転職で企業を探す際、ベンチャー企業の求人を目にしたことはありませんか?
現在、ベンチャー企業の数は増えてきています。
そのため、ベンチャー企業を視野に入れて、転職することもあるでしょう。
では、高卒でもベンチャー企業には、入社できるのでしょうか?
調べてもベンチャー企業の求人に高卒が該当しているのかは、分かりにくいですよね。
そこで、今回は、高卒でもベンチャー企業の求人があるのかを解説します!
あわせてベンチャー企業の求人に強い転職サイト・転職エージェントも掲載するのでぜひ最後まで目を通してください!
高卒でもベンチャー企業の求人はある
結論から言いますと、ベンチャー企業の求人は、高卒でもあります!
ベンチャー企業は、大手企業と違って、学歴より実力が重視される世界です。
そのため、高卒であってもベンチャー企業に転職できる可能性は、大いにあります。
また、高卒でベンチャー企業に転職する場合は、前職で培ったスキルや能力が求められます。
ベンチャー企業は、即戦力になる転職者を採用する傾向が強いです。
そのため、ベンチャー企業への入社は、転職者は非常に有利になりますよ。
しかし、ベンチャー企業の中でも大手に分類されるメガベンチャー企業は、学歴が重視されやすいです。
ベンチャー企業とメガベンチャー企業の違いを見極め、求人を探しましょう。
高卒でベンチャー企業に転職するメリット
どんな企業や業界にも、メリットデメリットはあります。
では、高卒でベンチャー企業に転職するメリットは、一体なんでしょうか。
ここでは、3つのメリットをご紹介します。
- 行動次第で新しいことに挑戦できるチャンスがある
- 短期間でキャリアを積むチャンスがある
- 経営者目線で物事を考えることができる
行動次第で新しいことに挑戦できるチャンスがある
ベンチャー企業に、年功序列はありません。
実力で自分の将来を決めることができるのが、ベンチャー企業です。
ベンチャー企業では、社員1人1人の仕事により、会社の成長が決まります。
そのため、社員一丸となり業務に取り組み、結果を出す必要があります。
結果を出した人には、大きな裁量の仕事が任されやすくなります。
もちろん、結果を出す人は、経歴・学歴関係ありません。
また、大手企業では部署やチームによって分けられる業務も、ベンチャー企業では1人でやることが多いです。
そのため、ベンチャー企業では、基本全て自分でこなすという気持ちが大切です。
こういった意味から、高卒でも様々なスキルや経験を積むことができるため、大きなメリットと言えます。
短期間でキャリアを積むチャンスがある
ベンチャー企業では、短期間でキャリアを積むチャンスがあります。
大手企業とは、比べ物にならないほど早くに昇進や昇給することが可能です。
ベンチャー企業は、少数精鋭が多いです。
そのため、少人数でビジネスを成長させる必要があります。
このことから、事業・組織の拡大を目指し、様々な責任あるポジションにつけます。
重要なポジションにつくためには、結果を出しましょう。
結果は、学歴も経験も関係なく掴み取れます。
自分の実力でキャリアを積むチャンスを得られることは、大きなメリットでしょう。
経営者目線で物事を考えることができる
ベンチャー企業では、経営陣と近い距離で働くことが可能です。
若いうちから、経営の仕方を間近で見ることができ、様々な経験を積むこともできますよ。
また、将来起業を考えている人は、経営者の目線で考える勉強にもなるはずです。
起業を考えていなくとも、将来的に、責任あるポジションを任される可能性だってあります。
そういった場合に、経営者目線を経験することは、プラスに働くでしょう。
自分のレベルを上げ、キャリアを築いていきたい人にとっては、非常に大きなメリットになるでしょう。
高卒でベンチャー企業に転職するデメリット
メリットがあるならば、デメリットももちろんあります。
では、一体どんなデメリットがあるのでしょうか。
ここでは、3つのデメリットをご紹介します。
- 会社として安定していない場合がある
- 研修制度が整っていない場合がある
- ワークライフバランスが完璧ではない場合がある
会社として安定していない場合がある
大手企業と比べたら、ベンチャー企業には、倒産のリスクあります。
ベンチャー企業がおこなっている事業は、既存の企業がやっていない新サービスが多いです。
そのため、必ずしも成功するわけではありません。
つまり、サービスや事業が安定しているわけではありません。
