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それ仕事辞めたい病?それともうつ?すぐできる克服法を7つ伝授

それ仕事辞めたい病?それともうつ? 退職希望

「最近仕事を辞めた過ぎて、どうすればいいかわからない」

「ネットでよくみる“仕事辞めたい病”って何?もしかしたら自分もそうかも?」

こんなふうに悩んではいませんか?

仕事をしているとき、ふと辞めたくて辞めたくて仕方なくなった経験がある人も多いでしょう。

なんとか考え方を変えようと思ってもなかなかうまくいかず、仕事へのモチベーションが上がらなくて、ミスが増えたり成果が上がらなかったりして、さらに仕事を辞めたくなるという悪循環にもなってしまいがち。

とはいえ、「すぐに辞めて収入がなくなっても困る」という気持ちも良くわかります。

だからといって、そのまま無理して続けていると本当の病気として発症してしまう危険性も。

そこでこの記事では、ほとんどの人が一度はかかったことのある「仕事辞めたい病」についてのお悩みを、解決していきたいと思います。

具体的には、

  • 仕事辞めたい病の原因と症状
  • 仕事辞めたい病の克服方法
  • うつ病かどうかの確認方法
  • うつ病だった場合の対策

などを、人材業界で10年間勤務している筆者が、わかりやすくまとめて解説していきます。

5分くらいで読めますし、これからどうしていけば良いかが明確になると思いますので、悩んでいる方はぜひ読んでみてください。

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仕事辞めたい病って何?

そもそも仕事辞めたい病というのは、どういうものを指すのでしょうか?

仕事辞めたい病の症状と、その原因をまずは明らかにしていきましょう。

仕事辞めたい病の症状

お分かりだとは思いますが、仕事辞めたい病は、正式な病気ではないので明確な定義はありません。

ただ仮に症状を定義したとすると、それは「とにかく仕事を辞めたくて仕方がない。

いつも頭から離れなくて仕事に集中できないし、プライベートでも考えてしまう」という状態でしょう。

働いていれば誰でも少しくらいは、仕事を辞めたいと思うと思います。

そうではなく、辞めたいという思いが度を越していて、常に考えてしまい何も手につかないという状態になってしまったときは、仕事辞めたい病にかかっているといってよいでしょう。

仕事辞めたい病にかかる原因

仕事辞めたい病は、どのような原因でなるものなのでしょうか?

人によって原因は様々だと思いますが、例として以下のようなものが考えられます。

  • 人間関係がうまくいかない
  • この会社で働いていても将来性が無い
  • 仕事にやりがいを感じない
  • 上司や社長を好きになれない
  • 何をやっても怒られる
  • クレームが多すぎ
  • そもそも完全なブラック企業

このような不満は、だれもが多かれ少なかれ抱いているもの。

ただ仕事辞めたい病は、何らか今の仕事に対して不満を感じていて、それの不満が我慢の限界に達したときに発症します。

そうすると、もはや冷静に物事を考えられなくなって、なぜ仕事を辞めたいのか?ということも良くわからなくなってきてしまう人も多いと思います。

原因がわからないと対策も立てられなくなるので、この状態になってしまうと、なかなか解決するのが難しくなるでしょう。

仕事辞めたい病の人はかなり多い

仕事辞めたい病と言える人は、かなり多くいます。

調査会社の株式会社アスマークが「現在正社員で働いている20~49才男女を対象に取ったアンケート」によると、約4割の人が「日常的に仕事を辞めたいと思っている」ことがわかりました。

Qあなたは日常、仕事を辞めたいと思うことはありますか?

  • かなりある 21%
  • ある 18.3%
  • たまにある 47.3%
  • ない 13.3%

「たまにある」と答えた、いわゆる仕事辞めたい病の初期の人を含めると、その数はなんと「86.6%」に登ります。

仕事をしている人のほとんどが、日常的に仕事を辞めたいと考えてしまう「仕事辞めたい病」にかかっているということがいえますね。

引用:株式会社アスマーク「仕事に関するアンケート調査」

仕事辞めたい病の原因と、その多さについて解説してきましたが、では仕事辞めたい病を克服するにはどうすればよいのでしょうか?

