ダンプドライバーときくと男性が活躍する姿を思い浮かべる人が多いですが、じつは女性のダンプドライバーもたくさん活躍しています。

豪快なイメージがあるダンプカーを女性が颯爽と運転する姿を意外だと感じる人も、中にはいることでしょう。

この記事では女性もダンプドライバーとして働ける理由や仕事内容、年収などを解説していきます。

あわせてダンプドライバーの求人を多く扱う転職サイト・転職エージェントも紹介するので、興味のある女性はぜひチェックしてください！

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女性もダンプドライバーとして活躍できる理由3選

ダンプドライバーときくと、大きなトラックに砂利や砂を満載して豪快に走る姿がイメージされがちです。

そんなダンプドライバーですが、女性も問題なく活躍できます。

以下に挙げる3つの理由を見てみましょう。

いずれも女性に嬉しい要素ばかりですね！

早速見ていきましょう。

①荷物の積み下ろしをしなくてよい

ドライバーときくと、運転手自らが荷物を車に積み込んだり配送先で降ろしたりといった作業がイメージされやすいです。

ところがダンプドライバーの場合は違います。

ダンプドライバーが運ぶ荷物は主に砂利や砂、石などの建築資材です。

素手での積み込みは困難なので、ショベルカーを使って荷台に積み込むのが一般的です。

積み込みの間、ドライバーは運転席でその様子を見守るケースがほとんどなので体力の消耗もありません。

配送先に到着すると、荷台を傾けて積み荷を降ろします。

じつはダンプカーという名前はここからきているのです(dump=どさっとすてる)。

このようにダンプドライバーは、荷物の積み下ろしに体力や腕力が要求されません。

数あるドライバーのお仕事のなかでも、女性が活躍しやすいといえます。

②未経験からでも始めやすい

ダンプドライバーは、未経験からでも応募しやすいお仕事です。

ダンプドライバーにとって大切なのは職歴や学歴ではなく、適性だからです。

実際にダンプドライバーの求人広告に目を通すと、未経験者歓迎の求人がたくさん見つかります。

普通自動車免許さえもっていれば、経験者・未経験者問わずチャレンジできるのがダンプドライバーの魅力です。

また、企業によっては大型免許や大型特殊免許の取得をサポートしてくれます。

関門ともいえる免許取得を後押ししてくれるのは嬉しいですね！

➂家事や育児の時間が確保しやすい

ダンプドライバーは、工事現場への配送が主なお仕事です。

そのため工事現場での作業時間に合わせて積み荷を運ぶのが一般的で、日が暮れて現場作業が終了した後は配送の必要がありません。

つまり、現場作業が終わると同時にダンプドライバーのお仕事も終わるのです。

長距離の運送ドライバーの場合、配送先の土地で車中泊をするケースも少なくありませんが、ダンプドライバーは仕事が終わればきちんと家に帰れます。

家事や育児、プライベートの時間が確保しやすいので、女性からも人気があるお仕事なのです。

ダンプドライバーの魅力2選

そんなダンプドライバーですが、お仕事の魅力についてもう少し深堀しましょう。

ダンプドライバーの魅力はさまざまありますが、この記事では特に注目したい魅力を以下に2つ挙げました。

