IT転職をするなら、IT業界に強い転職エージェントを活用したいところです。
厚生労働省が発表した「職業紹介事業報告書の集計結果(令和2年度)」によると、日本には転職エージェントが27,274社あります。
この中から自分のニーズやスキルレベルに合った、IT転職に強いエージェントを探すのは大変です。
今回はエンジニアをはじめとしたIT転職を考えている経験者・未経験者に向けて、おすすめの転職エージェントと選び方をご紹介していきます。
IT特化型の転職エージェントと、総合型の転職エージェントの、求人数や特徴を詳しく比較しました。
- 未経験者がIT転職するならdoda、ワークポート、type転職エージェントなどがおすすめ
- 経験者がIT転職するなら、レバテックキャリアやTechClipsエージェントがおすすめ
- 【IT特化型】IT転職エージェントおすすめ比較13選
- 【総合型】IT転職エージェントおすすめ比較9選
- フリーランスにおすすめのIT転職エージェント
- 【年代別】エンジニアにおすすめのIT転職エージェント
- 【経験者・未経験者別】おすすめIT転職エージェント
- おすすめIT転職エージェントの選び方
- IT業界・エンジニアの転職事情
- IT業界・エンジニアの【年代別】転職事情
- IT転職にエージェントがおすすめな理由
- IT転職エージェントの利用の流れ
- IT転職エージェントおすすめ活用法
- IT転職エージェント利用時の注意点
- IT転職で失敗しないためのポイント
- IT転職でよくある質問
- IT転職におすすめのスクール
- IT転職におすすめのエージェントは比較して選ぼう
【IT特化型】IT転職エージェントおすすめ比較13選
まずはIT業界・エンジニアに特化した転職エージェントの中から、おすすめ13選を比較一覧表とともにご紹介します。
サービスロゴ | |||||||||||||
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転職エージェント名 | レバテックキャリア | Direct type(ダイレクトタイプ) | 転職ドラフト | ウィルオブテック | TechClipsエージェント | マイナビIT AGENT | マイナビクリエイター | Green | Geekly | 社内SE転職ナビ | G-JOBエージェント | LIBER(リーベル) | クラウドリンク |
対応職種 | IT専門職 | ITエンジニア | ITエンジニア | エンジニア | ITエンジニア | IT・Webエンジニア | IT・Web・ゲーム関連 | IT・Web業界のエンジニア、デザイナー、営業、マーケターなど | IT・Web・ゲーム関連 | 社内SE | ゲーム関連 | IT関連 | IT関連 |
特徴 | 職種別アドバイザー | スカウトが届く | スカウトが届く 競争入札形式 |
専属2名体制 | 転職後1年以内離職者ゼロ | 未経験者OK | クリエイティブ職の求人が多い | 転職サイト カジュアル面談可 |
関東・関西の求人が多い | 1人に平均25.6社を紹介 | 厳しい条件をクリアした担当者だけが在籍 | コンサルタント全員がIT業界出身 | 転職後の定着率が98.3% |
求人数 ※非公開求人を除く |
25,207件 | 1,600件以上 | 常時100社以上 | 3,794件 | 704件 | 18,238件 | 4,634件 | 2,9112件 | 21,789件 | 3,750件 | 986件 | 非公開 | 2,588件 |
※2024年2月調査時点の求人数を掲載。
レバテックキャリア
求人数 | 約2万件 |
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対応地域 | 東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・福岡 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://career.levtech.jp/ |
運営会社 | レバテック株式会社 |
IT・Web業界を知り尽くした、職種や企業別のアドバイザー
年7,000回以上のヒアリングによって、現場のリアルな情報を提供
レバテックキャリアは、IT人材に特化した全国対応の転職エージェントで、「今より高く」を目指す転職を支援を行っています。
ITエンジニア、WEBデザイナー、ITコンサルタントなど、取り扱い業種はIT・WEB業界に特化しており、経験者向けです。
年収600万円以上の好待遇求人が多いのも特徴で、誰もが知っているリクルートやサイバーエージェントのような大手企業の求人も掲載されています。
「前職での経験を活かして、今よりも年収や待遇がいい会社に転職したい」「さらにステップアップしたい」という人におすすめのサービスです。
またIT業界に特化した転職エージェントの中では、最大級の求人数を誇っています。
アドバイザーの専門分野が「業界別」に分かれている転職エージェントは多いですが、レバテックキャリアの場合は「Sler専門」「Web企業専門」「インフラエンジニア専門」など、IT業界の中でも職種別に細かく分かれているため、より深いアドバイスが期待できます。
すでにIT分野のスキルがある方は、ぜひ登録しておきたいIT転職エージェントです。
\3分で登録完了!/
Direct type(ダイレクトタイプ)
求人数 | 約1600件 |
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対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://directtype.jp/ |
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
登録しておくだけで企業からスカウトが届く
IT転職に強く、長年の実績を持つtypeブランド
Direct type(ダイレクトタイプ)は、ITエンジニアに特化したスカウトタイプの転職サービスです。
自分の経歴や希望条件を登録しておくだけで、スタートアップ企業から大手企業まで、エンジニアを求めるさまざまな企業からスカウトしてもらえます。
まだ比較的新しいサービスですが、IT業界・エンジニアの転職に強いtypeが展開している転職サービスなので、長年培ってきたノウハウがあります。
転職エージェントではありませんが、忙しい方でもスキマ時間で転職活動を進められるので、転職を検討しているITエンジニアは、とりあえず登録しておくのがおすすめです。
\スキマ時間に転職できる!/
転職ドラフト
求人数
約700件
対応地域
全国
料金
無料
公式サイト
https://job-draft.jp/
運営会社
株式会社リブセンス
選考開始前に仕事内容やリアルな年収を把握できるため、効率的
競争入札形式だから年収アップを狙いやすい
転職ドラフトは、企業がITエンジニアの情報を見て、年収や仕事内容などの条件付きで指名するスカウトサービスです。
通常は内定段階まで明らかにならない年収が、初期段階で提示されるので、候補者は選考に進むかどうかをより明確な基準で判断可能です。
また、他のエンジニアの情報を参照できるため、自分のスキルや経験がどのように市場で評価されているかを理解するのに役立ちます。
また転職ドラフトの運営チームが、候補者のレジュメに対してレビューとフィードバックをおこない、より魅力的な候補者として企業にアピールするためのサポートをしてくれるのも魅力です。
レジュメの登録が必要な点はデメリットですが、競争入札なので、年収アップを狙いやすいメリットがあります。
転職エージェントではありませんが、自分の市場価値を知りたいITエンジニアや、転職で年収を上げたいITエンジニアにおすすめです。
ウィルオブテック
求人数
約2000件
対応地域
全国
料金
無料
公式サイト
https://willof.jp/
運営会社
株式会社ウィルオブ・ワーク
1人に対して、キャリアアドバイザーとリクルーティングアドバイザーが2名体制でサポート
約7割が非公開求人
ウィルオブテックは、IT特化型の転職エージェントです。
1人に対して、専門知識を持った2人のキャリアアドバイザーがつきます。
手厚いサポート体制が強みです。
ITエンジニアのキャリアパスを深く理解しているアドバイザーが、キャリア形成の相談から履歴書・職務経歴書の添削、面接対策まで、転職活動の全過程にわたってサポートしてくれます。
ウィルオブテックは経験者向けの求人が多いので、転職でキャリアアップや年収アップを叶えたいエンジニアにおすすめです。
また、転職エージェントによっては支援の期間が決まっていることもありますが、ウィルオブテックにサポートの期限はありません。
