セールスエンジニアに興味があるけど、営業職と何が違うのか分からない方は少なくないでしょう。

セールスエンジニアのセールスとはつまり営業ですよね。

そこにエンジニアと付いたら何が変わるのでしょう。

この記事ではそんなセールスエンジニアと営業職の違いを解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

セールスエンジニアと営業職は何が違う？

セールスエンジニアと営業職は似ているようで、異なる職種です。

セールスエンジニアにも「セールス」という単語が含まれています。

「セールス」とは営業職のことですね。

セールスエンジニアと営業職は、どのように違うのかを、見ていきましょう。

セールスエンジニアは技術面に特化した営業職

セールスエンジニアと営業職で大きく異なる点は、セールスエンジニアには技術面の知識が求められることです。

営業職に比べて、より専門的な知識を踏まえた提案ができることが大きな特徴です。

また、その専門性から、技術的なサポートを求められることがあります。

セールスエンジニアと営業職で年収は違う？

マイナビAGENTによれば、セールスエンジニアの平均年収は467万円で、営業職の平均年収は447万円です。

一見、あまり差がないように見えます。

しかし、30代の平均年収を比較してみると、セールスエンジニアの平均年収は583万円で、営業職の平均年収は530万円です。

キャリアを重ねるごとに、セールスエンジニアの方が、年収が高くなります。

セールスエンジニアと技術営業の違い

セールスエンジニアと技術営業は仕事内容に大きな違いはありません。

どちらも、商談の場において、技術面の専門家として活躍する仕事です。

一般的に、セールスエンジニアはソフトウェア関連の商品を取り扱い、技術営業はハードウェア関連の商品を取り扱います。

定義が曖昧な部分があり、はっきりと区別は出来ないです。

技術営業の求人であっても、セールスエンジニアと同じ業務なこともあります。

セールスエンジニアの仕事内容は？

セールスエンジニアと営業職では異なる仕事だとわかりました。

では、具体的な仕事内容ややりがい、きつい仕事なのかを見ていきましょう。

セールスエンジニアの仕事内容

セールスエンジニアとは、商談の場において、技術的な面から提案を行う仕事です。

専門知識の少ない営業が対応する場合に比べ、営業の際に技術面の確認の手間がなくなるため、スムーズな対応ができることが特徴です。

営業に比べ、技術面でより詳しい知識を持っているため、クライアントの課題解決により役立つことができます。

エンジニアとしての側面は弱く、開発に携わる仕事ではないです。

しかし、専門的な知識をもっているため、それを活かしたアフターサポートなどの役割を求められることがあります。

セールスエンジニアのやりがい

セールスエンジニアは営業とエンジニアの2つの要素を活かしながら仕事をすることができます。

エンジニアでは感じられない、クライアントと直接対話しながら仕事をする営業のやりがいを感じることができるはずです。

また、営業では感じることのできない、自分の専門的な知識を活かしてクライアントの役に立つことのやりがいを感じることができるはずです。

セールスエンジニアはきつい仕事なの？

セールスエンジニアは営業職の面を持っているため、営業ノルマを課されることがあります。

ノルマがある仕事に対して、きついと感じる方が多いため、セールスエンジニアがきついといわれています。

また、クライアントと開発部門の中間にいる役割のため、板挟みになりやすいこともあります。

クライアントと、直接会話できるやりがいがある一方で、人間関係の悩みはどうしても生じてしまうものです。

セールスエンジニアはどんな人が向いている？

セールスエンジニアの場合、下記に該当する方は向いているといえます。

• IT業界に興味がある人
• 営業に興味がある人

IT業界に興味がある人

セールスエンジニアは、自分の取り扱う商品に対して専門的な知識が求められるうえに、常に最新の知識を持っている必要があります。

今までIT業界の経験が無くても、IT業界に興味がある人は、専門的な知識を身に着けることが苦にならないです。

営業に興味がある人

セールスエンジニアは、エンジニアはと違い、クライアントの元に直接出向きます。

現在エンジニアで、直接クライアントと対話することに興味がある人はセールスエンジニアに向いているといえます。

クライアントの喜ぶ顔が見れることが、やりがいだと感じられるエンジニアには、特におすすめできる仕事です。

セールスエンジニアは未経験でも大丈夫？

セールスエンジニアには専門的な知識が必要と聞いて未経験でも大丈夫か不安な方もいるでしょう。

ここでは、セールスエンジニアが未経験でも大丈夫か解説していきます。

エンジニアが未経験でも大丈夫

セールスエンジニアはエンジニアが未経験でも大丈夫です。

