安定した職業として人気の公務員ですが、近ごろでは自身の成長やチャレンジなどの理由で民間企業への転職を検討している方も少なくありません。
しかし、一方で公務員から民間企業への転職は難しく、なかなか新しい仕事が見つからないというケースも多く見られます。
本記事では、公務員から民間企業への転職を検討している方に向けて、おすすめの転職サイト5選、転職サイトの利用の流れを紹介します。
あわせて、転職サイトのメリットや選び方のポイントなど、転職活動に役立つ情報を徹底的に解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
- 第二新卒やフリーターの転職に特化
- 経歴や学歴に自信がなくても求人を紹介してもらえる
- キャリアアドバイザーのサポートが手厚い
公務員の転職におすすめの転職サイト・転職エージェント5選
転職サイトとはいっても、数多くあるサイト・エージェントの中から選ぶのは簡単ではありません。
また、転職サイトによってサポート内容や紹介してもらえる求人が異なるため、利用する場合は慎重に選ぶことが大切です。
ここからは、公務員から民間企業への転職におすすめの転職サイト5選の特徴やおすすめの理由を紹介します。
どの転職サイトを利用しようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
総合評価 | |||||
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転職サイト・エージェント名 | doda | ビズリーチ | リクナビNEXT | マイナビ エージェント |
パソナキャリア |
特化型/総合型 | 総合型 | ハイクラス転職 特化型 |
総合型 | 総合型 | 総合型 |
対応エリア | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 |
おすすめ ポイント |
充実した 求人数 |
公務員の経歴を 活かして キャリアアップ が狙える |
自分のペースで 民間企業の求人を 探せる |
業界最大手 ならではの サポート体制 |
年収アップ率が 60%以上 |
doda
求人数 | 約260,000件 |
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対応地域 | 全国47都道府県 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
利用者満足度ナンバーワンで話題のdodaは、スタッフの質がよく手厚いサポートで人気の転職サイト。
また、業界の中でも求人数が圧倒的に多く、難しいとされている公務員からの転職でもたくさんの選択肢があり安心です。
日本全国の求人を豊富に取り扱っているので、地方に在住の方も安心です。
特に20〜30代の方の転職サポートに力を入れているため、第二新卒の方にもおすすめの転職サイトです。
無料で利用できるので、気になる方は一度相談してみてはいかがでしょうか。
ビズリーチ
ビズリーチの特徴
- スカウト型の転職エージェント
- 登録に審査がある
- 有料プランが用意されている
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
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公開求人数 | 約87,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
求人対応地域 | 全国 |
利用がおすすめな方 | 年収を大きくアップさせたい方 |
エージェントによる転職サポート | ヘッドハンターによって異なる |
ハイクラス求人を多数取り扱っていると話題のビズリーチは、必要情報を登録するだけで企業側からスカウトがくる転職サイトです。
中小企業から大手企業まで幅広く取り扱い、さまざまな業種や職種の方への対応が可能で、どのような業種・職種からの転職でも利用しやすいのが特徴。
ハイクラス転職を得意としており、保有している求人の1/3以上が年収1,000万円を超えています。
また、質の高いヘッドハンターからサポートを受けることもでき、初めての転職活動でも安心して利用できます。
公務員から民間企業への転職で不安な方、ハイクラス求人を狙いたい方に、ビズリーチはおすすめの転職サイトです。
リクナビNEXT
リクナビNEXTの特徴
- 求人数が多い
