アパレル業界やファッション業界へ飛び込むなら、転職サイトの活用がおすすめです。
転職活動の効率や内定獲得率のアップなど、得られるメリットがたくさんあります。
とはいえ、世の中には星の数ほどの転職サイトが存在します。
これらのなかからアパレル業界に強いものを選ぶのは難しいですよね。
この記事ではアパレル・ファッション業界に飛び込みたい人に向け、おすすめの転職サイトを14社に厳選して紹介します。
あわせて転職成功のポイントや注意点なども解説します。
最後まで目を通して、アパレル・ファッション業界への挑戦を成功させてください!
アパレル・ファッション業界に強い転職サイト14選
アパレル・ファッション業界へ転職するには、業界に強い転職サイトの活用が有効です。
この記事では数ある転職サイトのなかから、アパレル・ファッション業界の求人に強いものを14社に厳選しました。
アパレル・ファッション業界に強い転職サイト14選
- doda
- リクナビNEXT
- パソナキャリア
- JACリクルートメント
- IDA
- エラン
- アパレル転職なび
- Fashion HR
- クリーデンス
- アズール&カンパニー
- ワコールキャリアサービス
- TWC
- PARDO
- BRAND MATCH
気になるものがあったらぜひ登録しましょう。
転職活動の強い味方になってくれますよ!
doda
求人数 | 約260,000件 |
---|---|
対応地域 | 全国47都道府県 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
dodaは豊富な求人数に定評がある転職サイトです。
幅広い業種や職種を網羅していますが、アパレル・ファッション業界業界の求人も豊富に掲載しています。
なかでも心強いのが、エージェントのサポートが受けられる点です。
一般的な転職サイトは内定獲得までの作業を自分自身ですすめますが、dodaは専任の担当者と二人三脚で作業をするスタイルなので、転職が初めての人も安心ですよ。
リクナビNEXT
サイト名 | リクナビNEXT |
「アパレル」をキーワードに含む公開求人数 | 約4,100件 |
対応地域 | 全国 |
利用料 | 無料 |
リクナビNEXTの特徴
- 求人数が多い
- 若年層向けの求人に強い
- スカウトサービスがある
リクナビNEXTは、転職支援業界最大手の1つ「リクルート」が展開する転職サイトです。
求人数が豊富なので、幅広い選択肢のなかから求人探しができますよ。
また、リクナビNEXTにはスカウトサービスも完備されています。
スカウトサービスとは企業やヘッドハンターから直接オファーがもらえるシステムです。
自身の求人検索とスカウトサービスとを併用すれば、転職活動の効率もグンとあがります。
パソナキャリア
サイト名 | パソナキャリア |
「アパレル」をキーワードに含む公開求人数 | 約440件 |
対応地域 | 全国 |
利用料 | 無料 |
パソナキャリアの特徴
- 面接対策など丁寧なサポート体制が充実
- 求人の質がいいためより良い環境も期待できる
- 女性の転職サポート体制も整っている
- アドバイザ―のレスポンスが早い
- 年収アップ率も65%以上
年収アップを狙いたい人にはパソナキャリアもおすすめです。
利用者の年収アップ率は65%以上と高水準で、質の良い求人が揃っています。
女性の転職サポートを手厚く行っているのも高ポイントです。
エージェントサービスがついている転職サイトなので、面接対策やスキルの棚卸しなどさまざまな作業を後押ししてくれますよ!
JACリクルートメント
サイト名 | JACリクルートメント |
「アパレル」をキーワードに含む公開求人数 | – |
対応地域 | 全国・海外 |
利用料 | 無料 |
JACリクルートメントの特徴
- 30代以上メインの転職サイト
- 年収600万円以上の好条件も充実
- メガベンチャーの管理職も目指せる
- 口コミ評価が高い
海外のアパレル業界や外資系のファッション企業で働きたい場合は、JACリクルートメントをおすすめします。
外資系企業や海外勤務の求人をたくさん取り扱っているだけでなく、高年収の求人も豊富です。
管理職ポジションの求人も多いので、アパレル業界でキャリアアップしたい人にも向いています。
経験を活かした転職をしたい人は、ぜひ登録してください。
iDA
サイト名 | iDA |
公開求人数 | 約14,700件 |
対応地域 | 全国 |
利用料 | 無料 |
iDAの特徴
- 求人数が圧倒的
- 細かな職種設定が可能
- 正社員以外の求人にも対応
iDAは、アパレル業界やファッション業界に特化した転職サイトです。
販売職やエリアマネージャーといった求人はもちろん、経理や人事などの求人にも対応しています。
細かな条件を設定しての求人検索が可能なので、豊富な求人数からの求人検索もラクラクです。
取引しているブランドも「LOUIS VUITTON」「Tiffany & Co.」などの高級ブランドから「CONVERSE TOKYO」「New Balance」といったカジュアルブランドまで多種多様です。
エラン
サイト名 | エラン |
公開求人数 | 約6,700件 |
対応地域 | 全国・海外 |
利用料 | 無料 |
エランの特徴
- 求人数が豊富
- 派遣社員の求人もある
- 多様な職種を掲載
エランはアパレル業界への転職支援に長年携わっている、老舗の転職サイトです。
1955年の設立以来、数多くの実績を重ねてきました。
店舗スタッフやデザイナーはもちろん、一般事務や秘書、経理などさまざまな職種に対応しています。
それぞれの職種に合った職務経歴書のフォーマットを提供してくれたり、求人によっては面接に同行してくれたりといった嬉しいサービスもあります。
アパレル転職なび
サイト名 | アパレル転職なび |
公開求人数 | 約220件 |
対応地域 | 全国 |
利用料 | 無料 |
アパレル転職なびの特徴
- アパレル・ファッション業界の求人のみを掲載
- GOOD AGENT RANKINGの入賞実績あり
- 丁寧な模擬面接
アパレル転職なびは、リクルートが主催するGOOD AGENT RANKINGの入賞実績がある転職サイトです。
公開求人数は他社と比較すると少ないものの、現役のコンサルタントによるサポート体制が整っています。
