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CAB適性検査とは?試験対策や特徴まで徹底解説

アイキャッチCAB 転職コラム

適性検査といえばSPIが頭に浮かぶ方も多いでしょう。

しかし近年、特にIT業界やコンピューター関連の職種で増えてきているのがCAB(キャブ)適性検査です。

CAB適性検査は、独自性と高い難易度から受検者の間で少し敬遠されがちです。

しかし、多くの先進的な企業がCABを導入する背景には試験内容に秘められた独自の価値があります。

ここでは、CABの概要から他の適性検査との違い、試験対策として役立つポイントまで解説していきます。

IT業界を目指す方や、新たな適性検査を導入を検討している企業の方にCABに関するくわしい情報をお届けします。

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CAB(キャブ)とは

CABは正式には「Computer Aptitude Battery」と言い、日本エス・エイチ・エル社が展開する適性検査の一部です。

元々はIT業界やプログラマー・システムエンジニア向けに設計されたCAB試験は受検者の論理的思考能力・情報処理スキル・ストレス下での作業能力を判定します。

時代の進行と共にITの範疇だけでなく多様な職種でもその有用性が認められ、広範囲で活用されるようになっています。

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試験内容

CAB試験は情報の正確さと速度を重視し、短い制限時間内での回答能力をテストします。

主要な5項目で暗算・法則性・命令表・暗号・性格検査を中心に構成され、5つのセクションは論理的思考や情報処理の能力を徹底的に評価します。

試験の特徴的な部分は与えられた時間内での問題解決スキルにあります。

実際、時間をかければ答えられるような問題も多いですが短時間での正確な判断が試されるのがCABの醍醐味です。

CABはWebテストとペーパーテストの2タイプが存在し、形式は似ていますが出題数や時間制限にわずかな差異があるため、どちらの形式で受験するかによっても対策が必要です。

CABの狙い

CABの受検を求める背景には企業が学生のIT関連職種への適性を具体的に知る目的があります。

プログラマーやSEなどの職種は特定のスキルセットや思考パターンを必要とするため、CABは論理的思考・デバッグ能力・システムデザインへの適性やコンピュータ言語への適応力など、求められる資質や能力を網羅的に測定します。

