップ企業だと、より福利厚生の部分で物足りなさや不満を感じてしまいますね。
福利厚生を最優先に考えているような方は、ギャップで後悔してしまう可能性があると覚えておきましょう。
消防士が転職する際におすすめの転職先5選
ここからは、消防士が転職する際におすすめの転職先について紹介します。
消防士としてしか働いていない場合、どのような企業に転職をしていいのかわからない方も多いです。
そもそも、消防士だけの経験で転職ができるのかと不安に思ってしまう方もいますよね。
結論から言えば、消防士から民間企業への転職は可能です。
消防士の転職でおすすめの民間企業は以下のような業種です。
- トラックドライバー
- 配達員
- パーソナルトレーナー
- 消防士試験の講師
- 営業職
これらの職種についてそれぞれ解説します。
トラックドライバー
消防士として働いていた方は、トラックのドライバーに転職することがおすすめです。
なぜなら、消防士としての責任感をトラックドライバーとして活かせるからです。
トラックドライバーの仕事内容としては、期限までに商品を届けることですね。
期限を守らなければクレームをもらうことになってしまうため、とても責任があります。
責任感がない方にはできない仕事と言えますね!
その点、消防士であれば長年培った責任感があるので、トラックドライバーに向いているでしょう。
配達員
消防士として働いていたのであれば、配達員もおすすめです。
配達員であれば、いろいろな働き手がありますね。
- 郵便局
- 新聞社
- 飲食業界
- フリーランス(ウーバーイーツなど)
どれも体力が必要な仕事ではありますが、もと消防士であればそこまで苦に感じる仕事はないでしょう。
特に、人間関係が上手く行かずに転職を決意した人におすすめです。
なぜなら、配達員であれば基本的に1人で行動することになるからです。
人との関わりに疲れてしまった方は、配達員になりましょう。
パーソナルトレーナー
ここまで紹介しているのは、消防士ほどではありませんが、体力を使う仕事です。
ただ、身体的に辛くなっている方もいますよね。
そのような方におすすめなのが、パーソナルトレーナーという仕事です。
パーソナルトレーナーは、筋トレやストレッチを始めたての方にレクチャーする仕事なので、ご自身の体力を消耗しません。
また、消防士として訓練していた経験を活かせるため、とてもおすすめの仕事です!
パーソナルトレーナーとして働くのであれば、ジムに務めることになるでしょう。
個人でジムを開業することもできますが、経営や営業の知識が必要になるため、いきなり開業は難しいです。
まずは、ジムやストレッチ専門店に転職をし、知識を蓄えることをおすすめします。
消防士試験の講師
消防士になるためには、難易度の高い試験に合格しなければなりませんよね。
そのため、専門学校の講師として働くこともおすすめです。
救命救急士の資格さえ持っていれば、専門学校の講師になることが出来ます。
救命救急士としての仕事内容は、抗議や実技の指導です。
体力を消耗する仕事ではないので、おすすめですね!
また、生活指導や就職指導などもおこなうことになるため、転職の手伝いができます。
消防士をやめたとしても、人の役に立つ仕事をしていきたいと考えている方におすすめの仕事です。
営業職
最後に紹介するのは、営業職です。
特に、消防士を辞める理由が「人間関係」以外の方におすすめですね!
人と関わることが好きなのであれば、営業職に向いています。
加えて、営業職であれば、どんな職業からの転職も受け入れていることが多いので、転職自体はできる可能性が高いからです。
営業となると「ガッツ」が要求されるのですが、消防士という経歴があれば、全く問題ないですね!
稼ぎを増やしたいと考えているのであれば、営業職も考えておきましょう。
そもそも消防士と民間企業の違いとは?