なかでも好評なのが丁寧な模擬面接です。
任意で模擬面接の様子を録画し、記録をもとに具体的なアドバイスや改善策を提供してくれます。
メールや電話での相談にも応じているので、転職が初めての人にもおすすめですよ。
Fashion HR
サイト名 | Fashion HR |
公開求人数 | 約8,900件 |
対応地域 | 全国・海外 |
利用料 | 無料 |
Fashion HRの特徴
- スカウトサービスに対応
- 求人数が豊富
- 役立つ転職コラムを掲載
Fashion HRはアパレル・ファッション業界への転職を目指す人の間で高い知名度を誇る転職サイトです。
正社員の求人はもちろん、派遣社員や契約社員、業務委託から短期アルバイトまでほぼ全ての雇用形態に対応しています。
さまざまな職種を取り扱っていますが、いずれの職種も求人数が豊富です。
転職に役立つコラムも掲載しているので、ぜひチェックしましょう。
クリーデンス
サイト名 | クリーデンス |
公開求人数 | 約1,300件 |
対応地域 | 全国 |
利用料 | 無料 |
クリーデンスの特徴
- 転職大手の「パーソルキャリア」が運営
- 東京の求人に強い
- 非公開求人が豊富
「クリーデンス」は、先ほど紹介した「doda」や有名な派遣サービス「テンプスタッフ」などを運営する「パーソルキャリア」が展開するアパレル業界に特化した転職サイトです。
求人は都内に集中しているものの質の高い求人がそろっています。
担当者によるサポートが付く転職サイトで、面接日程の調整や求人検索などを手厚く支援してくれます。
時間の節約にもつながるので、忙しくて転職活動に時間が割けない人にもおすすめです。
アズール&カンパニー
サイト名 | アズール&カンパニー |
「アパレル・雑貨・ジュエリー」の公開求人数 | 約400件 |
対応地域 | 全国 |
利用料 | 無料 |
アズール&カンパニーの特徴
- 外資系企業の求人に強い
- 面談に力を入れている
- 英語力に合わせた求人検索ができる
アズール&カンパニーは、外資系企業の求人に強い転職サイトです。
「上級」「中級」「初級」の3つの英語レベルからの求人検索も可能で、自分の語学力を活かせる求人が探しやすくなっています。
もちろん、英語力不問の求人も豊富です。
また、面談に力を入れているのも特徴です。
キャリアコンサルタントが適性やスキルなどを考慮し、利用者にとってベストなキャリアプランを提案してくれます。
ワコールキャリアサービス
サイト名 | ワコールキャリアサービス |
公開求人数 | 約1,160件 |
対応地域 | 全国 |
利用料 | 無料 |
ワコールキャリアサービスの特徴
- 創業20年以上の実績
- インストラクターの研修を受けられる
- 質の高い求人にこだわっている
ワコールキャリアサービスは、1998年のサービス開始以来数々の転職支援実績を積み重ねてきた転職サイトです。
大きな特徴は、インストラクターからの研修を受けられる点です。
ビジネスマナーや持っておくべきスキルなど、アパレル業界への転職に必要なさまざまな要素を身につけられますよ。
保有する求人も質にこだわったものばかりで、有名ブランドや大手企業の求人をたくさん掲載しています。
TWC
サイト名 | ワコールキャリアサービス |
公開求人数 | 約9,300件 |
対応地域 | 全国 |
利用料 | 無料 |
TWCの特徴
- 9,000件以上の公開求人数
- 商業施設ごとの求人検索が可能
- ショップ店員の求人に強い
TWCは、9,000件以上の公開求人数を誇るアパレル業界特化型の転職サイトです。
なかでもショップ店員の求人を多く扱っているので、ショップ店員への転職を狙う人にも向いています。
全国の求人に対応しているだけでなく、希望勤務地にある商業施設ごとに求人検索が可能なのも嬉しい点です。
未経験OKの求人もたくさん取り扱っているので、初めてアパレル業界へ飛び込む人もぜひチェックしましょう。
PARDO
サイト名 | PARDO |
公開求人数 | 約1,800件 |
対応地域 | 関東・関西・東海地方 |
利用料 | 無料 |
PARDOの特徴
- 派遣の求人に強い
- 充実した研修制度あり
- 充実した福利厚生
アパレル業界で派遣社員として活躍したい人にはPARDOもおすすめです。
アパレル業界の派遣社員求人を豊富に取り扱っています。
利用者のスキルに応じた研修制度も整えているので、転職や就職に不安がある人も安心ですよ!
また、派遣社員として働く場合には旅行補助や子育て支援などの充実した福利厚生も受けられます。
派遣社員で活躍したい人はぜひ登録しましょう。
正社員の求人にも対応しています。
BRAND MATCH
サイト名 | BRAND MATCH |
公開求人数 | 約770件 |
対応地域 | 全国 |
利用料 | 無料 |
BRAND MATCHの特徴
- 直感的な求人検索が可能
- 大手企業・有名企業の求人も多数
- 細かい条件設定ができる
BRAND MATCHは、ブランドのイメージ画像から直感的に求人検索ができる新感覚の転職サイトです。
保有している求人数は少ないものの、大手企業や有名企業の求人をたくさん掲載しています。
気になるブランドがある場合には特におすすめです。
数々掲載されているブランドから気になるものを選ぶと、そのブランドが掲載している求人ページにダイレクトでジャンプできます。
もちろん、キーワード検索や各種条件付き検索も可能です。
アパレル業界に強い転職サイトの活用ポイント8選
ここまでさまざまな転職サイトを紹介してきましたが、ただ漫然と利用するだけでは思うような効果は得られません。
転職サイトはアパレル・ファッション業界への転職に心強いツールである一方、効果を最大に発揮するにはいくつかのポイントもあるのです。
以下に挙げる8つのポイントを見てください。
POINT
- 利用者情報はすべて記入する
- 転職時期をきかれたら「すぐにでも」と答える
- キャリアやスキルにウソをつかない
- 転職イベントに参加する
- 相性の合わない担当者は変えてもらう
- 希望条件を詰め込み過ぎない
- スカウト機能を活用する
- 複数の転職サイトを併用する
転職サイトの利用が初めての場合は、こちらの記事もチェックしましょう。
効果的な活用法やポイントが満載ですよ!
