建設業に高卒で入社した場合、初任給は平均どれくらいなの?
今回は高卒で建設業に飛び込もうと検討している人に向けて、初任給の相場をご紹介します。
大卒者の初任給や、他の業界の初任給と比較しました。
- 建設業に高卒で入社した場合の初任給は、19.86万円※。
- 建設業高卒者の初任給は、平均より高い。
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株式会社ノジマ住建
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防水工事◎月給30万円以上◎日祝休み
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- 東京都
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株式会社ライズホーム
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屋根板金工◎未経験者可◎要普通自動車免許◎日給16,000円~20,000円◎週休2日制◎即入居可寮完備◎技術と管理能力が身につけば高収入目指せます
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- 屋根
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- 給与/報酬
- 経験者16,000円~20,000円
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- 現場により変動(集合場所は川崎市麻生区高石にある倉庫です)
建設業に高卒で就職した場合の初任給
東京労働局の「新規学校卒業者の求人初任給調査結果」※によると、令和5年3月に高等学校を卒業した人に対する建設業の求人初任給は、19.86万円でした。
これって高いの?低いの?
同調査によると、高卒者に対する全産業の求人初任給は、18.33万円です。
つまり建設業に高卒で就職した場合の初任給は、全業界の平均より1.53万円高いとわかります。
建設業の初任給を学歴別に比較
建設業に高卒で就職する場合の求人初任給を、大卒や短大卒の場合と比較すると、次の通りです。
高卒 | 19.86万円 |
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大卒 | 22.5万円 |
短大卒 | 21万円 |
専修卒 | 21万円 |
大卒者は高卒者より、2.64万円高い初任給で就職できます。
建設業の高卒初任給が上がっている理由
厚生労働省の「厚生労働省 令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況」によると、平成27年から令和元年にかけて、建設業の高卒初任給は1.3万円上がっています。
残念ながらこの調査は令和元年調査をもって終了しているので、最新の調査結果ではありませんが、建設業の高卒初任給は上昇傾向だと言っていいでしょう。
建設業で高卒者に対する初任給が上がっているのはなぜ?
建設業の高卒初任給が上がっている理由
- 建設業では若手の需要が高いから
- 人材への投資が増えているから
建設業では若手の需要が高いから
建設業で高卒者に対する初任給が上がっている理由は、「若い人材に対する初任給を上げて、自社に来てもらおう」と考える企業が多いからだと考えられます。
建設業では、若手不足が大きな課題です。
もっとも少子高齢化は日本全体で進んでいます。
しかし建設業は、全産業の中でも特に、高齢の労働者が多く若い労働者が少ない状況です。
総務省「労働力調査」によると、平成28年の時点で、建設業の就業者は33.9%が55歳以上でした。
一方で29歳以下の割合は11.4%と少なくなっています。
建設業が若手不足に陥っている理由
なぜ建設業は若手不足に陥っているのかというと、建設業は求職者からネガティブなイメージを抱かれがちだからです。
建設業に対するマイナスイメージ
- 3K(きつい・汚い・危険)のイメージ
- 長時間労働のイメージ
- 体育会系で上下関係が厳しいイメージ
建設業の仕事は屋外での作業が多く、暑さや寒さが厳しいです。
また、力仕事も多くあるので、慣れるまでは大変だと感じるでしょう。
加えて高所作業での危険を伴う作業がある、作業環境が悪い場合もある(粉塵や騒音など)といった点も、建設業で働く上でのデメリットです。
さらに建設業では、週休2日制の導入が遅れています。
他の業界より休みが少ない関係で、年間労働時間が長くなってしまうという課題もあるのです。
加えて大工・左官といった職人の世界では、先輩から厳しい指導を受けることもあり、このような働き方を望まない若者は早期離職してしまう場合があります。
建設業界ならではの事情から、企業は若い人の初任給を上げて入社と定着を促そうと考えます。
人材への投資が増えているから
建設業で高卒者に対する初任給が上がっている2つ目の理由は、各建設会社で人材への投資が増えていると考えられることです。
近年は経済成長や都市開発が進んでいる影響で、建設業界の景気が良くなっており、高卒新規採用者を含む人材への投資も増えていると推測できます。
建設業に高卒で就職する初任給以外のメリット
以上の通り、建設業は高卒でも高い初任給が期待できる業界です。
しかし「力仕事できつい」「長時間労働が多い」といったデメリットもあります。
建設業に高卒で就職するのはやめておくべき?
