セールスエンジニアとして働きたいと思っても、将来性が気になる人も多いでしょう。
皆さんが職業を選ぶ際に、将来性は非常に大切なポイントになると思います。
この記事では、セールスエンジニアの将来性について解説していきます。
セールスエンジニアに転職したいけれど、将来性が不安で転職をためらっている方もいますよね。
エンジニアとしてのスキルはあるけど営業をやったことがない方は多いはずです。
セールスエンジニアに興味のある方はぜひ参考にしてください。
セールスエンジニアに将来性がある理由
結論から言うと、セールスエンジニアに将来性はあります!
営業とエンジニアの2つの面を持つセールスエンジニアは、時代の需要に即した人材です。
どのような点からそう言えるのか具体的に解説していきます。
セールスエンジニアは人材不足だから
近年の急速なIT業界の成長により、IT人材の需要も高まっています。
その一方で、IT人材は不足しています。
このような現状にありながら、DX(デジタルトランスフォーメーション)化は進んでいるため、人材が不足している状況は続くといえます。
特に、ビジネスの場面だけでなく、普段の生活のライフラインにとっても欠かせないものであるので、益々需要が増えていくといえます。
例えば、従来は情報セキュリティ分野など企業を相手にするようなIT技術が多かったです。
しかし、現在では、家電のIoT分野などの実生活に関わる分野にIT化の波が押し寄せています。
さらに、これまでIT技術が利用されていなかった分野においても、活用がされていくといわれています。
IT業界は確実にこれからも成長していくため、セールスエンジニアの将来性ももちろんあるといえます。
最新の技術を身につけられるから
IT業界のなかでも、AIやビッグデータをはじめとした分野では、さらに成長していくと予想されています。
しかし、まだ専門的知識のある人材は少ないのが現状です。
このような分野の専門的知識のあるセールスエンジニアは、これからの社会に必要な人材となることでしょう。
セールスエンジニアは常に最新の知識を求められるので、エンジニアのなかでもより需要があるといえます。
AIが発達しても将来性はあるから
近年のAIに関する技術の発展によって多くの仕事が消える危機にあります。
2015年にはオックスフォード大学と野村総研が「日本の労働人口の 49%が人工知能やロボット等で代替可能に」と発表しているほどです。
では、セールスエンジニアの場合はどうでしょうか?
エンジニアは単純なプログラミングにおいては、AIに代替されてしまう可能性があります。
セールスエンジニアは通常のエンジニアとは異なり、AIには代替し難い営業職の側面があります。
直接人と関わる仕事はAIには代替されにくいといわれています。
さらにエンジニアとしての側面もあるセールスエンジニアは、AIに取って代わられる仕事ではないといえます。
特に、発想力や全く新しいアイデアを考える面では、AIに負けない点であるため、提案力を高めながら働くことで、より将来性を高めることが出来ます。
セールスエンジニアの将来のキャリアパス
各年代でのキャリアパスを理解し、それぞれの段階で必要なスキルや経験を積むことで、セールスエンジニアとしての将来がひらけます。
常に学び続け、自身のキャリアパスを見据えた行動を取ることが、成功への鍵です。
20代のキャリアパス
20代のセールスエンジニアは、主に技術力とコミュニケーション能力の向上に重点を置く時期です。
この段階では、エンジニアとしての基本的な技術知識を身につけることが重要であり、IT業界の最新のトレンドや技術を常に学び続けることが求められます。
また、顧客との効果的なコミュニケーションを図るために、人間関係の構築スキルも磨く必要があります。
30代のキャリアパス
30代になると、顧客対応能力をさらに磨き、より複雑な問題解決能力を身につける必要があります。
この年代では、セールスエンジニアとしての経験を生かし、トラブル発生時の迅速な対応や解決策の提供が期待されます。
また、中堅としての役割を果たし、後輩の指導やチームマネジメントのスキルも必要とされます。
40代のキャリアパス
40代に入ると、セールスエンジニアとしてのキャリアで重要な分岐点に立たされます。
管理職としてチームや部署を牽引する道を選ぶか、専門職として技術の深化や専門知識をさらに高める道を選ぶかという選択が必要になります。
どちらの道を選んでも、自分が得意とする分野でのスキルアップや経験の積み重ねが重要です。
セールスエンジニアの平均年収
セールスエンジニアの将来性が高いということは分かりましたが、年収も気になりますよね!