慎重に企業を選びたい方にもおすすめなIT転職エージェントです。
TechClipsエージェント
求人数
-
対応地域
東京・神奈川・埼玉・千葉
料金
無料
公式サイト
https://agent.tech-clips.com/
運営会社
notari株式会社
年収500万円以上の求人だけを取り扱う
エンジニア出身のコンサルタントが、高年収&将来のキャリアプラン重視の求人を紹介
TechClipsエージェントは、年収500万円以上の求人しか取り扱っていません。
高収入・好待遇のITエンジニア求人に特化した転職エージェントです。
TechClipsエージェントの公式サイトによると、転職後1年以内離職者ゼロを更新中であり、ミスマッチが少ない求人を紹介してもらえます。
公開求人数が704件(2024年2月22日時点)と少ないですが、ITエンジニア職として年収アップ・キャリアアップしたい人や、企業選びで失敗したくない人にはおすすめのIT転職エージェントです。
ソニーやセガのような大手企業の求人も多数取り扱ってきた実績があります。
コンサルタントがエンジニア出身で、現場のことをよく理解している点もメリットです。
なお、対象エリアは首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)となっています。
\最短60秒で登録完了!/
マイナビIT AGENT
総求人数 | 18,238件 |
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非公開求人数 | 5,858件 |
特徴 | 未経験可のIT求人あり |
人材業界大手「マイナビ」が運営しているマイナビIT エージェントは、IT・WEBエンジニアの転職に特化したIT転職エージェントです。
2024年2月22日時点の求人総数は18,238件と多く、このうち非公開求人は5,858件で、IT・WEB業界未経験の方でも応募できる求人があります。
2021年10月1日~2022年9月30日のデータによると、ITエンジニアの年収アップ率は73.3%、転職後の定着率は97.5%と高いです。
新卒採用で多くの人が利用している「マイナビ」系列のサービスということもあり、20代~30代の若年層の転職支援に強いとされています。
IT業界経験者はもちろん、未経験でIT転職したい人にもおすすめのIT転職エージェントです。
マイナビクリエイター
求人数 | 4,634件 |
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特徴 | クリエイティブ職に特化 |
「マイナビクリエイター」は、Web・ゲーム・IT業界専門のIT転職エージェントです。
その名の通り、クリエイティブ職の転職支援に特化しています。
取り扱っている職種は、映像クリエイター、グラフィックデザイナー、ゲームプログラマー、ゲームシナリオライター、Webプロデューサー、Webライターなどです。
アトラス、カプコンなどの人気企業の求人を掲載してきた実績があり、IT・Web・アニメ・ゲーム関連の仕事に転職したい方へおすすめのIT転職エージェントです。
東京・愛知・大阪・福岡の求人が多く、該当エリアで転職先を探したい方には最適といえます。
Green
求人数 | 4,634件 |
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特徴 | クリエイティブ職に特化 |
GreenはIT・Web業界のエンジニア、デザイナー、営業、マーケター向けの求人を中心に取り扱う転職サイトです。
転職エージェントではありませんが、求人数が2,9112件と多く、IT・Web業界への転職に強いためご紹介します。
Greenで掲載されている求人には、実際に働いている社員の写真が掲載されているので、雰囲気がわかりやすいです。
それ以外にも「気になるボタン」があり、求職者と企業の両方が気になるボタンを押した際にマッチングして、カジュアル面談ができるようになります。
自分のペースで転職活動をしたい人や、企業の雰囲気がわかりやすいIT転職サイトを使いたい人、採用担当者とカジュアルに会いたい人におすすめです。
Geekly
求人数 | 21,789件 |
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特徴 | 関東と関西の求人が中心 |
GeeklyはIT・Web・ゲーム業界専門のIT転職エージェントです。
21,789件のIT求人を取り扱っています。※2022年2月22日時点
リモートワーク・フレックス勤務が可能なIT求人も、2023年8月時点で13,500件掲載しており、柔軟な働き方が可能です。
ただし勤務地から求人を検索する場合、関東と関西の都道府県でしか絞り込むことしかできないので、地方での転職にはおすすめできません。
しかしIT業界未経験者の支援実績がある点や、「エンジニア」「ゲーム」「クリエイター」など担当職種が細分化された100名以上のアドバイザーが在籍している点など、魅力も多いです。
求人数が多いIT転職エージェントを選びたい方におすすめとなっています。
社内SE転職ナビ
求人数 | 3,750件 |
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特徴 | 1人に対して平均25.6社を紹介 |
社内SE転職ナビは、社内SEに特化したIT転職エージェントです。
開発エンジニア、インフラエンジニア、サポートエンジニアなどの職種の求人を多数取り扱っています。
2024年2月22日時点の社内SE求人は、3,750件です。
社内SEの転職に精通したキャリアアドバイザーが、1人に対して平均25.6社を紹介してくれます。
社内SEの転職に強いIT転職エージェントを探している人におすすめです。
G-JOBエージェント
求人数 | 986件 |
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特徴 | 厳しい条件をクリアした担当者だけが在籍 |
G-JOBエージェントは、ゲーム業界に特化した転職エージェントです。
G-JOBエージェントの面談担当者は、以下いずれかの条件を満たしていることが必須です。
- ゲーム会社人事経験3年以上
- ゲーム開発現場のマネジメント経験
- 国家資格キャリアコンサルタント
ゲーム業界の事情に詳しい担当者や、経験豊富なキャリアコンサルタントに相談したいと考えている転職希望者におすすめなIT転職エージェントです。
2024年2月22日時点で、公開求人は986件あります。
LIBER(リーベル)
求人数 | 非公開 |
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特徴 | コンサルタント全員がIT業界出身 |
LIBER(リーベル)は、IT業界専門の転職エージェントです。
IT人材の転職を支援して20年以上の実績があります。
LIBERのコンサルタントは、全員がIT業界出身です。
現場で働くことの大変さや、IT転職ならではの事情をよく理解しています。
また大手IT転職エージェントでは転職希望者とやりとりする担当者と、企業とやりとりする担当者が別々というケースも多いですが、LIBERでは面談してくれる担当者が企業の人事と直接連絡を取っています。
最新の具体的な情報を教えてもらうことが可能です。
転職サポート期間を設けていない点や、コンサルタント1人あたりの担当人数が少ないためきめ細かくサポートしてくれる点なども、LIBERのメリットとなっています。
ただ自分を転職させるのではなく、長期的な視点で本当に必要なキャリア支援をしてほしいという人におすすめなIT転職エージェントです。
クラウドリンク
求人数 | 2,588件 |
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特徴 | 転職後の定着率が98.3%と高い |
クラウドリンクはITに特化した転職エージェントです。
公式サイトによると、定着率が98.3%と非常に高いです。
この定着率の高さは、年収、休日日数、労働環境などをクラウドリンクが審査して、一定基準以上の企業のみを取り扱っていることが関係していると考えられます。
また、他のIT転職エージェントにはない、クラウドリンクだけの独占求人を保有していることも強みです。
ホワイト企業の求人が多いIT転職エージェントを選びたい人へおすすめできます。
【総合型】IT転職エージェントおすすめ比較9選
続いて、IT以外の求人も取り扱っている総合型転職エージェントの中から、特にIT関連の求人数が多くておすすめできる人気サービスを、厳選して紹介します。
