IT技術の進化が飛躍的に発展している現在、組み込みエンジニアなど、IT関連職への転職を検討する人も増えています。
しかし、IT業界といえば「特別なスキルや資格が必要なのでは…」、「求人がみつからなそう…」など、ネガティブなイメージを浮かべる方も少なくありません。
今回この記事では、これから組み込みエンジニアへ転職したいという方に向けて、おすすめの転職エージェントや転職サイト13選と、利用の流れを紹介します。
あわせて、組み込みエンジニアの仕事内容や必要なスキル、未経験でも目指せる職業なのかなどについても詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
組み込みエンジニアへの転職におすすめの転職エージェント・転職サイト13選
専門的な仕事内容である組み込みエンジニアへの転職は、一般的な企業と比べて難易度が高いのは確か。
そのため、あらゆる業界への転職に詳しいスタッフが在籍する転職エージェントの利用がおすすめです。
独力のみの転職活動では、求人検索すらも難しい場合があるのです。
以下では、組み込みエンジニアへの転職におすすめの、転職エージェント・サイト13選を紹介します。
特徴や利用することのメリットなどにも触れるので、ぜひ自分に合った転職サービス探しの参考にお役立てください。
サービスロゴ | ||||||||||
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総合評価 | ||||||||||
転職サイト・エージェント名 | レバテック キャリア |
ワークポート | doda | リクナビNEXT | JACリクルートメント | TechClipsエージェント | マイナビ エージェント |
パソナキャリア | リクルートダイレクトスカウト | リクルートエージェント |
特化型/総合型 | 特化型 | 総合型 | 総合型 | 総合型 | 総合型 | 特化型 | 総合型 | 総合型 | 総合型 | 総合型 |
対応エリア | 首都圏 | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 | 一都三県 (東京都/千葉県/ 埼玉県/神奈川県) |
全国 | 全国 | 全国 | 全国 |
組み込みエンジニアへの おすすめ ポイント |
「ITエンジニアが利用したい転職 エージェント」 で1位の実績 |
67万人以上もの 転職相談実績 |
各業界に詳しい エージェントが 在籍 |
全求人の1/3以上が年収1,000万円 以上 |
外資系企業の 求人に強い |
年収アップ率 90%以上 |
経歴に自信が持てない人も安心 | エージェントの 転職支援が丁寧 |
多数の独占求人を保有 | ハイクラス転職に 特化 |
type転職エージェント
- type転職エージェントの特徴長年の業界経験があるtypeならではのノウハウ
- 求人はIT・Web・営業などの職種が多い
- 女性・ミドルの支援にも力を入れている
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
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「組み込みエンジニア」を キーワードに含む求人数 |
約25件 |
対応地域 | 全国 |
利用料金 | 無料 |
エージェントの転職サポート | あり |
株式会社キャリアデザインセンターが運営するtype転職エージェントは、特に関東圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)での転職支援に力を入れています。
この地域で転職を考えている場合は、特におすすめです。
大手転職エージェントと比較しても遜色ない運営歴があり、信頼性が高いです。
保有している求人の中でも、Web・IT関連職種の割合が特に高いことから、組み込みエンジニアや似ている仕事を探している人に適しています。
Direct type(ダイレクトタイプ)
- Direct type(ダイレクトタイプ)の特徴typeのスカウト型転職サービス
- ITエンジニアの求人に特化している
- エンジニア向けの機能が揃っていて便利
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
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「組み込みエンジニア」を キーワードに含む求人数 |
– |
対応地域 | 全国 |
利用料金 | 無料 |
エージェントの転職サポート | なし |
Direct typeは、スカウト型の転職サービスで、ITエンジニアの求人に特化している点が特徴です。
経験やスキルを登録するだけで、企業から直接アプローチがあります。
忙しい日々の中でも効率的に転職活動を進めることが可能です。
また、エンジニア特化の機能が多く、求人検索や登録項目が充実している点が魅力です。
転職ドラフト
転職ドラフトの特徴
- エンジニアを競争入札形式で企業が奪い合う
- レジュメが通らないとドラフトに参加できないが、年収アップを狙いやすい
運営会社 | 株式会社リブセンス |
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「組み込みエンジニア」を キーワードに含む求人数 |
– |
対応地域 | 全国 |
利用料金 | 無料 |
エージェントの転職サポート | あり |
転職ドラフトは、企業からのスカウトが競争入札形式で届くサービスです。
各企業が年収を提示し、エンジニアを奪い合うという点が、ドラフトと似ています。
競争入札形式である点の魅力は、年収アップを狙いやすい点です。
また、選考前に年収や仕事内容が明示されるため、転職活動を効率的に進めることができます。