①利用者情報はすべて記入する
登録手続きの際には、どの転職サイトでも利用者の情報を記入します。
記入する内容は氏名や年齢、連絡先といった基本的な情報だけでありません。
持っている資格や職歴・学歴、これまでのキャリアなど様々な情報を記入します。
こうした内容が充実しているほど、企業やヘッドハンターからのオファーがもらいやすくなります。
情報が不透明な利用者に対しては、企業やヘッドハンターもスカウトに及び腰になるのです。
企業やヘッドハンターがスカウトを送るには、利用者のデータを精査しなければいけません。
用意されている利用者情報にはすべて記入して、企業やヘッドハンターに自分の情報をたくさん提供してください。
②転職時期をきかれたら「すぐにでも」と答える
転職サイトの登録手続きの際、転職したい時期をきかれる場合があります。
このような場合には「良い求人さえあればすぐにでも」と答えるのがおすすめです。
転職サイトに求人を掲載している企業は、可能な限り早く人員を確保したい場合がほとんどです。
すぐにでも転職したい意思をアピールすることで、スカウトやオファーが届きやすくなります。
逆に「特に定まっていない」「来年中に」などと答えてしまうと、転職の意思が薄いとみなされてスカウトが十分に届かない恐れがあるのです。
特に、専任のコンサルタントがつく転職サイトの場合はなおさらです。
コンサルタントは転職への熱意が高い利用者を優先して対応します。
転職を急いでいない利用者は、対応を後回しにされる恐れがあるのです。
たとえ転職を急いでいない場合であっても、転職時期をきかれた際には「すぐにでも」と答えましょう。
➂キャリアやスキルにウソをつかない
採用の確率やスカウトの数を増やそうと、登録時にウソのキャリアやスキルを記入する人が稀にいますが、これは絶対にNGです!
企業やヘッドハンターは、転職サイトに登録されている利用者情報をもとにスカウトやオファーを出します。
もし経歴に虚偽がある場合、寄せられるスカウトが自分のスキルではこなせないハイレベルな案件ばかりになる恐れがあるのです。
もし虚偽の経歴で内定を獲得した場合、事態はより深刻になります。
万が一経歴の虚偽が発覚した場合には、解雇どころか経歴詐称で告訴される可能性さえあるのです!
虚偽の経歴を登録しても、何ひとついいことはありません!
たとえこれまでのキャリアに自信がない場合でも、ウソのキャリアを登録するのは絶対にやめましょう。
④転職イベントに参加する
転職サイトによっては、個別相談会や企業説明会などの転職イベントを開催しています。
こうしたイベントは、転職者同士で情報交換をしたり不安に思っていることを相談しあったりと得られるものが多いです。
また、こうしたイベントで交流を深めれば、将来のための人脈形成にもつながります。
さらに企業の担当者に直接話もできるので、ネット上で確認できる以上の情報をたくさん得られます。
場合によっては、こうしたイベントがきっかけで面接にすすむケースもあるのです。
もちろん、転職すべきかどうか迷っている人も参加できます。
ネット上での転職活動に行き詰まりや限界を感じた場合は、気になるイベントが近くで開催されていないかチェックしましょう。
思わぬヒントやきっかけが得られる場合がありますよ!
⑤相性の合わない担当者は変えてもらう
専任のコンサルタントがつく転職サイトの場合は、コンサルタントとの相性がキーポイントになります。
コンサルタントは、アパレル業界への転職を強力にサポートしてくれる、いわば「相棒」です。
求人検索や面接対策などさまざまな作業をバックアップしてくれますが、いくら腕利きのコンサルタントも人間には変わりありません。
そうである以上、利用者との相性が悪いケースも稀にあるのです。
そうした場合は、遠慮せずにコンサルタントの交代を申請してください。
担当のコンサルタントにも直接申し込めますが、転職サイトのお問い合わせフォームなどから申請すれば角が立ちにくいのでおすすめです。
とはいえ、あまりにも頻繁にコンサルタントの交代を繰り返すのはやめましょう!
運営側から不信感を抱かれかねません。
どうしても続けてコンサルタントを交代せざるを得ない時は、どのような点が不満だったのかを説明できるようにしてください。
⑥希望条件を詰め込み過ぎない
理想の職場を探そうとするあまり、希望条件を詰め込み過ぎるのは禁物です。
理想ばかりを追い求めると、十分な求人数が集められなかったり自分のスキルでは応募できない求人ばかり見つかったりと、転職活動が難航します。
また、理想を高く持ちすぎるとせっかくのスカウトも減ってしまいます。
転職サイトの利用シーンでは、自分の理想を明確に持つのは大切な一方で妥協点の模索も欠かせません。
希望条件の設定に迷ったときには、一度思いつくままに希望条件をリストアップしましょう。
ある程度の数が出そろった時点で「絶対に譲れない条件」と「できればあると嬉しい条件」に選り分けます。
こうした作業を繰り返せば、自分が本当に望む条件が見えてきますよ!
