建築業界には、さまざまなお仕事が存在します。
「施工管理」も、そのうちの一つ。
「現場監督」とも言われる施工管理は、その名が示す通りに、予算の算定や工事の進捗状況の管理など、工事にかかわるあらゆる工程に携わる施工管理は、数ある建築業界のお仕事の中でも重要なものです。
一方、その分仕事量も責任も大きい職種のため、転職を考える人も少なくありません。
しかし、いざ転職しようと思っても、どのようなお仕事を選ぶべきなのか迷ってしまいますよね。
ここでは、施工管理からの転職先におススメの職場を解説していきます。
ぜひ参考にしてくださいね!
土木施工管理技士とは?気になる仕事内容や年収・必要な資格を解説!
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施工管理からの転職に多い理由5選
施工管理からの転職先を考える前に、まずは転職を決意した理由について考えてみましょう。
転職理由について理解ができていないと、いざ転職活動をはじめても、転職先にどのような条件を設定すればよいのかが見えづらいです。
ここでは、施工管理を転職するに至った理由に特に多いものを5つに絞り、それぞれ解説します。
施工管理からの転職に多い理由5選
- 休みが取りづらい
- 給料が安い
- 責任や負担が大きい
- 人間関係に疲れた
- 転勤や出張が多い
順番に見ていきましょう!
建築業界に向いている人とは?建築業界でもとめられるスキルや仕事内容
①休みが取りづらい
施工管理は、その業務の内容上お休みがとりづらいお仕事といえます。
工事現場での作業指導や、施工にかかわる多くの書類の作成、取引先とのやりとりなど、こなさなければならない業務の範囲は、非常に広いです。
そのため1日でも仕事を休んでしまうと、工事の進捗に大きな影響がでてしまいかねません。
こうした事情から、多少身体に不調をきたしていても、無理して出勤しなければならない場合が多いのです。
同様に有給休暇も取得しづらく、たとえ取得できたとしても、他部署や取引先から連絡が来ることも日常茶飯事で、せっかくの貴重な有給を満喫できません。
自然と家族と過ごす時間も減り、家庭内で不和が起こることもしばしばです。
②給料が安い
厚生労働省が発表した、令和3年賃金構造基本統計調査によると、建築施工管理の年収はおよそ590万円となっています。
一般的なサラリーマンの平均年収が約430万円であることを考えれば、一見高収入にみえます。
しかし、この金額は全年齢や役職の平均のため、経験の浅い施工管理技士であれば、収入は当然この金額よりも少ないです。
また、各種税金や健康保険料などが差し引かれる前の金額であることも注意が必要です。
一見高年収に見える施工管理のお仕事ですが、仕事の範囲や量は膨大で、休みが取れなかったりサービス残業が多かったりと、実際の業務内容に対して見合っていないと考える人も多くいます。
仕事に対して適切な報酬が支払われなければ、どんなに施工管理のお仕事が好きな人でも、転職を考えるのは至極当然のことですよね。
現在、こうした問題を解消するために各企業や政府もさまざまな試みを行っていますが、未だに劇的な改善はみられていません。
③責任や負担が大きい
施工管理は、予算の算出や資材の発注など、工事のあらゆる業務を担当しますが、いずれも重大な責任が伴うものばかりです。
仮に資材の発注数にミスがあった場合、新たな資材が到着するまで作業がストップしてしまいますよね。
また、取引先とのやり取りも頻繁に行わなければなりません。
万が一その中で不手際が発生してしまえば、今後は仕事を回してくれなくなる可能性も十分にあります。
このように、携わる業務一つ一つに非常に大きな責任が伴うため、精神的にも肉体的にも疲れ切ってしまうことが多いのです。
こうした負担が蓄積した結果、最悪の場合うつ病などの深刻な病気にかかってしまうことも。
このような仕事が毎日続くことを考えれば、施工管理から転職したくなるのも十分うなずけます。
