企業の中では、さまざまな役割に分かれて職務がこなされており、その中には法律関係やコンプライアンスを保護するための「法務職」という職種が存在します。
法務職は、法律に関わり責任の重い難しい職業として知られていますが、実際はどのような仕事をしているのでしょうか。
法務職への転職活動を検討している方にとっては気になるところ。
そこで今回は、法務職の転職におすすめの転職エージェント・転職サイト10選を詳しく紹介します。
また、それぞれの特徴やどんな方におすすめするのかについても徹底解説。
あわせて、法務職の仕事内容や求められるスキルなど、転職活動に役立つ情報も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
法務の転職におすすめの転職エージェント10選
転職活動をするなら転職エージェントや転職サイトを利用するのが当たり前になりつつある現代では、これらの転職支援サービスの数も急増しています。
そのため、特に初めて転職活動をする方にとってはどの転職支援サービスを利用すべきか迷ってしまう方も少なくありません。
ここからは、法務の転職におすすめの転職エージェント・転職サイトを紹介します。
これから転職支援サービス選びをする方は、ぜひ参考にしてください。
サービスロゴ | ||||||||||
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総合評価 | ||||||||||
転職サイト・エージェント名 | doda | ビズリーチ | LHH転職 エージェント |
パソナキャリア | リクルート ダイレクト スカウト |
コトラ | ギークリー | 法務求人.jp | BEETAGENT | NO-LIMIT |
特化型/総合型 | 総合型 | ハイクラス転職 特化型 |
総合型 | 総合型 | 総合型 | 法務/金融関連 求人特化型 |
IT/web関連 求人特化型 |
法務関連求人 特化型 |
法務関連求人 特化型 |
弁護士/法務関連 求人特化型 |
対応エリア | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 | 東京都/神奈川県/埼玉県/ 千葉県/愛知県/大阪府/福岡県/ |
東京都/神奈川県/埼玉県/ 千葉県 |
全国 | 全国 | 全国 |
おすすめ ポイント |
あらゆる業界の 求人情報を 網羅している |
スカウトタイプで 時間や体力を 節約できる |
キャリアアップを 狙いたい 方から人気 |
質の良い求人を 紹介してくれる |
海外の求人情報 にも対応 |
取引企業 4,000社 |
ITスキルを 活かせる求人 に強い |
法務関連の求人 専門 |
質の高いサポート 体制が充実 |
総合満足度 約93% |
doda
求人数 | 約260,000件 |
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対応地域 | 全国47都道府県 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
dodaは、今回紹介する転職支援サービスの中で、業界トップクラスの求人数を取り扱い、幅広い業界や職種に対応している転職エージェントです。
dodaの最大の魅力は、転職エージェントと転職サイトの二面性を持っている点。
自分のペースや希望に合わせて転職活動を進められます。
また、サポート期間が定められていないため、長い期間がかかってしまった場合にも丁寧で親身なサポートを受けられるのも特徴です。
さらに、転職活動に役立つ独自のコンテンツやツールも持ち備えているので、どの転職支援サービスを利用すべきか迷っているなら、まずdodaに登録してみるのがおすすめです。
ビズリーチ
ビズリーチの特徴
- ハイクラス求人向け
- 優秀なヘッドハンターが在籍
- スカウト型の転職サイト
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
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公開求人数 | 約87,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
「法務」をキーワードに含む公開求人数 | 約1,540件 |
対応しているエリア | 全国 |
利用が向いている年代 | 全年代 |
専任エージェントによるサポート | なし |
ビズリーチは、今回紹介する転職支援サービスの中で、ハイクラス求人向けの大手企業や優良企業を中心に取り扱う転職サイトです。
ビズリーチの最大の魅力は、優秀なヘッドハンターによる的確なマッチング。
求職者は必要事項を入力し、あとはヘッドハンターが求職者の情報を元にぴったりの企業を探してくれます。
そのため、自分で仕事を探す手間を大幅に削減することができ、忙しい方でも安心して利用できるのがビズリーチの強みです。
年収600万円以上の企業に出会いたい方、転職を通してキャリアアップを目指したい方は、ぜひビズリーチをチェックしてみてください。
