モノづくりの現場に欠かせないCADオペレーターですが、未経験でも転職できるのでしょうか?
これからCADオペレーターに挑戦する人にとって、未経験と言う肩書がネックにならないか気になりますよね。
この記事では未経験からCADオペレーターに転職したい人に向けて、未経験でも転職可能なのか、転職成功のためにどんなポイントがあるのかといったことを中心に、CADオペレーターへの理解を深める情報を掲載します。
あわせて、未経験からCADオペレーターを目指すうえで欠かせない転職サイト・転職エージェントも紹介します。
最後まで目を通して、未経験からのCADオペレーター転職を成功させてください!
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CADオペレーターは未経験でもなれる!
結論から言うと、未経験でもCADオペレーターへの転職は可能です!
以下に主な根拠を5つ挙げました。
未経験でもCADオペレーターになれる理由5選
- CADオペレーターは人手不足
- CADオペレーターが活躍する現場がたくさんある
- 未経験者の転職は珍しくない
- 文系・理系関係なく活躍できる
- 必須の資格がない
またこちらの記事では、関連する職業として建築士のなり方を解説しています。
興味のある方はチェックしてください。
①CADオペレーターは人手不足
まずCADオペレーターの人手不足が挙げられます。
企業は少しでも多くのCADオペレーターを確保しようと、未経験でも応募できる求人を掲載したり研修制度を整えたりと、未経験者が転職しやすい環境を整えています。
実際に求人広告に目を通すと、未経験者歓迎の求人がたくさん見つかりますよ!
ただし、企業によっては役職の経験やマネジメント経験といった実務経験以外の経験を求められる場合もあるので注意しましょう。
②CADオペレーターが活躍する現場がたくさんある
CADオペレーターは、さまざまなモノづくりの現場で活躍しています。
製造業や建築業、アパレル業などCADオペレーターが働く業界は多種多様です。
自分の好きな業界のCADオペレーターに転職すれば、仕事にも張り合いが出ますよね。
ただし、一口にCADといっても働く業界によって使用するソフトが違うので、求人に応募する前に応募先の企業が使用しているCADソフトをチェックしてください。
特に3DCADが求められる職場では、2DCADの技術だけでは転職が難しい可能性が高いです。
③未経験者の転職は珍しくない
現在活躍しているCADオペレーターのなかには、未経験からキャリアをスタートさせた人も多くいます。
厚生労働省が運営する職業情報提供サイト「jobtag」のデータを見てみましょう。
現役のCADオペレーターに入職前の実務経験について質問したところ、約22%の人が「特に必要ない」と回答しています。
もちろん経験があるほど有利と言えますが、未経験がネックになって転職できないわけでは決してありません。
これまでの仕事で意識してきた点や成功体験などが評価されれば、未経験での転職も十分狙えます。
後ほど解説する求められるスキルや向いている人の特徴などを経験談に絡めれば、面接官に好印象を与えられますよ。
④文系・理系関係なく活躍できる
CADオペレーターは、図面を作成するお仕事です。
そのため、理系の人でないとCADオペレーターへの転職は難しいと考える人もいますが決してそんなことはありません。
確かにCADには座標や角度といった理系の概念がたくさん登場します。
とはいえ、実際にCADオペレーター自身が複雑な計算をするわけではありません。
正確な数値や指示さえ打ち込めば複雑な計算や処理はPCがやってくれるのです。
文字や数値にミスさえなければ、文系の人でも理系な人でも同じ図面を作成できます。
もしCADが理系の人にしか使えないソフトであれば、爆発的な普及もしていません。
④必須の資格がない
業界や業種によっては、未経験者であっても一定の知識や資格の保有が応募条件に設定されているケースも少なくありません。
転職シーンにおける「未経験」とは「実務経験が無いこと」を意味している場合が多いからです。