ここではセールスエンジニアの平均年収を見ていきましょう。
セールスエンジニアの平均年収は高い
マイナビAGENTによれば、セールスエンジニアの平均年収は467万円です。
これを見て、あれ?少ないなと感じた方もいるかもしれません。
確かに、国税庁のデータによれば2021年度の正社員の平均年収は508万円です。
しかし、詳細にデータを見ていくと、セールスエンジニアは30代に大きく年収が上がり、平均年収は583万円になります。
dodaによれば、同世代の平均が435万円であることからも分かるように、セールスエンジニアの平均年収は高いといえます。
さらに、他のエンジニアの平均年収よりも高くなる傾向にあります。
セールスエンジニアは、エンジニアとしてのスキルと営業スキルを兼ね備えているため、人材としての評価が高くなりやすい傾向があります。
さらに年収を上げるためには、経験を積んで、ITコンサルタントなどのより年収の高い業種に転職を目指していくと良いです。
セールスエンジニアとはどんな職業?
セールスエンジニアの仕事は、営業とエンジニアという2つの要素が含まれています。
まったく異なる業種の組み合わせなので、具体的にどのような職業なのか分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
エンジニアとつくため、開発などを行うのでしょうか?
それとも営業が中心になっているのでしょうか?
ここでは、セールスエンジニアとはどのような職業か解説していきます。
セールスエンジニアの仕事内容
セールスエンジニアとは、営業の現場において、技術的な面から提案を行う仕事です。
専門知識の少ない営業が対応する場合に比べ、営業の際に技術面の確認の手間がなくなるため、スムーズな対応ができることが特徴です。
営業に比べ、商材に関してより詳しい知識を持っているため、クライアントの潜在的ニーズも気が付きやすいです。
そのため、現場ではより重宝される仕事であるといえます。
エンジニアとしての側面は弱く、専門知識を持った営業職と考えてもらって大丈夫です。
一方で、技術的なサポートをする役割も求められるため、営業職に比べ、アフターサポートをする場面は多くなります。
セールスエンジニアは未経験でも転職可能?
セールスエンジニアは未経験でも転職できるのか解説します。
関連職種の未経験ゼロだとセールスエンジニアになれない?
セールスエンジニアは基本的に、エンジニア、プログラマー、IT関連の営業職といった、関連する職種の経験者におすすめな仕事です。
関連する職種の経験がゼロだと、採用してくれる企業は少なめとなっています。
とはいえIT人材の不足によって、今のあなたにITのスキルがなくても雇ってくれる企業が、一部で存在する場合もあります。
20代や第二新卒の若年層は、ポテンシャル採用を望めるケースもあるので、まずは求人をよく検索しましょう。
営業職が未経験でもセールスエンジニアになれる?
ITの知識はあるが営業職が未経験という人でも、セールスエンジニアになれます。
営業の現場で、ITの専門的知識のある人材は、希少価値が高いです。
ITの知識と営業のスキルを兼ね備えることは、あなたの市場価値を高めてくれると言えます。
また、クライアントの課題解決をITを用いて行うITコンサルタントは、セールスエンジニアに類似する部分があるため、セールスエンジニアの経験を活かしてITコンサルタントになることも可能です。
セールスエンジニアになることは、あなたのキャリアアップに役立つといえます。
セールスエンジニアになるには資格って必要?