もちろん、大手企業にも倒産の可能性はあります。
しかし、確率的に倒産の可能性が高いのは、やはりベンチャー企業です。
そのため、ベンチャー企業に入社する際は、そういったリスクを考えておきましょう。
研修制度が整っていない場合がある
一般的に、入社後は研修を数か月おこない、配属先を決定します。
しかし、ベンチャー企業には、研修制度が整っていない場合があります。
これは、社員に研修をしている時間がないためです。
そのため、ベンチャー企業では、自分から事業の知識を深める勉強が必要になってきます。
適応力や次々進んでいく業務に追いつけるスピードがないと、ベンチャー企業はきつい環境になってしまうでしょう。
ワークライフバランスが完璧ではない場合がある
近年、働き方改革により残業を減らす傾向があります。
また、福利厚生に力を入れる企業も増えてきました。
しかし、ベンチャー企業によっては、福利厚生が整っていないケースもあります。
さらに、仕事量も多いため、残業や休日出勤も多くなる可能性もあるでしょう。
ベンチャー企業に転職した人は、こういったワークライフバランスが崩れることで、離職する人が多いです。
ベンチャー企業に転職する際は、こういった点をしっかり覚悟しておきましょう。
ベンチャー企業に向いている人の特徴
ベンチャー企業には、向き不向きがあります。
向いている人は、大手企業に入社するよりも、ベンチャー企業に入社する方が成長できるでしょう。
また、昇進も早い可能性があります。
ここでは、ベンチャー企業に向いている人の特徴をご紹介します。
仕事が好きな人
ベンチャー企業は、事業を軌道に乗せるため、日々成長する必要があります。
事業を軌道に乗せる際、社員の仕事量が、大手企業よりもずっと多くなります。
もちろんすべての企業が、仕事が多いわけではありません。
しかし多くの企業は、成長率を高めるために、仕事量を増やしスピードを上げることが必要です。
そのため仕事が好きな人は、非常にベンチャー企業に向いていると言えます。
何かに没頭したり、アルバイトが好きな人は、ベンチャー企業でも成長していけるでしょう。
率先して考えて行動できる人
仕事量が多く、スピードを求められるベンチャー企業では、主体性が求められます。
指示が来る前に率先して指示を仰ぎ、自分で考え行動することが重要です。
また、自らやりたいことや課題の解決といった提案ができると良いでしょう。
発信することは、アクションを起こしていると判断され、良い評価をもらえます。
そのため、率先して考えて行動できる人は、ベンチャー企業でも活躍できるでしょう。
裁量権が欲しい人
ベンチャー企業は、新人のうちから責任のある仕事を任されることがあります。
そのため、大手企業よりずっと早くから、裁量権を持って働くことができます。
裁量権を持つと、指示を受けるわけではないため、自分のペースで仕事を進めることも可能です。
また、裁量権を持って働くため、早いうちから出世ができます。
さらに、ルーティーン業務ではないため、やりがいを感じやすいです。
早いうちから裁量権を持って、仕事に取り組みたいと考える人には、ベンチャー企業は向いているでしょう。
苦しい状況でも粘り強く努力できる人
大手企業ならば、入社当初から重い責任を背負うこともありません。
しかしベンチャー企業では、裁量ある仕事を任せられるため、途中で逃げることはできません。
周囲の人に助けを求めることも出来ますが、周囲も似たような状況の場合もあります。
そのため、全部を任せて逃げられません。
だからこそ、苦しい状況でも粘り強く努力できる人は、ベンチャー企業に入社した後に、成功を収められるでしょう。
高卒で実績なしにベンチャー企業に行く場合すべきこと
ベンチャー企業は、即戦力になることを求められます。
そのため、必要な経験や実績が必要になります。
経験や実績は、自分で動き、作らなければなりません。
ここでは、実績なしにベンチャー企業に行く場合すべきことを2つご紹介します。
- 小さな仕事から始める
- プログラミングスクールに通う
小さな仕事から始める
経験や実績を積むために最も簡単な方法は、現在の職場でコツコツ積むことです。
しかし、現在の職場では、経験や実績が積めない場合もあります。
その際は、小さな仕事から提案を始めてみましょう。
これは、工場勤務や事務作業をおこなっている人にも有効です。
提案は、些細なことでも問題ありません。
この業務の○○を△△に変えると効率が良くなりますよ!