建設業に高卒で就職するメリットは、高い初任給だけではありません。
建設業に高卒で就職するメリット
- 学歴に関係なく活躍できる
- 資格手当がもらえる
- なくならない仕事だから将来性がある
- 独立も目指せる
メリットがデメリットを上回っていると感じた人は、建設業への就職を前向きに検討してみるといいでしょう。
学歴に関係なく活躍できる
建設業では、実力や技能が評価されます。
建築士のような一部の職種では、学歴があると資格を取得しやすいですが、基本的には今までの学歴・職歴よりもやる気や熱意、建設業界に入ってからの頑張りが重要です。
高卒であっても、偏差値が高い高校を出ていなくても、十分に活躍できます。
資格手当がもらえる
建設業界では、資格を持っていると資格手当が支給される場合が多いです。
技能を身につければ、たとえ高卒でも、収入をアップさせることができます。
資格の取得をモチベーションにして働くことができるでしょう。
なくならない仕事だから将来性がある
建設業は、人々の生活に必要な道路・橋・トンネル・建物といった、インフラを構築・維持する仕事です。
社会が存在する限り必要とされるため、時代が変わっても、仕事がなくなりにくいです。
将来性がある職業と言えます。
さらに建設業では、手に職をつけられます。
高卒でもスキルを磨けば、将来的により待遇がいい会社に転職も可能です。
独立も目指せる
建設業では、実務経験を積むことで、将来的には独立が可能です。
建設業の独立パターン
- 従業員を雇って自分の会社を持つ
- 一人親方(フリーランス)になる
高卒からスタートしても、経験とスキルを積み重ねることで、大きな夢を実現できるチャンスがあります。
年収1,000万円以上の実現も夢ではありません。
高卒で建設業に挑戦したい人におすすめの求人サイト
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高卒で建設業に就職・転職したい人におすすめの求人サイトをご紹介します。
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建設業の高卒初任給に関連するQ&A
建設業の高卒初任給に関連する、よくある質問に回答します。
よくある質問
- 高卒の初任給が高い業界・低い業界は?
- 高卒で建設業に就職するなら初任給以外のどんなポイントを見るべき?
高卒の初任給が高い業界・低い業界は?
- 高卒の初任給が高い…「教育、学習支援業」21.45万円
- 高卒の初任給が低い…「金融業・保険業」17.3万円
東京労働局の同調査によると、高卒者に対する求人初任給がもっとも高かった業界は「教育、学習支援業」で、21.45万円でした。
一方、高卒者に対する求人初任給がもっとも低かった業界は「金融業・保険業」で、17.3万円です。
高卒で建設業に就職するなら初任給以外のどんなポイントを見るべき?
高卒で建設業に就職するなら、以下の条件を満たす会社がおすすめです。
- 完全週休2日制
- 資格手当や資格取得の支援制度がある
高卒の初任給が良くても、休みが少ないと割に合わないと感じてしまいます。
そのため、完全週休2日制を導入している建設会社がおすすめです。
また建設業で給料を上げていくには、資格の取得が重要になります。
資格手当が支給される会社や、資格の取得にかかる費用を一部または全額負担してくれる会社を選ぶといいでしょう。
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建設業の高卒の初任給は高い
今回は建設業の高卒の初任給について解説してきました。
高卒の人に対する建設業の初任給は、他の業界よりも高い傾向です。
屋外作業が多い点や、長時間労働になりがちな点はデメリットですが、なくなりにくい仕事である点や、資格の取得でさらに高い年収を目指せる点は建設業のメリットでしょう。
さらに建設業では、学歴より技能が重視されるので、高卒でも充分に活躍できます。
総じて高卒の人と相性がいい業界だと言えるでしょう。