近年、急速にIT化が進んでいます。

しかし、それに対応できるIT人材が不足している現状にあります。

家電などの、私たちの生活に直接関わる部分にもIT化がされてきています。

IT人材が不足している今であれば、エンジニアのスキルが無くとも雇ってくれる企業は少なくないです。

エンジニアの知識を身に着けるやる気があれば、セールスエンジニアは未経験でも大丈夫です。

営業職が未経験でも大丈夫

エンジニアの知識があるけど、営業はやったことがない方もいるでしょう。

営業職の中でエンジニアの知識がある人は少ないです。

そのため、営業職の中で、あなたの人材としての価値は高くなります。

エンジニアの知識がある人材であれば、IT人材が希少であることも相まって、セールスエンジニアとして働き始めやすいです。

営業職が未経験でも、セールスエンジニアになって大丈夫です。

また、エンジニアの経験も営業職の経験がない方でも大丈夫です。

IT人材同様に、セールスエンジニアも人手不足であるので、エンジニアの経験も営業職の経験がない方でもやる気があれば、転職をするチャンスは十分にあると言えます。

セールスエンジニアに必要なスキルは？

では、セールスエンジニアになるためには、どのようなスキルが必要なのでしょうか。

セールスエンジニアも営業をするので、営業職と共通で必要なスキルもあります。

セールスエンジニアだけに必要なスキルと合わせて、それぞれ見ていきましょう。

セールスエンジニアと営業職で共通で必要なスキル

セールスエンジニアと営業職で共通で必要なスキルは、コミュニケーション能力と課題発見力です。

コミュニケーション能力は簡単にわかると思います。

クライアントと直接対話をするので、コミュニケーション能力はセールスエンジニアにも営業職にも不可欠です。

また、課題発見力も欠かせません。

セールスエンジニアも、営業職も、クライアントの課題に合わせた提案をしなければならないです。

しかし、クライアントが自社の課題を完璧に把握できているとは限りません。

セールスエンジニアも、営業職も、潜在的な課題を見つけだし、最適な解決策を提案することが求められています。

セールスエンジニアに必要なスキル

セールスエンジニアに必要なスキルは、当然ではありますが、ITスキルです。

専門的な知識があることで、より潜在的な課題を見つけやすくなり、セールスエンジニアが営業職に比べ有利になります。

また、セールスエンジニアはアフターサポートも求められます。

営業職に比べ、より寄り添っていくことも求められます。

そのため、より継続的にコミュニケーションをとる能力も必要です。

セールスエンジニアにおすすめの転職サイト・転職エージェント比較ランキング7選

セールスエンジニアの転職では、以下7社の転職サイト・転職エージェントがおすすめです。

※2024年8月調査時点の求人数を掲載。

doda

運営会社	パーソルキャリア株式会社
公開求人数	259,610件
対応エリア	全国
料金	無料

dodaは、国内最大級の大手総合型転職サイト・転職エージェントです。

セールスエンジニアの求人数も、その他の業界・職種の求人数も多く、たくさんの転職希望者に選ばれています。

dodaの累計会員登録者数は、2022年12月末時点で約750万人です。

求人は2024年8月時点で、約30万件（公開求人数は259,610件）もの取り扱いがあります。

「セールスエンジニア・アプリケーションエンジニア・FAE」の転職・求人情報は、2,000件ヒットしました。

エージェントサービスやスカウトサービスもあるので、忙しい方でも効率的に仕事探しができます。

転職サイト・転職エージェントの両方の機能があるサイトを選びたい人や、セールスエンジニアや異業種のさまざまな転職先を比較検討したい人におすすめです。

レバテックキャリア

運営会社	レバテック株式会社
公開求人数	23,622件
対応エリア	全国
料金	無料

レバテックキャリアは、IT・Web業界で活躍するエンジニア等の専門職に向けた転職エージェントです。

取り扱っている求人は基本的に経験者向けで、3人に2人が年収70万円UPを実現※1しています。

セールスエンジニアの求人数は、2024年8月時点で454件です。

またレバテックキャリアは、ITエンジニアが利用したい転職エージェントNo.1に選ばれた実績※2があります。

しかも希望企業への転職成功率は96%※3です。

面接で何を聞かれるか会社ごとに教えてくれたり、自分の分野に詳しいIT専門担当者が対応してくれたりといった点も魅力です。

今よりも良い企業に転職して年収を上げたいセールスエンジニア経験者や、内定率を上げたい人に向いています。

※1 2020年8月~2021年9月の実績
※2 2023年1月~2024年3月の実績 内定承諾者のうち､応募時年収と転職後年収の差分が70万円以上の割合
※3 日本マーケティングリサーチ機構調べ 調査概要：2021年1月期_サービスの比較印象調査

