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土木施工管理技士とは?気になる仕事内容や年収・必要な資格を解説!

土木施工管理技士とは ガテン系の転職

「土木施工管理技士の仕事内容ってどんなの?」
「土木施工管理技士は稼げる仕事?年収はどれくらい?」
「土木施工管理技士になるために資格は必要?難しい?」

土木施工管理技士という職は気になるものの、まずは仕事内容や年収などは実際のところどうなのかが気になりますよね?

土木施工管理技士の主な仕事内容は、橋・ダム・道路・トンネルなどライフラインに欠かせない基盤の整備です。

河川・道路・鉄道などあらゆる土木建設の場で活躍するスペシャリストであり、相次ぐ地震・台風などの天災や人工建築物の老朽化に伴い、近年では需要が急増している職種です。

このページでは、土木施工管理技士の仕事内容・年収・必要な資格について解説していきます。

土木施工管理技士に興味がある人は、ぜひ最後まで読んでいってくださいね!

この記事で分かること

  • 土木施工管理技士の仕事内容
  • 平均年収について
  • 必要な資格(土木施工管理技士1級・2級)
  • 土木施工管理技士になる方法

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土木施工管理技士の仕事内容

土木施工管理技士は、下記のさまざまな土木工事の現場で施工管理をします。

  • 河川
  • 道路
  • 橋梁
  • トンネル
  • 上下水道
  • ダム
  • 空港建設
  • 災害の復旧
  • 海岸
  • 土地区画整理

土木工事現場のスペシャリストとして、工事が計画通り円滑にすすむよう管理するのが、土木施工管理技士の仕事です。

土木施工管理技士とはズバリ現場監督をする役割を担い、その仕事内容は下記の通り多岐にわたります。

  • 施工計画
  • 工程管理
  • 品質管理
  • 原価管理
  • 安全管理

土木建築業界の第一線で活躍する土木施工管理技士の主な仕事内容について、詳しく解説していきますね!