④人間関係に疲れた
施工管理の現場で披露してしまう原因は、膨大な業務量や仕事に関わる重責だけではありません。
施工管理のお仕事の一つに、現場で働く様々な人間を一つのチームとしてまとめ上げる事が挙げられます。
しかし、これは口で言うほどやさしいものではありません。
現場では年代や性別、性格や仕事に対する価値観などがバラバラの職人が多く働いています。
中には、昔気質な仕事の進め方を頑固に守り通している職人がいることも。
こうした様々な人間を統率するためには、大変な精神力が必要ですよね。
また、対話をしなくてはならないのは、現場の人間だけではありません。
取引先や上司、さらには工事に苦情や抗議にきた近隣住民など、やり取りをする人間は数知れません。
精神的に相当タフでもない限り、こうした人間関係にうんざりしてしまうのは仕方のないことといえます。
⑤転勤や出張が多い
現場監督のお仕事には、長期の出張や転勤が多いです。
規模の大きな工事の場合、出張は年単位に及ぶこともすくなくなく、当然家族と過ごす時間は激減してしまいます。
そうした場合、日々の過酷な業務に加えて家族と会えない孤独感やストレスから、施工管理から転職する人は少なくありません。
建築士の転職におすすめの転職サイト・転職エージェント!特化型から総合型まで紹介
施工管理からの転職先におススメのお仕事15選
では上で解説した内容を踏まえ、いよいよ施工管理からの転職先におススメのお仕事についてみていきましょう。
施工管理のお仕事では、あらゆる業界に通用するスキルが沢山身につくので、選択肢を幅広く持つことができます。
ここではそんなお仕事を15種類紹介し、それぞれ詳しく解説します。
施工管理からの転職先におススメのお仕事15選
- 技術系公務員
- 営業職
- 不動産ディベロッパー
- 不動産管理会社
- CADオペレーター
- 設計事務所
- 都市再生機構
- テック企業
- 改修工事業者
- 独立・企業
- ハウスメーカー
- 不動産仲介業者
- 土木建設コンサルタント
- 製造業
- 飲食業
それぞれ順番に見ていきましょう!
建築業界でホワイトな働き方をしたい方へ!〜オススメの職種や企業〜
①技術系公務員
施工管理のスキルを十分に活かしつつ、ライフワークバランスもしっかり整えたい人には、こちらの「技術系公務員」がおススメです。
公務員であるため、土日祝日にはしっかりお休みが取れたり、福利厚生が非常に充実していたりと、大きなメリットがさまざまあります。
一口に公務員といっても、その種類は多岐にわたりますが、中でも技術系公務員であれば、土木部門や復興関連事業部など、施工管理の経験が活かせる転職がしやすいです。
各自治体によって応募できる年齢には差があるため、求人を見つけた場合にはしっかり応募要項を確認しましょう。
②営業職
施工管理の現場でつちかった提案力やコミュニケーション能力を活かし、営業職へ転職するのも良い選択肢です。
営業職の良い点として、実力次第でどんどんと年収やキャリアのアップが狙えるということがあります。
施工管理としてキャリアアップするためには、様々な資格を取得しなければならないことが多いです。
一方営業職は、営業成績さえ優秀であれば、キャリアアップのための資格取得は必須ではありません。
もちろん取得していることで有利になる資格もありますが、自分の腕一つでのし上がることができるお仕事といえます。
③不動産ディベロッパー
宅地開発や、新築マンションの開発、リゾート開発や都市の再開発まで、開発事業に幅広く携われるのが、ディベロッパーです。
地域の大規模な開発事業を手がけ、運営までを幅広く行うために、年収も高水準であることが多く、中には1000万円を超える年収を叩き出している人もいます。
建設事業に関する知識やスキルが豊富であれば、転職成功後も抵抗感なく活躍することができるでしょう。
また、施工管理としてつちかった数々のスキルとの親和性も非常に高いですよ!
