建設業界への転職では、面接で何を聞かれるの?
好印象な回答例は?
建設業界への転職では、面接でよく聞かれる定番の質問があります。
今回は建設業界の面接でよく聞かれる質問を、10個ご紹介します。
各質問の意図や、回答のコツを確認していきましょう。
- 建設業界の転職面接では「自己紹介」「職務経歴」「前職を退職した理由」「建築業界に応募した理由」など。これらをポジティブに言い換えて伝える。
- 携わってきた建物の種類や名称、現場の規模、保有スキル、持っている資格などを、経緯や実績と共に答えられるようにしておく。
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建設業界の転職で面接官からよく聞かれる定番質問
建設業界への転職で面接官からよく聞かれる質問は、次の10個です。
質問の意図や回答のコツを、それぞれお伝えします。
POINT
- 自己紹介
- 職務経歴
- 短期離職した理由
- 前職を退職した理由
- 建築業界に応募した理由
- 志望動機
- 具体的な経験・資格
- 強みと弱み
- 今後のキャリアプラン
- 覚悟しておくべきポイントの確認
- 他社への応募状況
- 逆質問
自己紹介
面接では、まず最初に「簡単に自己紹介をしてください」と言われることが多いです。
自己紹介では、応募者の第一印象や、コミュニケーション能力が判断されます。
名前を言ったあとは、簡潔に職務経歴を伝えましょう。
1分程度で手短にまとめて話します。
建設業での経験がある場合は、業務内容や、どんな現場を担当していたかなどを伝えます。
具体的な職務経歴は後で聞かれるので、詳しく話しすぎる必要はありません。
職務経歴
面接官は応募者の職務経歴を聞くことで、スキルや経験が自社で活かせるかを確認します。
具体的な業務内容と、その仕事を通じて得た経験・身につけたスキルを、簡潔に伝えることが大切です。
建設業界内の転職であれば、担当した工事の種類や、おもな業務内容、取った資格などを説明すると良いでしょう。
短期離職した理由
数カ月~2年程度の短期で離職した経験がある人は、短期離職した理由を聞かれる可能性があります。
短期離職の原因は正直に話し、その反省を踏まえたうえで次の仕事はこう選んだ、と話すようにしてください。
前職を退職した理由
面接官は応募者の退職理由を聞くことで、協調性やストレス耐性を確認します。
ネガティブな理由でも、ポジティブに言い換えるのが基本です。
「より大規模な工事に携わりたかった」など、将来性を考慮した理由を伝えると説得力が増します。
建築業界に応募した理由
面接官は応募者が建築業界を選んだ理由を通じて、業界に対する理解度や熱意を確認します。
具体的な経験や、影響を受けた出来事を交えながら、自分がなぜこの業界で働きたいのかを明確に伝えてください。
特に未経験者で異業種から建設業界に転職するときは、なぜこの業界に興味を持ったのか聞かれやすいでしょう。
志望動機
志望動機では、入社に対する熱意や、企業への理解度が問われます。
応募する企業の特徴や理念を事前に調べ、自分の希望と企業の特性を結びつけることが大切です。
自分が培ってきたスキルを活かし、どのように貢献できるのか、具体的に述べましょう。
具体的な経験・資格
面接官はあなたの履歴書や職務経歴書、これまでの会話内容を踏まえて、具体的な経験や資格についてさらに詳しい質問をしてくることも多いです。
応募者が即戦力になれるかどうか判断します。
基本的には、聞かれたことに対して素直に回答すれば良いですが、「転職先でも活かせるこんな経験を持っている」と伝わるように話すことが大切です。
たとえば施工管理の中途採用面接では、現場経験について詳しい質問をされることがあります。
建物の名前や現場の規模、総工事費などを答えられるように、今までの経験を整理しておき、転職先と共通する部分があれば強調しましょう。
強みと弱み
面接官は応募者の強みと弱みを聞くことで、自己分析ができているかどうかを確認します。
- 強み:自分の強みが業務でどのように役立つか、具体的に説明します。強みを発揮した実際の業務上のエピソードを交えると、説得力が増します。