- 若年層向けの求人に強い
- スカウトサービスがある
運営会社 | 株式会社リクルート |
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公開求人数 | 約102,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
求人対応地域 | 全国 |
利用がおすすめな方 | マイペースを第一に転職活動を進めたい方 |
エージェントによる転職サポート | なし |
業界大手の実績を誇るリクルートが運営するリクナビNEXTは、求人数の多さやサービスの質の高さで人気の転職エージェントです。
求人情報の充実度が非常に高いため、公務員から民間企業への転職をお考えの方でも自分に合った求人を探しやすいと言えます。
また、リクナビNEXTがこれまで培ってきた数多くの実績から、転職に関する情報やアドバイスの質もよく、さらには企業側からの信頼も手厚い点が強みです。
エージェントによるサポートがない分、マイペースを維持しやすいのも嬉しいですね。
大手転職サイトで安心したサポートを受けたい方には、リクナビNEXTのご利用をおすすめします。
マイナビエージェント
マイナビエージェントの特徴
- キャリアアドバイザーが丁寧にサポートしてくれる
- 非公開求人が多い
- サービスが充実している
- 20代など若者の転職に強い
運営会社 | 株式会社マイナビ |
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公開求人数 | 非公開 |
非公開求人数 | 非公開 |
求人対応地域 | 全国 |
利用がおすすめな方 | 転職先に望む条件を丁寧にヒアリングしてほしい方 |
エージェントによる転職サポート | あり |
大手人材グループが運営するマイナビエージェントは、公務員から民間企業への転職支援にも力を入れています。
マイナビエージェントでは、公務員出身者に特化した求人情報の提供や転職希望者に対してカウンセリング、面接対策などのサポートが受けられるのが特徴です。
また、マイナビグループの強みを活かした求人情報の豊富さや転職に必要な書類作成まで、一貫して教えてもらえるので安心して転職活動に挑めるでしょう。
アドバイザーによる手厚いサポートを受けたい方は、ぜひマイナビエージェントを利用してみてください。
パソナキャリア
パソナキャリアの特徴
- 面接対策など丁寧なサポート体制が充実
- 求人の質がいいためより良い環境も期待できる
- 女性の転職サポート体制も整っている
- アドバイザ―のレスポンスが早い
- 年収アップ率も65%以上
運営会社 | 株式会社パソナ |
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公開求人数 | 非公開 |
非公開求人数 | 非公開 |
求人対応地域 | 全国 |
利用がおすすめな方 | 質の高いエージェントにサポートしてほしい方 |
エージェントによる転職サポート | あり |
パソナキャリアは、大手人材派遣会社のパソナが運営する転職エージェントです。
公開求人だけでなく非公開求人も多く取り揃えていることから、レアな求人に出会える可能性が高いのが魅力。
また、未経験者を募集している企業の掲載も多いため、経験値のない職種でも挑戦できるチャンスです。
ハイクラスな求人に出会いたい方、キャリアアップに挑戦したい方は、ぜひパソナキャリアをチェックしてみてください。
公務員の転職事情
「公務員になりたい」「公務員から民間企業に転職したい」と漠然と考えていても、公務員の種類や、民間企業との違いを知らない人は少なくありません。
- 国家公務員と地方公務員の2種類
- 公務員のほうが民間企業より福利厚生は手厚い
- 公務員は年功序列
- 未経験からでも転職できる
国家公務員と地方公務員の2種類
公務員は、国家公務員と地方公務員の2種類に分けられます。
- 国家公務員…各省庁の職員・海上保安官・刑務官・自衛官など
- 地方公務員…県庁職員・市町村役場職員・消防官・警察官など
国家公務員と地方公務員はさらに、デスクワークが多い「事務系」のお仕事、専門知識を活かせる「技術系」のお仕事、体を動かす機会が多い「公安系」のお仕事の3つに分類されます。
自分の興味や経験に応じて、転職先を選びましょう。
公務員のほうが民間企業より福利厚生は手厚い
公務員として働いていた人が、民間企業に転職するケースも見られます。
しかし公務員のほうが、民間企業より福利厚生は手厚い傾向です。
