建築業界は、さまざまなお仕事が集まって成り立っていますよね。
大工、足場職人、CADオペレーターなど、いずれも工事における重要な工程を担っています。
中でも施工管理のお仕事は、これらのあらゆる業務を監督するお仕事で、「現場監督」という名前もあるほど、携わる業務は広範囲に及びます。
建築業界になくてはならないお仕事の1つですが、「つらい」「きつい」「やめとけ」といったような、ネガティブなイメージを持たれることも少なくありません。
非常に重要なお仕事ですが、なぜこのようなイメージを持たれることが多いのか、キチンと理解できていない人も、中にはいることでしょう。
この記事では、施工管理がつらいと言われる理由について、業務内容なども交えながら深く切り込んでいきます。
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施工管理の転職理由に多いもの10選~転職先選びのポイントも解説します~
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施工管理が「つらい」「やめとけ」と言われる理由25選
施工管理がつらいと言われる理由は、携わる業務内容と同じくさまざまなものがあります。
また、現在日本で施工管理技士の受験者数は、種目や級によってバラつきがあるものの、毎年おおよそ10,000人以上いるのです。
そのため、施工管理が「きつい」、「つらい」と言われる理由も数多くの種類が存在するのです。
ここでは、そんな理由の数々を25項目挙げ、それぞれ詳しく解説していきます。
施工管理が「つらい」「やめとけ」と言われる理由25選
- お休みが少ない
- 有給休暇がとりづらい
- 長時間労働が当たり前
- 出勤が早朝
- サービス残業が常態化
- 取引先に無茶を言われる
- 危険が伴う
- 人間関係が大変
- 出張が多い
- 満足に休憩がとれない
- 現場をまとめ上げるのが難しい
- 現場のトイレが不衛生
- 夏場の炎天下での作業
- 冬場の寒空の下での作業
- 苦情対応にも追われる
- スケジュール管理に追われる
- 現場の掛け持ちがあることも
- パワハラが珍しくない
- 退職したくてもしづらい
- セクハラがある場合も
- 家族との時間がとれない
- 態度と声が大きい人が強い
- 飲み会が頻繁にある
- 考え方が時代に合わない
- 学ぶべきことが膨大
こうした様々な理由に目を通すことは、現在施工管理のお仕事に携わっている人にはもちろん、これから施工管理に挑戦しようとする人にとっても非常に大切です。
それぞれ詳しく見ていきましょう!
建築業界でホワイトな働き方をしたい方へ!〜オススメの職種や企業〜
①お休みが少ない
まず多くきかれる理由が、「お休みが少ない」というものです。
建築業界では昔から休日の少なさが問題になっており、大手企業はさまざまな試みを打ち出していますが、未だに業界全体の改善には至っていません。
また政府もこの問題を受けて、2024年を目途に、建築業界にも週休二日制を導入する事を推奨しています。
しかし、週休二日制の義務化ではないため、建築業界全体の改善がなされるかどうかは別問題です。
休日は労働者にとって無くてはならないもの。
特に、激務といわれる施工管理のお仕事ではなおさらで、国と企業が一丸となって改善しなければならない問題です。
②有給休暇がとりづらい
業務の性質上、有給休暇が非常に取りづらいことも大きな理由の一つです。
本来有給休暇は、法律で定められた労働者の権利です。
しかし施工管理技士にかかる責任は非常に大きく、1日お休みをしただけでも、その穴埋めは非常に大変なものになります。
特に、納期が迫ってきたときにはさらに忙しい日が続くため、たとえ体調に不良をきたしていても、無理を押して出勤しなければならないことも少なくないのです。
また、有給休暇は家族と過ごす時間を作るためにも大切なものですよね。
労働者の権利である有給が取得しづらい点は、施工管理がつらいと言われる大きな要因のひとつなのです。
③長時間労働が当たり前
長時間労働が当たり前なのも非常に厳しい点です。
日中は現場での監督を行い、現場作業が終われば事務所で事務作業を行わなければなりません。
こうした膨大な作業を定時内に完結できる人は少なく、やむを得ず残業や休日出勤を続けている人も多いのです。
早朝に出勤して、帰宅は毎日深夜という生活が続けば、いずれ身体だけではなく心までをも疲弊させてしまいます。
身心の健康のためにも、長時間の労働は避けたいところですね。
④出勤が早朝
工事現場の朝は早く、多くの現場ではおおよそ8:00には職人たちが集まり始めます。