次は、具体的な克服法を見ていきましょう。

仕事辞めたい病の克服法7つ

仕事辞めたい病の症状と原因を見てきましたが、ではどうやってそれを克服していけば良いのでしょうか?

この章では、様々な視点から見た仕事辞めたい病の克服法を7つご紹介していきたいと思います。

まずは自分が辞めたい原因を突き止めよう

仕事辞めたい病を克服するためにまず初めに必要なのは、「なぜ自分は仕事を辞めたいのか?」を明確にすることが肝心です。

仕事でもそうだと思いますが、何かの課題を解決しようとするとき、まずは原因を追究しますよね。

そのプロセスは、仕事辞めたい病の克服でも一緒。

まずは、自分がその仕事を辞めたいと思った原因を深掘りしてみてください。

おすすめの方法は、「紙に書き出して考える」こと。

紙に書くことで思考が深くなったり、整理されたりして、頭の中でぐるぐる考えるよりも原因を突き止めやすくなります。

もし深く考えてもわからないという場合は、審理できる人や、転職エージェントなどに相談しても良いと思います。

これだ!というものがなかなか見つからない場合は仮説でも良いです。

自分が仕事を辞めたい原因をまずは、何らか定めてみましょう。

原因に対しての捉え方を変える

物事は全て捉え方でどうにでも変えることができます。

仕事を辞めたいと考えている原因が突き止められたら、今度はその原因を自分がどう捉えるか?を決めましょう。

もし後述する克服法の、転職という方法を取らないのであれば、「どうやってその職場で続けていくか?」を考えなければいけません。

その時に、仕事を辞めたい原因そのものを変えようとするのは往々にして難しいもの。

例えば、人間関係が原因であれば相手を変えなければいけませんが、それは自分がどうにかできる事ではないので、難易度は非常に高いでしょう。

また、サービス残業が横行しているということが原因なのであれば、会社の社風やコンプライアンス意識を変える必要がありますが、これも一筋縄ではいかないのは想像に難くないと思います。

では、どのようにしてこういった外部環境を変えずに、仕事辞めたい病を克服すればよいのかというと「自分の捉え方」を変えるしかありません。

具体的に言うと、いつも褒めずに指摘ばかりしてくる上司が原因の場合、「この人は自分が上司になったら反面教師にするためにいるのだ」と考えることで捉え方が少し前向きになります。

また、サービス残業が横行している環境なのであれば、「いかにして業務効率を上げて残業をしなくても良くするかを試されている」と考えて早く業務を終わらせられるための勉強をしたり、仕組みを考えたりすることで、自分のスキルにもなりますし、モチベーションも保てるはず。

このように、まずは変えられない相手に対してあれこれ悩んでいるよりも、自分を変えてしまった方が早いという考えをもって、意識的に捉え方を変えることができれば、いずれ仕事辞めたい病は克服できるでしょう。

発する言葉を変える

仕事辞めたい病にかかっている人は、自分の発している言葉を見直してみるのも良いかもしれません。

ネガティブな言葉や、「辞めたい」という発言が多くなっているなら、それが仕事辞めたい病をさらに悪化させている可能性が高いです。

「言霊」という言葉を聞いたことはありませんか?

言霊とは、自分が言った言葉が魂をもって現実になっていくという昔からの言い伝えみたいなもの。

オカルトのように考えている人もいるかもしれませんが、これは最近では「アファメーション」という形で証明されつつあります。

アファメーションとは、NASAや米国国防総省、または世界の名だたる企業で取り入れられている手法で、ざっくりいうと「理想を言葉にして発することによって現実化していく」というものです。

自分が発している言葉を一番聞いているのは自分。

すなわち、1つの自己暗示のような形で自分が発した言葉は、自分に返ってきているのです。

そのため、仕事辞めたい病にかかっている人が、仕事に対してのネガティブな発言や「辞めたい」と事あるごとに誰かに言ったり、独り言でも言ったりしていると、それが辞めたい気持ちを増長して、仕事辞めたい病を悪化させているということは充分にあり得ます。