➆スカウト機能を活用する
多くの転職サイトには「スカウト機能」が用意されています。
「スカウト機能」とは、利用者の情報に興味を持った企業やヘッドハンターから直接オファーがもらえるシステムです。
スカウト機能を利用すれば、面接のチャンスが増えるだけではなく、自分の市場価値の分析にも役立ちます。
「どのような企業からオファーがもらえているのか」「企業は自分のどのような部分に興味をもったのか」といった情報を活かせば、たとえオファーを断ったとしてもその後の転職活動につなげられるのです。
もしスカウトがなかなか来ない場合はスカウトの受信設定がオフになっている可能性があるので、設定画面をチェックしてください。
⑧複数の転職サイトを併用する
転職サイトは複数を併用することで、より効果が高まります。
転職サイトの併用で得られるメリットは、求人数のアップだけではありません。
転職サイトは、それぞれ異なった特色や強みをもっています。
複数の転職サイトを利用することで、こうした特色や強みをより多く活かせるのです。
特にバイヤーやショップ店員、デザイナーなどさまざまな職種があるアパレル業界では、1つのみの転職サイトを利用すると集めたい職種の求人が十分に集まらない恐れがあります。
とはいえ、管理が難しくなるほどの数を併用するのはやめましょう。
まずは2~3社の併用から始めて、余裕があればその都度追加してください。
転職サイトの併用については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
あわせて参考にしてください。
アパレル業界に強い転職サイトを利用するメリット3選
転職サイトの利用は、アパレル業界への転職シーンでどのようなメリットがあるのでしょうか。
転職サイトの利用が初めての場合、「なんとなく転職が有利になりそう」とはわかっていても、具体的なメリットまではわかりづらいですよね。
ここではアパレル業界への転職シーンに、転職サイトの活用が与えるメリットを3つ解説します。
アパレル業界に強い転職サイトを利用するメリット3選
- 転職活動をサポートしてもらえる
- 自分の市場価値を把握できる
- 非公開求人や独占求人に応募できる
また、こちらの記事では転職サイトの選び方についても詳しく解説しています。
あわせてチェックしてください。
①転職活動をサポートしてもらえる
転職サイトによっては、専任のアドバイザーやコンサルタントのサポートを受けながら転職活動に励めます。
希望条件やキャリア・スキルのヒアリングから、求人紹介、面接対策など、さまざまな場面で強い味方になってくれます。
転職活動が初めてな人にとっては嬉しいサービスですね!
②自分の市場価値を把握できる
アパレル業界に限らず、転職活動を進めるうえでは自分の市場価値の理解が大切です。
自分の市場価値を考えずに理想ばかりを追い続けると、なかなか内定獲得までこぎつけません。
そんな時にも転職サイトは役に立ちます。
度々触れている通り、多くの点ショックサイトにはスカウト機能が用意されています。
企業やヘッドハンターからのオファーを分析すれば、自分に興味をもっているのはどんな企業なのかが見えてくるのです。
自分の市場価値は、こうした外部からのデータなしには理解できません。
積極的に活用して、市場価値の理解に役立ててください。
もちろん、面接のチャンスに恵まれる点でもスカウト機能は優れていますよ!
➂非公開求人や独占求人に応募できる
見逃せないメリットが、非公開求人に応募できる点です。
非公開求人とは一般には公開されておらず、特定の転職サイトの利用者のみが閲覧・応募できる求人を言います。
人材を募集しているはずの企業が、なぜ求人をわざわざ非公開にするのでしょうか?
それには主に以下のような背景があります。
企業が求人を非公開にする理由
- 重大プロジェクトに関わる募集のため、競合他社や社員に募集を知られたくないため
- 人気が高い仕事のため、適性のない人の応募を避けるため
- すぐにでも人員を確保するために応募を殺到する事態を避け、選考の手間を省くため
いずれにしても、ねらい目であることがわかりますね!
転職活動を進める人のなかには、非公開求人にのみ狙いを定めている人もいるほどです。
さらにレアな求人に「独占求人」があります。
独占求人は特定の転職サイトのみが保有している求人です。
他の転職サイトでは応募はおろか閲覧すらできない貴重な求人なので、利用している転職サイトが独占求人を保有していないかチェックしましょう。
アパレル業界に強い転職サイトを利用するデメリット3選
転職サイトには、上で解説したようにさまざまなメリットがあります。
一方で、デメリットがある点も押さえましょう。
ここではアパレル業界に強い転職サイトを利用するデメリットとして、以下の3項目を解説します。
アパレル業界に強い転職サイトを利用するデメリット3選
- 転職の成功が保証されるわけではない
- マイペースを保ちにくい
- 希望に沿わない求人を紹介される場合がある
メリットばかりに注目すると、いざ利用した時にギャップを感じる恐れがあります。
メリットデメリットの両方を理解して、上手に活用しましょう!
①転職の成功が保証されるわけではない
転職サイトは、たしかにアパレル・ファッション業界への転職を後押ししてくれる心強いツールです。
しかし、転職が保証されるわけでは決してありません!
アパレル業界への転職成功は、あくまでも自分自身の転職活動にかかっています。
登録手続きを済ませたからと言って、アパレル業界の転職が約束されるわけではないのです。
転職サイトにいくら登録しても、利用者自身がなんのアクションも起こさなければ全く意味がありません。
せっかく登録したからには、先ほど解説した活用ポイントなども意識しつつ積極的に利用してください!
②マイペースを保ちにくい
転職サイトによっては、専任のコンサルタントと二人三脚で内定獲得を目指します。
パートナーと一緒に転職活動を進めるスタイルとも言えますね。
そうである以上、コンサルタントとの足並みが揃わないと思うように転職活動が進みません。
熱量が大きなコンサルタントの場合、1日でも早い転職を成功させようと転職活動を急かすケースも稀にあります。
転職活動はじっくりと腰を据えての取り組みが大切ですが、相手に流されやすい人の場合はコンサルタントの勢いに呑まれて理想とは程遠い求人に応募しかねません。
コンサルタントがつく転職サイトを利用する場合は、転職活動の主役は自分自身である点を忘れないでください。
主導権をコンサルタントに渡してしまうと、コンサルタントの言うがままの転職活動になる恐れがありますよ!