パソナキャリア
パソナキャリアの特徴
- 女性の転職活動支援に力を入れている
- 好条件の求人情報を多く取り扱っている
- 必要書類の作成・添削サポートも充実
運営会社 | 株式会社パソナ |
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公開求人数 | 非公開 |
非公開求人数 | 非公開 |
「法務」をキーワードに含む公開求人数 | 非公開 |
対応しているエリア | 全国 |
利用が向いている年代 | 全年代 |
専任エージェントによるサポート | あり |
パソナキャリアは、今回紹介する転職支援サービスの中で、年収800万円以上のハイクラス向けの求人情報を多く取り扱っていることで話題の転職エージェントです。
パソナキャリアでは、これまでに46万人以上の求職者の転職支援を行った実績があり、さらには利用者の67.1%が転職を機に年収アップに成功できています。
また、さまざまな業界や職種の求職者に対応し、それぞれに精通したスタッフが在籍していることから専門性の高いサポートにも期待できます。
女性の転職支援にも力を入れているので、誰でも便利に利用できるおすすめの転職エージェントです。
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトの特徴
- 年収800万円以上の大手・有名企業を豊富に取り扱っている
- 登録審査がなく誰でも利用可能
- 自分でヘッドハンターを選べる
運営会社 | 株式会社リクルート |
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公開求人数 | 非公開 |
非公開求人数 | 非公開 |
「法務」をキーワードに含む公開求人数 | 非公開 |
対応しているエリア | 全国 |
利用が向いている年代 | 全年代 |
専任エージェントによるサポート | なし |
リクルートダイレクトスカウトは、今回紹介する転職支援サービスの中で、大手リクルートグループが運営する非常に人気の高い転職サイトの一つです。
リクルートダイレクトスカウトの最大の強みは、ヘッドハンターを自分で選べる点。
ヘッドハンターは、求職者と企業側の間に立ち的確なマッチングを行う重要な役割を果たします。
リクルートダイレクトスカウトでは、そのヘッドハンターの学歴や経歴、実績を確認してから選べるので安心して頼ることができるでしょう。
大手企業や優良企業に出会いたい方、数多くの選択肢から企業を選びたい方は、ぜひリクルートダイレクトスカウトをチェックしてみてください。
LHH転職エージェント(旧:Spring転職エージェント)
LHH転職エージェントの特徴
- 世界の60カ国に展開している
- さまざまな業界の経験者からサポートを受けられる
- 面接の日程調節などを担当者に任せられる
運営会社 | 株式会社アデコ |
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公開求人数 | 約30,000件 |
非公開求人数 | 約32,000件 |
「法務」をキーワードに含む公開求人数 | 約850件 |
対応しているエリア | 全国 |
利用が向いている年代 | 全年代 |
専任エージェントによるサポート | あり |
LHH転職エージェントは、今回紹介する転職支援サービスの中で、大手アデコグループが運営する転職エージェントです。
LHH転職エージェントの最大の強みは、キャリアアドバイザーによる丁寧なサポート。
在籍するキャリアアドバイザーの多くが、それぞれの業界経験者であるため専門性が高く質の良いアドバイスを受けられるのが魅力です。
また、LHH転職エージェントでは、ただ求人を紹介するだけでなく今後のキャリア相談にも力を入れているのが特徴。
そのため、自分にはどのような業界・職種が向いているのか、まだ明確になっていない方にもおすすめです。
さらに、世界60ヵ国に展開しているのでグローバル企業を目指している方も、一度ぜひ相談してみてください。
コトラ
コトラの特徴
- 金融・コンサル業に特化
- 質の良い転職サポートが受けられる
- アフターフォローも充実している
運営会社 | 株式会社コトラ |
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公開求人数 | 約22,400件 |
非公開求人数 | 非公開 |
「法務」をキーワードに含む公開求人数 | 約950件 |
対応しているエリア | 東京都/神奈川県/埼玉県/千葉県/ 愛知県/大阪府/福岡県/ |
利用が向いている年代 | 全年代 |
専任エージェントによるサポート | あり |
コトラとは、今回紹介する転職支援サービスの中で、特に金融・コンサル業に特化している転職エージェントのこと。
一般的に公開されている公開求人だけで18000件もの求人数を抱え、コトラでしか出会えない独占求人も多く取り扱っているのが特徴です。