そのため仕事辞めたい病を克服したいなら、ネガティブな発言をしないだけでなく、ポジティブな言葉や、「仕事が楽しい。

ずっと続けたい」というような胸のことを意識的に口にしていく必要があります。

はじめは違和感があるかもしれませんが、続けていけば慣れていくはず。

仕事辞めたい病を抱えながら仕事を続けていくよりは、前向きな気持ちで仕事ができたほうが幸せなのは間違いないので、少しの期間その違和感と戦って頑張ってみることをおすすめします。

将来のビジョンを描く

仕事辞めたい病を発症してしまっている人は、「目の前の嫌なこと」で頭がいっぱいになっているかもしれません。

目の前の嫌なことで頭がいっぱいになると、将来のことや、その辛いことの先にどんな良いことが待っているかということまで頭がいかなくなり、「その辛さから逃げたい」という思いに支配されがち。

それがすなわち「仕事辞めたい病」なのです。

こういった傾向がある人に効果的な克服法は、「将来のビジョンを描く」こと。

今その目の前の嫌なことが、「自分の将来にどうつながっていくか?」「その辛い経験がこの先どんな良いことをもたらしてくれるか?」ということに目線を変えてみましょう。

マラソン選手でも、その辛い練習の先には「自己ベスト」や「大会での優勝」が待っているでしょうし、そのために辛い練習をしているはずです。

仕事に置き換えると、その目の前のつまらない仕事や辛い仕事は、「給料アップ」「昇進」につながるかもしれませんし、「自分のスキルアップ=転職への優位性」につながっているかもしれません。

この「将来何のためになるか」という「何の」に何が入れば、仕事辞めたい病を克服できるかは人によって違います。

仕事辞めたい病にかかっているときは自然と目の前のことで頭がいっぱいになってしまいがちなので、意識的に「将来」に目を向けることで、克服するきっかけになると思います。

その仕事は誰の何のためになっているか?明確にする

「3人のレンガ職人」という話をご存知ですか?

これは、仕事に対してのモチベーションについて考えさせられるイソップ寓話で、仕事辞めたい病の克服にも、大きなヒントが隠されています。

簡単にストーリーをご紹介しましょう。

旅人がある町を歩いていると、1人の男が難しい顔をしてレンガを積んでいた。

旅人は「ここで何をしているのですか?」と尋ねたところ、「見ればわかるだろう。

ただのレンガ積みさ。

腰は痛いし手もひび割れて最悪だ」と答えた。

もう少し歩くと、同じくレンガを積んでいる男に出会った。

旅人が「ここで何をしているのですか?」と尋ねると「俺はここで大きな壁を作っているのさ。

この仕事のおかげで俺は家族を養っていける。

大変さは感じないよ」と特に辛そうな感じもなく答えた。

さらに歩いていくと別の男が活き活きと多能思想にレンガを積んでいるのに出くわした。

旅人は同じく「ここで何をしているのですか?」と尋ねた。

すると男は「俺たちは、歴史に残る偉大な大聖堂を造っているのさ。

ここで多くの人が神の祝福を受けて、悲しみを払う。

素晴らしいだろう!」と答えた。

この話から何がわかるかというと、その人の「働く目的」の違いによって、モチベーションが大きく変わるということ。

仕事辞めたい病にかかっている人は、もしかすると「目的もなくただレンガを積んでいる人」になっているかもしれません。

あなたがしているその仕事は、「誰の」「何の」ためになっていますか?

