IT社会が発達するにつれ、プログラマー(PG)やシステムエンジニア(SE)など、IT人材の重要性が増してきています。

しかし、様々な理由からSEからの転職を考える人もいるでしょう。

とはいっても、「SEが転職しやすいお仕事には、どんなものがあるのか」といった事や、「なにか注意すべき点やポイントはあるのか」といったを押さえておかないと、転職を成功させるのは難しいですよね。

この記事では、SEから転職を考えている人に向けて様々な情報を解説していきます。

ぜひ参考にしてみてくださいね！

SEは転職が成功しやすい？

結論からいうとSEからの転職は比較的易しいと言えるでしょう。

というのも、SEのお仕事に求められるスキルや能力はITに関するものだけではなく、幅広いお仕事で活用できるものが多いからです。

次の項目では、SEとして身につけた能力が、他のお仕事でも活かせる例を解説していきます。

SEの経験は他の仕事にも活かせる？

SEは非常に専門性の高いお仕事ではありますが、日々業務に携わる中で様々なお仕事に活かせる能力が身につきます。

では、具体的にはどの様な能力があるのでしょうか？

以下に挙げる5つの例を見てみましょう。

• 問題解決力
• 分析力
• 計画を立てる能力
• コミュニケーション能力
• 論理的思考力(ロジカルシンキング)

一つ一つ詳しく解説していきます！

問題解決力

幅広い職業に活かしやすい能力の一つに、「問題解決力」があります。

SEのお仕事はシステムの保守や点検なども含まれますよね。

システムに不具合がうまれた場合、原因を特定してきちんと解決まで導くことができる問題解決力はIT業界にとどまらず、様々な分野で役立ちます。

分析力

もう一つ忘れてはならない能力が、こちらの「分析力」です。

何かしらの問題が発生した場合、解決しようと思っても、そもそも問題の原因を特定することができなければ、手の打ちようがありません。

SEのお仕事でも、システムに何らかの不具合が発生した場合に、単に対症療法を続けるだけではその先もずっと同じ処置を繰り返さなければならなくなりますよね。

そうならないためにも不具合の原因を分析によって特定し、根本的な解決をする必要があるのです。

こうした分析力は、あらゆるシーンで活用することが期待できますよ！

計画を立てる能力

SEのお仕事は短期間で終わるものばかりではありません。

この記事を読んでいるSEの方の中にも、数か月単位や数年単位で取り掛かるプロジェクトに携わった事がある方もいるのではないでしょうか。

プロジェクトが大規模なものになるほど、期限内に無理なく業務を完結させるための、緻密な計画が必要になります。

こうした高い計画立案能力は、IT業界以外でも色々な職場で歓迎されるでしょう。

例えば建築業界においても、工期を守るためには、作業のごく初期の段階で綿密な計画が練られます。

同職種、異職種にかかわらず、高い計画立案能力は大切です。

コミュニケーション能力

システムエンジニアのお仕事は、一人で完結させられるものではありません。

SEはプロジェクト全体に携わるお仕事ですので、元請けの会社とやり取りをすることもあれば、下請けの会社に発注をすることもあります。

また、プロジェクトを総合的に管理するお仕事という性質上、会議や打ち合わせなど、コミュニケーション能力を発揮する機会はたくさんありますよね。

コミュニケーション能力は、業界や業種・職種を問わず非常に大切な能力の一つで、いわゆる「ポータブルスキル」の1つでもあります。

SEとして培われた高いコミュニケーション能力は、転職する上でも大きな武器になりますよ！

論理的思考力(ロジカルシンキング)

SEとして養うことが出来る能力として忘れてはならないのが、「(論理的思考力(ロジカルシンキング)」です。

論理的思考力とは、「AであるからBである。よってCを行えばDの結果が得られる。」と言ったように、物事の筋道を明らかにして、順序だてて物事を考える能力のことです。

ソフトウェア開発の分野においては、論理的思考力は必須の能力です。

クライアントがもとめるサービスを実現するためには、「どの様な点に着目し、どのようなシステムをどのようなプログラムで実現するか。」と考える事が、SEの現場では日常的に行われます。