レバテックキャリア
レバテックキャリアの特徴
- 関東エリアに求人が集中している
- 企業への交渉を行ってくれる
- 非公開求人を多く取り扱っている
運営会社 | レバテック株式会社 |
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「組み込みエンジニア」を キーワードに含む求人数 |
約30件 |
対応地域 | 首都圏 |
利用料金 | 無料 |
エージェントの転職サポート | あり |
レバテックキャリアは、ITエンジニアとデザイナー専門の転職エージェントとして広く知られています。
IT業界に精通したキャリアアドバイザーが、利用者の希望やスキルに応じて、最適な求人を紹介してくれます。
また、応募書類の作成サポートや面接対策はもちろん、転職後のフォローアップまで、あなたの転職活動をトータルで支援してくれるのです。
このエージェントはIT業界の求人を豊富に取り扱っており、あなたのキャリア目標や技術スキル、求める職場環境に合わせたポジションを見つけられます。
エージェントが丁寧に利用者の希望を聞き、得られた結果から最適な求人を提案してくれますよ。
転職活動が未経験の人はもちろん、転職経験者の方にも自信をもっておすすめできる転職エージェントです。
ワークポート
ワークポートの特徴
- 全国に対応している
- 在籍コンシェルジュの質が高い
- 求人数が多い
運営会社 | 株式会社ワークポート |
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「組み込みエンジニア」を キーワードに含む求人数 |
約210件 |
対応しているエリア | 全国 |
利用料金 | 無料 |
エージェントの転職サポート | あり |
ワークポートは、多種多様な求人情報を提供する日本の大手転職エージェントです。
なかでもIT業界やweb業界の求人に強いのが特徴で、さまざまなエンジニア職の求人を数多く掲載しています。
ワークポートの大きな特徴として、一対一のサポートを提供するコンシェルジュサービスがあります。
これにより、ユーザーは転職活動に必要な情報提供から履歴書の作成支援、面接対策まで、個々に合わせたきめ細かなサポートを受けられるのです。
ワークポートは地方へのUターンやIターンを希望する人たちにとっても役立つ情報を提供しています。
全国の求人情報を掲載しているので、地元への帰郷を考えている方や新たな地域での挑戦を望む方々にとっても使いやすい転職エージェントと言えます。
doda
求人数 | 約260,000件 |
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対応地域 | 全国47都道府県 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
dodaの特徴
- 求人数が業界ナンバーワン
- 未経験募集企業を多く取り扱っている
- 大手企業や優良企業の求人が多い
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
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「組み込みエンジニア」を キーワードに含む求人数 |
約220件 |
対応しているエリア | 全国 |
利用料金 | 無料 |
エージェントの転職サポート | あり |
dodaは転職支援業界でも屈指の規模を誇り、幅広い業界と職種の求人情報を提供している転職エージェントです。
利用者は自分の経験やスキルや職業適性に応じて、様々な求人情報から自身にマッチする求人をピックアップできます。
特筆すべきはdodaのエージェントによる転職支援サービスです。
転職を成功させるために役立つ様々な情報提供から、履歴書や職務経歴書の作成支援、面接対策まで、ユーザー個々のニーズに合わせたサポートを的確に提供します。
このような一対一のサポートにより、ユーザーは自分自身のキャリアプランを具体化し、より効果的に転職活動をすすめられるのです。
また、dodaは非公開求人も多数取り扱っているので、非公開求人に狙いを定めて転職活動を進めたい人にもピッタリです。
リクナビNEXT
リクナビNEXTの特徴
- 大手リクルートが運営する
- スカウト機能が使える
- エージェントと併用して利用するのがおすすめ
運営会社 | 株式会社リクルート |
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「組み込みエンジニア」を キーワードに含む求人数 |
約70件 |
対応しているエリア | 全国 |
利用料金 | 無料 |
エージェントの転職サポート | あり |
リクナビNEXTは、日本の転職市場においてその名を馳せる「リクルート」グループが運営する転職サイトで、その規模と信頼性により多くの求職者から支持を受けています。
特徴としてまず挙げられるのは、求人の質の高さです。
業界や職種、地域など様々な条件で求人情報を絞り込むことができ、希望する条件にマッチした企業の求人を幅広く調査できます。
また、リクルートという企業が有する大規模なネットワークを背景に、大手企業から中小企業まで、多様な規模の企業の求人情報が集まっています。
企業から直接オファーを受け取れる機能の「スカウト機能」は、自己PRや希望条件を設定するだけで、企業から直接アプローチを受けられるので、自分自身で時間と労力をかけて求人検索をおこなうよりも、効率的に転職活動を進められますよ。
ただし、リクナビNEXTは基本的に自己管理型の転職サイトであるため、自身で活動計画を立てたり、求人情報を選んだりと、全てを自己責任で行う必要があります。
そのため、転職活動が初めてであったり、サポートが必要な場合には、専門的なアドバイスを受けられる転職エージェントとの併用がおすすめです。
