女性が転職する人気職業といえば、「事務職」が様々な年代で人気です。
女性が転職に求める条件の、「ワークライフバランス」が取れていることなどで、転職先として常に一定の人気を誇っています。
組織の中の事務職というのは、会社内の事務手続きを請け負う仕事。
しかし、事務職は人気で離職率がそれほど高くなく、求人があまり出回らないことで、転職先としていつも一定の人気を誇っています。
特に有名企業の一般事務は、とても競争率が高く、求人倍率も高くなる印象です。
当然経験者が優遇される事務職への転職。
未経験の状態で事務職へ転職する場合は、アルバイトや契約社員など、「非正規雇用」での雇用となる場合が多いです。
とにかく、競争率が高い女性の事務職への転職、どのような流れで、どこに気をつけて転職すれば成功しやすくなるのか。
今回はそこを説明します。
女性の事務職の仕事内容
まずは、事務職の仕事内容からおさらいしていきましょう。
といっても、会社規模、業界などで、事務職の仕事内容も若干変わります。
ここでは「事務職に多い、一般的な仕事内容」を説明します。
- データ入力
- 受付
- 経理
- 総務
- 資料作成
- ヘルプデスク
- アシスタント
- 電話対応
これらの仕事が、一般的な事務職の仕事内容です。
といっても、例えば総務や経理など、専門の部署が用意されている会社だって珍しくありませんよね。
企業にとって事務職は無用なコスト
事務職は、立ち位置的にあくまで業務をサポートする存在。
しかし、営業やエンジニア職などと比べて、生産性はありません。
すでにあるものを整理したり、頼まれた仕事をするだけ、のような仕事も多いので会社から軽視されることも多いです。
そのため、会社経営の状況が悪くなると、まっさきにリストラ対象となってしまいます。
年々事務職は人気職に
最近「働きやすさ」を求める女性が増えていることもあり、事務職は年々人気が高まっています。
仕事はやりがい、キャリアより、「自分の生活を圧迫しない程度の仕事」が、今一番求められる条件なのです。
今の若手社員は、「残業」を嫌い「休み」を求めるのは、近年言われ続けられていることです。
高学歴の女性が事務職を目指す時代に
以前は、事務職と言えば「簡単で誰でもできる仕事」と思われていました。
しかし最近は、高学歴の女子も、自分のライフプランを考えてあえて「事務職」を選ぶ人が多いです。
そのため当然、高学歴の人がより事務職で採用されやすくなり、事務職の採用倍率がさらに上がってしまいます。
女性が事務職への転職を行う流れ
さて、「どうしても事務職への転職を成功させたい」と思っている女性のために、スムーズに事務職への転職を成功させるための手順、コツをご紹介します。
「正社員」「非正規雇用」雇用形態を決める
まずは、自分が「正社員」として事務職への転職を行うのか。
それとも「アルバイト」「契約社員」など非正規雇用で転職するのか、そこから決めてください。
当然、正社員としての転職を行う難易度は高いです。
ただでさえ事務職の求人倍率は「0.4倍」と言われている難関。
個人にある程度の強みを持ってないと、転職活動を成功させることは難しいかもしれません。
最初は非正規雇用でもゆくゆくは正社員雇用される場合も
非正規雇用として転職したとしても、その後の働きが認められることで、正社員として登用される人も珍しくありません。
採用された企業で正社員になれなかったとしても、再び事務職での転職を行うことで、「事務職経験がある状態」の転職ができるので、「正社員」として事務職で働くハードルが下がっていくのです。
転職エージェントを活用する
転職活動は、転職エージェントを活用して行いましょう。
転職サイトを使う、ハローワークを使うなど、転職活動の進め方にはいくつか種類がありますが、私は転職エージェントを使った転職が一番効率的だと考えています。
どれにはもちろん、理由もあります。
転職を考えた女性におすすめ!転職サイト・転職エージェントランキング
転職エージェントにはキャリアコンサルタントがいる
転職エージェントの強みはなんといっても、「キャリアコンサルタント」の存在が一番大きいです。
本来孤独な転職活動。
転職エージェントのキャリアコンサルタントに頼ることで、人の助けを得ながら転職活動を進めることができるのです。
キャリアコンサルタントは、よほどの新人でない限り、過去多くの人の転職を助けてきた存在。
積み上げてきた転職ノウハウで、転職エージェント利用者にアドバイスをくれます。
自分の希望通りの求人を紹介してもらえる
転職エージェントは、キャリアコンサルタントを通して、利用者の希望に沿った求人情報を紹介してくれます。
利用者が採用されやすい事務職求人、働きやすい環境の求人、自分の希望を伝えておくだけでそれに応えた求人を教えてもらうことができます。
提出書類の添削も受けられる
転職活動において、履歴書など書類の提出は避けられません。
提出書類の出来如何によっては、転職の成功率が変わってくるほどです。
そんな提出書類の作り方は、慣れてない人には難しいもの。
キャリアコンサルタントは、そんな知らない人には難しい提出書類の作り方も、しっかりと指導してくれるのです。
事務経験がないなら「資格」を持っておく
繰り返すように、事務職への転職は難関です。
他のライバルとの違いを見せるためにも、他の人にはないスキルを持っておくことが大切です。
具体的に言えば、事務職として働く時役立つ「資格」を持っておくのが良いでしょう。
マイクロソフトオフィスソフトを使う時に役立つMOSは、取得も簡単でおすすめです。
転職において「ここだけは譲れない」ポイントを決めておく
転職活動で、どの条件を優先するか、逆にどの条件を我慢するか、「優先順位」を決めておくのも大切です。
年収なのか、勤務時間なのか、どの条件を優先するかは、人によってまちまちのはず。
まずは、「自分がどうして転職したいのか」を考えてみるところかあら初めてください。
女性が事務職に転職するメリット・デメリット
続いては、女性が事務職に転職するメリット・デメリットについて解説します。
女性が事務職に転職するメリット
まずは女性が事務職に転職するメリットです。
具体的には以下の通りです。
- 転勤が少ない
- 残業が少ない
- 何かに追われて仕事をすることが少ない
これらについてそれぞれ解説します。
転勤が少ない
事務職は転職が少ない仕事として有名です。
女性は結婚や出産などを考えると、転勤はなるべくしたくないと思いますよね。
そのため女性が事務職に転職するメリットは大きいです。
事務職に転勤が少ない理由は、どの地域でも事務職が集まりやすいからと考えられます。
人気の職種なのでどこで募集をしてもすぐに集まるので、転勤が少ないです。
残業が少ない
事務職は残業も少ない職種です。
事務職は急ぎの業務とある程度時間がある業務の2つに分類できるため、ある程度スケジュール管理ができます。
営業やほかの職種と比較して、ノルマという概念がないのも特徴ですね。
結婚や出産を考えると残業は少ないに越したことはありません。
そのため女性に人気ということがわかりますね!