もし業務の中で意識していなかったとしても、知らず知らずのうちに、こうした高い論理的思考力が身についているでしょう。

一番オススメな転職先は経験を活かしやすい職場

SEが転職する上では、前職での経験が活かしやすい職場、つまりなるべく近い業種や職種を選ぶことがオススメです。

上に述べたように、SEとして養ったスキルは様々なシーンで発揮できますが、近い業種や職種への転職には、次の項目で解説するような様々なメリットがあるからです。

そのため、SEから転職するにはまずは近い業種や職種を軸に考えてみましょうね！

近い業種・職種がオススメな理由

では、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか？

主なものを３つ解説します。

• IT人材が不足している
• 即戦力として活躍できる
• 採用されやすい

それぞれしっかり押さえておきましょうね！

将来性がある

近い業種・職種がオススメな背景には、「現在の日本のIT業界には人材が不足している」と言うことがあります。

近年、日本のIT人材不足は様々な方面から指摘されており、将来的にはIT人材の不足はより深刻なものになると考えられています。

そのため、IT業界に身を置くことは即ち、「人材不足が深刻な日本のIT業界を支える重要なお仕事に携わる」と言えるのです。

言い換えれば、将来性があるともいえますね。

いまやIT業界は社会になくてはならないものです。

IT人材の需要はますます増加していくでしょう。

即戦力としての活躍が期待できる

近い業種や職種に転職する大きなメリットの一つに、「即戦力としての活躍が期待できる」という点があります。

全く未経験のお仕事に転職すると、新しい仕事に慣れるために、多くの時間が必要ですよね。

そうした試用期間の間は、給料が低くなる可能性すらあります。

転職先での即戦力としての活躍は、企業にとっても転職者にとってもメリットの大きい要素なのです。

採用されやすい

先程解説したように、近年日本のIT人材は、慢性的に不足しています。

そうした背景から、最近ではIT業界未経験でも応募できる求人がたくさんあります。

しかし、企業が一番欲しい人材はやはり経験者、つまり即戦力になってくれる人材です。

たとえ未経験者歓迎の求人であっても、経験者と未経験者が応募してきたときは、やはり多くの場合、経験者が採用されます。

このようにSEが転職しやすい職場を探すうえでは、なるべく近い業種や職種の求人に応募することがオススメなのです。

SEのオススメの転職先〜IT業界編〜

上で解説したように、SEが転職する上でオススメなのは、前職となるべく近い業界への転職です。

ではSEが転職しやすく、経験も活かしやすい転職先にはどの様な職場があるでしょうか？
下に一例を5つ挙げてみました。

• ITコンサルタント
• IT営業
• WEBデザイナー
• WEBエンジニア
• フリーランス

順番に見ていきましょう！

ITコンサルタント

ITコンサルタントとは、企業が抱えている問題をITの知識を駆使して解決に導くお仕事の事です。

企業からのヒアリングを通して、問題解決にあたってどの様なシステムを導入するべきか検討し、得られた結果をクライエントに提案し、業務の改善を図ります。

提案がクライアントに承認されれば、次にSEにどの様なシステムを開発すべきかつたえてSEに引き継ぎます。

このように、SEよりも初期の工程、いわゆる「上流工程」に携わる事ができるお仕事です。

SEとして培った知識、特に先程解説した「問題解決力」を遺憾なく発揮できるお仕事ですよ！

IT営業

2つめにオススメするお仕事はこちらの「IT営業」です。

IT営業とは、クライアントや見込み顧客に対し、自社のソフトウェアやIT機器などを売り込むお仕事の事です。

具体的には、「営業をかける相手がどの様な問題を抱え、またどの様なシステムを望んでいるのか丁寧にヒアリングし、相手に最適なITサービスを提供するお仕事」といえます。

上で解説したITコンサルタントと非常によく似ていますが、大きく違う点は「ITコンサルタントは問題解決がお仕事」、「IT営業は問題解決のためのサービスや商品を売り込むお仕事」と言えるでしょう。

営業職の特徴として、「実力次第でいくらでもキャリアアップがのぞめる」と言うことがあげられます。

そのため、上で解説したコミュニケーション能力に自信のある人にとってはねらい目のお仕事ですよ！

WEBデザイナー

WEBデザイナーとは、読んで字のごとく「WEBページのデザイン」を行う人の事です。

しかし、WEBページをデザインするだけがWEBデザイナーのお仕事ではありません。

WEBデザイナーは、クライアントから要望をヒアリングし、どの様なWEBページをどの様なデザイン、レイアウトで作成するか、また、どの様なコンテンツを盛り込むかと言ったような、WEBデザインの全ての工程に携わります。