この提案に、プログラミングなどの記述が伴えば、経験年数を積むことができますよ。
また、WEBの簡単なアプリを作成して、今の仕事を楽にするなどでも、実績になります。
業務の改善は、履歴書にも書けます。
さらに、面接でもアピールでき、好印象を与えられますよ。
プログラミングスクールに通う
プログラミングは、独学で学ぶのが難しい印象もあります。
そのため、独学で勉強が厳しい人は、プログラミングスクールに通いましょう。
近年では、プログラミングスクールも多くなってきました。
プログラミングスクールでは、プログラムの習得はもちろんのこと、就職サポートをおこなっている場所もあります。
無料の講座やカウンセリングをおこなっているスクールもあります。
まずは、そういった場所を利用し、自分の今後に役立つかどうか判断しましょう。
自分の知識のために投資することは、非常に大切です。
高卒でベンチャー企業に入社するのは難しいと感じている際は、まず勉強から始めてみましょう。
高卒でベンチャー企業に転職する時の注意点
ベンチャー企業に入社し、後悔したという話はよく聞きます。
そのため、転職を考える際は、以下の3つの注意点を意識しましょう。
- 情報収集をしっかりする
- ベンチャー企業で働くメリットを考える
- 自分のキャリアビジョンをイメージする
情報収集をしっかりする
転職活動は、焦らずしっかり情報収集をすることが重要です。
理由は、以下の2つが挙げられます。
- 入社前のイメージと入社後のイメージが違うと同じ失敗をする可能性があるから
- 転職先がブラック企業の場合ダメージが大きいから
入社前のイメージと入社後のイメージが違うと同じ失敗をする可能性があるから
情報収集では、企業の社風や雰囲気を掴むことができます。
そういった情報を知って入社した方が、ギャップを感じにくいです。
しかし、情報収集を怠ると、企業の事を詳しく知らない状態で入社することになります。
こういったあこがれを持った企業は、下調べをせず入社を決めてしまう可能性が、非常に高いです。
この入社は、非常に危険です。
入社してすぐに辞めてしまう人の多くは、自分のイメージと実際のギャップから退職します。
こういった退職をしないためにも、社風や業務内容、業務量、収入などを、しっかり調べておきましょう。
情報が浅い状態で転職すると、同じ失敗をしてしまいます。
注意しましょう。
転職先がブラック企業の場合ダメージが大きいから
情報収集をすることで、企業の実態を転職前に知ることができます。
しかし、そういったことをせず転職すると、入社後に企業がブラックであることに気づきます。
その場合、長期的に働けば、確実に心身共に疲弊してしまいます。
さらに、早期に辞めて転職しても、マイナスなイメージを持たれてしまいます。
このマイナスなイメージは、次の転職活動を不利にしてしまう可能性があります。
入社後のことも考え、慎重に判断をおこないましょう。
ベンチャー企業で働くリスクを考える
ベンチャー企業には、大手企業にはないリスクがあります。
そのため、リスクを許容できるかどうかしっかり見極めましょう。
ベンチャー企業に転職し、考えられるリスクは以下の3つです。
- 倒産のリスク
- 解雇のリスク
- 労働面のリスク
倒産のリスク
ベンチャー企業は、大手企業よりも売上や利益が安定していません。
そのため、倒産のリスクが高いです。
もちろん、これはベンチャー企業以外の企業にも言えます。
しかし、やはり事業の成長度を配慮すると、ベンチャー企業は高い傾向にあります。
ベンチャー企業に転職する際は、倒産した場合も考えておく必要があります。
解雇のリスク
利益が安定しないと、売上が下がってしまい倒産の可能性も高まります。
倒産の危機に直面すると、経費削減がおこなわれます。
その際、従業員の希望退職を募る場合が多いです。
希望退職は、倒産の危機に直面せずともあります。
ベンチャー企業の経営において、人材のコストはシビアです。
