「フリーランスエンジニアはやめとけ」という噂は本当?
フリーランス協会の「フリーランス白書2019」※1 によると、IT・エンジニア系フリーランスのうち約半数が売上600万円以上、約10%が年収1,000万円以上を達成しています。
フリーランスエンジニアは、うまくいけば高収入と自由な働き方を同時に実現できる仕事です。
しかし一方で、「フリーランスエンジニアはやめとけ」「フリーランスエンジニアには寿命があり、悲惨な末路を辿るから後悔する」という意見もあります。
結論からお伝えすると、フリーランスエンジニアになるのはやめとけと言われる理由は、次の通りです。
- フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由は、「仕事を安定して獲得しづらく、収入が不安定になりがち」だから
- 社会的信用が会社員より下がってしまう点や、困ったときに誰も助けてくれず孤独な点もデメリット
フリーランスエンジニアってどんな仕事なの?
フリーランスエンジニアとは、会社団体に属さず案件ごとにクライアントと契約を結んで業務をおこなう技術者です。
自分で営業をかけ案件を獲得し、業務遂行と成果物を納品します。
主にIT業界で活躍しますが、近年は業務のDX推進に伴い、一般企業にも求められる人材となりました。
副業としても人気のある、将来性の高い職業です。
フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由
フリーランスエンジニアには、マイナスな意見が非常に多いです。
フリーランスという職業はもともと大変な側面が強いですが、ここまで言われると不安になりますよね。
ここでは、フリーランスエンジニアがやめとけと言われる理由を解説します。
収入が不安定になる
一番言われることは、収入が不安定になるということです。
これはエンジニアに限った話ではありませんが、フリーランスという仕事は月ごとの収入に不安が付きまといます。
なぜなら、フリーランスは会社員と違い毎月一定の給料が振り込まれるわけではないためです。
また、自分で案件を獲得しなければ収入を得られない可能性があります。
そういった収入面の不安定さがやめとけと言われる要因です。
案件を安定的に受注できない
フリーランスエンジニアの場合、自分で仕事を獲得しなければ食いっぱぐれてしまいます。
また、獲得できてもそれが安定的に受注されるという保証はありません。
企業に属する場合は、自分で獲得する必要がないため営業力は求められません。
そういったことから、フリーランスエンジニアになっていきなり営業を自力でしないといけない点は、やめとけと言われる大きな要因でしょう。
社会的信用が会社員より低い
フリーランスエンジニアは、会社員のエンジニアと異なり社会的信用が低いです。
ローンが組めないケースやクレジットカードが作成できないなど、弊害を被る場合があります。
また、人によっては結婚や企業との取引が難しくなる場合もあります。
こういった点を鑑みて、フリーランスエンジニアは「やめとけ」と言われてしまいやすいです。
フリーランスエンジニアがたどってしまう悲惨な末路って?
挫折してしまったフリーランスエンジニアの末路は、悲惨と言えます。
しかし、どのような末路をたどるのか具体的にはわからないことも多いです。
ここでは、フリーランスエンジニアのたどってしまう悲惨な末路についてご紹介します。
仕事がきつくて体を壊した
フリーランスエンジニアは自分で仕事の量をコントロールする必要があります。
また、すべてを1人でこなさなけらばならないため、ハードワークになりやすいです。
案件を引き受けすぎてしまうと、体を壊すまで働いてしまう可能性もあります。
自由な働き方ができますが、その分自身に降りかかる困難は会社員の頃より増えますので、仕事量のコントロールをしっかりし、健康被害に注意しましょう。
人と会話がなく孤独になった
基本的に1人で淡々と仕事をこなすフリーランスエンジニアは、孤独を感じやすいです。
また、人と会話する機会もぐっと減るでしょう。
多くのフリーランスエンジニアは、孤独感を感じつつ仕事をしています。
さらに、会話ができないことから仕事の愚痴や相談をする相手もなかなか気軽に見つかりません。
気軽に「疲れたね」と会話ができない環境は、なかなかきついでしょう。
孤独感が増してしまい、ネガティブになってしまうのも、フリーランスエンジニアの悲惨な末路と言えます。
困ったときに誰も助けてくれない
フリーランスエンジニアは1人で仕事をするため、わからないことや困ったことに直面した場合、誰も助けてくれません。
また、スキルが足りず行き詰ってしまう可能性もあるでしょう。
スキル不足や困ったことをそのままにしておくと、クライアントのクレームにもつながってしまいます。
フリーランスエンジニアは、想像以上に助けを得られない環境であるため、悲惨な末路をたどる前にしっかりスキルを獲得しましょう。
どうしたらフリーランスエンジニアの悲惨な末路を回避できるの?