施工管理は、現場監督として彼らよりも先に現場に到着し、施錠を解除しなければなりません。
加えて、現場がオフィスや自宅から遠い場合も珍しくなく、時間通りに現場に到着するために、まだ日が昇りきらない明け方に自宅を出なければならないこともしばしばです。
終業が早い時間帯であれば問題はありませんが、施工管理のお仕事は真夜中に終わることも多いため、こうした早朝出勤は非常に頭の痛い問題といえます。
⑤サービス残業が常態化
サービス残業が常態化している点も、非常によく聞かれる理由の一つです。
施工管理技士は36協定が適用されないお仕事のため、残業時間について上限が設けられていません。
したがって、時間通りにしっかり残業手当を支給していては、企業にとって大きな出費となります。
そこでよく使われるのが「みなし残業」や「固定残業」といったシステムです。
本来であれば、既定の残業時間を超えた分の手当てはきちんと支給されなければいけません。
しかし、企業の中には超過分の残業代を支払わないところも多いのです。
なお、残業時間に関しては、2024年の4月1日から上限が適用されます。
⑥取引先に無茶を言われる
施工管理としてやり取りをしなければならないのは、現場の職人たちだけではありません。
特に取引先とのやり取りに、心を擦り減らせてしまう人は多いです。
到底達成不可能とも思われる工期や予算などを設定されたり、工事の途中で計画の変更を申し渡されたりと、無茶ばかりを言われることも少なくないのです。
計画の変更にあたっては、当然現場の職人たちとも話し合わなければなりませんが、彼らからの反感を買ってしまうこともしばしば。
無理難題を押し付けてくる取引先の存在は、施工管理がつらいと言われる大きな要因の一つです。
➆危険が伴う
現場監督のお仕事は、危険と隣り合わせでもあります。
工事現場では、落下物や突起、釘や刃物など、危険なものがいっぱいです。
加えて、夏の炎天下や冬の寒空の下では、体調管理にも気を配らなければいけません。
ふとした不注意が大事故につながり、下手をすれば死者が出る可能性さえあります。
⑧人間関係が大変
施工管理技士は、携わる業務範囲が広大なため、自然と関わる人間も大人数になります。
時には、予算をめぐって会社と発注主との間で板挟みになることもあるため、プレッシャーに弱い人にはつらいところです。
また、現場の人間を統率するのも容易ではありません。
さらには、騒音の苦情や工事の反対運動の対応など、近隣住民とのやりとりもあります。
こうした人間関係に疲れてしまうことも多いのです。
⑨出張が多い
現場は特定の地域のみに集中しているわけではありません。
特に大手の建設会社となると、担当の現場は全国に及ぶこともあります。
そうした場合、自然と転勤や出張が多くなり、家族と過ごす時間が大きく減ってしまうのです。
最近ではオンライン上でのやり取りも盛んになり、顔を見ながら話をすることも一般的ですが、長く家庭から離れることは、家族を持つ身としては非常につらいところです。
⑩満足に休憩がとれない
これまで何度も触れてきている通り、一口に施工管理といっても、その仕事量は膨大です。
それに加え、工事の現場ではトラブルがつきもの。
問題解決のために、休憩時間を割いてでも働かなければならないことも珍しくありません。
また、取引先や他部署からの連絡も頻繁に入ってきます。
その様な場合、たとえ休憩時間内であっても仕事に取り掛からなければならないので、満足に体を休めることが難しいのです。
⑪現場をまとめ上げるのが難しい
工事現場には、さまざまな人間が多く集まります。
仕事内容はもちろん、年齢や性別、価値観やそれぞれのスキルなどが異なる人材を一つのチームにまとめ上げることは非常に大変です。
特に施工管理に携わって日が浅い場合、熟練の職人たちに指示出しや意見をすることは簡単ではありません
工事はこれらの人材が同じ方向を向かなければ、工期を守ることすら難しいです。
特に、大規模な工事になるほど作業に従事する人間も増えるので、統率はさらに困難になります。
⑫現場のトイレが不衛生
きれい好きな施工管理技士にとって特につらいのが、不衛生な仮設トイレです。
現場で働く人間全員が高い衛生意識をもっているとは限りません。
中には平気でトイレを汚していく作業員もいます。
加えて、トイレの清掃を施工管理技士が担当する現場もめずらしくないのもつらい部分です。
⑬夏場の炎天下での作業
夏場の炎天下での作業は過酷を極めます。
毎年熱中症で尊い命が奪われていることからも、その厳しさがよくわかりますね。
また、たとえ自分が熱中症対策に万全を期していても、現場で作業をする職人たちが熱中症にかかってしまった場合、現場監督にも責任が及びかねません。
⑭冬場の寒空の下での作業