また、コトラを利用して転職活動をすると、内定が決まってからも担当者によるフォローが続くのも魅力の一つ。
新しい環境でなかなか慣れない方でも、いつでも相談できる相手がいるので安心です。
全体的な求人数はまだまだ大手と比較すると少ないですが、専門性が高く質の良い企業に出会えると言えます。
ギークリー
ギークリーの特徴
- IT・Web業界に特化している
- 20〜50代の幅広い年代に対応
- 年収アップ率75%以上
運営会社 | 株式会社コトラ |
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公開求人数 | 約22,400件 |
非公開求人数 | 非公開 |
「法務」をキーワードに含む公開求人数 | 約950件 |
対応しているエリア | 全国 |
利用が向いている年代 | 全年代 |
専任エージェントによるサポート | あり |
ギークリーとは、今回紹介する転職支援サービスの中で、特にIT業界やWeb業界、ゲーム業界に特化している転職エージェントのことです。
ギークリーの最大の強みは、業界未経験者に向けて未経験者募集の求人を多く取り扱っている点。
専門知識やノウハウを豊富に持ち備えたキャリアアドバイザーが、未経験の求職者にも丁寧にサポートしてくれるので安心です。
また、さまざまな企業とのコネクションも非常に深いため、転職活動もよりスムーズに進みます。
ギークリーを利用すると最短約1ヶ月で転職活動を終わらせられるので、早く仕事を決めたい方にもおすすめの転職エージェントです。
法務求人.jp
法務求人.jpの特徴
- 法務に特化した転職支援を10年以上継続
- 専任のエージェントによる丁寧なサポート
- 非公開求人を多く取り扱っている
運営会社 | 株式会社C&Rリーガル・エージェンシー社 |
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公開求人数 | 約650件 |
非公開求人数 | 非公開 |
「法務」をキーワードに含む公開求人数 | 約620件 |
対応しているエリア | 全国 |
利用が向いている年代 | 全年代 |
専任エージェントによるサポート | あり |
法務求人.jpは、今回紹介する転職支援サービスの中で、法務求人に特化した情報提供を行う転職サイトです。
法務求人.jpの最大の特徴は企業や知財、法律事務所など幅広い求人を掲載している点。
他の転職支援サービスでは見つけられないようなレアな求人も多く取り扱っているため、競争率が低く選考の通過率も大幅にアップさせられます。
ただ、全体的な求人数は少ないので、他の転職支援サービスと併用しての利用をおすすめします。
BEETAGENT
BEETAGENTの特徴
- 管理職やバックオフィスのみの求人を保有
- 担当者によるマンツーマンでのサポート
- 企業の内情について詳しく教えてもらえる
運営会社 | 株式会社アシロ |
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公開求人数 | 非公開 |
非公開求人数 | 非公開 |
「法務」をキーワードに含む公開求人数 | 約620件 |
対応しているエリア | 全国 |
利用が向いている年代 | 全年代 |
専任エージェントによるサポート | あり |
BEETAGENTとは、今回紹介する転職支援サービスの中で、特に管理職やバックオフィス系の求人情報を専門的に取り扱っている転職エージェントのことです。
BEETAGENTの最大の魅力は、それぞれの企業の内情について詳しく教えてもらえる点。
そのため、入社後もギャップを感じることなく安心して継続できるのが大きな魅力です。
さらに、登録すると担当のキャリアアドバイザーが求職者一人ひとりに付き、丁寧で親身なサポートを受けられます。
ただ、未経験者にとっては使い辛いと感じる場合があります。法務職の経験がない方は、他の転職支援サービスと併用して利用しましょう。
NO-LIMIT(ノーリミット)
NO-LIMITの特徴
- 弁護士業界に精通したスタッフが在籍
- 非公開求人を豊富に取り扱い
- 求職者とマッチした求人のみ紹介
運営会社 | 株式会社アシロ |
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公開求人数 (カテゴリー「法務」の場合) |
約120件 |
非公開求人数 | 非公開 |
「法務」をキーワードに含む公開求人数 | 約120件 |
対応しているエリア | 全国 |
利用が向いている年代 | 全年代 |
専任エージェントによるサポート | あり |
NO-LIMITは、今回紹介する転職支援サービスの中で、特に弁護士業界に精通したスタッフからのサポートが受けられる転職エージェントです。
在籍スタッフの全員が弁護士業界出身者であり、法務未経験者であっても手厚いサポートが受けられるのも強み。
NO-LIMITの利用満足度は、92.7%と非常に高評価を得ているので、法務職を希望している方はぜひチェックしてみるのがおすすめです。
転職エージェントと転職サイトの違いは?