JACリクルートメント
JACリクルートメントの特徴
- ハイクラス求人に特化している
- 利用者の満速度が高い
- 紹介してもらえる求人の質が良い
運営会社 | 株式会社ジェイエイシーリクルートメント |
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「組み込みエンジニア」を キーワードに含む求人数 |
約430件 |
対応しているエリア | 全国 |
利用料金 | 無料 |
エージェントの転職サポート | あり |
JACリクルートメントは、国内外に展開する専門的な人材紹介会社です。
1975年に英国で設立されて以来、多くの企業と求職者を結びつけてきた実績を持つ、信頼性と経験豊富さが売りの企業です。
日本においても、求職者の能力と希望を最大限に活かせるようなマッチングを提供しています。
経験豊富なエージェントが求職者一人ひとりのキャリアやスキル、将来像を丁寧にヒアリングして、最適な求人を紹介してくれるのです。
また、外資系企業やグローバルに展開する企業の求人に強いので、英語力を活かしたい方や海外での経験を積みたいと考えている方にとっても、良い選択といえます。
TechClipsエージェント
TechClipsエージェントの特徴
- 現役エンジニアがコンサルタントを行っている
- 高年収、高スキル向け求人に特化している
- 首都圏のみに求人が集中している
運営会社 | notari株式会社 |
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「組み込みエンジニア」を キーワードに含む求人数 |
– |
「エンジニア」を キーワードに含む求人数 |
約450件 |
対応しているエリア | 東京都/神奈川県/埼玉県/千葉県 |
利用料金 | 無料 |
プロによる転職支援 | あり |
TechClipsエージェントは、今回紹介する転職サービスの中でも、現役のエンジニアがアドバイザーとして在籍しているのが強みの転職エージェントです。
IT業界の最新ニュース、ブレーキングニュース、技術トレンド、新たに出現した技術ツールやソフトウェアの詳細に至るまで、さまざまな情報を提供しているので、移り変わりの激しいIT業界事情にもしっかりついていけます。
さらに、専門的なテクノロジートピックに関する深淵な議論や考察、ITエンジニアのためのキャリアガイダンスやスキルアップのための情報など、IT業界で成功を追求するすべての人々にとって価値ある情報も満載です。
また、高年収や高スキル求人を多く取り扱っているため、キャリアアップを目指したい方にも向いています。
ただ、求人が首都圏に集中しているので、地方での転職も検討している方には他の転職サービスとの併用をおすすめします。
マイナビエージェント
マイナビエージェントの特徴
- 大手マイナビグループが運営している
- セミナーや講座を定期的に行っている
- 取り扱い求人のジャンルの幅が広い
運営会社 | 株式会社マイナビ |
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「組み込みエンジニア」を キーワードに含む求人数 |
非公開 |
対応しているエリア | 全国 |
利用料金 | 無料 |
エージェントによる転職サポート | あり |
マイナビエージェントは広く利用されている転職エージェントの一つで、「株式会社マイナビ」という大手キャリア情報企業が運営しています。
ユーザー一人ひとりに対応した個別のアドバイスとサポートを提供する、専門のキャリアアドバイザーが在籍しているので、初めて転職する方でも心配いりません。
マイナビエージェントの強みは、豊富な求人情報とそれらを利用者にマッチングさせる能力にあります。
また、企業への応募から面接対策、入社後のフォローアップまで、転職プロセス全体をサポートしてくれるので、心強いですよ!
マイナビエージェントは、特に初めて転職を行う方や、専門的なアドバイスが必要な方にとって、非常に役立つサービスです。
パソナキャリア
パソナキャリアの特徴
- 年収800万円以上の求人が多数
- 全国、一部海外にも対応
- ハイクラス求人に特化している
運営会社 | 株式会社パソナ |
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「組み込みエンジニア」を キーワードに含む求人数 |
非公開 |
対応しているエリア | 全国 |
利用料金 | 無料 |
エージェントによる転職サポート | あり |
パソナキャリアは、豊富なハイクラス求人情報を提供する転職エージェントとして注目を集めています。
転職サービスを数多く紹介する中で、パソナキャリアは特に大手企業や優良企業からの求人を提供している点が強みとなっています。
大手企業や優良企業の組み込みエンジニアに狙いを定めている人は、ぜひ活用してください。
またエージェントは、各業界や企業の特性、求める人材の資質、そして転職市場の動向について詳しく、それらの情報を基に転職を希望する方々のサポートをおこなっています。
「以前の担当エージェントの質に不満があった…」「レベルの高いエージェントのサポートを受けたい!」と考える方に、パソナキャリアはピッタリです。
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトの特徴
- 優秀なヘッドハンターが存在する
- 企業と直接連絡をとることができる
- 登録したらスカウトを待つだけ
運営会社 | 株式会社リクルート |
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「組み込みエンジニア」を キーワードに含む求人数 |
非公開 |
対応しているエリア | 全国 |