➂希望に沿わない求人を紹介される場合がある
コンサルタントに求人を紹介してもらう転職サイトの場合、希望に沿わない求人を紹介されるケースはよくあります。
確かにコンサルタントは転職シーンにおけるプロフェッショナルです。
しかし、誰もが一様に高い腕前を持っているとは限りません。
なかには経験が浅く、利用者の希望やスキルを理解しきれないコンサルタントもいるのです。
このような場合は、先ほども解説した通り違うコンサルタントに変えてもらいましょう。
相性の悪いパートナーと転職活動をつづけると、時間の無駄にもなりかねません。
交代申請は珍しいことではないので、運営側も快く応じてくれますよ。
ただし、必要以上に頻繁に交代申請を繰り返すのはやめましょう。
アパレル業界に強い転職サイトの利用ステップ
次に、アパレル業界に強い転職サイトの具体的な利用ステップを見ていきましょう。
転職サイトは数多く存在するものの、大まかな流れや基本的なステップは共通しています。
以下の流れを抑えれば、どの転職サイトもスムーズに利用が始められますよ!
アパレル業界に強い転職サイトの利用ステップ
- 登録手続き
- 求人検索
- 応募書類作成
- スカウト対応
- 応募・面接対策
- 面接
- 内定獲得
いざ利用するときに戸惑わないように、それぞれしっかり目を通してください!
①登録手続き
利用したい転職サイトが決まったら、登録手続きを済ませてください。
転職サイトによっては登録なしでも求人の検索が可能ですが、応募には登録が必要です。
登録手続きを済ませないことには始まらないので、サクッと済ませてしまいましょう。
氏名や年齢、これまでのキャリアや持っている資格など、用意された項目に記入すればOKです。
ただし、先ほども解説した通り、虚偽の情報を登録するのはやめましょう。
②求人検索
登録手続きが済んだら、早速求人検索を始めましょう。
転職サイトのほとんどは、職種や勤務地、雇用形態など細かな条件設定が可能です。
色々な求人を見比べて、理想の求人を探してください。
まずは理想に極めて近い条件で検索し、徐々に条件を緩めていくのがおすすめです。
理想と妥協点との境界線が見えやすいですよ。
➂応募書類作成
応募書類の作成も進めてください。
企業によっては、面接前に書類選考の機会を設けています。
応募書類は、企業の担当者が利用者の人物像を最初に掴む大切なアイテムです。
完成度の高い内容を目指して、修正を繰り返しましょう。
転職サイトによっては、応募書類のテンプレートを用意しています。
また、最近では利用者の情報を入力するだけで自動的に応募書類を作ってくれるサービスもあるので、上手に活用しましょう
④スカウト対応
転職サイトの登録からしばらくたつと、企業やヘッドハンターからのスカウトが届く場合があります。
転職活動中に相手からアクションをもらえるのは嬉しいですよね。
ただし、なかには注意したいスカウトもあります。
それは、転職サイトが自動で送るスカウトメールです。
このタイプのスカウトは、ヘッドハンターや企業が利用者に興味をもって送られるものではありません。
転職サイトのAIが利用者の情報を分析して自動送信するスカウトなのです。
いわゆる「DM」ですね。
人の手が全く加わっていないスカウトなので、マッチング率は高くありません。
自動送信のスカウトよりも、企業やヘッドハンターから送られるスカウトを優先的に処理しましょう。
⑤応募・面接対策
これはと思う求人やスカウトに出会ったら、思い切って応募してみましょう。
難しいのは応募手続きではなく、面接対策です。
予想される質問への回答や効果的な自己アピールなど、対策すべき内容は山のようにあります。
せっかく書類選考を突破したのに肝心の面接で落ちてしまっては、モチベーションまで落ちてしまいますよね。
「頭の中でシミュレーションする」「友人や知人などに模擬面接を頼む」などして、万全の態勢を整えましょう。
面接に苦手意識がある人は、こちらの記事もチェックしましょう。
苦手意識を克服するヒントが満載ですよ!
⑥面接
当日を迎えたらいよいよ面接です!
これまで練ってきた対策を意識して、自信をもって臨みましょう。
面接の場では、自信なさげな態度は禁物です。
ハキハキした受け答えや自信にあふれた態度は、面接官に好印象を与えます。
また、服装や持ち物なども前日までにチェックを済ませてください。
現場には早めに到着するなど、余裕のある行動を心がけましょう。
最近ではweb面接を実施している企業も多くあります。
始めてweb面接に臨む場合は、こちらの記事を読んでください。
押さえるべきポイントや基本的なマナーを、わかりやすく解説しています。
➆内定獲得
面接に突破すれば、晴れて内定獲得です!