ただし、中途採用を行っている企業は少ないため、ディベロッパー一本に転職先を絞り込むのはお勧めできません。
④不動産管理会社
不動産管理会社は、賃貸物件の管理を行う会社です。
所有者に代わって、建物のメンテナンスや管理などをおこなうだけではなく、入居者の苦情対応や要望の聞き入れなどを行い、入居者・所有者双方が納得できる環境を整えるのが主な仕事です。
また、入居者に対する対応だけではなく、これから退居する人の対応も行います。
破損個所や清掃が必要な個所はないかどうかなどを調査し、問題の箇所があれば、修繕費や清掃費などの請求を行うのです。
このように、不動産管理会社のお仕事は施工管理と同じく、様々な人とやりとりをする機会が多くあるため、現場で培ったコミュニケーション能力を発揮しやすいといえます。
⑤CADオペレーター
PCを使って様々な図面や設計図を作成するCADオペレーターも、施工管理からの転職先としておススメです。
普段施工管理として図面に接しているため、図面に対する抵抗感が少ないという点が1番のポイントといえます。
様々な種類の線が複雑に入り乱れる図面を一目で理解するのは、じつは素人にはかなりレベルの高い作業です。
施工管理のお仕事で養った図面を読み取る力、とくに三次元的なものの見方がしっかりと身についている人であれば、CADオペレーターの業務も抵抗なく習得していく事ができますよ!
施工管理経験者であれば、採用にも有利に働くことが多いです。
⑥設計事務所
図面を読み取る能力が活かせるお仕事として、上ではCADオペレーターを解説しました。
しかし、図面解読の経験を更に活かすためには、CADオペレーターにこだわる必要はありません。
設計事務所では、図面の作成はもちろんクライアントとの打ち合わせや交渉、営業活動などさまざまなお仕事があります。
図面を読み取るプロフェッショナルとしてはもちろん、施工管理経験者としてこれらのお仕事に携われば、未経験の場合と比べれば大きなアドバンテージを有してるのです。
➆都市再生機構
中都市や大都市、地方都市などの整備や賃貸住宅の供給を行う「独立法人都市再生機構」も、大変おススメのお仕事です。
施工管理と比べると年収はやや下がってしまう可能性もありますが、その分勤務時間や休日の多さ、有給休暇の取得のしやすさなどは大きく改善されます。
都市開発には民間企業とのやりとりが頻繁に行われるので、施工管理で得た取引先や職人たちとのコミュニケーションなどの経験が大きく活かせるお仕事です。
異動が発生することも多いものの、経験を活かしつつライフワークバランスを整えたい人には良い選択肢ですよ!
⑧テック企業
テック企業とは、不動産業界や建築業界に、テック、つまり「テクノロジー」を駆使したサービスを提供する企業のことです。
現在、様々な業界でIT化、DX化がすすんでおり、今後もこの流れは加速していくとみられています。
建築業界は現場で作業をする業務が多いことから、なかなかDX化が進みにくいと言われていますが、管理業務やオンライン上での売買、VR技術を使った内覧など、いろいろな場面でテクノロジーの力が活用されています。
テック企業は日本でも急成長を続けている仕事の一つであり、今後も大きな成長がみこまれているため、将来性も申し分ありません。
現場での作業に嫌気がさしてしまった人に嬉しい点として、これらの企業の中にはフレックス勤務やテレワークを導入している企業が非常に多いという事があげられます。
施工管理の厳しい労働環境に疲弊してしまった人は、候補の一つに入れてみてはいかがでしょうか。
⑨改修工事業者
改修工事を専門に扱う業者も狙いめといえます。
新築工事の場合、工事の進捗状況に応じて様々な会社に業務発注をすることが多く、業者によって工期が決まっていることがほとんどです。
一方改修工事であれば、ほとんどの案件は直受けのため、工期の交渉が比較的容易に行えるために、新築の案件のように工期にあくせくすることもすくないです。
「マンション改修施工管理技術者」の資格を取得すれば、より活躍が期待できますよ!