利用料金 | 無料 |
エージェントによる転職サポート | ヘッドハンターによる |
リクルートダイレクトスカウトは、その便利さと効率性から注目を集めている転職サイトです。
利用者は、登録時に自身の職務経歴や保有しているスキルを入力するだけで、それ以降の転職活動はリクルートダイレクトスカウトのヘッドハンターがすすめてくれるので、時間と体力を節約できます。
もちろん、ヘッドハンターは利用者の経歴やスキルを見極め、最適な企業とのマッチングをしてくれますよ。
ハイクラス転職を狙えるお仕事が多いので、経験者向きの転職サイトです。
経験を活かしてキャリアアップをしたい人は、ぜひ活用しましょう。
リクルートエージェント
リクルートエージェントの特徴
- 大手リクルートグループが運営している
- 求人数は50万件を超える
- 利用者の年収アップ率が高い
運営会社 | 株式会社リクルート |
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「組み込みエンジニア」を キーワードに含む求人数 |
約360件 |
対応しているエリア | 全国 |
利用料金 | 無料 |
エージェントによる転職サポート | あり |
リクルートエージェントは、転職支援の大手として知られる、国内でも屈指の規模を誇る転職エージェントです。
組み込みエンジニアは特殊な技術を必要とする職種であり、求人探しはなかなか困難な場合もあります。
しかし、リクルートエージェントに在籍するエージェントは各業界に精通した人が在籍しているので、求人探しがスムーズに進みますよ。
非公開求人も多いので、見逃していた優良求人に出会える可能性も高いです。
サポートしてくれるエージェントは、個々のキャリアゴールを深く理解し、利用者に最適な求人を提案してくれます。
履歴書の書き方や面接対策など、転職活動全般のサポートも受けられるので、未経験者にもおすすめです。
組み込みエンジニアの転職に強い転職エージェントの選び方
転職エージェントやサイトとはいっても、数多くの転職サービスがさまざまなジャンルに特化していたり、サービス内容が異なるものがほとんどです。
そのため、どの転職サービスを選ぶべきなのか、迷ってしまう方も少なくありません。
ここからは、転職サービスの選び方の3つのポイントを紹介します。
サポート内容
転職エージェントを選ぶ際には、サポート内容が自分に合っているかどうかを重視するのが大切なポイントの一つです。
転職エージェントでは、主に求職者が転職活動を円滑に進めるために必要な情報提供・アドバイス・面接対策などのサポートを提供しています。
そのため、自分自身の転職希望条件や課題に対して適切なサポートを受けられるかどうかは、今後の転職成功につながる重要な要素と言えます。
また、自分が求める転職先や業界に特化したエージェントを選ぶのも、転職活動をより成功に近づけるためのポイント。
転職サービスを選ぶ際は、エージェントが提供する求人情報の質や量、面接対策のレベル、アフターケアの充実度など、サポート内容の充実度を比較するようにしましょう。
求人数の多さ
転職エージェントを選ぶ際には、取り扱い求人の多さに着目するのも大切なポイントです。
取り扱い求人数が多い転職サービスでは、多くの選択肢から自分に合った求人を見つけられる可能性を高められるのがメリットです。
しかし、取り扱い求人数が多いからといって、そのエージェントが自分にとって最適な転職支援を提供しているとは限らない点には注意が必要。
まずは求人数に注目する前に、自分が求める転職支援内容に合致しているかどうか、サポート体制が充実しているか、エージェントの信頼性や実績など、さまざまな要素を総合的に判断しましょう。
また、取り扱い求人数が多いということは、競争率が高い求人も含まれるため、必ずしも自分にマッチした求人を見つけられるとは限りません。
一方で、取り扱い求人数が少なくとも、そのエージェントが特定の業界や職種に精通している場合、より的確なアドバイスや情報提供を受けられる可能性も。
総合的に判断すると、取り扱い求人数が多いことはメリットがある一方で、それだけにこだわるのではなく、自分自身の転職希望条件や、エージェントのサポート体制や実績など、様々な要素を考慮した上での選択が大切です。
年齢やキャリアに適しているところ
転職エージェントを選ぶ際に、年齢やキャリアに適しているかどうかを重視するのも重要なポイントです。
新卒者や若手向けには、未経験者でもチャレンジできる求人や、キャリアアップにつながる求人の情報提供、面接対策などのサポートが必要。
一方、中高年層向けには、転職先での長期的な働き方の見通しや、年齢を理由に採用されない場合の対処法など、年齢に関する課題を解決する支援が欠かせません。
また、キャリアの長い経験者には、経験に応じたスキルアップや、幅広い業界や企業へのアプローチ方法など、キャリアアップにつながる情報提供が必要な求職者が集まります。
そのため、自分自身の年齢やキャリアに合った転職エージェントを選ぶことは、転職サービスを選ぶ上で必要不可欠なポイントと言えます。
さらに、エージェントの得意分野や実績、サポート体制などを調べ、自分に合ったエージェントを選びましょう。
前もって自分自身が求める転職支援内容の明確にしてください。
組み込みエンジニアに強い転職エージェントの利用の流れ
転職エージェントの利用の流れは、利用するエージェントによって異なることがありますが、基本的には同じです。
ここからは、転職エージェントの一般的な利用の流れを5つのステップに分けて解説します。
登録
まずは、転職エージェントを選択し登録します。
多くの転職エージェントは、ウェブサイトから簡単に登録可能です。
職務経歴やスキルを、指示に従ってフォームに正確に入力しましょう。
コンサルティング
登録が済んだら、転職エージェントのコンサルタントと面談し、希望条件や職務経歴書のアドバイスを受けます。
