自分の仕事が形として残る建設業は、非常にやりがいのあるお仕事です。
未経験から挑戦できる求人も多く見つかります。
とはいえ、「建設業への転職を考えているけど、失敗したらどうしよう…」と不安に感じますよね。
転職してから後悔しないために、建設業のやりがいや楽しいところだけではなく、きつい点や覚悟しておくべき点も知っておくことが大切です。
今回は、建設業への転職でよくある失敗例をご紹介します。
また、よくある失敗を防ぐための対策もご紹介しているので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
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建設業の転職でよくある失敗例
建設業界への転職を成功させるためには、建設業の転職でよくある失敗例を知り、同じような失敗を避けることが重要です。
POINT
- 人間関係が窮屈
- 先輩の機嫌の影響で心が折れる
- 仕事を十分に教えてもらえない
- 自分の能力が認められない
- 体力的にきつい
- 暑さ・寒さがきつい
- 求人情報と仕事内容にギャップがあった
建設業における職人の離職には、多くの要因が存在しますが、特に人間関係のトラブルが引き金となるケースが目立ちます。
①人間関係が窮屈
建設業の転職でよくある失敗例の1つ目は、転職先の人間関係が窮屈で失敗するパターンです。
建設業界の工事現場では、一般的に、同じメンバーと一日中一緒に過ごします。
さまざまな職人さんが連携を取り合って作業をおこなう業界であり、人間関係が非常に密接です。
一緒に働くメンバーとの関係が悪化すると、業務上で多大な影響を受ける可能性があります。
先輩や同僚とのコミュニケーションが大切となりますが、職場の関係が煩わしく感じられることもあるでしょう。
②先輩の機嫌の影響で心が折れる
建設業の転職でよくある失敗例の2つ目は、機嫌が悪い先輩からキツく当たられて、居心地が悪く感じるパターンです。
現場の空気は、先輩や上司の機嫌次第と言っても過言ではありません。
その感情が若手に向けられてしまい、モチベーションが下がることも珍しくないのです。
特に、経験の浅い従業員は、先輩の一喝や厳しい指導に心が折れてしまうことがあります。
このような環境下での精神的ストレスは、長期間続くと健康を害するリスクも高まるため、深刻な問題です。
③仕事を十分に教えてもらえない
建設業の転職でよくある失敗例の3つ目は、「先輩の背中を見て覚えろ」というような昔ながらの職場で、仕事を十分に教えてもらえないことです。
建設業界は、技能と経験が評価される分野でありながら、新人への教育やフォローが不十分な場合が多々あります。
結果として、新人は十分な指導を受けられず、孤立感や不安を感じることがあるのです。
「いつまでも仕事が覚えられず、自分の居場所がない」と辞めてしまう人もいます。
原因は研修体制の不備だけではなく、繁忙な業務・指導する側のスキル不足などが考えられます。
④自分の能力が認められない
建設業の転職でよくある失敗例の4つ目は、自分の能力が認められないことです。
建設業界においては、技能評価が中心となりますが、新人や若手の技能や能力が正当に評価されない場合もあります。
また、経験やスキルを持って転職してきたにもかかわらず、新しい職場でその能力が十分に活かされない、または認められないと感じることも。
これは、既存の社員の縄張り意識、組織の風土や文化、上司や同僚とのコミュニケーション不足などが原因となることが多いです。
⑤体力的にきつい
建設業の転職でよくある失敗例の5つ目は、体力的にきつくて続けられなくなってしまうことです。
建設現場での作業は、休憩時間を除いて、立ちっぱなしの作業がメインとなります。
さらに、重い資材の運搬が日常的に必要です。
高齢の職人さんが多い世界ではありますが、肉体への負担が大きい仕事です。
特に新人時代は毎日筋肉痛になる人も多く、この時期を乗り切るのがひとつの壁となります。
⑥暑さ・寒さがきつい
建設業の転職でよくある失敗例の6つ目は、暑さや寒さがきつく、この仕事が嫌になってしまうことです。
建設業は屋外での作業が主なため、暑さや寒さといった天候の影響を強く受けます。
特に夏季の炎天下での作業は、熱中症のリスクが高く、十分に注意しなければなりません。
厚生労働省の統計でも、建設業が熱中症による死傷者数でトップを記録しています。
適切な服装や水分補給を心がけましょう。
⑦求人情報と仕事内容にギャップがあった
建設業の転職でよくある失敗例の7つ目は、求人情報と実際の業務内容や職場環境が大きく異なっていて、「こんなはずではなかった」と後悔することです。
加えて残業時間や休日日数などの労働条件面が、「聞いていた話と違う」と戸惑ってしまうケースもあります。
「やりがいを求めて転職したのに、やりたい仕事ができない」「より良い条件を求めて転職したのに、想像と違った」という事態に陥ってしまったら、せっかく転職した意味がありませんよね。
こうしたギャップを最小限にするためには、面接時に具体的な質問をし、事前に情報収集を徹底することが大切です。
また、労働条件に関して法的に問題がある場合、労働基準監督署への相談も検討するとよいでしょう。
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建設業に不向きな人の特徴
建設業は多くの魅力を持つ一方で、特定の人々には向かない面も確かに存在します。
以下の特徴を持つ人は、建設業界への転職を失敗だったと感じる可能性があるので、注意してください。
POINT
- 体力がない人
- 感受性が強く打たれ弱い人
- コミュニケーションが苦手な人
1.体力がない人
建設業は、立ち仕事や力仕事が主となります。
特に暑い夏場は、体力が大いに試される環境です。
体力に自信のない人が、突然この業界に飛び込むのは、困難かもしれません。
身体を動かすのが好きで、それに関する自信や過去の経験がある人は、この業界が適していると言えます。
2.感受性が強く打たれ弱い人
建設現場は、時に大声での指示や怒鳴る場面も少なくありません。
多くの経験豊かな職人がおり、彼らの中には面倒見が良い人もいますが、荒っぽいコミュニケーションが取られることも。
感受性が強い人や、厳しい言葉にすぐに動揺するタイプの人は、そのような環境での業務は精神的に厳しいかもしれません。
3.コミュニケーションが苦手な人
建設業界での仕事は、コミュニケーション能力が求められます。
現場作業はチームワークが不可欠です。
相手との連携が不十分だと、作業の効率や安全性が損なわれる可能性があります。
また、現場監督やリーダーの役職では、多岐にわたる関係者とのコミュニケーションも必要になるため、そのスキルが不足していると仕事が難しくなるでしょう。
これらの特徴や状況を考慮し、自身が業界での活躍を目指す際には、十分な下調べや自己分析を行うことをおすすめします。
建設業への転職はやめとけ?離職率は?