成果としてCABのスコアは実際のITスキル研修の習熟度とも関連があるとされています。

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SPIとの違い

適性検査といえばSPI(総合適性検査)も多くの学生が就活時に遭遇します。

しかし、CABとSPIは目的や焦点が異なります。

CABはIT関連の専門職に特化しているのに対して、SPIは一般的な社会人としての基本的な資質や適性を広く測るものです。

利用している企業の数からもSPIはより一般的な職種をターゲットとしており、受検する学生の数も多いです。

難易度の面ではSPIは中学から高校受験程度とされ、CABのようなスピーディな情報処理能力を重視した問題よりも難易度は一般的に低めとされています。

CABのテスト形式

POINT

  • 紙のマークシート
  • Web-CAB
  • Web-CABはペーパーテスト方式よりも難易度が高い

CAB適性検査はIT職への適性を測定するための試験として利用されます。

CAB適性検査には2つの形式が存在しており、異なる特色を持つことから受検者はどちらの形式を選ぶかに応じて対策を練る必要があります。

以下では、紙のマークシート方式とWeb-CABと呼ばれるオンライン方式について詳しく解説します。

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紙のマークシート

紙のマークシート形式は受検者が実際の会場で問題冊子とマークシートを用いて試験を受ける方式です。

出題範囲には暗算・法則性・命令表・暗号の問題が含まれており、性格検査も併せて実施されるため総計247問を95分の制限時間内に解答する必要があります。

マークシートの採点の際の誤差を防ぐため解答を丁寧に記入することが求められます。

Web-CAB

Web-CABはオンライン上で実施される形式でパソコンを利用して自宅や大学からでも受験可能です。

マークシート方式と同じ出題範囲を持ちながら問題数は214問となり、制限時間は120分とされています。

オンライン上での解答には独特の操作感があるため事前の慣れが推奨されます。

Web-CABはペーパーテスト方式よりも難易度が高い

Web-CABの難易度が高いとの声は多いです。

問題数はマークシート方式よりも少ないものの制限時間が長いため一見簡単に思えるかもしれません。

しかし、各問題の難易度やオンライン上での解答の取り扱いが挑戦的であるためしっかりとした対策と練習が必要です。

CABの問題構成・例題

問題構成

  • 暗算
  • 法則性
  • 命令表
  • 性格検査

【ペーパーテスト】

問題形式 問題数 制限時間 1問当たりの解答時間(目安)
暗算 50問 10分 12秒
法則性 40問 15分 22.5秒
命令表 50問 20分 24秒
暗号 39問 20分 約30.7秒
性格検査 68問 約30分 約26.4秒

【Web-CAB】

問題形式 問題数 制限時間 1問当たりの解答時間(目安)
暗算 50問 9分 10.8秒
法則性 30問 12分 24秒
命令表 36問 15分 25秒
暗号 30問 16分 約32秒
性格検査 68問 約30分 約26.4秒

CABは受検者の認知能力を評価するテストで紙ベースとWebベースの2形式があります。

それぞれの問題形式と制限時間が異なるため、受験者は短時間での問題解決能力を求められる場面が多いです。

以下では、各項目についての詳細と例題を解説します。

暗算

暗算のセクションでは電卓の使用は禁止され、計算能力が試されます。

問題は単純な四則演算から、複数の数字と計算手順を組み合わせたものまで多岐にわたります。

“71×35″のような直接的な計算や”0.15÷0.3×0.8÷10″のような連続的な計算問題が含まれることがあります。

制限時間内で正確に計算を行うことが求められるため、基本的な計算スキルの習得と速さが重要です。

法則性

法則性の部分では与えられた図形の中から一貫した法則やパターンを見つけ出す能力がテストされます。

5つの連続した図形の中から次に来る図形を予測する問題が考えられます。

図形の動き・変形・色の変化など複数の要素が絡み合う問題も出題されるため、論理的思考と視覚的認識能力が鍛えられます。

命令表

命令表セクションは指定された命令に従って図形を変化させ、最終的な形状を予想する問題が出題されます。

図形を上下反転させる、色を変更するなどの命令が連続して与えられ、結果としてどの図形になるかを選ぶ問題が考えられます。

命令表セクションでは、命令の順序と結果を迅速に判断する能力が求められます。

暗号

暗号セクションでは図形の変化を読み解き、背後に隠された意味や暗号を解明する能力がテストされます。

与えられた図形や記号の組み合わせによって、新しい図形やパターンが生まれる場合があります。

暗号セクションでは細部への注意と、パターン認識能力が中心となります。

性格検査

性格検査は受検者の性格や価値観を評価するための項目です。

一般的な性格評価テストと同様、複数の質問文から最も自分に合致するものや合致しないものを選ぶ形式となっています。

短時間での回答が求められるため、自身の性格や価値観を明確に理解しておくことが推奨されます。

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CABの対策【共通】

POINT

  • 過去問を何度も解く
  • 1問あたりを素早く回答する
  • 苦手な分野を重点的に回答する
  • 出題傾向を把握する
  • 複雑な問題は図を描いて頭を整理する