転職支援サービスには「転職エージェント」と「転職サイト」の2種類が一般的であり、それぞれが異なるサポート内容やサービスで求職者の転職支援を行っています。
これから転職支援サービスを利用して、転職活動をしようと検討している方の中にはどちらを利用すべきか迷っている方もいることでしょう。
ここからは、転職エージェントと転職サイトの違いについて、2つに分けて解説していきます。
転職エージェント
転職エージェントとは、転職活動をする求職者に対して手厚くサポートをしているサービスのことです。
転職エージェントは、求職者の希望条件やスキル、経験などをヒアリングし、求人情報の提供や面接の調整、履歴書や職務経歴書のアドバイスなどを行います。
また、求人企業とも提携しており、求職者に適した求人情報を提供するとともに、求人企業側には優秀な人材を紹介することで、採用活動に貢献しているのも特徴です。
転職エージェントを利用して転職活動をすると、自分に合った求人情報を収集する手間を省くことができ、転職活動の効率化につながります。
転職サイト
転職サイトとは、求職者がいつでも気軽に企業の情報を探せるインターネット上の企業求人サイトのことです。
転職サイトでは、さまざまな業界や職種の求人情報が掲載されており、求職者は自分に適した求人情報を希望条件に絞って検索できるのが特徴。
また、転職サイトには履歴書や職務経歴書の書き方や面接対策などのアドバイス記事も掲載されており、転職活動に役立つ情報を簡単に得られます。
また、最近ではAI技術を活用して、求職者の希望条件に合わせて求人情報を提供する「マッチング型転職サイト」も登場しています。
求職者の転職活動の手間を省き、24時間いつでも効率的に求人情報を収集できる利便性の高いサービスです。
法務のお仕事に強い転職エージェントの利用ステップ
それでは、転職エージェントを利用するとどのような流れで転職活動が行われるのでしょうか。
ここからは、転職エージェントの一般的な利用の流れについて解説します。
利用する転職エージェントによって、利用の流れは異なる場合があるため、あくまで参考程度にご覧ください。
STEP①転職エージェントに登録
転職エージェントを利用する場合は、まずはそのエージェントに登録することから始めます。
登録には、エージェントのWebサイトから必要事項を入力し、登録フォームを送信するのが一般的です。
登録後は担当者が求職者の情報をもとに求人の紹介を行うため、正確かつ具体的に記入することが大切です。
STEP②担当者と面談
転職エージェントの利用の流れの2つ目は、担当者と面談を行うことです。
登録が完了した後、担当のエージェントと面談を行い、自分の希望する職種や業界、スキル、転職に至った背景や理由などを詳しく伝えます。
面談では、自分自身のキャリアや転職の希望条件を深掘りし、転職活動に関する相談やアドバイスを受けられます。
スムーズに面談が進むよう、自分の意思を明確にしておくことが大切です。
面談を通じて自分自身の強みや弱みを把握し、転職活動をより効率よく進められます。
STEP③求人紹介
担当者からのヒアリングを終えたら、続いては求人紹介です。
担当者と面談を終えた後、エージェントから求人情報が提供されます。
エージェントは自社が保有する求人情報や、取り扱い企業が持つ求人情報などから、求職者の希望条件に合った求人情報を提供するのが仕事です。
求人情報が提供されたら、自分自身で情報を収集し、興味のある求人に応募しましょう。
求人情報は、エージェントとの面談や相談を通じて、自分自身が把握していなかった情報や、転職活動に必要な情報を得ることができるため、有益な情報源となります。
STEP④選考対策・選考
どの求人に応募するかを決めたら、いよいよ選考です。
転職エージェントでは、面接などの選考を受ける前に担当者から選考対策やアドバイスを受けられます。
エージェントは、企業の選考方法や傾向を熟知しているため、自分自身が気づかなかったポイントや有益な情報を得られるのもメリットです。
また、選考前の緊張や不安を和らげるアドバイスや、自己PRの方法、面接での質問の答え方など、具体的なアドバイスも。
エージェントの選考対策は、万全な対策をしてから自信を持って選考に臨めるため、非常に頼りになる存在です。
STEP⑤内定・入社
内定が出たら、入社手続きや書類作成、退職に関する手続き、入社前の準備などを行わなければなりません。
多くの転職エージェントでは、内定後もサービスを継続して受けられるため、それらの準備も安心して取り組めます。
また、入社前の疑問や不安なども解消できるので、新しい職場が不安な方でも心配ありません。
転職エージェントが提供するサポートによってスムーズに転職が完了し、新しい職場でのスタートに向けての準備も効率よくすすめられますよ。
さらに、入社後もフォローアップを行っている場合があり、職場でのトラブルや不安などにも対応してくれます。
法務の転職で転職エージェントを利用するメリット
転職活動は、転職エージェントや転職サイトなどの転職支援サービスを利用しなくても進められますが、どうして多くの求職者がこのような転職支援サービスを利用するのでしょうか。
ここからは、法務の転職で転職エージェントを利用するからこそのメリットを紹介します。