ただし、現在の職場を円満に退職するにはやらなければならない作業が残っています。
後味の悪い退職をしてしまうと、万が一転職先で前職の社員と関わる機会があった場合にとても気まずい思いをします。
そうならないためにも、業務の引継ぎや上司への報告など、済ませるべき作業をしっかりと済ませてください。
こちらの記事では、円満退職までのステップを詳しく解説しています。
あと腐れのない退職のために、ぜひ参考にしてください。
アパレル業界のお仕事5選
アパレル業界と一口にいっても、実はさまざなお仕事が集まって成り立っています。
ここではそんなお仕事の一部を見ていきましょう。
アパレル業界の理解を深める参考にしてください。
アパレル業界のお仕事5選
- マーチャンダイザー(MD)
- ファッションデザイナー
- パタンナー
- 衣料品販売
- スタイリスト
ここに挙げるお仕事は、あくまでも一部です。
さまざまなお仕事を調べるうちに、自分がやりたい仕事がわからなくなってしまう人もいます。
そんな時にはこちらの記事を見てください。
自分に合ったお仕事探しの秘訣が満載ですよ。
①マーチャンダイザー(MD)
マーチャンダイザー(MD)とは、商品の開発から販売計画の立案、価格設定や販売戦略までを一貫して担うお仕事です。
あらゆる業界でおこなわれる仕事ですが「マーチャンダイザー」という呼び方がされるのは基本的にはアパレル業界だけです。
市場が求めている要素を踏まえた商品開発をするために、高いリサーチ力が求められます。
さらに業務の幅が広いため、1つの能力に突出しているだけでは活躍は難しいです。
服作りの基本的な工程や、生地・繊維の知識、市場動向の把握スキルなど、さまざまな能力が要求されます。
その分アパレルに関する多彩な工程に携われるので、アパレル業界で幅広く活躍したい人にピッタリです。
重要なお仕事なので全くの未経験からでは転職は難しいですが、アパレル業界で働く多くの人があこがれるお仕事です。
②ファッションデザイナー
アパレル業界内では、ファッションデザイナーも人気・知名度ともに高いお仕事です。
洋服のデザインに携わるお仕事で、レディース、メンズ、子供服はもちろん、スポーツウェアやインナーウェアなどのデザインもおこないます。
ファッションデザイナーは、繊維メーカーやアパレル企業に勤務する企業内デザイナーと、自社ブランドを展開するオートクチュールデザイナーの2種類に大別されます。
企業内デザイナーは大量生産向きの服をデザインする場合が多いですが、オートクチュールデザイナーはクライアントの注文に応じて、独創性やデザイン性の高い服を作る機会が多いです。
いずれにせよ専門的な知識やセンスが必要で、多くの場合服飾関係の専門学校を卒業してからキャリアをスタートします。
デザインの構成段階では頭の中にあるイメージを絵や画像に起こす機会も多いため、イラスト力やPhotoshopのスキルなども必要です。
➂パタンナー
デザイナーのイメージやデザイン画をもとに、服作りの設計図ともいえるパターン(型紙)を制作するのがパタンナーです。
平面製図法や立体裁断法などの専門技術を駆使してデザイナーのデザインを形にしていきます。
CADを用いた作業も増えつつあるので、ある程度のPC操作が求められる場合も多いです。
服飾関係の専門学校を卒業後に就職するのが一般的なパターンですが、所属する企業独自のパターンを習得しなければならないため、一人前になるにはかなりの経験と実績が求められます。
その一方で、腕前や実績が十分になれば有名デザイナー専属のパタンナーになれたりフリーランスとしての活躍が狙えたりと、挑戦のしがいがあるお仕事でもあります。
どんなに優れたデザインでも、パタンナーがいなくては形になりません。
パタンナーは、アパレル業界内でも非常に重要度の高いお仕事なのです。
④衣料品販売
アパレル業界内でも、お客様と直接触れ合う機会が多いのが衣料品販売です。
アパレルショップなどに勤務して、商品(洋服)の仕入れや発注、陳列にレジ打ちなど、ショップ運営に必要なさまざまな業務に携わります。
また、固定客獲得のためにダイレクトメッセージの作成などもおこないます。
もちろん接客も欠かせないお仕事の一つです。
お客様に似合う洋服を提案したり、ファッションに関する悩みなどに対してアドバイスをしたりと、お客様との距離が非常に近いです。
コミュニケーション能力や提案力などがあれば、キャリアアップが狙えますよ。
衣料品販売の経験を積めば、エリアマネージャーやマーチャンダイザーへの挑戦も夢ではありません。
お客様とダイレクトにやり取りをする経験は、アパレル業界でのキャリアアップの土台となる重要な要素です。
未経験者でも挑戦しやすいお仕事なので、これからアパレル業界へ飛び込む業界未経験の人がまず働くべき職種と言えます。
⑤スタイリスト
芸能人やスポーツ選手、ファッションモデルなど、メディアに登場する人たちのファッションのコーディネートをおこなうのがスタイリストです。
混同されがちなお仕事にメイクアップアーティストがいますが、メイクアップアーティストは主に化粧の分野で活躍するのに対し、スタイリストは服や小物などのアイテムの分野で活躍します。
華々しいイメージのあるスタイリストですが、コーディネートをおこなう対象を華やかに見せるには高度なテクニックやセンスが必要です。
関連の専門学校で基礎を学んだのち、スタイリスト事務所やアパレルメーカーへ就職するのが一般的なルートです。
就職後はアシスタントとしてスタイリストの補助にあたります。
スキルや実績が身についたのち、晴れて一人前のスタイリストデビューが叶います。
一流のスタイリストにもなると芸能人や俳優などとの人脈も広がりますが、簡単な道のりではありません。
アパレル・ファッション業界で役立つスキルや素質7選
一口にアパレル業界といっても、上で解説したようにいろいろなお仕事があります。
同時に、いずれのお仕事に就く場合でも備えておきたいスキルや素質もあります。
ここではそれらを7つに厳選しました。
アパレル・ファッション業界で役立つスキルや素質7選
- ファッションが好き
- 流行を追いかけるのがすき
- コミュニケーション能力
- 身だしなみに対する意識
- マネジメント能力
- 語学力
- 関連資格
もう一度スキルの棚卸しをして、これらのスキルを持っていない場合は積極的に身につけ、すでに持っている場合はより磨きをかけていきましょう。
ポータブルスキルの重要性は、こちらの記事でも詳しく解説しているので参考にしてください。
①ファッションが好き
何といってもファッションが好きな人はアパレル業界に向いています。
「子供の頃からオシャレが好きだった」「ファッション雑誌を毎月買ってオシャレに磨きをかけている」といった人であれば、アパレル業界で楽しくお仕事ができますよ。
また、自分がオシャレをする以外にもオシャレに無頓着な人をコーディネートするのが好きな人もアパレル業界にピッタリです。
アパレルショップを訪れる人が、全てオシャレに気を遣っているとは限りません。
何かのきっかけでオシャレに生まれ変わろうとしてお店に来る人も多いのです。
そんな人たちにオシャレの楽しみを教えてあげられれば、すでに1人前のアパレル人材と言えます。
②流行を追いかけるのが好き
アパレル業界は流行の移り変わりが激しい業界です。
少し前の流行が、今ではすでに時代遅れになっているケースも珍しくありません。
第一線で活躍するアパレル人材になるには、こうした激しい流行の移り変わりを敏感にキャッチする必要があります。
日本の伝統的な衣服である「着物」でさえ、時代時代によって色合いや着こなしに流行り廃りがあるのです。
個人でオシャレを楽しむ分には、自分の好きなコーディネートをすれば問題ありません。
ただし、アパレル業界で働く以上は「おしゃれが好きなこと」と「流行に敏感なこと」はセットでなければいけないのです。
市場の動向や顧客のニーズなどに常にアンテナを張り、最新のトレンドをキャッチし続けられる人はアパレル業界で歓迎されますよ!