ここまで、消防士の転職におすすめの転職先について紹介しました。
ただ、消防士と民間企業の差を知らないと、働いていて目的を見失ってしまう可能性があります。
ここでは、消防士と民間企業の違いについて簡単に紹介します。
消防士とは
消防士は、地方公務員です。
消火や休憩活動をおもな仕事内容としていますね。
そして、消防士が属している「公務員」は利益を目的として働いていません。
消防士として働いて、見返りを求めることはありませんよね。
そのため、公務員は国やその地域に貢献することが目的の仕事です。
民間企業とは
民間企業は、公務員と違い、利益を目的として働いています。
その企業が生み出すサービスや商品の対価によって、利益が生まれます。
公務員のように、国や地域に貢献することを掲げている企業もありますが、その根底には利益をあげることがあります。
そのため、公務員と民間企業の間には「働く際の目的」に違いがあることを覚えておきましょう!
消防士が民間企業に転職するメリット
ここからは、消防士が民間企業に転職するメリットについて紹介します。
消防士が民間企業に転職するメリットは以下の3つです。
- 消防士として働いていたことが高く評価される
- 体力仕事で有利
- 働く際の重荷が減る
これらのメリットについてそれぞれ解説します。
消防士として働いていたことが高く評価される
消防士として働いていた功績があるので、その点が高く評価されます。
なぜなら、精神力や責任感がほかの転職者とは比べ物にならないくらいにあるからです。
どのような仕事においても、精神力や責任感が重要ですよね。
仕事でどうしても越えられない壁にぶつかってしまったときに、すぐに諦めてしまっては成長しません。
消防士であれば、そこを乗り越えられると判断されるため、高く評価されるのです。
ただ、具体的なスキルを持っているわけではないので、精神力や責任感のアピールだけで不安に思ってしまう方もいますよね。
その不安は不要です。
しっかりと、アピールすることがおすすめです!
体力仕事で有利
体力を使う仕事に転職しようと考えているのであれば、圧倒的に有利になります。
なぜなら、消防士として訓練していた経験があり、実際に現場で体力を使う仕事をしていたからですね。
一般の人と比べれば、体力面や身体面で相当有利です。
肉体を使う労働をするのであれば、とても有利になることを覚えておきましょう!
働く際の重荷が減る
消防士として働くとなれば、自分の命以外にも、他人の命を背負うことになります。
しかし、民間企業で働くとなれば、そのような危険性はほとんどありません。
火事で悲惨な状態を目にすることないため、精神的なストレスが軽減します。
プレッシャーやストレスで潰れてしまいそうな方にとっては天国でしょう。
消防士が民間企業に転職するデメリット
続いては、消防士が民間企業に転職するデメリットについて紹介します。
消防士が民間企業に転職するデメリットは以下の3点です。
- 公務員としての安定性を失う
- 公務員としての信頼性を失う
- 民間企業での仕事に慣れない
これらのデメリットについてそれぞれ解説します。
公務員としての安定性を失う
消防士は公務員なので、安定して働き続けることが出来ます。
また、デスクワークをするわけではなく、人の命を救う仕事なので、リストラされてしまう危険性もほとんどありません。
消防士から転職するとなると、そのような安定を失ってしまうことになります。
給料も安定してもらえますよね。
このような安定感を失ってしまうことはデメリットです。
公務員としての信頼性を失う
安定性とともに、社会的な信頼性も失ってしまいます。
消防士は公務員なので、金融機関や周りの人間からとても信頼性が集まります。
公務員は信頼性があるため、住宅ローンや自動車ローンを組むときにも有利になりますね。
公務員としての信頼性を失ってしまうことになると覚えておきましょう。
民間企業での仕事に慣れない
消防士としてしか働いていない場合、民間企業で働くことに慣れるのに時間が掛かってしまいます。
特に、事務作業をおこなうさいに困ってしまう方が多いです。
消防士としても、事務作業をすることがありますが、民間企業ではそれ以上に効率的におこなわれます。
具体的には、事務用のソフトの関数をフル活用して業務を進めます。
関数を使うことになれていない場合、覚えるまでに時間がかかってしまいますよね。
事務をするための知識が必要になるので、勉強をする必要があります。
消防士としての知識が役に立たないことがあると覚えておきましょう!