「公務員の給料は民間企業より低い」と感じられても、福利厚生も含めて考えると、決して悪い待遇ではない場合があります。
公務員は年功序列
公務員は基本的に、年功序列で給料や役職が上がっていきます。
将来の昇給・昇格がある程度保障されている一方で、「仕事を頑張っても給料や評価に反映されない」と不満を抱く人もいるでしょう。
民間企業は、実力主義・成果主義のところも多いです。
しかしこれは、成果を出さなければ昇給・昇格しづらいということでもあります。
成果を出せず精神的に追い詰められたり、会社に居づらくなったりする人もいるので、民間企業の成果主義は良い面ばかりではありません。
公務員と民間企業にはそれぞれメリット・デメリットがあるので、自分にとってどちらの働き方が合っているのか、冷静に考えて転職先を決めるべきです。
未経験からでも転職できる
未経験からでも公務員への転職は可能です。
公務員になるには、公務員試験に合格する必要があります。
公務員試験は、学歴や経験を問わず、未経験者でも受験可能です。
ただし年齢制限はあります。
また、公務員試験は対策なしで合格するほど簡単ではないので、勉強期間が必要です。
公務員におすすめの転職サイト・転職エージェント利用の流れ
転職サイトを初めて利用する場合、転職活動や転職サイトの利用の流れは気になるポイント。
ここからは、転職サイトの一般的な利用の流れを解説します。
転職サイトによって利用の流れは異なる場合があるので、あくまで参考程度にお役立てください。
1.転職サイトを選んで登録
まずは、特化している業界や口コミ・評判を事前に調べてから、利用する転職サイトを選びます。
この際、一つの転職サイトだけに登録するのではなく、複数を併用して利用することをおすすめします。
利用する転職サイトが選べたら早速登録しましょう。
登録するためには自分の情報を入力する必要があり、基本的には氏名・年齢・性別・職歴・学歴・スキル・資格などが求められます。
また、希望する職種や業界、勤務地、希望の条件や収入などの情報を登録する場合もあるので、案内に従って進めていきましょう。
2.面談
全ての登録手続きが終われば、次は担当のアドバイザーとの面談が行われます。
エージェントは求職者にぴったりの求人情報を提供することを目的に丁寧なヒアリングを行います。
なるべく自分の希望に合った求人を紹介してもらうためにも、正直に自分の思いを伝えることが大切です。
3.求人紹介・応募
登録した情報や面談でのヒアリングをもとに、転職サイトから求人情報が紹介されます。
条件にマッチする求人があれば自分で応募することができ、さらにはエージェントが面接日のセッティングや調整を行ってくれる場合もあります。
自身のライフスタイルに合わせて、今後の選考を進めていくのかを決めると良いでしょう。
4.面接・選考
求人企業から面接の日程を提示されたら、いよいよ面接に挑みます。
転職サイトが提供する求人情報の場合、エージェントが面接練習やアドバイスをしてくれるケースも少なくありません。
面接・選考が不安な方は、エージェントに相談し少しでも自信をつけることが大切です。
5.内定・入社
希望の求人企業からの内定が出たら、ようやく転職活動が終了し転職先が決定します。
内定後、入社までの期間には、転職サイトの提供するサポートを受けてスムーズな転職準備を進めていきましょう。
転職サイトによっては、入社後もサポートが引き続き行われることがあるので、新しい環境になかなか馴染めない方や相談に乗って欲しい方でも安心です。
公務員向けの転職サイト・転職エージェントを利用するメリット
一般的に難しいとされている公務員から民間企業への転職活動には、転職サイトの利用を強くおすすめします。
しかし、もちろん転職サイトを利用しなくても転職活動を行うことは可能です。
ここからは、公務員から民間企業への転職活動で転職サイトを利用するからこその3つのメリットを紹介します。
必要書類の添削や作成のサポートが受けられる
転職サイトでは、ただ求人の紹介や相談に乗るだけでなく、必要書類の添削や作成のサポートが受けられるメリットがあります。
特に、初めて転職活動をする方にとっては「書類の書き方がわからない」、「何から始めるべきなのかわからない」など、わからないことが多くあるはずです。
転職サイトのほとんどでは、転職活動の流れを一つずつ丁寧に教えてくれ、一貫してサポートを受けられます。
そのため、1人で転職活動を行うのが不安な方でも、いつでも相談できる環境が整っているので安心して転職活動に励むことができるでしょう。
レアな求人に出会える可能性が高い