一方CADオペレーターの場合、未経験者向きの求人のなかには知識や資格が応募条件に設定されていないものもたくさんあります。
資格職でないCADオペレーターにおいて、未経験者が転職する上では適性が重視されるケースが多いです。
CADオペレーターに転職する未経験者が持っておきたいスキル3選
上では、未経験でもCADオペレーターに転職できる理由を3つ解説しました。
とはいえ、だれでも無条件でCADオペレーターに転職できるわけではありません。
未経験者がCADオペレーターに転職する上では、経験を補うスキルが求められます。
以下に挙げる3つのスキルを見てください。
CADオペレーターに転職する未経験者が持っておきたいスキル3選
- コミュニケーションスキル
- マネジメントスキル
- PCスキル
こちらの記事では、建築業界全体で求められるスキルを解説しています。
あわせて参考にしましょう。
①コミュニケーションスキル
あらゆるお仕事で求められるコミュニケーションスキルですが、CADオペレーターにとっても重要なスキルです。
CADオペレーターのお仕事は1人で黙々と作業する機会も多い一方、デザイナーや設計士とのコミュニケーションも頻繁に発生します。
周囲の人間とのコミュニケーションが足りないと、誤った理解のまま製図を進めかねません。
設計図や図面は、その後の工程の基礎となる重要なアイテムです。
周囲の人間と緊密に連絡を取りあって情報を共有しあえば、図面の正確性もあがります。
もし少しでも不明な点があれば、デザイナーや設計士に迷わず確認する姿勢も欠かせません。
図面に書き込んだ数値が1mm違うだけでも、後の工程に悪影響を与えるからです。
普段から仕事仲間とのコミュニケーションを意識している人は、CADオペレーターへの転職後も円滑な作業が狙えますよ。
②マネジメントスキル
CADオペレーターは、常に納期との戦いです。
自分の作業スピードや仕事量などさまざまな要素を管理しなければ、あっという間に納期が迫ってきます。
特に怖いのが納期が目前に迫った状態での仕様変更です。
小さな修正で済む場合はともかく、大幅な仕様変更の場合は図面の大部分を修正しなければいけないケースもあります。
このようなイレギュラーも想定したうえで仕事を管理できる人は、厳しい納期のなかでも上手に作業をさばけます。
逆に作業のマネジメントが上手くできないと、作業の優先順位がつけられなかったり納期を間違えたりしかねません。
CADオペレーターは、プロとして納期を厳守する必要があります。
納期を逆算して仕事を管理できれば、現場でも重宝されますよ。
③PCスキル
CADオペレーターは、PCを使うお仕事です。
そうである以上、基本的なPC操作は必須と言えます。
基礎的なショートカットキーやある程度のタイピングスキルは身につけておきたいところです。
職場によってはCADオペレーターと簡単な事務職を任されるケースもあります。
こうした場合にはエクセルやワードといったソフトの知識が必要です。
また、CADオペレーターのお仕事のみを任される場合でも、日々の業務日報や作業報告書の作成シーンではCADソフト以外のPC操作が求められます。
応募に際しては、CADでの製図以外にどのような仕事を任されるのか確認してください。
入社後予想外の仕事を任されても慌てないように、事前のチェックを心がけましょう。
お仕事を検索
CADオペレーターに向いている人6選
つぎに、CADオペレーターに向いている人について考えましょう。
この記事ではCADオペレーターの業務内容を踏まえ、CADオペレーターに向いている人として以下の5項目を挙げました。
CADオペレーターに向いている人5選
- 正確な仕事ができる人
- 迅速に作業ができる人
- 集中力が高い人
- デスクワークが得意な人
- 勉強意欲が高い人
- 几帳面な人
いずれもCADオペレーターにとって重要なものばかりです。
既にこれらの特徴を備えている人はより磨きをかけ、身についていない場合は積極的に習得しましょう。
①正確な仕事ができる人
モノづくりの世界は、図面に沿って製作が進行します。