また、今後紹介される求人に関わるため、自分がどのような職種や業界に興味を持っているかを正直にしっかり伝えることが大切です。
求人紹介
アドバイザーが求職者の情報をもとに、希望条件に合った求人情報の提供を行います。
求人情報は、転職エージェントが保有する求人情報データベースから探すことができるので、気になる求人をキープしておきましょう。
面接対策
転職エージェントは求人企業との面接に向けて、面接対策や必要書類の添削、アドバイスを行います。
また、面接の日程調整や書類の提出などの手続きも代行してくれるので、ややこしい事務作業の手間を大幅に削減できるのが魅力です。
内定
求人企業から内定が出た場合、担当のアドバイザーから求職者に内定の報告がされます。
内定が出たら、転職エージェントと一緒に入社日などの手続きを行いましょう。
また、入社までは気を抜かず、しっかり準備を整えておくことが大切です。
組み込みエンジニアとは
組み込みエンジニアは、主に家電製品、自動車、医療機器、工場設備、防衛システムなどのような機械や装置に内蔵されるソフトウェアや電子回路を設計、開発、実装するエンジニアのこと。
製品やシステムの特定の機能を制御するために、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、センサー、アクチュエータ、モーターなどの機械要素と組み合わせて、複雑なシステムを構築します。
組み込みエンジニアは、高い信頼性、安全性、パフォーマンス、省電力性、低コスト、小型化などの要件を満たすために、ハードウェアとソフトウェアの両方を熟知していなければなりません。
また、C・C ++・Java・Pythonなどのプログラミング言語を使い、エンベデッドシステムを開発しています。
組み込みエンジニアは、テスト、デバッグ、問題解決、性能最適化、アップグレード、保守、修正などの業務も担当するなど、仕事内容は多岐に渡ります。
詳しい仕事内容は、以下の項目で徹底的に解説するのでご覧ください。
組み込みエンジニアの仕事内容
エンジニアは多くの職種に分かれており、それぞれが異なる仕事内容を行っています。
エンジニア職の経験がない方の中には、どの職種がどのような役割を果たしているのか、曖昧な方もいるのではないでしょうか。
ここからは、組み込みエンジニアがどんな仕事をしているのか、仕事内容を詳しく解説します。
製品企画
組み込みエンジニアの仕事では、製品企画をすることがあります。
製品企画とは、市場のニーズや顧客の要望を分析し、それに応じた製品の開発計画を立てること。
組み込みエンジニアは、開発対象製品の機能や性能についての詳細な調査や設計仕様の策定を行います。
製品企画に携わることで、組み込みエンジニアは製品の市場価値を高めることができ、製品の成功に貢献することができます。
システムの設計
組み込みエンジニアの仕事では、システム設計を行います。
システム設計とは、組み込みシステムの機能や性能を実現するための設計計画を立てること。
システム設計には、主にハードウェアとソフトウェアの設計が含まれます。
ハードウェア設計では、マイクロコントローラーやセンサーなどの部品選定や、回路図や基板設計などの設計を行うのが一般的。
一方、ソフトウェア設計では、組み込みシステムの動作や制御を行うソフトウェアの設計を行います。
また、システム設計には、制約条件の設定やシステム全体の構成図の作成、性能評価や検証などが含まれます。
システム設計は、組み込みエンジニアが開発する製品の品質や性能を決定する重要なプロセスです。
プログラミング
組み込みエンジニアの仕事では、プログラミングは欠かせません。
組み込みシステムには、センサーからのデータ収集や制御信号の発生など、様々な処理が必要です。
そのため、C言語やアセンブリ言語などのプログラミング言語を使って、ソフトウェアの設計や開発を行います。
また、組み込みエンジニアは、ソフトウェアの開発だけでなく、組み込みシステムの制御や通信プロトコルの実装、デバッグやテストなど、多岐にわたるタスクをこなします。
そのため、プログラミングのスキルだけでなく、組み込みシステムの仕様やハードウェア設計についても理解が必須です。
テスト
組み込みエンジニアの仕事内容には、製品のテストも含まれます。
これは、製品の開発が完了した後、製品が仕様通りに動作するかどうかを確認するために行われるものです。
主に行われるテストの内容は、以下の通りです。
- 機能テスト・・・製品が設計通りに動作するかどうかを確認。
- 性能テスト・・・製品が要求される性能を満たしているかどうかを評価。
- 信頼性テスト・・・製品が長期間にわたって正常に動作するかどうかを評価。
また、組み込みエンジニアは、テストを行うための環境構築やテストケースの作成なども行う必要があります。
製品のテストが完了した後、不具合があれば修正し、再度テストをしなければならないケースも。
製品のテストは、製品の品質や信頼性を担保するために非常に重要な作業です。
組み込みエンジニアは、製品の開発からテストまでをトータルに担当し、高品質な製品を開発するために努力しています。
保守
組み込みエンジニアの仕事では、製品の保守も含まれます。
組み込みエンジニアが提供する製品は、リリースされた後も長期間にわたって正常に動作するよう保守が必要です。
保守には、障害対応やアップデートなどが行われるのが基本。
障害が発生した場合には、原因を特定して修正しなければなりません。
また、新しい機能を追加するためのアップデートや、製品の性能向上のための改良も行われます。
組み込みエンジニアは、製品の保守に必要な技術力を持ち、製品の品質や信頼性を保つために努めます。
製品の保守には、製品の仕様やアーキテクチャへの理解力が求められることも。
組み込みエンジニアは、製品の開発から保守までをトータルに担当し、製品の品質や信頼性を担保するという重要な役割も果たしています。