何かに追われて仕事をすることが少ない
事務職はノルマという概念がほとんどありません。
基本的には営業や経理などのサポート役として働くことになるため、プレッシャーが生じる仕事はほとんどないですね。
顧客とやり取りをすることもないので、怒られたり詰められたりすることもありません。
このようにストレスやプレッシャーを感じにくいのも、事務職で働くメリットです!
女性が事務職に転職するデメリット
続いては女性が事務職に転職するデメリットです。
具体的には以下の通りです。
- 給料が少ない
- モチベーションを保ちにくい
- そもそも転職しにくい
これらについてそれぞれ解説します。
給料が少ない
事務職で働くデメリットの1つに、給料が少ないという点があります。
営業や技術職と比較すると、給料は低く設定されていることが多いです。
インセンティブや歩合のような制度はないため、昇給次第でしか給料は増えません。
徐々に上がっていくことが多いですが、上り幅もそこまで大きくないため、ガツガツ稼ぎたい方には向いていません。
モチベーションを保ちにくい
事務職の仕事は毎月同じことの繰り返しになってしまうことがほとんどです。
仕事が単調に思えてしまい、モチベーションを保つのが厳しいと感じる方も…。
コツコツと渡されたタスクを完了していくことが好きなのであれば向いていますね。
一方で自分で仕事を見つけて、努力していきたいと考えているのであれば、事務職は向いていません。
そもそも転職しにくい
事務職は競争率の高い職種・業種なので、そもそも転職しにくいのがデメリットです。
先ほど紹介したメリットを魅力に感じる方が多く、競争率がかなり高いですね。
加えて、企業に多くの事務職を配置する企業は少なく、採用人数が少ないのも転職しにくい理由です。
事務職へ転職したい女性向けの転職サイト・転職エージェント!
最後に事務職へ転職したい女性向けの転職サイト・転職エージェントについて解説します。
事務職へ転職したいと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
具体的におすすめの転職サイト・転職エージェントは以下の通りです。
- doda
- マイナビエージェント
- パソナキャリア
これらについてそれぞれ解説します。
doda
求人数 | 約260,000件 |
---|---|
対応地域 | 全国47都道府県 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
dodaは取り扱っている求人数が非常に多い転職エージェントです。
自分で求人を探すことも、キャリアアドバイザーに紹介してもらうこともできるので、柔軟性が高い転職エージェントですね。
面接や職務経歴書などの添削をしてもらえるので、転職活動に自信がない方にもおすすめ!
ほかにも年収査定やレジュメビルダーなど転職準備のコンテンツが充実しているため、自分の市場価値を知りたい方はぜひ利用してみてくださいね。
マイナビエージェント
マイナビエージェントの特徴
- キャリアアドバイザーが丁寧にサポートしてくれる
- 非公開求人が多い
- サービスが充実している
- 20代など若者の転職に強い
マイナビエージェントは20代におすすめの転職エージェントです。
キャリアアドバイザーが丁寧にサポートしてくれるため、はじめての転職でも安心して利用できます!
色々な業種・職種の求人を紹介してもらえるので、事務職以外の求人も紹介してもらいたい方におすすめ。
もちろん事務職の求人も多数掲載されているので、安心してくださいね。
20代で事務職の求人を探しているのであれば、マイナビエージェントを利用してみましょう!
パソナキャリア
パソナキャリアの特徴
- 面接対策など丁寧なサポート体制が充実
- 求人の質がいいためより良い環境も期待できる
- 女性の転職サポート体制も整っている
- アドバイザ―のレスポンスが早い
- 年収アップ率も65%以上
パソナキャリアは女性の転職サポートが充実している転職エージェントです。
求人の質が高く、パソナキャリアを利用して転職した方の65%が年収アップしたといわれています!
今よりもいい求人に出会いたい方や、年収を上げたいと考えているのであればパソナキャリアを利用してみてくださいね。
女性に特化した転職サポートも提供しているので、特におすすめですよ!
【まとめ】女性の事務職への転職
いかがだったでしょうか。
転職する女性に人気の「事務職」。
その事務職への転職を成功させる秘訣について説明しました。
事務職への転職を行う際には、「転職エージェント」を使いこなすのをおすすめします。
転職は時間との勝負。
効率的に転職活動を進めて、無事に転職活動を成功させましょう。