つまり、図面の情報に誤りがあるとその後の工程全てが狂ってしまうのです。
CADオペレーターは、モノづくりの上流工程に携わるお仕事として高い正確性が求められます。
さらにデザイナーや設計士からの指示をきちんと把握しないと、そもそも正確な図面は作れません。
やり取りの内容に齟齬があると、自分では正確な図面を作成したつもりでも本来の指示とはかけ離れた図面が出来上がってしまいます。
このようにCADオペレーターにおける正確性には、正確な図面作成能力だけではなく周囲とのコミュニケーションも影響するのです。
普段から正確性を重視して仕事をしている人は、ぜひ面接の際にアピールしてください。
②迅速に作業ができる人
CADオペレーターは、日々納期に追われるお仕事です。
上で解説した通り、CADオペレーターには極めて高い正確性が求められる一方で、納期を確実に守る仕事も求められます。
正確性を重視するあまり作業スピードがおちてしまっては、CADオペレーターとしての活躍は難しいです。
作業スピード向上のためには、CADスキルのブラッシュアップだけではなく効率的に作業を進めるための工夫も欠かせません。
例えば面取りの処理は一つ一つおこなうよりも、最後にまとめて行った方が効率的な場合があります。
また、プログラミングを用いて作業の効率化を図る人も多いです。
「迅速な業務遂行に必要なものは何か」を常に考えて工夫やブラッシュアップを続ければ、職場からの信頼も得られやすいですよ。
前職で効率的な作業遂行のために工夫していたことなどを話すと、採用担当者へ良い印象を与えられます。
③集中力が高い人
上では「高い正確性」と「迅速な業務遂行」の2点について解説しました。
これら2つの両立に欠かせないのが、高い集中力です。
図面には破線や実線、鎖線といったさまざまな種類の線や、細かな数字などがびっしりと描き込まれます。
CADオペレーターになりたての頃はこうした膨大かつ細かな情報に混乱して、誤った情報を描き込むケースも少なくありません。
また、迫る納期にプレッシャーを感じて作業を焦るあまり、製図にミスが生じるケースも多いです。
与えられた仕事に集中して取り組める人であれば、こうした危険も回避しやすいです。
漫然とした仕事は、のちのち大きなトラブルに繋がります。
正確性と迅速性の両立には、長時間の作業にも耐えられる高い集中力が不可欠です。
④デスクワークが得意な人
CADオペレーターのお仕事は、ほとんどがデスクワークです。
カラダを動かすお仕事よりも座り仕事が好きな人は、CADオペレーターにも向いています。
体を激しく酷使する場面もないので、怪我のリスクも少ないです。
ただし、長時間のデスクワークにはストレートネックや腰痛・肩こりなどのリスクも伴います。
座り仕事がおもなCADオペレーターには、こまめに体を動かしたりストレッチをしたりといったケアも欠かせません。
⑤勉強意欲が高い人
IT技術は日々猛烈な勢いで進化を続けています。
CADソフトもさまざまな種類が登場しており、アパレルに特化したものや建築設計に特化したものなど、ラインナップは多種多様です。
勉強意欲が高い人であれば、こうした進化にもついていけます。
特に3DCADに関する知識は重要です。
アパレル業界や精密部品・精密機器の分野では2DCADだけではなく、3DCADを使用する機会が頻繁にあります。
さまざまなCADスキルを勉強できれば、活躍の幅も広がります。
日々進化を続けるIT技術に適応するには、高い勉強意欲が不可欠です。
⑥几帳面な人
几帳面な人もCADオペレーターの世界で歓迎されます。
設計図になによりも求められるのは、正確な情報です。
1つの間違いも我慢できないほどの几帳面さは、正確な製図に役立ちます。
大雑把な仕事ぶりでは、自分の評価が下がるだけではなく他の工程に携わる人にまで迷惑がかかるのです。
過度な几帳面さは他の職場ではむしろネックになるケースもありますが、CADオペレーターの現場では重要な性格です。
面接の場で「使ったものは元の場所に戻さないと気が済まない」「仕事のチェックが苦ではない」といったエピソードを披露すれば、採用担当者の関心を惹きやすいですよ!