施工計画

施工計画とは、建設工事を設計通りかつ予算内で安全にすすめるための工法を計画することです。

施工計画の項目は、下記の5項目があります。

  • 工事の目的・内容・契約条件などの確認
  • 現場条件(地形・気候など)の確認
  • 基本工程
  • 施工方法
  • 仮設備の選択や設置

上記5点の項目について調査や検討を十分におこない、最適な施工体制を決定します。

工程管理

施工管理技士は工期(納期)を守るため、現場作業が計画通りにすすんでいるのか工程管理をします。

現場での不具合やトラブルがあれば、解決のために調整対応が必要です。

土木現場では自然環境の中での作業が多いため、予期せゆ事態が多々起こります。

また顧客や発注者に対して適宜、説明・確認作業をするのも工程管理の仕事の一つです。

作業の進み具合を適切に管理することで、手戻りを防止できますね。

手戻りとは、作業工程に問題が発生し前工程に戻ることを指し、時間・人的労力・費用が無駄に発生してしまいます。

土木施工管理技士は、工程管理を徹底することで無駄なコストを防ぐ、重要な仕事です。

品質管理

施工管理技士は、建設物が品質基準を満たしているのかを技術的観点から確認する、品質管理もしますよ。

具体的には、下記などをチェックします。

  • 建設物が基準を満たした強度・機能・材質か
  • 建設物が設計書通りの寸法・形状通りか

品質管理には、品質トラブルが発生しないよう事前におこなう予防保全対策も含まれます。

都度施工写真を撮り、施工記録を残すことも重要な仕事ですね。

基準の品質に満たない場合、手戻しをするなど対応し、品質を確保しなければなりません。

また、原因の徹底追及・周知徹底・ミスの再発防止に努めます。

原価管理

建設業界は規模が大きく巨額のお金が動くため、土木施工管理技士として原価管理の仕事は欠かせません。

原価管理は、主に下記のようなものがあります。

  • 実行予算・・施工計画に基づき算出した金額
  • 原価  ・・賃金、現場運営費、建材費など

土木施工管理技士は、原価が実行予算を上回らないように施工計画・工程管理・品質管理をおこないます。

原価管理は、利益計上するためにとても重要です。

安全管理

現場の作業員の安全管理をするのも、土木施工管理技士の重要な仕事の一つですよ。

労働環境が改善されつつある建築業界ですが、ハードな肉体労働なので作業中のケガなどのリスクは発生しやすいです。

法令を遵守した足場や仮設備が、きちんと整備されているか確認します。

また屋外での作業が多いことから、熱中症を起こしていないかなど、作業員の体調管理にも配慮しなければなりません。

作業員が二日酔いでお酒の匂いがする場合は、平均台を使用して本当にその日働いても問題ないかのチェックをすることもあります。

土木施工管理技士として、現場環境や作業員の安全管理は時には命にも関わるため、とても重要ですよ。

建築士に必要な資格とは?必要なスキルや建築技師・建築施工管理技士との違いも解説!

土木施工管理技士の平均年収は400万円

土木施工管理技士1級の平均年収は、400万円です。

そして土木施工管理技士2級の場合は、300~350万円が平均年収になります。

近年人材不足が続く土木工事の現場では、需要の高い土木施工管理技士は転職に有利です。

人材確保のため、年収が高く設定されていることもありますよ。

スキル・経験を磨けば、さらに収入アップできます。

また下記のように資格を取得してキャリアアップして、高収入を狙うことも可能です。

  • 英語系の資格を取得して海外事業に進出
  • 高圧ガス製造保安責任者などの資格を取得して専門性を高める

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土木施工管理技士1級と2級の違い

土木施工管理技士は、1級と2級に分類される国家資格です。

50代~60代の挑戦者も決して珍しくない資格で、更新制度がないので永久的に資格を保持しておけます。

一般的には、まず2級施工管理技士の資格を取得し、次に1級施工管理技士の資格取得に挑戦しますね。

土木施工管理技士1級と2級の違いについて解説していきます。

  • 現場の規模が違う
  • 受験資格が違う
  • 試験内容や難易度は?

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現場の規模が違う

土木施工管理技士が携われる現場の規模は、下記のように資格によって異なります。

  • 1級 ・・大規模な土木工事の施工管理
  • 2級 ・・小規模な土木工事の施工管理

1級は管理技術者として、請負代金の総額4000万円以上の大規模な現場で働けます。

2級は主任技術者として、作業工程ごとの責任者としての役割を担います。

1級の方が、業務内容の範囲が広く現場も大規模になりますね。

受験資格が違う

1級と2級では、受験資格が違います。

1級は第一次検定と第二次検定に分かれており、基本的な受験資格は下記の通りです。

1級土木施工管理技士の受験資格
最終学歴または資格 土木施工に関する実務経験年数
指定学科 指定学科以外
大学・
専門学校(高度専門士に限る)
卒業後3年以上 卒業後4年6ヵ月以上
短大・高専
専門学校(専門士に限る)
卒業後5年以上 卒業後7年6ヵ月以上
高校・中学
専門学校(高度専門士・専門士を除く)
卒業後10年以上 卒業後11年6ヵ月以上
その他 学歴問わず15年以上

2級の受験資格は、下記になります。

2級土木施工管理技士の受験資格
最終学歴または資格 土木施工に関する実務経験年数
指定学科 指定学科以外
大学・
専門学校(高度専門士に限る)
卒業後1年以上 卒業後1年6ヵ月以上
短大・高専
専門学校(専門士に限る)
卒業後2年以上 卒業後3年以上
高校・中学
専門学校(高度専門士・専門士を除く)
卒業後3年以上 卒業後4年6ヵ月以上
その他 学歴問わず8年以上

指定学科とは、下記5学科などが該当しますよ。

  • 建築学科
  • 土木工学科
  • 農業土木科
  • 森林土木科
  • 都市工学科

土木施工管理技士の資格は、誰にでも受験資格があるわけはないので事前確認や計画性が重要ですよ。

試験内容や難易度は?