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転職サイト/エージェント名 | doda | ビズリーチ | ハタラクティブ | type転職エージェント | ワークポート | JACリクルートメント | リクルートエージェント | リクルートダイレクトスカウト | パソナキャリア |
特徴 | 求人数が多い | 即戦力採用に特化 ハイクラス向け |
20代に特化 フリーター・既卒・第二新卒におすすめ |
IT業界・エンジニアの転職に強い | IT系の求人が中心 | 専門職・管理職・ミドル・ハイクラス向け | 求人数が多い | ハイクラス向け スカウトが届く |
ハイクラス向け |
公開求人数 | 54,640 件 ※IT・Webエンジニア求人のみ |
106,931件 | 3,614件 | 10,087件 | 92,756件 | 12,197件 | 88,939件 ※IT・Webエンジニア求人のみ。採用予定数 |
非公開 | 34,853件 |
※2024年2月調査時点の求人数を掲載。
doda
求人数
約260,000件
対応地域
全国47都道府県
料金
無料
公式サイト
https://doda.jp/
運営会社
パーソルキャリア株式会社
日本最大級の転職サイト・転職エージェントのdodaは、求人数の多さが強みです。
IT・Webエンジニア求人だけで、54,640件(2022年2月22日時点)取り扱っており、異業種の求人も含めると、全体で240,874件もの選択肢があります。
IT・エンジニア特化型の転職エージェントだと、求人数が25,000件以上もあれば、かなり多いです。総合型の転職エージェントとはいえ、dodaはかなりIT業界・エンジニアの転職先を見つけやすいといえます。
IT業界専門のキャリアアドバイザーがいる点や、コンサルタントの質が高いと評価されている点、首都圏だけではなく地方のIT求人も見つけられる点もポイントです。
IT業界やエンジニア以外の求人も幅広く取り扱っています。
IT業界の求人数の多さを重視したい人はもちろん、IT転職するかどうか考え中の人や、異業種への転職も検討している人にもおすすめです。
また、自分で求人を検索して、キャリアアドバイザーを介さずに応募することもできます。
転職エージェントを利用するかどうか迷っている人や、IT業界ではどんな転職先があるのか幅広く見てみたいという人にもおすすめです。
\最短60秒で登録完了!/
ビズリーチ
求人数 | 約10万件 |
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対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.bizreach.jp/ |
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
「ビズリーチ」は、登録しておくと企業からスカウトが届く、ハイクラス転職に特化した転職サイトです。
転職エージェントではありませんが、登録しておくだけで転職活動が進むという点は、転職エージェントに似ています。
即戦力になれるエンジニアや、IT業界でマネジメント経験があるエンジニアを求める、年収800万円以上の求人が多数掲載されています。
年収1,000万円以上を目指せるIT企業の求人も多数掲載されていて、年収アップしやすい点が強みです。
IT転職で高い年収を狙いたい方や、自分にはどんなスカウトが来るのか知りたい方におすすめです。
\高年収を目指せる!/
ハタラクティブ
求人数
約3千件
対応地域
北海道・東京都・神奈川・埼玉・千葉・栃木・茨城・群馬・愛知・岐阜・静岡・三重・大阪・兵庫・京都・広島・福岡
料金
無料
公式サイト
https://hataractive.jp/
運営会社
レバレジーズ株式会社
学歴・経歴に自信がないフリーター・既卒・第二新卒の支援が得意
未経験OKの求人が全体の約8割
ハタラクティブは、20代を中心とした若手向けの転職エージェントです。
ニート、フリーター、既卒、第二新卒などを受け入れてくれる、大手優良企業の求人が多く集まっています。
エンジニアやIT業界の求人だけを取り扱う転職エージェントではありませんが、IT業界で転職支援実績を持つ「レバテック」のグループ会社である、レバレジーズ株式会社が運営しています。
自分の職歴に自信がない20代でも、未経験からIT企業に転職が可能です。
20代にありがちな「何がしたいかわからない」という悩みにも、丁寧に寄り添ってくれます。
未経験からITエンジニアになりたい20代はもちろん、「まだIT業界に転職するか分からない」という人にもおすすめの転職エージェントです。
type転職エージェント
求人数
約1万件
対応地域
東京・神奈川・千葉・埼玉
料金
無料
公式サイト
https://type.career-agent.jp/
運営会社
株式会社キャリアデザインセンター
type転職エージェントは、ITやエンジニア専門の転職エージェントではありませんが、IT業界の求人の割合が高いです。
営業・企画・ものづくりなど、さまざまなIT系の求人を掲載しています。
IT業界未経験者をターゲットにした求人もあり、「IT業界に転職を検討しているが、異業種とも比較したい」「まだどんな職種にするか決めていない」という方でも利用しやすいです。
全体の求人数がとても多いというわけではありませんが、type転職エージェントは、キャリアアドバイザーのサポートが手厚いことに定評があります。
また、type転職エージェントを運営しているキャリアデザインセンターは、創業20年以上の人材会社です。
転職に関するノウハウをたくさん持っています。
キャリアアドバイザーに質が高い転職サポートをしてもらいたい方へおすすめの転職エージェントです。
ワークポート
求人数
約8万件
対応地域
全国
料金
無料
公式サイト
https://www.workport.co.jp/
運営会社
株式会社ワークポート
今までに67万人の転職相談を受けてきた実績がある
北海道から沖縄まで、日本全国に39拠点を構える
ワークポートは、医療・保育・販売などのITと関係がない職種の求人も取り扱っていますが、IT業界の求人の割合がかなり高い転職エージェントです。
経験者向けと未経験者向けの両方の求人があります。
求人数は92,756件と多く、IT系コンサルタント、ITエンジニア、ゲーム業界、クリエイター領域などの求人が豊富です。
IT業界の求人情報をたくさん見たい人や、未経験からIT転職を考えている人におすすめの転職エージェントだといえます。
JACリクルートメント
求人数
約2万5千件
対応地域
全国
料金
無料
公式サイト
https://www.jac-recruitment.jp/
運営会社
株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント
管理職・エグゼクティブ・専門職・グローバルなポジションといった、スペシャリストを求める求人が豊富
運営会社は世界12ヵ国で事業を展開していて、30年以上の歴史がある
12,197件の求人を取り扱うJACリクルートメントは、IT特化型の転職エージェントではありませんが、IT専門職の即戦力採用を希望している企業が多く見つかります。
30代以上におすすめの転職エージェントです。
専門職・管理職・ハイクラス・ミドル層の転職支援に強みを持ちます。
好待遇な求人も豊富です。
エンジニアをはじめとしたIT専門職で培った経験を活かして、年収を下げずに転職したい人には最適でしょう。
また、外資系のIT企業の求人が多めという特徴もあります。
グローバルに活躍したい、30代・40代・50代のIT人材にもおすすめです。
口コミ評価が高く、プロフェッショナルなサポートが期待できます。
リクルートエージェント
公開求人数 | 88,939件 |
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非公開求人数 | 68,693件 |
特徴 | 日本最大級の大手転職エージェント |
※求人数は採用予定数
リクルートエージェントは、日本最大級の大手転職エージェントです。
社内SE、プログラマー、Webエンジニア、テクニカルサポートといったIT・Web関連職種だけで、88,939件の採用予定枠を取り扱っています。
非公開の採用予定数も68,693件(2024年2月22日時点)と多いです。
たくさんの求人をチェックしたい方におすすめです。
ただし支援期間が3ヶ月だけなので、「じっくり転職先を探したい」「すぐに転職するつもりはない」というIT人材には向いていません。
早く転職先を決めたい人や、転職の意志がはっきりしている人に向いています。
リクルートダイレクトスカウト
求人数
ー
対応地域
全国
料金
無料
公式サイト
https://directscout.recruit.co.jp/
運営会社
株式会社リクルート
年収800万~2,000万円の求人が12万件以上(2023年7月5日時点)
