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20代で2回目の転職は厳しい?注意点や不採用になりやすい人の特徴・成功のコツを解説

20代で2回転職を行うリスクは?どんなことに注意しておくべきか 20代の転職

厚生労働省『学歴別就職後3年以内離職率の推移』によると、大卒者のうち、11.6%が新卒1年目で会社を辞めています。

2年目で辞めてしまう人の割合は11.3%3年目では8.3%です。

つまり大卒者の約3割が、就職してから3年以内に転職を経験しているということになります。

しかし20代で2回目の転職となると、「さすがに厳しいのではないか」「大手企業には転職できないのではないか」と不安になるでしょう。

今回は、20代で2回目の転職は難しいのか、どんな人が不採用になりやすいのか、解説します。

また、20代で2回目の転職をするときに注意すべきポイントや、成功させるコツも確認していきましょう。

この記事の結論
  • 20代で2回目の転職は難しくない
  • 在職期間が短い人や、無職やフリーターだった期間がある人は注意
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2回目の20代転職は不利にならない

まず強く言っておきたいのは、20代で2回目の転職をしても、基本的には転職市場で不利になりにくいということです。

20代なんて、まだまだいくらでも人生のやり直しが効きます。

1度や2度の転職でへこたれることはないのです。

20代は転職市場でかなり強い

現在、少子高齢社会が進むことで、どの業界も20代の人材を求めています。

うまく転職活動を進めることで、新卒では入れなかったあの会社でも、それまでの職歴とスキルを活かして、転職することも可能でしょう。

もちろん、20代のうちに何度も転職を繰り返せば繰り返すほど、転職がうまくいく可能性は下がっていきます。

しかし他の年代と比べれば、転職の難易度自体はとても簡単な部類です。

「とりあえず3年」という価値観は、はっきり言って古いです。

今は「だめだ」と思ったら、すぐにでも転職を考えるべき時代なのです。

会社が倒産した転職ならまったく問題ない

転職前の会社が倒産したことで、現在転職活動を行っているとしたら、ますます問題ないです。

前の会社の倒産は、個人にはどうすることもできない問題。

俗に言う「会社都合退社」となるので、転職においてもっとも有利です。

また、会社の業績が悪く、結果的に「ブラック企業」と化していた場合も問題ありません。

しっかりと事情を説明して納得してもらえば、円満に転職することができるはず。

他にも家庭の都合など、どうしようもない事情の転職も、他の年代の転職よりずっと、企業は寛大に受け取ってくれます。

30代と20代の転職は天と地の差

これが、30代で複数回転職するケースと比較すると、その難易度は雲泥の差です。

20代のうちに、少しでも働きやすい、良い会社で働くために転職活動を行っておくのは正解かもしれません。

2回目の転職で不採用になりえる人の特徴

20代で2回の転職をしても、基本的には不利になりにくいとご紹介してきました。

しかし不利になるケースが少なからずあるのも確かです。

ここでは、2回目の転職で不利になってしまうのはどんな人かご紹介します。

2回目の転職で不採用になりやすい人

  • 前の会社の勤続年数が極端に短い
  • 無職やフリーターだった期間がある
  • 業種・職種に関連性がない
  • 履歴書や面接で見られやすいポイントの対策ができていない
  • 退職理由と志望動機に一貫性がない
  • 退職理由がネガティブ・曖昧
  • 企業・業界のリサーチ不足
  • 20代後半だがスキルがない

特に古い体質の企業では、「20代転職が足を引っ張りかねない」ことも、しっかりと留意しておきましょう。

前の会社の勤続年数が極端に短い

まず、前の会社にいた期間が極端に短い場合です。

1週間や3ヶ月で会社を辞めてしまっていると、採用担当者に「忍耐力がない人」「行き当たりばったりで思慮が浅い人」という悪印象を与える可能性が、大いに考えられます。

特に「最初に入った会社での失敗をもとに1回目の転職先を選んだはずなのに、2回目の転職先もすぐに辞めてしまった・あるいはこれから辞めようとしている」という場合、「失敗を次の行動に活かせない人」と思われがちです。