土木施工管理技士の試験内容や難易度について、解説していきます。

試験内容は、1級と2級ともに下記通りです。

第1次検定 ・・四肢択一式マークシート方式
【出題科目】
土木一般、専門土木、法規、共通工学、施工管理法

第2次検定 ・・記述式
【必須問題】
担当した土木工事における施工管理経験を記述
【選択問題】
施工管理、工程管理、品質管理、安全管理、環境対策など

1級と2級の直近の合格率は、下記をご覧ください。

合格率
1級 2級
第一次検定 第二次検定 第一次検定 第二次検定
受験者数 29,745人 24,204人 19,968人 30,437人
合格者数 17,885人 7,499人 14,488人 12,852人
合格率 60.10% 31.00% 72.60% 42.20%

2級と比較して、1級の合格率はかなり下がっていますね。

とはいえ3割程度は合格しているので、受験資格を満たすことができれば、あとは努力次第で合格できそうな難易度です。

土木施工管理技士の主な転職先

近年、需要が高まっている土木施工管理技士は転職活動を有利にすすめられます。

土木施工管理技士の主な転職先として、下記4つを紹介していきますね。

  • マリコン(マリンコンストラクター)
  • 道路会社
  • 官公庁
  • ゼネコン

マリコン(マリンコンストラクター)

マリコン(マリンコンストラクター)は、港湾・護岸工事や海底トンネル工事など海洋系の土木に特化した建設会社を指します。

これまで海洋土木での実務経験・実績がある人は、市場価値が高く重宝されますよ。

企業ごとにダム・堤防・橋・空港など得意分野が異なりますので、自分のスキル・経歴に合った企業選びをしましょう。

海外事業を展開している企業も多いので、英語力を磨いておくとより有利になりますよ。

道路会社

道路会社では、新たな道路の建設・メンテナンス・震災の復旧工事などを主にします。

土木施工管理技士1級を取得しているとかなり転職に有利ですが、2級の取得だけでも十分戦える転職市場ですよ。

道路会社への転職を検討している人は、舗装施工管理技術者や高速道路点検診断士などの資格を取得しておくと、転職成功しやすいです。

道路会社での業務は社会的貢献度の高いものが多いので、やりがいを感じられますよ。

官公庁

土木施工管理技士としてのスキル・経験を磨いて、土木技術職員として官公庁で働くことも可能です。

官公庁では収入が安定し、労働時間などの環境もきちんと整備されているのが魅力ですね。

人気の転職先なので倍率は高いですが、土木施工管理技士の資格があれば高い評価を得やすいですよ。

ゼネコン

土木施工管理技士の転職先と一般的なのが、総合工事業や総合建設業に携わるゼネコンですね。

ゼネコンでも大手、中小など企業の規模はさまざまです。

土木施工管理技士1級を取得しておくと、大手ゼネコンの転職に有利になりますよ。

大手では、収入アップや労働環境の改善に期待できますよ!

土木施工管理技士におすすめの転職エージェント

転職エージェントを利用することで、書類作成や面接対策・内定後のフォローなどさまざまなメリットがあります。

転職活動では転職エージェントを複数利用することで、効率良くすすめられるのでおすすめです。

土木施工管理技士の転職におすすめの転職エージェントを、下記3社紹介していきますね。

  • GATEN職
  • 建職バンク
  • doda
  • ビズリーチ
  • マイナビエージェント

GATEN職

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【まとめ】土木施工管理技士は資格を取って建設業界でキャリアアップを目指そう!

このページでは、土木施工管理技士の仕事内容について解説してきました。

土木施工管理技士の主な仕事内容は、下記の5つでしたね。

  • 施工計画
  • 工程管理
  • 品質管理
  • 原価管理
  • 安全管理

土木施工管理技士には1級と2級がありますが、どちらも受験資格を満たしていれば勉強をしっかりしておけば合格の可能性はあります。

資格の更新制度がないので、永久的に使えるのが嬉しいですね。

資格取得をしておくと、50代60代以降もキャリアに不安を感じる必要がありません。

また転職活動でも有利になるので、建設業界でキャリアアップしていきたい人は、土木施工管理技士がおすすめですよ!

建築業界に向いている人とは?建築業界でもとめられるスキルや仕事内容

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