法務の転職に特化しているエージェントが存在する
転職エージェントの中には、法務に関する求人情報に特化している転職エージェントがあり、それらを利用できるのがメリットの一つです。
業界特化型の転職エージェントは、特定の業界に特化した情報やノウハウを持っているため、より有益な情報を入手できるのが強みです。
また、その業界の動向や市場環境、求人情報などを把握しており、転職希望者に最適な求人情報を提供してもらえます。
さらに、業界内での人脈や情報網も持っているため、非公開求人の情報を知ることができ、レアな求人に出会える可能性も。
その他に、その業界での実務経験やスキルに精通しているキャリアアドバイザーによる適切なアドバイスや選考対策を受けられるのも魅力です。
以上のように、業界特化型の転職エージェントを利用することによって、より的確な求人情報やアドバイスを受けることができ、効率よくスムーズに転職活動をスムーズに進められると言えます。
面接対策を受けられる
転職エージェントを利用すると、面接対策を受けられるのもメリットの一つです。
転職エージェントによっては、ただ求職者が希望する求人情報を提供するだけでなく、選考に向けた面接対策なども提供しています。
転職エージェントは、求人企業との間に信頼関係を築いていることが多く、採用担当者から求められる面接でのポイントや求められる人材の特徴などを把握している場合があります。
そのため、求職者に対して的確なアドバイスをしたり、相談を受けたりできるのが強みです。
転職エージェントは、企業の求めるさまざまなポイントに合わせたアドバイスや、模擬面接を行い、求職者が面接での自己アピールをより効果的に発揮できるようサポートします。
さらに、過去の面接での失敗や問題点も把握しているので、それらを改善するためのアドバイスとして提供してくれることも。
以上のように、転職エージェントを利用すると、選考に向けた面接対策を受けられる大きなメリットがあります。
求職者は、自分自身の強みを最大限にアピールすることができるため、より理想的な求人企業への転職を目指せるのです。
必要書類の添削サポートがある
転職エージェントを利用すると、履歴書や職務経歴書などの必要書類の添削サポートを受けられるのもメリットです。
多くの転職エージェントでは、求職者が転職で求められる履歴書や職務経歴書の作成・添削サポートを行っています。
中には、英文でのレジュメ作成のサポートを行っているサービスもあるため、外資系企業への転職をお考えの方はこのようなサービスを利用するのがおすすめです。
転職エージェントが提供する添削サポートは、文字数の調整や文書構成の改善だけでなく、求人企業にアピールするためのキーワードや、過去の経験をより魅力的に表現する方法などのアドバイスが含まれます。
また、履歴書や職務経歴書の中で説明が足りていない点や、書き方のミスなども指摘してくれるため、求職者は自分自身が気づいていなかった問題点を改善できるのも強みです。
転職エージェントを利用することで、求職者はよりアピールポイントを明確にし、求人企業に自分の魅力を伝えられるでしょう。
企業への交渉をしてもらえる
転職エージェントを利用するメリットとして、求人企業との条件交渉を代行してもらえる点も挙げられます。
求人企業との交渉は、転職活動の中でも非常に重要なポイント。
しかし、経験がない人にとって企業に直接条件の交渉をするのは簡単なことではありません。
また、自分自身が交渉することで、求人企業から不利な条件を提示されてしまうことも。
そこで転職エージェントは、求人企業との面接後に求職者の希望条件を確認し、交渉を行います。
求人企業側から提示された条件が不適切だと判断した場合、転職エージェントは適切なフォローに当たってくれます。
転職エージェントは、求人企業との交渉で求職者の希望条件と求人企業の要望をバランスよく調整し、双方が納得いくように仲介してくれるのが強みです。
転職エージェントが代行することで、求人企業との交渉によるストレスやトラブルを避けられるので、安心して転職活動を進められます。
非公開求人にアクセスできる
転職エージェントを利用すると、エージェントが独自で抱える非公開求人にアクセスできるのもメリットの一つです。
非公開求人とは、求人企業が一般的に公開していない、限定的な範囲で募集を行う求人のこと。
非公開求人は、求人企業が人材紹介会社や転職エージェントなどを通じて、優秀な人材を直接スカウトする場合に募集されます。
転職エージェントは求人企業との信頼関係を築いているため、登録者限定で非公開求人にもアクセスできる仕組みになっているのが特徴です。
また、非公開求人は競争率が低く、選考通過率が高いのが一般的。
求人企業が公開する一般的な求人よりも応募者の数が少ないため、自分自身のアピールポイントをしっかりと伝えやすいのが魅力です。
法務の転職で転職エージェントを利用する際の注意点
キャリアアドバイザーによる手厚いサポートが受けられたり、非公開求人にアクセスできるなど魅力がたくさんある転職エージェントですが、利用する際にはいくつかの注意点も存在します。
ここからは、転職エージェントを利用する上での3つの注意点を紹介します。
担当者との相性が合わない場合がある
転職エージェントを利用する際の注意点の1つは、担当者との相性が合わない場合がある点です。