採用担当者は、「この会社もすぐに辞めてしまうのではないか」と不安を抱くでしょう。

勤続年数が極端に短いときの対策

面接でも、短いスパンで転職を繰り返すことになったのはなぜか、聞かれる可能性があります。

しっかり振り返りをして、原因を明らかにし、反省点があれば正直に話せるようにしておきましょう。

また、失敗からどんなことを学んだのか、次の転職ではその反省をどう活かそうと思っているのか、というところまで具体的に考えをまとめておき、長期勤続の意志を示すことが重要です。

無職やフリーターだった期間がある

20代で2回目の転職をする人に、無職やフリーターだった期間があると、「働く意欲が低い」「自分の将来や仕事に対する考え方がいい加減」などと思われてしまう可能性があります。

なぜ無職やフリーターだったのか説明する際は、自分の将来のビジョンも一緒に伝えて、仕事への意欲をアピールしましょう。

業種・職種に関連性がない

「自分に合う仕事が分からない」という20代は珍しくありません。

2回目以降の転職で、これまで経験してきた業種・職種に関連性がないと、「また自分に合っていない仕事だという理由で辞めてしまうのではないか」と思われる可能性があります。

たとえば最初はエンジニアだったが、次に営業へ転職し、今度は介護職に就こうとしているような場合です。

業種・職種に関連性がないときの対策

今までバラバラな職種を経験してきた人は、それぞれの仕事に就こうとしたときの気持ちを再度思い出し、自分の言葉で説得力がある理由を説明できるようにしておきましょう。

たとえば、「新卒でエンジニアになったが、学生時代のアルバイト経験から人とたくさん接する仕事がしたいと思い、営業になった」と話せば、次の転職である介護職にも「人と接する仕事」という軸が感じられます。

履歴書や面接で見られやすいポイントの対策ができていない

20代で2回目の転職をする人は、履歴書・職務経歴書・面接といった採用選考で、次のポイントを見られやすいです。

POINT

  • 1社目と2社目で働いた期間(特に2社目の在職期間が重視される)
  • 今までの業種・職種の関連性
  • 転職理由と志望動機の一貫性
  • 仕事への考え方
  • 人柄
  • 自社で活かせるスキル