また、こちらの記事では関連性の高いお仕事として「軽貨物ドライバー」の魅力をたっぷりと掲載しています。

あわせて参考にしてください。

①1人の時間が多い

ダンプドライバーは、一日の大半を1人で過ごします。

煩わしい人間関係や上司からの小言からも解放され、のびのびと仕事ができるのです。

ダンプカーの運転中は、好きな音楽やラジオ番組をかけたりといった楽しみ方もできます。

車内を自分ひとりの空間として満喫できるのは、ダンプドライバーの大きな魅力です。

かといって、さみしい思いをすることもありません。

ダンプドライバーのなかには、無線を使って同じドライバー同士で会話を楽しむ人もたくさんいます。

1人の空間と仲間との会話が両立できるのは、ダンプドライバーならではの魅力です。

②運転好きな人にはピッタリ

ダンプドライバーのお仕事のほとんどはダンプカーの運転です。

運転が好きな人にとってはまさにピッタリなお仕事と言えます。

荷物の積み下ろしも自分でおこなわなくて済むので、運転にのみ集中できますよ！

ダンプドライバーの注意点2選

ここまでは、主にダンプドライバーの良い点や魅力について解説しました。

一方で押さえるべき注意点もあります。

女性がダンプドライバーを目指す際には、良い点にだけ目を向けずにこれらの注意点にも着目してください。

あわせてこちらの記事もチェックしましょう。

①雨の日は休みのケースが多い

ダンプドライバーの配送先は、多くの場合建築現場や工事現場です。

雨や雪の日、台風の日などは安全への配慮から現場での作業が中止されるケースがあります。

こうした場合には、当然ダンプドライバーのお仕事もお休みになるケースがほとんどです。

ダンプドライバーの給料体系は日給月給制が多く、悪天候によるお休みが続いた場合には収入にも大きく影響しかねません。

②精密なドライビングテクニックが必要

ダンプドライバーは、一般的な自家用車の運転とは違ったドライビングテクニックが要求されます。

特に重要なのは、バック運転の技術です。

積み込みや荷下ろしの際には、作業がしやすいポイントに正確にバック駐車する必要があります。

また、普段のドライブではアスファルトで舗装された道路を走行できますが、ダンプドライバーの場合は別です。

砂利道やでこぼこ道を大きなダンプカーで運転するのは、慣れと経験が必要です。

また、場合によってはガードレールがない崖みちを慎重に進まなければなりません。

単に運転が得意なだけでは、こうした道を運転するのは危険ですよね。

先ほど未経験でも挑戦しやすいと解説した一方で、高い運転技術が要求される点も覚えておきましょう。

女性ダンプドライバーにおすすめの資格2選

未経験でもチャレンジしやすいダンプドライバーですが、持っていることで採用がより確実になったり、年収アップが狙えたりする資格もあります。

この記事では女性がダンプドライバーにおすすめの資格として、以下の2つを解説します。

場合によってはこれらの保有を応募条件に設定している求人もあるので、見落とさないよう気をつけましょう。

大型免許

大型免許とは、最大積載量6.5t以上、車両総重量11t以上、乗車定員30人以上の車を運転できる免許で、正式には「大型自動車第一種免許」や、「大型自動車第二種免許」と言います。