希望条件や経験を選ぶだけで、簡単にレジュメ作成ができる
リクルートダイレクトスカウトは、大手のリクルートが運営する、ハイクラス向け転職スカウトサービスです。
リクルートエージェントとの違いは、転職エージェントではなくスカウト型の転職サービスであること、ハイクラス向けであることです。
登録しておくと、ヘッドハンターやIT企業からスカウトメールが届きます。
スキルを活かして、高い年収でIT転職を希望する人におすすめです。
選択肢を選ぶだけで簡単にレジュメ作成ができるので、転職サービスは登録が面倒だと感じる人にも適しています。
パソナキャリア
求人数 | ー |
---|---|
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.pasonacareer.jp/ |
運営会社 | 株式会社パソナ |
全国47都道府県に拠点を持ち、これまでに約54万人を支援(2001年~2022年の累計実績)
30~45歳の利用者が多い
パソナキャリアは幅広い業種・職種の求人を取り扱っています。
30代・40代に適した、ハイクラス向けの求人が多い転職エージェントです。
現在の業種・職種にとらわれず、幅広いキャリアを提案してくれます。
競合の大手転職エージェントに比べると総求人数が少なめですが、株式会社パソナはIT派遣事業もおこなっているため、IT業界に関する理解が深いです。
年収アップを目指す30代・40代のエンジニア・IT転職希望者におすすめの転職エージェントです。
フリーランスにおすすめのIT転職エージェント
IT業界では、リモートワークや副業など、さまざまな働き方を選べます。
ある程度スキルや経験があるのであれば、フリーランスのエンジニアやWebデザイナーになることも可能です。
しかしフリーランスは自分で営業もしなければならず、安定的に案件を獲得できるとは限りません。
そこで活用したいのが、IT分野に特化したフリーランス向けのエージェントです。
フリーランスエージェントは、エンジニアをはじめとしたIT人材向けの案件を紹介してくれるので、フリーランスでも収入の安定が期待できます。
ITに特化したおすすめのフリーランスエージェントは、次の通りです。
サービスロゴ | |||
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転職エージェント名 | レバテックフリーランス | Midworks(ミッドワークス) | ITプロパートナーズ |
対応職種 | IT・Web関連職 | エンジニア | IT・Web関連職 |
特徴 | 業界トップクラスの案件数 | 条件達成で報酬を60%保障 | 週2~3日の案件数が多い |
案件数 ※非公開求人を除く |
73,137件 | 10,394件 | 3,785件 |
※2024年2月調査時点の案件数を掲載。
レバテックフリーランス
求人数
約5万件
対応地域
関東、関西、福岡
料金
無料
公式サイト
https://freelance.levtech.jp/
運営会社
レバテック株式会社
高単価案件が多い
福利厚生パッケージを提供している
レバテックフリーランスはIT・Web業界専門のエージェントです。
高単価の案件が多く、73,137件と業界トップクラスの案件数(2024年2月26日時点)を誇っているため、エンジニアをはじめとした多くのIT人材が利用しています。
フリーランスエンジニアを目指しているのであれば、まずおすすめしたいフリーランスエージェントです。
\最短60秒で登録!/
Midworks(ミッドワークス)
求人数
約1万件
対応地域
東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・京都・兵庫・滋賀
料金
無料
公式サイト
https://lp.mid-works.com/
運営会社
株式会社 Branding Engineer
全体の約70%は、下請け案件ではないエンド/Sler直案件
一定の条件を満たすと、案件が途切れても報酬の60%が保障される
Midworksは、IT系のフリーランスエンジニア専門の案件・求人紹介エージェントです。
エンド/Sler直案件が全体の約70%で、利用者の平均年収の高さが特徴となっています。
業界トップクラスの案件数を誇り、2024年2月26日時点では、10,394件の案件を掲載中です。
案件は大手企業からスタートアップまで幅広く、年収1000万円以上の案件も多数存在します。
もし参画中・参画後に案件が途切れても、一定の条件を満たせば、報酬を60%保障してもらえます。
高収入を目指したいフリーランスのITエンジニアや、「フリーランスエンジニアになったとして、案件が途切れないか」と不安な方におすすめです。
\最短60秒で登録完了/
ITプロパートナーズ
求人数 | 3,785件 |
---|---|
特徴 | 週2~3日の案件数が多い |
ITプロパートナーズは、IT・Web業界のフリーランスや、IT起業家にお仕事を紹介しています。
週2~3日の案件数の多さと、直接クライアントと契約しているため、高単価な案件が多いことが強みです。
また、新しい技術を取り入れているスタートアップ企業やベンチャー企業の刺激的な案件が豊富という特徴もあります。
全体の求人数は3,785件です。
エンジニア、デザイナー、マーケター、プロデューザーなどに適した案件が見つかります。
プライベートとの両立を重視したい人や、やりがいを重視したい人におすすめなフリーランスエージェントです。
【年代別】エンジニアにおすすめのIT転職エージェント
ここからは、エンジニアの年代別に、おすすめのIT転職エージェントを紹介します。
20代・30代・40代のエンジニアにおすすめのIT転職エージェントは、それぞれ以下の通りです。
エンジニアの年代 | おすすめIT転職エージェント |
---|---|
20代 | マイナビIT AGENT リクルートエージェント doda |
30代 | レバテックキャリア Geekly |
40代 | ビズリーチ JACリクルートメント |
20代エンジニアには若手に強いIT転職エージェントがおすすめ
20代エンジニアには、若手採用に強い以下の転職エージェントがおすすめです。
- マイナビIT AGENT:若手の転職支援に強み。キャリアアドバイザーの質が高い。
- リクルートエージェント:IT業界の求人数が豊富。20代エンジニア向けの求人も多い。
- doda:未経験者向けのIT転職支援に力を入れている。
20代のキャリア形成に精通したキャリアアドバイザーが、あなたの強みや可能性を最大限に引き出し、最適なキャリアプランを提案してくれます。
履歴書・職務経歴書の書き方や面接対策など、転職活動に必要なノウハウの提供も充実しているので、初めての転職でも心強いでしょう。
また、エンジニア未経験で応募できる求人や、第二新卒・30歳未満の応募者を歓迎している求人が見つかりやすいのもメリットです。
30代エンジニアには即戦力採用のIT転職エージェントがおすすめ
30代エンジニアには即戦力採用を前提とした、経験者向けのIT転職エージェントがおすすめです。
即戦力を求める企業が多く集まっているIT転職エージェントは、次の通りです。
- レバテックキャリア:IT業界に特化した転職エージェント。即戦力採用の求人情報が豊富。
- Geekly:Web・ゲーム業界に特化した転職エージェント。即戦力として活躍できる求人を多数扱っている。
30代エンジニアはこれまで培ってきた経験やスキルを活かして、より良いキャリアを目指すために転職を考える方も多いでしょう。
30代エンジニアのIT転職において、即戦力採用のIT転職エージェントは、ハイレベルな求人を豊富に扱っている・高待遇の求人が見つかるなど、多くのメリットがあります。
40代エンジニアにはハイキャリア向けIT転職エージェントがおすすめ
40代エンジニアには、ハイキャリア向けのIT転職エージェントがおすすめです。
また、40代エンジニアは応募できる求人が少なめなので、求人数が充分であることも重視するといいでしょう。
おすすめのハイキャリア向けIT転職エージェントは、次の通りです。
- ビズリーチ:年収1,000万円以上の求人も豊富。
- JACリクルートメント:ハイキャリア転職に特化した転職エージェント。
これらの転職エージェントは、単なる転職ではなく、さらなるキャリアアップや年収アップを目指した支援を提供しています。
【経験者・未経験者別】おすすめIT転職エージェント
IT業界やエンジニアの経験者か、未経験者かによって、選ぶべき転職エージェントは変わってきます。
【経験者・未経験者別】おすすめのIT転職エージェント
- IT業界未経験者:大手総合型エージェントを中心とした転職活動おすすめ!
- IT業界経験者:IT特化型の転職エージェントもフル活用した転職活動がおすすめ!