キャリア採用適性検査・通称CABは多くの企業で採用過程での一つとして採用されている試験です。

CAB検査は就活生の論理的思考力・計算能力・性格などを測るためのもので、独自の問題形式を持っています。

CAB対策も特有のものが求められます。

以下にCAB対策の要素をまとめ、ポイントについて詳細に解説します。

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過去問を何度も解く

過去問の重要性は言わずもがなです。

CABの問題は一見独特で難解に見えるものが多いですが、実は過去に出された問題と非常に類似していることも多くあります。

過去問を繰り返し解くことで問題のパターンを掴むことができ、効率的に答えを導くスキルが身につきます。

また、繰り返しの中での反復訓練は試験時の緊張を軽減し、冷静な判断力を養います。

1問あたりを素早く回答する

CABでは制限時間内に多くの問題を解くことが求められます。

制限時間があるため、1問1問の解答時間を短縮するスキルが極めて重要です。

解答時間を短縮のスキルを獲得するためには実際の試験状況を想定し、タイマーを使いながら過去問を解く訓練を重ねることが効果的です。

試験状況を想定した訓練を通してスムーズに次の問題に移行する技術も身につけましょう。

苦手な分野を重点的に回答する

個々の学生には得手不得手が存在します。

全ての科目や問題形式に平等に時間を割くよりも自分の苦手な部分を重点的に克服することが、短期間でのスコアアップに繋がります。

模擬テストや過去問を解いて自分の弱点を明確にし、苦手分野を徹底的に練習しましょう。

出題傾向を把握する

CABの出題傾向は他のテストとは異なります。

試験の特性を理解し、基づいて適切な対策をすることが重要です。

暗号の問題は独特な傾向があり、初見では戸惑いやすいです。

しかし、過去問の解説を読み込むことで出題者の意図や求められるスキルを掴むことができます。

複雑な問題は図を描いて頭を整理する

CABにおいて特に複雑な問題に出会った際、すぐに解答を急ぐのではなく図や模式を用いて問題を整理することが効果的です。

頭の中でのみ考えると混乱やミスのリスクが増大します。

図を描くことで視覚的に情報を整理し、正確かつ迅速に問題の解決にアプローチすることができるようになります。

CAB問題タイプごとの攻略方法

CABのテストには様々な問題タイプが存在します。

攻略方法はタイプごとに異なります。

正確かつ迅速に答えるためのテクニックを身につけることは非常に重要です。

それぞれの問題タイプごとに具体的な攻略法を以下で詳細に説明していきます。

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暗算

暗算はCABの中で一つの基本的なスキルを試すセクションです。

暗算では全てを細かく計算する必要はなく、答えの選択肢を参考に大まかな計算で近似する技術が求められます。

小数点計算が登場する場合、最上位の桁を主に見て大まかに計算する方法が有効です。

暗算の問題は速度が求められるので、多くの練習を重ねることで、計算速度と精度を向上させましょう。

法則性

法則性は一連の図形の中で隠されたルールやパターンを見つけることが必要です。

図形の回転・移動・増減などの法則がよく出題されます。

法則性では全体の流れや一つ一つの変化に注目することで、正しい答えを導き出すことができます。

複数の法則が組み合わさっていることもあるので、注意深く観察することが大切です。

命令表

命令表は特定のルールに基づいて図形を変化させる必要があります。

一見複雑に思えるかもしれませんが、実際には命令を一つずつ順に実行することで答えを見つけることができます。

特に「前の命令を取り消す」や「複数通りの並び替え」などの複雑な指示が出てくることがあるので細心の注意を払いつつ、適宜メモをとることで混乱を避けることができます。

暗号

暗号は図形と暗号の関連性を見つけ出すことが求められます。

暗号では図形が暗号を経由してどのように変化しているのかを読み解く能力が試されます。

一つの暗号が複数の図形に影響を与えることもあるので、全体の関連性を見ることが重要です。

頻出するパターンを掴むことで、高速に問題を解くことができます。

性格検査

性格検査の部分では、人柄や価値観が問われます。

性格検査で最も大切なことは正直に自身の感じたことや考えたことを回答することです。

答えを偽ることは矛盾した答えを生む可能性がありますので、自分自身をしっかりと理解し正直な回答を心がけましょう。

CABの特徴

POINT

  • CABのメリット
  • IT職採用適性判断に向いてる