また、魅力的なWEBページを作成するために、PhotoshopやIllustratorなどの画像編集ソフトも駆使します。

加えて、競合サイトに負けないWEBページを制作するために、競合サイトや市場の調査などを行う事も多いです。

デザイナーである以上、高い美的センスも求められますが、クライアントからの要望を聞き取りヒアリング力、市場を分析する分析力なども発揮できるでしょう！

WEBエンジニア

WEBエンジニアとは、IT業界の中でも特にWEBページの作成や、動画サイトの運営など、WEBの知識を駆使するお仕事の事です。

WEBエンジニアの業務は、大きく「フロントエンジニア」と「バックエンドエンジニア」の2つに分けられます。

「フロントエンジニア」とは、主にユーザーの目に見える部分の作成に携わるエンジニアです。

上で解説したWEBデザイナーが設計したデザインに沿って、より高品質なユーザーインターフェース(UI)やユーザーエクスペリエンス(UX)の作成を目指します。

一方「バックエンドエンジニア」とは、ユーザーの目に見えない部分、つまりWEBページの基になるプログラムを主に構成するエンジニアです。

また、それ以外にもサーバーのメンテナンスやデータベース管理なども行います。

上で解説したような業務の性質上、高いプログラミングスキルが求められるでしょう。

とくに、WEB開発の現場で試用されることの多い「Python」、「Java」、「PHP」などの知識があれば、現場では歓迎されますよ！

フリーランス

SEとしての技術や腕前、知識などに自信がある場合は、フリーランスとしての活躍も狙えます。

フリーランスとしてSEで働く際には、仕事の受注やクライアントとの交渉、時には確定申告まで、今まで会社が請け負っていたさまざまな事を自分で行う必要が出てくるでしょう。

しかし、「自分の裁量で働ける」、「自分が得意とする仕事にのみ集中できる」、など、様々なメリットもあります。

SEとしての実績に自信があり、同時に自宅での作業を望んでいたり、自分の好きな時に仕事をしたりしたい人は挑戦してみてもいいでしょう！

SEのオススメの転職先〜異業種・異職種編〜

上では、SEとしての経験やスキルなどを特に発揮しやすいお仕事を紹介しました。

では次に異業種・異職種への転職先を考えてみましょう。

異業種・異職種であっても、SEとしてのスキルを発揮できるお仕事はたくさんあります。

下にその一例を挙げました。

• 事務職
• マシンオペレーター
• 営業職

「せっかく転職するなら、違う業界で働きたい！」と考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね！

事務職

SEとしての経験を特に生かしやすい異業種の1つに、「事務職」があります。

SEのお仕事ではPCを使う機会が非常に多いですよね。

同じく事務職も、業務の中でPCを使用する場面は非常におおいです。

SEとして養った高いPCスキルは、事務職でも大活躍するでしょう。

また、事務職は多くの職種の中でも残業が少ないことが特徴です。

SEやPGのお仕事は、残業が発生する場合も多くありますが、事務職の仕事は時間内にその日の仕事が終わりさえすれば、残業の必要はありません。

SEの現場で培ったPCスキル、管理能力などを活かすことが期待できますよ！

マシンオペレーター

モノづくりの世界でも、SEの管理能力は歓迎されます。

ここで解説する「マシンオペレーター」とは、マシニングセンタなどの自動工作機械にプログラムを打ち込んで製品を作る人のことです。

今やモノづくりの世界では工作機械は必要不可欠なものの1つで、大企業はもちろん、中小企業から零細企業にいたるまで、多くの工場で稼働しています。

自動工作機械で試用されるプログラミング言語は、IT業界で使用されるものとは全くの別物ですが、「プログラムを打ち込んで機械を制御する」という点は、SEにとって抵抗のない部分ではないでしょうか？