未経験者のCAD技術の勉強法3選
未経験者がCAD技術を身につけるには、どのような方法があるのでしょうか。
もちろん研修やOJTでの習得も可能ですが、転職前にCAD技術を身につければ実務経験が無いネックを跳ね返しやすいです。
ここではCADオペレーター未経験者におすすめのCAD勉強法を3つ解説します。
以下の3項目を見てください。
未経験者のCAD技術の勉強法3選
- 独学
- 職業訓練を受講する
- 専門スクールへ通う
いずれの方法も有効なので、自分に合った方法を選んでください。
①独学
もっとも取り掛かりやすい方法が、独学です。
本屋さんの専門書コーナーなどを見ると、CADソフトに関する書籍がたくさん見つかります。
未経験者向けのものも多く出版されているので、CADを触ったことがない人でも勉強可能です。
初心者向きの本では高度な応用術などは習得しにくいものの、未経験者のCADオペレーター転職を有利にする知識は得られます。
また、動画での学習も効果的です。
本での学びと組み合わせて活用すれば、即戦力になれるだけの技術習得が狙えます。
一方でモチベーションの維持や時間のマネジメントが必要なので、計画的な勉強が苦手な人は難しいですが、独学が得意な人は本屋さんや教育動画などをチェックしましょう。
②職業訓練を受講する
職業訓練とはハローワークが主催する制度です。
現役のプロフェッショナルから無料でノウハウを学べるのが魅力で、多くの人が利用しています。
離職中であれば月10万円の給付金を受けつつ、さまざまなお仕事のノウハウを身につけられます。
在職中の場合、一定以上の収入があれば給付金の受給はできないものの、無料の職業訓練は受講可能です。
訓練機関や開催時期は居住地域によって異なるので、お住まいの地域を管轄しているハローワークに問い合わせましょう。
③専門スクールへ通う
費用は掛かるものの、専門スクールへ通うのも良い選択です。
最近ではwebデザイン技術やプログラミングスキルなど、さまざまなIT技術を身につけられるスクールがあります。
CAD技術も例外ではありません。
経験者向きのカリキュラムはもちろん未経験者の技術習得にフォーカスした講義もたくさん開講されているので、興味のある人は受講しましょう。
独学よりも深い学びが得やすく、費用が発生している分モチベーションの維持にもつながります。
また先ほど解説した職業訓練は、近くに職業訓練校がないおそれもあります。
一方スクールはオンラインで受講が完結できるものも多いので、どこに住んでいても受講可能です。
未経験からCADオペレーターに転職するなら転職サイト・転職エージェントが必須
未経験からCADオペレーターを目指す場合に欠かせないものがあります。
それは、転職サイトや転職エージェントの活用です。
未経験の分野へ転職する場合は、詳細な求人情報やプロによるサポートが欠かせません。
技術職であるCADオペレーターともなるとなおさらで、独力のみでの転職は非常に困難です。
とはいえ、山のように存在する転職サイト・転職エージェントのなかからどれを選べばよいのか迷ってしまいますよね。
そこでここでは、未経験でCADオペレーターに転職したい人におすすめの転職サイト・転職エージェントを3社に選りすぐって紹介します。
未経験でCADオペレーターを目指すうえで必須な転職サイト・転職エージェント3選
- GATEN職
- 建職バンク
- ワークポート
また、こちらの記事では転職エージェントの効果的な活用法を詳しく解説しています。
転職エージェントの利用が初めての場合は、ぜひ目を通してください。
GATEN職
- GATEN職の特徴現場系のお仕事全般の求人を掲載している
- 建築業界の求人だけで1,000件以上掲載されている
- 正社員からアルバイトまで様々な雇用形態の求人を見つけられる
- 希望条件を詳細まで絞って検索できる
- 動画から求人を探すことができる
サイト名 | GATEN職 |
「設計事業」の求人数 | 約130件 |
対応地域 | 全国 |
利用料 | 無料 |
GATEN職は建築業界や現場系のお仕事を専門に掲載している転職サイトです。
細かな条件を設定しての求人検索が可能で、ストレスなくお仕事探しができます。
自身での求人検索とあわせて活用したいのが「スカウト機能」です。
求人を掲載している企業から直接面接を打診されるシステムで、見落としていた優良求人に出会う可能性もありますよ!