  • 導入企業例

CABは採用適性評価の新しいスタンダードとして注目されるツールです。

特にIT業界やコンピューター職の採用に特化しているため、SEやプログラマなどの適性を高い精度で判断することができます。

オンラインでリアルタイムに結果を確認できる便利さと知的能力とパーソナリティの両方を詳細に分析できる点、信頼度の高さが特徴です。

“文系で活躍する”システムエンジニアになるには、文系の強みを活かそう。

CABのメリット

CABの最大の利点は知的能力とパーソナリティの両方を総合的に評価することができる点です。

候補者の技術的スキルだけでなく人間性やチームでの働きやすさも評価できるのです。

オンラインでの結果閲覧が可能なため迅速な判断が求められる採用シーンでも即座に適性を確認することができます。

信頼度の判断基準も明確で回答の一貫性をもとに結果の信頼性を確かめられるのも大きなメリットと言えます。

IT職採用適性判断に向いてる

CABは特にIT職の採用適性評価に強みを持っています。

未経験者のIT職採用時にはSE・プログラマー・カスタマーエンジニア・プロジェクトマネージャーといった職種の適性を的確に判断することができます。

理系の業界や職種での選考で多用されることからも、信頼性と精度が伺えます。

導入企業例

【CAB導入企業の一例】

CAB導入企業
アゲハ
インテリジェンスビジネスソリューションズ
ウチダエスコ
AGS
オービック
沖アドバンストコミュニケーションズ
構造計画研究所
コンサルティング・エムアンドエス
テラテクノロジー
ジスクソフト
日本電子計算
日本トータルシステム
富士通マーケティング

CABを導入している企業からの声や評価は非常に高く、特にIT系の会社からの評価が高いです。

適性を正確に把握できるため採用のミスを減らし、企業の成長をサポートしています。

様々な適性検査ツールが存在する中で、IT職に特化したこのツールを選ぶ企業が増えているのも特筆すべき点です。

CABにより採用の品質が向上していると多くの企業が実感しています。

CAB適性検査に関するよくある質問

CAB適性検査は多くの就活生にとって採用の大きなハードルの一つです。

しかし、CAB適性検査の背景や特性、対策方法を理解することでハードルを乗り越える手助けとなる情報を手に入れられます。

以下では、CAB適性検査に就活生から頻繁に寄せられる質問に基づき回答をしていきます。

CABテストには解答集・答え一覧があるの?

多くの就活生が悩むCAB適性検査です。

一般的な認識として解答集や答え一覧が求められることが多いですが、CABテストは非常に独自の構造を持っており公式の解答集や答え一覧は存在しません。

メジャーなテストとは異なりCABは特定の知識よりも思考力やアプローチの方法が問われるため、効果的な対策が求められます。

CABテスト以外のSE適性検査は何?

CABテスト以外にもSEやIT関連の職種を目指す人の適性を測るための検査は存在します。

GABとATPPはその代表例です。

GABは読解力を中心に評価し、ATPPは算数や数学の問題が中心となります。

GABやATPPテストもCAB同様、対策が必要となりますので適切な方法を見つけることが大切です。

CABテストは難しすぎるって本当?

「CAB適性検査は難しい」という声は多く、理由にはいくつかの要因が考えられます。

主に知識依存の問題が少なく、独自の問題構造や時間制限によるプレッシャーが挙げられます。

CABの特徴を理解して対策を行えば必ずしも不可能な試験ではありません。

適切な対策を通じて、CABへの挑戦を乗り越えることが重要です。

CABテストはどれくらいの時間配分で解けばいいの?

CABテストの時間配分は受検者にとって非常に重要なポイントとなります。

特にWeb-CABと紙の試験では問題の種類によって適切な回答時間が異なるため、事前の確認と練習を推奨します。

時間の目安を守りつつ効率的な解答方法を模索することで、試験に対する自信を持てます。

CAB適性検査対策はIT職を目指すなら必須

CAB適性検査はIT業界入職の鍵となる試験の一つです。

多くのIT企業がこの検査を採用基準としており、受験者には論理的思考やプログラム理解能力が問われます

合格は単なる試験通過以上の意義を持ち、実務スキル向上の足がかりとなります。

IT職を目指す者にとってCAB適性検査対策は業界での競争力を持つための必須項目と言えます。

短期的な試験対策だけでなく長期的なキャリアビジョンを持つならば、CAB適性検査への取り組みは避けて通れません。

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