工場派遣から正社員になれる!?未経験からでも正社員登用成功される秘訣をご紹介
「今は、派遣社員として工場勤務しているけど、ゆくゆくは正社員として働きたい」
とお考えの方も少なくないのでは?
派遣社員から正社員になれるのか不安な人も多いかもしれませんが、きちんと対策すれば、派遣社員から正社員になれる可能性は十分にあります!
そこで、今回は、工場派遣から正社員登用成功への秘策と、おさえておきたいポイントをわかりやすくご紹介します!
いずれは正社員として働きたいと思っている人、必見です!
この記事の結論
- 工場派遣から正社員になることは可能
- 工場派遣から正社員になる方法は「紹介予定派遣」「正社員登用制度」の2通り
なお総務省が発表した「労働力調査(2023年)」によると、日本の労働人口は6747万人のうち、製造業で働く人数は1055万人です。
全産業の中で、もっとも多くの人が働いています。
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工場派遣から正社員になる方法
多くの派遣社員の人は、「正社員なんてとてもハードルが高い」と思っているかもしれませんが、実際はそんなことありません。
正社員登用制度があるメーカーの中には、正社員登用率が80%を超えているところもあります。
工場勤務の場合でも、派遣社員から正社員になれるというケースは少なくないのです。
工場派遣から正社員になる方法
- 紹介予定派遣で働く
- 正社員登用制度のある会社で働く
工場内には高いスキルを求められる仕事や、専門性を求められる仕事があるので、派遣として経験を積んだ人材は、工場側にとっても欲しい人材に該当します。
もちろん、今は未経験という方でも、これから正社員登用を目指すことは可能です。
紹介予定派遣で働く
工場派遣から正社員になるには、「紹介予定派遣」で働く方法があります。
「紹介予定派遣」とは、最長6ヵ月の派遣期間が終了した後、派遣先企業に直接雇ってもらうことを前提とした派遣就業制度です。
派遣先企業と派遣社員の双方が合意すれば、派遣期間終了後に、正社員等として直接雇用してもらえます。
社員と派遣社員の双方の合意で雇用するため、ミスマッチが少ないです。
また派遣社員側には、実際の仕事内容や職場環境を体験できるというメリットがあります。
正社員登用制度のある会社で働く
正社員登用制度がある工場で勤務する方法もあります。
正社員登用制度とは、アルバイト・パート・契約社員などの非正規雇用で働く従業員を、正社員として登用する制度です。
決められた期間その会社で働き続けた後に、上司からの「正社員にならないか?」という誘いを受けるか、派遣社員側から希望して、社員登用試験に合格する必要があります。
工場の派遣社員と正社員の違い
「なんとなく正社員の方が良さそう」
と思っている人もいると思いますが、ここで一度、派遣社員と正社員の違いを見ておきましょう。
派遣社員と正社員には、
- 雇用主
- ボーナス・退職金・交通費の有無
- キャリアの安定性
上記3つに大きな違いがあります。
自分は本当に正社員を目指したいの?派遣社員のままでも十分?という問いかけをしながら、目を通してみてください!
雇用主
一番大きな違いは、雇用主です。
それぞれの雇用主は、
となります。
実際に取り組む業務は変わらないですが、派遣社員から正社員登用が決まると、雇用主が派遣会社から工場本体へと変更になります。
雇用主が変わるということは、給料を支払ってくれる相手も、工場になるということです。
給料が上がるかどうかは、正式に雇用関係を結ぶ時の条件によって変わるので、「正社員になるから必ず給料が上がる」とは一概には言えません。
ただし、受けられる福利厚生や待遇が変わってきます。
ボーナス・退職金・交通費の有無
正社員になると、
などを受け取れるようになります。
派遣社員の場合、時給や月給制なので、働いた分だけ給料が発生するという仕組みですが、正社員になると、ボーナスや退職金を支給してもらえるようになります。
全部の工場でボーナスや退職金があるわけではないので、絶対とは言い切れませんが、多くの工場や会社は給料以外にボーナスが出ることがあります。
派遣会社で、派遣社員にボーナスを支給してくれるところは少ないので、これは正社員になる大きなメリットといえますね。
また、交通費も同様で、派遣社員の場合、交通費も加味された上で時給が決まっていることが多く、別途交通費支給という会社は少ないです。
それが、正社員になると、交通費は会社が負担してくれるようになるので、自分で負担する必要がなくなります。
チリも積もればというように、毎日の通勤にかかる交通費も、長い目で見るとバカにはなりません。
交通費がもらえるのも、正社員になるメリットの一つですね!
キャリアが安定する
派遣社員と正社員の違いは、キャリアの安定性です。
派遣社員は、契約期間が短く区切られていて、3ヶ月・6ヶ月ごとに契約を更新するのが一般的です。
さらに、同じ派遣先企業では最大3年しか継続して働けないというルールがあるので、3年後には、新しい派遣先企業を見つけるか、派遣会社に無期雇用契約として契約してもらう必要があります。
その点、正社員は一度採用が決まると、よっぽどのことがない限り、定年まで働くことができます。
3ヶ月ごとの更新と定年まで働けるというのには、大きな差があるのは一目瞭然ですよね。
キャリアを安定させたいと思っている人は、正社員を目指してみるのも大いにありですよ!