加えてモノづくりの世界では、制作する製品の制度とならんで、「期限内に製品を納品する」と言うことが非常に重視されます。

このように、SEとして身につけた管理能力やプログラミングの知識などは、こうした異業種でも発揮することが狙えるのです。

営業職

高いコミュニケーション能力や問題解決能力を活かせる異職種に、営業職があります。

先程オススメのお仕事のひとつに、「IT営業」を挙げましたが、ここで挙げるのはIT業界以外の営業職です。

実はIT業界で働く人の中には、「IT業界から離れたい！」と考える人も多いのです。

理由はさまざまありますが、中でも小規模な企業で働くSEやPGはキャリアアップが難しいという事情も関係しています。

そんな方には、実力次第でどんどんキャリアアップしていける営業職が向いているといえるでしょう。

転職に成功しやすいSEの特徴

SEからの転職に成功しやすい人には、共通する特徴があります。

具体的には主に以下の様な特徴があげられるでしょう。

• 色々な事に興味を持てる人
• 新たな技術を学ぶことが好きな人
• 謙虚な姿勢を忘れない人

もし、ここで解説する特徴を今の自分にはない場合には、転職活動を進めながら徐々に身につけていく事をオススメします。

色々な事に興味を持てる人

転職の幅を広げるためには「色々な事に興味をもつ」と言うことが大変重要です。

というのも、1つの事にしか興味を向けられない人の場合、その興味に絞った転職先を探すと、必然的に理想とする求人の数が少なくなってしまうからです。

「IT業界はもちろん、ITの知識を活かせるお仕事であれば、色々な業界に興味がある！」という人は、自分が望む求人の数が大きく増えるでしょう。

新たな技術を学ぶことが好きな人

新たな職場で働く以上、業種や職種にかかわらず新しい技術を習得する必要があります。

たとえば、現在のようにソフトウェア開発の現場に転職した場合を考えてみましょう。

前職で得た経験やスキルを発揮する場は非常に多く、即戦力としての活躍が望める事は間違いありません。

しかし、経営方針や作業の流れなどは企業によって違うものです。

身を置く企業によって、新たなプログラミング言語のスキルや業務のノウハウ等を学んでいく事は、転職先での仕事ぶりを評価してもらうために必須の作業といえます。

このように、次々と新しい知識を吸収することが好きなSEの方は、転職が成功しやすいといえるでしょう。

謙虚な姿勢を忘れない人

いくら経験やスキルに自信があっても謙虚な姿勢を忘れない人は、IT業界に限らず多くの分野で信頼されます。

特に、ソフトウェア開発やITコンサルタントなど、チームワークが大切なお仕事では尚更です。

転職先の企業で実績を積むためには、仕事仲間からの信頼も欠かせない要素ですよね。

自信があるからこそ謙虚な姿勢を忘れない人は、転職先でも大きな活躍ができるでしょう。

転職に失敗がちなSEの特徴

では、次は逆にSEからの転職に失敗しがちな人の特徴にも目を向けてみましょう。

向いている人の特徴と、向いていない人の特徴の両方を自分と照らし合わせることで、より転職が成功しやすいSEの人物像が鮮明になりますよ！

• 能力やスキルばかりを重視する人
• 自分の能力をはっきりと理解できていない人
• 転職活動に中々踏み切れない人

順番に目を通していきましょう！

能力やスキルばかりを重視する人

職場で活躍するために重要なのは、なにも高い能力や豊富なスキルだけではありません。

職場の仲間との暖かいコミュニケーションや思いやりの精神なども、信頼を得るためには必須の要素です。

たしかに高い能力や豊富なスキルは優秀な人材に必要な要素です。

しかし、仕事で良い成績を残すことばかり考えて、ろくにコミュニケーションもとらずに日々黙々と仕事に取り組む社員を、仲間たちはどう見るでしょうか？

一緒に仕事をする仲間としては、近寄りがたい存在になってしまいますよね。

会社を1つの大きなチームと考えれば、最低限のコミュニケーションは必須です。

加えて、能力やスキルの高さばかりを面接で語ってしまうと、面接官にも悪いイメージを与えかねません。

多くの企業が求めているのは「孤高の一匹狼」のような社員でないと言うことを押さえておきましょう！

自分の能力をはっきりと理解できていない人

転職における面接の場では、自分の強みやスキルを明確に面接官に伝える必要があります。

そのため、自分自身の能力を理解しきれていない内に転職活動を行う人は、失敗してしまいやすいのです。

面接の場で堂々と自己アピールする準備をしっかりとしておきましょう。

転職活動に中々踏み切れない人

転職活動は、転職を決意した時点で始める事が大切です。

転職の成功を左右するものの一つに「年齢」があります。

一般的に転職が成功しやすい年齢は30代前半までと言われており、未経験の業界へ飛び込む場合には、年齢によるカベは更に高いです。

よほど優秀な実績やスキル、経験などがあれば、それらの要素を評価してもらえる場合もありますが、基本的には転職は若いうちが非常に有利と言えるのです。

転職に二の足を踏んでいるうちに何年も経過してしまったという人は少なくありません。

転職は大きな決断で迷ってしまう事も多いですが、「どうしても転職をしたい！」と決意したら、すぐに行動を開始してください！

SEから転職する上でのポイント

上では、SEからの転職に成功しやすい人と、そうでない人の特徴を解説しました。

ここでは、転職が成功しやすいSEの方と、そうでないSEの方のどちらのタイプも押さえておきたいポイントを6つ解説します。

• 転職の理由を明確にしよう！
• 自己分析はしっかりと！
• 企業研究もわすれずに！
• 転職活動は在職中に！
• 転職に有利な資格を取得しておく！
• 転職エージェントの活用はマスト！