この中で特に注意したいのが、いかに納得感がある仕事への考え方を伝えられるかです。

仕事への考え方は、転職理由や志望動機に、一貫性があるかどうかを通じて確認されます。

1回目の転職なら、「学生の頃は仕事に対してこういうことを求めていたが、社会に出て考えが変わった」というストーリーを作りやすいでしょう。

しかし2回目の転職では、「1社目と2社目を経て感じたこと」、そして「3社目を志望する理由」がスムーズに繋がるように伝えなくてはなりません。

退職理由と志望動機に一貫性がない

転職活動の面接で必ずと言っていいほど聞かれるのが、前職の退職理由と、応募先企業への志望動機です。

退職理由と志望動機に一貫性がないと、採用担当者に納得してもらえず、不採用となることがあります。

なぜ前の会社を辞め、そしてこの会社へ応募しようと思ったのか、自然な流れで説明できるようにしておきましょう。

具体的には、「退職理由をこの企業で解消できると考えて応募した」というストーリーにまとめるとよいでしょう。

2回目の転職では、「最初の会社を辞めた理由」と「次の会社を辞めた理由」を両方聞かれるケースも珍しくありません。対策しておきましょう。

退職理由がネガティブ・曖昧

退職理由がネガティブな20代も、2回目以降の転職で不採用になりやすいです。

ネガティブな退職理由とは

  • 給与が低い
  • 人間関係が悪かった など

たとえ事実でも、ネガティブな退職理由は、そのまま伝えるべきではありません。

ポジティブな理由への言い換えを検討しましょう。

また、そもそも退職理由が曖昧だという人も、なかなか内定を勝ち取ることができません。

「軽い気持ちで転職を繰り返しているのではないか」「本当は言いづらい別の理由があるのではないか」と疑われてしまいます。

転職したいと思った理由をしっかり振り返り、入社後に実現したいことまで考えておきましょう。

企業・業界のリサーチ不足

企業・業界の研究が足りていないと、「この会社でなければならない理由」の説得力が不足し、2回目以降の転職活動で採用されにくいです。

なぜこの業界に入りたいと思ったのか、そして数ある競合他社の中でもどうしてこの会社なのか、はっきり話せるようにしておきましょう。

また企業や業界の研究が不足していると、自分が思っている「入社後に実現させたいこと」と、「その会社で実際にできること」に食い違いが発生する可能性もあります。

さらに、「募集要項や企業サイトを見ればわかること」を質問してしまうと、本気度が低いと思われかねません。

熱意を示すという意味でも、企業・業界の研究は入念におこないましょう。

20代後半だがスキルがない

多くの企業は、応募者の今までの転職回数より、年齢を気にしていると考えられます。

厚生労働省の令和3年雇用動向調査によると、24歳以下と25歳以降では、入職率と離職率が異なります。

24歳以下は入職率のほうが離職率より高いですが、25歳以降では、入職率と離職率がほぼ同じです。

このことから何がわかるかというと、20代前半のほうが20代後半より、転職市場ではニーズが高いということです。

20代後半の転職では、未経験で採用されるチャンスは20代前半の頃より減り、スキルの有無が問われるようになってきます。

20代で2回以上転職した人の口コミ

実際に、20代で2回転職した人の口コミをみてみましょう。

27歳 営業→営業に転職したSさん

同業種への転職でしたから、それほど難しいと思いませんでした。
前の会社は、どれだけがんばっても評価されず、がんばりが給与に反映されなかったので、もっと評価制度がしっかりした会社に転職したかったです。
今はしっかり歩合が出る会社で働きやすいです
前の会社で学んだこととかしっかりアピールすれば、2回目の転職は不利に感じなかったですね。

経験職に転職する20代は、2回目の転職を「より自分を磨くため」だとアピールしやすいです。
前職でやり遂げたこと、そのために努力したことなどを、具体的なエピソードを交えて説明しましょう。
また成功体験だけではなく、失敗から学んだことや、大変だった仕事をどう乗り越えたかについても話せるようにしておきましょう。

28歳 エンジニアに転職したKさん

食品メーカーで働いてたんですが、趣味でやってたアプリケーション作りが楽しくて、これを仕事にしたいと思い転職活動を行いました。
年齢はあまり見られず、むしろ「どれくらいスキルがあるか」に注目された印象があります。