セールスエンジニアは特に資格のいる職業ではありません。
しかし、役に立つ資格はいくつかあります。
あると役立つ資格
セールスエンジニアが持っていると役に立つ資格は以下の4つです。
資格名 | 難易度 | 資格の内容 |
---|---|---|
基礎情報技術者試験 | ★☆☆☆☆(1.0) | ITエンジニアの登竜門となる試験 |
応用情報技術者試験 | ★★☆☆☆(2.0) | 基礎情報技術者試験の発展版 |
PMP | ★★★☆☆(3.0) | プロジェクトマネジメントの専門家であることを証明する資格 |
ITストラテジスト試験 | ★★★★★(5.0) | システムやソフトウェア開発において、経営者の視点で戦略立案やプロジェクトの実行を主導する資格 |
これらの資格はいずれもセールスエンジニアとして働くために役立つ資格です。
持っていて損はないですが、実務経験の方が大切なので、資格について心配になる必要はありません。
セールスエンジニアと似た職種との違い
セールスエンジニアとシステムエンジニア、営業職は何が違うのでしょうか。
ここでは、その違いについてみていきます。
システムエンジニアとは何が違う?
システムエンジニアと大きく異なるのは、セールスエンジニアはクライアントのもとに直接出向いて営業をする点です。
単純なプログラミングはAIに取って代わられる可能性があります。
しかし、セールスエンジニアはその心配が少ないことが大きな魅力です。
なぜなら、セールスエンジニアが取り扱うのは、最新の技術であることが多く、そもそもAIに取って代わられにくいです。
それに加えて、直接人と会って会話をする職業なので、通常のシステムエンジニアよりもAIに取って代わられにくいです。
セールスエンジニアは営業職と違う?
セールスエンジニアと営業職は何が違うのでしょうか。
大きな違いはセールスエンジニアには、専門的知識があることです。
専門的知識のある人材はより求められているため、もし営業職と迷われているなら、セールスエンジニアをおすすめします。
営業職と比べても、セールスエンジニアには将来性があります。
セールスエンジニアにおすすめの転職エージェント
ここまで、セールスエンジニアの将来性や年収について解説してきました。
最後に、セールスエンジニアにおすすめの転職エージェントを紹介します。
転職活動を自力で行うことは非常に困難です。
転職エージェントを紹介しますので、転職活動に役立ててください!
type転職エージェント
type転職エージェントの特徴
- 営業・IT・Web業界の求人数の割合が高い
- エンジニア・セールスエンジニア・営業・IT・Web業界の転職におすすめ
- 異業種の転職先も一緒に探せる
まず「type転職エージェント」は、エンジニアやIT・Web・営業に関連する求人数が多い、総合型の転職エージェントです。
特に東京や神奈川、埼玉、千葉などの地域で転職を考えている方に適しています。
また、年収交渉の面でもサポートが手厚いため、キャリアアップを目指す方に最適です。
総合型の転職エージェントは他にもありますが、エンジニア・営業関連職に強いというのはtype転職エージェントならではの強みとなっています。
エンジニア・セールスエンジニア・営業・IT・Web業界への転職に興味を持っている方におすすめです。
Direct type(ダイレクトタイプ)
Direct type(ダイレクトタイプ)の特徴
- エンジニア向けのスカウト型転職サービス
- 待っているだけで転職活動ができる
次に「Direct type(ダイレクトタイプ)」は、エンジニア向けのスカウト型転職サービスを提供しています。
忙しいエンジニアでも効率的な転職活動が可能です。
自分の経歴やスキルを登録するだけで、企業から直接スカウトが届くので、自分に適した求人を見つけやすくなっています。
ぜひ登録して手軽に転職活動を始めましょう。
転職ドラフト
転職ドラフトの特徴
- 特に年収アップを目指すエンジニアにおすすめ
- 定期開催のドラフトを通じた競争入札方式
最後に「転職ドラフト」は、エンジニア向け競争入札方式の転職サービスで、特に年収アップを目指す方におすすめです。
転職ドラフトでは企業が転職希望者に、条件付きのオファーを送ります。
自分のスキルにマッチした転職先の年収や仕事内容を事前に比較できるので、より自分に合った転職先を選びやすいです。
自分の市場価値を確かめたい人は登録をおすすめします。
まとめ~セールスエンジニアに将来性はある~
今回はセールスエンジニアの将来性を年収とともに解説しました。
転職をするにあたって、その職業の将来性は気になりますよね。セールスエンジニアは将来性のある職業なので、安心して転職を検討して大丈夫です!
セールスエンジニアを通じてさらなるキャリアアップも可能です。
そのため、年収アップを目指している方にもおすすめできます。