消防士を続けるメリット
続いては、消防士をつづける際のメリットを3つご紹介します。
具体的には以下の通りです。
- 雇用が安定している
- 福利厚生が充実している
- 健康な身体を保つことができる
これらについてそれぞれ解説します。
雇用が安定している
務員は雇用が安定しているのが、一番の特徴です。
具体的には以下のポイントによって安定しているよいえますね。
- リストラが少ない
- 給料が安定している
- 退職金が多い
- 社会的信用が高い
- 数字に追われる仕事が少ない
- 国民に平等なサービスを提供できる
不安定な仕事に就くよりも、安定した消防士でいるほうが将来が安泰です。
特に公務員のボーナス制度は、4,5カ月分が目安とされており、それを夏のボーナスと冬のボーナスの2回に分割して支給されるので、一般的な企業よりも多くのボーナスが支給されます。
また公務員の退職金は勤続年数によって決められており、働いた期間が長ければ長いほど支給額が増えていきますね。
退職金制度からも、消防士を長く続けたほうがメリットが大きいことが分かります。
福利厚生が充実している
公務員は一番といってもいいほど福利厚生が充実しています。
例えば、介護休暇や育児休暇、育児短時間勤務などの利用をバックアップしてくれる職場環境が保障されています。
自身の生活パターンに合わせて仕事を続けることができるので、休暇などの福利厚生が使いやすい環境というのはとても大きなメリットです!
民間企業の中には育児休暇などの制度があってもすぐに使いにくい雰囲気であったり、公務員と比較しても1年のうちの休日数が少ない企業も多くありますよね。
福利厚生が充実していることでワークライフバランスも良くなるので、大きなメリットです。
健康な身体を保つことができる
消防士は日ごろから体を鍛えているため、健康な身体を保てます。
体力があれば毎日感じている疲れや体の不調も軽減されるとともに、仕事以外の時間でもアクティブに活動できるようになります。
また体力・筋力があることで以下の効果が期待できます。
- 免疫力工場
- 睡眠の質が高まる
- ストレス解消
- 体型の維持
- 耐性力がつく(忍耐強くなる)
- アンチエイジングに効果
- 脳の働きがよくなる
健康な身体を保つことができることは、プライベートにもいい影響をもたらすので、大きなメリットですね!
消防士を続けるデメリット
続いては、消防士を続けるデメリットについて解説します。
具体的には以下の通りです。
- 体力的・精神的に辛い
- 長年勤務しないと出世できない
- 副業ができない
これらについてそれぞれ解説します。
体力的・精神的に辛い
消防士は危険な場所に行くことや、重いものの運搬や人命救助などを常に行う必要があるのが大きな特徴です。
そのため日本で人が生活している以上、災害と病気は切っても切れないため、多種多様な災害現場と生涯向き合わなければなりません。
また夜勤や長時間労働もあるため、体力的に厳しい方も多いです。
出動した現場が、工場や大型施設、山林などの火災だと一日中走り回る場合もあります。
また人を助けることができなかった時の精神面の影響が大きく、トラウマを抱えてしまうことも…。
体力や精神的なダメージが多い点がデメリットだと言えますね。
長年勤務しないと出世できない
公務員や特に消防士に言えることですが、勤務年数が長い順番から出世していきます。
そのため、年功序列文化が深く根付いており若いうちからの出世は難しいです。
また消防士は体育会系なので根性論がまだまだ根付いています。
人命が最優先なので睡眠時間がろくに取れない中で、出動の間の訓練が質の高いものでないと、身に入らないと考える方が多いです。
古い考えが根付いている環境で働くのがいやだと考える人には、大きなデメリットですね。
副業ができない
消防士は公務員として扱われるため、副業も必然的に禁止となります。
また消防士は基本給に大きな変化がないので、大幅な年収アップは期待できません。
副業をしたいと考える人もいると思いますが、副業が禁止されているので年収を上げたい場合は転職以外に道はありません。
年収に不満を持つ方は、副業ができないという点はデメリットですね。
消防士が転職を成功させるための方法とは
続いては、消防士が転職を成功させるための方法について紹介します。
消防士が転職を成功させるための方法は、以下のとおりです。
- 転職する理由が改善できる場所にする
- 最低限のデスクワークができるようにする
- 転職サイト・転職エージェントを利用する