アルバイトや契約社員といった、正社員以外の雇用形態にも対応しています。
建職バンク
- 建職バンクの特徴建設業界に特化した転職・求人サイト
- 業界最大の求人数
- 建設業のプロによるサポートがある
- 履歴書作成や面接もサポートしてもらえる
サイト名 | 建職バンク |
「CAD」をキーワードに含む求人数 | 約630件 |
対応地域 | 全国 |
利用料 | 無料 |
エージェントのサポートが欲しい場合は、建職バンクを利用しましょう。
建設業界に精通したプロが、面接対策や履歴書の作成など1人では難しい作業を強力にバックアップしてくれます。
求人数も豊富なうえ、非公開求人もたくさん保有しています。
未経験であることを担当者に伝えれば、レベルに応じた求人を紹介してくれるので安心です。
ワークポート
ワークポートの特徴
- IT・WEB分野に強い
- 紹介してもらえる求人量が多い
- コンサルタントの手厚いサポート
サイト名 | ワークポート |
「CAD」をキーワードに含む求人数 | 約4,000件 |
対応地域 | 全国 |
利用料 | 無料 |
ワークポートは、IT業界の求人を得意としている転職エージェントです。
求人数が非常に多く2023年4月時点で、「CAD」をキーワードに含む求人数は約4,000件というボリュームを誇ります。
コンサルタントの手厚いサポートも見逃せません。
これまでのキャリアやスキル・希望条件などを丁寧にヒアリングして、利用者の希望に沿った求人を紹介してくれます。
お仕事内容も自動車製造や建築設計などバラエティー豊かです。
未経験者がCADオペレーターに転職するポイント5選
次に、未経験者がCADオペレーターへの転職を成功させるポイントを見ていきましょう。
単にスキルや素質があるだけでは、転職成功は難しいです。
求職者自身が意識すべき点やポイントもたくさんあります。
以下に挙げた5つのポイントを見てください。
未経験者がCADオペレーターに転職するポイント5選
- 転職サイト・転職エージェントを活用する
- 関連資格を取得する
- 指導方法をチェックする
- どんな業界で働きたいのか明確にする
- 素質があることをアピールする
また、転職活動は在職中にすすめるのが基本ですが、事情があって退職後、あるいは離職中にお仕事探しをしなければならない人もいます。
そんな時に頭が痛いのが「お金」の問題です。
こちらの記事では転職活動中の上手なお金のやりくりを詳しく解説しています。
参考にしてください。
①転職サイト・転職エージェントを活用する
何といっても転職サイト・転職エージェントの活用は外せません。
転職成功のカギの1つが、求人広告の情報量です。
ハローワークや新聞の求人広告には、必要最低限の情報しか載っていません。
得られる情報が少ないと、そもそも理想の求人に近いかどうか判断できませんよね。
こうした求人にむやみに応募するのは危険です。
転職サイトや転職エージェントに載っている求人広告には、職場の雰囲気や詳しい業務内容などが記載されているケースが多いです。
また、スカウトサービスや担当のエージェントなどを通じて、企業とやり取りできる機会もたくさんあります。
求人広告に載っていない情報を直接聞きだすチャンスです。
もちろん、エージェントによるサポートも役立ちます。
②関連資格を取得する
CADオペレーターに関連する資格を事前に取得しておけば、転職への熱意やポテンシャルを期待されるだけでなく、入社後のスムーズな業務開始にも役立ちます。
CADの関連資格はさまざまあり、難易度の高いものは受験資格に一定以上の実務経験が設けられているケースがほとんどです。
一方で、受験資格が設けられていない資格もあります。
つまり、誰でも受験可能な資格です。
CAD関連の資格で受験資格が設けられていないものの例を見てみましょう。
受験資格がないCAD関連の資格
- CADデザインマスター
- 建築CAD検定試験
- 3次元CAD利用技術者試験2級
受験資格が設けられていないとはいえ、何の対策もせずに受験するのは無謀なので、過去問題集や参考書などで勉強してから挑戦しましょう。
各資格の公式ホームページや書店の専門書コーナーなどをチェックしてください。
③指導方法をチェックする
未経験者がCADオペレーターに転職する場合、会社での指導方法にも注目しましょう。
たとえばしっかりとした学びの場が欲しい人は、研修制度が充実している企業への転職がおすすめです。
会社が望む人材に育て上げる研修なので、実践的かつ有効な技術を身につけられます。
一方すぐにでもCADオペレーターとして働きたい人は、OJTで技術を教えてくれる会社がおすすめです。