つらいのは夏場だけではありません。
冬の寒い日であっても、施工管理技士は屋外での作業がつきものです。
寒さに弱い人にとっては、冬場の作業は非常に厳しく、体調を崩してしまう人もすくなくありません。
特に恐ろしいのが、凍結による事故です。
高所での作業では、ちょっとしたスリップが大きな事故に発展するケースも少なくなく、夏場とは違う安全対策を講じなければならないため、業務にさらなる負担が加わります。
⑮苦情対応にも追われる
工事を無事完了させるためには、近隣住民に理解を得ておくことも忘れてはいけません。
騒音による苦情や、日照権に関する苦情、さらには立ち退きに反対する住民運動まで、近隣住民とのやりとりに頭を悩ませている施工管理技士も多くいます。
工事を無事完了させるためには、会社や発注主、職人たちだけではなく、こうした近隣住民とのやりとりも必須なのです。
とはいえ、口で言うほどクレーム対応は甘くはなく、対応に追われてストレスがたまり、精神的に追い込まれてしまう事もしばしば。
強い口調で話されることが苦手な人にとっては、特につらい作業といえます。
⑯スケジュール管理に追われる
どんなに難しい現場であっても、工期を守ることは絶対です。
しかし、そのためには人員や資材の把握、天候の影響などを熟慮したスケジュールを組み立てなければなりません。
また、どれだけ完璧なスケジュールが組みあがったとしても、100%そのスケジュール通りに工事が進行させることは困難です。
突発的なトラブルや事故など、工事現場にはトラブルがつきものですよね。
さらに、施工管理技士が管理しなければならないのは、現場のスケジュールだけではありません。
取引先との打ち合わせや上司との会議、近隣住民との話し合いなど、管理しなければならないスケジュールは山のようにあります。
そのうえ、そのどれもが見落としが許されないほどの重要性を持っているのです。
非常に複雑なスケジュール管理は、苦手な人であればそれだけで披露してしまうほど、つらい作業といえます。
⑰現場の掛け持ちがあることも
施工管理技士は、複数の現場を掛け持ちすることも珍しくありません。
いくつかの現場を並行して監督することは、ベテランの現場監督であっても大きな負担です。
基本的には、担当している現場の規模が小さいときに掛け持ちは発生しますが、現場で働く人間や工期、発注先などが異なるために、負担は想像以上に大きいです。
また、現場を移動するたびに頭を切り替えなくてはいけないのも、疲れます。
うっかり違う現場の作業と間違えて指示を出してしまった場合、大変な事態になりかねません!
⑱パワハラが珍しくない
建築業界は、あらゆる業界の中でも非常に古くからある業界です。
人類の歴史は建築と共にあったといっても過言ではありません。
そうした事も手伝ってか、暴言や暴力などが未だに根絶できていないという指摘もあります。
特に職人の中には昔気質な人も少なくなく、いわゆる「愛のムチ」といった考え方が根強く残っていることもすくなくありません。
体育会系出身の人であれば理解できる面もあるかもしれませんが、そうでない場合には大きな恐怖を抱いて委縮してしまいますよね。
⑲退職したくてもしづらい
施工管理のお仕事は、工期に追われることが多く、なかなか辞め時が掴みにくいのも悩みどころです。
区切りがつかないタイミングで退職を切り出しても、引き止められる事がほとんどで、結局退職できずにズルズルと働き続けてしまうことも珍しくありません。
転職活動を始める上では、タイミングが非常に重要です。
転職活動を行うタイミング次第では、その後の転職成功の成功にも関わってきます。
⑳セクハラがある場合も
先ほど、パワハラが珍しくないと解説しました。
あわせて大きな問題が、「セクハラ」です。
女性は旦那の留守を守るという時代はとっくの昔に終わり、今や社会で重要な地位を占める女性が数多く存在し、女性の活躍なくしては社会は成り立たなくなっています。
女性が働きやすい環境が整いつつありますが、建築業界の現場はまだまだ男性の割合が多く、デリカシーのない発言や行為が横行することも。
㉑家族との時間がとれない
家族との時間がなかなか取れないのも苦痛です。
特に施工管理のお仕事では、休日出勤や出勤などが珍しくなく、家族と過ごす時間が非常に限られてしまいます。
家族との約束を反故にせざるを得ないこともしばしばです。
そのような事態が長く続けば、最悪の場合家族との絆に大きな亀裂が生じてしまいかねません。
施工管理のお仕事は責任が重大で、家族を優先することが難しいのは非常につらい点と言えます。
㉒態度と声が大きい人が強い
建築現場では、理屈ではなく勢いで意見がまかり通ってしまうこともしばしばあります。