組み込みエンジニアに求められるスキル
IT関連の仕事と聞くと「なんだか難しそう」と、イメージを浮かべる方も少なくありませんが、実際のところはどのようなスキルが求められるのでしょうか。
ここからは、組み込みエンジニアに求められる代表的な3つのスキルを紹介します、
ぜひ、今の自分がすでに持っているスキル、今後身につけなければならないスキルの参考にしてください。
論理的思考力
組み込みエンジニアでは、論理的思考力が求められます。
なぜなら、組み込みエンジニアは、製品の設計や開発において、論理的思考力を駆使してシステムを構築する必要があるためです。
組み込みエンジニアは、複雑なシステムの設計や開発に携わる仕事。
そのため、論理的思考力を持つことで、複雑な問題を分析し、システムを構築する上で必要なアルゴリズムやプログラムの設計が可能になります。
また、設計や開発の過程で、エラーを発見して修正しなければならないケースも少なくありません。
このような場面でも、どうすれば問題を解決できるのか、冷静に考えることが大切です。
コミュニケーションスキル
組み込みエンジニアは、開発チーム内で協力して製品の設計や開発を行うため、高いコミュニケーションスキルが求められます。
組み込みエンジニアでは、複数人で協力して作業を進めるためには、相手の意図を理解し、自分の意見や考えを明確に伝えることが必要があります。
また、製品企画やお客様とのやり取りも組み込みエンジニアの業務の一部。
そのため、お客様の要望を的確に把握し、開発チームに伝える能力や、企画の立案、プレゼンテーション能力も身につけておくと安心です。
組み込みエンジニアは、複数の分野にまたがる知識を持ち、作業を協力してより効率よく進めるために、高いコミュニケーションスキルが必要不可欠と言えます。
提案力
提案力もまた、組み込みエンジニアで求められるスキルの一つです。
組み込みエンジニアは、製品の企画・設計において、新しい技術やアイデアを提案するのが仕事。
これにより、競合との差別化や、市場ニーズに対応した製品の開発が可能になります。
また、提案したアイデアが採用されることで、自身のスキルアップやキャリアアップにもつなげられます。
さらに、組み込みエンジニアは、お客様とのやり取りを通じて、要望を把握し、提案することも。
お客様のニーズを的確に把握しそれに応える提案を行うことで、製品の評価を高められます。
組み込みエンジニアへの転職を成功させる方法
特にIT業界やエンジニア職が未経験、または経験が浅い方には、組み込みエンジニアの仕事に無事に就けるかどうか不安に感じることも少なくありません。
ここからは、組み込みエンジニアへの転職を、少しでも成功に近づけるための3つの方法を紹介します。
転職エージェントを利用する
組み込みエンジニアの転職を成功させるためには、転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントは、転職に関する情報や市場動向に詳しく、求人情報を提供するだけでなく、適切な職務経歴書や面接対策などのサポートを行っているところが多くあります。
また、求人情報に応募する際にエージェントが推薦してくれた場合は、応募者を優先的に見てくれる可能性が高まるため、選考チャンスの増加が期待できます。
さらに、転職エージェントは非公開求人を見ることもでき、自分で見つけるのが難しい求人情報にも応募できるのが魅力です。
以上のことから、組み込みエンジニアの転職活動において、転職エージェントの利用は有効な手段と言えます。
資格を取得する
組み込みエンジニアへの転職を成功させるためには、資格を取得するのもおすすめ。
組み込みエンジニアでは、様々な分野の知識が求められますが、特に電気・電子工学やコンピューターサイエンスの知識が必要とされます。
このような知識を持っていると、組み込みエンジニアとしてのアピールポイントとしても活用できるため、自分自身の強みとなります。
また、自分自身のスキルアップや知識の深化ができるだけでなく、企業からの評価も高まります。
さらに、企業側も資格を持っている人材を採用の条件としている場合もあるので、身につけて損はありません。
自分のレベルに合った資格から、順番に取得を検討してみてください。
他のエンジニア職で経験を積む
組み込みエンジニアへの転職を成功させるためには、他のエンジニア職を経験するのも一つの方法。
これは、異なる分野のエンジニア職で経験を積むことで、組み込みエンジニアに必要なスキルや知識を習得し、より幅広い視野を持つのを目的とします。
また、異なる分野のエンジニアと協業することで、組み込みシステムの開発において必要なコミュニケーションスキルやチームワーク能力を身につけられるのも魅力です。
さらに、異なる分野のエンジニア職での経験は、組み込みエンジニアとしてのアピールポイントにもなります。
多様な技術や知識を持っていることは、企業にとって魅力的な人材であると評価されます。
そのため、異なる分野のエンジニア職での経験は、組み込みエンジニアとしての転職活動において有利に働くこと間違いなしです。
組み込みエンジニアが取得しておくとよい資格
組み込みエンジニアになるためには、特別取得しておかなければならない資格はありませんが、成果重視のこの業界では成長意欲をアピールするためにも資格の取得がおすすめです。
ここからは、組み込みエンジニアとして活躍するために、取得しておくと良い5つの資格を紹介します。
組込みスキル標準(ETSS)
組込みスキル標準とは、機器に組み込まれて機能している、「組み込みソフトウェア」の開発者を育成するために作られた資格のこと。
この資格では、開発技術・管理技術・技術要素と、スキルカテゴリーが3つに分かれているのが特徴です。
経験者の中でもスキルアップや年収アップのために取得を目指す方が多い資格の一つです。
応用情報技術者試験(AP)