これまで建設業への転職でよくある失敗例や、建設業が不向きな人の特徴を見てきました。
「建設業は大変な仕事かも…」というイメージを抱いたかもしれません。
確かに建設業は、肉体的な負担が大きい仕事であり、3K(きつい、汚い、危険)のイメージが付きまといます。
しかし、実際のデータをもとに考えると、そのイメージとは少し違った側面が見えてくるのです。
建設業の離職率は低い
厚生労働省が発表した令和3年の雇用動向調査によれば、全産業の平均的な離職率は13.9%。
この数字に対して、驚くことに建設業の離職率は9.3%と、実は平均よりも低いのです。
さらに、他の業種でこの離職率を下回るのは電気・ガス・熱供給・水道業や情報通信業、複合サービス事業、金融業・保険業など、限られた業種だけです。
この数字から見えてくるのは、建設業界の中でも労働者が働き続ける環境や条件が整っている企業は多く、一概に「建設業に転職しても失敗する」というわけではないこと。
事実、入職率は離職率を上回る結果となっており、労働者数は増加傾向にあると言えます。
この事実を踏まえると、建設業界での離職が頻発する場合、業界全体の性質よりも、むしろその企業固有の問題や環境を再評価する必要があるかもしれません。
建設業の転職で失敗しないためのポイント
建設業界への転職で失敗しないために、以下のポイントを押さえて、しっかりと準備をしておくことが大切となります。
POINT
- 職場の雰囲気をよく確認しておく
- 譲れない条件を決めておく
- 肉体的な負担が少ないポジションを選ぶ
- 不安な点は面接で解消する
職場の雰囲気をよく確認しておく
建設業界内でも、職場の雰囲気や文化は多種多様。
一見、福利厚生や業務内容が魅力的であっても、人間関係や職場の環境に馴染めなければ長続きしません。
面接や職場見学の際、どんな人たちと働くことになるのか直感で判断するのではなく、具体的な質問を通じて探ってみましょう。
日々の業務の流れや先輩との関係性、上司の管理スタイルなどを確認することで、実際の職場の雰囲気を掴むことができます。
譲れない条件を決めておく
建設業への転職を成功させるためのもう一つの要点は、自分の「譲れない条件」を明確にすることです。
給与や勤務地だけでなく、休日日数やキャリアアップの道、研修制度など、働く上での最低限の条件を明確にしておきましょう。
自分の要望が明確だと、求人情報を見る際や面接時に、企業の提供する条件が良さそうかどうか、しっかり見極められます。
ただし、自分の経歴やスキルに対して理想が高すぎると、いつまでたっても転職先が見つからないということも。
譲歩できる条件についても考えておくのがおすすめです。
肉体的な負担が少ないポジションを選ぶ
肉体労働が過度に辛いと感じる場合、重機を操作するポジションに就くのもひとつの方法です。
肉体への負担が比較的軽減されるほか、車内にエアコンが設置されているので、猛暑時も過ごしやすくなります。
ただし、重機を操作するには、資格が必要です。
なお外壁塗装も、建設業界内では力仕事が少なめです。
ただし自社で足場を組む場合は、力仕事が必要になるため、足場の外注を行っている会社を選ぶと良いでしょう。
不安な点は面接で解消する
転職を希望している建設会社の求人内容を見たとき、「これについてはどうなんだろう」と疑問に思うことも多いはずです。
大抵の場合、面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれるので、この時に疑問があれば解消しておきましょう。
疑問をうやむやにしてしまうと、転職後にギャップを感じて後悔する可能性が高まります。
不安は、未知のものに対する自然な反応です。
面接官も積極的な質問を歓迎することが多いため、自分のキャリアや将来に対する真剣な姿勢をアピールするチャンスでもあります。
「普段の勤務時間や残業時間はどうですか?」
「社内の研修制度やキャリアアップの機会について教えてください。」
「社内のコミュニケーションスタイルやチームの雰囲気はどうですか?」
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