事務職は非常に人気の高い職業です。

その人気の高さから誰でもできるという印象を持つ人もいるでしょう。

しかし、事務職にも向き不向きがあることを知っていましたか？

今回は、事務職に向いている人の特徴と転職時の注意点をご紹介します。

事務職ってどんな仕事をするの？

事務職は、パソコン業務や書類整理などがメイン業務です。

しかし、事務職は担当するものによっては業務内容が異なり、専門性を問われることもあります。

ここでは代表的な事務職の種類と業務内容をご紹介します。

一般事務

書類整理や顧客情報・売上情報のデータ入力をおこなうのが、一般事務です。

代表的な事務職と言え、ほかにも見積書や書類の作成もおこないます。

郵便物の仕分けや発送、消耗品の管理・発注も一般事務の業務です。

また、来客対応や電話、メール対応も任されています。

一般事務は、専門的な知識がなくても業務に支障はないため、未経験からでも挑戦しやすい職種です。

営業事務

営業職をサポートするのが、営業事務です。

営業事務では、見積書や請求書の作成から商品在庫管理、発送手配など様々なことをおこないます。

また、営業担当者からの依頼でプレゼンテーションや会議に必要な書類を作成する場合もあります。

営業職は会社の外で仕事をしていることが多いため、営業事務が顧客からの問い合わせやクレームを担当することもあるでしょう。

経理事務

経理事務は、会社のお金に関する業務をメインにおこないます。

経理の大まかな仕事内容は、日次業務・月次業務・年次業務の3つです。

日次業務は入出金や伝票発行、受注・発注といった日別に管理する内容をおこないます。

月次業務の内容は取引先からの入金確認や、取引先への支払いの管理、給与計算に月次決算などです。

そして年次業務では、会社にとって重要な年次決算をまとめたり税金関係の処理などをおこないます。

お金を管理するため、簿記や会計などの知識を求められるタイプの事務職です。

事務職に向いている人の特徴8選

事務職は誰でもできると思われがちですが、もちろん向き不向きがあります。

ここでは事務職に向いている人の特徴を8つご紹介します。

サポートするのが好きな人

事務職はまさに縁の下の力持ちといった業務内容です。

そのため、社員のサポートを通じ会社に貢献することが求められます。

誰かをサポートするのが好き、裏方として誰かの役に立つのがうれしいといった人に非常に向いています。

マネージャー気質のある人は、事務職に向いていると言えるでしょう。

地道な作業が好きな人

データ入力や大量の資料を整理することが、事務職のメイン業務です。

細かい数字の入力・計算や大量の資料整理は、地道ながら大変な作業と言えます。

そんな淡々と地道な作業を進めていくことが苦ではない人は、事務職に適性があるでしょう。

臨機応変な対応ができる人

同じ業務を繰り返すだけと思われがちな事務職ですが、イレギュラー対応も多いです。

例として、電話対応や来客対応、他部署からの突発的な依頼など定型業務のみに収まりません。

そのため、型にはまらず臨機応変に対応ができることが求められます。

その場その場でしっかりと考え、必要に応じて対応を変えるなど適切な行動が取れる人は適性があると言えるでしょう。

責任感を持って仕事をこなせる人

サポートすることが多い事務職ですが、これは一度引き受けた業務は最後までやり通す必要性が非常に高いことを意味しています。

最後まで責任をもって業務をこなすことを求められるため、途中で諦めてしまいやすい人は向いているとは言えません。

そのため、責任感を持って最後まで仕事に取り組める人は事務職に向いているでしょう。

処理能力が高い人

業務量が非常に多い事務職は、正確かつスピーディーな仕事ぶりを求められます。

つまり、処理能力が高い人は事務職の適性が高いということです。

もちろん、スピードがあればミスは許されるというものではありません。

事務職に寄せられる業務は締め切りが設定されているものが多いため、限られた時間の中で正確な仕事をこなすことが大切です。

丁寧な仕事ができる人

スピードを上げると、どうしてもミスが増えてしまうことも多いでしょう。

しかし、事務職ではミスのない正確な処理が求められます。

丁寧に仕事に取り組み、確認もしっかりおこなえる人は事務職適性が高いと言えるでしょう。

また、普段から几帳面な性格で、整理整頓が得意な人は向いているかもしれません。

スケジュール管理が上手な人

スケジュール管理もまた、事務職の仕事内容です。

事務職では日次・月次・年次とスケジュールを管理しておこなう業務が多数あります。

細かい作業でも、しっかりとスケジュールの管理する癖をつけておくと良いでしょう。

気分の浮き沈みが少ない人

社内の雰囲気に強い影響力を持つのが事務職です。

事務職員はどうしても事務所内にいることが多いため、良くも悪くも職場の雰囲気に影響を与えます。

社員が業務を依頼する際、いやな顔をせず業務に取り組んでくれる事務職員は職場での評価も高いです。

事務職を目指す人は、気分の浮き沈みを少し意識してみましょう。

事務職に向いていない人の特徴6選

事務職は向いていないのに転職してしまうと、本人にとっても会社にとっても不幸な状況に陥ります。

そのため、事務職に就職する前にまずは自分が向いているのかいないのかしっかり確認しましょう。

ここでは、事務職に向いていない人の特徴をご紹介します。

自分の業務に没頭したい人

事務職は業務の幅が広く、ほかの社員の動きにも気を配りサポートすることを求められます。

そのため、自分だけの業務に没頭したい職人タイプの人は事務職は向いていないと言えるでしょう。

