「今の派遣先をすぐに辞めたい」
と考えながら、派遣先企業で日々仕事している派遣社員は少なくありません。
しかし当然のことながら、今すぐ仕事を辞めるとはいえ、仕事を急に来なくなる。
俗に言う「バックレ」ることはおすすめできません。
派遣業務をバックレることによって、派遣先企業に迷惑をかけるだけでなく、派遣会社も派遣先企業との派遣業務の契約違反となってしまうため、周囲に多大な迷惑をかける結果となってしまいます。
今の派遣業務をすぐにでも辞めたいと考えたとしても、なるべく円滑に、どの会社にもあまり迷惑をかけることなく上手にフェードアウトすることが大切です。
今の派遣先企業を辞めるときには、細心の注意を払いながら、慎重に慎重を重ねて辞めるようにしてください。
ところで、派遣先企業を辞めたとしたら、その後の仕事探しはどうすればいいのか?
そこまで考えて行きましょう。
バックレにはメリットがない!
今すぐ仕事を辞めたいとしても、仕事をバックレてしまうのはおすすめできません。
そもそももらった仕事は責任持って最後までしなくてはいけない…というのは大前提です。
バックレというのは、そんな仕事の責任を放棄するのに等しいので、その時点で人としてどうか…という部分は確かにあります。
もう少し具体的に、派遣先企業をバックレるべきでない理由をいくつか紹介しておきます。
バックレると派遣会社に迷惑がかかる
当然ながら、派遣社員とはいえ一人一人に仕事が割り振られているもの。
はけんしゃいんがバックレてしまうとなると、その仕事をする人がいなくなるので、その分業務に穴が空きます。
その分会社として業務にマイナスが生じるので、会社としては絶対にあってはならないことなのです。
そして、派遣先企業と契約している派遣会社にも迷惑がかかります。
派遣会社は、派遣先企業に派遣社員を派遣するという契約を結んでいるので、これが途中で反故になることで「契約違反」となってしまうわけです。
派遣社員本人のため、派遣会社のため、派遣先企業のためにも、誰にも迷惑をかけないために派遣社員は「バックレ」をするべきでないのです。
バックレに法的責任は生じない
派遣社員が派遣先企業の仕事をバックレたとしても、損害賠償請求など責任の追求を受けるということはありません。
損害の責任を追うのは基本的に、派遣社員を雇用している派遣会社です。
派遣社員のキャリアが不自然に途切れる
バックレると、派遣会社からの信用を失う、雇用を打ち切られるなどの理由から、すぐ仕事の紹介を受けられなくなります。
そうなると、次の仕事を受けるまでにブランクがあいてしまい、単純に収入が減ります。
そして、派遣社員として仕事するなかでのキャリアも一度途切れてしまうので、その後の仕事にも影響が出ます。
突発的にバックレたならなおさら、次の仕事を見つけるのが難しくなってしまうはずです。
「今すぐ辞めたい!」あなたがやるべきこと
「今の派遣先をすぐにも辞めたい」と思っているなら、あなたがすぐにでもやるべきことがあります。
派遣会社に相談する
まずは相談する必要があります。
相談するのは、「派遣先企業」ではなく、「派遣会社」に相談するべきです。
派遣会社に相談することで、派遣社員がより働きやすい環境を作るために他方に対策を考えてくれるはずだからです。
くれぐれも相談するときは派遣会社に「辞めたいと思っている」相談を持ちかけるようにしましょう。
少しでも早い段階で相談を
派遣会社に「辞めたい」という相談を持ちかけるときは、少しでも早くその相談を持ちかけるようにしてください。
基本的に派遣社員が「辞めたい」と意思を伝えてからも、諸々処務があるので多少時間がかかってしまいます。
「すぐにでも辞めたい」と思ったとしても、派遣会社に「辞めたい」意思を伝えるタイミングは1ヶ月前など早い段階に持ちかけるようにしてください。
派遣先企業への不満で辞めるのは難しい
今の仕事を辞めるには、派遣会社に「辞める」ことを認めてもらう必要があります。
しかし派遣会社に辞めるのを認めてもらうには、辞めるなりの理由を認めさせる必要があります。
その理由ですが、ただ単純に派遣会社に不満がある…といったものでは認められないことが多いです。
「仕事が合わない」
「職場の人間関係がうまくいってない」
など、個人の努力ではどうにもならない理由にすれば、認めてもらえる確率が高くなります。
文句ではなく、派遣先企業とのミスマッチを理由にすることにしましょう。
しかし当然、仕事を続けてほしい派遣会社としては、すぐに辞めてもらっては困る、ということで「なんとか続けてくれないか」という相談を持ちかけられることも覚悟しておきましょう。
自己都合退社は受け入れられやすい
また、俗に言う「自己都合退社」は辞める理由として認められやすいです。
「親の介護で」
「病気や怪我の治療」
など、自己都合退社を理由に持ち出すことによって、仕事を辞めたい意思を認められやすくなります。
派遣先企業に相談するのはNG
派遣先企業に「すぐ辞めたい」という意思を伝えるのはおすすめできません。
どんな理由だったとしても、「辞めたい」という意思を伝えられるのは、派遣先企業としてはいい気分がしないものです。
「そんなことをいうならもう来なくていい」
ということになり、結果派遣先企業と派遣会社とのトラブルになりかねません。
これでは、バックレたときと同じく、他方に迷惑をかける結果になりかねません。
「今すぐ辞めたい」と突発的に考えたとしても、派遣先企業にその話を持ちかけるだけはやめてください。
派遣先を辞めたあとの選択肢
うまく手続きと処理が進み、派遣先をうまく辞めることができたとしても、その後も変わらず人生は続きます。
その後どのように働いてくか、個人にあった働き方を考えていく必要があるのです。
今後の自分の人生設計と合わせて、働き方を考えていってください。
今の派遣会社に仕事を紹介してもらう
今の派遣会社に仕事を紹介してもらうのが、一番自然な流れです。
一度は仕事を「辞めたい」と思ったとしても、次は同じことをしないという約束をした上なら、派遣会社から仕事を紹介してもらうことができるはずです。
次の仕事では「今すぐ辞めたい」なんて言うことのないよう、なるべく長く仕事が続けられる努力を怠らないようにしてください。
別の派遣会社に登録して仕事を紹介してもらう
同じ派遣会社に仕事を紹介してもらうのが気まずいなら、別の派遣会社に登録し直して、新しい派遣会社に仕事を紹介してもらうという手もあります。
別の派遣会社には、今よりずっと福利厚生がしっかり整っており、派遣求人も充実している…。
なんてところも多いです。
別の派遣会社に登録しなおして、心機一転、自分にあった仕事でばりばり働くほうが性にあっている人も多いはずです。
具体的に、派遣会社をいくつか紹介します。
テンプスタッフ
大手派遣会社テンプスタッフはおすすめです。
8年連続で業績No1、業種カバー率100%など、扱う求人の多様さ、豊富さがまず注目のポイントです。
会社創立者が女性だということもあり、女性の働きやすさに気を配ってくれているので、女が働くのにぴったりです。
スキルアップ制度も豊富なので、登録しておけば、たとえ仕事探しをしないとしてもメリットがあります。