- 弱み:改善策を含めて伝えます。
強みと弱みは、反対の内容にすると考えやすいです。
たとえば業務の目標達成意識が高いことを強みとする人は、「その反面、完璧主義なところがある」と言うことができます。
今後のキャリアプラン
キャリアビジョンを聞くことで、応募者が長期的にどのような目標を持っているかを確認します。
長期的なキャリアビジョンを持っていないと、すぐに辞めてしまうのではないかと危惧されます。
応募企業の特徴を踏まえた現実的なビジョンを伝えることが重要です。
資格取得や具体的な職務での貢献について述べると良いでしょう。
他社への応募状況
面接官は他社への応募状況を聞くことで、転職活動の進行状況と、入社の意志を確認します。
他の企業にも応募している場合、正直に伝えましょう。
どんな企業に応募しているのか聞かれたときは、業界・業種や、自分なりの「企業選びの軸」を伝えるとよいでしょう。
覚悟しておくべきポイントの確認
建設業界では、残業が多い職場や、体力が必要な業務もあります。
建設業界ならではの覚悟しておくべきポイント
- 現場は朝早い
- 体力が必要
- 週休2日制ではない会社が多め
- 労働時間が長い
そのような覚悟しておくべきポイントに対して、「うちは残業がこれくらいあるけど、大丈夫か」「体力が必要だが平気か」などと聞かれることがあります。
「前職でもこうだったから自信がある」「趣味で運動をしているから体力はあるほうだと思う」などと答えるのがおすすめです。
逆質問
面接の最後には、「何か質問はありますか?」とほぼ必ず聞かれます。
これは逆質問と呼ばれるものです。
逆質問には、応募者の疑問点を解決し、入社後のミスマッチを防ぐ目的ががあります。
入社後の具体的な業務内容や勤務地、社内の雰囲気などを質問し、入社への熱意をアピールしましょう。
「特にありません」と答えるのは避けましょう。
建設業界への転職で面接に挑む際のポイント
建設業界への転職で面接に挑む際は、以下3つのポイントに注意しましょう。
面接に挑む際のポイント
- 話が長くなりすぎないようにする
- 現職・前職の悪口は避けポジティブに回答する
- 改善に向けてどのように行動したか話す
話が長くなりすぎないようにする
面接での回答は、わかりやすく簡潔にまとめましょう。
長すぎる回答は相手に伝わりにくく、要点がぼやけてしまいます。
面接時間は限られているため、長々と話すと迷惑です。
複数人でひとつのモノを完成させる建設業界では、特にチームワークやコミュニケーション力が重視されます。
質問に対して要点をまとめて答えられないと、意思の疎通やコミュニケーションに問題があると判断されかねません。
現職・前職の悪口は避けポジティブに回答する
前職の悪口を言うことは、面接官に悪い印象を与える可能性が高いです。
悪口を言う人は「誠実さが欠ける」、「人間関係を乱す恐れがある」と見なされることがあります。
前職に不満があったとしても、「自分の理想とする働き方や目標を実現するために、最適ではなかったこと」という観点で話してください。
将来のビジョンや目標と結びつけて、ポジティブに話すことで、前向きな姿勢を示しましょう。
改善に向けてどのように行動したか話す
面接では自身が直面した問題にどのように対処したか、具体的に話すことが重要です。
改善に向けた行動や努力を示すことで、問題解決能力や積極性がアピールできます。
例えば、転職理由となった職場の課題に対して提案をした経験や、自身の工夫を紹介することで、面接官に前向きで積極的な印象を与えることができます。
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建設業界の転職では面接でよく聞かれる質問への回答を準備しておこう
建設業界の転職では、面接でよく聞かれる質問への回答を準備しておきましょう。
今回ご紹介してきた質問は、どれも面接では定番です。
特に自己紹介・職務経歴・前職を退職した理由・志望動機は、高確率で聞かれるので、話す内容を頭の中で整理しておくことをおすすめします。