たとえ前職と転職先の職種に関連がなくても、このように自分なりの理由をしっかり話せれば、20代の2回目の転職でも採用につながります。

20代後半で未経験の仕事に就くのは、20代前半よりも厳しくなりますが、まだまだチャンスは多い年齢です。

30代になると未経験職への転職はさらに厳しくなるので、別の職種にチャレンジしたい人は、早めに行動を開始しましょう。

20代が2回目の転職を考えるきっかけ

どんなときに20代が転職を考えるのか。1回転職したのに、再び転職が頭をよぎるのはどんなタイミングか、そのきっかけを知っておきましょう。

ブラック企業で労務環境が悪い

転職先がブラック企業だったとしたら、当然転職を考えます。

ブラック企業につかまってしまうひとは、連続でハマってしまいがちです。

ブラック企業に新卒で入り、転職先もブラック企業、なんてことも多いです。

ブラック企業で働いても、百害あって一利なし。

さっさと転職先するのが正解です。

仕事内容が同じ、成長できない

ずっと同じような仕事をさせられている場合。

今こなしている仕事で成長している気がしない場合。

そんな時20代社員は転職を考えます。

20代でどれだけスキルを蓄えたかが、その後の人生を決めることを考えると、20代で扱う仕事の種類はしっかり選ぶべきです。

年収を上げたい

ひとが働くのは、「お金のため」です。

もちろん、お金のためだけではないかもしれません。

しかしお金をもらえないと、それは仕事として成立しません。

今もらっているお金が少ないとしたら、転職して年収アップしたいと考えたとしても、無理のない話しです。

未経験業界で働きたい

未経験業界への転職を考えているとしても、20代のうちに転職しておくべきです。

30代で未経験業界への転職は難しく、年収など、多くの犠牲を払うことになります。

2回目の20代転職には転職エージェントがおすすめ

2回目に転職する20代には、転職エージェントを活用した転職をおすすめします。

転職エージェントには、キャリアコンサルタントが在籍しており、キャリアコンサルタントに転職に関する相談を行うことができます。

1度目とは違う20代の転職。

どんなところに注意しながら転職するべきか、転職活動のコツを聞きながら転職活動を進めることができます。

在職中の転職が可能

転職エージェントを活用しながら転職活動を行うことで、会社を辞める前に転職活動を進めることができます。

在職中に転職活動を行うことで、収入状況に悪影響を与えないなど、多くのメリットがあります。

複数の転職エージェントを併用する

転職エージェントは1社だけに絞らず、複数併用することをおすすめします。

複数の転職エージェントを併用するメリットは、以下のとおりです。

複数の転職エージェントを併用するメリット

  • 多くの求人情報に触れられる
  • 相性がいいキャリアアドバイザーと出会えるチャンスが増える

20代の2回目の転職をデメリットとして捉えない企業は多いですが、マイナスイメージを抱く企業も少数派ながら存在します。

複数の転職エージェントから、多くの求人を紹介してもらい、転職活動が長期化しないようにしましょう。

ただし転職エージェントの併用には、スケジュール管理が大変になる、情報が増える分迷いやすくなるといったデメリットもあります。

もし担当者との相性が悪いと感じたら、その転職エージェントは利用をやめて、相性がいいキャリアアドバイザーがいる転職エージェントに絞るといいでしょう。

2回目の20代転職におすすめの転職エージェント・転職サイト

2回目の20代転職におすすめの転職エージェント・転職サイトは、具体的に次の通りです。

サービス名
doda 転職エージェント・転職サイト 全年齢 求人数が多い
ハタラクティブ 転職エージェント 20代 職歴に自信がなくてもOK
アイデムスマートエージェント 転職エージェント 20代 長年のノウハウあり

 

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公式サイト https://doda.jp/
運営会社 パーソルキャリア株式会社
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業界最大級の求人数を誇る人気転職サイト 公開求人だけで22万件もある 幅広い業界・職種の求人を掲載

dodaは、日本を代表する大手転職サイトです。

テレビやWebのCMで目にしたことがある方も多いでしょう。

dodaの魅力は、取り扱い求人数が非常に多く、約20万件もあることです。

20代の未経験者を歓迎している企業も多いので、「経験職に転職したい」という人にも、「新しい仕事に就きたい」という人にもおすすめです。

またdodaでは、自分で求人を探して応募することも、転職エージェントの力を借りることもできます。

幅広いニーズに応えてくれます。

転職活動をするなら、優先的に登録しておきたいサービスのひとつです。

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20代を中心とした若手向け転職エージェント
学歴・経歴に自信がないフリーター・既卒・第二新卒の支援が得意
未経験OKの求人が全体の約8割

20代で2回目以降の転職となると、「職歴に自信がない」「どの仕事でも大した経験を積んでおらず、アピールできるスキルがない」と不安に思っている方も多いでしょう。

ハタラクティブは、そんな経歴に自信がない20代の支援に特化した転職エージェントです。

経歴に自信がなくても入れる企業というと、マイナスイメージを持つ方も多いですが、ハタラクティブは取り扱い求人の質にもこだわっています。

ハタラクティブの公式サイトによると、利用者の8割が大企業に就職している(2024年1月時点)実績を持ちます。

20代の転職ノウハウが豊富な転職エージェントを選びたい方におすすめです。

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専任のアドバイザーが、未経験者・第二新卒・ニート・フリーターでも「えーかお」で転職できるように支援
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アイデムスマートエージェントは、20代のサポートに力を入れている転職エージェントです。

専任のキャリアアドバイザーが、仕事の紹介、書類の作成、面接対策など、転職活動をトータルサポートしてくれます。

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また、25万社以上とのネットワークがある点も魅力となっています。

アイデムスマートエージェントの使い勝手はいい?サポートの充実さは?

20代の2回目の転職を気にしない企業も多い

いかがだったでしょうか。

20代で2回以上転職する時のリスク。

そして実際に転職活動を行う際の注意点もご紹介しました。

20代で2回以上転職するのは、決して不利になる要素ではありません。

しっかりと「転職する理由、転職後のキャリア、転職先の業界」などを考えておくことで、企業に悪い印象を与えることはありません。

20代の転職で役立つ転職エージェントを活用して、転職活動を成功させてください。

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