多くの社員に一度に教育する研修と比べて、指導する側は指導される側のクセや改善点などが目につきやすく、個人個人に合わせた指導ができます。
さらに実際に業務に携わりながら技術を身につけられるので、作業の一連の流れを把握しやすいです。
いずれの教育方法も人によって向き不向きがあります。
自分にとって学びやすいのはどんな方法かを振り返り、企業の研修方法をチェックしてください。
④どんな業界で働きたいのか明確にする
一口にCADオペレーターといっても、後ほど解説するように活躍の場が幅広いです。
どの分野のCADオペレーターになりたいのかを明確にしないと、たとえ転職が叶っても興味のない分野に身を置きかねません。
機械いじりやメカが好きな人の場合を考えてみましょう。
このような場合は精密機器分野や自動車メーカーなどのCADオペレーターが向いています。
一方アパレル業界やインテリア業界のCADオペレーターになってしまうと、興味のない製品の製図に嫌気がさす恐れがあるのです。
漠然と「CADオペレーターになりたい」と考えるのは危険です。
自分が好きなものや興味のある分野などを振り返り、それらに近い分野の企業を探しましょう。
⑤素質があることをアピールする
未経験でCADオペレーターに転職するには、CADオペレーターとしての素質をアピールしましょう。
実務経験が無い以上、未経験者は素質やスキルのアピールなしには内定獲得は難しいです。
先ほど解説した「CADオペレーターに向いている人」や「持っておきたいスキル」をもう一度見直してください。
自分に当てはまるものがあれば、これまでの職場で経験したエピソードなども交えながらアピールしましょう。
たとえば「前職では仕事の正確性を重視していたので、作業完了後と提出直前の合わせて2回の見直しを徹底していました。」とアピールすると、異業界からの転職の場合でも採用担当者からの関心を惹きやすいです。
具体的なエピソードを添えずに「前職では正確性を重視していました。」と主張しても、説得力どころか不信感を与えかねません。
未経験者がCADオペレーターに転職する上での注意点2選
ここまでは、主に未経験者がCADオペレーターに転職できる根拠や転職成功のポイントなどを解説してきました。
一方手、注意しなければならない点もあります。
以下に挙げた2つの項目を見てください。
未経験者がCADオペレーターに転職する上での注意点2選
- 年齢が高いと難しい場合がある
- 台頭するAI技術への対策も必要
未経験者でも転職しやすいお仕事とはいえ、確実に内定をもらえるわけではない点には注意が必要です。
もしCADオペレーターへの転職活動が難航した場合は、こちらの記事を参考にしてください。
ジャンル別に有効な転職サイト・転職エージェントをわかりやすくまとめてあります。
①年齢が高いと難しい場合がある
年齢を重ねた未経験者の場合、CADオペレーターへの転職が難しい場合があります。
未経験でも挑戦しやすいお仕事である一方、40代や50代といった応募者に対しては、企業は年齢相応の業務実績を求めます。
たとえばチームを率いてプロジェクトを成功させた経験や、売り上げアップの具体的な数字、役職の経験などです。
20代や30代前半といった年齢の応募者は、それまでのキャリアよりもやる気や伸びしろに期待する「ポテンシャル採用」が狙えますが、それ以上の年齢になると業務実績の提示が求められるケースが珍しくありません。
こうしたキャリアに自信がない人は、応募できる求人が狭まる可能性も考えましょう。
もしくは、自分の年代に強い転職サイト・転職エージェントの利用も有効です。
②台頭するAI技術への対策も必要
凄まじい勢いで進化するAI技術への対策もCADオペレーターに求められます。
近年のAI技術の発展は目覚ましく、様々な業界・業種で自動化やDXが進んでいます。
CADオペレーターも、こうした状況を静観はできません。
CADオペレーターのお仕事1本のみでは、AIに仕事を奪われる可能性も無視できないのです。
事務処理作業やデザイン業務、ディレクション業務などさまざまな業務もこなせるようにならないと、長期的な活躍には不安が残ります。
将来業務内容が変わる可能性も念頭に置いて、さまざまな仕事をこなせるように取り組みましょう。
CADオペレーターが活躍する業界4選
CADオペレーターが活躍する業界はたくさんあります。
ここではそんな業界の1部をみてみましょう。
CADオペレーターが活躍する業界4選
- 土木・建築業界
- アパレル業界
- インテリア業界
- 製造業界