IT業界の転職活動において重要なのは、自分のスキルや経験に合った求人を見つけ、効率的に転職活動を成功させることです。
たとえば未経験でエンジニアに転職しようとしている人が、業界経験者に特化したTechClipsエージェントに登録しても、担当者から「紹介できる求人がない」と厳しい対応をされてしまうことがあります。
以下に、IT業界経験者・未経験者におすすめな転職エージェントをまとめました。
未経験者におすすめ | リクルートエージェント doda マイナビIT AGENT ワークポート type転職エージェント |
---|---|
経験者におすすめ | レバテックキャリア TechClipsエージェント |
IT業界未経験者には大手転職エージェントがおすすめ
IT業界未経験者には、ハイクラス向け以外の大手転職エージェントがおすすめです。
大手転職エージェントは多くの企業と繋がりを持っているため、IT業界未経験者でも応募可能な求人を豊富に扱っています。
IT業界未経験者におすすめの大手転職エージェントは次の通りです。
- リクルートエージェント
- doda
- マイナビIT AGENT
- ワークポート
- type転職エージェント
これらの転職エージェントは、多くの実績を持っており、基本的にはIT業界未経験者でも断ることなく受け入れています。
IT業界経験者には業界特化型の転職エージェントもおすすめ
IT業界経験者には、IT業界特化型の転職エージェントもおすすめです。
- レバテックキャリア
- TechClipsエージェント
「dodaやリクルートエージェントなどの、大手総合型転職エージェントにだけ登録すれば充分」と考えるエンジニアもいます。
しかし大手総合型の転職エージェントは、求人数が多いとはいっても、世の中に出回っているすべての求人を取り扱っているわけではありません。
IT以外の業界全体に広く対応しているため、特定のIT分野に特化した求人や、細かな希望に応えてくれる求人の取りこぼしが発生する場合もあるのです。
IT業界特化型の転職エージェントも、併せて利用することをおすすめします。
IT業界特化型の転職エージェントは、IT業界特有の事情や職種の特性をよく理解しているスタッフが多いというメリットもあります。
おすすめIT転職エージェントの選び方
IT転職を成功させるためには、これまでおすすめしてきたIT転職エージェントの中から、自分に合ったエージェントを選ぶことが重要です。
以下、自分に合ったIT転職エージェントを選ぶポイントをご紹介します。
IT転職エージェントの選び方
- IT特化型の転職エージェントに1~2社登録する
- 大手総合型の転職エージェントにも登録する
- 就きたい職種の求人数が多い
- 転職希望エリアの求人がある
- 経験の有無に合っている
- 複数登録して担当者の対応を比較
IT特化型の転職エージェントに1~2社登録する
IT転職を検討しているなら、IT業界やエンジニアの求人だけを取り扱っている「IT特化型」の転職エージェントに、1~2社登録しておくことをおすすめします。
一般的な転職エージェントは、コンサルタントの担当を「業界ごと」に分けていることが多いです。
しかしエンジニアやIT業界専門の転職エージェントでは、コンサルタントの担当分野を「職種ごと」に細分化していることもあります。
総合型の転職エージェントよりも、IT業界の最新情報やノウハウに精通している担当者が多いため、より深いアドバイスをもらえる点がメリットです。
自分の職種ならではの事情を踏まえた希望条件も相談しやすいでしょう。
たとえばレバテックキャリアでは、担当者の専門分野が「Sler専門」「Web企業専門」「インフラエンジニア専門」と、細かく分かれています。
レバテックキャリアは求人数も2024年2月時点で25,207件と多いため、IT転職におすすめです。
大手総合型の転職エージェントにも登録する
「IT特化型」のIT転職エージェントだけではなく、「大手総合型」の転職エージェントにも登録しておくことをおすすめします。
大手総合型の転職エージェントとは、幅広い業種・職種の求人を多数取り扱っているタイプの転職支援サービスのことです。
大手総合型の転職エージェントは、IT特化型のエージェントほど、担当者が各IT専門職の転職事情に精通しているとは限りません。
しかし求人数が多いため、「転職先の選択肢を広げられる」「求人の取りこぼしを減らせる」というメリットがあります。
また、IT業界以外の転職先と比較検討できる点も魅力です。
大手総合型の転職エージェントの中でも、dodaやワークポートは求人数が多いため、おすすめです。
就きたいIT系職種の求人数が多い
希望するIT系職種の求人数が多いIT転職エージェントを選ぶことが重要です。
「インフラエンジニアとして転職したい」と思い求人をチェックしてみたら、テストエンジニアやフロントエンジニアの求人ばかりだった、というケースもあります。
なお、特にIT業界・エンジニアの求人数が多い転職エージェントは、「リクルートエージェント」と「doda」です。
2024年2月調査時点で、リクルートエージェントにはIT・Webエンジニア求人が88,939件(ただし採用予定数)、dodaには54,640件あります。
他にも、次の転職エージェントは、IT業界・エンジニアの求人数が多いです。
ワークポート | 92,756件 ※異業種の求人数も含む |
---|---|
レバテックキャリア | 25,207件 |
Geekly | 21,789件 |
Green | 2,9112件 |
※2024年2月調査時点の求人数を掲載。
登録前にIT転職エージェントの公式サイトで公開求人を見ることができるので、取り扱っている職種の傾向をチェックしておくことをおすすめします。
転職希望エリアの求人がある
希望するエリアの求人があるかどうかも確認しましょう。
IT業界では、求人が東京・神奈川・埼玉・千葉の一都三県に集中しており、地方の求人は少ないです。
求人数が少なめの転職エージェントは、首都圏の求人しか取り扱っていないこともあります。
地方でIT転職を考えている場合は、地方の求人が充実している大手転職エージェントや、エリアに特化した転職エージェントを活用しましょう。
経験の有無に合っている
経験者向けの求人しか扱っていないIT転職エージェントもあります。
IT業界未経験者の方は、未経験者向けの求人が充実している転職エージェントを選びましょう。
ハイクラス向けの転職エージェントは、スキル豊富な経験者の採用を前提としている場合があります。
このような転職エージェントに未経験、あるいは経験が浅い状態で登録しようとしても、登録時に断られてしまう可能性があるため、注意が必要です。
たとえばビズリーチでは、登録に審査があります。
反対にIT業界で経験を積んできた経験者は、dodaやリクルートエージェントといった総合型の転職エージェントだけではなく、キャリアップに適した求人が多いIT特化型や転職エージェントも活用しましょう。
複数登録して担当者の対応を比較
最低2〜3社の転職エージェントに登録して、担当者の対応を比較しましょう。
担当者との相性は、転職活動の満足度を大きく左右します。
どんなに評判が良い転職エージェントでも、残念ながら対応の良さは、担当者によって個人差があるものです。
担当者との相性が悪いと思ったら、利用するサービスを絞り込んでいくことをおすすめします。
なお、あまりおすすめできない転職エージェントの特徴は、次の通りです。
- 転職することを強引にすすめてくる
- 内定が簡単に出そうな企業ばかりおすすめしてくる
- 内定が複数社から出たとき、より年収が高いほうをおすすめしてくる
この転職エージェントは自分のキャリアを真剣に考えてくれていない、合わないと感じたら、担当者を変えてもらうか、他の転職エージェントに切り替えましょう。
IT業界・エンジニアの転職事情
IT業界・エンジニアの転職事情を知っておくことで、採用選考に向けて有効な対策を取ることができます。
IT業界・エンジニアの転職事情
- IT業界は人材不足
- 求められるスキルは職種ごとに異なる
- 資格はITスキルの証明に役立つ
IT業界は人材不足
IT業界は人材不足です。
経済産業省の「IT分野について」によると、2030年には最大で約79万人のIT人材が不足すると予想されています。
こうした背景から、IT業界全体の求人数は多く、エンジニアの転職も非常に活発です。
エンジニアは専門性が高い職種ではありますが、未経験者も歓迎している求人が多く見られます。
求められるスキルは職種ごとに異なる
IT業界で代表的な職種といえば、エンジニアです。
しかしエンジニアとは情報技術者の総称であり、一口にエンジニアといっても、実にさまざまな職種があります。
職種 | 仕事内容 |
---|---|
ソフトウェアエンジニア | アプリケーションやシステムの設計、開発、テストを行います。 |
システムエンジニア(SE) | 顧客の要件に基づいてシステム全体の設計や開発プロジェクトを管理します。 |
ネットワークエンジニア | 企業や組織のネットワークインフラの設計、構築、運用、保守を行います。 |
