「施工管理における自己PRの書き方は?」
「職務経歴書の書き方がわからない」
施工管理に転職しようと考えた際、上記のような疑問を抱いた方は多いかもしれません。
本記事では、自己PRの書き方や履歴書と職務経歴書の書き方について解説します。
施工管理への転職を考えている人は、ぜひ参考にしてください。
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【施工管理の転職】履歴書と職務経歴書における自己PRの違い
自己PRは、履歴書、職務経歴書の両方に書く必要がありますが、両方に同じ内容を書いてはいけません。
履歴書、職務経歴書の自己PRは意味合いが違うので、それぞれの違いを理解しておきましょう。
履歴書、職務経歴書それぞれの自己PRの役割は、以下の通りです。
履歴書 | 職務経歴書 |
要点をしぼって、PR内容を書く | 具体的なエピソードなどを入れて、履歴書よりも深堀りした内容を書く |
自己PRを書く手順は特にありませんが、履歴書の自己PRを書いた後に、自身の強みを発揮したエピソードを肉付けして、職務経歴書の自己PRに書くことをおすすめします。
【施工管理の転職】自己PRの構成
自己PRの構成としては、以下のとおりです。
- 自分の強み(結論)を書く
- 自分の強みの根拠となる具体的なエピソードを書く
- 応募先で活かせるスキルを書く
それぞれの構成について、詳しくみていきましょう。
結論から書く
まずは、採用担当者へ結論が伝わるように、アピールしたい自分の強みを簡潔に書きましょう。
採用担当者に強みを端的に伝えることで、強みの根拠となったエピソードが頭の中で想像しやすくなります。
例えば、プレゼンをおこなう時もそうですが、先に結論から伝えることで、顧客や上司がプレゼン内容に興味をもってくれることが多くなっています。
自己PRに悩んでいる方は、これまでに経験したことをメモに書き出して、アピールポイントを探してみましょう。
具体的なエピソードを書く
結論を伝えた後は、自身の強みの根拠となった具体的なエピソードを書きましょう。
面接時に採用担当者から、エピソードを深堀して質問されます。
上手く答えるためにも、エピソードはできるだけ具体的に思い出すようにしてください。
エピソードを具体的に書くことで、面接対策にもつながります。
エピソードは数字で表せるものがあれば、採用担当者にも伝わりやすいのでおすすめです。
また、以下の4点を意識して書くことで、採用担当者も人物像がイメージしやすくなるでしょう。
- どんな業務を担当してきたか
- その中で、何を身に付けたか
- どんなことを心がけて業務にあたってきたか
- その結果、どんな結果につながったか
応募先で活かせるスキルを書く
結論や具体的なエピソードが書けたら、締めくくりに応募先で活かせるスキルを書きましょう。
どんなに素晴らしい強みがあったとしても、活かし方がわかっていなければ、意味がありません。
以下のように伝えると、やる気と将来のビジョンをアピールできます。
【施工管理の転職】自己PRにおける8つのポイント
自己PRにおける8つのポイントは、以下のとおりです。
自己PRのポイント
- コミュニケーション能力
- スケジュール管理能力
- 統率力
- 体力
- 継続力
- 取得スキル
- 対応力
- 責任感
それぞれのポイントについて、詳しくみていきましょう。
コミュニケーション能力
自己PRを書く際は、コミュニケーション能力をアピールしましょう。
施工管理の仕事は、職人や作業員といった現場内で働く人や施工主、現場近くの近隣住民といった現場外の人たちと関わりを持ちます。
そのため、現場での作業をスムーズに進めるために、コミュニケーション能力は必須スキルです。
コミュニケーション能力に関する自己PRの例文は、以下のとおりです。
スケジュール管理能力
自己PRでは、スケジュール管理能力のアピールも重要です。
悪天候や資材搬入の遅れにより、工期が大幅に遅れることもあるでしょう。
その時のエピソードを入れて、どのようにスケジュール調整をおこなったのかをアピールすることで、採用担当者の目に留まりやすいでしょう。
スケジュール管理能力に関する自己PRの例文は、以下の通りです。
統率力
自己PRを書く際は、統率力(リーダーシップ)をアピールすることも1つの方法です。
施工管理の仕事は、現場で多くの作業員をまとめながら工事を完成させます。
これまでの仕事でチームや部下、同僚を引っ張ってきたリーダー経験があれば、その旨を自己PRに書きましょう。
リーダーを務めた時に気を付けた点やリーダーとして成果を上げた点などを記載すると、採用担当者のポイントが上がります。
また、仕事上でリーダー経験がなかった場合は、学生時代の部活動での部長や副部長といった経験があれば記載すると良いでしょう。
その時のエピソードを思い出しながら仕事に通じる内容で、かつ採用担当者の目に留まる文章で記載してください。
統率力に関する自己PRの例文は、以下のとおりです。
体力
自己PRに体力があることをアピールすることもおすすめです。
施工管理は現場で一日中指揮をとったり、現場作業終了後は書類作成といったデスクワークをおこなうため、ハードなお仕事です。
自宅に帰るのが遅くなったり、スケジュールが遅れると休日返上になることもあるので、体力がないと続きません。
体力に関する自己PRの例文は、以下のとおりです。
継続力
統率力や体力に自信がない人は、継続力があることを自己PRに書きましょう。
施工管理の仕事は、毎日コツコツと作業を積み重ねながら完成に持っていくので、継続力がある人は重宝されます。