それを改めて考えてみることで、仕事の目的が変わって、捉え方も変わるかもしれません。

そうなれば、仕事を辞めたいという想念から解き放たれて、仕事辞めたい病を克服することができるでしょう。

信頼できる人に相談してみる

これまでは、自分の内面を変えることで仕事辞めたい病の克服法をご紹介してきましたが、なかなか自分独りで克服するは難しいと感じることも多いですよね。

そういう場合は、人に頼るのも一つの有効な手段です。

今自分が「仕事を辞めたくて仕方がない状況にいる」ことを、信頼できる誰かに、例えば先輩や親友、恩師や家族などに相談してみてください。

いますぐ仕事を辞めたい!退職したいときに相談する相手としてはいけない相手

信頼できる人であれば、あなたのことを親身になって考えてアドバイスしてくれるでしょうし、第三者目線で客観的な意見を言ってくれることでしょう。

それが、あらためて自分の仕事や置かれている状況を捉えなおすきっかけになり、ひいては仕事辞めたい病を克服することにもつながるはずです。

また誰かに相談することで、自分の頭が整理され、同じく仕事辞めたい病を克服できるヒントを得られることもあるでしょう。

仕事辞めたい病にかかっている人は、どうしても自分だけで悶々と考えてしまって、自分や周りがしっかりみられていないということも多いです。

そのため、信頼できる人に自分の状況を話して、アドバイスをもらうことが克服するためのきっかけになることでしょう。

転職サイトや転職エージェントに登録してみる

転職サイトや転職エージェントに登録するのも、仕事辞めたい病の克服には有効でしょう。

理由は2つあります。

1つは、転職サイトや転職エージェントに登録することで「自分はいつでも辞められる」という状況を作ることにつながるので、現職に対する依存度が軽くなるから。

仕事辞めたい病の悩みの根本は、「仕事を辞めたいけど辞められない」という状況が引き起こすもの。

すんなり辞められるなら辞めればよいだけの話ですので、そもそも「辞めたい」とは悩みませんよね。

この「辞められない」と思っている背景には、「次の仕事が見つかるか不安」「収入がなくなったり、ブランクができたりしたらどうしよう」などという不安があるはずです。

転職サイトや転職エージェントに登録することで、転職先の候補が具体的に見えると、今の仕事にしがみつく必要が無いことが分かるはずです。

現在の日本は、近年まれにみる人手不足。

求職者にとっては圧倒的な売り手市場です。

「いつでも転職できる」と思えば、仕事に対してのストレスやプレッシャーが軽減され、仕事辞めたい病を軽減することにつながります。

2つ目の理由は、転職エージェントのアドバイザーに相談できるので、プロの視点から現職に対しての客観的な意見をもらうことができるから、転職エージェントは、たくさんの企業を見ていますし、同時にたくさんの転職希望者とも話をしています。

そのため、あなたがいま働いている会社がどんな会社で、あなたが置かれている状況や持っている考えがどのようなものかを、かなり正確に教えてくれるでしょう。

担当になったアドバイザーにもよるかもしれませんが、プロの視点から現職を続けたほうが良いと思えば、正直にそれを勧めてくれるアドバイザーもいます。

転職エージェントの収益構造からして、転職希望者が自社の求人で入社しない限りは報酬が発生しないにもかかわらず、です。

そのアドバイザーが信用できるということが前提にはなりますが、様々な企業や人材を見てきたプロからのアドバイスは、仕事辞めたい病を克服するということにおいても、受けて損は無いといえるでしょう。

もはや転職する

どうしても、仕事を辞めたいという思いが消えない場合、実際に転職してしまうということが最善の策である場合もあります。

仕事辞めたい病にかかってしまったのは、どうしようもないことが原因にあることもあるでしょう。

  • あまりに多すぎる残業
  • あきらかなパワハラやセクハラ
  • 同僚や先輩からの悪質ないじめ

このような、どうしようもない状況に見舞われている人は、無理をして仕事辞めたい病を克服しようとすると、自分の身を壊し、取り返しのつかないことにもなりかねません。

上記のようなことにあてはまる人は、すぐに転職することをおすすめします。

現職で無理に仕事辞めたい病を克服しようとする必要は無く、さっさと転職して正常な環境に身をおけば、「仕事を辞めたい」という思いは消えてなくなるでしょう。

ただ、転職先でも同じような劣悪な環境に置かれないとも限りませんので、事前に転職エージェントなどから転職先の企業について詳しく情報収集をしておくことは必要でしょう。