⑩独立・企業
十分なスキルや技量、経験が身についていれば思い切って独立し、施工管理事務所を設立するのも良いでしょう。
施工管理技士としての経験やスキルだけではなく、コネクションなども活かすことが狙えます。
独立するためには、提案力や営業力、マネジメント能力からコミュニケーション能力まで、必要なスキルはさまざまありますが、独立によって年収を大幅に発布させている人も少なくありません。
⑪ハウスメーカー
戸建て住宅を提供するハウスメーカーも、施工管理のお仕事と親和性が高いです。
ハウスメーカーのお仕事では、新卒の若い従業員やベテランの職人など、さまざまな人間が一丸となって、クライアントの要望を叶える家づくりを行います。
建築が好きだったり、クライアントの要望を叶えることにやりがいを感じている人であればまさにピッタリのお仕事です。
施工管理のお仕事とも関連性が高いので、即戦力としての活躍も十分期待できますよ!
加えて、営業職としての転職も狙えます。
現場仕事とは違った切り口から建築業界に貢献したい人は、こちらも良い選択です。
⑫不動産仲介業者
建築に関する知識や、高いコミュニケーション能力を発揮するお仕事として、不動産仲介業者が挙げられます。
建築について豊かな知識をもっていれば、クライアントに対して様々な面からメリットやデメリットを説明することができますよね。
また、対人能力の高さを活かしての円滑なやり取りもできます。
建築物の構造に関する知識、コミュニケーション能力、どちらも存分に発揮できるおススメのお仕事です。
⑬土木建設コンサルタント
土木建設コンサルタントも、即戦力としての活躍が大いに期待できるお仕事の一つです。
特に、官公庁発注に特化した会社であれば、土日祝日がお休みになることも多く、ワークライフバランスも整えやすいです。
加えて、土木工事は地域住民の安全に直結する工事のためやりがいも大きく、一つの現場を完了させるたびに、大きな達成感を得ることができますよ!
⑭製造業
製造業は学歴や経歴に自信がない人でも、比較的転職しやすい業界です。
というのも、製造業界は建築業界と同様に人手不足が深刻で、多くの会社では十分な人員が確保できていないからです。
製造業のメリットとして、天候に左右されずに作業ができるという点があります。
施工管理のお仕事では、天候次第では現場の作業を中止せざるを得ないことも多いですよね。
その分当然後々の作業が大変になってしまいますが、製造業ではこうした心配はありません。
納期を守るためのマネジメント能力や、図面を読み取る能力なども、発揮しやすいです。
⑮飲食業
最後に紹介するのが、こちらの「飲食業」です。
「施工管理から飲食業へ転職なんてできるの?」と思われるかもしれませんが、十分に可能です!
一口に飲食業といっても、大きくお客様とのやり取りを行う「接客」と料理を作る「調理」の2つの業務にわけられます。
いずれも施工管理のお仕事で養ったスキルを存分に活かすことができますよ。
接客担当であれば、高いコミュニケーション能力、調理担当であれば、現場でつちかった強靭な体力を活かせます。
もちろん、食べることや料理をすることが大好きというだけでも十分な適性を持っているといえますよ!
施工管理の転職理由に多いもの10選~転職先選びのポイントも解説します~
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転職後も役立つ!施工管理で身につくスキル4選
施工管理のお仕事は、携わる業務が広範囲に及ぶ分、身につくスキルも多いです。
そのうえそれらのスキルは、業種や業界などに関係なく役立つものばかりで、たとえ施工管理と全く関連のないお仕事に転職したとしても、十分に活かすことができますよ!
ここでは、そんなスキルの中から特に汎用性の高いものを4つ解説します。
転職後も役立つ!施工管理で身につくスキル4選
- コミュニケーション能力
- 統率力
- 予算管理能力
- 使命感・責任感
一つ一つ見ていきましょう!
