派遣で仕事を始めようと思っていたり、転職を考えている場合、少しでも有利な時期に行いたいですよね。
一年を通して求人が多い時期と少ない時期があるとすれば、多い時期に仕事探しをした方が実際メリットは多いです。
そこでこの記事では、派遣会社で約10年勤務している私が、派遣での就業を有利に始められる時期とその方法を具体的にお伝えしていきます。
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派遣で仕事を始めようと思っていたり、転職を考えている場合、少しでも有利な時期に行いたいですよね。
一年を通して求人が多い時期と少ない時期があるとすれば、多い時期に仕事探しをした方が実際メリットは多いです。
そこでこの記事では、派遣会社で約10年勤務している私が、派遣での就業を有利に始められる時期とその方法を具体的にお伝えしていきます。
1年を通して派遣の求人が多い時期は明確にあります。
その理由を含めて、それはいつなのかというところを具体的にお伝えしていきます。
基本的には、派遣であろうと正社員であろうと、雇用形態にかかわらず求人が多い時期は同じと考えてもらってOKです。
月別の求人の推移がわかりやすいデータがありましたので、参考にしていただきながら、読み進めていただければと思います。
参考:公益社団法人全国求人情報協会「求人広告数集計結果」全国における求人広告掲載件数集計期間:平成29年4月~平成30年3月)
こちらは求人広告の月別の掲載件数の推移です。
求人広告が多いということは、採用活動が活発に行われているということになりますので、派遣の求人も多い時期と言うことができます。
就職活動に狙い目な時期の一つに、9月~11月があります。
なぜこの時期に求人が多くなるかというと、その理由は契約期間にあります。
基本的に、契約社員や派遣社員は有期雇用契約で勤務しています。
その多くが、3か月契約や6か月契約、1年契約と四半期に合わせて契約を交わしています。
3か月契約と6か月契約の契約期間の終了が重なってやってくるのが9月末なのですが、契約期間の切れ目なので当然そのタイミングで退職をする人は増えます。
その退職者の補充のために、9月・10月は求人数が増えるのです。
また11月に求人広告が多いのは、9月・10月に採用できなかった求人を、年末年始休暇があり採用活動や研修が滞る12月を迎える前に、採用しておきたいという企業の思惑があるからだと考えられます。
またよく聞く話で、夏のボーナスをもらってしばらくしてから退職意志を伝えるというケースもあります。
これも9月・10月に求人が増える要因の一つと考えられます。
年明けの1月~3月は、1年の間で最も求人活動が活発になる時期です。
前述と同様の考え方で、有期契約で働いている人の契約期間の終了が最も集中するのが3月末です。
3か月、6か月、1年で契約していた人たちが一気に契約期間の終了を迎えるからです。
また年度の変わり目ということもあり、会社を変えて心機一転がんばろうという心理的要因も働きます。
冬のボーナスとの関係性についても、12月に支給された後しばらくして退職と考えると、時期的には3月末が最も切りが良いでしょう。
それらの要因から、年明け1月~だんだんと求人広告が増えていき、3月にピークを迎えるということになります。
逆に、求人が少ない時期とその理由を見ていきましょう。
5月は、1年のうち最大の求人活動が行われる3月で採用された人材が4月に入社したばかりなので、最も求人が減ります。
また新卒採用も4月ですので、研修を終え配属が決まってからでないと各部署での欠員状況が定まりません。
またゴールデンウィークもあり会社が休みのため、物理的に採用活動ができないということも重なって、5月は求人数がぐっと落ち込みます。
その後6月~7月にかけて若干求人が増えていきますが、その背景は4月入社者がゴールデンウィーク中のモチベーション低下や、5月病などによって一定数の退職が発生するため、その穴を補充する必要があるからと考えられています。
なんとなくイメージがつくと思いますが、8月と12月は長期連休があります。
お盆中や年末年始は、休みの会社が多いため採用活動が止まります。
また、求職者側としてもお盆や年末年始に就職活動をしようとはあまり思わないでしょう。
そのような背景から、長期連休がある月は求人も少ないということになります。
派遣会社によっては、登録をしているところもあるかと思いますが、実際に紹介が進むのは連休明けになります。
派遣先の企業も、連休明けはバタバタしていることが多いので、結局勤務開始できるのはけっこう先というケースもあります。
ねらい目の時期がわかったところで、実際に求職(転職)活動を始める時期は、いつ頃がベストなのか?という疑問が出てくると思います。
スムーズに仕事を決めるために、仕事探しを始めるベストなタイミングはいつなのでしょうか?
基本的には、求人の多い時期の2か月くらい前から派遣会社へ登録を始めることをオススメします。
それ以上前だと、まだ企業側で退職者が確定していない状態であることが多いので、採用活動をしていないということになります。
また動き出しが早すぎると、派遣会社も人間なので忘れられてしまうということもあります。
2か月くらい前であれば、おおむね契約更新の確認は1か月~1か月半くらい前に行いますし、労働者側も1か月以上前に伝えることが多いので、徐々に採用活動を始める企業が多く、タイミングよく出てきた求人を捕まえられるでしょう。
タイミングを待つよりも効果的なのは、就職(転職)しようと思ったその瞬間に活動を始めることです。
早く始めれば、それだけチャンスは増えますし、求人の多いタイミングへの準備もしっかりできます。
先ほど、派遣会社から忘れられる可能性も、と言いましたが、忘れられたら思い出してもらえばよいのです。
派遣会社には一度登録すれば、あとは電話一本で求人の状況を聞いてエントリーができます。
そろそろ求人が増えてくるかな?というタイミングで、派遣会社に連絡をして求人情報の確認と、仕事を始めたい意志を伝えれば、情報が残っているので思い出してもらえます。
動くなら早いに越したことはありません。
求人が多くなる時期を調べたり、考えたりすることに時間を割くより、より自分にマッチした仕事を一秒でも早く探し始めるようにしましょう。
派遣会社選びについても、できるのならたくさん登録しておくことをオススメします。
派遣会社によって得手不得手もありますし、取引先の企業も異なるため、多くの派遣会社に登録して相談と比較をしながら、自分に合った求人を探しましょう。
ここで肝心なのは、かならず他の派遣会社でも仕事を探していることと、自分がどんな仕事をしたいかを包み隠さず伝えること。
変に嘘をついて、自分の信用を落としたら紹介してもらえなくなる可能性もあります。
正直に伝えれば、派遣会社も全力でマッチした仕事を探してくれるはずです。
1年を通して、求人が多い時期や少ない時期は傾向があります。
シンプルに考えると求人が多い時期に就職活動をした方が有利に思えますが、その時期に増えるのは求人だけでなく、同時に求職者も増えます。
求職者が増えれば、その分、採用枠を争う競争も激しくなります。
求人が増えるということはその分選べる仕事の幅も広がるので、その点はメリットではありますが、求人倍率は時期によってそれほど変化がないのが実情です。
就職や転職をしようと考えているのであれば、時期を待って動かないでいるより一秒でも早く活動を開始して、目の前に来たチャンスを逃さず捕まえられるように準備をしておくようにしましょう。
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