転職したいと思ったらまずは自分の見直しから!転職活動で慌てないためのコツ
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もしかしてそれ“うつ病”かも?確認方法と対策

仕事辞めたい病と、その克服法について詳しく解説してきました。

しかし、いまあなたが感じている辛い思いは、もしかすると「仕事辞めたい病」ではなく、れっきとした「うつ病」かもしれません。

仮にそれがうつ病だった場合、克服しようとするのは正しい行動ではなく、一刻も早くその職場から距離を取る必要があります。

この章では、いま自分が抱えている「仕事を辞めたい」という思いが、うつ病かどうかの確認方法と、うつ病だった場合の対処法をお伝えしていきます。

うつ病かどうかの確認方法

いまあなたが「仕事を辞めたい」という思いに悩まされているのが、うつ病かどうかの確認方法は、主に2つあります。

それは、

  • セルフチェックする方法
  • 病院に行って診断してもらう方法

の2つです。

それぞれ詳しく解説していきます。

セルフチェックする方法

自分がうつ病にかかっているかどうかは、ある程度はセルフチェックで判断することができます。

以下のような症状がすでに出てしまっている場合は、うつ病の可能性がありますので、すぐに会社を休職し、病院へ行ってください。

  • 夜眠れない、眠りが浅く起きてしまう
  • 仕事で以前しなかったようなミスが増えた
  • 何事に対してもやる気が出ない
  • すべてが面倒に感じ、入浴や歯磨きといった身の回りのことができない
  • 食欲がない
  • 動悸や息苦しさを感じる
  • 会話の内容が頭に入ってこない

等という症状が出ている人は、とても危険な状況です。

うつ病にかかってしまっている可能性が高いです。

さらに、より客観的なセルフチェックがしたい場合は、ネット上でもチェックできるサイトがありますので、利用してみると良いでしょう。

いくつかあげておきますので、ぜひ一度試してみてください。
「5分でできる職場のストレスセルフチェック」
「セルフチェック(うつ・不安障害)」
「うつ病ネット」
「うつ病の症状チェックシート」