転職の際は、企業に何があっても転職の可能性があることを念頭に置きましょう。
労働面のリスク
ベンチャー企業では、1人の仕事量が非常に多いです。
大手企業ならば分担できるものでも、ベンチャー企業の場合は、1人でやることもあります。
また、職場環境や人間関係などによって、体調を崩し、働けなくなる可能性もあります。
ベンチャー企業は、大手企業に比べて職場環境が良くないことも多いです。
そのため、労働面のリスクは高いと言えるでしょう。
自分のキャリアビジョンをイメージする
キャリアビジョンをイメージすることは、とても大切なことです。
どのようなベンチャー企業に行くかによって、キャリアプランは大きく変化します。
例えば、30歳までには結婚して、子供が欲しいと考えるとします。
25歳で転職した場合、30歳までに子供を養えるだけの収入が必要となります。
こういった例もあるため、キャリアビジョンは、目先のことだけを考えないようにしましょう。
5~10年後くらいを目安とし、理想のキャリアビジョンを考えることが大切です。
また、キャリアビジョンを考える際は、転職も視野に入れておきましょう。
そうすることで、落ち着いてキャリアビジョンをイメージすることができますよ。
高卒でベンチャー企業の求人を探すのにおすすめな転職サービス
高卒でも効率よくベンチャー企業の求人を探すなら、転職サービスを利用すると良いでしょう。
転職サービスの中には、高卒の転職者を多くベンチャー企業へ導いたものもあります。
今回は、特におすすめな転職サービスを3つご紹介します。
- doda
- ビズリーチ
- JACリクルートメント
doda
求人数 | 約260,000件 |
---|---|
対応地域 | 全国47都道府県 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
求人数の多さと使いやすさから人気があるのが、dodaです。
dodaは、転職のプロがキャリアカウンセリングを通して求人を紹介してくれます。
また、約10万件という求人数を誇るため、自分に合ったベンチャー企業を紹介して貰えますよ。
さらに、エージェントサービスの他にもスカウトサービスを採用しています。
そのため、2つのアプローチにより本当に働きたい職場を見つけることができます。
高卒の転職サポートも実績豊富なため、安心して利用できる転職サービスと言えるでしょう。
ビズリーチ
ビズリーチの特徴
- スカウト型の転職エージェント
- 登録に審査がある
- 有料プランが用意されている
高卒でもハイクラス転職をしたいと考えている人におすすめなのが、ビズリーチです。
ビズリーチは、ハイクラス向けの転職サービスです。
主なサポートは、30代~40代のハイクラス層ですが、求人情報が応募条件を満たす場合は、求人を紹介して貰えます。
つまり、ビズリーチは審査に学歴や年齢を設定していないため、年収が高く経歴やスキルがあれば問題なく活用できます。
経歴やスキルに自身がある人は、ビズリーチを利用してみましょう。
JACリクルートメント
JACリクルートメントの特徴
- 30代以上メインの転職サイト
- 年収600万円以上の好条件も充実
- メガベンチャーの管理職も目指せる
- 口コミ評価が高い
学歴よりも職歴を強みに転職したい人におすすめなのが、JACリクルートメントです。
JACリクルートメントは、下記の4つを基準に求職者を判断しています。
- 経験・スキル
- 現在の年収
- 転職回数
- マネジメント経験の有無
そのため、学歴に自信がなくとも、ハイクラス転職が可能ですよ。
まとめ~高卒でも効率よくベンチャー企業の求人を見つけよう!~
今回は、高卒でもベンチャー企業の求人はあるのかを解説しました。
ベンチャー企業は、学歴よりも経験やスキルを重視します。
転職先のベンチャー企業で活躍するために、経験や実績を積みましょう。
また、効率良くベンチャー企業の求人を探す際は、ぜひ転職サービスを利用してみてくださいね。