建築業界の今後の流れと現状について〜課題や取り組みなども解説〜
①コミュニケーション能力
まず挙げられるのが、コミュニケーション能力です。
施工管理のお仕事は、日々誰かと対話することの連続で、多くの時間を人との対話に費やします。
そんな環境で仕事をしていれば、自分でも気が付かないうちに高いコミュニケーション能力が身についていることがほとんどです。
コミュニケーション能力は、業種・業界を問わず、あらゆるビジネスシーンで歓迎されます。
施工管理のお仕事から転職するにあたっては、もっとも強力な武器の1つとなり得ますよ。
積極的にアピールしていきましょう!
②統率力
チームを一つにまとめ上げる統率力も、施工管理のお仕事で得られる非常に重要なスキルの一つです。
特に施工管理の現場では、従事する作業はもちろん、年齢や性別、価値観などが異なる職人が多く集まります。
職人の中には個性が強い人も少なくなく、そうした人たちと足並みをそろえて目標を達成するためには、高い統率力をもった施工管理技士が不可欠です。
現場を指揮する人間の統率力が低ければ、指示に従う職人達の士気もあがりません。
その様な場合、限られた工期内で作業を完結させることは難しいですよね。
どのような業種や業界へ転職するにせよ、将来キャリアアップして部下を持つ立場になれば、こうした統率力は大いに役に立ちますよ!
③予算管理能力
施工管理技士は、発注者の予算と自分の会社の利益を適切に比較し、最適な予算を算出しなければなりません。
たとえ会社の利益になっても、提示した金額に発注者が首を縦に振らなければ、仕事を受注することはできませんよね。
逆の場合も同じです。
顧客を大切にするあまり、会社の利益を度外視した予算を算出してしまっては、経営が傾いてしまう危険さえあります。
両者の間に立つ人間として、いかに双方が納得する予算を立てられるかが、施工管理のお仕事ではとても重要なのです。
こうした経験を重ねていくうちに高い予算管理能力が身についていれば、転職の際にも非常に強力なアピール材料になりますよ。
④使命感・責任感
先ほど記事の中でも解説した通り、施工管理のお仕事には重大な責任が多く付きまといます。
現場監督として活躍するためには、こうした責任をしっかりと果たそうとする使命感が必須です。
工事を統率する立場として、現場の人間から一番信頼を得ておかなければならないと言っても過言ではありません。
こうした環境で養った責任感や使命感は、どのようなお仕事に就くにせよ大切な要素です。
目的別!施工管理に強いおススメの転職サイト・転職エージェント18選
施工管理からの転職を成功させるポイント5選
では、実際に施工管理からの転職を成功させるためには、どのようなポイントがあるのでしょうか。
ここでは押さえるべきポイントを5つ挙げ、それぞれ解説します。
施工管理からの転職を成功させるポイント5選
- 転職支援サービスを活用する
- 転職を決めた理由を明確にする
- 志望動機と転職理由を関連付ける
- 施工管理の現場で得た実績や強みを売り込む
- 企業研究を十分に行う
どれも重要なポイントなので、しっかり押さえてくださいね!
①転職支援サービスを活用する
施工管理から転職する上では、転職支援サービスの活用が非常に重要です。
施工管理に限らず、転職活動は在職中に行うことが基本といえます。
そうはいっても、仕事のスキマ時間をみつけて転職活動を効率的に進めていくことは非常に困難です。
特に施工管理のお仕事は、休日も休憩時間もまともに取れないことが多く、転職活動はより難しいものになります。
転職支援サービス、中でも転職エージェントを活用すれば、自分が忙しく働いている間にも、プロのエージェントが代わりに仕事を探してくれるだけではなく、応募書類の添削や面接対策のサポートなど、さまざまな支援を受けることができます。
後ほどおススメの転職サービスも紹介するので、ぜひ活用してください!