これらの方法についてそれぞれ解説します。
転職したいけどスキルがない!解決策と転職を成功させるポイントを徹底解説
転職する理由が改善できる場所にする
記事冒頭で、消防士が転職をする理由について紹介しました。
以下の3つが多いということもお話しましたね。
- 訓練がきつい
- 職場での人間関係がうまくいかない
- 生活リズムに慣れない
転職先で、これらの理由が当てはまってしまう可能性があるのであれば、その職場を避けましょう。
体力的に不安があるのであれば、ドライバーや配達員は向いていませんね。
また、人間関係が上手く行かなかったのであれば、企業に勤めることが難しいかもしれません。
このように、転職する理由をもとに、転職先を選ぶことがおすすめです。
悩みが解決できる職場でなければ、結局また転職することになってしまいます。
そのため、自分の中で譲れない部分を作って、転職活動を進めることがおすすめです。
最低限のデスクワークができるようにする
基本的に、パソコンを使わない仕事はほとんどありません。
そのため、最低限でいいのでデスクワークができるようになっておきましょう。
具体的には、WordやEXCELなどの、多くの職場で使われているソフトを使えるようになっておくことがおすすめです。
転職に有利になることもあるので、ぜひ勉強しておきましょう。
転職サイト・転職エージェントを利用する
転職サイトや転職エージェントを利用することがおすすめです。
特に、転職をしたことがないのであれば、自己PRの書き方がわからなかったり、自分にあった転職先がわからなかったりしますよね。
そのような悩みを解決してくれるのが、転職サイトや転職エージェントです。
無料で利用できるものがほとんどなので、絶対に利用しましょう!
消防士から転職した人が後悔していること
最後に消防士から他業種に転職した方が後悔していることをご紹介します。
具体的には以下の通りです。
- 退職金が減った
- 収入が不安定になった
- 生活が苦しくなった
これらについてそれぞれ解説します。
退職金が減った
消防士の場合、定年まで勤務することで2200万円程の退職金がもらえることになっています。
基本的に、一般の企業ではそこまで大きな退職金がもらえることはありません。
そのため、消防士から転職してしまうと退職金が減ってしまうことになります。
近年では老後2000万円必要とも言われているので、消防士のまま定年を迎えるだけで、必要な金額をクリアできることになりますね。
それを手放してしまった結果、一般企業で貯金をしなければならなかったり、退職金がもらえなかったりして後悔してしまうことも多いです。
超大手企業に勤められるのであれば別ですが、基本的には2000万円超えの退職金をもらえることはないので後悔しないようにしましょう。
収入が不安定になった
消防士は公務員なので、景気に左右されずに安定した給料をもらい続けることができます。
またボーナスに関しても決まった額を安定してもらえるため、将来設計もしやすいですよね。
しかし民間企業の場合には、その年の業績や自分の功績次第で年収やボーナスが変動することが多いです。
最悪の場合にはリストラされてしまい、給料をもらえなくなってしまう可能性も…。
消防士のように毎年昇給できるわけでもないので、安定して稼ぐことはできません。
このように、収入が安定しなくなったことに後悔する方も多いです。
生活が苦しくなった
収入が安定しなくなると、生活も苦しくなってきますよね。
そもそも消防士の年収はボーナスを含めて650万円~700万円と言われています。
年収650万円~700万円の仕事は珍しく、簡単に転職できるわけではありません。
つまり消防士から転職するとなると、必然的に年収が下がってしまうのです。
場合によっては年収が半減してしまうこともあるので、簡単に転職してしまうのはNGです。
消防士として働いている間にしっかりと貯蓄をしておいて、年収が下がったとしても対応できるようにしておく必要があります!
【まとめ】消防士は民間企業に転職することがおすすめ
この記事では、消防士の転職についてまとめました。
最後に、消防士におすすめの転職先をもう一度まとめます。
- トラックドライバー
- 配達員
- パーソナルトレーナー
- 消防士試験の講師
- 営業職
これらの民間企業に転職することがおすすめです!
上記の就職先は、消防士としての経験があれば、比較的有利に転職できるので、ぜひ検討してみてくださいね。
【転職活動中の方必見】天職をみつけるためのたったひとつの冴えたやり方