工場派遣で正社員を目指すときの注意点
工場派遣で正社員を目指すときは、次の2点に気を付ける必要があります。
工場派遣で正社員を目指すときの注意点
- 試験を受ける必要がある
- 希望者が多く競争が激しい場合もある
試験を受ける必要がある
派遣社員として働いていたから、パッと正社員に切り替えられるかというと、決してそうではありません。
正社員を目指すためには、新卒や中途採用の人と同じように、採用試験を受けなければなりません。
詳しい条件やステップは工場や会社によってさまざまですが、筆記試験や面接など、何段階にもわたる登用試験が実施されることが多いです。
希望者が多く競争が激しい場合もある
正社員は派遣社員の時よりもキャリアが安定するという大きなメリットがあるため、希望者が多く競争が激しい場合も。
工場側も採用人数には限界があるので、より会社に利益をもたらしてくれる人材を選ぶのは当然のことです。
でも、挑戦しないことには、正社員の扉を開くことはできません!
チャレンジしてみたいと思ったら、あとは行動あるのみです。
工場派遣が正社員登用試験で見られるポイント
派遣社員の時も、正社員と一緒に仕事をしているので、仕事に極端な差が出ることはありませんが、正社員になるということは、与えられる仕事のボリュームや責任の重みは自ずと変わってきます。
そのため、登用試験・面談では、
- 業務を正確にきちんと行えるか
- 責任を持って仕事に従事できるか
- コミュニケーションは円滑にとれるか
- 派遣社員時代の業務態度がキーになる
という点をジャッジされるかもしれない、というのはなんとなく想像がつきますよね。
実際の面接に向けて、具体的にどのようなことに注意したらいいか、ポイントを3つおさえましょう!
業務の正確性をアピール
工場の仕事は、ルーティーンが多く、作業の正確性や一定のクオリティ(品質)を求められることが多いです。
そのため、
- 同じ作業をコツコツと正確につづけられるか
- 決められた手順・マニュアルにしたがって作業を行えるか
というのが、絶対に求められる大前提となります。
飽きっぽかったり、集中力がすぐに切れてしまう人は、ミスや検品を出す確率が高くなると判断されてしまうので、淡々とした作業が得意な人は、その点をしっかりアピールしましょう。
「派遣社員のとき、小さなミスしかしなかった」というのも一つの実績になるので、説得力を増すためにも効果的です。
責任感があることをアピール
工場の仕事は、ライン作業とはいえ、一つのエリアや作業を、少人数の作業者で担当しなければなりません。
そのため、一人一人がしっかりと責任を持って取り組む必要があります。
(責任感を持たないといけないのは、他の仕事も同じですが)
また、工場の特殊な点として、大型機械や高速で動く機械を使うことが多い工場現場では、少しの気の緩みや注意力散漫が、大きな事故や怪我につながりかねません。
そう言った安全性の問題からも、作業への集中力と責任感は、現場で働くすべての人に求められます。
「この人に仕事を任せるのはちょっと不安だな」
「落ち着きがなくて、1つのことにあまり集中できないタイプかもしれない」
と思われたら、それだけで正社員の道は遠のいてしまいます。
「どんな仕事や作業にも責任を持って取り組みます!」という姿勢はしっかりアピールしておきましょう。
コミュニケーションスキルをアピール
3つ目に大切なことは、コミュニケーションが取れるということを、面接の場でアピールすることです。
工場の仕事は、個人で取り組むものとチームの連携によって行う作業の2種類があり、連携する時に必要なのが、コミュニケーション能力です。
- チームに混ざった時に、仕事を円滑に進められるか
- 上司や先輩と、適切なコミュニケーションを図れているか
- 和を乱さず協調性をもって仕事に取り組めるか
というようなポイントを面接官はチェックしています。
面接官は短時間で人を見抜くプロ。
ウソや作り話は簡単に見破られてしまいます。
あまり気合をいれてかしこまり過ぎる必要はありませんが、最低限のコミュニケーションが図れるということをアピールで着るよう心がけましょう。
採用するかどうかの判断の時に、強く後押ししてくれるポイントになります。
派遣社員時代の業務態度がキーになる
これまでいろいろとご紹介してきましたが、派遣社員としてすでに一緒に仕事をしている間柄ではあるので、工場側もそこまで警戒してくることはありません。
ただし、何より強い説得力になるのは、派遣社員時代の日々の業務態度です。
「この人と一緒に働きたい」
「うちの会社に残って欲しい」
と先輩社員やマネージャーに思わせるためには、日々の仕事をきちんとこなしているかどうかはとても重要です。
社員を目指したい人は、派遣社員のときから真面目に取り組みましょう。
あなたの頑張りが認められたら、その分評価してもらえます!
工場派遣から正社員は目指せる
いかがでしたか。
今回は、正社員を目指したい人に向けて、正社員登用を成功させる秘策をご紹介してきました。
正社員になりたいという気持ちは強まり始めていますか?
派遣社員時代に、普段の業務をきちんと行うことができていれば、正社員への可能性は十分にあると思って大丈夫!
日々の仕事は手を抜かず、ルーティンワークができること・責任感を持って仕事に取り組んでいること・コミュニケーションが取れることをしっかりとアピールできれば、可能性はゼロではないです!
正社員なんて自分には無理だ、と思っている人にこそ、この記事をよんで、自分のキャリアを見つめ直してもらえると嬉しいです!
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