担当者との相性が悪いと、コミュニケーションが取りづらくなったり、求人情報のマッチングがうまくいかなかったりしてしまいます。
そういった場合は、早めにスタッフに相談し別の担当者を希望するのがおすすめです。
また、転職エージェントの中には、求人情報を隠している「ハイドン求人」を扱っている場合も。
これは、求人票を公開せずに、エージェント側がスカウトする形式の求人情報のことです。
ハイドン求人には、公開求人にはない魅力的な条件や、非公開の求人情報が含まれていることがありますが、情報の正確性や信頼性については注意が必要です。
担当のキャリアアドバイザーなどが本当に信頼できるかどうか、口コミサイトなどでもしっかり確認しておきましょう。
必ずしも転職活動がうまくいくとは限らない
転職エージェントを利用する際の注意点として、転職エージェントを利用したからといって必ずしも転職活動がうまくいくとは限らないことも挙げられます。
転職エージェントに登録した場合にも、自分自身の希望に合った求人情報がなかなか見つからなかったり、選考に進めなかったりすることは少なくありません。
また、転職エージェントを利用して求人情報に応募しても、書類選考や面接で不合格になることももちろんあります。
そのため、転職エージェントを利用したとしても、自分自身での転職活動も並行して行うことが大切です。
自分自身で求人情報を探し、自己PRや面接対策などの準備も進めておくと、より多角的に転職活動を進められます。
転職エージェントに頼りすぎず「自分」という軸をしっかり持って転職活動に励みましょう。
興味のない求人を紹介されることもある
転職エージェントの利用では、興味のない求人を紹介されることもあるのが注意ポイントの一つです。
転職エージェントは求人情報を多数持っており、その中からなるべく求職者に合った求人を紹介してくれますが、それが自分自身が求める条件や希望に合わないという場合もあります。
そうならないためにも、転職エージェントとのコミュニケーションが重要です。
自分自身が求める条件や希望を明確かつ具体的に伝えることで、紹介される求人情報の質を向上させられます。
また、紹介された求人情報に対して、しっかりと検討をするのも大切です。
興味がない求人情報であっても、見学や面接を受けることで自分自身の視野を広げられる場合も。
視野を広げて転職活動を行うことこそが、自分に最適な求人に出会う重要なポイントとなります。
法務職への転職を成功させるための転職エージェントの選び方
転職活動といえば転職支援サービスを利用するという時代になりつつありますが、転職エージェントや転職サイトなどはどのように選ぶべきなのでしょうか。
転職支援サービスを利用したことのある方の中には、あまり効果を感じられなかった方も少なくありません。
ここからは、転職活動を成功させるための選び方のポイントを紹介します。
転職エージェントを利用して転職を成功させたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
転職エージェントの規模にこだわりすぎない
転職エージェントを選ぶ際には、転職エージェントの規模にこだわりすぎないことが大切なポイントです。
転職エージェントを選ぶ際に重要なのは、規模よりも信頼性や求人案件の質です。
規模が大きくても、求人案件の質が低いエージェントは意味がありません。
また、担当者の人柄や対応力も重要なポイントです。
自分の希望や条件に合わせた求人案件を提案してくれるか、選考の段階で適切なアドバイスをくれるか、などを重視してチェックするのがポイント。
口コミや評判を調べる、複数のエージェントに相談して比較するなど、慎重に選びましょう。
規模だけにこだわらず、自分に合った転職エージェントを選ぶことこそが、効率的な転職活動につながります。
自分の希望の業界に特化しているものを選ぶ
転職エージェントを選ぶ際には、自分が転職を希望する業界に特化しているエージェントを選ぶのもポイントの一つ。
業界特化型のエージェントは、その業界に精通した担当者を配置しており、求人情報や業界のトレンドに詳しく、より適切なアドバイスを受けられるのが強みです。
また、業界固有の資格やスキルを持つ人材に積極的に対応している場合もあるため、自分が持っているスキルや経験を最大限に生かせる求人案件を紹介してもらえる点にも期待できます。
ただし、業界特化型のエージェントは求人案件が限られることがあるため、複数のエージェントを利用するのが理想です。
事前に口コミサイトをチェック
転職エージェントを選ぶ際には、事前に口コミサイトをチェックするのも非常に大切なポイントです。
口コミサイトでは、公式ホームページなどでは知ることのできない転職エージェントのサービス内容や担当者の対応など、実際に利用した人のリアルな情報を得られるのが特徴です。
また、同じ業界や職種を希望する人たちが、どの転職エージェントを利用しているかという情報も掲載されている場合があります。
ただし、口コミには個人差があるため、一概に全てを鵜呑みにするのは良くありません。
複数の口コミサイトや、複数の転職エージェントを比較検討し、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
法務職の仕事とは?