➂コミュニケーション能力
ショップ店員や販売スタッフから、エリアマネージャーやマーチャンダイザーといった上流工程に携わる人まで、すべてのアパレル人材に求められるのがコミュニケーション能力です。
ショップ店員であればお客様に気持ちよくショッピングをしてもらうためにも、丁寧な言葉遣いや失礼のない話し方が不可欠です。
またエリアマネージャーやマーチャンダイザーは、日々さまざまな人とコミュニケーション能力を取り続けなければなりません。
スタイリストなども同様です。
クライアントが求めるファッションイメージを正確にキャッチするには、綿密なコミュニケーションが欠かせません。
コミュニケーション能力はあらゆる業界で歓迎されるスキルの1つです。
人と接する機会が多いアパレル業界では、特に重要と言えます。
④身だしなみに対する意識
アパレル業界で働く以上は、自分自身の身だしなみにも気を遣わなければなりません。
もし洋服を買いに行った先の店員が、清潔感のない身だしなみや寝ぐせだらけの髪だったらどうでしょう?
アパレル人材として説得力に欠けますよね。
上で解説したコミュニケーション能力同様、身だしなみに対する意識はさまざまな業界で求められます。
復職に関するアパレル業界ではなおさらで、清潔感のある身だしなみは不可欠です。
やり取りする相手がお客様にせよ取引先にせよ、最低限不信感を持たれないような服装を心がけるのはアパレル人材としての第一条件と言えます。
⑤マネジメント能力
エリアマネージャーや店長、マーチャンダイザーといったお仕事では、高いマネジメント能力が求められます。
商品の仕入れや発注、店舗スタッフの勤怠管理など、さまざまなシーンでマネジメント能力が必要です。
マーチャンダイザーともなると、携わる業務範囲が広大な分管理すべきお仕事も増えます。
ちょっとした管理ミスが、のちのち大きなトラブルにもつながりかねません。
業務の適切なマネジメント能力は、アパレル業界でのキャリアアップに不可欠です。
将来のキャリアアップを目指す人は、早いうちからマネジメント能力のブラッシュアップを始めましょう。
マネジメント能力は、訓練次第で磨きをかけられる能力です。
現在マネジメント能力に自信がない人でも、心がけ次第でしっかり身につけられます。
「スケジュール帳に予定を書き込む癖をつける」「書類をカテゴリごとに分ける意識をする」など、できることから始めましょう。
⑥語学力
外国人観光客が多く訪れる日本では、語学力も重要なスキルです。
なかでも着物店や呉服店などで活躍したい場合には有効と言えます。
外国人観光客に人気の観光地で働く場合には、TOEICや英検などにチャレンジするのも良い選択です。
他のアパレル人材と差をつけるチャンスですよ!