ミラエール
スタッフサービスが運営するミラエールは、無期雇用派遣を専門に扱う派遣会社です。
今後の働き方として、無期雇用派遣という働き方を選ぶのだとしたら、ミラエールに登録して仕事探ししてみるのも良いのではないでしょうか。


正社員に切り替えて就職活動する
もしあなたが派遣社員という働き方に限界を感じているとしたら、正社員に働き方を切り替えるのも一つの手です。
言うまでもなく「安定しない」と言われることも多い派遣社員と違い、正社員のほうが安定した働き方ができます。
まだあなたが20代など若いならなおさら、正社員に切り替えて仕事するのは難しいことではありません。
正社員に働き方を切り替える時利用するべき転職サイト
派遣社員から正社員へ働き方を切り替えるためには、それまで派遣社員として働いていたとしても、未経験の人でも働ける正社員求人を見つける必要があります。
そして「未経験でも働ける求人」の取扱いが得意なサイトはいくつかあります。
具体的にどのサイトか?
実際に紹介していきたいと思います。
ハタラクティブ
ハタラクティブは、これから仕事を探そうと考えている、特に20代の若者におすすめの就職サイト。
たとえ未経験だろうと、たとえあまり多くのスキルや資格を持っていなかろうと、ハタラクティブで相談すれば、きっとぴったりの求人が見つかるはずです。
「良い求人はないものか」
と困り果てているあなたこそ、ハタラクティブへ登録して仕事探しするべきです。

マイナビジョブ20’s
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まとめ
いかがだったでしょうか。
「今の仕事をすぐにでも辞めたい」と考えている派遣社員に向けて、今回は記事をご用意しました。
本当に今すぐ辞めたいと思ったとしても、バックレはいけません。
派遣会社に相談するなど、しかるべき手順を踏んだ上で、今の仕事をやめるようにしてください。