大型自動車第二種免許は乗客を乗せて走るバスなどに費用な免許なので、ダンプドライバーは「大型自動車第一種免許」を取得しましょう。

大型免許を取得すれば大型ダンプの運転ができるので、仕事の幅がグンとひろがります。

普通自動車免許を取得して通算3年以上あれば受験可能なので、ぜひ取得を検討してください。

大型特殊免許

大型特殊免許は、全長12m以下×全幅2.5m以下×全高3.8m以下の大型特殊車両(ブルドーザーやクレーン車など)を運転できる免許です。

ダンプカー以外の車両も運転できれば、その分携われる業務も増えます。

余裕があればチャレンジしましょう。

ただし、この免許はあくまで「大型特殊車両で公道を走る際に必要な免許」であり、クレーン操作などの特殊操作ができる免許ではない点を押さえてください。

特殊操作に携わるには、玉掛け技能講習や移動式クレーン運転士免許実技教習などを受けなければなりません。

ダンプドライバーの主なお仕事内容

次に、ダンプドライバーのお仕事内容に焦点をあてましょう。

一口にダンプドライバーといっても、実は以下の2種類に大別できます。

それぞれの違いをよく理解して下さい。

普通ダンプドライバー

ダンプドライバーときいて多くの人が思い浮かべるのが、普通ダンプドライバーです。

主に砂利や砂、石などの工事資材を指定の工事現場まで配送するのがお仕事です。

先ほども解説した通り、荷物の積み下ろしを素手でおこなう必要がありません。

荷物の積み下ろしで体を痛めてしまうドライバーは多いですが、ダンプドライバーの場合はこうした心配がないのです。

女性はもちろん、年齢を重ねた方も続けやすいお仕事と言えます。

ただし時間内に資材の配送を完結させるため、最適なルート選びや渋滞回避をねらった早朝出勤なども大切です。

重ダンプドライバー

重ダンプドライバーとは、ダム工事や採掘現場など大規模な作業現場で重ダンプカーを運転するお仕事です。

大量の土砂や巨大な岩石など、通常の車両では運搬不可能なものを運搬します。

重ダンプカーは一般的な車両と比較すると非常に巨大で、中にはタイヤの直径が4mを超える車両もあるほどです。

あまりにも巨大なので公道の走行が許されておらず、現場に車両のパーツを持ち込んでその場で組み立てます。

一方で作業現場内のみでの運転になるため、免許や運転者資格などが定められていません。

つまり、大型免許や大型特殊免許を持っていない人でも運転できるのです。

とはいえ、通常はダンプカーや大型車両の運転経験が豊富な人が運転手に任命されます。

女性がダンプドライバーの求人を探すには？

女性がダンプドライバーの求人を探す場合、転職サイトや転職エージェントを活用しましょう。

転職活動が効率的になるだけでなく、採用に役立つサポートが受けられる場合もありますよ！

この記事では女性がダンプドライバーの求人を探すうえでおススメの転職サイト・転職エージェントを3つ紹介します。

また、これらの転職支援サービスは複数の併用が効果的です。

気になるものがいくつかある場合は、気軽に複数登録してください。

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女性ダンプドライバーに関するQ&A3選

最後に女性ダンプドライバーに関するQ&Aを見ていきましょう。

この記事では女性ダンプドライバーに関して多く聞かれる質問のなかから、以下の3つをピックアップして解説します。

Q.女性ダンプドライバーはどれくらいいるの？

A.男性と比べて非常に少ないのが現状です。

ダンプドライバーのみの男女比を調査したデータがないため、トラックドライバー全体の女性進出を考えてみましょう。

厚生労働省の調査によると、トラックドライバーとして働く女性は全体の約2.5%という結果でした。

ただし、ダンプカードライバーは荷物の積み下ろしに体力を必要としないため、女性でも挑戦しやすいお仕事と言えます。

出典:国土交通省 トラック運送業の現状等について

Q.将来女性ダンプドライバーは増える？

A.増える可能性があります。

運送業界は深刻なドライバー不足に悩まされており、政府は女性のドライバーを確保しようと、政府は「トラガールプロジェクト」というプロジェクトを発足しました。

参考:国土交通省自動車局貨物課 トラガール促進プロジェクト

運送業界のイメージ改革や働き方の改善が実を結べば、女性のダンプドライバーが増える可能性も十分にあります。

Q.ダンプドライバーの平均年収は？

A.約463万円です。

厚生労働省が運営する職業情報サイトでは、ダンプドライバーの平均年収を463.2万円と試算しています。

また、同サイトではハローワークの求人情報から平均的な月給を約25.6万円としています。

もちろん、経験や勤続年数が増えれば平均以上の年収も狙えるお仕事です。

まとめ～ダンプドライバーは女性も男性も活躍できる！～

この記事では女性のダンプドライバー事情について、仕事内容や魅力などさまざまな観点から考察しました。

まだまだ女性のダンプドライバーは少ないものの、実際は女性も男性も活躍できるお仕事です。

荷物の積み下ろしがラクだったり1人での仕事が多かったりと、ダンプドライバーならではのメリットもたくさんあります。

未経験者でも挑戦しやすい点も見逃せません。

この記事でダンプドライバーのお仕事に興味を持った女性は、記事内で紹介した転職サイト・転職エージェントなども活用しながらチャレンジしてはいかがでしょうか。