②転職を決めた理由を明確にする
転職の理由があやふやなままの場合、そもそも転職先にどのような条件を設定すればよいのか見えてきません。
残業がいやになって転職を決意したなら、残業の少ない職場を探すことができ、人間関係に嫌気がさしてしまったなら、一人で黙々と作業ができる仕事を探す、といったように、転職理由の明確化と転職先選びはセットとして考えましょう。
加えて、面接の際には必ずといってよいほど転職理由についての質問がなされます。
この返答に困ってしまうと、面接官は大きな不信感を抱いてしまいます。
転職活動の第一歩として、転職を決意した理由についてしっかりと考え直してください。
③志望動機と転職理由を関連付ける
転職理由と、求人に応募した理由、つまり「志望動機」を関連付けることも大切です。
これらの関連性が薄いと、面接官に説得力のある売り込みをすることができません。
たとえば、「残業がいやになって転職した」という転職理由に対して、「お客様によりよいサービスを提供したいとおもった」という志望動機だった場合はどうでしょうか?
二つの間になんの関連性も見出せませんよね。
下手をすると、「今の会社を辞められれば、どこでもいいのか…」と思われかねません。
転職理由と志望動機は別々に考えずに、2つにしっかりと関連性を持たせることが大切です。
④施工管理の現場で得た実績や強みを売り込む
施工管理のお仕事は、携わる業務が非常に広範囲に及ぶために、さまざまなスキルを身に着けることができます。
たとえば、コミュニケーション能力です。
取引先や現場の職人たち、近隣住民とのやり取りを通じて、自分では気が付かないうちに高いコミュニケーション能力が身についていることも珍しくありません。
また、現場の職人たちを1つのチームにまとめ上げるリーダーシップや統率力、作業指導を経て養った指導力など、強力なアピール材料は沢山あります。
中でも、工事全体の進捗状況や予算を管理するマネジメント能力は、あらゆる業界で歓迎される非常に汎用性の高いスキルです。
普段仕事を行っていると、こうしたスキルが身についていることに気が付きにくいです。
自分を売り込むためにも、自分のスキルについてもう一度見直してみましょう!
⑤企業研究を十分に行う
上では、主に転職理由やスキルの見直しなど、主に自分自身を考察する作業について解説しました。
しかし、応募先の企業について詳しく理解をすることも重要な作業です。
企業についての理解度を高める作業は「企業研究」といい、面接対策やミスマッチの少ない転職のために必須の作業です。
いくら自分自身について深く理解ができていたとしても、応募先の企業について何も知らなければ、転職はうまくいきません。
求人広告に掲載されている情報はもちろん、ホームページや転職エージェント、口コミサイトなどから、企業に関するより詳しい情報をあつめてください。
「彼を知り己を知れば、百戦危うからず」という言葉があるように、自分自身そして企業に関する理解を深めれば、転職が成功する確率はグンとあがりますよ!
建築業界の今後の流れと現状について〜課題や取り組みなども解説〜
施工管理から転職する前に
転職には、不安がつきものです。
中には転職するべきかしないべきか、悩んでしまっている人もいることでしょう。
そういったときには、まず何が不満で転職を考えたのかを明確にしてください。
様々な要素が出そろったら、今度はそれらが解決可能な問題かどうかを判断しましょう。
たとえば、現場の職人たちがなかなか指示に従ってくれないならば、コミュニケーション能力を高めることで対策が打てないか、といった具合です。
もし解決できる問題ばかりであれば、無理に転職をする必要はありません。
しかし、解決できない、あるいは解決のために大変な労力と時間がかかる、といった場合には、転職は非常に良い選択です。
無理な仕事を続けて身体を壊してしまっては元も子もありません。
自分の状況をよく考えて決意したいところです。
30代未経験からの転職でも決して不利ではない!転職を成功させる方法とは?