特に、声の大きな人や態度の大きい人の意見が優先されてしまう風潮も残っています。
そのため、どんなに正確なプランを提示したり、的確な指示を出したとしても、こうした態度の人に押し切られてしまう場面も中にはあるのです。
特に、押しに弱い施工管理技士の場合、こうした場面には非常に苦労することになります。
㉓飲み会が頻繁にある
飲み会の席が頻繁に設けられるのも、建築業界の特徴の一つです。
宴会やお酒が好きな人であれば仕事の息抜きにもなり得ますが、そうでない人の場合は苦痛でしかありません。
特に、休前日ではない日の飲み会は非常につらいところです。
酔った勢いで熟練の職人が説教をしてくることも珍しくありません。
業務以外の場面で気苦労が多いのは、施工管理技士の非常につらい部分といえます。
㉔考え方が時代に合わない
職人が多く集まる建築現場では、昔ながらの価値観にのっとって仕事をしている人がすくなくありません。
中には、つらくても無理をして働くことを美徳だと思っている人もいることでしょう。
現在では働き方改革なども浸透し、無理のない範囲での仕事が重視され始めています。
とくに建築業界は身体を激しく酷使するお仕事が多いため、本来であれば十分な休日が確保されるべきですが、昔ながらの価値観がいまだに根強く残っており、満足にお休みが取れない場合も多いのです。
㉕学ぶべきことが膨大
優れた施工管理技士として活躍するためには、工事にかかわる幅広い知識を身に着ける必要があります。
新たな工法や新資材の知識、関連資格の取得にむけた勉強など、身に着けるべき知識は膨大です。
中には、資格の取得がキャリアアップの条件に設定されている企業もあるため、たとえ勉強が苦手であっても、そうした場合にはいやおうなしに勉強をしなければなりません。
また、施工管理のお仕事には残業がつきものです。
一日の仕事を終えて深夜に家に帰ってきたあとに資格の勉強を行うのは、容易ではありません。
加えて、建築業界には「なぐり(金槌)」、「逃げ(部材同士の位置関係の余裕)」など、さまざまな専門用語が存在します。
施工管理のお仕事は、仕事以外にも勉強に多くの時間を割かなければならないのです。
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施工管理のつらい点を改善するには?
ここまで、施工管理がツライといわれる多くの理由を解説してきました。
しかし、たとえこうしたつらさを感じていても、施工管理のお仕事を続けていきたい人も、中にはいることでしょう。
その様な場合には、自分にとってどのようなことがつらいのかを明確に把握してください。
激務が続く中で心がつかれてくると、自分が一体何に苦しんでいるのかさえも分からなくなってしまうことがあります。
改善点がわからない状態でつらさを和らげようとしても、そもそも何から手を付けるべきなのかがわかりませんよね。
一度冷静になって、自分を苦しめている原因について、じっくりと考えてみてください。
施工管理に向かない人5選
ここまで解説した通り、施工管理がつらいと言われる理由は数多くあります。
その内容を踏まえて、施工管理に向いていない人を考えてみましょう。
以下の5つの項目を見てください。
施工管理に向かない人5選
- 人と話すことが苦手な人
- クヨクヨしがち人
- 休日はしっかり欲しい人
- リーダー経験が無い人
- 黙々と仕事をしたい人
それぞれ順番に解説していきます。
建築業界に向いている人とは?建築業界でもとめられるスキルや仕事内容
①人と話すことが苦手な人
施工管理のお仕事は、誰かとやりとりをすることの連続です。
取引先や上司、現場で働く職人たちはもちろん、時には工事に反対する近隣住民の対応をしなければならない事もあります。
このような業務の性質上、人と会話をすることが苦手な人は、施工管理に向いていません。
加えて、施工管理のお仕事では現場と意見が衝突することもしばしばです。
自分の意見をハッキリと言えない人にとってはつらいお仕事といえます。
②クヨクヨしがち人
施工管理のお仕事は、上司から怒鳴られたり現場の職人たちからの信頼を得られなかったりと、時にはうまくいかないこともあります。
その様なときに、いつまでも失敗を引きずってクヨクヨしてしまっては、いつまでたっても状況は改善しません。
「過去の失敗は過ぎたもの」として、きっぱり割り切れる人でなければ、施工管理のお仕事を続けることは難しいです。
悩んでいても、次から次へと仕事が迫ってくるのが施工管理のお仕事です。
悩みがちな人や失敗を引きずる人には、施工管理のお仕事は向いていません。
③休日はしっかり欲しい人
先ほど解説した通り、施工管理のお仕事をしている以上、満足にお休みをとることは難しいのが現状です。