多くの転職サイトでは、一般的に公開している公開求人の他に登録者や会員限定の非公開求人を取り扱っています。
そのため、自力で調べても出てこないようなレアな求人に出会える可能性が高く、そのような求人は競争率が低いのも魅力の一つです。
非公開求人では選考の通過率をより上げられるため、誰もまだ知らないようなレアな求人に出会いたい方は転職サイトの利用をおすすめします。
選考通過率が高まる
転職サイトでは、転職エージェントによるアドバイスや希望条件に合致する求人情報の提供、エージェントによる企業との交渉などがあり、より選考率を高められます。
これは、担当エージェントのスキルや実績にもよるため、エージェントとの相性は重視すべきポイントと言えます、
もし、少しでも担当エージェントとの相性が合わないと感じた場合は、すぐに他のエージェントに変更してもらうよう伝えることが大切です。
担当エージェントとの相性は、今後の選考や転職活動にも大きく関わるので、早めに対処しましょう。
公務員におすすめの転職サイト・転職エージェントの選び方
転職サイトを利用する際、どの会社を選んでも良いというわけではなく、自分に合ったものを慎重に選ぶ必要があります。
ここからは、転職サイト選びで重視すべき3つのポイントを紹介します。
求人数の多さ
転職サイト選びでは、取り扱い求人数の多さが重要なポイントとなります。
求人数が多ければ多いほど希望する条件に合った求人情報を見つけやすくなり、可能性が大きく広がります。
また、求人数が多い転職サイトでは多くの企業と提携しており、マッチング率が高い点にも期待できるでしょう。
数多くの選択肢があるため、難しいとされる公務員から民間企業への転職でも、余裕を持って仕事を探すことができるはずです。
口コミや評判、転職サポート実績などの情報をチェックし、求人数の多い転職サイトを選ぶことが大切です。
サポート内容
転職サイトを選ぶ際、気になる転職サイトがどのようなサポートを提供しているのかを重視するのがポイントです。
自分自身の転職活動において、エージェントからの適切なアドバイスやサポートがあることで、転職成功の確率を高められます。
転職サイトで行われる一般的なサポート内容は以下の通りです。
- 自己分析
- 職務経歴書
- 自己PRの添削
- 面接対策のアドバイス
- 企業側への条件交渉
- 面接日程の調整
- 入社後のアフターフォロー
など、選ぶ会社によって大きく差が出る場合もあります。
転職サイトの利用では、求人情報の提供だけを期待するのではなく、企業側との交渉やその他の細かいサポートにも目を向けることが大切です。
自分がどれだけのサポートを必要としているのか、どのようなサービスを受けたいのか、明確にしておくと転職サイト選びも難しくないでしょう。
希望の業界に特化しているか
転職サイト選びでは、希望の業界に特化している会社を選ぶのがポイントの一つです。
転職活動ではエージェントからの適切なアドバイスやサポートによって、転職成功の確率を高められます。
各業界に特化している転職サイトでは、それらの業界に精通している専門的なスタッフが在籍しているのがほとんどです。
また、中には経験者や実績を豊富に積んでいるスタッフも少なくありません。
そのため、質がよく有益な情報を得られるため、希望の企業への選考通過率もアップさせやすいと言えるでしょう。
転職サイトを選ぶ際は「大手を選んでおけば安心」、「大手転職サイトでは必ず理想の企業に出会える」というイメージを持ちがちですが、実際はそうではありません。
必ず自分の希望の業界や職種に特化しており、有効に活用できそうな会社を選びましょう。
公務員から民間企業への転職には転職サイト・転職エージェントがおすすめ
今回は、公務員から民間企業への転職を検討している方に向けて、おすすめの転職サイト5選や転職サイトの利用の流れなどについて、詳しく解説しました。
一般的に、公務員と民間企業では保有しているスキルや経験が大きく異なり、転職活動の難易度は高いと言われています。
しかし、転職サイトを利用し的確に順序よく転職活動を進めていくことで、転職活動をよりスムーズに負担を軽減しながら行えるでしょう。
そのため、キャリアアップや他業種へのチャレンジとして民間企業へ転職をしたいけれど、なかなか一歩を踏み出せないという方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
- 第二新卒やフリーターの転職に特化
- 経歴や学歴に自信がなくても求人を紹介してもらえる
- キャリアアドバイザーのサポートが手厚い