ギークリー

運営会社	株式会社Geekly
公開求人数	27,845件
対応エリア	全国
料金	無料

ギークリーは、IT・Web・ゲーム業界の転職に特化した人気の転職エージェントです。

2024年8月時点で、プリセールス・セールスエンジニアの求人は375件あります。

IT系転職に特化した転職エージェントの中でも、特に求人数が多いです。

公開求人27,845件に加えて、サイトには掲載していない非公開求人も、2024年7月時点で約8,000件保有しています。

また、過去の転職者からの情報をもとに、企業の情報や面接での質問内容などを教えてもらえる点も魅力です。

ギークリーの自社調査では、企業とのマッチングによって年収アップを叶えた人が平均8割以上というデータもあります。

IT職種専門のキャリアアドバイザーの手厚いサポートを期待する人や、転職成功率を上げたい人におすすめです。

ビズリーチ

運営会社	株式会社ビズリーチ
公開求人数	132,395件
対応エリア	全国
料金	無料

ビズリーチはハイクラス向けの求人だけを取り扱う、スカウト型の転職サイトです。

2024年8月時点で、「プリセールス・セールスエンジニア」を含む転職・求人情報は、1194件あります。

ビズリーチに登録しておくと、自分の情報を見たヘッドハンターや企業の採用担当者から、スカウトが届きます。

求人は基本的に何らかのスキルを持つプロフェッショナル向けであり、年収1,000万円以上の求人が3分の1以上※1です。

なおビズリーチの登録には審査が必要ですが、自分の市場価値を知るために役立ちます。

待っているだけで転職活動を進めたい人や、責任あるポジションや年収の高いポジションへの転職を希望する人におすすめです。

※1 2023年10月末時点

ワークポート

運営会社	株式会社ワークポート
公開求人数	103,735件
対応エリア	全国
料金	無料

ワークポートは、求人数の豊富さが特徴的な総合型転職エージェントです。

さまざまな業界・職種の求人を取り扱う転職エージェントですが、特にIT業界の求人数が多いことで知られています。

セールスエンジニアの求人も、2024年8月時点で474件と多いです。

全国47都道府県に拠点を持っている転職エージェントなので、住んでいる場所に関係なくお仕事を見つけやすくなっています。

また、便利な履歴書・職務経歴書作成ツールが用意されている点や、会員登録すると「CUBIC適性検査」ができる点なども魅力です。

地方で転職したい人や、セールスエンジニアの求人をたくさん見たい人におすすめの転職エージェントとなっています。

type転職エージェント

運営会社	株式会社キャリアデザインセンター
公開求人数	12,291件
対応エリア	全国
料金	無料

type転職エージェントは、エンジニアや営業職の転職に強いエージェントです。

2024年8月時点でセールスエンジニア・FAEの転職求人情報は、公開中の求人が54件、非公開求人が44件となっています。

セールスエンジニアの求人数が少なめではありますが、エンジニアや営業職の転職に特化したアドバイザーがいる点は強みです。

また、求人総数32,874件のうち、20,265件は非公開求人なので、登録すれば思わぬ好条件なお仕事と出会える可能性があります。

さらに「type」ブランドの転職サービスだけあって、転職相談会・セミナー・イベントなども開催しています。

転職の悩みをじっくり相談したい人におすすめです。

LHH転職エージェント

運営会社	LHH Japan（アデコ株式会社）
公開求人数	15,070件
対応エリア	全国
料金	無料

LHH転職エージェントは、ハイクラス向けの転職エージェントです。

スイスに本社を構える世界最大級の総合人材サービス企業「アデコグループ」が運営しています。

世界60ヵ国で展開しており、日系大手企業はもちろん、外資系企業への転職にも強いです。

さらにLHH転職エージェントでは、3人に2人が年収アップを実現しています。

転職後に上がった年収の平均は101万円です。

また、職種別のコンサルタントや、外国語が堪能なコンサルタントも在籍しています。

英語での面接対策にも対応可能です。

年収アップを目指す経験者や、語学力を活かして転職したい人に向いています。

【まとめ】セールスエンジニアと営業は技術面で大きく異なる仕事になっている

今回はセールスエンジニアと営業の違いを解説しました。

セールスエンジニアは営業に比べ、専門的な知識が求められるため大変な仕事ではあります。

しかし、セールスエンジニアの方が年収が高く、キャリアアップも望めます。

セールスエンジニアと営業職で迷われていたら、セールスエンジニアになることをおすすめします。