応用情報技術者試験は、高度IT人材を育成するためにIPAが実施する国家試験の一つ。
基本情報技術者試験の中でも上位に位置付けられており、試験で出題される内容もかなり幅広いのが特徴です。
応用情報技術者試験は、多くの方が基本情報技術者試験に合格してからのスキルアップを目指して取得します。
まずは基本情報技術者試験に挑戦してから、応用情報技術者試験の受験を検討してみてください。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験
エンベデッドシステムスペシャリスト試験とは、IoTを含んだ組み込みシステムに関連する知識やスキルを認定する国家資格のこと。
IT系資格で知名度の高いIPAが実施する情報処理技術者試験の一つであり、その中でも特にハイレベルなスキルが求められる資格です。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験を保有していると、IT系企業全般に就職しやすくなると言われているので、未経験で自信がない方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
OMG認定組込み技術者資格試験(OCRES)
OMG認定組込み技術者資格試験とは、UML・BPMなどのITに関する知識を評価するために、世界130か国で実施されている資格のことです。
世界的に知名度の高い資格であることから、この資格を所有していると大手企業や外資系企業の選考でも評価される可能性が期待できます。
現在は、英語でのみ受験可能な試験となっているので、語学力とITスキルに自信のある方は、ぜひチャレンジしてみてください。
ETEC(組み込み技術者試験)
ETECとは、社団法人組込みシステム技術協会が運営する、組み込みエンジニア向けの専門資格です。
クラスが2つに分かれており、クラス2は大学生や専門学生を対象にしているため、未経験でも比較的チャレンジしやすいと言えます。
クラス1は、中級者レベルの能力を保有しているという認定が受けられるので、難易度は高めです。
組み込みエンジニアとしてのスキルを付けたい方は、まずETECのクラス2にチャレンジしてみるのもおすすめです。
組み込みエンジニアの平均年収
マイナビエージェントの調査結果によると、組み込みエンジニアの平均年収は20代が約432万円、30代が約480万円となっています。
出典:マイナビエージェント システムエンジニア(制御・組み込み)
IT業界の平均年収相場は、一般的な仕事に比べると年収が高い傾向にはありますが、基本的には成果重視です。
そのため、年齢や男女問わず成果を出せる人であればあるほど、高年収が目指せる業界と言えます。
組み込みエンジニアでは、若いうちに年収1000万円も夢ではありません。
未経験でも、スキルや経験を身につければ十分に高年収を目指せます。
組み込みエンジニアは未経験でも目指せる?
結論から述べますと、組み込みエンジニアは未経験でも目指すことが可能な職業です。
ただし、組み込みシステム開発に必要な技術や知識を身につけるためには、相当な時間や労力をかけた学習や訓練が必要です。
まずは、プログラミング言語やアルゴリズムの基礎を身につけることが必須になり、中でもC言語は組み込みシステム開発において一般的な言語であり、事前に学習しておくのがおすすめです。
未経験者でも、熱意と努力を持って取り組めば、組み込みエンジニアになることは可能ですが、組み込みシステム開発は高い専門性を要し、実務での経験を積むことが求められることも少なくないため、就職先によっては未経験者採用に慎重な場合もあります。
企業選びをする際には、未経験者募集の企業や未経験者を育成するプログラムや研修制度が整っている企業を選ぶと良いです。
組み込みエンジニアに向いている人の特徴
組み込みエンジニアを目指そうと決めたとき、本当に自分はその職業に向いているのか気になる方もいるはず。
ここからは、組み込みエンジニアに向いている人の5つの特徴を紹介します。
技術に対する興味関心が高い
組み込みエンジニアは、ハードウェアとソフトウェアの両方に精通している必要があります。
そのため、技術に対する興味関心が高く、継続的な学習に意欲的である人が向いていると言えます。
ロジカルな思考力がある
組み込みエンジニアには、複雑な問題を解決するための論理的な思考力が必要です。
そのため、問題解決能力が高く、論理的に考えられることを重視されます。
細かい作業に耐性がある
組み込みエンジニアは、ハードウェアとソフトウェアの両方を扱うため、非常に細かい作業を行います。
そのため、根気強く作業に取り組める方が有利です。
チームでの協調性がある
組み込みエンジニアは、複数人での開発作業に携わるのが一般的。
そのため、チームでの協調性が求められます。
英語力がある
組み込みエンジニアでは、海外メーカーのデータシートや技術文書を読み解かなければならないケースもあります。
そのため、英語力があると活躍の幅の拡大が期待できます。
未経験で組み込みエンジニアになる方法
IT業界の需要が高まる現代では、未経験から組み込みエンジニアの仕事に興味を持つ方も多くいます。
組み込みエンジニアという職業は、未経験で簡単に活躍できる世界では決してありませんが、努力次第では高年収も夢ではありません。
ここからは、未経験で組み込みエンジニアになる方法を、大きく2つに分けて紹介します。
プログラミングスクールに通う
未経験から組み込みエンジニアを目指す場合、プログラミングスクールに通うことがおすすめの方法の一つです。
プログラミングスクールでは、基礎的なプログラミング技術や組み込みシステムの基礎知識を学べます。
また、業界に精通した講師からの指導や、実際に製品開発に携わる企業とのつながりも得られる場合があります。
さらに、スクールによっては資格取得支援や企業への斡旋も行っているところがあるので、事前にスクールの情報や口コミをチェックしておくと安心です。