単に「CADオペレーターになりたい」と考えるだけでは、興味のない業界へ飛び込みかねません。
いくら念願のCADオペレータになれても、興味のない業界で長く働き続けるのは苦痛ですよね。
個々での開設を踏まえて自分の興味のある分野を振り返り、楽しく働ける業界を考えてください。
①土木・建築業界
土木・建築業界において、CADオペレーターは欠かせない存在です。
道路工事やダム工事、トンネル工事などのインフラ工事では、最終的な完成イメージや設計図の作成に、多くのCADオペレーターが携わっています。
建築業界でも同様です。
建物を建てるにはまず図面が無くては先に進みません。
建物の構造はもちろん、電気配線や排水管の構造設計にもCADを使用します。
土木・建築業界にはさまざまな工法や材料が存在するので、CADのスキルに加えてこれらに関する知識も重要です。
②アパレル業界
アパレル業界にも、CADオペレーターの存在が欠かせません。
デザイナーがどんなに良いデザインを考え出しても、それを形にできなくては意味がありません。
アパレル業界におけるCADオペレーターは、デザイナーの頭の中にデザインや描き起こされたデザイン画などを基に、実際の製品づくりに向けた設計図を作成します。
デザイナーのイメージ通りに設計するには、デザイナーとの綿密なやり取りが欠かせません。
デザイナーとのコミュニケーションが不十分だと、出来上がり後のイメージにギャップが生まれやすいです。
さらに、洋服づくりの技術や知識も欠かせません。
アパレル業界におけるCADオペレーターは「パタンナー」というお仕事に携わるケースが多いです。
パタンナーとは洋服の型紙を作る職人のことで、洋服づくりにかかわる様々な知識・技術が要求されます。
高度な技術が要求されるものの、オシャレやファッションに関心のある人であれば、向いている業界です。
③インテリア業界
内装などの設計に携わりたい場合は、インテリア業界への転職も良い選択です。
先ほど解説したアパレル業界のように、インテリアデザイナーやインテリアコーディネーターからの指示を受けて製図をする場合が多く、これらのお仕事の補助もおこないます。
インテリアコーディネーターやインテリアデザイナーの資格を持っているCADオペレーターもおり、こうした場合は業務の幅をさらに広げられます。
内装に関するお仕事に携わりたい人に向いている業界です。
こちらの記事では、関連性の高いお仕事である「家具職人」について解説しています。
CADの技術が大いに活かせるお仕事なので、あわせて参考にしてください。
④製造業界
製造業界においても、CADオペレーターは重要な役割を担っています。
精密部品や精密機器、自動車部品に航空機部品など、あらゆる製品の製造にCADオペレータが作成した図面が使用されています。
ほんの小さなミスが製品全体の狂いに繋がるため、高い集中力が要求されます。
3DCADの導入が進んでいる近年では、2DCADや手書きの図面を3Dに書き直す機会も多いです。
製造業界で働くCADオペレーターになりたい場合、2DCADの知識だけでなく3DCADの知識も要求されます。
前もって資格を取得してから転職する場合には、どちらか片方の勉強だけでは不安です。
2DCAD・3DCAD、両方の技術を習得しておけば、内定獲得の確率をアップできますよ!
CADオペレーターの仕事内容
次にCADオペレーターの具体的な仕事内容を解説します。
CADオペレーターとは、「CAD」を使用して製図や設計に携わるお仕事です。
CADとは「Computer Aided Design」の頭文字をとったもので、図面の作成や設計などをおこなうソフトをいいます。
もともと製図は手書きでおこなわれていましたが、CADの登場によって正確性や作業スピードが飛躍的に向上し、今ではモノづくりの現場に欠かせないツールとなりました。
一口にCADといっても、あらゆる業界で使用される「汎用CAD」、精密部品や精密機器などの製図に用いられる「機械用CAD」などがあり、転職する業界に適したCAD選びが大切です。
図面の作成や解読にはある程度の慣れや経験が必要なため、1人前のCADオペレーターになるには相応の時間が必要ですが、モノづくりの現場に欠かせないお仕事として高い需要を誇っています。
未経験者が押さえるべきCADオペレーターのQ&A5選
最後に、未経験者がCADオペレーターを目指すうえで押さえるべき情報をQ&A形式で解説します。
それぞれチェックして、CADオペレータの理解を深めてください。
未経験者が押さえるべきCADオペレーターのQ&A5選
- CADオペレーターの平均年収はいくら?