病院に行って診断してもらう方法

当然ではありますが、うつ病かどうかは最終的には医師でないと正確な診断はできません。

そのため、セルフチェックをしたとしても、病院に行って診断してもらうことは必要な行動です。

セルフチェックでうつ病という結果が出たとしても、それは診断ではありませんので注意しましょう。

この時に重要なポイントになるのは、「病院選び」です。

残念ながらメンタルクリニック(心療内科)は、ピンからキリまで存在するのが現状。

たまたま近くの心療内科が良いところだった場合は、うつ病かどうかを正確に診断してくれるでしょう。

しかし、悪質なところにあたってしまった場合は、誰でもうつ病と診断して、利益目的で診療および薬の処方を行うクリニックもあります。

うつ病は、血液検査でウイルスが検出されたり、レントゲンなどで腫瘍が見つかったりという、明確なエビデンス(証拠)があって診断されるものではありません。

医者からの問診によって診断されるので、極端に言えば簡単にうつ病と診断ができてしまうのです。

だからこそ、しっかりした診断と、その先にある正しい治療を行ってもらうためにも、よい病院を選ぶことは、大げさではなく人生を左右するほど大切なことになるのです。

良い心療内科の探し方は、後の章で紹介しますので、安心してください。

うつ病だった場合の対処法

では診断した結果、うつ病だったという場合は、どのように対処すればよいのでしょうか?
あなたがするべきことは、2つあります。

1つは、会社からすぐに距離を置いて休養すること。

休職でも良いでしょうし、退職するという選択肢もあるでしょう。

おそらくこの記事を読んでいるあなたがうつ病になった原因は、仕事にあるはずです。

このままその会社で仕事を続けることは、症状を悪化させ、長引かせて復職を遅らせたり、万が一取り返しのつかないことにもなりかねません。

なので、まずは会社の上司や人事に対して、メールでも構いませんのでしっかりと説明し、休職を申し出るようにしましょう。

「休んで収入が無いのは困る」という人もいると思いますが大丈夫です。

社会保険に入っている人は、申請することで健康保険から「傷病手当」が支給されるでしょうし、有給休暇が残っている人は使用するのも手です。

また発病したのが会社に原因がある場合は、労災が認められる場合があり、そうすると休業補償給付を受けられます。

詳しい申請方法などは会社の人事か、または労働基準監督署、保険組合などに確認してみてください。

一刻も早い治療を

2つ目は、一刻も早く良い病院を探して治療をうけること。

うつ病は心の風邪ともいわれていますが、風邪のように放っておいてはなかなか治りにくいもの。

そのため、なるべく早く専門の医師に診てもらい、しっかりとした治療を施してもらうのが必須となります。

このとき、ただ薬を処方するだけの病院にかかるのはNG。

しっかりと原因を特定して、根治治療をしてくれる良い病院を探し出すのが、一日も早い復帰につながってきます。

良い病院の探し方は、次の章でご紹介します。

良い心療内科の探し方

うつ病の正確な診断や、正しい治療をしてもらうためには、良い病院を探すことが最重要。

心療内科には良いところと悪質なところの差が激しく、良い病院に診てもらわないとなかなかうつ病が治らず、いつまでも復帰ができないという事態になりかねません。

良い病院を探し出すには、以下の機関を活用してみてください。

■精神保健福祉センター

精神保健福祉センターは、各都道府県や市町村が設置している、心の健康などに関しての相談を受け付けている機関です。

うつ病の他にも、ギャンブル依存症や引きこもり、アルコール・薬物依存症などの相談も受け付けています。

この精神福祉保健センターに連絡して、症状などを伝えれば、自宅から通える範囲の良い心療内科を紹介してくれます。

どこの病院に行っていいのかわからない人は、とりあえず最寄りの精神保健福祉センターに連絡をして、相談してみることを強くお勧めします。

NPOに相談してみる方法もある

うつ病や引きこもりの人などを支援するNPO法人も存在します。

NPO法人は、非営利で事業を行っている法人、つまりもうけを考えずに慈善事業で困った人を助けるというような取り込みを行っている機関。

医療機関ではありませんので、診断や治療はできませんが、メンタルケアや社会復帰に向けてのフォロー、緊急に支援が必要と判断した場合は一時的に物資も支援してくれるケースもあります。

各地域にいろいろなNPO法人が存在していますので、一度インターネットで調べてみて、相談してみてください。

心強い味方になってくれることでしょう。

まとめ

仕事辞めたい病について、その原因と対策、うつ病との違いを解説してきました。

ここまでのポイントをまとめてみましょう。

  • 仕事辞めたい病にかかっている人が多い
  • 仕事辞めたい病を克服するための第一歩は「原因を知ること」
  • 仕事辞めたい病の克服は、自分自身が変わることと、誰かに頼ることが大事
  • 転職サイトや転職エージェントに登録して、仕事を辞められる状況を作れば気持ちが楽になる
  • ブラック企業で働いている場合や、体調に支障をきたしている場合は、転職するのが最善
  • うつ病かどうかは、セルフチェックと病院受診をして確認しよう
  • もしうつ病だった場合は、一刻も早く会社から離れて、良い病院へ行こう
  • 良い病院は「精神保健福祉センター」に相談して見つけよう

仕事辞めたい病は、現代に生きる人のほとんどがかかっているといっても過言ではありません。

その会社で続けていきたいのであれば、この記事に書いた7つの克服法を実行してみればきっと克服できると思います。

逆に、続けていくべき会社ではないと判断した場合は、すぐに転職することをおすすめします。

うつ病の心配がある人は、できるだけ早く正確な診断をしてもらい、うつ病と診断されたらすぐに休職と病院受診するようにしてください。

「仕事辞めたい病」にかかったことをきっかけに、自分や仕事と向き合うことで、あなたにとっての仕事がより良いものになることを願っています。

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