独学でスキルを身につける
未経験で組み込みエンジニアを目指す場合、プログラミングスクールに通う以外に、独学で学ぶ方法もあります。
独学で学ぶ場合は、オンラインの学習コンテンツや書籍、無料のオンライン講座やモノづくりイベントなどを利用するのがおすすめ。
また、実際に手を動かして、簡単なプログラムを作りながら学ぶことも大切です。
組み込みエンジニアに必要な基礎知識を習得したら、マイコンやセンサーを使って自分でプロジェクトも作成できます。
その際、インターネット上のコミュニティやフォーラムを活用し、自分で解決できない問題を解決する練習を行いましょう。
独学は、自己管理能力や継続力が必要ですが、自分のペースで学べるというメリットがあります。
しかし、スクールに比べて企業とのつながりや、業界に精通した講師からの指導などは得られないため、その点は注意が必要です。
自分のライフスタイルや金銭面、求める学び方に合った方を慎重に選びましょう。
組み込みエンジニアに特化した転職エージェントを有効活用する方法
せっかく転職エージェントを利用するのであれば、誰もが有効に活用したいと考えるもの。
転職エージェントは、利用すれば必ず転職活動がうまく行くというわけではなく、使い方次第では利用意味が見いだせない場合も少なくありません。
ここからは、組み込みエンジニアに特化した転職エージェントを、より有効に活用するための4つの方法を紹介します。
スケジュールは必ず守る
組み込みエンジニアへの転職を考える場合、転職エージェントを利用することが有効です。
しかし、転職エージェントとのコミュニケーションがスムーズに行くためには、スケジュールを守ることが非常に重要です。
面談や面接の日程調整や書類の提出期限など、約束したことは必ず守るようにしましょう。
スケジュールが合わない場合は、早めに相談して調整することが求められます。また、自分自身もスケジュールの把握が大切です。
複数の転職エージェントとのやりとりを行う場合は、どのエージェントとどの企業とのやりとりをしているのかを明確にしておくと、混乱を防ぐことができます。
スキルや経験は正直に伝える
転職エージェントをより有効に活用するためには、自分のスキルや経験を正直に伝えるのも忘れてはいけません。
転職エージェントでは、企業側から求められている人材像や求人条件を理解し、その条件に適した候補者を紹介するのが仕事です。
自分が持っているスキルや経験を正確に伝えることで、求人に応募する前に自分がその企業に本当に適しているかどうかを判断してもらえるため、効率的な転職活動につながります。
逆に、スキルや経験を過大評価してしまい、実際の業務についていけなかったり、不適切な求人に応募してしまうと、転職エージェントからの信頼を失いかねません。
また、転職エージェントは求人情報を多数持っているため、自分が希望する求人条件やキャリアプランを具体的に伝えることで、より自分に合った求人を紹介してもらえます。
転職エージェントは求人情報だけでなく、自己分析や面接対策など転職活動全般にわたってアドバイスを受けることができるため、正直に自分の状況を伝えることでより良い転職活動が期待できるのです。
複数の転職サービスを利用していると伝える
転職エージェントを有効に活用するためには、複数のエージェントサービスを利用しているというのを伝えることが大切です。
転職エージェントは、求職者に求人を紹介することで企業から報酬を得る仕組みとなっています。
そのため、転職エージェントとしてもなるべく多くの求職者を内定に導きたいと考えているのが事実です。
そのため、求職者が他の転職サービスを選び内定が決まるのは、転職エージェントとしても不都合。
他の転職サービスの方が好条件で求人を紹介してもらえると聞くと、さらに上の条件を提案してもらえる可能性があります。
それ以外に、複数の転職サービスに登録すると、複数のあらゆる視点からアドバイスを受けられるのもメリットです。
転職エージェントを利用する際は、一つの転職サービスの情報やアドバイスに偏らないよう、必ず2〜3社は併用するようにしましょう。
主導権は自分が握る
転職エージェントを有効に使うためには、自分自身が主導権を握ることも重要なポイントの一つ。
転職エージェントは、求職者と企業とのマッチングを支援を行うため、自分自身の希望条件やキャリアプランの明確化が最も大切です。
自分が求める条件や希望する企業のタイプ、勤務地などを明確にして、エージェントに伝えることで、より効果的な支援を受けられます。
また、エージェントから提供される情報やアドバイスを受け取りつつ、自分自身でも積極的に情報収集や企業研究を行い、自分自身で選択肢を絞り込むことにも力を入れましょう。
自分自身が希望する求人情報を探し、エージェントに提案することで、より自分に合った求人情報を受け取れます。
転職エージェントに決めてもらうのではなく、自分という軸を持って転職活動に取り組みましょう。
まとめ~組み込みエンジニアの転職は転職エージェントの活用がおすすめ~
今回は、これから組み込みエンジニアへの転職を検討している方に向けて、おすすめの転職エージェント・転職サイトを紹介しました。
数多くある転職エージェントの中から、自分に合ったものを探し出すのは簡単ではありませんが、転職エージェント選びは今後の企業探しに大きく関わるため慎重に行うことが大切です。
また、この記事で組み込みエンジニアは未経験でも目指せる職業だというのがわかりました。
成果重視で厳しい業界ではありますが、努力次第では年収1000万円も実現できるやりがいのある仕事です。
必要なスキルや資格、情報を収集し、組み込みエンジニアへの転職にぜひチャレンジしてみてください。
どの転職エージェントを利用すべきか迷っている方、組み込みエンジニアの仕事内容をさらに知りたい方の参考に、この記事もお役立ていただけると幸いです。