どれもSEが転職する上で大切なものばかりなので、しっかり押さえておきましょうね！

転職の理由を明確にしよう！

転職を決意したら、まずは「なぜ今の職場からの転職を決意したのか」という根本的な部分を見つめなおしてください。

転職の理由が漠然としたままでいると、いざ求人広告に目を通しても、自分がどの様な環境で働きたいのかが分からないために、どの求人に応募すればいいのか迷い続けることになります。

そうならないためにも、「残業が多いのが不満」「キャリアアップが狙えない」など、自分が退職を決意した理由を明確にしておきましょう！

自己分析はしっかりと！

見つめなおすべき点は、退職理由だけではありません。

「自分がどの様なスキルをもっているのか」、「自分にはどのような強みがあるのか」、「自分はどの様な仕事に携わりたいのか」といった自己分析も、転職する上で必須の作業です。

この作業は、転職先に望む要素をより明確にするだけではなく、後の応募書類の作成や面接対策まで、転職活動全般に役立つ作業です。

転職活動における根幹をなす作業の1つなので、おろそかにしないようにじっくりと自己分析を重ねてください！

企業研究もわすれずに！

上では自分自身の情報を集める事の重要さを解説しました。

しかし、転職を成功させるためには、それだけでは不十分です。

もし応募したいと思える求人が見つかったら、必ずその企業の情報を可能な限り集めてください。

この作業を「企業研究」といいます。

企業研究を行う事で、応募先の企業が求める人材や、企業の強み、経営理念など転職を成功させるために重要な要素を沢山手に入れることができます。

特に、経営理念に関しては念入りに目を通すことがオススメです。

面接の場で「御社が経営理念の1つに掲げる、〜〜という部分に非常に共感します。」というやり取りができれば、面接官に良い印象を植え付けられますよ！

転職活動は在職中に！

先程、「転職活動は、転職を決意した時点で始める事が大切」と述べました。

しかし、だからといって転職のめどが何も立っていないうちにサッサと退職してしまうのは厳禁です！

退職をしてしまうと、当然その分の収入がなくなってしまいますよね。

転職活動は長く根気のいる作業なので、収入を得ながらじっくりと取り組む事が大切なのです。

また、もし退職してからの転職活動が長引くと、それだけ大きな空白期間を作ってしまう事にもなるのです。

長い空白期間は、転職活動においてネックになる要素の1つなので、注意しましょう。

転職に有利な資格を取得しておく！

転職したい業種がハッキリ決まっている場合は、有利になる資格を取得しておくと、転職が成功する確立がグンとあがります。

たとえば、事務職への転職を考えている場合は「日商簿記検定」の取得を狙うという具合です。

転職に向けて資格を取得しておけば、面接官にも大きな熱意や説得力を感じてもらえるだけではなく、企業によっては資格手当が支給される事もあるでしょう。

またIT業界内で転職を検討している場合には、資格以外にもスキルが求められる場合が多いです。

そのため転職したい職種に求められるスキルを理解し、身に着けておきましょう！

具体的にはプログラミングスクールを利用するのがおすすめです！

おすすめのプログラミングスクールについて簡単にまとめます。

ネットビジョンアカデミー

コードキャンプ

転職エージェントの活用はマスト！

上では、転職活動は働きながら行う事の重要性を解説しました。

しかし仕事をする一方で、上で解説したような自己分析や資格取得を並行して行う事は非常に困難であると言わざるを得ません。

そこで、心強い味方となってくれるのが「転職エージェント」です。

転職エージェントに登録をしておけば、働いている間でも、資格取得の為に勉強をしている最中でも、自分の代わりに転職先を探してくれます。

それだけではなく、自分一人では難しい自己分析や面接の対策などのサポートも行ってくれます。

SEが転職を成功させる上では、転職エージェントの活用はマストであることをまず理解してくださいね！

SEの転職成功のカギは転職エージェント・転職サイト

先程述べた通り、SEの転職活動には転職エージェント・転職サイトの力が必要不可欠です。

そこでここでは、「即戦力になりたい方」と「未経験のお仕事に挑戦してみたい方」の2つのタイプ別にオススメの転職エージェント・転職サイトを紹介します。