データベースエンジニア | データベースの設計、構築、管理、最適化を行います。 |
フロントエンドエンジニア | Webサイトやアプリケーションのユーザーインターフェースの開発を行います。 |
バックエンドエンジニア | サーバーサイドのロジックやデータベースの管理を担当します。 |
セキュリティエンジニア | 情報セキュリティの脅威から企業を守るための対策を計画、実施します。 |
クラウドエンジニア | クラウドサービスを活用したシステムの設計、構築、運用を行います。 |
AIエンジニア | 人工知能技術を用いたシステムやサービスの開発を行います。 |
データサイエンティスト | 大量のデータから有益な情報を抽出し、分析や予測を行います。 |
他にもプロジェクトの計画、実行、監視、コントロール、終結までの全工程を管理するプロジェクトマネージャーや、市場調査、製品プロモーション戦略の立案や実施を担当するマーケティングマネージャーなどの職種があります。
これらの職種への転職では、マネジメント能力やコミュニケーション能力も重要です。
自分なりたい将来像に合わせて、スキルを習得しましょう。
そして転職活動では、自分の専門分野と合っている求人を探しましょう。
資格はITスキルの証明に役立つ
転職活動でITエンジニアとしてのスキルを客観的に証明するためには、資格を取るのもおすすめです。
「この資格がなければITエンジニアとして働けない」という必須の資格はありません。
しかし資格があると、自分の知識や仕事に対する前向きな姿勢をアピールでき、採用選考で評価されやすくなる可能性があります。
とはいえITエンジニアの転職活動において大切なのは、その企業で役立つ豊富な実務経験の有無です。
資格は自身の経験やスキルを証明する手段のひとつとして有効と考えられます。
ITエンジニアの転職におすすめの資格
資格名 | 概要 |
---|---|
基本情報技術者試験 | IT分野の基礎知識を問う国家資格で、IT業界でのキャリア形成の第一歩に。 |
応用情報技術者試験 | より高度なIT技術やマネジメントスキルを問う国家資格。 |
情報セキュリティマネジメント試験 | 情報セキュリティに関する幅広い知識を認定する資格。 |
プロジェクトマネジメントプロフェッショナル(PMP) | プロジェクトマネジメントの知識と経験を認定する国際資格。 |
Cisco認定ネットワークアソシエイト(CCNA) | Cisco製品を中心としたネットワーク技術の基礎を認定する資格。 |
AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト | Amazon Web Servicesのクラウド環境を設計・実装できる能力を認定する資格。 |
Oracle認定Javaプログラマ | Javaプログラミングスキルを認定する資格。 |
Microsoft認定プロフェッショナル(MCP) | Microsoft技術に関する専門知識を持つITプロフェッショナルを認定する資格。 |
IT関連の資格は、プロジェクトマネジメントのスキルを証明するものもあれば、特定のIT技術を証明するものもあります。
また、資格によって難易度もさまざまです。
資格を選ぶときは、「転職を希望している職種やポジションで役立つスキルを証明できるかどうか」「ニーズが高い資格か」といった点を意識しましょう。
求人によっては、求める人物像に特定の資格が書かれていることもあります。
まずは転職サイトを通じて、さまざまな求人を見ることで、市場調査をおこないましょう。
IT業界・エンジニアの【年代別】転職事情
IT人材・エンジニアは、20代・30代・40代といった年代によって、転職のしやすさや、企業から求められることが異なります。
IT業界・エンジニアの【年代別】転職事情
- 20代はもっとも転職しやすい
- 30代はマネジメント経験やスキルが求められる
- 40代は転職活動の長期化や年収ダウンに注意
20代はもっとも転職しやすい
20代のIT人材・エンジニアは、IT業界において、もっとも転職しやすい年代と言われています。
未経験であっても、以下の理由があるため、企業から評価されやすいです。
- これから長く働いてくれる
- 高い学習能力と潜在能力を持っている
- 前職の企業文化に染まりきっていない
特に20代前半では、ポテンシャルや熱意を重視した採用が多いため、「前職であまりスキルが身につかなかった」「まったくの未経験」というエンジニアでも転職しやすい傾向があります。
20代後半になると、ある程度のスキルや経験が求められますが、まだ未経験でIT業界に飛び込むことも可能です。
30代はマネジメント経験やスキルが求められる
30代は、IT人材・エンジニアのキャリア形成における重要な時期です。
専門性の高いスキルや、豊富な実績を持つ人材が求められます。
マネジメント経験がある30代も歓迎されますが、IT・WEB業界では管理職を目指す道と、技術のスペシャリストを目指す道の2つがあるため、優秀な技術者であれば転職先は複数見つけられるでしょう。
転職のしやすさは、20代と比べると低くなりますが、実績次第では年収アップや待遇アップを狙った転職も可能です。
40代は転職活動の長期化や年収ダウンに注意
40代IT人材・エンジニアの転職のしやすさは、経験やスキル、専門性によって大きく異なります。
20代や30代と比べて、求人数そのものが少ないです。
入念に対策しないと、なかなか内定がもらえなかったり、年収が下がったりする可能性もあります。
とはいえ年齢に見合った技術力やマネジメント経験を伝えられれば、必要としてくれる企業は見つかります。
また、40代でも転職で年収アップは可能です。
そのため「40代になってからのIT転職は遅すぎる」というわけではありません。
IT転職にエージェントがおすすめな理由
求人を探すのであれば、転職エージェントではなく、転職サイトだけで充分な気もする…
なぜIT転職でエージェントを使うべきなのでしょうか。
その理由は、転職エージェントには、転職サイトにはない大きなメリットがあるからです。
IT転職でエージェントがおすすめな理由
- 希望に合った求人を紹介してくれる
- 非公開求人も紹介してくれる
- 応募書類や面接のアドバイスが受けられる
- 応募企業とのやりとりを代行してくれる
- 年収交渉をしてくれる
- IT業界での転職についてアドバイスをくれる
希望に合った求人を紹介してくれる
転職エージェントに登録すると、まず1時間ほどの初回面談があります。
転職エージェントは、面談で伝えた希望条件に合う求人をあなたの代わりに探して、紹介してくれるのです。
求人を探す手間が省けます。
何かと多忙で求人検索の時間が取れないエンジニアでも、自身のスキルや経験を活かせるポジションを見つけられます。
非公開求人も紹介してくれる
また、登録者限定の非公開求人を紹介してもらえる点も大きなメリットです。
企業の中には、「競合他社に採用活動を知られたくない」「採用コスト削減のために、理想に近い人材に絞って採用選考をおこないたい」などの理由から、求人情報を公にしていないところがあります。
転職エージェントを通じて、大手企業や優良ホワイト企業の求人を紹介してもらえる可能性があります。
中には他社が取り扱っていない独占求人を保有している転職エージェントもあるので、少しでもいい求人を見つけたい人は、利用する価値があると言えるでしょう。
応募書類や面接のアドバイスが受けられる
転職エージェントは、ただおすすめの仕事を紹介してくれるだけではなく、履歴書や職務経歴書の添削もしてくれます。
また応募先企業に合わせて面接のポイントを教えてくれたり、模擬面接を実施してくれたりするため、「面接に自信がない」「志望動機や退職理由をどう伝えればいいか分からない」という方にもおすすめです。
内定獲得の可能性が向上します。
プロからアドバイスを受けられるため、自信をもって選考に臨むことができるでしょう。
応募企業とのやりとりを代行してくれる
転職エージェントは、応募企業とのやりとりや面接のスケジュール調整を、すべて代行してくれます。
自分は応募書類の作成や面接対策などに集中することが可能です。
自分一人で転職活動を進めていく場合、応募企業とのやりとりや面接の日程調整なども、全て自分でおこなう必要があります。
このやりとりだけで時間がかかってしまいがちですが、転職エージェントを利用すれば、その時間を他のことに充てられるため効率的です。
年収交渉をしてくれる
転職エージェントは、エンジニアの給料相場に詳しいです。
あなたの市場価値を踏まえた上で、年収交渉を代行してくれます。
転職先で適正な報酬を得やすくなります。
基本的に転職エージェントは、あなたが内定を得られた場合に、あなたの年収に応じた成功報酬を転職先企業から受け取るというビジネスです。
そのため、あなたの年収が上がれば、転職エージェントとしても得をします。
転職エージェントはこうした背景から、年収交渉も頑張ってくれる可能性が高いです。
遠慮せずに申し出ることをおすすめします。
IT業界での転職についてアドバイスをくれる
転職エージェントは、IT業界でのキャリア形成にも詳しいです。