特定の分野で活躍したい、業務に没頭したいと考えている人は事務職以外を探すことをおすすめします。

大雑把な人

事務職は、相手の求める内容を理解し、的確に業務を進める必要があります。

そのため、何事も適当に済ませてしまう大雑把な性格の人は事務職に不向きです。

周囲からの信頼が大切な事務職では、適当な仕事ぶりは求められていません。

しっかり相手の求める業務内容を理解し、業務をこなすことが苦手な人は事務職以外を探すと良いでしょう。

明確な評価が欲しい人

成果が数字に出にくいが事務職です。

営業職のように数字で成果が見えにくいため、どんなことがプラスになっているのか察する必要があります。

また、ミスはマイナス評価で分かりやすいですが、正確にできても必ずプラス評価になるわけではありません。

そのため、明確な評価を提示してほしい人は不満を感じやすいでしょう。

コツコツとした作業が苦手な人

地道な業務をコツコツと続ける側面が強い事務職は、こういった細かい作業の連続が苦手な人には不向きです。

裏方として、誰かを支えるのが好きな人こそ事務職に適性があると言えます。

そのため、大胆な戦略を考えたり、高いコミュニケーション能力を生かして働きたい人は事務職以外を見るほうが良いでしょう。

決められた業務以外はやりたくない人

事務職は定型的な仕事が多いイメージを持っていませんか？

そういったイメージから、事務職を目指す人も多いかもしれませんが、実際の事務職はイレギュラー対応が多いです。

来客対応や電話・メール対応など決められたこと以外にも様々な業務をおこないます。

そのため、決められた業務以外はやりたくない人には事務職は不向きと言えるでしょう。

コミュニケーションをとるのが苦手な人

事務職は1日パソコンに向き合って作業をする仕事ではありません。

時には、依頼してきた社員や社外の人との対応をおこなうこともあります。

非常に人とのコミュニケーションを求められるのが、事務職です。

そのため、人とコミュニケーションを取ることが苦手な人は事務職は向いていないでしょう。

事務職に転職するときの注意点

様々な種類がある事務職ですが、転職する際にはどのような注意点があるのでしょうか。

ここでは、事務職に転職する際の注意点を3つご紹介します。

競争倍率が高い

転職する際に一番に理解してほしいのは、事務職は超人気職種であると言うことです。

人気であるにも関わらず採用枠が少ないため、求人枠が出た瞬間に応募が殺到します。

非常に倍率が高い職種となっているため、転職する際は覚悟を持っておこないましょう。

確実に採用を得たい場合は、スキルや資格を得ると有利に転職活動を進められますよ。

業務範囲が広い

事務職は、業務内容が細分化していることもあります。

そのため、型にはまった仕事だけをコツコツ続けるわけではありません。

時には人事や総務、経理と複数の業務をおこなうこともありますので、こういった点は転職前に理解しておくと良いでしょう。

派遣や契約社員が多い

事務職の求人は、多くが派遣や契約社員です。

派遣が多い背景には、働きやすい職種であるためやめる人が少なく欠員が出にくいことがあります。

正社員での採用は少ないですが、派遣や契約社員としての求人は多いです。

派遣や契約社員の場合でも大手企業に勤務できるチャンスはあります。

派遣や契約社員から正社員になるケースもありますので、派遣や契約社員を視野に入れつつ転職活動をすることをおすすめします。

事務職のやりがいは？

非常に魅力的な事務職ですが、どのような点がやりがいとなるのでしょうか。

ここでは、事務職のやりがいを3つご紹介します。

社員から頼りにされることが多い

事務職は様々な社員をサポートすることの多い業務です。

多くの人から頼りにされることも多いため、こういった点にやりがいを感じる人も多いでしょう。

また、業務内容は多岐に渡り、時には予定外の作業をおこなうこともあります。

多くの仕事をこなしていく事務職だからこそ、一緒に働く社員や関連会社の担当者などから頼りにされ、感謝される機会も多くなっていきそれがやりがいにつながります。

社内外の人と連携しながら仕事を進められる

事務職は、社内外問わず様々な人と関わります。

社内外の人と連携しつつ仕事を進める機会も増え、高いコミュニケーションが求められる場面もあるでしょう。

責任や面倒な仕事が増えることもありますが、スムーズに連携が取れた時などは高い評価を得ることもあります。

こういったことから、チームの一員として様々な人と関わることが仕事のやりがいにつながっていく人が多いです。

工夫次第で作業の効率化ができる

自分のスキル次第で作業効率が上がるのが事務職です。

時効率を上げる秘訣は、Excel関数やショートカットキーを使いこなすことにあります。

作業時間の短縮といえど、データ入力や作成する場面では大いに役立ちます。

作業効率を上げることは、仕事への余裕やサポート能力の向上にもつながるでしょう。

自分のスキルや工夫次第で周囲からの評価も変わるため、モチベーションが上がりやりがいを感じて仕事に打ち込む人も多いです。

事務職に向いている人におすすめの求人サイト

事務職は倍率が高い職業です。

そのため、自分一人で良い求人を探すのはなかなか厳しいでしょう。

ここでは、自分に合った事務職の求人を探す際におすすめな求人サイトを3つご紹介します。

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様々な業界の事務職求人を有しており、徹底したサポート能力の高さが売りの転職エージェントです。

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