法務職とは、企業や団体、官公庁などで法律に関する業務を担当する職種のことです。
具体的な内容は以下の通りです。
- 契約書の作成・管理
- 訴訟・紛争の解決
- 法的リスクの予防・回避
- 法規制の遵守や改正の対応
- 企業の法務戦略の策定
- コンプライアンスの推進
法務職には、弁護士や司法書士のように法律の専門家として活躍する場合や、企業の法務部門や弁護士事務所などで法律に関する業務を担当するのが一般的です。
法務職は社会の中で重要な役割を果たしており、高度な法律知識や問題解決能力、コミュニケーション能力が求められます。
法務職は未経験からでも目指せる?
法務職は法律や契約などの専門知識が必要であり、未経験から目指すのは難しいとされています。
しかし、法務職には、企業法務、弁護士事務所、行政機関など、さまざまな職種があります。
特に、企業法務の場合は、入社後に研修を受けられる場合があり、その中で法律や契約などの基礎知識を身に付けることができます。
また法務職に限らず、関連する職種での経験やスキルがある場合、それらを活かしての転職も可能です。
ただし、未経験から法務職を目指す場合は、熱意や意欲、自己学習能力などをアピールすることが重要です。
また、転職成功率をアップさせられるポイントについては、以下の項目で詳しく解説するので参考にしてください。
法務職への転職を成功させるための5つのポイント
法務職への転職を志すものの、専門性や競争率が高く挫折してしまう方も多くいます。
ここからは、法務職への転職を成功させるための5つのポイントを紹介します。
熱意をアピールする
法務職に転職するためには、とにかく熱意をアピールすることが大切です。
法務職には、法律に関する知識や経験が必要ですが、それだけではなく仕事に熱意を持って取り組む姿勢も重視されます。
面接時には、自分がなぜ法務職に興味を持ったのか、何を目指しているのかを具体的に伝えるようにしましょう。
また、自己PRの中で他の業界であっても過去の経験やスキルを活かせる理由や、今後身に付けたいスキル・知識についても話すことで、熱意をアピールできます。
法務職の業界は常に変化しているため、常に情報のアップデートをしアピールするのが大切です。
自分が常に成長し続ける意欲的な人物であることを、企業側にも認めてもらえるよう準備しておきましょう。
これまでの経験をどう活かせるかまとめる
法務職への転職を成功させるためのポイントとして、これまでの経験をどう活かせるかをまとめることも大切です。
これまでの職務経験やスキル、資格、法律関連の知識や経験など、法務職で求められるスキルや知識にどう繋がるかを明確にしてみましょう。
また、これまでの経験が法務職に直接関係しない場合でも、その経験から得た課題解決能力やコミュニケーション能力、リーダーシップなどのスキルが法務職で役立つことをアピールできます。
経験に自信がない場合は、自ら学習し、実践的なスキルや知識を身に付けるのも大切です。
過去の経験や知識を活かせるように整理し、自分がどのように企業に貢献ができるか、そしてその貢献が会社にどのようなメリットをもたらすかを明確にしておきましょう。
自己分析で強みを明確にする
法務職への転職を成功させるためには、自己分析を行い自分の強みを明確にすることが大切です。
自分が持つスキルや経験、性格などを客観的に見つめ直し、それをどう活かせるかを考えましょう。
例えば、過去の仕事でチームを率いた経験がある場合は、リーダーシップやチームマネジメント能力を強みとしてアピール。
専門的なスキルや資格を持っている場合はそれをアピールすることで、採用担当者から注目される可能性をアップさせられます。
このように、自己分析を通じて自分の強みを明確にすると、より自分の良さを企業側に理解してもらえ、転職成功が狙えます。
法律知識を身につける
法務職への転職を成功させるためには、法律知識を身につけるのも大切なポイント。
法務職は、企業内で法律問題に関するアドバイスや支援を行う仕事であるため、法律の知識が不可欠です。
そのため、まずは法律に関する基礎知識を学ぶことが重要です。
法律知識は、法律関連の書籍やオンライン講座、セミナーなどを活用して、学ぶことが可能。
また、法律に関するニュースや判例にも目を向け、業界トピックスに敏感になることも大切です。
さらには、自分が目指す法務職の分野に特化した法律知識を身に付けることも求められ、特定の業界に関する法律や、特定の分野における法的問題に詳しくなければならないことも。
法律知識を身につけることで、企業にとって有用なアドバイスや支援を提供することができ、法務職に求められるスキルを選考の場でもアピールできます。