時には休日出勤をしなければならないこともあれば、せっかくの貴重な休日に取引先から連絡が入り、お休みを満喫できないことも珍しくありません。
また、厚生労働省が発表した調査によると、建設業の有給取得率は約45%(約18日中8日取得)となっています。
全産業の平均値が約56%(約18日中10日)であることからも、その低さがよくわかりますね。
国や業界が改善に取り組んでいるとはいえ、劇的に改善が見込まれるのは当分先とみられています。
④リーダー経験が無い人
施工管理は「現場監督」とも呼ばれています。
監督の名が示す通り、施工管理は現場や取引先、上司や予算など、工事に関するさまざまな要素に目を光らせなければなりません。
また、現場作業も施工管理の大切なお仕事の一環です。
このように、工事に携わる人間をまとめ上げなければならないため、高いリーダーシップが不可欠といえます。
これまでプロジェクトリーダーや役職などの経験が無かった人の場合、工事に携わる人間を統率するのは非常に困難です。
⑤黙々と仕事をしたい人
初めに解説した通り、施工管理のお仕事は、日々誰かとのやり取りの連続です。
もちろん、たとえこちらは用がなくても、向こうから対応を求められることも日常的にあります。
その様な場合では、自分の仕事を邪魔されたと感じることも。
一人で黙々と仕事をしたい人の場合、様々な人間と関わらなくてはならない施工管理は、向いているとは言い難いです。
自分の仕事に集中したい人には、工場の手仕上げ作業や宿泊施設の夜警業務などが向いています。
施工管理から転職したい人向け!おススメの転職先15選と転職成功のカギ
施工管理の良いところ3選
ここまで、主に施工管理のツライ部分に焦点を当てて解説してきました。
しかし、施工管理の仕事は嫌なことしかないわけでは決してありません!
施工管理はツライといわれることが多い一方で、良い面もあるのです。
ここでは、施工管理の良い面について解説します。
施工管理の良いところ3選
- 給料が高め
- 自分の仕事が形に残る
- 大きな達成感がある
上から見ていきましょう。
建築業界の今後の流れと現状について〜課題や取り組みなども解説〜
①給料が高め
厚生労働省の発表によると、建築施工管理技術者の令和3年の平均年収は約586万円となっています。
一般的なサラリーマンの平均年収は430万円から500万円前後と言われていることからも、高年収であるといえますね。
②自分の仕事が形に残る
建築物や整備された河川など、様々な形で自分の仕事が残ることも、大きなメリットです。
大規模な建築であれば、建築に携わったことを知人や友人、家族などに自信をもって誇れますね!
③大きな達成感がある
施工管理のお仕事は、決してラクなものではありません。
会社と発注者との間で板挟みになったり、現場の人間と衝突したりと、困難なことが多いです。
しかし、だからこそ工事を無事完了させたときには、大きな達成感を得られます。
時には、いままで苦楽を共にしてきた現場の人間との間に、大きな絆がうまれることも。
施工管理から転職したい場合におススメのサービス2選
施工管理から転職する際には、転職サービスを活用しましょう。
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施工管理から転職したい場合におススメのサービス2選
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順番にみていきましょう。
建築士の転職におすすめの転職サイト・転職エージェント!特化型から総合型まで紹介
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まずは、建築業界への転職におすすめのサービスをみてみましょう。
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また専任のエージェントが、応募書類の作成や面接対策のサポートなど、転職活動に必要なサポートを丁寧に行ってくれるので、大変心強いです。
dodaのエージェントは転職におススメのサービス!評判・口コミを徹底解説
まとめ~施工管理が「つらい」「やめとけ」と言われる理由
この記事では、施工管理が「つらい」「やめとけ」と言われる理由について、さまざま解説してきました。
施工管理は業務量が膨大なうえ大きな責任も伴います。
人手不足も加わって、休憩時間も休日も満足に取れず、残業や休日出勤を余儀なくされることも珍しくありません。
しかし一方で、施工管理技士ならではのやりがいがあることも事実です。
この記事を参考に、ぜひ施工管理についての理解をより深めてください!