「自分のスキルで年収アップは可能なのか」「どんな転職先がおすすめか」といった悩みに寄り添い、プロの目線からアドバイスをしてくれます。
特にIT転職に特化したエージェントは、IT業界やIT専門職に詳しいアドバイザーが多いです。
IT転職エージェントの利用の流れ
IT転職でエージェントを利用する流れは、下記の通りです。
- 利用登録
- 面談日の設定
- 担当のコンサルタントと面談
- 応募求人へ向けた書類・面接対策
- 内定
より転職活動をスムーズに進めていくためにも、各項目をもう少し詳しく解説していきます。
①利用登録
まずは転職エージェントの公式サイトで、利用登録を行います。
- 氏名
- メールアドレス
- 現在のスキル・経験
- 希望職種
- 希望年収 など
自分の情報は、できるだけ細かく記入するようにしましょう。
申し込みの時点で担当のコンサルタントが振り分けられるため、より自分に合いやすい人が担当につきやすくなります。
②面談日の設定
登録された情報を元に担当のコンサルタントが決まり、電話やメールで初回の面談日の連絡が来ます。
都合のいい日を伝えましょう。
また当日までに職務経歴書などの提出を求められるケースもあるため、事前に用意をしておきましょう。
他にも、求人の希望条件などもこの段階で洗い出しておき、それぞれの希望順位もしっかりと決めておきましょう。
③担当のコンサルタントと面談
転職エージェントとの面談は、対面で行なわれるケースもありますが、全国どこからでも電話で行える場合が多いです。
面談時間は、30分~1時間半程度となっています。
転職エージェントとの面談でよく質問される内容は、次の通りです。
- 転職理由
- 今までの転職回数
- 希望している業界・職種
- 細かい希望条件 など
④書類作成・面接対策
面談で伝えた内容をもとに、転職エージェントが求人を紹介してくれます。
紹介された求人の中に気になる企業があれば、応募しましょう。
選考に向けた提出書類の準備では、担当のコンサルタントが書類の添削をしてくれます。
また面接に進む際は、転職エージェントが面接日程の調整や、模擬面接などを行ってくれます。
⑤内定
無事に内定が出たら、いよいよ入社へ向けた準備です。
多くの転職エージェントでは、内定が出たら終わりではありません。
給料をはじめとした労働条件の交渉や、入社日の調整などのやりとりも代行してくれます。
また現職をスムーズに退職するためのポイントも、しっかりと教えてくれます。
アフターフォローも充実
転職エージェントは、入社後も定期的にヒアリングを行っているところが多いです。
例えば、次のようなIT転職に伴う悩みを相談できます。
- 入社前に聞いていた条件と違っていた
- 会社の雰囲気が合わない
IT転職エージェントおすすめ活用法
IT業界への転職時には、転職エージェントの利用がおすすめですが、ただ登録するだけではあまり意味がありません。
せっかくIT転職エージェントを利用するなら、以下のポイントを押さえて最大限使いこなし、転職を成功させましょう。
IT転職エージェントおすすめ活用法
- 自分の希望をあらかじめ整理しておく
- 担当者とまめに連絡をとる
- できるだけ早く転職したいと伝える
- 経歴は正直に伝える
- 他社で応募した求人に重複して申し込まない
- 自分でも企業研究を行う
- 合わないなと感じたらコンサルタントを変更してもらう
自分の希望をあらかじめ整理しておく
エージェントとの面談前に、あらかじめ自分の希望条件と、各条件の優先順位を整理しておきましょう。
転職エージェントによっては、何もわからない状態からじっくりキャリアの相談に乗ってくれると公式サイトに書いてありますが、転職エージェントも1人1人と面談できる時間には限りがあります。
希望条件を決めておいたほうが、話し合いがスムーズに進みます。
結局希望条件が曖昧なまま面談が終わってしまうと、面談後に送ってくれる求人内容もピンとこない、ということになりかねません。
また、明確な希望条件が決まっていないまま面談をすると、コンサルタントの意見に流されてしまいがちです。
もちろん多くのコンサルタントはあなたのキャリアや特性を考えて真剣にアドバイスしてくれますが、中には希望条件と合わない求人をおすすめしてくる担当者や、とにかく転職させようと求人を押し付けてくる担当者もいます。
いざ入社して「やっぱり違う」と後悔しないためにも、自分の価値観や考え方、現状の不満点を整理して、希望条件を考えておきましょう。
担当者とまめに連絡をとる
面談後は、毎日のように担当のコンサルタントから連絡が来ます。
働きながら転職活動をしている場合は特に、すぐに返信するのは難しいものですが、できるだけまめに返事をするようにしましょう。
コンサルタントは、何人もの利用者を抱えています。
連絡をしてもレスポンスがないと、「もうすでに他社のエージェントで内定が出たのかもしれない」「そこまで転職をする気がないのかもしれない」と判断し、自然とその人への優先順位が下がってしまうこともあるのです。
自分は転職の意志があるとアピールし、優先順位を上げてもらうためにも、コンサルタントからの連絡はマメに返すように心がけましょう。
担当者からの連絡にすぐ反応することが難しい場合は、次の方法で対策できます。
- 一日に一回は返すようにする
- 連絡が取りやすい時間帯をあらかじめ伝えておく など
できるだけ早く転職したいと伝える
転職希望時期をヒアリングされた場合は、できるだけ早めに転職したいと伝えましょう。
転職エージェントの利用者の中には、「そこまで転職を急いでいないけど、とりあえず登録した」という人もいます。
しかし転職エージェントは、利用者の転職を成功させて初めて、企業側から報酬が受け取れるビジネスです。
また、少しでも早く働き始められる人材を求めている企業も多く見られます。
そのため転職エージェントは、転職の意志が強く、すぐにでも転職したいと思っている人へ、優先的に良い案件を回す傾向があるのです。
特に非公開求人は、あらかじめ応募人数を絞って選考をするケースが多く見られます。
良い求人を回してもらうために、「良い案件があればすぐにでも転職を考えている」と言っておきましょう。
経歴は正直に伝える
転職エージェントとの面談や採用選考では、経歴や保有スキルについて嘘をつかず、正直に申告するようにしましょう。
転職エージェント利用者の中には、少しでもいい求人を回してもらいたい・見栄などの理由で、経歴を詐称して申告をする人もいます。
しかし嘘をつくと、高確率で担当者に見抜かれるので、後で恥ずかしい思いをしないためにも避けるべきです。
また、もし選考中や内定後に虚偽の経歴を申告したことが発覚した場合、内定取り消しになるだけでなく、エージェントから解約されてしまう可能性があります。
嘘の経歴で入社ができたとしても、これから先その会社で働くのは自分自身です。
働きながら辛い思いをして、結局また転職したくなってしまうようでは、元も子もありません。
他社で応募した求人に重複して申し込まない
複数の転職サイトや転職エージェントを利用していると、他社で紹介された求人を、重複して紹介されることがあります。
すでに応募をしたことがある求人に、別の転職サイトや転職エージェントから、再び応募することは避けましょう。
企業としては二度手間になりますし、エージェント宛てにクレームが入りかねません。
そうなると、転職エージェントからあなたに対する信用が低下してしまいます。
もし応募したことがある求人を紹介されたら、「以前応募をしたことがあります」と応募辞退を伝えましょう。
これまでに応募をしたことがある企業をあらかじめ伝えておくと、その企業を避けておすすめのIT転職先をピックアップしてもらえます。
自分でも企業研究を行う
転職エージェントから紹介された求人に、ただ受け身で応募するのではなく、自分でも詳しく企業研究をしましょう。
- 企業の公式サイトをチェックしておく
- 口コミサイトなどで評判を見ておく
転職エージェントに任せてばかりではなく、自分で企業の善し悪しや、希望条件にどのくらい合っているかを見極めましょう。
転職サイトと併用する
IT転職成功の確率を上げるためには、転職エージェントと転職サイトの併用をおすすめします。
転職サイトにはあって、転職エージェントにはない優良求人も存在するためです。
また転職サイトには多くの求人が集まっているため、転職市場全体の動向を把握できるというメリットもあります。
コンサルタントがピックアップした求人をただ受け取るだけではなく、自分でも転職サイトで求人を探したほうが、後悔しないIT転職を実現しやすくなります。
IT転職エージェント利用時の注意点
続いては、IT転職で転職エージェントを利用するときの注意点についてまとめます。
IT転職エージェント利用時の注意点
- 担当者の質にはばらつきがある
- 希望していない求人が紹介されることもある
- 企業の悪い部分は教えてくれないこともある
担当者の質にはばらつきがある
転職エージェントでは、求職者ひとりひとりに担当のキャリアアドバイザーがついてくれます。
そのキャリアアドバイザーがIT転職をサポートしてくれるのですが、同じ会社のキャリアアドバイザーでも、対応力にはばらつきがあります。