➆関連資格
転職や就職シーンでは、業界に関連する資格が有利に働くケースが多いです。
アパレル業界への転職自体には、必須の資格はありません。
ただし、次の章で解説するように武器になる資格もたくさんあります。
特に、現在アパレル業界で働いている人がキャリアアップを狙う上では、関連資格の取得は非常に大きな意味を持ちます。
自分が携わる職種や仕事内容を良く見直して、役立つ資格の取得を目指してください。
求人によっては、特定の資格の保有が応募条件に定められているケースもあります。
アパレル・ファッション業界で役立つ資格4選
アパレル業界やファッション業界に飛び込む上では必須の資格はないため、資格のない人でも挑戦しやすい業界と言えます。
しかし、求人によっては特定の資格保有が応募条件に設定されていたり、キャリアアップが狙えたりと、資格の重要性は高いです。
ここではアパレル・ファッション業界で役立つ資格を4つに厳選して解説します。
アパレル・ファッション業界で役立つ資格4選
- ファッションビジネス能力検定
- ファッション色彩能力検定
- カラーコーディネーター検定
- ファッション販売能力検定
専門性の高い求人に応募する場合や、業界内でのキャリアアップを狙う場合には取得を検討しましょう。
ただし、資格の取得に時間をかけすぎて転職が遠のくのは考えものです。
資格は転職やキャリアアップの武器になる場合があるものの、無資格でも応募できる求人はたくさんあります。
資格にこだわり過ぎず、自分がもっているスキルや経験も洗い出しましょう。
①ファッションビジネス能力検定
1つ目に紹介する資格は「ファッションビジネス能力検定」です。
服や小物などの生産や流通、マーケティングなど、ファッション業界に関する幅広い知識を証明できます。
1級~3級にレベル分けされており、それぞれ「ファッションビジネス知識」と「ファッション造形知識」の分野について出題されます。
いずれの級にも受験資格は設けられていないものの、専門的な知識が要求される試験なので初めて挑戦する人は3級から挑戦しましょう。
2級以上の取得は、アパレルショップのエリアマネージャーや店長、マーチャンダイザーなど上位職にキャリアアップする際におすすめです。
洋服はもちろん、コスメやファッション小物といった世界でも歓迎される資格なので、アパレル業界全体に役立つ資格といえます。
②ファッション色彩能力検定
ショップ店員や店舗スタッフなど、お客様と近い距離で活躍したい人におすすめなのが「ファッション色彩能力検定」です。
接客やファッションのカラーコーディネートの提案といった実践的な内容はもちろん、商品やショップの色彩構成の立案といった専門的な知識を証明できます。
先ほど紹介した「ファッションビジネス能力検定」と同じく1級~3級にレベル分けされており、どの級も受験資格はありません。
3級と2級の同時受験も可能なので、自身のある人はチャレンジしてみましょう。
運営団体である「一般財団法人日本ファッション教育振興協会」が発刊する公式テキストで勉強するのが一般的ですが、1級に関しては対策テキストがありません。
そのため、1級にチャレンジする場合には2級と3級の問題を繰り返し復習したり、過去問題に取り組んだりといった勉強が必要です。
➂カラーコーディネーター検定
カラーコーディネーター検定は、アパレル業界のなかでも知名度や人気が高い検定として知られています。
暖色系や寒色系が心に与える作用や心理的な効果など、色が持つさまざまな効果を学べるほか、それらをファッションに活かす技術などを身につけられる検定です。
「スタンダードクラス」と「アドバンスクラス」の2つのレベルが用意されており、受験資格は「受験当日に日本に居住していること」のみです。
以前は1級~3級にレベル分けされていましたが、2020年6月から3級がスタンダートクラスに、2級と1級が統合されてアドバンスクラスにそれぞれ変更されました。
変更以前は1級の合格率は非常に低くかったものの、統合後は合格率が上がっているためこれから挑戦する人にとってはチャレンジしやすい環境といえます。
合格すれば「カラーコーディネーター」を名乗れるので、就職や転職に有利に働きます。
④ファッション販売能力検定
ファッション販売に関する知識を身につけたい場合は「ファッション販売能力検定」がおすすめです。
ファッションアイテムに関する販売スキルや接客術、商品知識などを身につけられます。
1級~3級にレベル分けされていますが、アパレルショップの販売員として活躍する場合は、2級を持っていれば評価されやすいです。
3級の合格率は6~7割程度、2級の合格率は5割程度なので、独学での習得も目指せます。
店長やエリアマネージャー、マーチャンダイザーといったお仕事で活躍するには1級の取得が望ましいですが、2年以上の専門教育を受けた経験や3年以上の実務経験などの受験資格が設けられているので、誰でも受験できるわけではありません。
その分信頼度が高い資格なので、キャリアップを狙う上では有効です。
アパレル・ファッション業界に関するQ&A4選
最後に、アパレル・ファッション業界へ転職したい人が押さえておきたい情報をQ&A形式で解説します。
アパレル・ファッション業界に関するQ&A4選
- 未経験者でもアパレル業界へ転職できる?
- 年齢を重ねてもアパレル業界へ転職できる?
- 転職サイトが無料で利用できるのはなぜ?
- 登録しないと転職サイトは利用できない?
転職活動に求められるスキルに関しては、こちらの記事が役立ちます。
あわせてチェックしましょう。
①未経験者でもアパレル業界へ転職できる?
A.可能です。
ただし、ファッションデザイナーやマーチャンダイザーなど専門的な知識・技術が要求される職種は、専門学校や大学の卒業が応募条件に設定されている場合が多いです。
気になる求人が見つかったら、応募条件をよく確認してください。
衣料品販売店の店舗スタッフなどであれば、学歴や経験が重視されないケースが多いです。
②年齢を重ねてもアパレル業界へ転職できる?
A.できます。
アパレル業界やファッション業界への転職には、年齢制限はありません。
とはいえ、キャリアアップや新境地の開拓が目的でもない限り、ターゲットとする年代があまりにも離れた職場への転職は避けるのが無難です。
どうしても離れた世代をターゲットにする職場で働きたい場合、職場で活かせるキャリアやスキル、資格などを積極的にアピールしてください。
➂転職サイトが無料で利用できるのはなぜ?
A.企業が運営側に求人の掲載料を支払っているからです。
また、利用者を採用した企業が運営側に仲介手数料を支払うケースもあります。
こうしたシステムがあるため、利用者は転職サイトを無料で利用できるのです。
④登録しないと転職サイトは利用できない?
A.できません。
厳密に言えば、登録なしでも求人検索や転職コラムの閲覧などはできるケースが多いですが、応募は登録なしではできない場合がほとんどです。
求人検索をする中で良い求人がみつかったら、迷わず登録してください。
まとめ~アパレル・ファッション業界への転職は転職サイトを活用しよう~
この記事では、アパレル・ファッション業界の転職におすすめの転職サイトを14社に厳選して紹介しました。
転職サイトを利用すれば、スカウトをもらえたり非公開求人に応募出来たりと多くのメリットがあるので、活用しない手はありません!
一方で、漫然と利用するだけでは期待していたような効果が得られない場合もあります。
記事で紹介したポイントなどを押さえて、効果を最大限にまで高めましょう。
また、一口にアパレル業界といってもデザイナーやスタイリスト、ショップ店員などさまざまなお仕事があります。
自分の適性を理解した上でのお仕事選びが大切です。
この記事を参考に、ぜひアパレル・ファッション業界への転職を成功させてください!