転職エージェント・転職サイトを活用する上でもう一つ覚えておきたいのは、「転職エージェントは複数利用する」という事です。

紹介してもらえる求人数の増加、複数のエージェントからの多角的なアドバイスなど、様々なメリットがあります。

ぜひ複数の転職エージェント・転職サイトに登録して、転職を成功させてくださいね！

即戦力になりたい人向け

何度か触れてきたように、SEが転職する上ではスキルを活かせるお仕事に就くのが堅実です。

そこでここでは、IT業界に特に強い転職エージェントを紹介します。

転職ドラフト

転職ドラフトの特徴は、競争入札形式の転職サービスだという点です。

経歴やスキルをレジュメに記入して審査を通過すると、自分の情報を見た企業から指名を受けることができます。

多くの企業が欲しがる人材には、高い年収・良い条件で、複数の企業から指名が来るというシステムです。

好条件で活躍できる転職先をお探しの経験者におすすめとなっています。

レバテックキャリア

1つ目にオススメする転職エージェントは、こちらの「レバテックキャリア」です。

レバテックキャリアは、ITエンジニア・Webデザイナーの転職に強い転職エージェントです。

豊富な求人数、高い転職成功率、充実のサポート体制など、転職活動を成功させるためのあらゆるサポートを提供しています。

ITエンジニア・Webデザイナーの転職を検討している方は、ぜひレバテックキャリア利用してみてくださいね！

ワークポート

つづいてオススメする転職エージェントは、こちらの「ワークポート」です。

ワークポートもIT業界に特化した転職エージェントで、特にWEB系の求人が充実しています！

キャリアカウンセリングではあなたの希望やスキルをヒアリングし、最適な求人を紹介してくれますよ。

具体的には面接対策として面接の練習やアドバイスを担当してくれます。

内定後のサポートもあり、入社後もキャリアアドバイザーがサポートしてくれるため、安心して利用できるのがメリットです。

ワークポートは、あなたの転職を成功させるための万全のサポート体制を整えています。

ぜひ、ワークポートを利用してみてくださいね。

未経験のお仕事に挑戦してみたい人向け

「IT業界からはなれたい…。」と考えている方は、思い切って未経験のお仕事に飛び込んでみるのも1つの手です。

ここでは、未経験の世界への転職に強い転職エージェントを2つ紹介します。

• doda
• ビズリーチ

doda

1つ目にオススメする転職エージェントは、こちらの「doda」です。

IT業界はもちろん、建築、飲食など幅広い分野の求人広告を多数取り扱っています！

総合的な転職エージェントなので、色々な求人を見比べるのにもおすすめです。

他の転職エージェントと同様に無料で利用でき、面接対策などのエージェントサービスも手厚いのが特徴ですね。

年収査定やレジュメビルダーなど転職準備のコンテンツが充実しているので、とりあえず登録してみるのもおすすめです。

ぜひdodaを利用してみてくださいね。

ビズリーチ

解説にもあった、SEの現場で身につけた能力を活かしてハイクラスな求人に応募したい方には、こちらの「ビズリーチ」がオススメです。

登録をしておけば、優良企業から直接声がかかる事もありますよ！

またビズリーチはハイクラス転職に特化しているため、年収を大幅に上げるチャンスです。

ビズリーチで紹介してもらえる求人は年収600万円以上になっているので、年収を上げたいと思っている方におすすめ！

ただしビズリーチの登録には審査があるため、登録できない場合もあります。

登録するために応募するのは誰でもできるので、ぜひビズリーチを利用してみてくださいね。

まとめ〜SEの転職が成功しやすくなるか否かは転職先選びがカギ〜

この記事では、SEの方が転職を成功させるために役立つ情報を色々と解説しました。

一番堅実な転職は、スキルが活かせるお仕事に就くことですが、もちろん異業種・異職種への転職が不可能と言うわけでは決してありません。

記事の初めに解説した通り、SEの現場では様々なお仕事で役立つ能力が身につきます。

自己分析を重ねることで、身につけた能力や強みをハッキリさせておきましょう。

また、転職を成功させるためには複数の転職エージェントを利用することが必須です。

一人きりで転職活動を行うことは、膨大な労力と時間が必要なだけではなく、孤独感にも襲われてしまうでしょう。

複数の転職エージェントの力もかりつつ、ぜひ転職活動を成功させてくださいね！