「強引な人」「求職者の希望は無視して、転職しやすい求人を紹介してくる人」などに当たってしまう可能性があります。
もし質の悪いキャリアアドバイザーに当たってしまったら、転職エージェントに問い合わせることで、キャリアアドバイザーを変更してもらうこともできます。
希望していない求人が紹介されることもある
転職エージェントでは、キャリアアドバイザーに希望条件を伝えて、その条件に合った求人を紹介してもらうのが基本的な流れです。
しかし自分の希望条件と異なる求人を紹介されることもあります。
キャリアアドバイザーに紹介された求人すべてに応募しなければいけないわけではないので、その求人への応募は断って、他の求人を紹介してもらうようにしましょう。
もしキャリアアドバイザーが希望条件を理解していないようであれば、改めて希望条件を明確に伝えるのがおすすめです。
企業の悪い部分は教えてくれないこともある
転職エージェントは企業との繋がりを持っています。
各IT企業の悪い部分についても知っていることが多いです。
しかし転職エージェントは、求職者が転職しない限り、企業から報酬を受け取れません。
求職者に企業の悪い部分を教えず、都合のいい情報だけを伝えてくる可能性もあります。
残業時間や企業の雰囲気など、自分から気になることはどんどん聞くのがおすすめです。
IT転職で失敗しないためのポイント
IT業界は人材不足が深刻化しているとはいえ、IT転職に失敗してしまう人は少なくありません。
続いては、IT転職で失敗しないためのポイントについて解説します。
IT転職で失敗しないためのポイント
- 転職する理由や目的を明確にする
- キャリアプランを決める
- スキルの棚卸しをする
転職する理由と目的を明確にする
まず、なぜIT転職したいのか、IT転職によって何を達成したいのかを明確にしましょう。
自分の中で「なぜIT転職するのか」が決まっていなければ、面接でも上手く話せなくなってしまいます。
特に未経験者は、面接で「なぜIT業界に転職しようと思ったのか」と聞かれやすいです。
よくあるIT転職の動機としては、次の理由が挙げられます。
- 年収アップ
- キャリアアップ
- スキルアップ
- ワークライフバランスの改善
- 人間関係の改善
転職理由で嘘をつく必要はありませんが、「人間関係が悪い」「給料が低い」などのネガティブな内容は、ポジティブに言い換えて伝えましょう。
たとえば「人間関係が悪い」という転職理由は、「チームワークを大切にできる環境で働きたいと思った」とポジティブに言い換えられます。
また、衝動的に転職して後悔しないためにも、転職を考えるきっかけになった不満や実現したいことは、現職のまま「上司に相談する」「自分の考え方を変える」「異動を申し出る」などで解消・達成できないか、一度考えてみましょう。
キャリアプランを決める
転職先でのキャリアプランを明確にしましょう。
- 将来的にどのような役職に就きたいのか
- どのようなスキルを身につけたいのか
- マネジメントする立場を目指したいのか、技術者のスペシャリストを目指したいのか
などを具体的にイメージしておくと、求人情報の選定や面接での受け答えがスムーズになります。
スキルの棚卸しをする
転職活動を始める前に、自分自身が持っているスキルの棚卸しをしておきましょう。
IT業界の転職市場では、スキルや経験が重視される傾向です。
スキルの棚卸しをしておくことで、自分に足りていない部分や面接時にアピールできるポイントを再確認できます。
たとえ未経験だとしても、業界・職種関係なく活かせるスキルや強みを整理しておきましょう。
IT転職でよくある質問
最後に、IT業界への転職でよくある質問に回答します。
IT転職でよくある質問
- IT業界への転職は何歳まで?
- IT転職は未経験でも成功しやすい?
- IT転職に資格は必要?
- IT転職で年収アップするには?
- プログラミング言語のおすすめ勉強方法は?
これらについてそれぞれ解説します。
IT業界への転職は何歳まで?
IT業界への転職に年齢制限はありません。
経験者であれば、年齢相応のスキルは求められますが、何歳でも転職可能です。
未経験で転職する場合は、できるだけ若い年齢のうちがおすすめです。
年を重ねるごとに、企業から求められるスキルレベルが上ってしまい、未経験でのIT転職は厳しくなっていきます。
未経験でIT業界へ転職するなら、20代のうちが望ましいです。
IT転職は未経験でも成功しやすい?
未経験者でもIT転職は、比較的成功しやすいと言われています。
IT業界では、近年人材の需要が高まっているためです。
企業にもよりますが、多くの場合は未経験者に向けた研修制度が整っています。
IT転職に資格は必要?
資格がなくても、IT転職はできます。
IT転職では、資格よりも実績や経歴が重視される傾向です。
しかし資格を持っていると、最低限の知識があることや、自分から勉強する意志があることをアピールできるので、資格が有利に働く場合もあります。
下記はIT転職で役立つ資格の例です。
IT業界への転職で役立つ資格
- ITパスポート
- 基本情報技術者
- 応用情報技術者
IT転職で年収アップするには?
IT転職で年収アップを目指すなら、次のことを意識しましょう。
- 希少価値の高いスキルを身につける
- 経験を積む
AIやビッグデータ、セキュリティなど、市場価値の高いスキルを身につけることで、年収アップに有利になります。
特に、上流工程で経験を身につけると、年収アップに有利です。
プロジェクトマネージャーやコンサルタントなどの職種も、年収が高い傾向があります。
プログラミング言語のおすすめ勉強方法は?
プログラミング言語を勉強するなら、プログラミングスクールに通うか、独学がおすすめです。
最近ではYouTubeやブログなどを活用できるので、独学でプログラミングを勉強しやすくなっています。
プログラミングスクールに通うと、費用はかかりますが、モチベーションを維持しやすいです。
IT転職におすすめのスクール
IT転職をする際、スキルに不安を感じている人は、スクールでプログラミングやWebデザインを学ぶのも選択肢のひとつです。
おすすめの人気スクールをご紹介します。
サービスロゴ | ||
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プログラミングスクール | インターネットアカデミー | コードキャンプ |
受講形態 | 通学、オンライン | オンライン |
学べる内容 | プログラミング、Webデザイン、マーケティング | プログラミング、Webデザイン |
インターネットアカデミー
求人数 | ‐ |
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対応地域 | 上野、池袋、大宮、北千住、川崎、町田 (オンラインとカスタマイズ可能) |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://freelance.fosternet.jp/ |
運営会社 | インターネット・アカデミー株式会社 |
「東京藝術大学」「気象庁」などで制作実績を持つWeb制作会社が母体
校舎受講とオンライン受講に対応しており、両方を組み合わせることも可能
IT転職におすすめなスクール「インターネットアカデミー」は、国の給付金制度の対象になっていて、お得に受講できます。
プログラミング、Webデザイン、マーケティングの中から、好きなコースを選んで学べるスクールです。
オンライン受講もできますが、通学での受講にも力を入れています。
仲間と一緒に学ぶ「ライブ授業」や、個別指導の「マンツーマン授業」など、学べる内容も受講形態も選択肢の幅が広いです。
コードキャンプ
求人数
‐
対応地域
全国
料金
無料
公式サイト
https://codecamp.jp/
運営会社
コードキャンプ株式会社
7:00から23:40まで、年中無休・マンツーマンでレッスンを実施
300社以上のIT企業で、研修として導入されている
「コードキャンプ」はオンラインで学べる、有名なスクールです。
プログラミングを学べるコースと、Webデザインを学べるコースがあります。
実践的なカリキュラムが用意されており、マンツーマンで授業を受けられます。
理解度に合わせて学習するスピードを調整してくれるので、置いていかれる心配が少ないスクールで学習し、IT転職を叶えたい人におすすめです。
現在の仕事を続けながらでも学習しやすいと評判なので、ぜひ利用してみてください。
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IT転職におすすめのエージェントは比較して選ぼう
今回は、エンジニア等のIT転職におすすめのエージェントを紹介してきました。
転職エージェントは、就きたい職種の求人数、担当者の対応などを比較して選びましょう。
経験者・未経験者といった、自分のスキルレベルに合っているかどうかも大切なポイントです。
これらの要素を比較したうえで、いくつか登録しておくことをおすすめします。
実際に利用していきながら、自分に合っている転職エージェントだけに絞り込んでいくのもいいでしょう。