悲惨な末路と聞くと、あこがれても少し怖気づいてしまいますよね。
フリーランスエンジニアでも、成功している人は多くいます。
では、そういった人たちのようにフリーランスエンジニアとして末路を回避するためにはどんなことをすれば良いのでしょうか。
ここでは、フリーランスエンジニの悲惨な末路を回避する方法をご紹介します。
フリーランスになりたい理由をしっかり整理する
フリーランスエンジニアになって、悲惨な末路を回避するためにはまずフリーランスになりたい理由を整理しましょう。
なりたい理由が明確になれば、失敗や後悔を感じることも少なくなります。
好きな場所で働きたい場合は、リモートワークのある会社に転職するのも1つの手でしょう。
また、稼ぎたいならキャリアアップを狙ったり、年収アップを目指して転職も視野に入ります。
このように、会社を辞めてしまう前に一回しっかりフリーランスエンジニアを目指す理由を考えましょう。
仕事量をコントロールする
仕事量をコントロールすることも大切です。
これは、仕事量をコントロールすることで1人ではこなせない量の仕事を抱えるリスクを回避できます。
また、依頼される案件をすべて受けてしまう人もいるかもしれませんが、それはおすすめできません。
働きすぎて体を壊したり、納期を守れなかったりして自他ともに損害を被ります。
仕事量は体を壊さない程度に無理せず働く意識を持ちましょう。
フリーランスになってからも学び続ける
IT業界は新しい技術が次々と登場するため、フリーランスエンジニアになったらより一層学び続ける姿勢が必要です。
最新の技術を学ぶことで、安定して案件を受けることができます。
そのため、しっかり学習の継続をおこないましょう。
フリーランスエージェントをうまく活用する
案件が獲得できない場合は、フリーランスエージェントをうまく活用することもおすすめです。
フリーランスエージェントを活用すると、継続的に案件を受注できます。
また、フリーランスエージェントでは自分のスキルや希望する仕事内容を伝えれば、担当者が該当する案件を紹介してくれます。
自分の代わりにエージェントが営業をかけてくれるため、仕事にも集中しやすいでしょう。
営業が苦手な人は、ぜひフリーランスエージェント活用してみてくださいね。
フリーランスエンジニアになっても成功する人の特徴は?
フリーランスエンジニアは、向き不向きがはっきりしています。
では、成功する人はどんな人でしょうか。
ここではフリーランスエンジニアになっても成功する人の特徴をご紹介します。
実務経験・スキルがある人
実務経験やスキルがあることは、もはや必須事項と言えます。
そのため、実務経験が3年ほどある人は、フリーランスエンジニアにおすすめです。
フリーランスエンジニアとは、経験を積んでいる人のほうが安定して収入を得ることができるでしょう。
また、経験者向けの案件は豊富にあるため、コネクションがなくてもフリーランスエージェントに登録しておくだけで収入面は問題ありません。
しかし、IT業界は技術の進歩が速いため安定して仕事を確保するためには、常に時代に求められる技術を習得する必要があります。
スキルアップや学び続けることや、情報収集を欠かさないことを心がけましょう。
営業力・コネクションがある人
フリーランスエンジニアになった場合、自力で仕事の案件を獲得しなければいけません。
そのため、営業力やコネクションが必須となり、そういったものをすでに持っている人は有利になるでしょう。
営業力がないと自分で案件は獲得できません。
営業が苦手な人は、フリーランスエージェントなどを利用してみるのも1つの手です。
なお、課題解決の提案ができることも次の案件につながる大切なきっかけになります。
クライアントの成功のためには、自分にできる最大限のことをおこないましょう。
自由な働き方をしたい人
自由な働き方がしたい人にもフリーランスエンジニアはおすすめです。
この理由として、フリーランスは毎日決まった時間に働くわけではないため、自分で自由に働き方を設計できます。
しかし、あくまでも自分が請け負っている仕事次第にはなりますので、クライアントによっては会社に常駐することもあるでしょう。
また、フリーランスエンジニアはリモートワークという働き方が主流なため、副業としてもおすすめです。
フリーランスエンジニアにおすすめなフリーランスエージェント
フリーランスエンジニアは自力で営業をかける必要があります。
しかし、中には営業をかけるのが苦手な人もいるでしょう。
そんな人におすすめなのが、フリーランスエージェントです。
フリーランスエージェントはエンジニアに対して案件の紹介をおこなってくれるほか、さまざまなサポートが受けられます。
おすすめのフリーランスエージェントをご紹介するので、ぜひチェックしてください。
フリーランスエンジニアにおすすめのエージェント
- レバテックフリーランス
- Midworks
- DYMテック
レバテックフリーランス
レバテックフリーランスの特徴
- 高単価の案件が多い
- 案件数も業界トップレベル
- 専任カウンセラーの質が高い
- 専任カウンセラーによるサポート体制も手厚い
高単価案件が業界でもトップクラスで多いのが、レバテックフリーランスです。
レバテックフリーランスでは、コーディネーターの細かなサポートにより案件獲得から受注後のアフターケアまでしっかり対応してもらえます。
この対応力から、安心して仕事を受けることができるでしょう。
大手のフリーランスエージェントですので、ぜひ最初のフリーランスエージェントとして登録してみてくださいね。
Midworks
Midworksの特徴
- フリーランスの求人数が豊富
- ITやWeb関連の転職に特化している
- 福利厚生が充実している企業が多い
手厚い補償と確定申告のサポートを受けられるのが、Midworksです。
Midworksでは、万が一案件が見つからなくても月額契約単価の60%を日割りで受けられる給与保証制度があります。
また、マージンが一律20%でマージン公開が義務化されているため、安心してサービスを利用できます。
収入を安定させたいと考えている人は、ぜひMidworksを登録してみてくださいね。
DYMテック
DYMテックの特徴
- 高単価案件が豊富
- サポートが充実している
- リモートワークOKな案件が豊富
直受け案件が多いため、余計なマージンが抜かれず高報酬を得られるのがDYMテックです。
DYMテックは、フリーランスとして日の浅い人でも安心な手厚いサポートを受けられます。
また、リモートワークOKな案件も多く取り扱っていますので、在宅希望の人にもおすすめです。
しっかりとしたサポートを受けつつ安心して案件を受けたい人は、ぜひDYMテックを登録してみてくださいね。
まとめ~フリーランスエンジニアの悲惨な末路を回避し成功しよう!~
今回は、フリーランスエンジニアはやめとけと言われる理由を解説しました。
フリーランスエンジニアはこれから活躍が期待される職業です。
大変なポイントも多いですが、それ以上に将来性があるため、ぜひ回避ポイントを意識して成功してくださいね!