しかし、自己PRで継続力のみをアピールするのは弱いので、今後目指している資格・施工管理の仕事についての将来像なども付け加えて、説明しましょう。
継続力に関する自己PRの例文は、以下のとおりです。
取得スキル
施工管理として役立つスキルがあれば、自己PRに書きましょう。
例えば、2級施工管理技士の資格やCAD技術、法律関連の知識などがアピールできます。
施工管理の仕事は、現場管理や近隣住民とのやり取り、デスクワークなど多岐にわたります。
取得スキルで施工管理の仕事に役立つようなスキルがあれば、念のため自己PRに書くようにしましょう。
取得スキルに関する自己PRの例文は、以下のとおりです。
対応力
施工管理の仕事は「臨機応変な対応力」がないと務まりません。
スケジュール通りに進んでいたとしても、突然トラブルが発生して対応に追われることがあります。
これまでに課題解決をおこなった経験があれば、自己PRに書くようにしましょう。
施工管理には天候や材料の不具合、重機の故障や作業員の欠員などといったトラブルが発生することがあります。
これまで経験した中で、課題解決するためにおこなったエピソードがあれば採用担当者の印象に残るはずです。
対応力に関する自己PRの例文は、以下のとおりです。
責任感
施工管理は現場で危険が伴う場面があったりするので、責任感をもって仕事することが求められます。
施工管理の仕事の中で安全管理は最も重要な仕事の一つで、責任感をもっておこなわなければなりません。
安全管理は作業員はもちろん、近隣住民が現場近くを通行する場面もあるので必ず意識する必要があります。
これまでの経験で責任感をもって対応したエピソードがあれば、自己PRに書きましょう。
例えば、学生時代の部活動で部長をしていたエピソードや、これまでの仕事でトラブルが発生した時の対応したエピソードなどを書くと良いでしょう。
責任感に関する自己PRの例文は、以下の通りです。
施工管理の転職における自己PRの例文
施工管理の転職における自己PRの例文は、以下のとおりです。
職種別の自己PR例文
- 建築施工管理
- 電気工事施工管理
- 管工事施工管理
それぞれの例文について、詳しくみていきましょう。
建築施工管理
建築施工管理の自己PR例文は、以下のとおりです。
建築施工管理の例文は、勤続年数や経験内容など、数字を入れて見せることにより採用担当者の目に留まりやすいのが特徴です。
経験値の高さを工夫して書くことで、対応できる業務の幅をアピールできることでしょう。
電気工事施工管理
電気工事施工管理の例文は、以下のとおりです。
電気工事施工管理の例文は、対応できる業務の幅を詳細に伝えている点が特徴です。
一連の業務を経験した点や、転職先で即戦力になれる経験値をアピールしています。
具体的な数字に関する経験した内容を入れることで、採用担当者の目に留まりやすい自己PR文になることでしょう。
管工事施工管理
管工事施工管理の例文は、施工管理の基本的なスキルに加えて、コミュニケーション能力がある点を伝えているのが特徴です。
また、現場管理者の代理を経験したところも書いていて、作業員を統率した経験や責任感があるところをアピールしています。
施工管理の転職におけるNGな自己PR書の特徴5選
施工管理の転職におけるNGな自己PR書の特徴は、以下のとおりです。
NGな自己PR書の特徴
- 何が強みなのか読み取りづらい
- 結果の経緯が見えない
- 応募先で生かせないスキルが記載されている
- 誤字・脱字が目立つ
- 箇条書きを活用している
それぞれの特徴について、詳しくみていきましょう。
何が強みなのか読み取りづらい
施工管理の転職におけるNGな自己PR書の特徴として「何が強みなのか読み取りづらい」ことが挙げられます。
転職先で活躍できるかを判断してもらうためには、自分の強みが何かを上手く伝えなければいけません。
採用担当者への伝わり方が変わります。
結果の経緯が見えない
施工管理の転職におけるNGな自己PR書の特徴として「結果の経緯が見えない」ことが挙げられます。
転職先で活躍できるかを判断してもらう際、これまで活躍してきた結果の経緯が、自己PRで見えづらい書き方をしている方がいらっしゃいます。
応募先で活かせないスキルが記載されている
施工管理の転職におけるNGな自己PR書の特徴として「応募先で活かせないスキルが記載されている」ことが挙げられます。
転職先の業務で活かせない強みを自己PRに書いている方がいらっしゃいます。
誤字・脱字が目立つ
施工管理の転職におけるNGな自己PR書の特徴として「誤字・脱字が目立つ」ことが挙げられます。
誤字・脱字が目立つのはもっての外です。
誤字については、ネット上に誤字を見つけるツールが無料であります。
また、校正や推敲をチェックする便利なツールもネット上にあがっていますので活用しましょう。
自己PRを書き上げた後は一通り目を通して、黙読や声を出して読み返すこともおすすめです。
箇条書きを活用している
施工管理の転職におけるNGな自己PR書の特徴として「箇条書きを活用している」ことが挙げられます。
自己PRを書く時に箇条書きを使うのは、相手に手抜きだと思われてしまう危険性があります。
施工管理の転職における自己PRのまとめ
本記事では、自己PRの書き方や履歴書と職務経歴書の書き方について解説しました。
自己PRは履歴書と職務経歴書で意味合いが変わってきます。
本記事のまとめ履歴書では要点をしぼって記載し、職務経歴書では自身の強みと具体的なエピソードを交えながら、履歴書より深掘りした内容で書くように心がけましょう。
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