- CADオペレーターのやりがいは?
- CADオペレーターのつらい所は?
- CADオペレーターに将来性はある?
- BIMってなに?
また、こちらの記事では内定獲得のために大切な要素である「志望動機」と「自己PR」について詳しく解説しています。
未経験のお仕事に挑戦する上では特に重要な要素なので、しっかりチェックしてください。
Q.CADオペレーターの平均年収はいくら?
A.約462万円です。
厚生労働省が運営している職業情報提供サイト「jobtag」のデータを見てみましょう。
同サイトでは、CADオペレータの平均年収を461.8万円としています。
一見すると高年収ですが、未経験で転職した場合には初めから高年収を期待するのはやめましょう。
同データでは、19歳までのCADオペレーターの平均年収は約283万円となっています。
年齢にもよるものの、未経験で転職した場合にはこの数字に近いケースが多いので、場合によっては年収の減少もありえます。
転職直後は今までと同じような生活レベルの維持が難しい場合もあるので、計画的なお金のやりくりを心がけてください。
Q.CADオペレーターのやりがいは?
A.モノづくりの上流工程を担うやりがいがあります。
度々触れている通り、モノづくりはCADオペレーターが作成した図面に沿って進行します。
当然責任も大きいです。
その分お仕事をやり遂げた時の達成感は大きく、自分がモノづくりの現場に欠かせない人材であることを実感できます。
Q.CADオペレーターのつらい所は?
A.納期に追われる点、座り仕事が長時間にわたる点などが挙げられます。
CADオペレーターが図面を完成させないと、後の工程がいつまで経っても始められません。
CADオペレーターは正確な仕事と並び、納期に間に合わせる迅速な仕事が不可欠です。
じっくりと時間をかけて仕事をしたい人にとってはつらい点と言えます。
さらに、長時間に及ぶ座り仕事にも注意が必要です。
長い間座ったままのデスクワーカーにとって、腰痛や肩こりは無視できない問題です。
PCを使用するお仕事なので、眼精疲労や視力の低下などの恐れもあります。
CADオペレーターとして長期的に活躍するには、「こまめにストレッチをする」「眼科医に目薬を処方してもらう」といった身体的なケアが大切です。
Q.CADオペレーターに将来性はある?
A.あります。
ただし、AI技術の進歩や台頭によって古いCADソフトの技術や知識が淘汰される恐れもあります。
こうした流れに対抗するには、周辺業務の技術の取得が大切です。
実際にCADオペレーターのみの業務を募集している求人は多くなく、何らかの関連業務を兼任する求人がほとんどです。
単にCADが使えるだけではなく、デザインやディレクション作業、事務作業などを兼任できる人は、長期的な活躍が狙えます。
逆にCAD以外のスキルが乏しい場合、AIに業務を奪われてしまう可能性も少なからずあるのです。
CADオペレーターという職種自体がなくなるケースは考えにくいですが、CADオペレーター+αの仕事が求められることは覚えておきましょう。
Q.BIMってなに?
A.現実の製品と同じ立体モデルを作成できるツールです。
CADでも立体モデルは作成できますが、この場合まずは2Dの図面を作ってからでないと立体モデルは作れません。
一方BIMは最初から立体モデルの作成が可能なだけでなく、立体モデルから2Dの図面を作成できます。
特に建築業界ではたらくCADオペレーターが身につけたい技術です。
まとめ~未経験者でもCADオペレーターへ転職できる!~
この記事では、未経験でもCADオペレータに転職できる根拠や転職成功のポイント、おすすめの転職サイト・転職エージェントなどさまざまな内容を解説してきました。
未経験者がCADオペレーターへの転職を叶えるには、資格の取得や持っているスキルのアピールなど、さまざまなポイントがあります。
未経験者OKの求人はたくさんあるものの、これらのポイントを押さえないと転職成功は難しいです。
記事で解説したポイントを意識して、内定獲得を目指しましょう。
特に重要なのが転職サイト・転職エージェントの活用です。
なかでも記事の中で紹介した転職サイト・転職エージェントはCADオペレーターを目指す未経験者に特におすすめなので、ぜひ登録しましょう。
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