法務に有利な資格を取得
法務職に転職するためには、法務に関する知識やスキルを身に付けるのも重要なポイントの一つです。
具体的には、以下のような資格が挙げられます。
- 司法試験や弁護士資格
- 司法書士資格
- 行政書士資格
- 特許技術士資格
- 知的財産管理技能士資格
これらの資格を持つことは、法務職への転職だけでなく、将来的にキャリアアップする際にも有利になることがあります。
また、資格取得を目指す場合は、自己学習や通信講座などを活用することもできますが、法務関係の研修や講座に参加するのもおすすめです。
資格取得に必要な知識や技能を身につけるだけでなく、実務経験や人脈も得られるでしょう。
ただし、資格取得にはそれなりの費用や時間がかかるため、計画的に進めることが大切です。
法務への転職で求められる3つのスキル
法務職は法律に関する非常に責任の重い職種であるため、転職に自信をなくしてしまう方も少なくありません。
ここからは、法務職への転職で求められる3つのスキルを紹介します。
ぜひ、自分と照らし合わせる参考にしてみてください。
情報収集力
法務職は企業内部で法的な問題解決やリスク管理を担当する職種であり、法律の知識だけでなく、幅広い情報収集能力も必要です。
法務職は、ただ法律上の問題やトラブルに対応するだけでなく、事前にリスクを予測しそのリスクを回避するための対策を講じるのも仕事です。
そのため、社内外の情報収集能力が求められます。
また、法律の知識や業務経験を通じてどのような情報が重要で、どの情報を優先すべきかを判断する能力も必要に。
法務職においては、情報収集力が高く正確であることが求められます。
英語力
法務職において、グローバル化が進む現代社会においては、英語力が求められることも多くなっています。
法律文書や契約書、国際紛争などの案件において英語を理解し、適切な判断を下すためには、高い英語力が必要です。
また、特にグローバル企業においては、外国の法律の知識も求められる場合も。
そのため、英語力だけでなく、英米法や国際法などの基礎知識も必要となってきます。
さらに、海外の顧問弁護士とコミュニケーションを取ることもあるため、英語力があることで円滑なコミュニケーションが取れるようになります。
このことから、法務職を目指す場合は、英語力を向上させることも重要なポイントです。
海外留学や語学研修などの経験を積んで、自分自身の英語力を高めると良いでしょう。
コミュニケーション能力
法務職において、コミュニケーション能力は非常に重要なスキルの一つです。
法務職は企業内でさまざまな部署と関わり、さらには外部の弁護士事務所や裁判所ともコミュニケーションを取り合うことが多いのが特徴です。
そのため、適切かつ明確なコミュニケーションが求められます。
また、法務職においては、法的な問題に対して適切かつ明確なアドバイスを提供しなければなりません。
コミュニケーション能力を活かして、問題の本質をしっかりと理解し、相手に適切な情報を提供することが大切です。
また、法律用語や書類の作成など、一般のビジネスコミュニケーションにはない特有のスキルも必要となります。
コミュニケーション能力を高めるためには、積極的に自己表現をし、相手の話に耳を傾ける姿勢を持つことが大切です。
また、法的知識や書類の作成方法を学び、的確なアドバイスや文書を提供するための準備を整えてみましょう。
さらに、社内外のさまざまな人々と積極的に関わり協力関係を築くことで、コミュニケーション能力を向上させることができます。
まとめ〜法務への転職を成功させるなら転職エージェントを利用しよう〜
今回は、これから法務職に向けて転職活動をする方に向けて、おすすめの転職エージェント・転職サイト10選を詳しく解説しました。
専門性の高い法務職への転職を成功させるには、転職エージェントや転職サイトの利用をおすすめします。
転職エージェントや転職サイトなどの転職支援サービスは、それぞれが異なる特徴を持っており、受けられるサービスや紹介してもらえる求人情報なども大きく違うのが特徴です。
そのため、転職エージェントを利用してより希望に近い求人に出会いたい場合には、まず自分に合った転職エージェントを選ぶことが大切です。
さらに、この記事では法務職の仕事内容や求められるスキルなどについても紹介しています。
未経験では決して簡単に入れる業界ではありませんが、適切なスキルや知識、資格を取得することで、今後目指せる可能性はアップさせられます。
ぜひ、この記事を参考に法務職への転職にお役立てください。