同業界内の転職に強い転職サービス2選
先ほど、転職には転職支援サービスの活用が重要と解説しました。
ここでは、そんなサービスの中からおススメのものを紹介します。
まずは、同じ建築業界内に転職する場合です。
建築業界内の転職に強いサービス2選
- GATEN職
- 建職バンク
それぞれ紹介します。
建築士の転職におすすめの転職サイト・転職エージェント!特化型から総合型まで紹介
①GATEN職
- GATEN職の特徴現場系のお仕事全般の求人を掲載している
- 建築業界の求人だけで1,000件以上掲載されている
- 正社員からアルバイトまで様々な雇用形態の求人を見つけられる
- 希望条件を詳細まで絞って検索できる
- 動画から求人を探すことができる
まず紹介するのが、こちらの「GATEN職」です。
施工管理はもちろん、大工さんや左官職人、電気工事士にとび職人など、いわゆる「ガテン系」のお仕事の求人が非常に充実しています。
「施工管理からは卒業したいけど、建築業界からは離れたくない」という人にはまさにうってつけの転職サイトですよ!
また正社員だけではなく、契約社員やアルバイトなど、様々な雇用形態からお仕事を探せるのもうれしい点です。
②建職バンク
建職バンクの特徴は以下の通りです。
- 建職バンクの特徴建設業界に特化した転職・求人サイト
- 業界最大の求人数
- 建設業のプロによるサポートがある
- 履歴書作成や面接もサポートしてもらえる
つづいて紹介するのが、こちらの「建職バンク」です。
先ほど紹介したGATEN職は、エージェントサービスのつかないものですが、こちらの「建職バンク」は利用者にプロのエージェントがつき、履歴書の作成や面接対策などを強力にサポートしてくれます。
また、建設業界に特化した転職エージェントの中でも、求人数はトップクラスを誇り、様々な選択肢の中から理想に近い求人を探すことができますよ!
異業界への転職に強い転職サービス2選
続いては、他業界へ転職する場合です。
施工管理のお仕事は、汎用性の高いスキルが沢山身につきます。
思い切って異業界へ挑戦してみるのも一つの手です。
異業界への転職に強い転職サービス2選
- doda
- マイナビエージェント
順番に見ていきましょう!
③doda
求人数 | 約260,000件 |
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対応地域 | 全国47都道府県 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
まず紹介するのは、こちらの「doda」です。
ありとあらゆる業界のお仕事を豊富に取り扱っており、求人数も業界トップクラスを誇ります!
また、腕利きの専属エージェントがスキルの棚卸や転職にかかわるヒアリング、履歴書作成のサポートなど、転職にかかわる様々な作業を強力にサポートしてくれるので、転職が初めての人にとっても使いやすいサービスです!
登録も最短60秒で完了するので、まずは気軽に登録してみましょう。
④マイナビエージェント
マイナビエージェントの特徴
- キャリアアドバイザーが丁寧にサポートしてくれる
- 非公開求人が多い
- サービスが充実している
- 20代など若者の転職に強い
最後に紹介する転職エージェントが、こちらの「マイナビエージェント」です。
転職支援サービス最大手のひとつ、「マイナビ」が運営するサービスで、大手の名に恥じない充実した求人数が特長です。
また、職務経歴書や履歴書といった応募書類の作成、面接突破のためのサポートといった支援もうけられますよ!
多くの非公開求人も保有しているので、思わぬ優良求人を紹介してもらえることもあります。
まとめ~施工管理からの転職におススメのお仕事15選~
この記事では、施工管理からの転職先におススメなお仕事を15種類紹介しました。
紹介したお仕事をみてもわかる通り、施工管理のお仕事は異業界や異職種であっても活かせるものばかりです。
「建築業界から離れたいけど、スキル面で不安…。」と思う人は、もう一度自分が培ってきたスキルを振り返ってみましょう。
普段仕事をしている中では、こうしたスキルが身についている事に気がつかない人も少なくありません。
転職サービスも活用しつつ、自信をもって転職活動に臨んでください!
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